JPH04123749U - 牽引フツクのカバー構造 - Google Patents

牽引フツクのカバー構造

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JPH04123749U
JPH04123749U JP2749791U JP2749791U JPH04123749U JP H04123749 U JPH04123749 U JP H04123749U JP 2749791 U JP2749791 U JP 2749791U JP 2749791 U JP2749791 U JP 2749791U JP H04123749 U JPH04123749 U JP H04123749U
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國彦 竹重
賢一 大里
浩一郎 中村
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西川化成株式会社
マツダ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カバー本体を目立たなくしてバンパーとの一
体感を出し見栄えを向上させる。また、カバー本体をバ
ンパーから分離させることにより、従来例の如きヒンジ
部分である薄肉部の開閉動作に伴う疲労脱落を防止して
延命化を図る。さらに、開閉操作をワンタッチにしてそ
の容易化を図る。 【構成】 バンパー1に設けられた牽引フック31用の
開口部9を開閉するカバー11の構造において、カバー
本体13を開口部9に着脱可能に設ける。カバー本体1
3の対向する2つの外周端部に、開口部9を閉じるべく
その端縁に裏側より当接する第1および第2当接片1
5,17を設ける。カバー本体13を、裏側に設けられ
たコイルスプリング21によって第1および第2当接片
15,17が開口部9端縁に裏側より当接するように付
勢し、かつバンパー1に紐状体29によって接続する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、牽引フックのカバー構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車には、故障した時等に引張るための牽引フックが設けられてお り、この牽引フックは、不使用時には見えないようにカバーで目隠しされている 。そして、このような牽引フックのカバー構造として、例えば実開昭61―37 052号公報に開示されているように、材質がゴムでかつ一部を線状の薄肉部を ヒンジとして回動可能に構成し、この回動部分を回動させることにより、バンパ ーに設けられた牽引フック用の開口部を開閉するようにした構造が知られている 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記の従来のカバー構造では、材質がゴムに限定され、しかもカバ ー部分がバンパーから突出していることから、バンパーとの一体感がなく見栄え が低下することとなる。また、ヒンジ部分である薄肉部が開閉動作の繰返しによ って疲労し脱落するおそれがある。
【0004】 本考案はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、バ ンパーと同一材質にてカバーを構成し、かつ閉状態でカバー本体とバンパーとを ほぼ同一平面上に位置させることにより、カバー本体を目立たなくしてバンパー との一体感を出して見栄えを向上させんとすることにある。また、カバーをバン パーと別体にして開状態でバンパーから分離させることにより、従来例の如きヒ ンジ部分である薄肉部の開閉動作に伴う疲労脱落をなくして延命化を図らんとす ることにある。さらには、開閉操作をワンタッチで行い得るようにしてその容易 化を図らんとすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案の解決手段は、バンパーに設けられた牽引 フック用の開口部を開閉するカバーの構造において、カバー本体を上記開口部に 着脱可能に設ける。さらに、上記カバー本体の対向する2つの外周端部に、上記 開口部を閉じるべくその端縁に裏側より当接する第1および第2当接片を設ける 。この際、上記カバー本体を、裏側に設けられた付勢手段によって上記第1およ び第2当接片が上記開口部端縁に裏側より当接するように付勢し、かつ上記バン パーに紐状体によって接続したことである。
【0006】
【作用】
上記の構成により、本考案では、牽引フック不使用時、カバー本体は付勢手段 によって付勢され、対向する2つの外周端部に設けられた第1および第2当接片 がバンパーの牽引フック用開口部の端縁に裏側より当接して該開口部が閉じられ る。一方、牽引フック使用に際し、上記カバー本体を手で押して付勢手段の付勢 力に抗して裏側に移動させると、上記第1および第2当接片と開口部端縁との当 接状態が解除して開口部が開かれ、カバーは紐状体によって落下することなくバ ンパーに吊り下げられる。さらに、牽引フック使用後は、カバー本体をバンパー の開口部に対応させた状態で、手で押して付勢手段の付勢力に抗して裏側に移動 させたのち手を離せばよい。これによりカバー本体は、上記の牽引フック不使用 時と同様に、付勢手段によって付勢され、上記第1および第2当接片が開口部端 縁に裏側より当接して該開口部が閉じられる。
【0007】 このことから、カバーをバンパーと同一の材質にて構成してその一部とすると ともに、閉状態でカバー本体とバンパーとをほぼ同一平面上に位置するように設 計することができ、これによりカバー本体が目立たなくなってバンパーとの一体 感が出て見栄えが向上する。
【0008】 また、カバーがバンパーと別体であって開状態でバンパーから分離することか ら、従来例の如きヒンジ部分である薄肉部の開閉動作に伴う疲労脱落ということ がなくなって延命化が図られる。
【0009】 さらに、開閉時、カバー本体を付勢手段の付勢力に抗して押圧するだけでよい ことから、開閉操作がワンタッチで行われてその容易化が図られる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例に係る牽引フックカバー構造を図面に基づいて説明する 。
【0011】 図5は自動車の樹脂製バンパー1を示す。該バンパー1は、バンパーフェース 3とバンパーウイング5とからなり、該バンパーフェース3とバンパーウイング 5との間には、車幅方向に延びる長孔状のエア逃がし孔7が形成されている。ま た、上記バンパーウイング5の車幅方向両端には牽引フック用の開口部9,9( 図5に1つのみ表われる)が形成され、該各開口部9には、各開口部9を開閉す る本考案の特徴としてのカバー11が着脱可能に取り付けられている。このカバ ー11は上記バンパー1と同一の材質および色彩にて形成されている。
【0012】 上記カバー11は、図1ないし図3に拡大詳示するように、上記開口部9に着 脱可能に取り付けられたカバー本体13を備えてなり、該カバー本体13の上側 外周端部には3つの第1当接片15,15,15が、下側外周端部には2つの第 2当接片17,17がそれぞれ対向して突設され、これらの第1および第2当接 片15,17が上記開口部9の端縁に裏側より当接することにより、上記カバー 本体13で開口部9を閉じるようになされている。
【0013】 さらに、上記カバー本体13裏側の下端寄りには円筒状のスプリング受け座1 9が一体に形成され、該スプリング受け座19には付勢手段としてのコイルスプ リング21の一端側が嵌合支持されている。一方、図1、図2および図4に示す ように、上記開口部9の下端には、コイルスプリング21の他端を当接支持する スプリング受け座23が裏側に一体に突設され、この両スプリング受け座19, 23間に介装されたコイルスプリング21のばね力によって上記カバー本体13 を外方向に付勢し、上記第1および第2当接片15,17が上記開口部9端縁に 裏側より当接するようになされている。
【0014】 また、上記カバー本体13側のスプリング受け座19の中には突片25が一体 に形成されている一方、上記バンパー1側のスプリング受け座23の縦面23a には鍵穴状の係止部27が切り欠き形成され、紐状体29の一端が上記コイルス プリング21を貫通して上記突片25に接続され、かつその他端の結目29a( 図2、図8および図9に表われる)が上記係止部27に係止されて、カバー本体 13を上記紐状体29によってバンパー1に接続するようになされている。なお 、上記バンパー1側のスプリング受け座23の水平面23bには、図2に明瞭に 表われるように、2つの矩形の切欠孔23c,23cが形成され、該各切欠孔2 3cに上記各第2当接片17が挿入されて切欠孔23c端縁つまり開口部9下端 縁に当接するようになされている。また、図1、図2、図4、図6〜図9に仮想 線にて示すものは、自動車が故障した時等に引張るために図示しない車体側に取 り付けられた牽引フック31である。
【0015】 次に、牽引フック31使用に際してのカバー11取外し要領を図1、図6〜図 9に基づいて説明する。
【0016】 まず、図1の閉状態にあるカバー本体13を、図6に示すように、手(図示せ ず)で矢印F1 方向から押してコイルスプリング21のばね力に抗して裏側に移 動させ、第1および第2当接片15,17をバンパー1の開口部9端縁から離れ させる。
【0017】 次いで、図7に示すように、上記カバー本体13を手で矢印F2 方向に押し上 げて第2当接片17をスプリング受け座23の切欠孔23cから外す。
【0018】 その後、手の押付け力を解除する。これによりカバー本体11は、図8に示す ように、コイルスプリング21のばね力によって外側に押し出されるが、図9に 示すように、紐状体29の結目29aがスプリング受け座23の係止部27に係 止することによって落下することなくバンパー1に吊り下げられる。
【0019】 なお、牽引フック31使用後のカバー11取付け要領は、まず、カバー本体1 3を手で持って上記開口部9に対応させた状態で、コイルスプリング21のばね 力に抗して押し込む。次いで、上記カバー本体13を下方に押し下げて第2当接 片17をスプリング受け座23の切欠孔23cに挿入し、その後、手を離せばよ い。これによりカバー本体13がコイルスプリング21のばね力によって外側に 付勢され、第1および第2当接片15,17が開口部9端縁に裏側より当接して 該開口部9が閉じる。
【0020】 このように構成することにより、本実施例では、上述の如くカバー11をバン パー1と同一の材質にて構成してその一部とするとともに、閉状態でカバー本体 13とバンパー1とをほぼ同一平面上に位置するように設計することができる。 したがって、カバー本体13を目立たなくすることができ、バンパー1との一体 感が出て見栄えを向上させることができる。
【0021】 また、上記実施例では、カバー11をバンパー1と別体に構成して開状態でバ ンパー1から分離させることから、従来例の如きヒンジ部分である薄肉部の開閉 動作に伴う疲労脱落ということをなくし得て延命化を図ることができる。
【0022】 さらに、上記実施例では、開閉時、カバー本体13をコイルスプリング21の ばね力に抗して押圧するだけでよいことから、開閉操作をワンタッチで行うこと ができてその容易化を図ることができる。
【0023】 加えて、上記実施例では、コイルスプリング21のスプリング受け座19,2 3をカバー11およびバンパー1にそれぞれ一体に形成したので、別部品で構成 せずに済み、部品点数を低減できて安価なカバー構造とすることができる。
【0024】 また、上記実施例では、紐状体29をコイルスプリング21に貫通させている ので、カバー11を取り外した際にコイルスプリング21の脱落を防止すること ができる。
【0025】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、バンパーの牽引フック用開口部にカバ ー本体を着脱可能に設け、かつ該カバー本体の対向する2つの外周端部に設けた 第1および第2当接片を付勢手段によって上記開口部端縁に裏側より当接させる とともに、上記カバー本体を紐状体によってバンパーに接続した。したがって、 バンパーと同一材質にてカバーを構成することができ、しかも閉状態でカバー本 体とバンパーとをほぼ同一平面上に位置させることができ、これによりカバー本 体を目立たなくできてバンパーとの一体感を出し見栄えを向上させることができ る。また、カバーをバンパーと別体にして開状態でバンパーから分離させるので 、従来例の如きヒンジ部分である薄肉部の開閉動作に伴う疲労脱落をなくし得て 延命化を図ることができる。さらに、開閉操作をワンタッチで行うことができて その容易化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バンパーに設けたカバー部分を示す縦断面図で
ある。
【図2】カバー、コイルスプリング、紐状体およびバン
パーの分解斜視図である。
【図3】カバーを裏側から見た斜視図である。
【図4】バンパーの開口部分を示す正面図である。
【図5】バンパーの一部を示す斜視図である。
【図6】カバーの第1および第2当接片をバンパーの開
口部端縁から離した状態を示す図1相当図である。
【図7】カバーの第2当接片をバンパー側のスプリング
受け座の切欠孔から外した状態を示す図1相当図であ
る。
【図8】カバーをバンパーの開口部から取り外す途中段
階を示す図1相当図である。
【図9】カバーをバンパーの開口部から取り外した状態
を示す図1相当図である。
【符号の説明】
1…バンパー 9…開口部 11…カバー 13…カバー本体 15…第1当接片 17…第2当接片 21…コイルスプリング(付勢手段) 29…紐状体 31…牽引フック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 大里 賢一 広島市安佐北区可部南2丁目25番31号 西 川化成株式会社内 (72)考案者 中村 浩一郎 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バンパーに設けられた牽引フック用の開
    口部を開閉するカバーの構造であって、上記開口部に着
    脱可能に設けられたカバー本体と、該カバー本体の対向
    する2つの外周端部に設けられ、上記開口部を閉じるべ
    くその端縁に裏側より当接する第1および第2当接片と
    を備え、上記カバー本体は、裏側に設けられた付勢手段
    によって上記第1および第2当接片が上記開口部端縁に
    裏側より当接するように付勢され、かつ上記バンパーに
    紐状体によって接続されていることを特徴とする牽引フ
    ックのカバー構造。
JP2749791U 1991-04-22 1991-04-22 牽引フックのカバー構造 Expired - Lifetime JP2534831Y2 (ja)

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