JP2534831Y2 - 牽引フックのカバー構造 - Google Patents

牽引フックのカバー構造

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JP2534831Y2
JP2534831Y2 JP2749791U JP2749791U JP2534831Y2 JP 2534831 Y2 JP2534831 Y2 JP 2534831Y2 JP 2749791 U JP2749791 U JP 2749791U JP 2749791 U JP2749791 U JP 2749791U JP 2534831 Y2 JP2534831 Y2 JP 2534831Y2
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bumper
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JP2749791U
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國彦 竹重
賢一 大里
浩一郎 中村
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Mazda Motor Corp
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Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、牽引フックのカバー構
造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車には、故障した時等に引
張るための牽引フックが設けられており、この牽引フッ
クは、不使用時には見えないようにカバーで目隠しされ
ている。そして、このような牽引フックのカバー構造と
して、例えば実開昭61―37052号公報に開示され
ているように、材質がゴムでかつ一部を線状の薄肉部を
ヒンジとして回動可能に構成し、この回動部分を回動さ
せることにより、バンパーに設けられた牽引フック用の
開口部を開閉するようにした構造が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記の従来
のカバー構造では、材質がゴムに限定され、しかもカバ
ー部分がバンパーから突出していることから、バンパー
との一体感がなく見栄えが低下することとなる。また、
ヒンジ部分である薄肉部が開閉動作の繰返しによって疲
労し脱落するおそれがある。
【0004】本考案はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、バンパーと同一材質に
てカバーを構成し、かつ閉状態でカバー本体とバンパー
とをほぼ同一平面上に位置させることにより、カバー本
体を目立たなくしてバンパーとの一体感を出して見栄え
を向上させんとすることにある。また、カバーをバンパ
ーと別体にして開状態でバンパーから分離させることに
より、従来例の如きヒンジ部分である薄肉部の開閉動作
に伴う疲労脱落をなくして延命化を図らんとすることに
ある。さらには、開閉操作をワンタッチで行い得るよう
にしてその容易化を図らんとすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案の解決手段は、バンパーに設けられた牽引フ
ック用の開口部を開閉するカバーの構造において、カバ
ー本体を上記開口部に着脱可能に設ける。さらに、上記
カバー本体の対向する2つの外周端部に、上記開口部を
閉じるべくその端縁に裏側より当接する第1および第2
当接片を設ける。この際、上記カバー本体を、裏側に設
けられた付勢手段によって上記第1および第2当接片が
上記開口部端縁に裏側より当接するように付勢し、かつ
上記バンパーに紐状体によって接続したことである。
【0006】
【作用】上記の構成により、本考案では、牽引フック不
使用時、カバー本体は付勢手段によって付勢され、対向
する2つの外周端部に設けられた第1および第2当接片
がバンパーの牽引フック用開口部の端縁に裏側より当接
して該開口部が閉じられる。一方、牽引フック使用に際
し、上記カバー本体を手で押して付勢手段の付勢力に抗
して裏側に移動させると、上記第1および第2当接片と
開口部端縁との当接状態が解除して開口部が開かれ、カ
バーは紐状体によって落下することなくバンパーに吊り
下げられる。さらに、牽引フック使用後は、カバー本体
をバンパーの開口部に対応させた状態で、手で押して付
勢手段の付勢力に抗して裏側に移動させたのち手を離せ
ばよい。これによりカバー本体は、上記の牽引フック不
使用時と同様に、付勢手段によって付勢され、上記第1
および第2当接片が開口部端縁に裏側より当接して該開
口部が閉じられる。
【0007】このことから、カバーをバンパーと同一の
材質にて構成してその一部とするとともに、閉状態でカ
バー本体とバンパーとをほぼ同一平面上に位置するよう
に設計することができ、これによりカバー本体が目立た
なくなってバンパーとの一体感が出て見栄えが向上す
る。
【0008】また、カバーがバンパーと別体であって開
状態でバンパーから分離することから、従来例の如きヒ
ンジ部分である薄肉部の開閉動作に伴う疲労脱落という
ことがなくなって延命化が図られる。
【0009】さらに、開閉時、カバー本体を付勢手段の
付勢力に抗して押圧するだけでよいことから、開閉操作
がワンタッチで行われてその容易化が図られる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例に係る牽引フックカバ
ー構造を図面に基づいて説明する。
【0011】図5は自動車の樹脂製バンパー1を示す。
該バンパー1は、バンパーフェース3とバンパーウイン
グ5とからなり、該バンパーフェース3とバンパーウイ
ング5との間には、車幅方向に延びる長孔状のエア逃が
し孔7が形成されている。また、上記バンパーウイング
5の車幅方向両端には牽引フック用の開口部9,9(図
5に1つのみ表われる)が形成され、該各開口部9に
は、各開口部9を開閉する本考案の特徴としてのカバー
11が着脱可能に取り付けられている。このカバー11
は上記バンパー1と同一の材質および色彩にて形成され
ている。
【0012】上記カバー11は、図1ないし図3に拡大
詳示するように、上記開口部9に着脱可能に取り付けら
れたカバー本体13を備えてなり、該カバー本体13の
上側外周端部には3つの第1当接片15,15,15
が、下側外周端部には2つの第2当接片17,17がそ
れぞれ対向して突設され、これらの第1および第2当接
片15,17が上記開口部9の端縁に裏側より当接する
ことにより、上記カバー本体13で開口部9を閉じるよ
うになされている。
【0013】さらに、上記カバー本体13裏側の下端寄
りには円筒状のスプリング受け座19が一体に形成さ
れ、該スプリング受け座19には付勢手段としてのコイ
ルスプリング21の一端側が嵌合支持されている。一
方、図1、図2および図4に示すように、上記開口部9
の下端には、コイルスプリング21の他端を当接支持す
るスプリング受け座23が裏側に一体に突設され、この
両スプリング受け座19,23間に介装されたコイルス
プリング21のばね力によって上記カバー本体13を外
方向に付勢し、上記第1および第2当接片15,17が
上記開口部9端縁に裏側より当接するようになされてい
る。
【0014】また、上記カバー本体13側のスプリング
受け座19の中には突片25が一体に形成されている一
方、上記バンパー1側のスプリング受け座23の縦面2
3aには鍵穴状の係止部27が切り欠き形成され、紐状
体29の一端が上記コイルスプリング21を貫通して上
記突片25に接続され、かつその他端の結目29a(図
2、図8および図9に表われる)が上記係止部27に係
止されて、カバー本体13を上記紐状体29によってバ
ンパー1に接続するようになされている。なお、上記バ
ンパー1側のスプリング受け座23の水平面23bに
は、図2に明瞭に表われるように、2つの矩形の切欠孔
23c,23cが形成され、該各切欠孔23cに上記各
第2当接片17が挿入されて切欠孔23c端縁つまり開
口部9下端縁に当接するようになされている。また、図
1、図2、図4、図6〜図9に仮想線にて示すものは、
自動車が故障した時等に引張るために図示しない車体側
に取り付けられた牽引フック31である。
【0015】次に、牽引フック31使用に際してのカバ
ー11取外し要領を図1、図6〜図9に基づいて説明す
る。
【0016】まず、図1の閉状態にあるカバー本体13
を、図6に示すように、手(図示せず)で矢印F1 方向
から押してコイルスプリング21のばね力に抗して裏側
に移動させ、第1および第2当接片15,17をバンパ
ー1の開口部9端縁から離れさせる。
【0017】次いで、図7に示すように、上記カバー本
体13を手で矢印F2 方向に押し上げて第2当接片17
をスプリング受け座23の切欠孔23cから外す。
【0018】その後、手の押付け力を解除する。これに
よりカバー本体11は、図8に示すように、コイルスプ
リング21のばね力によって外側に押し出されるが、図
9に示すように、紐状体29の結目29aがスプリング
受け座23の係止部27に係止することによって落下す
ることなくバンパー1に吊り下げられる。
【0019】なお、牽引フック31使用後のカバー11
取付け要領は、まず、カバー本体13を手で持って上記
開口部9に対応させた状態で、コイルスプリング21の
ばね力に抗して押し込む。次いで、上記カバー本体13
を下方に押し下げて第2当接片17をスプリング受け座
23の切欠孔23cに挿入し、その後、手を離せばよ
い。これによりカバー本体13がコイルスプリング21
のばね力によって外側に付勢され、第1および第2当接
片15,17が開口部9端縁に裏側より当接して該開口
部9が閉じる。
【0020】このように構成することにより、本実施例
では、上述の如くカバー11をバンパー1と同一の材質
にて構成してその一部とするとともに、閉状態でカバー
本体13とバンパー1とをほぼ同一平面上に位置するよ
うに設計することができる。したがって、カバー本体1
3を目立たなくすることができ、バンパー1との一体感
が出て見栄えを向上させることができる。
【0021】また、上記実施例では、カバー11をバン
パー1と別体に構成して開状態でバンパー1から分離さ
せることから、従来例の如きヒンジ部分である薄肉部の
開閉動作に伴う疲労脱落ということをなくし得て延命化
を図ることができる。
【0022】さらに、上記実施例では、開閉時、カバー
本体13をコイルスプリング21のばね力に抗して押圧
するだけでよいことから、開閉操作をワンタッチで行う
ことができてその容易化を図ることができる。
【0023】加えて、上記実施例では、コイルスプリン
グ21のスプリング受け座19,23をカバー11およ
びバンパー1にそれぞれ一体に形成したので、別部品で
構成せずに済み、部品点数を低減できて安価なカバー構
造とすることができる。
【0024】また、上記実施例では、紐状体29をコイ
ルスプリング21に貫通させているので、カバー11を
取り外した際にコイルスプリング21の脱落を防止する
ことができる。
【0025】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
バンパーの牽引フック用開口部にカバー本体を着脱可能
に設け、かつ該カバー本体の対向する2つの外周端部に
設けた第1および第2当接片を付勢手段によって上記開
口部端縁に裏側より当接させるとともに、上記カバー本
体を紐状体によってバンパーに接続した。したがって、
バンパーと同一材質にてカバーを構成することができ、
しかも閉状態でカバー本体とバンパーとをほぼ同一平面
上に位置させることができ、これによりカバー本体を目
立たなくできてバンパーとの一体感を出し見栄えを向上
させることができる。また、カバーをバンパーと別体に
して開状態でバンパーから分離させるので、従来例の如
きヒンジ部分である薄肉部の開閉動作に伴う疲労脱落を
なくし得て延命化を図ることができる。さらに、開閉操
作をワンタッチで行うことができてその容易化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バンパーに設けたカバー部分を示す縦断面図で
ある。
【図2】カバー、コイルスプリング、紐状体およびバン
パーの分解斜視図である。
【図3】カバーを裏側から見た斜視図である。
【図4】バンパーの開口部分を示す正面図である。
【図5】バンパーの一部を示す斜視図である。
【図6】カバーの第1および第2当接片をバンパーの開
口部端縁から離した状態を示す図1相当図である。
【図7】カバーの第2当接片をバンパー側のスプリング
受け座の切欠孔から外した状態を示す図1相当図であ
る。
【図8】カバーをバンパーの開口部から取り外す途中段
階を示す図1相当図である。
【図9】カバーをバンパーの開口部から取り外した状態
を示す図1相当図である。
【符号の説明】
1…バンパー 9…開口部 11…カバー 13…カバー本体 15…第1当接片 17…第2当接片 21…コイルスプリング(付勢手段) 29…紐状体 31…牽引フック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 中村 浩一郎 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (56)参考文献 実開 平3−53357(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バンパーに設けられた牽引フック用の開
    口部を開閉するカバーの構造であって、上記開口部に着
    脱可能に設けられたカバー本体と、該カバー本体の対向
    する2つの外周端部に設けられ、上記開口部を閉じるべ
    くその端縁に裏側より当接する第1および第2当接片と
    を備え、上記カバー本体は、裏側に設けられた付勢手段
    によって上記第1および第2当接片が上記開口部端縁に
    裏側より当接するように付勢され、かつ上記バンパーに
    紐状体によって接続されていることを特徴とする牽引フ
    ックのカバー構造。
JP2749791U 1991-04-22 1991-04-22 牽引フックのカバー構造 Expired - Lifetime JP2534831Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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