JP3725380B2 - エアゾール式噴霧器 - Google Patents
エアゾール式噴霧器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3725380B2 JP3725380B2 JP30540999A JP30540999A JP3725380B2 JP 3725380 B2 JP3725380 B2 JP 3725380B2 JP 30540999 A JP30540999 A JP 30540999A JP 30540999 A JP30540999 A JP 30540999A JP 3725380 B2 JP3725380 B2 JP 3725380B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- trigger
- plate
- stem
- cover member
- fitted
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
- Nozzles (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、噴霧をトリガー操作で行うエアゾール式噴霧器に関する。
【0002】
【従来の技術】
エアゾール式噴霧器は、胴部の頂壁中央部を貫設させて噴出用ステムを上方付勢状態で起立し、かつ該噴出用ステム上部へノズル孔付きの押下げヘッドを嵌合させたものが一般で、押下げヘッドを押し下げるとノズル孔から霧状物等が噴出するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようなエアゾール式噴霧器では、片手で噴霧操作を行う場合に、押下げヘッドが押し下げにくいという問題があった。
【0004】
請求項1記載の発明は、トリガーを設けることにより、エアゾール式噴霧器の片手による噴霧操作を容易にすると共に、トリガー引寄せ防止部材を設けることにより、流通経路におけるトリガー引寄せ防止を図る。
【0005】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明が有する解決課題を有するほか、第1及び第2ストッパ板を設けることにより、噴出後、トリガーが元の位置より上がり過ぎることを防止する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1の手段として、胴部2の上端部に環状突条3を周設し、かつ頂壁4中央部を貫設させて噴出用ステム5を上方付勢状態で起立するエアゾール缶1と、
上記環状突条3へ嵌着させた周壁11の左右両部から左右一対のカバー壁12a、12bを起立するカバー部材10と、
上記噴出用ステム5上部へ嵌合させたステム嵌合筒21を頂板22中央部から垂設し、かつステム嵌合筒21前面から頂板前半部を上壁とする射出筒23を前方突設すると共に、頂板後部を下方へ垂下させてカバー部材周壁11後部に連結した噴霧部材20と、
上記射出筒前端部へ嵌合させたノズル31下部からトリガー32を垂設すると共に、該トリガー後部から破断可能な薄肉片34を介してトリガー引寄せ防止板35を突設して、該板を上記左右一対のカバー壁12a、12b前面へ近接させたトリガー部材30とを有し、
上記カバー部材10と噴霧部材20とを合成樹脂材で一体成形した。
【0007】
第2の手段として、第1の手段を有すると共に、上記カバー部材周壁11前部から第1ストッパ板11aを前方突設すると共に、トリガー32下部から第2ストッパ板11bを後方突設して、該第2ストッパ板上面を第1ストッパ板下面に近接させた。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るエアゾール式噴霧器の実施形態を図面を参照しながら説明する。
1はエアゾール缶で、胴部2の上端部を肩部を介して口頸部に形成し、該口頸部上端を巻締めて環状突部3に形成すると共に、口頸部上面を閉塞する頂壁4中央部を貫設させて噴出用ステム5を上方付勢状態で起立する。
【0009】
10はカバー部材で、環状突条3外面へ嵌着させた周壁11の左右両部上端から左右一対のカバー壁12a、12bを起立する。
【0010】
20は噴霧部材で、噴出用ステム5の上部外面へ嵌合させたステム嵌合筒21を、前後方向へ伸びる頂板22中央部から垂設し、かつステム嵌合筒21前面から頂板22前半部を上壁とする射出筒23を前方突設する。また、頂板22後半部を後方へ湾曲する円弧状に形成して、該円弧状部の下端部を周壁11の後部外面へ連結する。なお、該円弧状部の下端部は、これより上方の頂板22部分よりもやや幅広に形成する。
【0011】
30はトリガー部材で、内外二重筒からなるノズル31の内外両筒間の環状間隙内へ射出筒23の前端部を嵌合させ、かつノズル前端部の下部からトリガー32を垂設すると共に、該トリガー後部の左右方向中間部を支持板33に形成して、該支持板後部から破断可能な薄肉片34を介してトリガー引寄せ防止板35を突設し、かつ該板を左右一対のカバー壁12a、12b前面へ近接させる。
【0012】
さらに、請求項2記載のように、周壁11の前部上端から第1ストッパ板11aを前方突設すると共に、トリガー32下端部から第2ストッパ板32aを後方突設して、該第2ストッパ板の後端部上面を第1ストッパ板11a下面に近接させる。
なお、カバー部材10と噴霧部材20とを合成樹脂材で一体成形する。
【0013】
次に本実施形態の作用について説明する。
ノズル31から泡等を噴出させるには、トリガー32を後方へ引き寄せればよいが、図1乃至図3に示すように、トリガー引寄せ防止板35を除去する前の状態では該防止板がカバー壁12a、12b前面に近接しているためトリガー引寄せは不能である。
【0014】
トリガー32の後方引寄せを可能にするためには、トリガー引寄せ防止板35を左右いずれかの方向へ引っ張って薄肉片34を破断させることで、トリガー引寄せ防止板35を支持板33から除去すればよい。
除去後、トリガー32を後方へ引き寄せると、図4に示すように、頂板22が下方へ弾性変形して噴出用ステム5を押し下げるためノズル31から泡等が噴出する。
【0015】
噴出後、トリガー32を解放すると、該トリガーと頂板22とは、噴出用ステム5のバネ力と頂板22の弾性力とにより元の位置に復帰する。
なお、トリガー32を解放すると、該トリガーは上記のように元の位置に復帰するが、トリガー引寄せ力や解放の状態によってはトリガーが元の位置を超えて上がる過ぎる場合があるが、請求項2記載のように、第1及び第2ストッパ板11a、32aを設けておけば、第2ストッパ板が第1ストッパ板に下方から係合するためトリガー32の上がり過ぎを防止することができる。
【0016】
【発明の効果】
請求項1に係る発明は、トリガーを設けたので、トリガーを後方へ引き寄せることで射出筒から泡等を噴出させることができ、従って、エアゾール式噴霧器の片手による噴霧操作が容易になる。
また、トリガー引寄せ防止板を設けたので、流通経路におけるトリガー引寄せ防止が図れると共に、トリガー引寄せによる使用の事実が視認可能になる。
【0017】
請求項2に係る発明は、第1及び第2ストッパ板を設けたので、噴出後、トリガーが元の位置を超えて上がり過ぎることが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエアゾール式噴霧器の要部を断面にした側面図。
【図2】同じく、側面図
【図3】同じく、図2の平面図。
【図4】同じく、作用説明図。
【符号の説明】
1 エアゾール缶
2 胴部
3 環状突部
4 頂壁
5 噴出用ステム
10 カバー部材
11 周壁
12a、12b カバー壁
20 噴霧部材
21 ステム嵌合筒
22 頂板
23 射出筒
30 トリガー部材
31 ノズル
32 トリガー
34 薄肉片
35 トリガー引寄せ防止板
11a 第1ストッパ板
32a 第2ストッパ板
Claims (2)
- 胴部2の上端部に環状突条3を周設し、かつ頂壁4中央部を貫設させて噴出用ステム5を上方付勢状態で起立するエアゾール缶1と、
上記環状突条3へ嵌着させた周壁11の左右両部から左右一対のカバー壁12a、12bを起立するカバー部材10と、
上記噴出用ステム5上部へ嵌合させたステム嵌合筒21を頂板22中央部から垂設し、かつステム嵌合筒21前面から頂板前半部を上壁とする射出筒23を前方突設すると共に、頂板後部を下方へ垂下させてカバー部材周壁11後部に連結した噴霧部材20と、
上記射出筒前端部へ嵌合させたノズル31下部からトリガー32を垂設すると共に、該トリガー後部から破断可能な薄肉片34を介してトリガー引寄せ防止板35を突設して、該板を上記左右一対のカバー壁12a、12b前面へ近接させたトリガー部材30とを有し、
上記カバー部材10と噴霧部材20とを合成樹脂材で一体成形した
ことを特徴とするエアゾール式噴霧器。 - 上記カバー部材周壁11前部から第1ストッパ板11aを前方突設すると共に、トリガー32下部から第2ストッパ板11bを後方突設して、該第2ストッパ板上面を第1ストッパ板下面に近接させた
ことを特徴とする請求項1記載のエアゾール式噴霧器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30540999A JP3725380B2 (ja) | 1999-10-27 | 1999-10-27 | エアゾール式噴霧器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30540999A JP3725380B2 (ja) | 1999-10-27 | 1999-10-27 | エアゾール式噴霧器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001122365A JP2001122365A (ja) | 2001-05-08 |
JP3725380B2 true JP3725380B2 (ja) | 2005-12-07 |
Family
ID=17944793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30540999A Expired - Fee Related JP3725380B2 (ja) | 1999-10-27 | 1999-10-27 | エアゾール式噴霧器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3725380B2 (ja) |
-
1999
- 1999-10-27 JP JP30540999A patent/JP3725380B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001122365A (ja) | 2001-05-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3725380B2 (ja) | エアゾール式噴霧器 | |
JP3720542B2 (ja) | 液体噴出器 | |
JP3741352B2 (ja) | エアゾール式噴霧器 | |
JP4011302B2 (ja) | エアゾール缶スパウト | |
JP3781931B2 (ja) | エアゾール式噴霧器 | |
JPH11278563A (ja) | エアゾール容器 | |
JP3683762B2 (ja) | エアゾール式噴霧器 | |
JP3655413B2 (ja) | トリガー式液体噴出器のトリガー付勢用バネ部材 | |
JP3841988B2 (ja) | エアゾール式噴霧器 | |
JP3580958B2 (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP3778963B2 (ja) | 頭皮タッチ式ノズルを備えたエアゾール容器 | |
JP4458340B2 (ja) | 液体噴霧器 | |
JP3681882B2 (ja) | エアゾール式液体噴出容器 | |
JP3810557B2 (ja) | エアゾール式噴出器 | |
JPH02100666U (ja) | ||
JPH0754146Y2 (ja) | 液体噴出容器 | |
JP2001151287A (ja) | エアゾール式噴霧器 | |
JP4775794B2 (ja) | エアゾール容器 | |
JP2003038989A (ja) | 液体噴出容器 | |
JP3716960B2 (ja) | 分解可能なエアゾール容器 | |
JPS6313267U (ja) | ||
JP2007314222A (ja) | エアゾール容器用噴射ノズル | |
JP3614549B2 (ja) | レバー式液体噴出容器 | |
JP2547790Y2 (ja) | 携帯用小型噴霧器 | |
JP3710665B2 (ja) | 液体吸上げ式スプレー |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050516 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050524 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050920 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050921 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080930 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090930 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100930 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110930 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120930 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130930 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |