JP3724126B2 - 温水洗浄便座 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、人体局部の洗浄を快適におこなうことができる温水洗浄便座に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の温水洗浄便座には、図7に示したようなものが一般的であった(例えば特公昭58−13688号公報に記載)。
【0003】
この温水洗浄便座は図7に示されているように、便器10の後方、便座11の下部に配設されるノズル部に空気吸引部を構成してある。
【0004】
このノズル部は第1ノズル12及びノズル本体15より構成され、内径1mm程度の第1ノズル12より噴射された温水は、ノズル本体15に設けられた空洞16を通り、途中で約90度水流の方向が曲げられて噴射口13より局部に向かって噴射されるが、第1ノズル12の噴射口17付近には空気吸引口14が設けられているので、温水は空気を吸引し、泡を混入する状態で直径2〜2.5mmの噴射口13より噴射されることになる。
【0005】
上記構成により洗浄水中に空気を混入するため、少ない水量で洗浄効果を高めることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の温水洗浄便座では、エジェクター作用により負圧部を発生させ洗浄水中に空気を自然吸引させるものであるため、空気混入量が十分に得られず、600cc/分以下の少水量でボリウム感のある十分な洗浄ができないという課題を有していた。つまり、使用する洗浄水量の大幅な削減やそれに伴う大幅な節電は期待できなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、洗浄水を局部に噴出するノズル装置と、前記ノズル装置へ洗浄水を供給するとともに、一次側を水道に直結した給水装置とを具備し、前記給水装置の二次側に分配器を介して前記ノズル装置への主水路とは別系統のサブ水路を接続し、前記主水路に水ポンプと、この水ポンプを水量に応じて制御する水量検知器と、瞬間式温水加熱器と、強制空気混入手段とを接続し、前記強制空気混入手段は瞬間式温水加熱器の下流側に位置設定したものである。
【0008】
上記発明によれば、600cc/分以下の少水量でボリウム感のある十分な洗浄を行うことができ、瞬間式温水加熱器により連続的に快適な洗浄を行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の温水洗浄便座は、洗浄水を局部に噴出するノズル装置と、前記ノズル装置へ洗浄水を供給するとともに、一次側を水道に直結した給水装置とを具備し、前記給水装置の二次側に分配器を介して前記ノズル装置への主水路とは別系統のサブ水路を接続し、前記主水路に水ポンプと、この水ポンプを水量に応じて制御する水量検知器と、瞬間式温水加熱器と、強制空気混入手段とを接続し、前記強制空気混入手段は瞬間式温水加熱器の下流側に位置設定したものである
【0010】
そして、サブ水路を接続した分配器により水道圧の安定化を図ることができ、よって水ポンプにより低流量の洗浄水を安定してコントロールすることができ、洗浄水量を大幅に削減できるとともに、大幅な節電が可能となり一般家庭用電源で構成可能な瞬間式温水加熱器により連続して快適な洗浄を行うことができる。
【0011】
さらに、流量検知器により水ポンプの流量フィードバック制御が可能となって、水ポンプ能力にバラツキがあっても一定の流量で洗浄できる。
【0012】
瞬間式温水加熱器は、加熱器ケースと、前記加熱器ケースに収納した平板状セラミックヒーターとを有し、前記加熱器ケースの内面より突出した櫛状リブにより前記平板状セラミックヒーターの両面に蛇行水路を形成するとともに、前記平板状セラミックヒーターの一部に接触し前記加熱器ケースの外部に放熱する放熱手段を設けて構成した。
【0013】
通水がある場合は、放熱手段から水に伝熱されヒーターの任意の部分において略均一な熱の放散が行われ、通水がなく空焚きが生じた場合は、放熱手段から加熱器ケース外への放熱のため、ヒーターの放熱手段接触部分のみ熱放散が多くなるので熱衝撃が生じ、部分 的な熱ひずみの発生によるヒーター破断や異常加熱による発熱体破壊により通電が停止し、発火に至らない。
【0014】
前記放熱手段は、温度過昇防止装置を熱的に接設したもので、空焚き発生時に温度過昇防止装置の温度上昇が早く、発火・発煙を早期に防ぐことができる。
【0015】
また放熱手段は、ヒーターへの通電を制御する電子部品を熱的に接設したので、ヒーター負荷を制御する電子部品を冷却することができる。
【0016】
瞬間式温水加熱器は、加熱器出湯口に対向する位置に温度スイッチの感温部を設けたので、出口の流速の速い湯を感温部に衝突させ、温度スイッチの応答を促進する。
【0017】
瞬間式温水加熱器は、加熱器出湯口に連通し出湯温度センサーを内包するセンサーケースを設け、前記出湯温度センサーの上方に前記センサーケースの流出口を設けたものであり、気泡の滞留により出湯温度センサーの応答遅れが生じることを防止する。
【0018】
ノズル装置は、進退方向に沿って下面にラックギアを形成した2つのノズルと、各々の前記ラックギアに噛み合う2つの駆動ギアと、一方の前記駆動ギアに駆動力を伝達するn個の中間ギアAと、他方の前記駆動ギアに駆動力を伝達するn+1個の中間ギアBと、前記中間ギアAに駆動力を伝達する歯を一側面に有し前記中間ギアBに駆動力を伝達する歯を他側面に有する出力ギアと、前記出力ギアを回転駆動させる駆動手段とを設け、前記駆動手段の回転方向を変えることにより2つの前記ノズルの進退位置を選択的に調節するようにして構成した。
【0019】
したがって、洗浄水が低流量であってもノズルを確実に突出させることができ、しかも、1モーターで2ノズルの駆動が可能である。
【0020】
ノズル装置の中間ギアA及び中間ギアBと出力ギアとの噛み合いは、歯の一部にゼネバ機構を設け、所定の非噛み合い位置にてロックするようにしたので、ノズル待機位置状態(非使用状態)に使用者がノズルに外力を加えても、ギアの噛み合い位置がずれることがなく、ノズル進退位置が継続して調節できる。
【0021】
さらに、ノズル装置は、回転可能に取り付けた回転板に凸部を構成し、前記凸部によりロッド状弁体をロッド軸方向に往復動させて水路の開閉を行なう選択通水弁を備え、出力ギアと噛み合う弁体ギアを前記回転板に設けて、ノズル装置の進退位置に連動して選択通水を行なうようにした
【0022】
これにより、1つの駆動手段で洗浄位置にあるノズルのみに確実に通水することができる。
【0023】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
【0024】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1の水回路図である。
【0025】
図1において、ノズル装置20と給水装置21の間の給水装置側に分配器22が設けられており、この分配器22を介してサブ水路23が設けられ、便器に水を捨てる構成である。この構成により分配器22の中の水道圧は減圧され、水ポンプ24に安定して水を供給することができる。また、分配器22には大気開放型のバキュームブレーカー25が設けられており、給水装置側が負圧になった場合でも水が逆流することはない。
【0026】
さらに、水ポンプ24の二次側には水流検知器としての流量検知器26、瞬間式温水加熱器27が設けられ、ノズル装置20への主水路を構成している。この流量検知器26は流量に応じて電気信号を出力するもので、その信号により水ポンプ24の吐水量が安定制御され、瞬間式温水加熱器27により適温に加熱される。
【0027】
この流量検知器26の信号を確認し水流を検知した後に瞬間式温水加熱器27へ通電が開始される構成であるため、瞬間式温水加熱器27が大容量であっても空焚きによる発火等の不安全には至らない。
【0028】
また、瞬間式温水加熱器27を出た水は空気ポンプ28により加圧された空気とともに選択通水弁29に混入される。この混入空気が主水路の体積流量を倍増させ、流速を速めるため低水量でも十分な洗浄力と洗浄感が得られる。
【0029】
そして、選択通水弁29によりおしりノズル30、ビデノズル31、クリーニングノズル32へ通水を選択する構成となっている。
【0030】
また、給水装置21はストレーナー33、逆止弁34、ガバナー35、電磁弁36からなり、水道管に設けられた分岐水栓からの水を給水制御するよう構成されている。
【0031】
図2は同実施例の瞬間式温水加熱器27の一部決裁平面図であり、図3は同瞬間式温水加熱器27の横断面図である。
【0032】
図2、3において、40は加熱器ケースであり、平板状セラミックヒーター41が片側の挿入端より挿入され、挿入端の三角溝部42に嵌められたパッキング43を押さえ板44とキャップ45により締結固定することにより封入されている。
【0033】
また、加熱器ケース40の内面には、櫛状リブ46が設けられ、加熱器ケース40と平板状セラミックヒーター41の間に蛇行水路47を構成している。
【0034】
さらに、加熱器ケース40の一側面には、平板状セラミックヒーター41に接触してU字状の感熱板48が設けられ、加熱器ケース40の外部に設けられた放熱板49と平板状セラミックヒーター41とを熱的に結合している。なお、この感熱板48と放熱板49とで放熱手段を構成している。
【0035】
また、放熱板49には平板状セラミックヒーター41の通電を制御する電子部品であるトライアック50が設けられ、放熱板49と加熱器ケース40との間には熱的に接接して温度過昇防止装置となる温度ヒューズ51が設けられている。
【0036】
水ポンプ24により加圧吐出された水は流量検知器26を経て入水口52より入水し、平板状セラミックヒーター41の両面の蛇行水路47を通過した後、加熱器出湯口53からセンサーケース54に流入する。
【0037】
センサーケース54には、その下部から出湯温度センサー55が挿入固定され、さらに加熱器出湯口53に対向する位置に温度スイッチ56のスイッチ感熱板57が設けられており、流入した湯は上部の流出口58から流出する構成となっている。
【0038】
この構成により、空焚き等の異常加熱時、感熱板48が接している部分と接していない部分で平板状セラミックヒーター41の熱膨張が大きく異なり、熱ひずみの発生で平板状セラッミクヒーター41が破断にいたり通電が停止する。
【0039】
また、放熱板49に温度ヒューズ51を熱的に接設していることにより、空焚き発生時に温度ヒューズ51の温度上昇が早く、発火・発煙を早期に防ぐことができる。
【0040】
また、放熱板49にヒーターへの通電を制御するトライアック50を熱的に接設したので、ヒーター負荷を制御するトライアック50を通常運転時は冷却することができる。
【0041】
また、加熱器出湯口53に対向する位置に温度スイッチ56のスイッチ感熱板57を設けたので、出口の流速の速い湯を感温部に衝突させ、温度スイッチ56の応答を促進することができる。
【0042】
また、出湯温度センサー55を内包するセンサーケース54を設け、出湯温度センサー55の上方にセンサーケース54の流出口58を設けたものであり、水流が上方に向くことにより出湯温度センサー55の回りに気泡が滞留することがないので、気泡による応答遅れが生じることはない。
【0043】
図4は同実施例のノズル装置20の一部を断面して示した側面図である。
【0044】
上部傾斜面におしりノズル30とビデノズル31を進退可能に保持するノズルガイド60が設けられており、その先端部には待機位置でノズルを洗浄するクリーニングノズル32がある。また、おしりノズル30及びビデノズル31は中空円筒状で先端に洗浄水を噴出する噴出穴が設けられており、他端部には選択通水弁29と可動ホース(図示せず)で連通するノズル流入口62が設けられている。
【0045】
また、おしりノズル30及びビデノズル31の下面には進退方向にそってそれぞれラックギア63が形成され、おしり側のラックギア63に噛み合うようにおしり駆動ギア64と、ビデ側のラックギア63に噛み合うようにビデ駆動ギア65が設けられている。
【0046】
さらに、ビデ駆動ギア65は中間ギア66を介してステッピングモーター69(図示せず)を駆動連結した出力ギア67から駆動力が伝達するようになっている。また、おしり駆動ギア64は出力ギア67の他側面に形成されたギアから駆動力が伝わり回転駆動する(中間ギアn=0)。
【0047】
さらに、出力ギア67には選択通水弁29に駆動力を伝えるギアが一体に設けられており、ノズル駆動に連動して選択通水弁29の弁開閉を行なうように構成されている。
【0048】
図5(a)(b)は同実施例における出力ギア67と中間ギア66もしくはおしり駆動ギア64とのギア噛み合い図である。出力ギア67の両側面に本図に示すようなギア機構が構成されている。
【0049】
(a)はノズルが待機位置にある場合のギア噛み合い図であり、ピン歯車(出力ギア67)とスプロケット(中間ギア66もしくはおしり駆動ギア64)は噛み合っておらず、歯の一部に設けられたゼネバ機構68によりノズル側からの外力に対してロックされている。
【0050】
(b)はノズルが突出を始めたときのギア噛み合い図であるが、出力ギア67からの駆動によりロックが解除されスプロケットが噛み合い始めている。
【0051】
この出力ギア67の両側面には、一方の面に中間ギア66と噛み合うピン歯車が設けられ、他方の面にはおしり駆動ギア64と噛み合うピン歯車が設けられており、出力ギアの回転方向を変えることによりおしりノズル30及びビデノズル31を選択的に1モーターで駆動させることができる。
【0052】
一方のノズルが駆動状態である時、他方のノズルはゼネバ機構のロック面がすべることにより、駆動力が伝わらない。
【0053】
この構成により、非使用状態において使用者がノズルに外力を加えても、ノズルがロックされているので、ギア噛み合い位置がずれることがなく、継続してノズルを所定位置に調節することができる。
【0054】
図6は、選択通水弁29の断面構成図である。
【0055】
回転板70の一側面に出力ギア67と噛み合う弁体ギア71が設けられ、他側面にはロッド状弁体72(3個の内の2個を図示)をロッド軸方向に往復動させる凸部73が放射形状に構成されている。
【0056】
また、ロッド状弁体72にはOリング74が装着されており、一次室75の弁座と嵌合し、ロッド状弁体72の往復動により弁開閉するようになっている。一次室75は瞬間式温水加熱器27と空気ポンプ28が連通しており、凸部73により選択的に押されたロッド状弁体72に連通する弁流出口76にのみ水・空気混合流が吐出される。
【0057】
以上の構成により、ノズルの駆動位置に連動して選択的に弁開閉を行なうことが1モータで可能となる。
【0058】
以上の説明から明らかのように上記実施例の温水洗浄便座によれば、次の効果が得られる。
【0059】
(1)サブ水路を接続した分配器により水道圧の安定化を図ることができ、水ポンプにより低流量の洗浄水を安定してコントロールすることができ、洗浄水量を大幅に削減できるとともに、大幅な節電が可能となり一般家庭用電源で構成可能な瞬間式温水加熱器により連続して快適な洗浄を行うことができる。
【0060】
(2)水流検知器を洗浄流量に応じて電気信号を出力する流量検知器としたことにより、水ポンプの流量フィードバック制御が可能となり、水ポンプ能力にバラツキがあっても一定の流量で洗浄できる。
【0061】
(3)平板状セラミックヒーターの一部に接触し加熱器ケースの外部に放熱する放熱手段を設けたことにより、通水がある場合は、放熱手段から水に伝熱されヒーターの任意の部分において略均一な熱の放散が行われ、通水がなく空焚きが生じた場合は、放熱手段から加熱器ケース外への放熱のため、ヒーターの放熱手段接触部分のみ熱放散が多くなるので熱衝撃が生じ、部分的な熱ひずみの発生によるヒーター破断や異常加熱による発熱体破壊により通電が停止し、発火に至らない。
【0062】
(4)放熱手段に温度過昇防止装置を熱的に接設したことにより、空焚き発生時に温度過昇防止装置の温度上昇が早く、発火・発煙を早期に防ぐことができる。
【0063】
(5)放熱手段にヒーターへの通電を制御する電子部品を熱的に接設したことにより、ヒーター負荷を制御する電子部品を冷却することができる。
【0064】
(6)瞬間式温水加熱器の加熱器出湯口に対向する位置に温度スイッチの感温部を設けたことにより、出口の流速の速い湯を感温部に衝突させ、温度スイッチの応答を促進することができ、制御異常時等の高温水噴出を防止することができる。
【0065】
(7)瞬間式温水加熱器の加熱器出湯口に連通し出湯温度センサーを内包するセンサーケースを設け、出湯温度センサーの上方にセンサーケースの流出口を設けたことにより、気泡の滞留を防止し出湯温度センサーの応答遅れを生じさせない。
【0066】
(8)両側面におしり・ビデそれぞれに駆動力を伝達する歯を持つ出力ギアを設け、出力ギアの回転方向を変えることにより2つのノズルの進退位置を選択的に調節することにより、1モーターで2ノズルの駆動が可能である。
【0067】
(9)駆動伝達の歯の一部にゼネバ機構を設け、所定の非噛み合い位置にてロックすることにより、非使用状態に使用者がノズルに外力を加えても、ギアの噛み合い位置がずれることがなく、ノズル進退位置が継続して調節できる。
【0068】
(10)回転可能に取り付けた回転板に凸部を構成し、凸部によりロッド状弁体をロッド軸方向に往復動させ水路の開閉を行なう選択通水弁を備え、出力ギアと噛み合う弁体ギアを回転板に設け、ノズルの進退位置に連動して選択通水を行なうことにより、1つの駆動手段で洗浄位置にあるノズルのみに確実に通水することができる。
【0069】
【発明の効果】
このように本発明の温水洗浄便座によれば、少水量でボリウム感のある十分な洗浄を行うことができ、瞬間式温水加熱器により連続的に快適な洗浄を行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1における温水洗浄便座の水回路図
【図2】 同実施例の瞬間式温水加熱器の一部決裁平面図
【図3】 同実施例の瞬間式温水加熱器の横断面図
【図4】 同実施例のノズル装置の一部を断面して示した側面図
【図5】 (a)(b)は同実施例のノズル装置のギア噛み合い図
【図6】 同実施例の選択通水弁の断面構成図
【図7】 従来例のノズル構成図
【符号の説明】
20 ノズル装置
21 給水装置
22 分配器
23 サブ水路
24 水ポンプ
26 流量検知器(水流検知器)
27 瞬間式温水加熱器
28 空気ポンプ
29 選択通水弁
30 おしりノズル
31 ビデノズル
40 加熱器ケース
41 平板状セラミックヒーター
46 櫛状リブ
47 蛇行水路
48 感熱板(放熱手段)
49 放熱板(放熱手段)
50 トライアック(電子部品)
51 温度ヒューズ(温度過昇防止装置)
53 加熱器出湯口
54 センサーケース
55 出湯温度センサー
56 温度スイッチ
57 スイッチ感熱板
58 流出口
63 ラックギア
64 おしり駆動ギア
65 ビデ駆動ギア
66 中間ギア
67 出力ギア
68 ゼネバ機構
69 ステッピングモーター
70 回転板
71 弁体ギア
72 ロッド状弁体
73 凸部

Claims (4)

  1. 洗浄水を局部に噴出するノズル装置と、前記ノズル装置へ洗浄水を供給するとともに、一次側を水道に直結した給水装置とを具備し、前記給水装置の二次側に分配器を介して前記ノズル装置への主水路とは別系統のサブ水路を接続し、前記主水路に水ポンプと、この水ポンプを水量に応じて制御する水量検知器と、瞬間式温水加熱器と、強制空気混入手段とを接続し、前記強制空気混入手段は瞬間式温水加熱器の下流側に位置設定した温水洗浄便座において、前記瞬間式温水加熱器は、加熱器ケースと、前記加熱器ケースに収納した平板状セラミックヒーターとを有し、前記加熱器ケースの内面より突出した櫛状リブにより前記平板状セラミックヒーターの両面に蛇行水路を形成するとともに、前記平板状セラミックヒーターの一部に接触し前記加熱器ケースの外部に放熱する放熱手段を設け、前記放熱手段は、温度過昇防止装置を熱的に接設した温水洗浄便座。
  2. 放熱手段は、ヒーターへの通電を制御する電子部品を熱的に接設した請求項1記載の温水洗浄便座。
  3. 瞬間式温水加熱器は、加熱器出湯口に対向する位置に温度スイッチの感温部を設けた請求項1記載の温水洗浄便座。
  4. 瞬間式温水加熱器は、加熱器出湯口に連通し出湯温度センサーを内包するセンサーケースを設け、前記出湯温度センサーの上方に前記センサーケースの流出口を設けた請求項1記載の温水洗浄便座。
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