JP3200104U - 浴室暖房ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】入浴中でも、浴室を効率良く暖房することの可能な浴室暖房ユニットを提供する。【解決手段】浴室暖房ユニット1は、浴槽120に連通する循環経路210と、循環経路中に設けられた熱交換器220および循環ポンプ230とを備えた循環加熱装置200における循環経路に連結するのに適している。この浴室暖房ユニットは、温水をシャワー状に噴出する噴出口を有する噴出部10と、循環経路における浴槽への往路部分に設けられた切り換え弁40と、噴出部および切り換え弁に連結された中継経路30とを備えている。噴出部は、浴室の壁のうち、噴出口から噴出される温水が浴槽内に落下する位置に固定されている。切り換え弁は、循環ポンプ側から流れてきた温水の流れを、浴槽側と中継経路側との何れかに切り換えるようになっている。【選択図】図1

Description

本考案は、浴室暖房ユニットに関する。
浴室を暖房する方法としては、温風による暖房が一般的である。
なお、特許文献1には、かけ湯用シャワー付き風呂給湯装置についての技術が開示されている。
特開2002−5508号公報
しかし、入浴中の人が温風を体に浴びた場合には、気化熱により体温が奪われるので、入浴中の人は、むしろ寒さを感じることがある。そのため、入浴中の暖房には、温風は不向きである。また、入浴中に温風で浴室を暖房すると、暖房効率が低下する。
本考案はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、入浴中でも、浴室を効率良く暖房することの可能な浴室暖房ユニットを提供することにある。
本考案の第1の実施の形態としての浴室暖房ユニットは、浴槽に連通する循環経路と、循環経路中に設けられた熱交換器および循環ポンプとを備えた循環加熱装置における循環経路に連結するのに適している。この浴室暖房ユニットは、温水をシャワー状に噴出する噴出口を有する噴出部と、循環経路における浴槽への往路部分に設けられた切り換え弁と、噴出部および切り換え弁に連結された中継経路とを備えている。噴出部は、浴室の壁のうち、噴出口から噴出される温水が浴槽内に落下する位置に固定されている。切り換え弁は、循環ポンプ側から流れてきた温水の流れを、浴槽側と中継経路側との何れかに切り換えるようになっている。
本考案の第2の実施の形態としての浴室暖房ユニットは、浴槽に連通する循環経路と、循環経路中に設けられた熱交換器および循環ポンプとを備えた循環加熱装置における循環経路に連結するのに適している。この浴室暖房ユニットは、温水をシャワー状に噴出する噴出口を有する噴出部と、噴出部を浴室の壁に固定するための固定部と、循環経路における浴槽への往路部分に設けるための切り換え弁と、噴出部および切り換え弁を連結するための中継経路とを備えている。切り換え弁は、循環ポンプ側から流れてきた温水の流れを、浴槽側と中継経路側との何れかに切り換えるようになっている。
本考案の第1および第2の実施の形態としての浴室暖房ユニットでは、暖房オフ時には、循環ポンプ側から流れてきた温水が浴槽を介して循環経路を循環する。暖房オン時には、循環ポンプ側から流れてきた温水の流れが、切り換え弁によって、浴槽側から中継経路側に切り替わる。すると、温水が、中継経路を介して噴出口に到達し、噴出口からシャワー状に噴出したのち、浴槽内に落下する。このとき、温水シャワーの放熱効果により、浴室の空気が暖められる。浴槽内に落下した温水は、循環ポンプによって浴槽から排出され、循環経路を循環する。このように、本考案では、温水を無駄にすることなく、循環させながら、浴室の空気が暖められる。また、本考案では、浴室の暖房に、温水シャワーが用いられており、温風は用いられない。
本考案の第1および第2の実施の形態としての浴室暖房ユニットによれば、温水シャワーを用いて、温水を無駄にしないで循環させながら、浴室の空気を暖めるようにしたので、入浴中でも、浴室を効率良く暖房することができる。
本考案の一実施の形態としての浴室暖房ユニットの概略構成例を、浴室および循環加熱装置と共に表す側面図である。 図1の浴室暖房ユニットの概略構成例を、浴室および循環加熱装置と共に表す上面図である。 噴出部の概略構成の一変形例を表す図である。 固定部の断面構成例を表す図である。 切り換え機構および端末の概略構成例を表す図である。
以下、本考案の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。以下の説明は本考案の一具体例であって、本考案は以下の態様に限定されるものではない。また、本考案は、各図に示す各構成要素の配置や寸法、寸法比などについても、それらに限定されるものではない。
<1.実施の形態>
[構成]
図1は、本考案の一実施の形態としての浴室暖房ユニット1の概略構成例を、浴室100および循環加熱装置200と共に表す側面図である。図2は、浴室暖房ユニット1の概略構成例を、浴室100および循環加熱装置200と共に表す上面図である。以下では、浴室100および循環加熱装置200について説明した後、浴室暖房ユニット1について説明する。
(浴室100)
浴室100は、浴槽120の設けられた部屋であり、壁110で囲まれている。壁110には、浴室100の出入口130や、出入口130の開閉に用いられる扉140などが設けられている。浴槽120は、温水300をたたえ、人がその中に入って湯あみをする入れ物である。浴槽120は、循環加熱装置200に連結された風呂循環口121と、排水口122とを備えている。風呂循環口121には、温水300を浴槽120に流入させる流入口と、温水300を浴槽120から排出する排出口とが設けられている。
(循環加熱装置200)
循環加熱装置200は、浴槽120内の温水300を加熱する装置である。循環加熱装置200は、浴槽120に連通する循環経路210と、循環経路210中に設けられた熱交換器220および循環ポンプ230とを備えている。循環経路210は、循環ポンプ230の下流側に位置する往路211と、循環ポンプ230の上流側に位置する復路212とを有している。往路211は、熱交換器220を介して浴槽120の風呂循環口121の流入口に連結されている。復路212は、浴槽120の風呂循環口121の排出口に連結されている。なお、循環経路210中に、温水300を浄化するフィルターなどが設けられていてもよい。熱交換器220は、加熱用熱源器によって、循環経路210内の温水300を加熱するようになっている。加熱用熱源器は、例えば、電熱器、ガス燃焼器、または、石油燃焼器などによって構成されている。循環ポンプ230は、温水300を循環経路210内で循環させるようになっている。循環ポンプ230は、復路212側から温水300を吸い込み、往路211側に排出するようになっている。
(浴室暖房ユニット1)
浴室暖房ユニット1は、温風を用いずに、温水シャワーの放熱効果を利用して浴室100の暖房を行う装置である。浴室暖房ユニット1は、噴出部10、固定部20、中継経路30および切り換え弁40を備えている。
噴出部10は、温水300が流入する流入口12と、流入口12から流入してきた温水300をシャワー状に噴出する噴出口11とを有している。噴出部10は、例えば、シャワーヘッドを含んで構成されている。噴出部10は、浴室100の壁110のうち、噴出口11から噴出される温水が浴槽120内に落下する位置に固定されている。噴出部10は、例えば、浴室100の壁110のうち、浴槽120に接する側壁に固定されている。噴出部10は、例えば、図3に示したように、噴出口11の向きを調整するための調整機構13を有していてもよい。調整機構13は、噴出部10が固定部20によって壁110に固定されたときに噴出部10から噴出した温水が浴槽120内に落下するように噴出口11の向きを調整するためのものである。
固定部20は、噴出部10を浴室100の壁110に固定するための部品である。固定部20は、例えば、噴出部10の流入口12を浴室100の壁110に固定している。固定部20は、例えば、図4に示したように、噴出部10の流入口12を支持する(または、流入口12と嵌合する)開口部21Aが設けられた第1部品21と、第1部品21の開口部21Aと連通するとともに中継経路30の一端に挿入可能な筒状の第2部品22とにより構成されている。第1部品21が、例えば、円盤形状となっており、固定部20自身を壁111に固定するためのビス穴21Bを有していることが好ましい。なお、固定部20は、図4に記載の構成に限定されるものではない。中継経路30は、噴出部10および切り換え弁40を連結するための配管である。中継経路30は、噴出部10および切り換え弁40に連結されている。中継経路30は、浴室100内の美観上、浴室100の外に配置されていることが好ましい。
切り換え弁40は、循環経路210における浴槽120への往路部分(往路211の中途)に設けるための部品である。切り換え弁40は、循環経路210における浴槽120への往路部分(往路211の中途)に設けられている。切り換え弁40は、循環ポンプ230側から流れてきた温水300の流れを、浴槽120側と中継経路30側との何れかに切り換えるようになっている。切り換え弁40は、例えば、三方弁で構成されている。切り換え弁40は、流路の切り換えを手動で行うためのレバーを有していてもよい。
浴室暖房ユニット1は、例えば、図5に示したように、切り換え弁40の流路切り替え操作を行う切り換え機構50と、切り換え機構50を遠隔操作する端末60とを備えていてもよい。切り換え機構50は、例えば、切り換え弁40の流路切り換えを行う駆動部を備えており、端末60からの制御信号に基づいて、駆動部を駆動するようになっている。切り換え機構50における駆動部は、例えば、電動式またはワイヤー式等で、切り換え弁40の流路切り換えを行うようになっている。端末60は、例えば、切り換え機構50に制御信号を出力することにより、切り換え弁40のオンオフを制御するようになっている。端末60は、例えば、切り換え弁40をオンするオンボタンと、切り換え弁40をオフするオフボタンと、オンボタンまたはオフボタンの押下げによって生成される入力信号に基づいて、上記制御信号を生成する制御部とを有している。
[動作]
次に、浴室暖房ユニット1の動作について説明する。
浴室暖房ユニット1では、切り換え弁40において浴槽120側の流路が開いており、中継経路30側の流路が閉じている時には、循環ポンプ230側から流れてきた温水300が浴槽120を介して循環経路210を循環する。このとき、噴出部10からは、温水300のシャワーは噴出せず、浴槽120内の温水300が加熱される。つまり、このときは、浴室暖房ユニット1による暖房はオフしている。
ユーザは、浴室暖房ユニット1による暖房をオンしたい場合には、切り換え弁40の切り換えを手動または端末60の操作によって行う。例えば、ユーザが切り換え弁40のレバーを操作することによって、切り換え弁40において浴槽120側の流路を閉じ、中継経路30側の流路を開ける。また、例えば、ユーザが端末60のオンボタンを押し下げることにより、オンボタンの押し下げに基づいた制御信号が端末60で生成され、切り換え機構50に出力される。切り換え機構50は、オンボタンの押し下げに基づいた制御信号が端末60から入力されると、入力された制御信号に基づいて、切り換え弁40における浴槽120側の流路を閉じ、中継経路30側の流路を開ける。すると、循環ポンプ230側から流れてきた温水300の流れが、切り換え弁40によって、浴槽120側から中継経路30側に切り替わる。これにより、循環ポンプ230側から流れてきた温水300が、中継経路30を介して噴出口11に到達し、噴出口11からシャワー状に噴出したのち、浴槽120内に落下する。このとき、温水シャワーの放熱効果により、浴室100の空気が暖められる。浴槽120内に落下した温水300は、循環ポンプ230によって浴槽120から排出され、循環経路210を循環する。そのため、浴槽120の温水300の水位が概ね一定に保たれる。さらに、温水300は、熱交換器220によって加熱されるので、温水シャワーの温度が一定に保たれる。このように、浴室暖房ユニット1では、噴出口11から温水シャワーが噴出しているときであっても、温水300が中継経路30を介して循環経路210を循環しているので、温水300を無駄にすることなく、循環させながら、浴室120の空気が暖められる。
ユーザは、浴室暖房ユニット1による暖房をオフしたい場合には、切り換え弁40の切り換えを手動または端末60の操作によって行う。例えば、ユーザが切り換え弁40のレバーを操作することによって、切り換え弁40において中継経路30側の流路を閉じ、浴槽120側の流路を開ける。また、例えば、ユーザが端末60のオフボタンを押し下げることにより、オフボタンの押し下げに基づいた制御信号が端末60で生成され、切り換え機構50に出力される。切り換え機構50は、オフボタンの押し下げに基づいた制御信号が端末60から入力されると、入力された制御信号に基づいて、切り換え弁40における中継経路30側の流路を閉じ、浴槽120側の流路を開ける。すると、循環ポンプ230側から流れてきた温水300の流れが、切り換え弁40によって、中継経路30側から浴槽120側に切り替わる。これにより、循環ポンプ230側から流れてきた温水300が浴槽120を介して循環経路210を循環する。このとき、噴出部10からは、温水300のシャワーは噴出せず、浴槽120内の温水300が加熱される。また、このとき、循環加熱装置200の熱源をオフにする。
[効果]
次に、浴室暖房ユニット1の効果について説明する。
浴室を暖房する方法としては、温風による暖房が一般的である。しかし、入浴中の人が温風を体に浴びた場合には、気化熱により体温が奪われるので、入浴中の人は、むしろ寒さを感じることがある。そのため、入浴中の暖房には、温風は不向きである。また、入浴中に温風で浴室を暖房する場合は、前述の事由により、風量を抑制しなければならないので、暖房効率が低下する。
一方、浴室暖房ユニット1では、浴室100の暖房として、浴槽120の温水300を水源とし、既存の追い焚き用の循環加熱装置200を熱源および水圧源とする温水シャワーが用いられる。具体的には、暖房オフ時には、循環ポンプ230側から流れてきた温水300が浴槽120を介して循環経路210を循環する。暖房オン時には、循環ポンプ230側から流れてきた温水300の流れが、切り換え弁40によって、浴槽120側から中継経路30側に切り替わる。すると、温水300が、中継経路30を介して噴出口11に到達し、噴出口11からシャワー状に噴出したのち、浴槽120内に落下する。このとき、温水シャワーの放熱効果により、浴室100の空気が暖められる。浴槽120内に落下した温水300は、循環ポンプ230によって浴槽120から排出され、循環経路30を循環する。このように、浴室暖房ユニット1では、温水300を無駄にすることなく、循環させながら、浴室100の空気が暖められる。また、浴室暖房ユニット1では、浴室100の暖房に、温水シャワーが用いられており、温風は用いられない。その結果、入浴中でも、浴室100を効率良く暖房することができる。また、入浴中に暖房することができるので、寒冷期のヒートショックによる事故の低減にも資することとなる。また、温水シャワーによる加湿によって、風邪やインフルエンザ等の予防にも有効と思われる。
また、浴室暖房ユニット1では、循環経路210の往路211に切り換え弁40を取り付け、浴室100の壁110の所定の位置に、噴出部10を固定部20によって固定し、切り換え弁40と噴出部10とを中継経路30でつなぐだけで、浴室暖房ユニット1の施工が完了する。つまり、既存の設備を活用しつつ、簡易な工事を行うだけで、浴室暖房ユニット1の施工を行うことができる。従って、浴室暖房ユニット1を安価に導入することができる。
また、浴室暖房ユニット1において、噴出部10に調整機構13が設けられている場合には、噴出部10の取り付け位置に自由度を持たせることができる。また、浴室暖房ユニット1において、切り換え機構50および端末60が設けられている場合には、切り換え弁40の流路切り換えを、切り換え弁40の設置場所まで行かなくても行うことができる。
1…浴室暖房ユニット、10…噴出部、11…噴出口、12…流入口、13…調整機構、20…固定部、30…中継流路、40…切り換え弁、50…切り換え機構、60…端末、100…浴室、110…壁、120…浴槽、130…出入り口、140…扉、121…風呂循環口、200…循環加熱装置、210…循環経路、211…往路、212…復路、220…熱交換器、230…循環ポンプ、300…温水。
固定部20は、噴出部10を浴室100の壁110に固定するための部品である。固定部20は、例えば、噴出部10の流入口12を浴室100の壁110に固定している。固定部20は、例えば、図4に示したように、噴出部10の流入口12を支持する(または、流入口12と嵌合する)開口部21Aが設けられた第1部品21と、第1部品21の開口部21Aと連通するとともに中継経路30の一端に挿入可能な筒状の第2部品22とにより構成されている。第1部品21が、例えば、円盤形状となっており、固定部20自身を壁110に固定するためのビス穴21Bを有していることが好ましい。なお、固定部20は、図4に記載の構成に限定されるものではない。中継経路30は、噴出部10および切り換え弁40を連結するための配管である。中継経路30は、噴出部10および切り換え弁40に連結されている。中継経路30は、浴室100内の美観上、浴室100の外に配置されていることが好ましい。
ユーザは、浴室暖房ユニット1による暖房をオンしたい場合には、切り換え弁40の切り換えを手動または端末60の操作によって行う。例えば、ユーザが切り換え弁40のレバーを操作することによって、切り換え弁40において浴槽120側の流路を閉じ、中継経路30側の流路を開ける。また、例えば、ユーザが端末60のオンボタンを押し下げることにより、オンボタンの押し下げに基づいた制御信号が端末60で生成され、切り換え機構50に出力される。切り換え機構50は、オンボタンの押し下げに基づいた制御信号が端末60から入力されると、入力された制御信号に基づいて、切り換え弁40における浴槽120側の流路を閉じ、中継経路30側の流路を開ける。すると、循環ポンプ230側から流れてきた温水300の流れが、切り換え弁40によって、浴槽120側から中継経路30側に切り替わる。これにより、循環ポンプ230側から流れてきた温水300が、中継経路30を介して噴出口11に到達し、噴出口11からシャワー状に噴出したのち、浴槽120内に落下する。このとき、温水シャワーの放熱効果により、浴室100の空気が暖められる。浴槽120内に落下した温水300は、循環ポンプ230によって浴槽120から排出され、循環経路210を循環する。そのため、浴槽120の温水300の水位が概ね一定に保たれる。さらに、温水300は、熱交換器220によって加熱されるので、温水シャワーの温度が一定に保たれる。このように、浴室暖房ユニット1では、噴出口11から温水シャワーが噴出しているときであっても、温水300が中継経路30を介して循環経路210を循環しているので、温水300を無駄にすることなく、循環させながら、浴室100の空気が暖められる。
一方、浴室暖房ユニット1では、浴室100の暖房として、浴槽120の温水300を水源とし、既存の追い焚き用の循環加熱装置200を熱源および水圧源とする温水シャワーが用いられる。具体的には、暖房オフ時には、循環ポンプ230側から流れてきた温水300が浴槽120を介して循環経路210を循環する。暖房オン時には、循環ポンプ230側から流れてきた温水300の流れが、切り換え弁40によって、浴槽120側から中継経路30側に切り替わる。すると、温水300が、中継経路30を介して噴出口11に到達し、噴出口11からシャワー状に噴出したのち、浴槽120内に落下する。このとき、温水シャワーの放熱効果により、浴室100の空気が暖められる。浴槽120内に落下した温水300は、循環ポンプ230によって浴槽120から排出され、循環経路210を循環する。このように、浴室暖房ユニット1では、温水300を無駄にすることなく、循環させながら、浴室100の空気が暖められる。また、浴室暖房ユニット1では、浴室100の暖房に、温水シャワーが用いられており、温風は用いられない。その結果、入浴中でも、浴室100を効率良く暖房することができる。また、入浴中に暖房することができるので、寒冷期のヒートショックによる事故の低減にも資することとなる。また、温水シャワーによる加湿によって、風邪やインフルエンザ等の予防にも有効と思われる。
1…浴室暖房ユニット、10…噴出部、11…噴出口、12…流入口、13…調整機構、20…固定部、30…中継経路、40…切り換え弁、50…切り換え機構、60…端末、100…浴室、110…壁、120…浴槽、130…出入口、140…扉、121…風呂循環口、200…循環加熱装置、210…循環経路、211…往路、212…復路、220…熱交換器、230…循環ポンプ、300…温水。

Claims (5)

  1. 浴槽に連通する循環経路と、前記循環経路中に設けられた熱交換器および循環ポンプとを備えた循環加熱装置における前記循環経路に連結するのに適した浴室暖房ユニットであって、
    温水をシャワー状に噴出する噴出口を有する噴出部と、
    前記循環経路における前記浴槽への往路部分に設けられた切り換え弁と、
    前記噴出部および前記切り換え弁に連結された中継経路と
    を備え、
    前記噴出部は、浴室の壁のうち、前記噴出口から噴出される温水が前記浴槽内に落下する位置に固定されており、
    前記切り換え弁は、前記循環ポンプ側から流れてきた温水の流れを、前記浴槽側と前記中継経路側との何れかに切り換えるようになっている
    浴室暖房ユニット。
  2. 前記切り換え弁の切り替え操作を行う切り換え機構と、
    前記切り換え機構を遠隔操作する端末と
    をさらに備えた
    請求項1に記載の浴室暖房ユニット。
  3. 浴槽に連通する循環経路と、前記循環経路中に設けられた熱交換器および循環ポンプとを備えた循環加熱装置における前記循環経路に連結するのに適した浴室暖房ユニットであって、
    温水をシャワー状に噴出する噴出口を有する噴出部と、
    前記噴出部を浴室の壁に固定するための固定部と、
    前記循環経路における前記浴槽への往路部分に設けるための切り換え弁と、
    前記噴出部および前記切り換え弁を連結するための中継経路と
    を備え、
    前記切り換え弁は、前記循環ポンプ側から流れてきた温水の流れを、前記浴槽側と前記中継経路側との何れかに切り換えるようになっている
    浴室暖房ユニット。
  4. 前記噴出部は、前記噴出部が前記固定部によって前記壁に固定されたときに前記噴出部から噴出した温水が前記浴槽内に落下するように前記噴出口の向きを調整するための調整機構を有する
    請求項3に記載の浴室暖房ユニット。
  5. 前記切り換え弁の流路切り替え操作を行う切り換え機構と、
    前記切り換え機構を遠隔操作する端末と
    をさらに備えた
    請求項3または請求項4に記載の浴室暖房ユニット。
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