JP6153082B2 - 衛生洗浄装置 - Google Patents

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Description

本発明は、衛生洗浄装置に関するものである。
住宅用の衛生洗浄装置および非住宅用(パブリック用)の衛生洗浄装置には、省エネルギー化、消費電力の低減および節水が求められている。
パブリック現場においては、1系統の電気配線または1つのブレーカに対して複数の衛生洗浄装置が設置されていることが少なくない。そのため、複数の衛生洗浄装置が同時に使用されても消費電力量が電気配線やブレーカの許容電力量よりも高くならないように、パブリック現場には、単位時間あたりの消費電力量(消費電力)が瞬間式の熱交換器の消費電力よりも低い貯湯式の熱交換器を備えた衛生洗浄装置が使用されることが多い。
特開2011−047172号公報
しかし、貯湯式の熱交換器の待機時の放熱量は、瞬間式の熱交換器の待機時の放熱量よりも多い。そのため、貯湯式の熱交換器を備える衛生洗浄装置の全体の消費電力量は、瞬間式の熱交換器を備える衛生洗浄装置の消費電力量よりも高い。省エネルギー化あるいは消費電力の低減という観点においては、改善の余地がある。
省エネルギー化あるいは消費電力の低減のために、パブリック用の衛生洗浄装置が瞬間式の熱交換器を備える場合を考える。従来の瞬間式の熱交換器を備えた衛生洗浄装置をパブリック現場に複数設置する場合には、複数の衛生洗浄装置が同時に使用されたとしても、消費電力量の合計が電気配線またはブレーカの許容電力を超えないように、それぞれの衛生洗浄装置の定格電力(最大消費電力)を小さく設定する必要がある。瞬間式の衛生洗浄装置において、定格電力を小さくすると単位時間当たりの消費可能電力が小さくなるため、吐水される洗浄水を所定の温度にするためには洗浄水の低流量化が必須となる。温水洗浄便座の使用環境は、給水圧力の低い現場もあり、給水圧力が低い現場でも洗浄水は、少なくとも局部に着水する必要がある。そのため、洗浄水の流量の変更を行う際の下限流量は、給水圧力が低い現場でも洗浄水が、局部に着水することが条件となる。従来は、洗浄水を豊富に使用できたため、洗浄水の流量の変更を行なう際の下限流量と上限流量の差が大きく、流量変更を行なう際も、十分な流量の差があったため、流量の変化を感じることが出来たが、低流量化を行うと、洗浄水の流量の変更を行なう際の下限流量と上限流量の差が小さくなるため流量変更を行う際に、流量を変化できる幅が小さくなってしまう。その結果、衛生洗浄装置の流量変化の違いが感じにくくなり、流量変更、即ち水勢変更が認識できないという課題がある。
一方、水勢変更時にLEDなどの表示手段を用いて使用者に衛生洗浄装置の水勢変更を認識させる技術は既に知られている(特開2011−047172号公報)。しかし、LEDなどの表示手段を別途設けると、それだけコストが掛かってしまう。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであって、LEDなどの表示手段に頼ることなく、洗浄水の水勢変更を認識しやすくできる衛生洗浄装置を提供することを目的とする。
本発明に係る衛生洗浄装置は、吐水口から洗浄水を噴射して使用者の局部を洗浄する洗
浄ノズルと、前記吐水口から噴射した洗浄水が局部に着水する複数段階の流量の切り替え
及び洗浄水が局部に着水しない状態への切り替えを行う給水切替手段と、前記給水切替手
段から前記吐水口まで水を導く流路と、前記給水切替手段を制御する制御手段と、前記吐
水口から噴射される洗浄水を加熱する瞬間式の熱交換手段と、使用者からの前記複数段階の流量の切り替えのためのボタン操作により前記制御手段へ離れたところから無線信号を送信するリモコンと、を備え、前記制御手段は、前記吐水口から噴射される洗浄水の流量を変更させる前記リモコンから前記制御手段へ送信された無線信号による指示に基づいて、前記給水切替手段により洗浄水が局部に着水しない状態に制御し、所定の時間経過後、前記給水切替手段により、指示された流量の洗浄水が局部に着水するように制御することを特徴とする。
このような構成により、流量の変更指示に基づいて、必ず局部への着水が途切れるよう
に制御されるため、使用者は流量変更を認識しやすい
また、本発明に係る衛生洗浄装置においては、好ましくは、前記制御手段は、前記吐水
口から噴射される洗浄水の流量を変更させる前記リモコンから前記制御手段へ送信された無線信号による指示を受けると、前記給水切替手段に前記洗浄ノズルへの給水を停止させる制御を行い、所定の時間経過後、前記給水切替手段を制御して前記洗浄ノズルへの給水を開始する。
このような構成により、流量変更時に必ず洗浄ノズルからの洗浄水の給水が停止される
ため、使用者は流量変更を認識しやすい。
また、本発明に係る衛生洗浄装置においては、好ましくは、前記給水切替手段は、前記
洗浄ノズルを洗浄する洗浄室へ給水するための洗浄室給水切替手段を備え、前記制御手段は、前記吐水口から洗浄水を噴射中にその洗浄水の流量を変更させる前記リモコンから前記制御手段へ送信された無線信号による指示に基づいて、洗浄水が局部に着水しないよう、前記洗浄室給水切替手段により、洗浄水を前記洗浄室へ給水するように制御する。
このような構成により、流量変更時に、洗浄ノズルを洗浄する洗浄室へ洗浄水を給水す
るように制御するため、局部に着水しない洗浄水もノズル洗浄に有効利用することができ
る。
また、本発明に係る衛生洗浄装置においては、好ましくは、前記洗浄室給水切替手段は、前記吐水口から噴射された洗浄水の流量を変更することなく前記洗浄室へ給水する。
このような構成により、流量変更時に洗浄ノズルからの洗浄水が一旦停止したとしても、熱交換器を流れる洗浄水の流量は変わらないため、洗浄水の温度ハンチングがなく熱交換手段を制御でき、使用者に洗浄水の温度ムラによる違和感を感じさせない。
また、本発明に係る衛生洗浄装置においては、好ましくは、前記制御手段は、前記給水
切替手段により洗浄水が局部に着水しないよう制御している際に、前記吐水口から噴射さ
れる洗浄水の流量を変更させる前記リモコンから前記制御手段へ送信された無線信号による指示を新たに受けると、制御中の指示を中断し、新たに受けた変更指示に基づいて前記給水切替手段により再び局部に着水されるように制御する。
このような構成により、前の指示をスキップできるため、水勢弱→中→強といった連続
した変更を行ったとしても弱洗浄の局部着水停止後、中洗浄が一瞬着水し一定停止時間を
経て強洗浄となるといった使用者の待ち時間の長さや、操作応答遅れのストレスを低減で
きる。
本発明の衛生洗浄装置によれば、LEDなどの表示手段に頼ることなく、洗浄水の水勢変更を認識しやすくできる。
本発明の一実施形態に係る衛生洗浄装置を備えたトイレ装置を示す概略斜視図。 本発明の一実施形態に係る衛生洗浄装置の要部構成例を示す図。 本発明の一実施形態に係る衛生洗浄装置の操作部を示す図。 本発明の一実施形態に係る流量切替弁及び流路切替弁を構成するステータ及びロータを示す斜視図。 本発明の一実施形態に係るステータの一例を示す図。 本発明の一実施形態に係るロータの一例を示す図。 本発明の一実施形態に係る制御部の制御ロジックを実行した具体例に係るタイムチャート。 本発明の一実施形態に係る制御部の制御ロジックを実行したスキップ動作の具体例に係るタイムチャート。
次に、添付図面を参照して、本発明の一実施形態を説明する。
[衛生洗浄装置の概要]
図1は、本発明の一実施形態に係る衛生洗浄装置を備えたトイレ装置を示す概略斜視図である。図2は、本発明の一実施形態に係る衛生洗浄装置の要部構成例を示す図である。 なお、図2では、水路系と電気系の要部構成を併せて表している。図3は、本発明の一実施形態に係る衛生洗浄装置の操作部を示す図である。
図1に示すトイレ装置1は、洋式腰掛便器(以下説明の便宜上、単に「便器」と称する)800と、その上に設けられた衛生洗浄装置100と、を備える。衛生洗浄装置100は、ケーシング400と、便座200と、便蓋300と、を有する。便座200と便蓋300とは、ケーシング400に対して開閉自在にそれぞれ軸支されている。
ケーシング400の内部には、便座200に座った使用者の局部などの洗浄を実現する身体洗浄機能部などが内蔵されている。また、例えばケーシング400には、使用者の人体を検知する人体検知センサ403及び使用者が便座200に座ったことを検知する着座検知センサ404が設けられている。着座検知センサ404が便座200に座った使用者を検知している場合において、使用者が操作部500を操作すると、洗浄ノズル(以下説明の便宜上、単に「ノズル」と称する)473を便器800のボウル801内に進出させることができる。なお、図1に表した衛生洗浄装置100では、ノズル473がボウル801内に進出した状態を表している。
ノズル473の先端部には、複数の吐水孔474a、474b、474c(以下、いずれか一つ又は二つ以上を指す場合、単に「吐水孔474」と称する)が設けられている。 ノズル473は、吐水孔474から水を噴射して、便座200に座った使用者の局部などを洗浄することができる。
より具体的に説明すると、本実施形態にかかる衛生洗浄装置100は、図2に示すように、水道や貯水タンクなどの給水源10から供給された洗浄水をノズル473の吐水孔474に供給すべく導く流路20を有する。流路20には、電磁弁431が設けられている。電磁弁431は、開閉可能な電磁バルブであり、ケーシング400の内部に設けられた制御部405からの指令に基づいて水の供給を制御する。
電磁弁431の下流には、洗浄水を所定の温度まで昇温させる熱交換器ユニット440が設けられている。この熱交換器ユニット440は、供給される電力に応じて加熱量が変化し、電磁弁431を通過した洗浄水を加熱して所定温度の温水にするヒータ(不図示)、例えばシーズヒータやセラミックヒータ等を有する。この熱交換器ユニット440は、いわば電磁弁431を通過した冷水である洗浄水を加熱する瞬間式加熱手段である。
熱交換器ユニット440の下流には、殺菌水を生成可能な電解槽ユニット(電解槽)450が設けられている。ノズル473や、電解槽ユニット450よりも下流側の流路20は、電解槽ユニット450において生成された殺菌水により殺菌される。
電解槽ユニット450の下流には、水勢(流量)の調整を行う流量切替弁471と、ノズル473やノズル洗浄室(洗浄室)478への給水の開閉や切替を行う流路切替弁(洗浄室給水切替手段)472と、が設けられている。なお、流量切替弁471および流路切替弁472は、1つのユニットとして設けられていてもよい。続いて、流量切替弁471および流路切替弁472の下流には、ノズル473が設けられている。本発明の一実施形態においては、流量切替弁471及び流路切替弁472をまとめて給水切替手段470とする。
なお、流路切替弁472の下流において流路20は、第一吐水流路21、第二吐水流路22及び第三吐水流路23に分岐している。第一吐水流路21、第二吐水流路22及び第三吐水流路23は、それぞれ第一吐水孔474a、第二吐水孔474b、第三吐水孔474cに通じている。流量切替弁471及び流路切替弁472は、制御部405からの指令に基づいて各吐水孔474a、474b、474cへの洗浄水の供給を制御する。制御内容の詳細については後述する。
ノズル473は、前述したように、水を噴射して便座200に座った使用者の局部を洗浄できる。このノズル473の先端部には、第一吐水孔474a、第二吐水孔474b及び第三吐水孔474cが設けられている。本実施形態では、第一吐水孔474aは女性の局部洗浄を行うビデ洗浄用の吐水孔として、第二吐水孔474b及び第三吐水孔474cは、それぞれ人体局部への着水範囲、あるいは流速の異なる洗浄水を噴出する肛門洗浄用の吐水孔として説明を行う。なお、吐水孔の個数は2つでもよいし、4つ以上でも良い。また、各々の吐水孔の用途は上記の場合に限らない。
また、ノズル473は、ノズルモータ476からの駆動力を受け、便器800のボウル801内に進出したり後退したりすることができる。つまり、ノズルモータ476は、制御部405からの指令に基づいてノズル473を進退させることができる。
なお、電解槽ユニット450において生成された殺菌水を流路切替弁472から便器800のボウル801の表面に吐水する殺菌水吐水ノズルが、ノズル473とは別体として設けられていてもよい。この場合には、図示しない殺菌水吐水ノズルは、電解槽ユニット450よりも下流側の流路20に設けられる。衛生洗浄装置100は、一般的には、便器800の上に設置され利用される。そのため、ボウル801の表面に殺菌水を吐水する殺菌水吐水ノズルが設けられている場合には、衛生洗浄装置100は、便器800のボウル801の表面に存在する菌を殺菌する装置としても有効に利用され得る。
流路切替弁472は、ノズル473を洗浄する際に一時的に蓄えられるノズル洗浄室478へ洗浄水を供給する洗浄室給水切替手段の役割も備えている。また、各吐水流路へ流れる洗浄水と、ノズル洗浄室478へ流れる洗浄水の総和は、常に一定になるように制御されている。このような構成することによって、どの吐水流路を用いたとしても、流路切替弁47の上流にある熱交換器ユニット440を流れる洗浄水の流量は変わらないため、吐水される洗浄水の温度ムラが発生することがない。ノズル洗浄室478に蓄えられた洗浄水は胴体洗浄用孔(図示せず)から吐水され、ノズル473の胴体洗浄を行う際に使用される。
制御部405は、電源回路401から電力を供給され、トイレ室への使用者の入室を検知する入室検知センサ402や、便座200の前方にいる使用者を検知する人体検知センサ403や、便座200への使用者の着座を検知する着座検知センサ404や、操作部500などからの信号に基づいて、電磁弁431、熱交換器ユニット440、電解槽ユニット450、流量切替弁471、流路切替弁472及びノズルモータ476の動作を制御することができる。特に、流路切替弁472の動作を制御することによって、各吐水孔474a、474b、474cへの洗浄水の供給を制御する。
着座検知センサ404は、使用者が便座200に着座する直前において便座200の上方に存在する人体や、便座200に着座した使用者を検知することができる。すなわち、着座検知センサ404は、便座200に着座した使用者だけではなく、便座200の上方に存在する使用者を検知することができる。このような着座検知センサ404としては、例えば、赤外線投受光式の測距センサなどを用いることができる。
また、人体検知センサ403は、便器800の前方にいる使用者、すなわち便座200から前方へ離間した位置に存在する使用者を検知することができる。つまり、人体検知センサ403は、トイレ室に入室して便座200に近づいてきた使用者を検知することができる。このような人体検知センサ403としては、例えば、赤外線投受光式の測距センサなどを用いることができる。
また、入室検知センサ402は、トイレ室のドアを開けて入室した直後の使用者や、トイレ室に入室しようとしてドアの前に存在する使用者を検知することができる。つまり、入室検知センサ402は、トイレ室に入室した使用者だけではなく、トイレ室に入室する前の使用者、すなわちトイレ室の外側のドアの前に存在する使用者を検知することができる。このような入室検知センサ402としては、焦電センサや、ドップラーセンサなどのマイクロ波センサなどを用いることができる。マイクロ波のドップラー効果を利用したセンサや、マイクロ波を送信し反射したマイクロ波の振幅(強度)に基づいて被検知体を検出するセンサなどを用いた場合、トイレ室のドア越しに使用者の存在を検知することが可能となる。つまり、トイレ室に入室する前の使用者を検知することができる。
図1に表したトイレ装置では、ケーシング400の上面に凹設部409が形成され、この凹設部409に一部が埋め込まれるように入室検知センサ402が設けられている。入室検知センサ402は、便蓋300が閉じた状態では、その基部付近に設けられた透過窓310を介して使用者の入室を検知する。そして、例えば、入室検知センサ402が使用者を検知すると、制御部405は、入室検知センサ402の検知結果に基づいて便蓋300を自動的に開くことができる。また、着座検知センサ404および人体検知センサ403は、ケーシング400の前方の中央部に設けられている。但し、着座検知センサ404、人体検知センサ403、および入室検知センサ402の設置形態は、これだけに限定されるわけではなく、適宜変更することができる。
また、ケーシング400には、便座200に座った使用者の局部などに向けて温風を吹き付けて乾燥させる「温風乾燥機能」や「脱臭ユニット」や「室内暖房ユニット」などの各種の機構が適宜設けられていてもよい。この際、ケーシング400の側面には、脱臭ユニットからの排気口407及び室内暖房ユニットからの排出口408が適宜設けられる。ただし、本発明においては、衛生洗浄機能部やその他の付加機能部は必ずしも設けなくてもよい。
また、図3に示すように、操作部500には、ノズル474から吐水される洗浄水の吐水状態を変更させる第一吐水状態変更ボタン31、第二吐水状態変更ボタン32、第三吐水状態変更ボタン33と、ノズル474から吐水される洗浄水の流量、即ち水勢を変更させる水勢弱方向変更ボタン41、水勢強方向変更ボタン42を備えている。第一吐水状態変更ボタン31、第二吐水状態変更ボタン32、第三吐水状態変更ボタン33をまとめて吐水状態変更ボタン30と呼ぶ。また、水勢弱方向変更ボタン41、水勢強方向変更ボタン42をまとめて水勢入力・変更ボタン40と呼ぶ。第一吐水状態変更ボタン31が操作されると、ノズル473の先端部にある第一吐水孔474aから洗浄水が吐水され、第二吐水状態変更ボタン32が操作されると、第二吐水孔474bから洗浄水が吐水され、第三吐水状態変更ボタン33が操作されると、第三吐水孔474cから洗浄水が吐水される。水勢弱方向変更ボタン41が操作されると、ノズル474から吐水される洗浄水の流量が少なくなり、水勢強方向変更ボタン42が操作されると、ノズル474から吐水される洗浄水の流量が多くなる。操作部500はその他にも各種ボタンを備えており、「温風乾燥機能」や「脱臭ユニット」や「室内暖房ユニット」などの各種の機構が適宜設けられている場合は、それらのボタンを操作することで、制御部405に信号を送信し、これら付加機能部を動作させることができる。
[流量切替弁及び流路切替弁の構成]
図4は、本発明の一実施形態に係る流量切替弁及び流路切替弁を構成するステータ及びロータを示す斜視図である。
図4に示すステータ600及びロータ700は、図2の流量切替弁471及び流路切替弁472の弁機能を果たす構成部品である。なお、図4では、流量切替弁471及び流路切替弁472の構成部品のうち、ステータ600及びロータ700以外の構成部品については図示を省略している。
このようなステータ600及びロータ700は流路20上に設けられ、特にステータ600よりも下流側では、流路20は第一吐水流路21、第二吐水流路22、第三吐水流路23及びノズル洗浄室478に分岐している。以下、スタータ600、ロータ700の順に詳細に説明する。
[ステータについて]
図5は、本発明の一実施形態に係るステータの一例を示す図である。図5(a)では、ステータ600の表面を示している。図5(b)では、ステータ600の裏面を示している。
図4に示すように、ステータ600は所定の厚みを有する円盤状の部材である。このステータ600には、図4及び図5に示すように、四つの貫通孔601、602、603、604が、水流方向と垂直面に形成されている。
貫通孔601は、第一吐水流路21に通じる貫通孔であり、この貫通孔601の表面側には円周方向に階段形状の窪み部611が形成されている。窪み部611は、第一窪み部611a、第二窪み部611b、第三窪み部611cによって階段状に構成されている。窪み部611において、第一窪み部611aより第二窪み部611bの方が、第二窪み部611bより第三窪み部611cの方が、深く窪んでいる。以下の説明においては、貫通孔601を第一吐水流路用孔601ともいう。
貫通孔602は、第二吐水流路22に通じる貫通孔であり、この貫通孔602の表面側には円周方向に階段形状の窪み部612が形成されている。窪み部612は、第一窪み部612a、第二窪み部612b、第三窪み部612cによって階段状に構成されている。窪み部612において、第一窪み部612aより第二窪み部612bの方が、第二窪み部612bより第三窪み部612cの方が、深く窪んでいる。以下の説明においては、貫通孔602を第二吐水流路用孔602ともいう。
貫通孔603は、第三吐水流路23に通じる貫通孔である。貫通孔603aの表面側には、円周方向に階段形状の窪み部613が形成されている。窪み部613は、第一窪み部613a、第二窪み部613b、第三窪み部613cによって階段状に構成されている。窪み部613において、第一窪み部613aより第二窪み部613bの方が、第二窪み部613bより第三窪み部613cの方が、深く窪んでいる。以下の説明においては、貫通孔603を第三吐水流路用孔603ともいう。
貫通孔604は、人体局部洗浄を行うノズルを外部より洗浄するノズル洗浄室478に通じる貫通孔であり、略円柱状に形成されている。この貫通孔604は、貫通孔601、602a、603と同じ径位置に形成されている。以下の説明においては、貫通孔604をバイパス流路用孔604ともいう。
バイパス流路用貫通孔用溝607は、貫通孔604に通じる溝である。バイパス流路用貫通孔用溝607へ流れた水は、貫通孔604へ流れ、ノズル洗浄室478に送られる。
以上に示すように、ステータ600には、第一吐水流路用孔601、第二吐水流路用孔602、第三吐水流路用孔603、バイパス流路用孔604及びバイパス流路用貫通孔用溝607が形成されている。続いてロータ700について説明する。
[ロータについて]
図6は、本発明の一実施形態に係るロータの一例を示す図である。図6では、ロータ700の表面を示している。なお、ロータ700の裏面については表面と同様であるとして図示を省略している。
図4に示すように、ロータ700は所定の厚みを有し、ステータ600と同径の円盤状の部材である。このロータ700には、図4及び図6に示すように、切欠部704及びバイパス孔705が、水流方向と垂直面に形成されている。
このロータ700はステータ600と重ね合わされ、回転軸Xを中心としてステータ600上を回転する。具体的には、制御部405(図2参照)からの指令に基づいて動作する駆動モータ(不図示)に駆動されて回転する。
切欠部704は、ロータ700の周縁上に形成された切欠である。この切欠部704は、ロータ700を回転させた場合に窪み部611、612、613又はバイパス流路用孔604と連通可能である。
バイパス孔705は、ステータ600のバイパス流路用貫通孔用溝607に相当する径位置に形成された略四角柱状の貫通孔である。このバイパス孔705は、ロータ700を回転させた場合に、切欠部704が貫通孔601と貫通孔603との間の位置に相当する径位置に移動したとき、バイパス流路用貫通孔用溝607(図5参照)に相当する径位置に移動される。
以上に示すように、ロータ700には、切欠部704及びバイパス孔705が形成されている。
これらステータ600とロータ700に形成された各孔等の面積は、各吐水流路21、22、23の必要流量によって設定されており、等分されている訳ではない。さらに各吐水流路21、22、23への変更は、ロータ700の切欠部704を回転させ、ステータ600の各流路用孔601〜603及び各窪み部611〜613とで構成される流路断面積を変化させることにより行われる。
特に本実施形態においては、窪み部611は第一窪み部612a、第二窪み部612b、第三窪み部612cの3段の階段状に構成されているので、本実施形態に係る流量調整は3段階で設定可能である。窪み部612、613についても同様に3段階で設定可能である。なお、各窪み部611、612、613の構成は階段状に限定されるものではなく、なだらかに流路断面積が変化するスロープ状となっても良い。これにより、調節可能な吐水量が3段階に限定されるものではない。
[水勢変更動作]
図4、図5を用いて、本発明の一実施形態に係る水勢変更動作について説明する。なお、本発明の一実施形態における「水勢」は、噴出される洗浄水の流量によって決定され、噴出される洗浄水の流量が多いほど水勢は強い。
第一吐水流路用孔601を用いて吐水動作を行っている場合、ロータ700の切欠部704は、ステータ600の窪み部611に重ね合うように位置している。操作部500の水勢入力・変更ボタン40の入力によって3段階に設定されている水勢のうち、水勢弱モードの場合、切欠部704は第一窪み部611aと重ね合うように位置し、水勢中モードの場合、切欠部704は第二窪み部611bと重ね合うように位置し、水勢強モードの場合、切欠部704は第三窪み部611cと重ね合うように位置する。このときに、制御部405から水勢の変更指示がされると、切欠部704は、ステータ600の貫通孔601と貫通孔603との間の位置に移動する。このとき、バイパス孔705はバイパス流路用貫通孔用溝607に相当する径位置に移動される。切欠部704がステータ600の貫通孔601と貫通孔603との間の位置に移動してから所定時間経過後、切欠部704は、再び窪み部613の、変更された水勢モードに相当する位置に移動する。
第二吐水流路用孔602を用いて吐水動作を行っている場合、ロータ700の切欠部704は、ステータ600の窪み部612に重ね合うように位置している。3段階で設定されている水勢のうち、水勢弱モードの場合、切欠部704は第一窪み部612aと重ね合うように位置し、水勢中モードの場合、切欠部704は第二窪み部612bと重ね合うように位置し、水勢強モードの場合、切欠部704は第三窪み部612cと重ね合うように位置する。制御部405から水勢の変更指示がされると、切欠部704は、ステータ600のバイパス流路用貫通孔604と重ね合う位置に移動し、所定時間経過後、切欠部704は、再び窪み部612の、変更された水勢モードに相当する位置に移動する。
第三吐水流路用孔603を用いて吐水動作を行っている場合、ロータ700の切欠部704は、ステータ600の窪み部613に重ね合うように位置している。3段階で設定されている水勢のうち、水勢弱モードの場合、切欠部704は第一窪み部613aと重ね合うように位置し、水勢中モードの場合、切欠部704は第二窪み部613bと重ね合うように位置し、水勢強モードの場合、切欠部704は第三窪み部613cと重ね合うように位置する。この場合も同様に、制御部405から水勢の変更指示がされると、切欠部704は、ステータ600のバイパス流路用貫通孔604と重ね合う位置に移動し、所定時間経過後、切欠部704は、再び窪み部613の、変更された水勢モードに相当する位置に移動する。
このように、水勢変更がされる際には、所定時間、切欠部704を窪み部611、612、613外へ移動させる構成となっており、洗浄水が第一吐水流路21、第二吐水流路22、第三吐水流路23へ流れないようになっている。詳細な制御動作については、図7、8を用いて説明する。
[制御部の制御ロジック]
図7は、本発明の一実施形態に係る制御部の制御ロジックを実行した具体例に係るタイムチャートである。図7のタイムチャートは、第一吐水孔474aから洗浄水が吐水される際のタイムチャートであり、横軸に時間を、縦軸に洗浄状態を示している。
時刻T0において、衛生洗浄装置100は、制御部405が着座検知センサからの着座検知信号を受信し温水準備制御を開始した後、洗浄待機している状態である。このとき、電磁弁431は閉弁している状態である。
時刻T1において、衛生洗浄装置100は、操作部500の吐水状態変更ボタン30のうち第一吐水状態変更ボタン31が押され、且つ水勢入力・変更ボタン40のうち水勢強方向変更ボタン42が押され、水勢が強モードに決定された状態である。このとき、制御部405は電磁弁431に通電し、電磁弁431は開弁する。
水勢が強モードに決定された後、時刻T1から時刻T2にかけて前洗浄モードに移行し、時刻T2から時刻T3にかけて前洗浄される。前洗浄とは、ノズル流路へ洗浄水を流し、ノズル流路内に残った洗浄水を胴体洗浄用孔(図示せず)から外部へ排出する動作である。このとき、ロータ700の切欠部704は、ステータ600の貫通孔601と貫通孔603との間に位置しており、ロータ700のバイパス孔705は、バイパス流路用貫通孔用溝607に相当する位置に位置している。よって、ロータ700及びステータ600へ流れてきた洗浄水は、バイパス孔705を通り、バイパス流路用貫通孔用溝607を経由し、バイパス流路用貫通孔604に流入する。そして、バイパス流路用貫通孔604へ流入した洗浄水は、ノズル洗浄室478を通り、胴体洗浄用孔(図示せず)から外部へ排出される。
次に、時刻T3から時刻T4にかけてノズル473の胴体洗浄モードに移行し、時刻T4から時刻T5にかけてノズル473の胴体洗浄が行われる。このときに噴出される洗浄水は、胴体洗浄用孔(図示せず)から吐水され、着座している使用者の局部に着水しないよう制御されている。このとき、ロータ700の切欠部704は、ステータ600の貫通孔601と貫通孔603との間に位置しており、ロータ700のバイパス孔705は、バイパス流路用貫通孔用溝607に相当する位置に位置している。よって、ロータ700及びステータ600へ流れてきた洗浄水は、バイパス孔705を通り、バイパス流路用貫通孔用溝607を経由し、バイパス流路用貫通孔604に流入する。そして、バイパス流路用貫通孔604へ流入した洗浄水は、ノズル洗浄室478を通り、胴体洗浄用孔(図示せず)から外部へ排出され、排出された洗浄水によって、ノズル473の胴体洗浄が行われる。
その後、時刻T5から時刻T6にかけて水勢強モードに移行し、時刻T6から時刻T7にかけてノズル473から水勢強モードの洗浄水が噴出される。具体的には、ロータ700の切欠部704が、ステータ600の第三窪み部611cと重ね合う位置に移動し、貫通孔601を通った洗浄水が、第一吐水流路21へ流入し、第一吐水孔474aから吐水される。このときに噴出される洗浄水は、着座している使用者の局部に着水するよう制御されている。
時刻T7において、衛生洗浄装置100は、操作部500の水勢入力・変更ボタン40のうち水勢弱方向変更ボタン41が押され、水勢が中モードに変更された状態である。
水勢が中モードに変更された後、時刻T7から時刻T8にかけてノズル473の胴体洗浄モードに移行し、時刻T8から時刻T9にかけてノズル473の胴体洗浄が行われる。このときに噴出される洗浄水は、着座している使用者の局部に着水しないよう制御されている。このとき、ロータ700の切欠部704は、ステータ600の貫通孔601と貫通孔603との間に位置しており、ロータ700のバイパス孔705は、バイパス流路用貫通孔用溝607に相当する位置に位置している。よって、ロータ700及びステータ600へ流れてきた洗浄水は、バイパス孔705を通り、バイパス流路用貫通孔用溝607を経由し、バイパス流路用貫通孔604に流入する。そして、バイパス流路用貫通孔604へ流入した洗浄水は、ノズル洗浄室478を通り、胴体洗浄用孔(図示せず)から外部へ排出され、排出された洗浄水によって、ノズル473の胴体洗浄が行われる。
その後、時刻T9から時刻T10にかけて水勢中モードに移行し、時刻T10から時刻T11にかけてノズル473から水勢中モードの洗浄水が噴出される。具体的には、ロータ700の切欠部704が、ステータ600の第二窪み部611bと重ね合う位置に移動し、貫通孔601を通った水が、第一吐水流路21へ流入し、第一吐水孔474aから吐水される。このときに噴出される洗浄水は、着座している使用者の局部に着水するよう制御されている。
以上より、噴出される洗浄水の水勢が強モードから中モードに変更されたとき、衛生洗浄装置100は、水勢強モードから洗浄水が局部に着水しないノズル473の胴体洗浄モードに移行し、所定の時間経過後、胴体洗浄モードから水勢中モードに移行し、再び洗浄水が局部に着水するよう制御される。
時刻T11において、衛生洗浄装置100は、操作部500の水勢入力・変更ボタン40のうち水勢弱方向変更ボタン41が押され、水勢が弱モードに変更された状態である。
水勢が弱モードに変更された後、時刻T11から時刻T12にかけてノズル473の胴体洗浄モードに移行し、時刻T12から時刻T13にかけてノズル473の胴体洗浄が行われる。このときに噴出される洗浄水は、着座している使用者の局部に着水しないよう制御されている。このとき、ロータ700の切欠部704は、ステータ600の貫通孔601と貫通孔603との間に位置しており、ロータ700のバイパス孔705は、バイパス流路用貫通孔用溝607に相当する位置に位置している。よって、ロータ700及びステータ600へ流れてきた水は、バイパス孔705を通り、バイパス流路用貫通孔用溝607を経由し、バイパス流路用貫通孔604に流入する。そして、バイパス流路用貫通孔604へ流入した洗浄水は、ノズル洗浄室478を通り、胴体洗浄用孔(図示せず)から外部へ排出され、排出された洗浄水によって、ノズル473の胴体洗浄が行われる。
その後、時刻T13から時刻T14にかけて水勢弱モードに移行し、時刻T14から時刻T15にかけてノズル473から水勢弱モードの洗浄水が噴出される。具体的には、ロータ700の切欠部704が、ステータ600の第一窪み部611aと重ね合う位置に移動し、貫通孔601を通った水が、第一吐水流路21へ流入し、第一吐水孔474aから吐水される。このときに噴出される洗浄水は、着座している使用者の局部に着水するよう制御されている。
以上より、噴出される洗浄水の水勢が中モードから弱モードに変更されたとき、衛生洗浄装置100は、水勢中モードから洗浄水が使用者の局部に着水しないノズル473の胴体洗浄モードに移行し、所定の時間経過後、胴体洗浄モードから水勢弱モードに移行し、再び洗浄水が使用者の局部に着水するよう制御される。
本発明の一実施形態において、水勢強モードから水勢中モードへ、水勢中モードから水勢弱モードへ変更される場合において説明したが、それに限らず、水勢弱モードから水勢中モードへ、水勢中モードから水勢強モードへ変更される場合においても、同様の制御がなされる。
また、本発明の一実施形態において、水勢のモードが変更されたときに、一旦局部に洗浄水が着水しないノズル473の胴体洗浄モードに移行したが、それに限らず、使用者の局部に洗浄水が着水しない制御なら、本発明の範囲に含まれる。例えば、胴体洗浄モードではなく、洗浄水を噴出しない止水モードに移行してもよい。
制御部405は、給水切替手段470を局部に洗浄水が着水しないよう制御している際に、別の水勢変更の指示を受けると、新たに受けた水勢変更の指示に基づいて制御を行う構成としてある。
図8は、本発明の一実施形態に係る制御部の制御ロジックを実行したスキップ動作の具体例に係るタイムチャートである。図8のタイムチャートは、第一吐水孔474aから洗浄水が吐水される際のタイムチャートであり、横軸に時間を、縦軸に洗浄状態を示している。このタイムチャートにおいて、時刻t0から時刻t7間に行われている水勢の強モードへの切り替え過程については、図7のタイムチャートを用いて説明した時刻T0から時刻T7の間において行われている水勢の強モードへの切り替え過程と同じであるため、説明は省略する。
時刻t7において、衛生洗浄装置100は、操作部500の水勢入力・変更ボタン40のうち水勢弱方向変更ボタン41が押され、水勢が中モードに変更された状態である。
水勢が中モードに変更された後、時刻t7から時刻t8にかけてノズル473の胴体洗浄モードに移行し、時刻t8から時刻t10にかけてノズル473の胴体洗浄が行われるが、胴体洗浄が行われている際に、操作部500の水勢入力・変更ボタン40のうち水勢弱方向変更ボタン41が押され、水勢が弱モードに設定されたとする(時刻t9)。
水勢が弱モードに変更された後、時刻t10からt11にかけて水勢中モードではなく水勢弱モードに移行し、時刻t11からノズル473から水勢弱モードの洗浄水が噴出される。具体的には、ロータ700の切欠部704が、ステータ600の第一窪み部611aと重ね合う位置に移動し、貫通孔601を通った洗浄水が、第一吐水流路21へ流入し、第一吐水孔474aから吐水される。このときに噴出される洗浄水は、着座している使用者の局部に着水するよう制御されている。
このように、制御部405は、給水切替手段470を局部に洗浄水が着水しないよう制御している際に、別の水勢変更の指示を受けると、新たに受けた水勢変更の指示に基づいて制御を行う。このような構成にすることによって、新たな水勢変更の指示を受けると前の指示をスキップできる。このスキップ動作によって、待ち時間の短縮になる。
本発明の一実施形態において、第一吐水孔474aから洗浄水が吐水される際のタイムチャートを用いて説明したが、第二吐水孔474b、第三吐水孔474cから水が吐水される際も、同様の制御が行われる。この際、胴体洗浄が行なわれるときは、ロータ700の切欠部704が、ステータ600のバイパス流路用貫通孔604と重なり合う位置に移動することで行われる。
以上に示すように、本発明の衛生洗浄装置によれば、LEDなどの表示手段に頼ることなく、洗浄水の水勢変更を認識しやすくできる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一つを示したものであり、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
1 トイレ装置
10 給水源
20 流路
21 第一吐水流路
22 第二吐水流路
23 第三吐水流路
20a 第一吐水流路
20b 第二吐水流路
20c 第三吐水流路
30 吐水状態変更ボタン
31 第一吐水状態変更ボタン
32 第二吐水状態変更ボタン
33 第三吐水状態変更ボタン
40 水勢入力・変更ボタン
41 水勢弱方向変更ボタン
42 水勢強方向変更ボタン
100 衛生洗浄装置
200 便座
300 便蓋
310 透過窓
400 ケーシング
401 電源回路
402 入室検知センサ
403 人体検知センサ
404 着座検知センサ
405 制御部(制御手段)
407 排気口
408 排出口
409 凸設部
431 電磁弁
440 熱交換器ユニット
450 電解槽ユニット
470 給水切替手段
471 流量切替弁
472 流路切替弁(洗浄室給水切替手段)
473 ノズル(洗浄ノズル)
474 吐水孔
474a 第一吐水孔
474b 第二吐水孔
474c 第三吐水孔
476 ノズルモータ
478 ノズル洗浄室(洗浄室)
500 操作部
600 ステータ
601 第一流路用孔
602 第二流路用孔
603 第三流路用孔
604 バイパス流路用貫通孔
607 バイパス流路用貫通孔用溝
611、612、613 窪み部
611a、612a、613a 第一窪み部
611b、612b、613b 第二窪み部
611c、612c、613c 第三窪み部
700 ロータ
704 切欠部
705 バイパス孔
800 便器
801 ボウル

Claims (5)

  1. 吐水口から洗浄水を噴射して使用者の局部を洗浄する洗浄ノズルと、
    前記吐水口から噴射した洗浄水が局部に着水する複数段階の流量の切り替え及び洗浄水が局部に着水しない状態への切り替えを行う給水切替手段と、
    前記給水切替手段から前記吐水口まで水を導く流路と、
    前記給水切替手段を制御する制御手段と、
    前記吐水口から噴射される洗浄水を加熱する瞬間式の熱交換手段と、
    使用者からの前記複数段階の流量の切り替えのためのボタン操作により前記制御手段へ離れたところから無線信号を送信するリモコンと、
    を備え、
    前記制御手段は、前記吐水口から噴射される洗浄水の流量を変更させる前記リモコンから前記制御手段へ送信された無線信号による指示に基づいて、前記給水切替手段により洗浄水が局部に着水しない状態に制御し、所定の時間経過後、前記給水切替手段により、指示された流量の洗浄水が局部に着水するように制御することを特徴とする衛生洗浄装置。
  2. 前記制御手段は、前記吐水口から噴射される洗浄水の流量を変更させる前記リモコンから前記制御手段へ送信された無線信号による指示を受けると、前記給水切替手段に前記洗浄ノズルへの給水を停止させる制御を行い、所定の時間経過後、前記給水切替手段を制御して前記洗浄ノズルへの給水を開始することを特徴とする請求項1に記載の衛生洗浄装置。
  3. 前記給水切替手段は、前記洗浄ノズルを洗浄する洗浄室へ給水するための洗浄室給水切
    替手段を備え、
    前記制御手段は、前記吐水口から洗浄水を噴射中にその洗浄水の流量を変更させる前記リモコンから前記制御手段へ送信された無線信号による指示に基づいて、洗浄水が局部に着水しないよう、前記洗浄室給水切替手段により、洗浄水を前記洗浄室へ給水するように制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の衛生洗浄装置。
  4. 前記洗浄室給水切替手段は、前記吐水口から噴射された洗浄水の流量を変更することな
    く前記洗浄室へ給水することを特徴とする請求項3に記載の衛生洗浄装置。
  5. 前記制御手段は、前記給水切替手段により洗浄水が局部に着水しないよう制御している
    際に、前記吐水口から噴射される洗浄水の流量を変更させる前記リモコンから前記制御手段へ送信された無線信号による指示を新たに受けると、制御中の指示を中断し、新たに受けた変更指示に基づいて前記給水切替手段により再び局部に着水されるように制御することを特徴とする請求項1乃至4何れか1項に記載の衛生洗浄装置。
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