JP3723901B2 - パッケージ型発電装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ベース上に発電機、ガスエンジンおよび制御盤を載置して周囲をパッケージで覆ったパッケージ型発電装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3は従来のパッケージ型発電装置の全体を示す正面図である。図3において、ガスエンジン1と、このガスエンジン1の動力によって駆動される発電機2は直結されてベース3上に防振マット4を介して載置されている。ガスエンジン1には、ガス燃料を供給するガス燃料配管5が接続され、このガス燃料配管5の途中には、燃料ガス圧力を調整するガバナ6が設けられている。
【0003】
発電装置の運転を制御する制御盤7は、発電機2の側方に位置するベース3上に直接載置され、この制御盤7面上に操作スイッチ8が設けられている。
【0004】
これらの機器は、内壁に消音材を取付けた防音壁構造を有するパッケージ9により密閉状態に覆われ、パッケージ9内は、温度上昇を抑制するために換気ファン10により矢印に示すように換気されて内部の圧力が一定に保たれるようになっている。
【0005】
ガスエンジン1は、図示しない吸気配管を介してパッケージ9の外部から吸気し、排気配管11を介して燃焼ガスをパッケージ9の外部に排出するようになっている。
【0006】
パッケージ9には、制御盤5に対向する位置に、制御盤5とほぼ同じ大きさの開口部が設けられ、この開口部を閉じる制御盤メンテナンス用扉12が設けられている。そして発電装置の運転中に運転制御を行なう場合には、この制御盤メンテナンス用扉12を開閉して制御盤5面上の操作スイッチ6を操作することにより行うようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来のパッケージ型発電装置において、発電装置の運転中に運転制御を行なう場合には、上述したように制御盤メンテナンス用扉12を開閉することになるが、制御盤メンテナンス用扉12を開けると、制御盤メンテナンス用扉12の開口部を通してパッケージ9内の空気が吸い出され、制御盤メンテナンス用扉12を閉じると、パッケージ9外部の空気が押し込まれてパッケージ9内の圧力を変動させることがある。
【0008】
パッケージ9内のガスエンジン1は、パッケージ9内の圧力に応じてガバナ4による微妙な燃料ガス圧力の調整が行なわれている。このため、発電装置の運転中に、制御盤メンテナンス用扉12の開閉によりパッケージ9内の圧力が変動すると、ガバナ4による微妙な燃料ガス圧力の調整が困難となり、ガスエンジン1の運転状態が不安定になるという問題が生じる。
【0009】
本発明は、このような従来技術の問題を解決するためになされたものであり、発電装置の運転中に、制御盤面上の操作スイッチを操作する場合に、パッケージ内の圧力に変動を生じることがなく、これによりガスエンジンに対して微妙な燃料ガス圧力の調整が行なえて高効率の安定した電力を得ることのできるパッケージ型発電装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、ベース上に発電機、ガスエンジンおよび制御盤を載置して周囲をパッケージで覆ったパッケージ型発電装置において、パッケージの制御盤に対向する位置に設けられた制御盤メンテナンス用扉に、制御盤面上の操作スイッチの操作が可能な開口部を有するスイッチ操作用扉を設けるとともに、このスイッチ操作用扉の開口部をパッケージ内に対して遮蔽する遮蔽部材を、制御盤メンテナンス用扉と制御盤との間に設けたことを特徴とする。
【0011】
このように構成すれば、発電装置の運転中に運転制御を行なうために、スイッチ操作用扉を開閉してスイッチ操作を行なっても、スイッチ操作用扉の開口部を通してパッケージ内外の空気の流出入が発生しないので、パッケージ内の圧力に変動が生じなくなり、ガスエンジンに対してガバナによる微妙な燃料ガス圧力の調整を行なうことができる。
【0012】
この場合、スイッチ操作扉の開口部を制御盤面の操作スイッチの操作が可能な範囲で小さく構成することにより、開口部およびスイッチ操作扉を小さくでき、スイッチ操作扉の開閉による空気の流出入を小さくでき、パッキンの取付け構成を簡素化できる。
【0013】
また遮蔽部材を中実のパッキンで構成することにより、パッケージ内の騒音の漏出を低減することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明によるパッケージ型発電装置の全体を示す正面図、図2(a)は図1の主要部を拡大して示す正面図、図2(b)は図2(a)のA−A線に沿って断面した側面断面図である。図1および図2において、ベース3上には、防振マット4を介して、直結したガスエンジン1と発電機2が載置され、さらにその側方に操作スイッチ8を有する制御盤7が直接ベース3上に載置されている。
【0015】
これらの機器は、内壁に消音材を取付けた防音壁構造を有するパッケージ9により密閉状態に覆われ、パッケージ9内は、ガスエンジン1や発電機2を冷却するために換気ファン10により吸気口9aおよび排気口9bを介して矢印のように換気され、内部の圧力が一定に保たれるようになっている。なおパッケージ9の吸気口9aおよび排気口9bには図示しない消音ダクトが連結されている。
【0016】
ガスエンジン1は、ガバナ6を介してガス燃料配管4によりパッケージ9外部の燃料供給源に接続されており、パッケージ9内の圧力を図示しない圧力センサにより検出してパッケージ9内の圧力に応じてガバナ4により微妙な燃料ガス圧力の調整が行われている。またガスエンジン1は、図示しない吸気配管を介してパッケージ9の外部から吸気し、排気配管11を介して燃焼ガスをパッケージ9の外部に排出するようになっている。
【0017】
パッケージ9には、制御盤7に対向する位置に、制御盤7とほぼ同じ大きさの開口部が設けられ、この開口部を閉じる制御盤メンテナンス用扉13が開閉自在に設けられており、この制御盤メンテナンス用扉13を開けることにより制御盤7のメンテナンスが行なえるようになっている。
【0018】
ここで、本実施の形態においては、上記制御盤メンテナンス用扉13に、制御盤7面上の操作スイッチ8の操作が可能な小さな開口部が設けられ、この開口部を閉じるスイッチ操作用扉14が開閉自在に設けられている。また制御盤メンテナンス用扉13の裏面には、スイッチ操作用扉14の開口部の周縁部全周にわたって遮蔽部材を構成するパッキン15が貼付けられ、制御盤メンテナンス用扉13を閉じている状態では、このパッキン15が制御盤7面に密着して制御盤7面と制御盤メンテナンス用扉13の裏面との隙間を埋め、スイッチ操作用扉14の開口部がパッケージ9内に対して遮蔽されるようになっている。
【0019】
従って本実施の形態によれば、発電装置の運転中に運転制御するために、制御盤7面上の操作スイッチ8を操作する必要が生じた場合には、小さなスイッチ操作用扉14を開閉することで操作することができ、そしてこの場合に、制御盤メンテナンス用扉13と制御盤7面との隙間がパッキン15により遮蔽されているので、スイッチ操作用扉14を開いた際にパッケージ9内部から空気が吸い出されたり、スイッチ操作用扉14を閉じた際にパッケージ9外部の空気をパッケージ9内に押し込んだりすることがなくなる。
【0020】
これにより操作スイッチ8の操作時に、パッケージ9内の圧力に変動が生じなくなり、ガスエンジン1に対してガバナ4による微妙な燃料ガス圧力の調整を行なうことができ、ガスエンジン1の運転状態を安定させて高効率の安定した電力を得ることが可能となる。
【0021】
この場合、例えば制御盤7面における操作スイッチ8の位置を近づけて配置するように構成し、スイッチ操作扉14の開口部を、その制御盤7面の操作スイッチ8の操作が可能な範囲で小さく構成することにより、スイッチ操作扉14の開口部およびスイッチ操作扉14を可能な限り小さく構成することが望ましい。
【0022】
このようにすれば、スイッチ操作扉14の開閉による開口部を通した空気の流出入が少なくなるので、パッキン15の貼付け強度や密着強度を高くする必要がなくなり、パッキン15の取付け構成を簡素化することができる。
【0023】
なお、上記実施の形態において、パッキン15を制御盤メンテナンス用扉13の裏面に貼付けた場合について説明したが、制御盤7面側に貼付けても同様の効果を奏することができる。
【0024】
またパッキン15を音の透過が少ない中実の材料で構成することが望ましい。このようにすれば、スイッチ操作扉14を開いているときに、パッキン15を透過するパッケージ9内の騒音を減衰させることができ、スイッチ操作扉14を開いているときに、スイッチ操作扉14の開口部を通してパッケージ9の外部に漏出する音を低減することができる。
【0025】
さらにパッキン15による気密性および遮音性を向上するために、パッキン15を、制御盤メンテナンス用扉13と制御盤7面との隙間に二重に配置することもできる。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のパッケージ型発電装置によれば、パッケージに設けられた制御盤メンテナンス用扉に、制御盤面上の操作スイッチの操作が可能な開口部を有するスイッチ操作用扉を開閉自在に設けるとともに、このスイッチ操作用扉の開口部をパッケージ内に対して遮蔽する遮蔽部材を設けたことにより、発電装置の運転中に、スイッチ操作用扉を開閉してスイッチ操作を行なっても、スイッチ操作用扉の開口部を通してパッケージ内外の空気の流出入が発生しないので、パッケージ内の圧力に変動が生じなくなり、ガスエンジンに対してガバナによる微妙な燃料ガス圧力の調整が行なえて高効率の安定した電力を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるパッケージ型発電装置の全体を示す正面図である。
【図2】(a)は図1の主要部を拡大して示す正面図、(b)は(a)のA−A線に沿って断面した側面断面図である。
【図3】従来のパッケージ型発電装置の全体を示す正面図である。
【符号の説明】
1…ガスエンジン
2…発電機
3…ベース
4…防振マット
5…ガス燃料配管
6…ガバナ
7…制御盤
8…操作スイッチ
9…パッケージ
9a…吸気口
9b…排気口
10…換気ファン
11…排気配管
12,13…制御盤メンテナンス用扉
14…スイッチ操作用扉
15…パッキン(遮蔽部材)

Claims (3)

  1. ベース上に発電機、ガスエンジンおよび制御盤を載置して周囲をパッケージで覆ったパッケージ型発電装置において、前記パッケージの前記制御盤に対向する位置に設けられた制御盤メンテナンス用扉に、前記制御盤面上の操作スイッチの操作が可能な開口部を有するスイッチ操作用扉を設けるとともに、このスイッチ操作用扉の開口部を前記パッケージ内に対して遮蔽する遮蔽部材を、前記制御盤メンテナンス用扉と前記制御盤との間に設けたことを特徴とするパッケージ型発電装置。
  2. 前記スイッチ操作扉の開口部を前記制御盤面の操作スイッチの操作が可能な範囲で小さく構成したことを特徴とする請求項1に記載のパッケージ型発電装置。
  3. 前記遮蔽部材を中実のパッキンで構成したことを特徴とする請求項1または2に記載のパッケージ型発電装置。
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