JP2020106016A - 発電装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】組立て工程における作業工数、及び部品点数の増加を抑制できる発電装置を提供する。【解決手段】エンジン34と、エンジン34によって駆動されるオルタネータ36と、エンジン34の少なくとも一部を覆うシュラウド46、48とを備え、シュラウド46、48は、シュラウド本体部材54と、吸音部材56とで形成されている。【選択図】図4
Description
本発明は、発電装置に関する。
従来、エンジンと、発電機と、これらを収納するケースシングとを備え、当該エンジンのクランク軸の回転により発電機を駆動させ、発電を行う装置が知られている。このような装置には、エンジンを冷却するための冷却風を吹き出すファンが設けられ、さらにこの冷却風を導風するために、エンジンを覆うシュラウドが設けられたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、上述した装置において、エンジンの作動音や排気音を抑制するために、ケースシングの内側面や、上述したシュラウドの表面、及び裏面に、シート状の吸音部材を設ける場合がある。
また、上述した装置において、エンジンの作動音や排気音を抑制するために、ケースシングの内側面や、上述したシュラウドの表面、及び裏面に、シート状の吸音部材を設ける場合がある。
しかしながら、ケーシングやシュラウドにシート状の吸音部材を設ける場合、クリップ等の取り付け部材を用いて取り付ける必要があった。また、取り付けられる吸音部材は、一定の厚さでのみ用いられるため、シュラウドの形状に合わない箇所が生じる場合があった。このため、発電装置の組立て工程における作業工数、及び部品点数が増加することがあった。
本発明は、組立て工程における作業工数、及び部品点数の増加を抑制できる発電装置を提供することを目的とする。
本発明は、組立て工程における作業工数、及び部品点数の増加を抑制できる発電装置を提供することを目的とする。
本発明の発電装置は、エンジンと、前記エンジンによって駆動されるオルタネータと、前記エンジンの少なくとも一部を覆うシュラウドとを備え、前記シュラウドは、シュラウド本体部材と、吸音部材とで形成されていることを特徴とする。
本発明は、上記発電装置において、前記シュラウド本体部材は、少なくとも一部が枠状に形成されており、前記吸音部材は、前記シュラウド本体部材の枠状に形成された箇所を覆い、前記シュラウド本体部材の両面に回り込んで形成されていることを特徴とする。
本発明は、上記発電装置において、前記発電装置は、前記エンジンと、前記オルタネータと、前記シュラウドが内部に収められるケーシングを備え、前記吸音部材は、前記ケーシングの内部形状、または、前記エンジンの形状の少なくとも一方に沿った形状に成形されていることを特徴とする。
本発明は、上記発電装置において、前記吸音部材は、発泡材料で形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、組立て工程における作業工数、及び部品点数の増加を抑制できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本本発明の実施形態に係る発電装置1の外観を示す斜視図であり、図2は、発電装置1の側面図である。なお、図2では、発電装置1の側面を覆うケーシング2の一部と、ファンカバー50の一部を省略し、オルタネータ36と、ファン38の断面を示している。
本実施形態の発電装置1は、エンジン34(図3)でオルタネータ36(図3)を駆動して、発電を行うエンジン発電機である。
図1に示すように、発電装置1は、当該発電装置1の外枠を形成するケーシング2を備えており、図2に示すように、ケーシング2の内部には、エンジン34と、オルタネータ36と、燃料タンク6と、インバータ8と、制御ユニット10とが収容されている。
図1は、本本発明の実施形態に係る発電装置1の外観を示す斜視図であり、図2は、発電装置1の側面図である。なお、図2では、発電装置1の側面を覆うケーシング2の一部と、ファンカバー50の一部を省略し、オルタネータ36と、ファン38の断面を示している。
本実施形態の発電装置1は、エンジン34(図3)でオルタネータ36(図3)を駆動して、発電を行うエンジン発電機である。
図1に示すように、発電装置1は、当該発電装置1の外枠を形成するケーシング2を備えており、図2に示すように、ケーシング2の内部には、エンジン34と、オルタネータ36と、燃料タンク6と、インバータ8と、制御ユニット10とが収容されている。
ケーシング2は、樹脂により形成され、直方体形状に成形されている。ケーシング2の前面2Aの下方には、複数の電源コンセント16や操作ボタン18などが配置されたコントロールパネル14が装着されている。また、コントロールパネル14より下側部分の側板には、ケーシングの内部に外気を取り入れるための吸気口(不図示)が形成されている。
ケーシング2の後面2Bには、エンジン34の排気ガスを排出する排気ガス排出口20と、冷却風をケーシング2の内部から排出する冷却風排出口22とが設けられている。
ケーシング2の後面2Bには、エンジン34の排気ガスを排出する排気ガス排出口20と、冷却風をケーシング2の内部から排出する冷却風排出口22とが設けられている。
また、ケーシング2の両側面2C、2Dには、後面2B側に位置する箇所に、ケーシング2の内部に外気を取り入れるための吸気用開口23が設けられている。
ケーシング2の上面2Eには、発電装置1を持ち運ぶための取っ手24が設けられており、ケーシング2の下面2Gには、ケーシング2を支持する複数の脚26が取り付けられている。
ケーシング2の上面2Eには、発電装置1を持ち運ぶための取っ手24が設けられており、ケーシング2の下面2Gには、ケーシング2を支持する複数の脚26が取り付けられている。
図3は、図1のIII−III線における断面を模式的に示した図である。
図3に示すように、エンジン34と、オルタネータ36とは、ケーシング2の内部の後側(図2において右側、後面2B側)に配置されている。また、エンジン34は、複数のゴムマウント28を介してケーシング2に弾性支持されている。
図3に示すように、エンジン34と、オルタネータ36とは、ケーシング2の内部の後側(図2において右側、後面2B側)に配置されている。また、エンジン34は、複数のゴムマウント28を介してケーシング2に弾性支持されている。
また、ケーシング2の内部の前面2A側には、燃料タンク6が収容されている。
燃料タンク6の上面からは、給油口6Aが延びており、当該給油口6Aは、ケーシング2の上面2Eを貫通して外部に突出している。ケーシング2の上面2Eと給油口6Aとの隙間は、ゴムシール30によって閉塞されている。また、給油口6Aには、給油口6Aを開閉するための給油キャップ32が着脱自在に取り付けられている。
燃料タンク6の上面からは、給油口6Aが延びており、当該給油口6Aは、ケーシング2の上面2Eを貫通して外部に突出している。ケーシング2の上面2Eと給油口6Aとの隙間は、ゴムシール30によって閉塞されている。また、給油口6Aには、給油口6Aを開閉するための給油キャップ32が着脱自在に取り付けられている。
燃料タンク6の下方には、オルタネータ36の出力周波数を制御するインバータ8が設けられている。インバータ8は、インバータ8を構成する基板と、基板に搭載された素子とから構成されている。
また、コントロールパネル14の裏面に位置する箇所には、エンジン34、及びオルタネータ36の作動を制御する制御ユニット10が設けられている。
また、コントロールパネル14の裏面に位置する箇所には、エンジン34、及びオルタネータ36の作動を制御する制御ユニット10が設けられている。
次いでエンジン34と、オルタネータ36とについて詳述する。
図4は、シュラウド46、48に覆われたエンジン34の状態を示す斜視図である。
エンジン34は、シリンダ、燃焼室、及びクランク室を備えており、当該シリンダには、複数の放熱フィン44(図6)が設けられている。
エンジン34の前面は、ケーシング2の前面2A側に位置しており、このエンジン34の前面には、出力軸35が突出している。また、エンジン34の後面には、マフラー42が設けられている。さらに、エンジン34の両側面は、それぞれ一対のシュラウド46、48によって覆われている。
図4は、シュラウド46、48に覆われたエンジン34の状態を示す斜視図である。
エンジン34は、シリンダ、燃焼室、及びクランク室を備えており、当該シリンダには、複数の放熱フィン44(図6)が設けられている。
エンジン34の前面は、ケーシング2の前面2A側に位置しており、このエンジン34の前面には、出力軸35が突出している。また、エンジン34の後面には、マフラー42が設けられている。さらに、エンジン34の両側面は、それぞれ一対のシュラウド46、48によって覆われている。
オルタネータ36は、回転駆動されることによって発電する発電機であり、当該オルタネータ36は、エンジン34の前面から突出している出力軸35に、当該出力軸35と同軸状に取り付けられている。
また、オルタネータ36のケーシング2の前面2A側には、ファン38が当該オルタネータ36と同軸状に取り付けられている。このファン38は、回転駆動することで、エンジン34や、インバータ8等のケーシング2の内部に収められた各部材を冷却する。
また、オルタネータ36のケーシング2の前面2A側には、ファン38が当該オルタネータ36と同軸状に取り付けられている。このファン38は、回転駆動することで、エンジン34や、インバータ8等のケーシング2の内部に収められた各部材を冷却する。
オルタネータ36と、ファン38とは、ファンカバー50によって覆われている。ファンカバー50は、ケーシング2の前面2A側に位置する箇所が小径となるように、テーパ状に形成されており、ファンカバー50の前端部50Aには、通風用開口50Bが形成されている。通風用開口50Bは、エンジン34の回転軸と同心状に形成されている。
リコイル40は、リコイルロープを操作して、手動で回転させることにより、エンジン34を起動させるものであり、このリコイル40は、ファンカバー50の通風用開口50Bの外側に、ボルト等により固定されている。
マフラー42は、排気口52を備えており、当該排気口52は、排気ガス排出口20に接続されている。
マフラー42は、排気口52を備えており、当該排気口52は、排気ガス排出口20に接続されている。
次いで、一対のシュラウド46、48について詳述する。
本実施形態のシュラウド46、48は、板状部材をエンジン34の側面形状に沿うように成形したものである。各シュラウド46、48は、エンジン34を挟んで、面対象を成すように形成されている。以下、一方のシュラウド46について説明するが、他方のシュラウド48についても同様の構成となっている。
本実施形態のシュラウド46、48は、板状部材をエンジン34の側面形状に沿うように成形したものである。各シュラウド46、48は、エンジン34を挟んで、面対象を成すように形成されている。以下、一方のシュラウド46について説明するが、他方のシュラウド48についても同様の構成となっている。
図5は、シュラウド本体部材54を模式的に示した斜視図である。
シュラウド46は、シュラウド本体部材54と、吸音部材56とで形成されている。これらのシュラウド本体部材54と、吸音部材56とは、一体に成形されている。
シュラウド本体部材54は、ソリッド材である樹脂によって形成されている。図5に示すように、本実施形態のシュラウド本体部材54は、エンジン34を覆うエンジン被覆部58と、マフラー42の側面を覆うマフラー被覆部60を有しており、いずれもエンジン34、及びマフラー42の形状に沿うように成形されている。
エンジン被覆部58は、エンジン34の側面を覆う側面被覆部58Aと、エンジン34の前面の一部を覆う前面被覆部58Bと、上面の一部を覆う上面被覆部58Cと、下面の一部を覆う下面被覆部58Dと、後面の一部を覆う後面被覆部58Eとを備える。
シュラウド46は、シュラウド本体部材54と、吸音部材56とで形成されている。これらのシュラウド本体部材54と、吸音部材56とは、一体に成形されている。
シュラウド本体部材54は、ソリッド材である樹脂によって形成されている。図5に示すように、本実施形態のシュラウド本体部材54は、エンジン34を覆うエンジン被覆部58と、マフラー42の側面を覆うマフラー被覆部60を有しており、いずれもエンジン34、及びマフラー42の形状に沿うように成形されている。
エンジン被覆部58は、エンジン34の側面を覆う側面被覆部58Aと、エンジン34の前面の一部を覆う前面被覆部58Bと、上面の一部を覆う上面被覆部58Cと、下面の一部を覆う下面被覆部58Dと、後面の一部を覆う後面被覆部58Eとを備える。
側面被覆部58Aには、側面被覆部58Aのほぼ全体に亘って開口しているシュラウド開口部62が設けられている。すなわち、側面被覆部58Aは、枠状に形成されている。
これによって、シュラウド本体部材54、及びシュラウド46の重量が軽量化されている。
これによって、シュラウド本体部材54、及びシュラウド46の重量が軽量化されている。
また、側面被覆部58Aは、シュラウド開口部62内に、格子状に設けられた複数の梁状部材64を一体に備えている。
これらの梁状部材64は、シュラウド本体部材54の強度を向上させる補強部材として機能する。さらに、これらの梁状部材64は、後述する吸音部材56の補強部材、及び支持部材としても機能し、吸音部材56の成形を容易にする。
なお、各梁状部材64は、任意の数を設けてもよい。
なお、各梁状部材64は、任意の数を設けてもよい。
また、側面被覆部58Aは、側面被覆部58Aの上方と、下方とに位置する箇所に、それぞれ板状の固定部68、70を一体に備えている。シュラウド46は、これらの固定部68、70を介して、ボルト72によってエンジン34に固定されている。
図6は、図1のVI−VI線における断面を模式的に示した図である。
吸音部材56は、吸音部材56は、あらかじめ形成されたシュラウド本体部材54に一体となるように形成されることで形成され、当該吸音部材は、シュラウド本体部材54のシュラウド開口部62を、複数の梁状部材64を含めて覆っている。
この吸音部材56は、エンジン34の作動音を吸収する吸音機能を有する発泡材料によって形成されている。この発泡材料は、例えばポリウレタンやポリスチレン、フェノール樹脂といった材料を発泡させた発泡プラスチックであり、本実施形態では、ポリウレタンが用いられている。
吸音部材56は、吸音部材56は、あらかじめ形成されたシュラウド本体部材54に一体となるように形成されることで形成され、当該吸音部材は、シュラウド本体部材54のシュラウド開口部62を、複数の梁状部材64を含めて覆っている。
この吸音部材56は、エンジン34の作動音を吸収する吸音機能を有する発泡材料によって形成されている。この発泡材料は、例えばポリウレタンやポリスチレン、フェノール樹脂といった材料を発泡させた発泡プラスチックであり、本実施形態では、ポリウレタンが用いられている。
詳述すると、吸音部材56は、図6に示すように、複数の梁状部材64の全体を被覆すると共に、シュラウド開口部62を閉塞している。すなわち、吸音部材56は、シュラウド46の一部を面状に形成している。
さらに、吸音部材56は、側面被覆部58Aの有する厚みよりも厚くなるように、所定の厚身をもって形成されている。このため、吸音部材56は、側面被覆部58Aの両面に回り込んで形成されている。
さらに、吸音部材56は、側面被覆部58Aの有する厚みよりも厚くなるように、所定の厚身をもって形成されている。このため、吸音部材56は、側面被覆部58Aの両面に回り込んで形成されている。
また、吸音部材56は、上述の通り、発泡部材であり、シュラウド本体部材54に合わせて形成されるため、比較的容易に成形が可能である。
このため、吸音部材56のケーシング2側に位置する面は、ケーシング2の側面2Cの内部側に位置する面に沿って、隙間S1を空けて形成される。
同様に、吸音部材56のエンジン34側に位置する面は、エンジン34の側面に沿って、隙間S2を空けて形成される。
さらに、吸音部材56の複数の放熱フィン44に対向する面は、隙間S3を空けて当該放熱フィン44を覆っている。
このため、吸音部材56のケーシング2側に位置する面は、ケーシング2の側面2Cの内部側に位置する面に沿って、隙間S1を空けて形成される。
同様に、吸音部材56のエンジン34側に位置する面は、エンジン34の側面に沿って、隙間S2を空けて形成される。
さらに、吸音部材56の複数の放熱フィン44に対向する面は、隙間S3を空けて当該放熱フィン44を覆っている。
このように、吸音部材56は、シュラウド46の一部を構成しつつ、エンジン34の側面と、ケーシング2の内部側に位置する面とのいずれの形状にも合わせた形状に成形することができる。
さらに、吸音部材56は、エンジン34の側面と、ケーシング2の内部側に位置する面との隙間に合わせて、厚みを変化させて形成することができる。そして、隙間S1や、隙間S2、隙間S3といったシュラウド46と、ケーシング2、及びエンジン34との隙間寸法を任意に規定することができる。
これによって、エンジン34とケーシング2との間の空間に、十分な厚さを有した吸音部材56を設けることができる。このため、吸音部材56の吸音面積を確保することができ、エンジン34の作動音を十分に吸収することができる。さらに、ケーシング2の内部側に位置する面に、新たな吸音部材を設ける必要がなく、このため、発電装置1の部品点数、及び発電装置1の作成時における作業工数を削減でき、組立て性を向上できる。
さらに、吸音部材56は、エンジン34の側面と、ケーシング2の内部側に位置する面との隙間に合わせて、厚みを変化させて形成することができる。そして、隙間S1や、隙間S2、隙間S3といったシュラウド46と、ケーシング2、及びエンジン34との隙間寸法を任意に規定することができる。
これによって、エンジン34とケーシング2との間の空間に、十分な厚さを有した吸音部材56を設けることができる。このため、吸音部材56の吸音面積を確保することができ、エンジン34の作動音を十分に吸収することができる。さらに、ケーシング2の内部側に位置する面に、新たな吸音部材を設ける必要がなく、このため、発電装置1の部品点数、及び発電装置1の作成時における作業工数を削減でき、組立て性を向上できる。
また、吸音部材56は、上述の通り、発泡部材であるため、発泡倍率を変化させることによって、当該吸音部材56の重量を軽量化することができる。このため、シュラウド46の一部を吸音部材56によって形成することで、シュラウド46を軽量化することができる。
次に、本実施形態の作用について説明する。
本実施形態の発電装置1は、リコイル40を回転させてエンジン34を駆動することにより、オルタネータ36が回転駆動され、発電が行われる。同時に、ファン38が回転駆動され、ケーシング2の外部空気を吸気口、及び各吸気用開口23から取り入れて、エンジン34側に冷却風を送風する。
この内、各吸気用開口23から吸入された外気は、吸音部材56のケーシング2側に位置する面と、ケーシング2の側面2Cの内部側に位置する面との隙間S1を通る。この後、この外気は、冷却風として、ファンカバー50の通風用開口50Bを通過し、吸音部材56のエンジン34側に位置する面と、エンジン34の側面との隙間S2を通ってエンジン34を冷却する。
本実施形態の発電装置1は、リコイル40を回転させてエンジン34を駆動することにより、オルタネータ36が回転駆動され、発電が行われる。同時に、ファン38が回転駆動され、ケーシング2の外部空気を吸気口、及び各吸気用開口23から取り入れて、エンジン34側に冷却風を送風する。
この内、各吸気用開口23から吸入された外気は、吸音部材56のケーシング2側に位置する面と、ケーシング2の側面2Cの内部側に位置する面との隙間S1を通る。この後、この外気は、冷却風として、ファンカバー50の通風用開口50Bを通過し、吸音部材56のエンジン34側に位置する面と、エンジン34の側面との隙間S2を通ってエンジン34を冷却する。
上述の通り、シュラウド46の吸音部材56は、エンジン34の外部形状と、ケーシング2の内部形状に合わせた形状に形成されている。これによって、冷却風をより効率よく導風することができる。
また、吸音部材56の形状は、配置箇所に応じて成形されている。これによって、例えば隙間S3の幅を調整し、複数の放熱フィン44等の放熱部材に、集中して冷却風を流すことができる。
このため、エンジン34の冷却効率を向上させることができる。
また、吸音部材56の形状は、配置箇所に応じて成形されている。これによって、例えば隙間S3の幅を調整し、複数の放熱フィン44等の放熱部材に、集中して冷却風を流すことができる。
このため、エンジン34の冷却効率を向上させることができる。
また、シュラウド46は、吸音部材56と、シュラウド本体部材54とを一体に成形することで形成されている。
これによって、クリップなどの固定部材を用いることなく、吸音部材56をシュラウド本体部材54に固定することができる。
このため、発電装置1の部品点数を削減して、軽量化を図ることができると共に、発電装置1の作成時における作業工数を削減でき、組立て性を向上できる。
さらに、シュラウド46のシール性を向上させることができる。これによって、シュラウド46からの冷却風の漏れ出しや、エンジン34の作動音の漏れ出しを抑制することができる。
これによって、クリップなどの固定部材を用いることなく、吸音部材56をシュラウド本体部材54に固定することができる。
このため、発電装置1の部品点数を削減して、軽量化を図ることができると共に、発電装置1の作成時における作業工数を削減でき、組立て性を向上できる。
さらに、シュラウド46のシール性を向上させることができる。これによって、シュラウド46からの冷却風の漏れ出しや、エンジン34の作動音の漏れ出しを抑制することができる。
上述した実施形態によれば、次のような効果を奏する。
本実施形態の発電装置1は、エンジン34と、当該エンジン34によって駆動されるオルタネータ36と、エンジン34の両側面を覆うシュラウド46、48を備えている。そして、これらのシュラウド46、48は、シュラウド本体部材54と、吸音部材56とで一体に形成されている構成とした。
これによって、クリップなどの固定部材を用いることなく、吸音部材56をシュラウド本体部材54に固定することができる。このため、発電装置1の部品点数を削減して、軽量化を図ることができると共に、発電装置1の作成時における作業工数を削減でき、組立て性を向上できる。
また、吸音部材56は、エンジン34の側面と、ケーシング2の内部側に位置する面との隙間に合わせて、厚みを変化させて形成することができる。
本実施形態の発電装置1は、エンジン34と、当該エンジン34によって駆動されるオルタネータ36と、エンジン34の両側面を覆うシュラウド46、48を備えている。そして、これらのシュラウド46、48は、シュラウド本体部材54と、吸音部材56とで一体に形成されている構成とした。
これによって、クリップなどの固定部材を用いることなく、吸音部材56をシュラウド本体部材54に固定することができる。このため、発電装置1の部品点数を削減して、軽量化を図ることができると共に、発電装置1の作成時における作業工数を削減でき、組立て性を向上できる。
また、吸音部材56は、エンジン34の側面と、ケーシング2の内部側に位置する面との隙間に合わせて、厚みを変化させて形成することができる。
また、本実施形態によれば、シュラウド本体部材54は、側面被覆部58Aが枠状に形成されており、吸音部材56は、側面被覆部58Aを覆い、シュラウド本体部材54の両面に回り込んで形成されている構成とした。これによって、エンジン34とケーシング2の間の空間に、十分な厚さを有した吸音部材56を設けることができ、エンジン34の作動音を十分に吸収することができる。
また、本実施形態によれば、吸音部材56は、エンジン34の外部形状と、ケーシング2の内部形状に沿った形状に成形されている構成とした。これによって、隙間S1や、隙間S2、及び隙間S3といったシュラウド46と、ケーシング2、及びエンジン34との隙間寸法を任意に規定することができる。このため、冷却風をより効率よく導風することができ、エンジン34の冷却効率を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、吸音部材56は、発泡材料で形成されている構成とした。これによって、吸音部材56の発泡倍率を変化させることによって、シュラウド46を軽量化することができる。
上述した実施形態は、本発明の一態様を例示したものであって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変形、及び応用が可能である。
例えば、マフラー42と、ケーシング2との間に、マフラー42を覆うマフラーカバーを設け、当該マフラーカバーをシュラウド46、48と同様に本体部材と、吸音部材とで形成してもよい。
また例えば、上述した実施形態では、シュラウド本体部材54の側面被覆部58Aには、シュラウド開口部62を設けた。しかしながらこれに限らず、側面被覆部58Aを面状に形成し、その表面に吸音部材56を2色成形で形成してもよい。
また例えば、上述した実施形態では、シュラウド本体部材54の側面被覆部58Aには、シュラウド開口部62を設けた。しかしながらこれに限らず、側面被覆部58Aを面状に形成し、その表面に吸音部材56を2色成形で形成してもよい。
1 発電装置
2 ケーシング
2A 前面
2B 後面
2C、2D 側面
2E 上面
2G 下面
6 燃料タンク
6A 給油口
8 インバータ
10 制御ユニット
14 コントロールパネル
16 電源コンセント
18 操作ボタン
20 排気ガス排出口
22 冷却風排出口
23 吸気用開口
24 取っ手
26 脚
34 エンジン
35 出力軸
36 オルタネータ
38 ファン
40 リコイル
42 マフラー
44 放熱フィン
46、48 シュラウド
50 ファンカバー
50A 前端部
50B 通風用開口
52 排気口
54 シュラウド本体部材
56 吸音部材
58 エンジン被覆部
58A 側面被覆部
58B 前面被覆部
58C 上面被覆部
58D 下面被覆部
58E 後面被覆部
60 マフラー被覆部
62 シュラウド開口部
64 梁状部材
68 固定部
70 固定部
S1 隙間
S2 隙間
S3 隙間
2 ケーシング
2A 前面
2B 後面
2C、2D 側面
2E 上面
2G 下面
6 燃料タンク
6A 給油口
8 インバータ
10 制御ユニット
14 コントロールパネル
16 電源コンセント
18 操作ボタン
20 排気ガス排出口
22 冷却風排出口
23 吸気用開口
24 取っ手
26 脚
34 エンジン
35 出力軸
36 オルタネータ
38 ファン
40 リコイル
42 マフラー
44 放熱フィン
46、48 シュラウド
50 ファンカバー
50A 前端部
50B 通風用開口
52 排気口
54 シュラウド本体部材
56 吸音部材
58 エンジン被覆部
58A 側面被覆部
58B 前面被覆部
58C 上面被覆部
58D 下面被覆部
58E 後面被覆部
60 マフラー被覆部
62 シュラウド開口部
64 梁状部材
68 固定部
70 固定部
S1 隙間
S2 隙間
S3 隙間
Claims (4)
- エンジンと、前記エンジンによって駆動されるオルタネータと、前記エンジンの少なくとも一部を覆うシュラウドとを備え、
前記シュラウドは、シュラウド本体部材と、吸音部材とで形成されている
ことを特徴とする発電装置。 - 前記シュラウド本体部材は、少なくとも一部が枠状に形成されており、
前記吸音部材は、前記シュラウド本体部材の枠状に形成された箇所を覆い、前記シュラウド本体部材の両面に回り込んで形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の発電装置。 - 前記発電装置は、前記エンジンと、前記オルタネータと、前記シュラウドが内部に収められるケーシングを備え、
前記吸音部材は、前記ケーシングの内部形状、または、前記エンジンの形状の少なくとも一方に沿った形状に成形されている
ことを特徴とする請求項1または2に記載の発電装置。 - 前記吸音部材は、発泡材料で形成されている
ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の発電装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018248097A JP2020106016A (ja) | 2018-12-28 | 2018-12-28 | 発電装置 |
US16/665,212 US11208948B2 (en) | 2018-12-28 | 2019-10-28 | Power generator |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018248097A JP2020106016A (ja) | 2018-12-28 | 2018-12-28 | 発電装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020106016A true JP2020106016A (ja) | 2020-07-09 |
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ID=71123476
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country | Link |
---|---|
US (1) | US11208948B2 (ja) |
JP (1) | JP2020106016A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH04145899A (ja) | 1990-10-02 | 1992-05-19 | Toshiba Corp | ブラシレス同期機 |
US5297517A (en) * | 1991-08-19 | 1994-03-29 | Caterpillar Inc. | Noise suppression enclosure for an engine |
JP3347045B2 (ja) * | 1998-01-19 | 2002-11-20 | 本田技研工業株式会社 | エンジン作業機 |
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JP4145899B2 (ja) | 2005-06-24 | 2008-09-03 | 本田技研工業株式会社 | エンジン発電機 |
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-
2018
- 2018-12-28 JP JP2018248097A patent/JP2020106016A/ja active Pending
-
2019
- 2019-10-28 US US16/665,212 patent/US11208948B2/en active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US11713711B2 (en) | 2021-09-28 | 2023-08-01 | Honda Motor Co., Ltd. | Generator |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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US20200208572A1 (en) | 2020-07-02 |
US11208948B2 (en) | 2021-12-28 |
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