JP2020118127A - 発電装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】効率よくエンジンを冷却しつつ、重量の増加を抑制できる発電装置を提供する。【解決手段】エンジン34と、エンジン34によって駆動されるオルタネータ36と、これらを収めるケーシング2とを備え、ケーシング2の内面には、エンジン34の外側の少なくとも一部に所定の隙間をもって導風部材46、48が一体に設けられている。【選択図】図3
Description
本発明は、発電装置に関する。
従来、エンジンと、オルタネータと、これらを収納するケースシングとを備え、当該エンジンのクランク軸の回転によりオルタネータを駆動させ、発電を行う発電装置が知られている。このような発電装置では、冷却風を吹き出すファンが設けられ、この冷却風によってエンジンが冷却される。
また、このような発電装置には、効率よくエンジンを冷却するために、エンジンを覆うシュラウドやエンジンカバーが設けられ、このシュラウドやエンジンカバーと、エンジンとの間を冷却風が流れるように構成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、このような発電装置には、効率よくエンジンを冷却するために、エンジンを覆うシュラウドやエンジンカバーが設けられ、このシュラウドやエンジンカバーと、エンジンとの間を冷却風が流れるように構成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、エンジンは、発電装置の大部分を占める大きさを有しており、シュラウドやエンジンカバーは、当該エンジンを覆うことができるような大きさを有することとなる。このため、シュラウドやエンジンカバーを設けた発電装置では、当該発電装置の重量が増加する場合があった。
本発明は、効率よくエンジンを冷却しつつ、重量の増加を抑制できる発電装置を提供することを目的とする。
本発明は、効率よくエンジンを冷却しつつ、重量の増加を抑制できる発電装置を提供することを目的とする。
本発明の発電装置は、エンジンと、前記エンジンによって駆動されるオルタネータと、これらを収めるケーシングとを備え、前記ケーシングの内面には、前記エンジンの外側の少なくとも一部に所定間隔をもって導風部材が一体に設けられていることを特徴とする。
本発明は、上記発電装置において、前記導風部材は、前記エンジンの外形に沿った形状に成形されていることを特徴とする。
本発明は、上記発電装置において、前記ケーシングの外面には、エアクリーナを収納する収納部が設けられており、前記収納部は、前記導風部材側にくぼんで形成されていることを特徴とする。
本発明は、上記発電装置において、前記導風部材は、前記収納部が設けられた箇所以外に設けられていることを特徴とする。
本発明は、上記発電装置において、前記ケーシングには、前記エンジンに冷却風を送風するファンが収められ、前記ケーシングには、外気を取り込んで前記ファンに供給する給気口が設けられ、前記ファンの近傍には、前記エンジンと、前記給気口とを隔てる隔壁が設けられていることを特徴とする。
本発明は、上記発電装置において、前記導風部材は、発泡材料で形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、効率よくエンジンを冷却しつつ、重量の増加を抑制できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本本発明の実施形態に係る発電装置1の外観を示す斜視図であり、図2は、図1のII−II線における断面を模式的に示した図である。
本実施形態の発電装置1は、エンジン34(図2)でオルタネータ36(図2)を駆動して、発電を行うエンジン発電機である。
図1に示すように、発電装置1は、当該発電装置1の外枠を形成するケーシング2を備えており、図2に示すように、ケーシング2の内部には、エンジン34と、オルタネータ36と、燃料タンク6と、インバータ8と、制御ユニット10とが収容されている。
図1は、本本発明の実施形態に係る発電装置1の外観を示す斜視図であり、図2は、図1のII−II線における断面を模式的に示した図である。
本実施形態の発電装置1は、エンジン34(図2)でオルタネータ36(図2)を駆動して、発電を行うエンジン発電機である。
図1に示すように、発電装置1は、当該発電装置1の外枠を形成するケーシング2を備えており、図2に示すように、ケーシング2の内部には、エンジン34と、オルタネータ36と、燃料タンク6と、インバータ8と、制御ユニット10とが収容されている。
ケーシング2は、樹脂により形成され、直方体形状に成形されている。また、ケーシング2は、前面カバー2Aと、後面カバー2Bと、一対の側面カバー2C、2Dと、下面カバー2Gとで構成されている。
ケーシング2の前面カバー2Aの下方には、複数の電源コンセント16や操作ボタン18等が配置されたコントロールパネル14が装着されている。また、コントロールパネル14より下側部分には、ケーシング2の内部に外気を取り入れるための給気口15が複数形成されている。
後面カバー2Bには、エンジン34の排気ガスを排出する排気ガス排出口20と、冷却風をケーシング2の内部から排出する冷却風排出口22とが設けられている。
ケーシング2の前面カバー2Aの下方には、複数の電源コンセント16や操作ボタン18等が配置されたコントロールパネル14が装着されている。また、コントロールパネル14より下側部分には、ケーシング2の内部に外気を取り入れるための給気口15が複数形成されている。
後面カバー2Bには、エンジン34の排気ガスを排出する排気ガス排出口20と、冷却風をケーシング2の内部から排出する冷却風排出口22とが設けられている。
一対の側面カバー2C、2Dは、いずれもケーシング2の各側面と、ケーシング2の上面2Eの短手方向における中程までを構成しており、これらの側面カバー2C、2Dが一体に結合されることによって、ケーシング2の上面2Eが構成される。また、一体に結合された側面カバー2C、2Dの上部、すなわちケーシング2の上面2Eには、発電装置1を持ち運ぶための取っ手24が設けられている。
ケーシング2の下面カバー2Gには、ケーシング2を支持する複数の脚26が取り付けられている。
ケーシング2の下面カバー2Gには、ケーシング2を支持する複数の脚26が取り付けられている。
図3は、発電装置1を上方から視た図である。なお、図3では、ケーシング2の上面2Eを省略し、発電装置1の内部構造を模式的に示している。また、図3において、後述する導風部材46、48には、説明の便宜上ドットを付している。
図3に示すように、エンジン34と、オルタネータ36とは、ケーシング2の内部の後側(図2において右側、後面2B側)に配置されている。また、エンジン34は、複数のゴムマウント28を介してケーシング2に弾性支持されている。
図3に示すように、エンジン34と、オルタネータ36とは、ケーシング2の内部の後側(図2において右側、後面2B側)に配置されている。また、エンジン34は、複数のゴムマウント28を介してケーシング2に弾性支持されている。
また、ケーシング2の内部の前面カバー2A側には、燃料タンク6が収容されている。
燃料タンク6の上面からは、給油口6Aが延びており、当該給油口6Aは、ケーシング2の上面2Eを貫通して外部に突出している。ケーシング2の上面2Eと給油口6Aとの隙間は、ゴムシール30によって閉塞されている。また、給油口6Aには、給油口6Aを開閉するための給油キャップ32が着脱自在に取り付けられている。
燃料タンク6の上面からは、給油口6Aが延びており、当該給油口6Aは、ケーシング2の上面2Eを貫通して外部に突出している。ケーシング2の上面2Eと給油口6Aとの隙間は、ゴムシール30によって閉塞されている。また、給油口6Aには、給油口6Aを開閉するための給油キャップ32が着脱自在に取り付けられている。
燃料タンク6の下方には、オルタネータ36の出力周波数を制御するインバータ8が設けられている。インバータ8は、インバータ8を構成する基板と、基板に搭載された素子とから構成されている。
また、コントロールパネル14の裏面に位置する箇所には、エンジン34、及びオルタネータ36の作動を制御する制御ユニット10が設けられている。
また、コントロールパネル14の裏面に位置する箇所には、エンジン34、及びオルタネータ36の作動を制御する制御ユニット10が設けられている。
次いでエンジン34と、オルタネータ36とについて詳述する。
エンジン34の前面は、ケーシング2の前面カバー2A側に位置しており、このエンジン34の前面には、出力軸35が突出している。また、エンジン34の後面には、マフラー42が設けられ、エンジン34の側面には、キャブレタ44が設けられている。
エンジン34の前面は、ケーシング2の前面カバー2A側に位置しており、このエンジン34の前面には、出力軸35が突出している。また、エンジン34の後面には、マフラー42が設けられ、エンジン34の側面には、キャブレタ44が設けられている。
マフラー42は、排気口52を備えており、当該排気口52は、排気ガス排出口20に接続されている。
また、エンジン34の両側面、及びマフラー42の両側面の一部は、いずれも一対の側面カバー2C、2Dがそれぞれ備える導風部材46、48によって覆われている。
また、エンジン34の両側面、及びマフラー42の両側面の一部は、いずれも一対の側面カバー2C、2Dがそれぞれ備える導風部材46、48によって覆われている。
オルタネータ36は、回転駆動されることによって発電する発電機であり、当該オルタネータ36は、エンジン34の前面から突出している出力軸35に、当該出力軸35と同軸状に取り付けられている。
また、オルタネータ36のケーシング2の前面カバー2A側には、ファン38が当該オルタネータ36と同軸状に取り付けられている。このファン38は、回転駆動することで、冷却風を流し、エンジン34や、インバータ8等のケーシング2の内部に収められた各部材を冷却する。
また、オルタネータ36のケーシング2の前面カバー2A側には、ファン38が当該オルタネータ36と同軸状に取り付けられている。このファン38は、回転駆動することで、冷却風を流し、エンジン34や、インバータ8等のケーシング2の内部に収められた各部材を冷却する。
オルタネータ36と、ファン38とは、ファンカバー50によって覆われている。ファンカバー50は、ケーシング2の前面カバー2A側に位置する箇所が小径となるように、テーパ状に形成されており、ファンカバー50の前端部50Aには、通風用開口50Bが形成されている。通風用開口50Bは、エンジン34の出力軸35と同心状に形成されている。
ファンカバー50の通風用開口50Bの外側には、リコイル40が設けられている。リコイル40は、リコイルロープを操作して、手動で回転させることにより、エンジン34を起動させる。
図4は、一方の側面カバー2Dを外側面側から視た斜視図であり、図5は、一方の側面カバー2Dを内側面側から視た斜視図である。なお、図4においては、後述するメンテナンスカバー68を省略している。また、図5において、導風部材48には、説明の便宜上ドットを付している。
図4、及び図5に示すように、側面カバー2Dには、エアクリーナ収納部56と、ダクト収納部58とが設けられている。エアクリーナ収納部56、及びダクト収納部58は、側面カバー2Dの外側面側から内側面側に向かって突出することで形成されたくぼみ形状を有している。また、側面カバー2Dの内側面側にくぼんだエアクリーナ収納部56、及びダクト収納部58と、エンジン34との間には、所定間隔が設けられている。
エアクリーナ収納部56とダクト収納部58とは、仕切り板60によって隔てられている。仕切り板60には、エアクリーナ収納部56と、ダクト収納部58とを連通させる貫通孔60Aが設けられている。
図4、及び図5に示すように、側面カバー2Dには、エアクリーナ収納部56と、ダクト収納部58とが設けられている。エアクリーナ収納部56、及びダクト収納部58は、側面カバー2Dの外側面側から内側面側に向かって突出することで形成されたくぼみ形状を有している。また、側面カバー2Dの内側面側にくぼんだエアクリーナ収納部56、及びダクト収納部58と、エンジン34との間には、所定間隔が設けられている。
エアクリーナ収納部56とダクト収納部58とは、仕切り板60によって隔てられている。仕切り板60には、エアクリーナ収納部56と、ダクト収納部58とを連通させる貫通孔60Aが設けられている。
エアクリーナ収納部56には、エアクリーナ64が収納されている。エアクリーナ64は、ポリウレタン等の合成樹脂を発泡させて形成したスポンジ状の部材であり、当該エアクリーナ64は、エンジン34の燃焼のために供給される外気から、塵や埃等を除去する。また、このエアクリーナ64には、貫通孔64Aが設けられている。
エアクリーナ収納部56には、図3に示すように、側面カバー2Dの外側面側に突出するボス62が設けられている。エアクリーナ64をエアクリーナ収納部56に収めるときには、ボス62を貫通孔64Aに通すことでエアクリーナ64がエアクリーナ収納部56に固定される。
エアクリーナ収納部56には、図3に示すように、側面カバー2Dの外側面側に突出するボス62が設けられている。エアクリーナ64をエアクリーナ収納部56に収めるときには、ボス62を貫通孔64Aに通すことでエアクリーナ64がエアクリーナ収納部56に固定される。
ダクト収納部58には、側面カバー2Dの外側面と、内側面とを連通させる貫通孔58Aが設けられている。
また、ダクト収納部58には、ダクト66が収納されている。ダクト66は、エンジン34の燃焼のために用いられる外気をキャブレタ44に供給する給気通路である。このダクト66は、貫通孔58Aに通されており、一方の端部がキャブレタ44に接続され、他方の端部が貫通孔60Aに接続されている。すなわち、キャブレタ44には、ダクト66を介してエアクリーナ収納部56が接続されている。
また、エアクリーナ収納部56、及びダクト収納部58は、メンテナンスカバー68によって閉塞されている。メンテナンスカバー68は、ケーシング2と同様に樹脂で形成されており、このメンテナンスカバー68には、エアクリーナ収納部56の前面に位置する箇所に、格子状、あるいは網目状の通気口が設けられている。
また、ダクト収納部58には、ダクト66が収納されている。ダクト66は、エンジン34の燃焼のために用いられる外気をキャブレタ44に供給する給気通路である。このダクト66は、貫通孔58Aに通されており、一方の端部がキャブレタ44に接続され、他方の端部が貫通孔60Aに接続されている。すなわち、キャブレタ44には、ダクト66を介してエアクリーナ収納部56が接続されている。
また、エアクリーナ収納部56、及びダクト収納部58は、メンテナンスカバー68によって閉塞されている。メンテナンスカバー68は、ケーシング2と同様に樹脂で形成されており、このメンテナンスカバー68には、エアクリーナ収納部56の前面に位置する箇所に、格子状、あるいは網目状の通気口が設けられている。
このように、本実施形態の発電装置1では、エンジン34とエアクリーナ64とは、ケーシング2の側面カバー2Dによって隔てられている。すなわち、エアクリーナ64は、ケーシング2の外側面(外面)に配置されている。
これによって、エアクリーナ収納部56は、駆動によって高温となるエンジン34から隔てられ、キャブレタ44には、エアクリーナ64を介して、ケーシング2の内部の空気よりも低温の外気が供給される。
このため、発電装置1を駆動した場合において、エンジン34の燃焼効率、及び出力を向上させることができる。
これによって、エアクリーナ収納部56は、駆動によって高温となるエンジン34から隔てられ、キャブレタ44には、エアクリーナ64を介して、ケーシング2の内部の空気よりも低温の外気が供給される。
このため、発電装置1を駆動した場合において、エンジン34の燃焼効率、及び出力を向上させることができる。
次いで、側面カバー2C、2Dについて詳述する。
図6は、他方の側面カバー2Cを内側面側から視た斜視図である。なお、図6において、導風部材46には、説明の便宜上ドットを付している。
本実施形態の側面カバー2Cは、図6に示すように、側面カバー本体部材45と、導風部材46とで形成されている。これらの側面カバー本体部材45と、導風部材46とは、一体に成形されている。
同様に、本実施形態の側面カバー2Dは、図5に示すように、側面カバー本体部材47と、導風部材48とで形成されている。これらの側面カバー本体部材47と、導風部材48とは、一体に成形されている。
本実施形態の側面カバー本体部材45、47は、ソリッド材である樹脂によって形成されており、これらの側面カバー本体部材45、47は、ケーシング2の側面、及び上面2Eを構成している。
図6は、他方の側面カバー2Cを内側面側から視た斜視図である。なお、図6において、導風部材46には、説明の便宜上ドットを付している。
本実施形態の側面カバー2Cは、図6に示すように、側面カバー本体部材45と、導風部材46とで形成されている。これらの側面カバー本体部材45と、導風部材46とは、一体に成形されている。
同様に、本実施形態の側面カバー2Dは、図5に示すように、側面カバー本体部材47と、導風部材48とで形成されている。これらの側面カバー本体部材47と、導風部材48とは、一体に成形されている。
本実施形態の側面カバー本体部材45、47は、ソリッド材である樹脂によって形成されており、これらの側面カバー本体部材45、47は、ケーシング2の側面、及び上面2Eを構成している。
導風部材46、48は、あらかじめ形成された側面カバー本体部材45、47に一体となるように形成されることで形成されている。すなわち、導風部材46、48は、固定部材を用いることなく、側面カバー本体部材45、47にそれぞれ一体に固定されている。これらの導風部材46、48は、側面カバー本体部材45、47の内側面において、エンジン34の側面と、マフラー42の側面の一部とに対応する箇所に配置されている。
また、側面カバー2Dにおいて、導風部材48は、エアクリーナ収納部56、及びダクト収納部58を避けた箇所に設けられている。
導風部材46、48は、エンジン34の作動音を吸収する吸音機能を有する発泡材料によって形成されている。この発泡材料は、例えばポリウレタンやポリスチレン、フェノール樹脂といった材料を発泡させた発泡プラスチックであり、本実施形態では、ポリウレタンが用いられている。
また、側面カバー2Dにおいて、導風部材48は、エアクリーナ収納部56、及びダクト収納部58を避けた箇所に設けられている。
導風部材46、48は、エンジン34の作動音を吸収する吸音機能を有する発泡材料によって形成されている。この発泡材料は、例えばポリウレタンやポリスチレン、フェノール樹脂といった材料を発泡させた発泡プラスチックであり、本実施形態では、ポリウレタンが用いられている。
このように、導風部材46、48は、発泡部材であって、側面カバー本体部材45、47に合わせて形成されるため、比較的容易に成形が可能である。
このため、導風部材46のエンジン34側に位置する面は、図3に示すように、エンジン34の側面、及びマフラー42の側面に沿って、隙間S1(所定間隔)を空けて形成される。
同様に、導風部材48のエンジン34側に位置する面は、エンジン34の側面、及びマフラー42の側面に沿って、隙間S2(所定間隔)を空けて形成される。
このため、導風部材46のエンジン34側に位置する面は、図3に示すように、エンジン34の側面、及びマフラー42の側面に沿って、隙間S1(所定間隔)を空けて形成される。
同様に、導風部材48のエンジン34側に位置する面は、エンジン34の側面、及びマフラー42の側面に沿って、隙間S2(所定間隔)を空けて形成される。
ファン38が駆動すると、給気口15から外気がケーシング2の内部に吸入され、この外気は、冷却風としてエンジン34側に流され、上述した隙間S1、及びS2を流れる。これによって、エンジン34や、マフラー42が冷却される。
このように、導風部材46、48は、それぞれ側面カバー2C、2Dの一部を構成しつつ、エンジン34、及びマフラー42を冷却する冷却風を流す流路を形成することができる。
また、上述の通り、側面カバー2Dにおいて、導風部材48は、エアクリーナ収納部56、及びダクト収納部58を避けた箇所に設けられている。このため、エンジン34各側面において、側面カバー2C、2Dから所定の隙間(所定間隔)が設けられ、エンジン34、及びマフラー42を冷却する冷却風を流す流路を形成することができる。
また、上述の通り、側面カバー2Dにおいて、導風部材48は、エアクリーナ収納部56、及びダクト収納部58を避けた箇所に設けられている。このため、エンジン34各側面において、側面カバー2C、2Dから所定の隙間(所定間隔)が設けられ、エンジン34、及びマフラー42を冷却する冷却風を流す流路を形成することができる。
さらに、導風部材46、48は、エンジン34、及びマフラー42の側面の形状に合わせて、厚みを変化させて形成することができる。そして、隙間S1や、隙間S2といったエンジン34、及びマフラー42との隙間寸法を任意に規定することができる。
すなわち、エンジン34は、エンジン34、及びマフラー42の外部形状(外形)に合わせた形状に形成された導風部材46、48によって覆われる。
これによって、発電装置1を駆動させたときに、エンジン34、及びマフラー42を冷却する冷却風をより効率よく導風することができ、エンジン34、及びマフラー42の冷却効率を向上させることができる。
また、導風部材46、48の表面形状は、配置箇所に応じて成形されているため、各隙間S1、S2の幅を調整し、エンジン34が備える放熱部材等の所定箇所に集中して冷却風を流すことが可能である。
すなわち、エンジン34は、エンジン34、及びマフラー42の外部形状(外形)に合わせた形状に形成された導風部材46、48によって覆われる。
これによって、発電装置1を駆動させたときに、エンジン34、及びマフラー42を冷却する冷却風をより効率よく導風することができ、エンジン34、及びマフラー42の冷却効率を向上させることができる。
また、導風部材46、48の表面形状は、配置箇所に応じて成形されているため、各隙間S1、S2の幅を調整し、エンジン34が備える放熱部材等の所定箇所に集中して冷却風を流すことが可能である。
さらに、導風部材46、48は、上述の通り、発泡部材であるため、発泡倍率を変化させることによって、これら導風部材46、48の重量を軽量化することができる。このため、ソリッド材から成るシュラウド等に代えて、導風部材46、48を設けることで、発電装置1を軽量化することができる。
加えて、導風部材46、48は、吸音機能を有するため、エンジン34、及びマフラー42と、ケーシング2との間の空間に、十分な厚さを有した吸音部材が設けられることとなる。このため、これらの導風部材46、48によって、エンジン34、及びマフラー42の駆動音を吸収することが可能となる。
また、ファンカバー50の通風用開口50Bの外側と、リコイル40との間に位置する箇所には、隔壁53が設けられている。隔壁53は、樹脂製の板状部材であり、ケーシング2の内部を前面カバー2A側と、後面カバー2B側との2つの空間に隔てている。この隔壁53には、通風用開口50Bの前面に位置する箇所に、当該通風用開口50Bと略同径となる開口部である隔壁開口53Aが設けられている。
また、隔壁53とケーシング2の内面、及び隔壁開口53Aの周縁とファンカバー50の前端部50Aとは、いずれもシール材54によって封止されている。
また、隔壁53とケーシング2の内面、及び隔壁開口53Aの周縁とファンカバー50の前端部50Aとは、いずれもシール材54によって封止されている。
この隔壁53によって、ケーシング2の内部は、冷却風となる外気が吸入されて比較的低温となる給気口15側と、駆動によって高温となるエンジン34側とに隔てられる。このため、ファン38が回転駆動した場合、冷却風は、隔壁53によって導風されて、ケーシング2の内部の低温側から高温側に向かって一方向に流れ、逆流することを防ぐことができる。また、隔壁53が設けられることで、ケーシング2の内部において、エンジン34を収める空間を限定することができ、当該空間内に冷却風を流すことによって、エンジン34、及びその周辺に配置されたマフラー42等の部材を効率よく冷却することができる。
なお、隔壁53は、ケーシング2に一体に成形されていてもよい。
また、隔壁53は、給気口15と、エンジン34とを隔てるのであれば、ケーシング2の内部のどの位置に配置されていてもよい。
なお、隔壁53は、ケーシング2に一体に成形されていてもよい。
また、隔壁53は、給気口15と、エンジン34とを隔てるのであれば、ケーシング2の内部のどの位置に配置されていてもよい。
次に、本実施形態の作用について説明する。
本実施形態の発電装置1は、リコイル40を回転させてエンジン34を駆動することにより、オルタネータ36が回転駆動され、発電が行われる。このとき、キャブレタ44には、エアクリーナ64を介してケーシング2の外気が給気され、エンジン34において燃焼に用いられる。この燃焼に伴って発生したガスは、マフラー42の排気口52から排出される。
また、エンジン34の駆動と同時に、ファン38が回転駆動され、ケーシング2の外部の空気を給気口15から取り入れて、エンジン34側に冷却風を送風する。
詳述すると、給気口15から吸入された外気は、インバータ8等を冷却した後、冷却風として、隔壁53の隔壁開口53A、及びファンカバー50の通風用開口50Bを通過する。そして、当該冷却風は、導風部材46、48と、エンジン34、及びマフラー42の各側面との隙間S1、S2を通ってエンジン34を冷却する。
本実施形態の発電装置1は、リコイル40を回転させてエンジン34を駆動することにより、オルタネータ36が回転駆動され、発電が行われる。このとき、キャブレタ44には、エアクリーナ64を介してケーシング2の外気が給気され、エンジン34において燃焼に用いられる。この燃焼に伴って発生したガスは、マフラー42の排気口52から排出される。
また、エンジン34の駆動と同時に、ファン38が回転駆動され、ケーシング2の外部の空気を給気口15から取り入れて、エンジン34側に冷却風を送風する。
詳述すると、給気口15から吸入された外気は、インバータ8等を冷却した後、冷却風として、隔壁53の隔壁開口53A、及びファンカバー50の通風用開口50Bを通過する。そして、当該冷却風は、導風部材46、48と、エンジン34、及びマフラー42の各側面との隙間S1、S2を通ってエンジン34を冷却する。
上述の通り、側面カバー2C、2Dは、それぞれ側面カバー本体部材45と、導風部材46、側面カバー本体部材47と、導風部材48とを一体に成形することで形成されている。
これによって、エンジン34を覆うシュラウドやカバー等を設けずに、冷却風を導風することができる。このため、発電装置1の部品点数を削減して、軽量化を図ることができる。また、発電装置1の作成時における作業工数を削減でき、組立て性を向上することが可能となる。
これによって、エンジン34を覆うシュラウドやカバー等を設けずに、冷却風を導風することができる。このため、発電装置1の部品点数を削減して、軽量化を図ることができる。また、発電装置1の作成時における作業工数を削減でき、組立て性を向上することが可能となる。
上述した実施形態によれば、次のような効果を奏する。
本実施形態の発電装置1は、エンジン34と、当該エンジン34によって駆動されるオルタネータ36と、これらを収めるケーシング2とを備えている。そして、ケーシング2の側面カバー2C、2Dの内面には、それぞれエンジン34の側面から隙間S1、S2を空けて導風部材46、48が一体に設けられている構成とした。
これによって、エンジン34を覆うシュラウドや、カバー等を設けずに冷却風を導風することができ、発電装置1を軽量化することができる。
本実施形態の発電装置1は、エンジン34と、当該エンジン34によって駆動されるオルタネータ36と、これらを収めるケーシング2とを備えている。そして、ケーシング2の側面カバー2C、2Dの内面には、それぞれエンジン34の側面から隙間S1、S2を空けて導風部材46、48が一体に設けられている構成とした。
これによって、エンジン34を覆うシュラウドや、カバー等を設けずに冷却風を導風することができ、発電装置1を軽量化することができる。
また、本実施形態によれば、導風部材46、48は、エンジン34の外部形状に合わせた形状に形成されている構成とした。これによって、発電装置1を駆動させたときに、エンジン34を冷却する冷却風をより効率よく導風することができ、エンジン34の冷却効率を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、ケーシング2の外側面には、エアクリーナ64を収納するエアクリーナ収納部56が設けられ、このエアクリーナ収納部56は、導風部材48が設けられた側面カバー2Dの内側面側にくぼんで形成されている構成とした。これによって、キャブレタ44、及びエンジン34には、エアクリーナ64を介して、ケーシング2の内部の空気よりも低温の外気が供給される。このため、発電装置1を駆動した場合に、エンジン34の燃焼効率、及び出力を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、導風部材48は、エアクリーナ収納部56、及びダクト収納部58が設けられた箇所以外に設けられている。これによって、エンジン34の各側面において、側面カバー2C、2Dから所定の隙間が設けられ、エンジン34を冷却する冷却風を流す流路を形成することができる。
また、本実施形態によれば、ファン38の近傍には、ケーシング2の内部を、冷却風となる外気が導入される給気口15側と、駆動によって高温となるエンジン34側とに隔てる隔壁53が設けられている構成とした。これによって、ファン38が回転駆動した場合に、ケーシング2の内部の低温側から高温側に向かって一方向に冷却風を流すことができる。また、ケーシング2の内部において、エンジン34を収める空間を限定することができ、エンジン34、及びその周辺に配置されたマフラー42等の部材を効率よく冷却することができる。
また、本実施形態によれば、導風部材46、48は、発泡材料で形成されている構成とした。これによって、発泡倍率を変化させることによって、これら導風部材46、48の重量を軽量化することができ、発電装置1を軽量化することができる。
上述した実施形態は、本発明の一態様を例示したものであって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変形、及び応用が可能である。
例えば、隔壁53のエンジン34側に位置する側面に発泡部材から成る吸音部材を設けてもよい。
また例えば、給気口15は、隔壁53を挟んでエンジン34の反対側に位置するのであれば、前面カバー2Aに限らず、側面カバー2C、2D等に設けられていてもよい。
また例えば、導風部材46、48は、クリップ等の固定部材によって、側面カバー本体部材45、47にそれぞれ固定されていてもよい。
また例えば、給気口15は、隔壁53を挟んでエンジン34の反対側に位置するのであれば、前面カバー2Aに限らず、側面カバー2C、2D等に設けられていてもよい。
また例えば、導風部材46、48は、クリップ等の固定部材によって、側面カバー本体部材45、47にそれぞれ固定されていてもよい。
1 発電装置
2 ケーシング
2A 前面カバー
2B 後面カバー
2C、2D 側面カバー
2E 上面
2G 下面カバー
6 燃料タンク
8 インバータ
10 制御ユニット
14 コントロールパネル
15 給気口
20 排気ガス排出口
22 冷却風排出口
24 取っ手
26 脚
34 エンジン
35 出力軸
36 オルタネータ
38 ファン
40 リコイル
42 マフラー
44 キャブレタ
45、47 側面カバー本体部材
46、48 導風部材
50 ファンカバー
50A 前端部
50B 通風用開口
52 排気口
53 隔壁
53A 隔壁開口
56 エアクリーナ収納部
58 ダクト収納部
58A、60A、64A 貫通孔
60 仕切り板
64 エアクリーナ
66 ダクト
S1、S2 隙間(所定間隔)
2 ケーシング
2A 前面カバー
2B 後面カバー
2C、2D 側面カバー
2E 上面
2G 下面カバー
6 燃料タンク
8 インバータ
10 制御ユニット
14 コントロールパネル
15 給気口
20 排気ガス排出口
22 冷却風排出口
24 取っ手
26 脚
34 エンジン
35 出力軸
36 オルタネータ
38 ファン
40 リコイル
42 マフラー
44 キャブレタ
45、47 側面カバー本体部材
46、48 導風部材
50 ファンカバー
50A 前端部
50B 通風用開口
52 排気口
53 隔壁
53A 隔壁開口
56 エアクリーナ収納部
58 ダクト収納部
58A、60A、64A 貫通孔
60 仕切り板
64 エアクリーナ
66 ダクト
S1、S2 隙間(所定間隔)
Claims (6)
- エンジンと、前記エンジンによって駆動されるオルタネータと、これらを収めるケーシングとを備え、
前記ケーシングの内面には、前記エンジンの外側の少なくとも一部に所定間隔をもって導風部材が一体に設けられている
ことを特徴とする発電装置。 - 前記導風部材は、前記エンジンの外形に沿った形状に成形されている
ことを特徴とする請求項1に記載の発電装置。 - 前記ケーシングの外面には、エアクリーナを収納する収納部が設けられており、
前記収納部は、前記導風部材側にくぼんで形成されている
ことを特徴とする請求項1または2に記載の発電装置。 - 前記導風部材は、前記収納部が設けられた箇所以外に設けられている
ことを特徴とする請求項3に記載の発電装置。 - 前記ケーシングには、前記エンジンに冷却風を送風するファンが収められ、
前記ケーシングには、外気を取り込んで前記ファンに供給する給気口が設けられ、
前記ファンの近傍には、前記エンジンと、前記給気口とを隔てる隔壁が設けられている
ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の発電装置。 - 前記導風部材は、発泡材料で形成されている
ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の発電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019011644A JP2020118127A (ja) | 2019-01-25 | 2019-01-25 | 発電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019011644A JP2020118127A (ja) | 2019-01-25 | 2019-01-25 | 発電装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020118127A true JP2020118127A (ja) | 2020-08-06 |
Family
ID=71890282
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019011644A Pending JP2020118127A (ja) | 2019-01-25 | 2019-01-25 | 発電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020118127A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US12027959B2 (en) | 2021-09-28 | 2024-07-02 | Honda Motor Co., Ltd. | Portable generator having axially spaced cooling fans |
-
2019
- 2019-01-25 JP JP2019011644A patent/JP2020118127A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US12027959B2 (en) | 2021-09-28 | 2024-07-02 | Honda Motor Co., Ltd. | Portable generator having axially spaced cooling fans |
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