JP3722273B2 - 金属ベルト式無段変速機の無端金属ベルト - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本願発明は、耐久性が優れた金属ベルト式無段変速機の無端金属ベルトに関するものである。
【0002】
【従来技術】
薄肉金属リングを厚み方向に積層した2本の薄肉金属リング複合体にVブロックの両側部をその周方向に渡って多数取り付けた無端金属ベルトをドライブプーリとドリブンプーリとに巻き掛けてなる金属ベルト式無段変速機において、ドライブプーリとドリブンプーリの巾方向のずれにより、Vブロックが、無端金属ベルト回送面に対し直交する軸を中心とし左右に傾き、薄肉金属リングの内側面がVブロックの首部の側縁に強く当ることになり、該薄肉金属リングの内側面が損傷を受け易い。
【0003】
これを防止するために、実開昭63−82842号(実公平5−8358号)公報に記載されたものでは、Vブロックの左右両側面における前後両端縁をそれぞれ中心とする所定曲率半径の曲面となるようにVブロックの首部側面を形成し、この両曲面が交わる部分を所要の曲率半径の曲面に面取りして形成していた。
【0004】
また、特開平2−146334号公報に記載された発明においては、Vブロックの首部側縁を0.2mmの曲率半径の曲面に形成していたが、いずれも薄肉金属リングの内側面に加えられる局部押圧による応力を薄肉金属リングに発生する他の応力との関係から合理的にVブロック首部側縁の形状を求めたものはなかった。
【0005】
【解決しようとする課題】
前記公報に記載されたものでは、Vブロックの首部側縁の彎曲面は、加工の困難なVブロック首部の側縁を欠除しなければならず、また所要の曲率にVブロック首部側縁を形成できたか否かの点検・確認が煩雑となり、加工・点検に時間がかかり、生産性が低かった。
【0006】
【課題を解決するための手段および効果】
本願発明は、このような不具合を解消した金属ベルト式無段変速機の無端金属ベルトの改良に係り、請求項1記載の発明は、薄肉金属リングを厚み方向に複数枚層状に重ねた2本の薄肉金属リング複合体に多数のVブロックの左右両部がリング周方向に亘って支持されてなる無端金属ベルトをドライブプーリとドリブンプーリとに巻掛け、前記両プーリの溝巾を変更することにより、変速比を制御する金属ベルト式無段変速機において、前記薄肉金属リングの内外周両側縁は、それぞれ曲率半径RRの彎曲面を有するとともに、該薄肉金属リングの両側面の厚み中央部はその内外面に対し平坦面を有し、前記Vブロックの首部の前後左右側縁は、曲率半径ROの彎曲面を有し、前記最内周薄肉金属リングの内周面に発生する応力の疲労強度に関連した応力に比べ、前記薄肉金属リングの内側面における前記Vブロックの首部の前後左右側縁彎曲面との接触により発生する応力の疲労強度に関連した応力が等しいか小さくなるように、前記薄肉金属リングの両側面角部曲率半径RRと、前記Vブロックの首部側縁彎曲面の曲率半径ROとが設定されたことを特徴とするものである。
【0007】
請求項1記載の発明は、前記したように構成されているため、前記Vブロックの首部側縁の弯曲面と接触する前記薄肉金属リングの内側面の厚み中央平坦面における破損を避けながら、前記薄肉金属リングの両側面角部曲率半径RRに対応させて前記Vブロックの首部側縁の弯曲面の曲率半径R0を最小限に設定して、該Vブロックの首部の加工量を著しく減少でき、その結果、該Vブロックの生産性を大巾に向上させてコストダウンを図ることができる。
【0009】
さらに、請求項2記載のように発明を構成することにより、前記薄肉金属リングの両側面の角部曲率半径RRの大小に関連して、前記Vブロックの首部の前後左右側縁の曲率半径ROを適切に設定し、前記薄肉金属リングの内側面の厚み中央平坦面の破損を避けることができる。
【0010】
しかも、請求項3記載のように発明を構成することにより、前記薄肉金属リングの角部曲率半径RRにより適切に対応して、前記Vブロックの首部の前後左右側縁の曲率半径ROを必要最小限に設定して、該Vブロックの首部の加工量を減少させ、生産性を大幅に向上させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図1ないし図10に図示された本出願発明の一実施例について説明する。
【0012】
図1に図示されるように、内燃機関Eのクランクシャフト1にダンパー2を介してインプットシャフト3が接続され、該インプットシャフト3は発進用クラッチ4を介して金属ベルト式無段変速機Tのドライブシャフト5に接続され、該ドライブシャフト5に設けられたドライブプーリ6は、ドライブシャフト5と一体の固定側プーリ半体7と、この固定側プーリ半体7に対して接離可能な可動側プーリ半体8とを備えており、可動側プーリ半体8は油室9内の油圧により固定側プーリ半体7に向って付勢されるようになっている。
【0013】
また、ドライブシャフト5と平行にドリブンシャフト10が配置され、該ドリブンシャフト10に設けられたドリブンプーリ11は、ドリブンシャフト10と一体の固定側プーリ半体12と、この固定側プーリ半体12に対し接離可能な可動側プーリ半体13とを備えており、可動側プーリ半体13は油室14内に作用する油圧により固定側プーリ半体12に向って付勢されるようになっている。
【0014】
さらに、図2および図3に図示されるように、左右1対の薄肉金属リング複合体31に多数の金属ブロック32を支持してなる無端金属ベルト15が、ドライブプーリ6およびドリブンプーリ11間に架渡され、前記薄肉金属リング複合体31は周長約660mm、巾約9.2mm、厚さ約0.18mmの薄肉金属リング30が厚み方向へ12枚殆ど隙間なく12枚積層されて構成されている。
【0015】
そして、図8および図9に図示されるように、薄肉金属リング30の内外周面30a,30bと内外側面30cとの境界部分である内周内外側縁30d,外周内外側縁30eは、機械研磨加工により、曲率半径RRの略1/4円柱面に形成されている。
【0016】
また、金属Vブロック32の左右リング嵌合凹部32aに、2本の薄肉金属リング複合体31がそれぞれ嵌合され、該金属Vブロック32の前面32cにロッキングエッジ32dが形成されている。
【0017】
しかも、前記金属Vブロック32の首部32eの側面角部32fは、半径R0の1/4円柱面に形成されている。
【0018】
さらにまた、ドリブンシャフト10には、前進用ドライブギヤ16および後進用ドライブギヤ17が相対的に回転自在に支持されており、これら前進用ドライブギヤ16および後進用ドライブギヤ17はセレクタ18により選択的にドリブンシャフト10に結合・離脱可能に接続され、ドリブンシャフト10と平行にアウトプットシャフト19が配置され、該アウトプットシャフト19には前進用ドリブンギヤ20および後進用ドリブンギヤ22が一体に結合されており、アウトプットシャフト19は、該前進用ドライブギヤ16に噛合う前進用ドリブンギヤ20により正転駆動され、あるいは後進用ドライブギヤ17と後進用アイドルギヤ21を介して噛合う後進用ドリブンギヤ22により逆転駆動されるようになっている。
【0019】
しかも、アウトプットシャフト19にファイナルドライブギヤ23が一体に結合されるとともに、該ファイナルドライブギヤ23に噛合うファイナルドリブンギヤ24はディファレンシャル25に一体に結合され、該ディファレンシャル25は左右のアクセル26を介して左右の車輪Wに接続されており、アウトプットシャフト19の駆動力はファイナルドライブギヤ23,ファイナルドリブンギヤ24,ディファレンシャル25およびアクセル26を介して左右の車輪Wに差動的に伝達されるようになっている。
【0020】
また、前記可動側プーリ半体8の油室9および可動側プーリ半体13の油室14は、油圧制御ユニットU2に接続され、該油圧制御ユニットU2は電子制御ユニットU1からの制御信号で動作されるようになっており、変速比がLOWに変更する場合には、電子制御ユニットU1からの制御信号により、油圧制御ユニットU2が動作し、ドライブプーリ6の油室9内の油圧に比べてドリブンプーリ11の油室14内の油圧が次第に増大し、ドリブンプーリ11の溝巾が減少してドリブンプーリ11の巻掛け径DDNが連続的に増大するとともに、ドライブプーリ6の溝巾が増大してドライブプーリ6の巻掛け径DDRが連続的に減少する結果、金属ベルト式無段変速機Tの変速比はLOWに無段階に切換えられ、逆に変速比がODに変更する場合には、電子制御ユニットU1からの制御信号により油圧制御ユニットU2が逆に動作し、ドリブンプーリ11の油室14内の油圧に比べてドライブプーリ6の油室9内の油圧が次第に増大し、ドライブプーリ6の溝巾が減少してドライブプーリ6の巻掛け径DDRが連続的に増大するとともに、ドリブンプーリ11の溝巾が増大してドリブンプーリ11の巻掛け径DDNが連続的に減少する結果、金属ベルト式無段変速機Tの変速比がODに無段階に切換えられるようになっている。
【0021】
次に、薄肉金属リング30に生ずる応力について述べる。
【0022】
まず、図3に図示するように、薄肉金属リング複合体31をドライブプーリ6,ドリブンプーリ11に架渡し、ドライブプーリ6を時計方向へ回転駆動させた状態では、ドライブプーリ6,ドリブンプーリ11間の薄肉金属リング複合体31の一方の直線部分では、T1の張力が発生するとともに、ドライブプーリ6,ドリブンプーリ11間の薄肉金属リング複合体31の他方の直線部分では、T2の張力が発生し、この張力T1,T2は特開平10−89429号公報に記載された手法でもって求められる。
【0023】
次に、薄肉金属リング30をn層(12層)に積層した左右1対の薄肉金属リング複合体31に多数の金属ブロック32を支持した無端金属ベルト15をドライブプーリ6とドリブンプーリ11とに架渡した状態において、1本の薄肉金属リング複合体31における張力差(T1−T2)/2をΔTallとした場合、最内周リング301には、
ΔT1={n(ξ−1)+1}ΔTall/nξ
なる最内周リング301の引力差が作用する。
【0024】
この理由は下記によるものである。
ΔT1;最内周リング301の張力差
ΔTall=(T1−T2)/2;1本の薄肉金属リング複合体31の張力差
ξ;摩擦係数比(μSSM/μSS)
μSSM;金属ブロック32,薄肉金属リング30間の摩擦係数
μSS;薄肉金属リング30,薄肉金属リング30間の摩擦係数
n;薄肉金属リング30の枚数
【0025】
まず簡易モデルとして、図11を参照し、リングが3枚の場合について考えると、張力変化に寄与するΔTはそれぞれ
ΔT3=F3=μSSN
ΔT2=F2−F3=μSSN
ΔT1=F1−F2=3μSSMN−2μSSN
となり、ΔT1だけが異なる値となる。ΔT1とΔT2の比は
ΔT1/ΔT2=(3μSSMN−2μSSN)/μSSN=(3μSSM−2μSS)/μSS
となる。リング枚数がnの場合に拡張すると、
ΔT1/ΔT2=(nμSSM−(n−1)μSS)/μSS
ΔT1/ΔT2=nξ−(n−1)=n(ξ−1)+1…(1)
リング全体での張力差ΔTallは、
ΔTall=ΔT1+ΔT2+…+ΔTn
=(n−1)ΔT2+ΔT1
=(n−1)ΔT2+{n(ξ−1)+1}ΔT2
=nξΔT2
従って、ΔT2=1/nξΔTall…(2)
(1),(2)式より、
ΔT1={n(ξ−1)+1}/nξΔTall…(3)
(3)式より、リング枚数n=12におけるΔT1/ΔTallとμSSM/μSSの関係は、図12に図示される。
【0026】
実験の結果、金属ブロック32,薄肉金属リング30間の摩擦係数μSSM≒0.1、薄肉金属リング30,薄肉金属リング30間の摩擦係数μSS≒0.05であるので、μSSM/μSS=ξ=2.0となる。
【0027】
これらの数値を(3)式に代入してΔT1を求めると、
ΔT1/ΔTall=(12+1)/12・2=13/24≒0.54
また図12からも
ΔT1/ΔTall≒0.5
となり、1本の薄肉金属リング30の張力差ΔTallの約50%が最内周リング301に作用することが求められる。
【0028】
次に最内周リング301の平均張力(T1+T2)を求め、これら最内周リング301の平均張力差T1−T2とその平均張力T1+T2とから、ドライブプーリ6からドリブンプーリ11に回送される最内周リング301の最大引張応力σTH=T1/2・12・A・tとドリブンプーリ11からドライブプーリ6に回送される最内周リング301の最小引張応力σTL=T2/2・12・At(Aは薄肉金属リング30の巾、tは薄肉金属リング30の厚さ)が求められる。
【0029】
最内周リング301の長手方向に沿い最内周リング301の厚さ中央部に働く応力の変化の状態を図示したグラフが図13である。この図13に図示のグラフでは、横軸は最内周リング301の長手方向長さを示し、縦軸は応力(横軸より上は引張り応力,横軸より下は圧縮応力を示す)を示し、最内周リング301の厚さ中央部での引張応力σTが図示されている。
【0030】
このグラフで、応力の最大値と最小値の差が応力振巾σaの2倍の2σaであり、その最大値と最小値の平均値が応力中心σmである。
【0031】
また、薄肉金属リング30をドライブプーリ6,ドリブンプーリ11に架渡せずに無負荷状態に放置した状態では、側面視で半径R'の円形となっているが、薄肉金属リング30をドライブプーリ6,ドリブンプーリ11に架渡すると、最内周リング301におけるドライブプーリ6,ドリブンプーリ11に巻付けられた部分では、RDR,RDNの径の円弧状に曲げられ、最内周リング301におけるドライブプーリ6,ドリブンプーリ11間の直線部分では直線状に引伸ばされる結果、ドライブプーリ6,ドリブンプーリ11の巻掛け部分の各外周面には、σVDR=Et(1/RDR−1/R'),σVDN=Et(1/RDN−1/R')(符号正は引張、負は圧縮)の曲げ応力が発生し、さらに、ドライブプーリ6,ドリブンプーリ11間の直線部分の外周面には、σV1=Et(1/R')の曲げ応力が発生する。
【0032】
そして、最内周リング301の長手方向に沿い最内周リング301の外周面に働く応力の変化の状態を図示したグラフが図14である。このグラフにおいて、ドライブプーリ6,ドリブンプーリ11の巻掛け部分では、σTにσVDR,σVDNがそれぞれ加算されて、その合計値がそれぞれ点線で示され、また直線部分では、σTH,σTLにσV1がそれぞれ減算されてその合計値がそれぞれ点線で示されている。
【0033】
さらに、最内周リング301の長手方向に沿い最内周リング301の内周面に働く応力の変化の状態を図示したグラフが図15である。このグラフにおいて、ドライブプーリ6,ドリブンプーリ11の巻掛け部分では、σTにσVDR,σVDNが減算(最内周リング301の内周面では曲げ応力は圧縮応力となるため)されて、その合計値がそれぞれ点線で示され、また直線部分では、σTH,σTLにσV1がそれぞれ加算されてその合計値がそれぞれ点線で示されている。
【0034】
なお図15において、ドリブンプーリ11の巻掛け終り部分で、σVDNが急激に大きく低下しているのは、図2のX部において、図10に図示されるように、金属ブロック32のリング嵌合凹部32aにおける内周側面32bの後端縁32b’が、最内周リング301の内周面301aに強く喰込むために、局部的な大きな接触応力が発生するからである。
【0035】
その次に、薄肉金属リング30の内外周面30a,30bに対し直交する軸を中心に傾いて、該金属Vブロック32の巾方向中央の首部32eの側面角部32fがQなる力で薄肉金属リング30の内側面30aに接触した場合に、該薄肉金属リング30の内側面30aに生ずる接触応力について述べる。
【0036】
図9に図示されるように、金属Vブロック32の首部32eの側面角部32fが薄肉金属リング30の内側面30aに接触した場合、その薄肉金属リング30の内側面30cの接触部30fの厚さ方向の接触長さは、t−2RR(tは薄肉金属リング30の厚さ)であり、また薄肉金属リング30内側面30cの接触部30fにおける薄肉金属リング30の周方向巾は、Cである。
【0037】
そして、その部分での薄肉金属リング30の接触部30iでの接触応力は、ヘルツの公式と称せられる下記の式
σhN=Q/π・12・(t−2RR)C+EC/4(1−V2)R0…(4)
ここでEは薄肉金属リング30,金属Vブロック32の弾性係数、Vは薄肉金属リング30,金属Vブロック32のポアソン比である。
【0038】
図15では、最内周薄肉金属リング301の内周面301aに働く応力の変化の状態が図示されているが、最内周薄肉金属リング301の内周面301aからhだけ外周側に離れた個所に働く応力に前記金属Vブロック32の首部32eの側面角部32fに接触したことによる接触応力σhNを加えたグラフが図16である。
【0039】
一般に、金属材料では、その材料の疲労強度は、最大応力と最小応力の差の応力振巾σaと、平均応力σmとに関係し、特に鋼の場合には、
σa*=σa+σm/3…(5)
で定義される補正内部応力振巾σa*に左右される。
【0040】
また、最内周薄肉金属リング301の内周側面30aと金属Vブロック32の首部32eの側面角部32fとの接触による補正接触応力振巾σa*HPも、
σa*HN=σaHN+σmHN/3…(6)
で定義される。
【0041】
そして、金属Vブロック32の首部32eの側面角部32fの曲率半径R0が0.05mmの場合にこれら補正内部応力振巾σa*と補正接触応力振巾σa*HPとを求めた表が図23に図示された表1である。
【0042】
この表1においては、前記薄肉金属リング30の角部曲率半径RRを0.01,0.02,0.03,0.04,0.05,0.06,0.07,0.08,0.09(mm)にそれぞれ変え、かつ、薄肉金属リング30の内周面30aから高さhを変えた場合に、前記(4)により、プーリヘルツ圧縮応力σhN(DR),σhN(DN)とが求められる。
【0043】
次に、高さhにおける薄肉金属リング30の内部応力(応力振巾σa,応力平均σm,補正応力振巾σa*)が前記[0031]〜[0036]で説明したと同様な方法で求められる。
【0044】
最後に、図16に図示されたグラフのように、薄肉金属リング30の内部応力とプーリヘルツ圧縮応力とを重畳することにより、薄肉金属リング30の金属Vブロック32の首角部32cとの接触部におけるネック接触応力(ネック接触部応力振巾σaHN,ネック接触部応力平均σmHN,ネック接触部補正応力振巾σa*HN)が求められる。
【0045】
そして、薄肉金属リング30の内周面30aからの高さhを横軸とし、薄肉金属リング30の補正内部応力σa*と、薄肉金属リング30のネック接触部補正応力振巾σa*HNとを縦軸とし、前記高さhを変えた場合の補正内部応力振巾σa*HNの値を図示したグラフが図17である。
【0046】
この図17で明らかなように、金属Vブロック32の首部32eの側面角部32fと接触する薄肉金属リング30の内外側縁30d,30eの曲率半径RRが0.063(内周面からの高さが0.063)、0.072(内周面からの高さが0.1008mm)より大きなネック接触部補正応力振巾σa*HNは、補正内部応力振巾σa*が最も大きな薄肉金属リング30の内周面30aにおける補正内部応力振巾σa*の値よりも大きいが、前記曲率半径RRが、薄肉金属リング30の厚み中心より内周側で0.063mmよりも小さく、または薄肉金属リング30の厚み中心より外周側で、0.072mm小さい状態のネック接触部補正応力触巾σa*HNは、前記補正内部応力振巾σa*よりも小さくなる。
【0047】
このため、金属Vブロック32の首部32eの側面角部32fの曲率半径R0が0.05mmの場合に、薄肉金属リング30の内側縁30e,30gの曲率半径RRを0.06mm以下に設定すれば、金属Vブロック32の首部32eの側面角部32fに接触する薄肉金属リング30の内側面30cからの疲労破壊が、薄肉金属リング30の内周面30aからの疲労破壊より早く発生することが未然に防止される。
【0048】
前記計算では、金属Vブロック32の首部32eの側面角部32fの曲率半径R0を0.05mmとしたが、これを0.07,0.10,0.15mmとした場合の薄肉金属リング30の金属Vブロック32の首角部32fとの接触部におけるネック接触応力を求めたものが、図24,図25,図26にそれぞれ図示された表2,表3,表4であり、そのネック接触応力の内のネック接触部補正応力振巾σa*HNと補正内部応力振巾σa*の値をそれぞれ図示したグラフが図18,図19,図20である。
【0049】
また、薄肉金属リング30の内周面30aの補正内部応力振巾σa*とネック接触部補正応力振巾σa*HNとが等しくなる金属Vブロック32の首部32eの側面角部32fの曲率半径R0(横軸)と、薄肉金属リング30の内側縁30d,30eの曲率半径RR(縦軸)との関係は、図21のグラフで図示される。
【0050】
この場合のRRとR0との関係を式で表示すると、
RR=35R0 3−12.7R0 2+1.5925R0+0.0107…(7)
となる。
【0051】
そして、図22に図示されるように、
RR>35R0 3−12.7R0 2+1.5925R0+0.0107…(8)
を満足するA領域では、薄肉金属リング30の内側面30cの寿命の方が最内周薄肉金属リング301の内周面301aの寿命より短くなって、好ましくない領域であり、また、
RR<35R0 3−12.7R0 2+1.5925R0+0.0107…(9)
を満足するB領域では、最内周薄肉金属リング301の内周面301aの寿命の方が薄肉金属リング30の内側面30cの寿命より短くなる。
【0052】
この図21において示した
R0>0.063mmでかつ
0.04mm>RR>0.07mm
の範囲が好ましい領域となる理由を以下に説明する。
【0053】
金属Vブロック32の加工性を考慮すると、金属Vブロック32の首部32eの側面角部32fは0.063mm以上の曲率半径の円柱面となるように形成すれば、充分であり、従来のもののように金属Vブロック32の首部32eの側面角部32fを、無用に大きく加工する必要がなくなり、生産性が大巾に向上する。
【0054】
また、図21において、薄肉金属リング30の内側縁30d,30eの曲率半径RRが0.07mm以上のD領域では、薄肉金属リング30の内側縁30d,30eの曲率半径RRを大きくしなければならず、かつRRに誤差が生じて小さい方へずれると、好ましくないA領域に入り易い。
【0055】
さらに、図21において、薄肉金属リング30の内側縁30d,30eの曲率半径RRが0.07〜0.04mmの範囲内で、金属Vブロック32のネック端部曲率半径R0が0.63mm以下であると(E領域)、金属Vブロック32のネック端部曲率半径R0が減少した場合に、薄肉金属リング30の内側縁曲率半径RRをこれに対応して急激に小さくしなければならない。すなわち、金属Vブロック32のネック端部曲率半径R0に誤差が生じて小さい方へずれると、好ましくないA領域に入り易い。
【0056】
さらにまた、図21において、薄肉金属リング30の内側縁曲率半径RRが0.04mm以下になると(F領域)、プーリの溝面との接触によるヘルツ応力が著しく増大して好ましくない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本出願発明の薄肉金属リングを備えた金属ベルト式無段変速機の概略説明図である。
【図2】図1の巻掛け部分の側面図である。
【図3】無端金属ベルトの一部欠除斜視図である。
【図4】金属ブロックの正面図である。
【図5】図4のV−V線に沿って裁断した縦断面図である。
【図6】図4のVI−VI線に沿って裁断した横断面図である。
【図7】図4のVII−VII線に沿って裁断した横断面図である。
【図8】薄肉金属リングの内側面と金属Vブロックの首部とを拡大した斜視図である。
【図9】薄肉金属リングの内側面と金属Vブロックの首部とが接触した状態を図示した要部拡大斜視図である。
【図10】金属ブロックのリング嵌合凹部の後端部が最内周薄肉金属リングの内周面に喰い込んだ状態を図示した断面図である。
【図11】最内周薄肉金属リングに働く張力差の説明図である。
【図12】ΔT/ΔTallとμSSM/μSSの関係を図示した特性図である。
【図13】最内周薄肉金属リングの厚さ中央部の内部応力分布状態を図示したグラフである。
【図14】最内周薄肉金属リングの外周面の内部応力分布状態を図示したグラフである。
【図15】最内周薄肉金属リングの内周面の内部応力分布状態を図示したグラフである。
【図16】薄肉金属リングの内側面がVブロックの首部に接触した場合の接触応力分布状態を図示したグラフである。
【図17】Vブロックの首部のネック端部曲率半径R0を0.05mmとした場合の最内周リング内部補正応力振巾σ*と最内周リング端ネック接触部の補正接触応力振巾σ*HPを図示した特性図である。
【図18】Vブロックの首部のネック端部曲率半径R0を0.07mmとした場合の最内周リング内部補正応力振巾σ*と最内周リング端ネック接触部の補正接触応力振巾σ*HPを図示した特性図である。
【図19】Vブロックの首部のネック端部曲率半径R0を0.10mmとした場合の最内周リング内部補正応力振巾σ*と最内周リング端ネック接触部の補正接触応力振巾σ*HPを図示した特性図である。
【図20】Vブロックの首部のネック端部曲率半径R0を0.15mmとした場合の最内周リング内部補正応力振巾σ*と最内周リング端ネック接触部の補正接触応力振巾σ*HPを図示した特性図である。
【図21】ネック端部曲率半径R0とリング端部曲率半径RRとの関係を図示した特性図である。
【図22】RRが35R0 3−12.7R0 2+1.5925R0+0.0107よりも大きい領域Aと小さい領域Bとを図示した図面である。
【図23】Vブロックのネック端部曲率半径R0が0.05mmの場合に、最内周金属リング端部曲率半径RRを変えた場合の内部補正応力振巾σa*と補正接触応力振巾σa*HPを求めた表である。
【図24】Vブロックのネック端部曲率半径R0が0.07mmの場合に、最内周金属リング端部曲率半径RRを変えた場合の内部補正応力振巾σa*と補正接触応力振巾σa*HPを求めた表である。
【図25】
Vブロックのネック端部曲率半径R0が0.10mmの場合に、最内周金属リング端部曲率半径RRを変えた場合の内部補正応力振巾σa*と補正接触応力振巾σa*HPを求めた表である。
【図26】Vブロックのネック端部曲率半径R0が0.15mmの場合に、最内周金属リング端部曲率半径RRを変えた場合の内部補正応力振巾σa*と補正接触応力振巾σa*HPを求めた表である。
【符号の説明】
1…クランクシャフト、2…ダンパー、3…インプットシャフト、4…発進用クラッチ、5…ドライブシャフト、6…ドライブプーリ、7…固定側プーリ半体、8…可動側プーリ半体、9…油室、10…ドリブンシャフト、11…ドリブンプーリ、12…固定側プーリ半体、13…可動側プーリ半体、14…油室、15…無端金属ベルト、16…前進用ドライブギヤ、17…後進用ドライブギヤ、18…セレクタ、19…アウトプットシャフト、20…前進用ドリブンギヤ、21…後進用アイドルギヤ、22…後進用ドリブンギヤ、23…ファイナルドライブギヤ、24…ファイナルドリブンギヤ、25…ディファレンシャル、26…アクセル、30…薄肉金属リング、31…薄肉金属リング複合体、32…金属Vブロック。
Claims (3)
- 薄肉金属リングを厚み方向に複数枚層状に重ねた2本の薄肉金属リング複合体に多数のVブロックの左右両部がリング周方向に亘って支持されてなる無端金属ベルトをドライブプーリとドリブンプーリとに巻掛け、前記両プーリの溝巾を変更することにより、変速比を制御する金属ベルト式無段変速機において、
前記薄肉金属リングの内外周両側縁は、それぞれ曲率半径RRの湾曲面を有するとともに、該薄肉金属リングの両側面の厚み中央部はその内外面に対し平坦面を有し、
前記Vブロックの首部の前後左右側縁は、曲率半径ROの湾曲面を有し、
前記最内周薄肉金属リングの内周面に発生する応力の疲労強度に関連した応力に比べ、前記薄肉金属リングの内側面における前記Vブロックの首部の前後左右側縁彎曲面との接触により発生する応力の疲労強度に関連した応力が等しいか小さくなるように、
前記薄肉金属リングの両側面角部曲率半径RRと、前記Vブロックの首部側縁彎曲面の曲率半径ROとが設定されたことを特徴とする金属ベルト式無段変速機の無端金属ベルト。 - 薄肉金属リングを厚み方向に複数枚層状に重ねた2本の薄肉金属リング複合体に多数のVブロックの左右両部がリング周方向に亘って支持されてなる無端金属ベルトをドライブプーリとドリブンプーリとに巻掛け、前記両プーリの溝巾を変更することにより、変速比を制御する金属ベルト式無段変速機において、
前記薄肉金属リングの両側面の角部曲率半径RRは、0.04t/0.18〜0.07t/0.18で、前記Vブロックの首部の前後左右側縁の彎曲面の曲率半径ROがt/3以上で、
前記薄肉金属リングの両側面の前記角部曲率半径R R と、前記Vブロックの首部の前後左右側縁の前記彎曲面曲率半径R O の大きさは、前記設定範囲内において互いに薄肉金属リングの厚さtの変化に応じて比例関係で変化することを特徴とする金属ベルト式無段変速機の無端金属ベルト。 - 薄肉金属リングを厚み方向に複数枚層状に重ねた2本の薄肉金属リング複合体に多数のVブロックの左右両部がリング周方向に亘って支持されてなる無端金属ベルトをドライブプーリとドリブンプーリとに巻掛け、前記両プーリの溝巾を変更することにより、変速比を制御する金属ベルト式無段変速機において、
前記薄肉金属リングの内外両側縁は、それぞれ曲率半径RRの彎曲面を有するとともに、該薄肉金属リングの両側面の厚み中央部はその内外面に対し平坦面を有し、
前記薄肉金属リングの両側面角部曲率半径RRと、前記ブロックの首部の前後左右側縁の彎曲面曲率半径ROとの間には、
RR≦35RO 3−12.7RO 2+1.59RO+0.01
なる式が成立することを特徴とする金属ベルト式無段変速機の無端金属ベルト。
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