JP4935712B2 - 伝動ベルトおよび伝動ベルトの組み付け方法 - Google Patents
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Description
また、積層リングの少なくとも連続する2層を構成する並列リングが、それら各並列リングが積層した状態で、それぞれの幅広リングと幅狭リングとが交互に積層するように構成される。そのため、積層リングをエレメントの凹部に嵌め込んだ際に凹部の左右方向で互いに相対する側に位置する幅広リングを、一旦その幅方向で互いに離隔させると、それら離隔させた幅広リングの互いに対向する端面同士が干渉もしくは当接して、各並列リングのそれぞれの幅広リングと幅狭リングとが再び幅方向で互いに当接して並列した状態に戻り難くなる。すなわち、積層リングの幅を一旦凹部の開口幅よりも広い状態にすると、積層リングの幅は再び凹部の開口幅よりも狭い状態に戻り難く、言い換えると、積層リングの幅を凹部の開口幅よりも広くした状態を維持し易くなる。その結果、積層リングをエレメントの凹部の抜け止め部と底面との間に容易に嵌め込むことができるとともに、積層リングをエレメントの凹部の抜け止め部と底面との間に確実に係合させることができる。
また、エレメントの凹部に積層リングを嵌め込んで係合させて伝動ベルトを組み付ける場合、互いに積層した状態でそれぞれの幅広リングと幅狭リングとが交互に積層するように構成された各並列リングによって、少なくとも連続する2層が構成された積層リングが用いられる。そのため、積層リングをエレメントの凹部に嵌め込んだ際に凹部の左右方向で互いに相対する側に位置する幅広リングを、一旦その幅方向で互いに離隔させることにより、それら離隔させた幅広リングの互いに対向する側の側面同士が干渉もしくは当接して、各並列リングのそれぞれの幅広リングと幅狭リングとが再び幅方向で互いに当接して並列した状態に戻り難くい状態にすることができる。すなわち、積層リングをエレメントの凹部に嵌め込んだ後に、一旦、積層リングの幅を凹部の開口幅よりも広い状態にすることにより、積層リングの幅を再び凹部の開口幅よりも狭い状態に戻り難くい状態にすることができる。言い換えると、積層リングの幅を凹部の開口幅よりも広くした状態を容易に維持することができる。その結果、積層リングをエレメントの凹部の抜け止め部と底面との間に容易に嵌め込むことができるとともに、積層リングをエレメントの凹部の抜け止め部と底面との間に確実に係合させることができる。
先ず、この発明の第1実施例における伝動ベルトを構成するエレメントおよびリングの構成を、図1,図2に基づいて説明する。図1,図2において、伝動ベルトVは、ベルト式無段変速機の駆動側(入力軸)プーリと従動側(出力軸)プーリとに巻き掛けられて、それらのプーリの間で動力を伝達するベルトの例を示している。そして、この発明における多数のエレメントEは、例えば金属製の板片状の部材からなり、その幅方向(図1のx軸方向)における左右の側面1,2が、テーパ状の傾斜した面として形成された本体(基体)部3を有し、そのテーパ状に傾斜した両側面1,2が、ベルト式無段変速機の駆動側プーリあるいは従動側プーリであるプーリ4のベルト巻き掛け溝(V形溝)4aに摩擦接触してトルクを伝達するようになっている。
図6,図7は、この発明の第2実施例における伝動ベルトVを構成するエレメントEおよび積層リングRの構成を示す図である。上記の第1実施例が、積層リングRの各層(図1ないし図5の例では6層)全てが並列リング13,〜18により構成された例を示しているのに対し、この第2実施例では、積層リングRが、第1実施例における並列リング13,〜18と同様、幅広リングと幅狭リングとが並列された並列リングと、幅方向に分割されない単列リングとから構成された例を示している。したがって、これら並列リングと単列リングとから構成される積層リングR以外の、前述の図1ないし図5に示す第1実施例と同じ構成の部分については、図6,図7に、図1ないし図5と同じ参照符号を付けて、その詳細な説明は省略する。
Claims (4)
- 帯状材により形成されて可撓性を有するリングを径方向に複数層重ねた積層リングと、該積層リングを収容する凹部が形成されるとともに該凹部における左右の内壁面の開口部側に該積層リングを係合させてその離脱を防止する抜け止め部が形成された多数のエレメントとから構成され、環状に配列させた前記エレメントの列における前記両抜け止め部と前記凹部内の前記両内壁面を繋ぐ底面との間に前記積層リングを嵌め込んで組み付けた伝動ベルトにおいて、
前記積層リングの連続する少なくとも2層は、それぞれ、最も幅が広い幅広リングと該幅広リングよりも幅が狭い少なくとも1種類の幅狭リングとを幅方向にそれぞれ並列させた並列リングにより構成されているとともに、
前記各並列リングは、前記幅広リングと前記幅狭リングとが前記径方向に交互に積層されている
ことを特徴とする伝動ベルト。 - 1層の前記並列リングを構成する前記幅広リングおよび前記幅狭リングの幅の総和が前記開口部の開口幅よりも小さく、
前記幅広リングの幅の2倍が前記開口幅よりも大きい
ことを特徴とする請求項1に記載の伝動ベルト。 - 帯状材により形成されて可撓性を有するリングを径方向に複数層重ねた積層リングと、該積層リングを収容する凹部が形成されるとともに該凹部における左右の内壁面の開口部側に前記積層リングを係合させてその離脱を防止する抜け止め部が形成された多数のエレメントとから構成され、環状に配列された前記エレメントの列における前記両抜け止め部と前記凹部内の前記左右両内壁面を繋ぐ底面との間に前記積層リングを嵌め込んで組み付ける伝動ベルトの組み付け方法において、
前記積層リングの連続する少なくとも2層は、それぞれ、最も幅が広い幅広リングと該幅広リングよりも幅が狭い少なくとも1種類の幅狭リングとを幅方向にそれぞれ並列させた並列リングにより構成されるとともに、前記各並列リングは、前記幅広リングと前記幅狭リングとが前記径方向に交互に積層されていて、
前記幅方向で互いに対向する前記各幅広リングの少なくとも一部を互いに重ね合わせることにより前記積層リングの幅を狭くした状態で該積層リングを前記凹部に嵌め込み、その後、前記互いに重ね合わせた各幅広リングを前記幅方向で互いに離隔することにより前記積層リングを前記両抜け止め部と前記底面との間に係合させることを特徴とする伝動ベルトの組み付け方法。 - 1層の前記並列リングを構成する前記幅広リングおよび前記幅狭リングの幅の総和が前記開口部の開口幅よりも小さく、
前記互いに重ね合わせた各幅広リングを前記幅方向で互いに離隔した状態にすることにより前記積層リングの幅を前記開口幅よりも広くする
ことを特徴とする請求項3に記載の伝動ベルトの組み付け方法。
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