JP3720421B2 - 除電方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンベヤで搬送中に物品に帯電している静電気を除去する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば液晶用ガラス基板等の物品に帯電している静電気を除去する方法としては、イオナイザを用いて中和する方法が採用されている。
イオナイザは、針状電極(エミッタ)のコロナ放電により発生したイオンを室内の一様流によって搬送し、帯電体上の電荷を逆極性のイオンで中和するものである。
【0003】
イオナイザは、例えば、特開平2−254417号公報、特開平3ー34424号公報、特開平5−243200号公報等に開示されている。
又、特開平7−73991号公報の図5には、コンベヤ上の除電対象物にイオンを含んだ気流をスリットノズルから高速で吹き付けるスリットノズル式イオナイザが開示されている。
【0004】
処で、このスリットノズル式イオナイザでは、次のような不具合がある。コンベヤの速度によっては、十分な除電ができない。高速気流により塵埃の巻上等の気流乱れが生じる。上から吹き付けるため、物品の形状が限定される。
図22は、従来の除電装置の概要を示す説明図である。
図において、1はクリーンルームを表す。クリーンルーム1は、天井側にHEPAフィルタ等の高性能フィルタ2を設け、床側にグレーチング板等の床板3を設け、天井空間4と床下空間5とをセントラル空調機6によって連絡することにより、クリーンエアを垂直ダウンフローによって循環供給できるようになっている。
【0005】
クリーンルーム1内には、2種類の生産装置7、8がローラコンベヤ9を挟んで配置されている。そして、ローラコンベヤ9の上方には、約1m程度の長さの吊り下げ型イオナイザ10が配置されている。従って、2種類の生産装置7、8間に配置されたローラコンベヤ9及びを吊り下げ型イオナイザ10によって除電処理領域12が形成されている。
【0006】
尚、ローラコンベヤ9での搬送時に、作業者等からのゴミが除電処理領域12内に侵入しないように、上部には開放フード13が設けてある。
この従来例では、図22に示すように、生産装置7で加工された液晶用ガラス基板11が、ローラコンベヤ9にて次の生産装置8へ搬入される過程で吊り下げ型イオナイザ10からコロナ放電により発生されるイオンによって静電気を除去するものである。
【0007】
処が、図22では、垂直ダウンフローのクリーンルーム1内で、1台の吊り下げ型イオナイザ10によってスポット的に除電するので、吊り下げ型イオナイザ10から放電されるイオンは、垂直ダウンフローによって床下空間5へ搬送され、図23に示すように吊り下げ型イオナイザ10直下のみが除電される。
【0008】
而も、吊り下げ型イオナイザの長さが約1m程度であるため、ローラコンベヤ9の速度が0.5m/sec程度で処理される上記従来の除電方法では、液晶用ガラス基板11が吊り下げ型イオナイザの下を2秒で通過してしまい、除電能力が不十分である。
又、液晶用ガラス基板11が、複数枚を積み込むカセット式となった場合には、下側の液晶用ガラス基板11は除電できにくかった。
【0009】
そこで、図24及び25に示すように、複数個の吊り下げ型イオナイザ10をローラコンベヤ9の流れ方向に配置することが考えられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
処が、図24に示すように、複数個の吊り下げ型イオナイザ10をローラコンベヤ9の流れ方向に配置しても、クリーンルーム1が垂直ダウンフローであるから、液晶用ガラス基板11が、複数枚を積み込むカセット式となった場合には、下側の液晶用ガラス基板11は除電できにくかった。
【0011】
一方、イオナイザは、その電極にゴミが付着しやすく、そのゴミが落下し、被処理物に付着する虞があるので、このゴミ落下防止のためのメンテナンスが必要とされている。
そこで、図24のように、複数個の吊り下げ型イオナイザ10を用いる場合には、各吊り下げ型イオナイザ10の電極に付着したゴミの落下を防止するためのメンテナンスを、1つの吊り下げ型イオナイザを用いた図22の除電装置に比し頻繁に行わなければならないという問題があった。
【0012】
本発明は斯かる従来の問題点を解決するために為されたもので、その目的は、1つのイオン発生器によって静電気が帯電した物品を連続的に除電することが可能な除電方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、入出部を有するダクト状の処理室内にコンベヤを配置し、処理室の上流側で供給するクリーンエアを処理室の下流側で吸引することによって、コンベヤの流れに沿ってクリーンエアを流し、処理室のクリーンエア供給部でコロナ放電によりイオンを発生し、発生されたイオンをクリーンエアで搬送しながらコンベヤ上の被処理物に帯電している静電気を除去することを特徴とするものである。
【0014】
請求項2の発明は、入出部を有するダクト状の処理室内にコンベヤを配置し、処理室の上流側の上部側から供給するクリーンエアを処理室の下流側の下部側で吸引することによって、コンベヤの流れに沿ってクリーンエアを流し、処理室のクリーンエア供給部でコロナ放電によりイオンを発生し、発生されたイオンをクリーンエアで搬送しながらコンベヤ上の被処理物に帯電している静電気を除去することを特徴とするものである。
【0015】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2記載の除電方法において、クリーンルーム内の清浄空気を導入し、浄化したクリーンエアを用いるものであることを特徴とするものである。
【0021】
【作用】
請求項1の発明においては、入出部を有するダクト状の処理室内にコンベヤを配置し、処理室の上流側で供給するクリーンエアを処理室の下流側で吸引することによって、コンベヤの流れに沿ってクリーンエアを流し、処理室のクリーンエア供給部でコロナ放電によりイオンを発生し、発生されたイオンをクリーンエアで搬送しながらコンベヤ上の被処理物に帯電している静電気を除去することができる。
【0022】
請求項2の発明においては、入出部を有するダクト状の処理室内にコンベヤを配置し、処理室の上流側の上部側から供給するクリーンエアを処理室の下流側の下部側で吸引することによって、コンベヤの流れに沿ってクリーンエアを流し、処理室のクリーンエア供給部でコロナ放電によりイオンを発生し、発生されたイオンをクリーンエアで搬送しながらコンベヤ上の被処理物に帯電している静電気を除去することができる。
【0023】
請求項3の発明においては、クリーンルーム内の清浄空気が、給気側のファン等によって吸引された後、高性能フィルタによって所定のクリーン度に浄化されて処理室の上流側へ吹き出される。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0028】
図1は、本発明の第1実施例に係る除電装置をクリーンルーム内に設置した例を示す。
図において、21はクリーンルームを表す。クリーンルーム21は、天井23側にHEPAフィルタ等の高性能フィルタ24を敷設し、床側にグレーチング板等の床板25を設け、天井23側の空間22と床下空間26とをセントラル空調機27によって連絡することにより、クリーンエアを垂直ダウンフローによって循環供給できるようになっている。
【0029】
クリーンルーム21内には、2種類の生産装置28、29を挟んで、除電装置30が配置されている。
この除電装置30は、前後に入出口32、33を備えたダクト状の処理室31と、この処理室31内に水平方向に配置されるローラコンベヤ34と、処理室31の上流側の天井31aに設けられたファン36とHEPAフィルタ等の高性能フィルタ37を組み合わせたファンフィルタユニット(クリーンエア給気手段)35と、処理室31の下流側の床板31bに設けられたファン39とHEPAフィルタ等の高性能フィルタ40を組み合わせたファンフィルタユニット(クリーンエア排気手段)38と、ファンフィルタユニット(クリーンエア給気手段)35の下面に設けられたイオン発生器(イオナイザ)41とを備えている。
【0030】
ここで、処理室31は、入出口32、33以外は、閉鎖されている。即ち、天井31a、床板31b、側板31cで囲われている。
又、この除電装置30の入出口32、33の天井側には、垂れ壁42、43が設けてある。
更に、除電装置30には、キャスター30aが設けてあり、必要に応じて移動できるようになっている。
【0031】
このように構成された本実施例によれば、クリーンルーム21では天井側の空間22から供給されるクリーンエアは、床下空間26に向かって垂直ダウンフローとして流下していく。
これによって、クリーン度をクラス10にすることができる。
一方、除電装置30では、ローラコンベヤ34が図示しないモータ等の駆動装置によって例えば0.05〜1m/sec程度の速度で駆動されている。
【0032】
又、処理室31の上流側の天井31aに設けたファンフィルタユニット(クリーンエア給気手段)35では、クリーンルーム21内のクリーンエアをファン36で吸引した後、高性能フィルタ37で浄化して処理室31内に吹き出し、同時に、処理室31の下流側の床板31bに設けたファンフィルタユニット(クリーンエア排気手段)38において、処理室31内のクリーンエアをファン39で吸引した後、高性能フィルタ40で浄化してクリーンルーム21内に吹き出している。
【0033】
これによって、処理室31の上流側の天井31aに設けたファンフィルタユニット(クリーンエア給気手段)35から処理室31内に吹き出されたクリーンエアは、処理室31の下流側の床板31bに設けたファンフィルタユニット(クリーンエア排気手段)38によって吸引されるため、処理室31内に水平方向に配置されたローラコンベヤ34に沿って流れる。
【0034】
この際、処理室31の上流側の天井31aに設けたファンフィルタユニット(クリーンエア給気手段)35から処理室31内に吹き出されたクリーンエアは、図3に示すように、生産装置28方向へ、垂れ壁42が設けてあるため、生産装置28側への流れが低減され、処理室31の下流側へ流れるようになる。
又、処理室31の上流側の天井31aに設けたファンフィルタユニット(クリーンエア給気手段)35の下面に設けたイオン発生器(イオナイザ)41からコロナ放電により発生されたイオンは、上述のように処理室31内をローラコンベヤ34に沿って流れるクリーンエアによって搬送される。
【0035】
一方、処理室31における下流側においても、処理室31内のクリーンエアの生産装置29への流量が低減されるために、図5に示すように、垂れ壁43を設ける。
この垂れ壁42、43によって、処理室31の上流側の天井31aに設けたファンフィルタユニット(クリーンエア給気手段)35から処理室31内に吹き出されたクリーンエアを搬送物に沿った効果的な水平方向の流れとすることができる。
この状態において、生産装置28で加工された液晶用ガラス基板44は、ローラコンベヤ34に乗せられ、次の生産装置29へ向かって搬送される。この過程において、液晶用ガラス基板44に帯電された静電気は、ローラコンベヤ34に沿って流れるクリーンエアによって搬送されるイオンと接触し、除去される。
【0036】
以上のように、本実施例によれば、水平方向に移動するローラコンベヤ34の流れに沿ってクリーンエアを送り、クリーンエアの給気側でコロナ放電により発生されたイオンをクリーンエアで搬送しながらローラコンベヤ34上の液晶用ガラス基板(被処理物)44に帯電している静電気を除去することができる。
特に、イオン発生器(イオナイザ)41からコロナ放電により発生されたイオンは、従来のように垂直ダウンフローではなく、処理室31の上流側から下流側へほぼ水平方向に流れるクリーンエアによって搬送されるため、ローラコンベヤ34上の液晶用ガラス基板(被処理物)44との接触時間が格段に長くなり、液晶用ガラス基板44に帯電された静電気は、確実に除去される。
【0037】
又、液晶用ガラス基板(被処理物)44は、ローラコンベヤ34で搬送されるため、その上面44aは勿論のこと下面44b側も除電される。
図6乃至図13は、処理室31の上流側の天井31aに設けたファンフィルタユニット(クリーンエア給気手段)35から処理室31内に吹き出されたクリーンエアが、生産装置28方向へ流量を低減し、且つ処理室31内の水平方向の流れを速やかに形成するために、ファンフィルタユニット(クリーンエア給気手段)35の下面側にクリーンエア流れ制御機構を設けた例を示す。
【0038】
図6では、下面側の開口率を側面側の開口率より小さくして、下流側へ向かう流れを作れるようにしたパンチング板45を配した例を示す。
この例では、垂れ壁42が設けてあった位置は、閉鎖されてある。
又、パンチング板45には、開口率の大きい側面側にイオン発生器(イオナイザ)41が設けてある。
【0039】
図7は、図6におけるパンチング板45の側面が楕円形状にした例、図8は、図6におけるパンチング板45の側面が半円形状にした例を示す。
図9は、図6におけるパンチング板45に代えてほぼL字状に折れ曲がる抵抗板46とした例を示す。
この抵抗板46によって、処理室31の上流側の天井31aに設けたファンフィルタユニット(クリーンエア給気手段)35から処理室31内に吹き出されたクリーンエアは、下流側へ向かう流れに変えられる。
【0040】
図10は、図9における抵抗板46に水平方向に延びる板体46aを追加した例を示す。
図11は、図9における抵抗板46の傾斜部46bをパンチングにした例を示す。
図12は、図10における抵抗板46に傾斜部46bと水平方向に延びる板体46aをパンチングにした例を示す。
【0041】
図13は、図9におけるほぼL字状に折れ曲がる抵抗板46を円弧状にした例を示す。
図14は、図3に示す垂れ壁42と同様の効果を奏するように、ファンフィルタユニット35の高性能フィルタ37の形状を水平部37aとこれに連設する円弧状部37bとすると共に、通気抵抗を水平部37aが大きく、円弧状部37bが小さくなるようにした例を示す。
【0042】
この例によれば、ファン36から送られる空気は、水平部37aでは低速、円弧状部37bでは高速となって給気される。
図15は、処理室31における下流側の垂れ壁43に代えて円弧状の気流案内板47を設けた例を示す。
この例によれば、処理室31内のクリーンエアの流れを垂れ壁43と同様に変更させることができると共に、垂れ壁43に比してその変更をスムーズに行うことができる。
【0043】
図16は、本発明の第2実施例に係る除電装置を示す。
本実施例と図1に示す実施例との相違は、ファンフィルタユニット(クリーンエア排気手段)38が処理室31の下流側の天井31aに設けてある点にある。本実施例においても、図1に示す実施例と同様の作用効果を奏することができる。
【0044】
尚、ファンフィルタユニット35から吹き出されたクリーンエアは、処理室1の下側に設けたファンフィルタユニット(クリーンエア排気手段)38によって吸引されるため、処理室31内に水平方向に配置されたローラコンベヤ34に沿って流れる。
図17は、本発明の第3実施例に係る除電装置を示す。
【0045】
本実施例と図1に示す実施例との相違は、処理室31の上流側の天井31aに設けたファンフィルタユニット(クリーンエア給気手段)35と処理室31の下流側の床板31bに設けたファンフィルタユニット(クリーンエア排気手段)38とが、吹出口51と吸込口52に置き換わると共に、吹出口51と吸込口52をダクト53を介して循環ファン50により連結し、循環ファン50と高性能フィルタ51aでクリーンエアを循環させるようにしたものである。
【0046】
図18は、本発明の第4実施例に係る除電装置を示す。
図17に示す実施例における吸込口52を処理室31の下流側の天井31aに設けたものである。
本実施例においても、図17に示す実施例と同様の作用効果を奏することができる。
【0047】
図19乃至図21は、本発明の除電方法に用いられる液晶用ガラス基板44を複数枚収容し、搬送するキャリアケース60を示す。
このキャリアケース60は公知であり、高さが約300mmで、枠61に液晶用ガラス基板44を1枚ずつ収容する段部61が16個形成されており、上下左右からクリーンエアが流通できる隙間があり、一側部側から液晶用ガラス基板44を段部61に沿って移動させながら収容するようになっている。
【0048】
このキャリアケース60の最上位(枠61の上面から約50mm下の位置)と中間(最上位から約100mm下の位置)と最下位(中間から約100mmした後で、枠61の下面から約50mmの位置)に液晶用ガラス基板44を1枚ずつ収容した後、処理室31内の流速を0.5m/sec、温度23℃、湿度55%の条件で、最上位、中間及び最下位の液晶用ガラス基板44の除電特性を帯電プレートモニタにより測定した。試験した液晶用ガラス基板44の静電気の帯電量は−1800Vであった。
【0049】
その結果は、次の通りである。
最上位の液晶用ガラス基板44は、25秒後に静電気の帯電量が−100Vとなった。
中間の液晶用ガラス基板44は、52秒後に静電気の帯電量が−100Vとなった。
【0050】
最下位の液晶用ガラス基板44は、60秒後に静電気の帯電量が−100Vとなった。
比較のために、垂直ダウンフローのクリーンルーム内で、上記と同様に最上位、中間及び最下位の液晶用ガラス基板44の除電特性を帯電プレートモニタにより測定した。試験した液晶用ガラス基板44の静電気の帯電量は−1800Vあった。尚、垂直ダウンフローの流速は0.5m/s、温度23℃、湿度55%であった。
【0051】
最上位の液晶用ガラス基板44は、50秒後に静電気の帯電量が−100Vとなった。
中間の液晶用ガラス基板44は、260秒後に静電気の帯電量が−100Vとなった。
最下位の液晶用ガラス基板44は、160秒後に静電気の帯電量が−100Vとなった。
【0052】
本実施例では、液晶用ガラス基板44の上下面から除電するので、従来例のように液晶用ガラス基板44の上面からの除電に比して短時間に除電できたものと思われる。
【0053】
尚、上記実施例では、被処理物として液晶用ガラス基板について説明したが、本発明はこれに限らず、例えば、半導体であっても良い。
又、天井全面に高性能フィルタを用いたクリーンルームに適用した場合について説明したが、コンベンショナルタイプのクリーンルームとしても良い。
【0055】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、水平方向に移動するコンベヤの流れに沿ってクリーンエアを送ることができるので、上流側に1つのイオン発生器を設置するだけで、連続的に被処理物に帯電する静電気を確実に除去することができるので、複数のイオナイザを必要とせず、メンテナンスが容易である。
又、水平方向に移動するコンベヤの流れに沿って流れるクリーンエアでイオンを搬送するので、被処理物に対し上下面にイオンを接触させることが可能となり、ガラス基板等を複数枚積み込むカセット式であっても、被処理物の上下面に帯電する静電気を確実に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る除電装置をクリーンルーム内に設置した例を示す説明図である。
【図2】図1の除電装置の正面図である。
【図3】図1の除電装置のクリーンエアの供給部におけるクリーンエアの流れを示す説明図である。
【図4】図1の除電装置のクリーンエアの供給部におけるクリーンエアの流れを示す説明図である。
【図5】図1の除電装置のクリーンエアの排気部におけるクリーンエアの流れを示す説明図である。
【図6】図1の除電装置のクリーンエアの供給部に設けたリーンエア流れ制御機構を示す説明図である。
【図7】図1の除電装置のクリーンエアの供給部に設けたリーンエア流れ制御機構を示す説明図である。
【図8】図1の除電装置のクリーンエアの供給部に設けたリーンエア流れ制御機構を示す説明図である。
【図9】図1の除電装置のクリーンエアの供給部に設けたリーンエア流れ制御機構を示す説明図である。
【図10】図1の除電装置のクリーンエアの供給部に設けたリーンエア流れ制御機構を示す説明図である。
【図11】図1の除電装置のクリーンエアの供給部に設けたリーンエア流れ制御機構を示す説明図である。
【図12】図1の除電装置のクリーンエアの供給部に設けたリーンエア流れ制御機構を示す説明図である。
【図13】図1の除電装置のクリーンエアの供給部に設けたリーンエア流れ制御機構を示す説明図である。
【図14】図1の除電装置のクリーンエアの供給部に設けたリーンエア流れ制御機構を示す説明図である。
【図15】図1の除電装置における下流側の垂れ壁に代えて円弧状の気流案内板を設けた例を示す説明図である。
【図16】本発明の第2実施例に係る除電装置を示す説明図である。
【図17】本発明の第3実施例に係る除電装置を示す説明図である。
【図18】本発明の第4実施例に係る除電装置を示す説明図である。
【図19】本発明の除電方法に用いられる液晶用ガラス基板を複数枚収容し、搬送するキャリアケースの正面図である。
【図20】図19に示すキャリアケースの側面図である。
【図21】図19に示すキャリアケースの背面図である。
【図22】従来の除電装置の概要を示す説明図である。
【図23】図22における従来の除電装置のイオナイザとローラコンベヤ上の被処理物との関係を示す説明図である。
【図24】従来の除電装置の概要を示す説明図である。
【図25】図24における従来の除電装置のイオナイザとローラコンベヤ上の被処理物との関係を示す説明図である。
【符号の説明】
21 クリーンルーム
22 ファンフィルタユニット
28、29 生産装置
30 除電装置
31 処理室
32、33 入出口
34 ローラコンベヤ
35 ファンフィルタユニット(クリーンエア給気手段)
38 ファンフィルタユニット(クリーンエア排気手段)
41 イオン発生器(イオナイザ)
42、43 垂れ壁
44 液晶用ガラス基板。
Claims (3)
- 入出部を有するダクト状の処理室内にコンベヤを配置し、処理室の上流側で供給するクリーンエアを処理室の下流側で吸引することによって、コンベヤの流れに沿ってクリーンエアを流し、処理室のクリーンエア供給部でコロナ放電によりイオンを発生し、発生されたイオンをクリーンエアで搬送しながらコンベヤ上の被処理物に帯電している静電気を除去することを特徴とする除電方法。
- 入出部を有するダクト状の処理室内にコンベヤを配置し、処理室の上流側の上部側から供給するクリーンエアを処理室の下流側の下部側で吸引することによって、コンベヤの流れに沿ってクリーンエアを流し、処理室のクリーンエア供給部でコロナ放電によりイオンを発生し、発生されたイオンをクリーンエアで搬送しながらコンベヤ上の被処理物に帯電している静電気を除去することを特徴とする除電方法。
- 請求項1又は請求項2記載の除電方法において、クリーンルーム内の清浄空気を導入し、浄化したクリーンエアを用いるものであることを特徴とする除電方法。
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