JP3719400B2 - 電子機器、電子機器の制御方法、電子機器を制御するプログラムが記録された記録媒体および電子機器の制御用プログラム - Google Patents

電子機器、電子機器の制御方法、電子機器を制御するプログラムが記録された記録媒体および電子機器の制御用プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子機器、電子機器の制御方法、電子機器を制御するプログラムが記録された記録媒体および電子機器の制御用プログラムに関する。
【0002】
【背景技術】
ゼンマイが開放する時の機械的エネルギを発電機で電気的エネルギに変換し、その電気的エネルギにより回転制御装置を作動させて発電機のコイルに流れる電流値を制御することにより、輪列に固定される指針を正確に駆動して正確に時刻を表示する電子制御式機械時計として、特開2000−2777号公報に記載されたものが知られている。
【0003】
この特開2000−2777号公報に記載された発明では、発電機の回転周期を検出し、その回転周期と基準信号の周期との差に応じてブレーキ時間を補正することで、十分なブレーキ量を与えて調速制御の応答性を高め、安定した制御を行うようにしていた。
この際、発電機の回転周期は、発電機の1交流出力(1回転)に対して1パルスが出力されていた。例えば、発電機を8Hzで回転制御する場合は、基準信号も8Hzとなるようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この特開2000−2777号公報に記載された発明においても、十分な調速制御の応答性があったが、製品によってはより高い応答性が求められる場合があり、発電機の調速制御の応答性をより高める技術が求められていた。
【0005】
また、電子制御式機械時計に限らず、ゼンマイやゴムなどの機械的エネルギ源等によって回転制御される発電機を有するオルゴールやメトロノーム、おもちゃ、電気かみそりなどの各種電子機器においても、発電機の調速制御の応答性をより高めたいという要望があった。
【0006】
本発明の目的は、発電機の調速制御の応答性を高めて安定した制御を行うことができる電子機器、電子機器の制御方法、電子機器を制御するプログラムが記録された記録媒体および電子機器の制御用プログラムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の電子機器は、発電機の交流出力の半波毎に回転検出信号を出力する回転検出回路と、この回転検出回路から出力される回転検出信号に基づいて前記発電機を調速制御する回転制御回路とを備える電子機器であって、前記発電機は2つの交流出力端子を備え、前記回転検出回路は、各交流出力端子毎に独立して設けられた2系統の回転検出部と、各回転検出部からの回転検出信号を合成して出力する信号合成部とを備えて構成されていることを特徴とする。
【0008】
このような本発明では、回転検出回路は、発電機の交流出力の半波毎に回転検出信号を出力するため、従来の交流出力の1周期(1回転、全波)毎に回転検出信号を出力する場合に比べて、半分のタイミングで調速制御が行われるため、調速制御の応答性を高めることができ、安定した制御を行うことができる。
すなわち、従来はロータが1回転する間に1つの回転検出信号が出力されていたのに対し、本発明では、ロータが1回転する間に2つの回転検出信号が出力されるので、従来であれば1回の調速制御が行われている間に、本発明では2回つまり倍の回数で調速制御が行われるため、ロータの速度変化を迅速に検出して即座に調速制御でき、制御の応答性を著しく向上することができて安定した制御を行うことができる。
さらに、ロータの回転が安定しているため、発電性能も安定し、所定の発電電力を長時間維持することができ、この発電電力で駆動される制御回路等の動作も安定させることができる。例えば、外乱等が加わった場合には、ロータの回転速度が低下してしまう。この際、本発明では、交流出力の半波毎に調速制御を行えるので、従来のように、交流出力の1周期毎に回転検出信号を検出して調速制御を行っている場合に比べると、ロータを迅速に所定の回転速度に戻すことができ、その分、発電電力の低下状態も短時間で回復できる。このため、外乱が加わった場合でも発電性能を安定させることができ、発電電力も所定の値に維持することができ、発電電力の低下による制御回路の停止なども従来に比べて一層防止することができる。
また、ロータの回転速度の変動幅が大きいと、特にロータを回転させるための機械的エネルギ等が低下した場合に、所定の回転速度に戻すまでに時間が掛かり、その分、発電電力が低下する時間が長くなって所定の電力が得られなくなってしまうため、その発電電力で駆動される制御回路等の持続時間も短くなってしまう。これに対し、本発明では、ロータが安定して駆動されるため、その回転速度の変動幅も小さくなり、機械的エネルギ等が低下した場合であっても、所定の回転速度に迅速に戻すことができて発電電力が低下する時間も短くなるため、その発電電力で駆動される制御回路等の持続時間もより一層長くすることができる。
【0009】
さらに、各交流出力端子からの出力信号を個別に処理することができるので、各出力信号の入力タイミング等を考慮することなく、確実に出力信号を処理することができ、回転検出信号を確実に出力することができる。
【0010】
本発明の電子機器は、発電機の交流出力の半波毎に回転検出信号を出力する回転検出回路と、この回転検出回路から出力される回転検出信号に基づいて前記発電機を調速制御する回転制御回路とを備える電子機器であって、前記発電機は2つの交流出力端子を備え、前記回転検出回路は、各交流出力端子から交互に出力される交流出力を切り替えて選択的に入力させる切替回路部と、この切替回路部からの信号が入力処理されて回転検出信号を出力する1系統の回転検出部とから構成されていることを特徴とする。
このような構成によれば、切替回路部を設けたので、回転検出部は1系統のみでよく、回路構成を少なくでき、その分、小型化、省エネルギー化、低コスト化を実現することができる。
【0011】
ここで、前記回転検出部は、発電機からの交流出力波形を整形する波形整形回路と、波形整形回路からの出力信号に基づいて発電機の回転状態を判定して回転検出信号を出力する回転判定回路とを備えていることが好ましい。
波形整形回路としては、例えば、交流出力の起電圧と基準電圧とを比較し、交流出力が基準電圧以上の場合にHレベル信号を出力し、基準電圧未満の場合にLレベル信号を出力するコンパレータ等で構成されたものが利用できる。
また、回転判定回路は、例えば、波形整形回路からのHレベル信号が連続して3回入力された際に、半波の交流信号が出力されたつまりロータが半周期分回転したと判定する回路等で構成されたものが利用できる。
このように構成すれば、波形整形の機能と、回転状態を判定する機能とを分離したので、各回路の構成を簡略化でき、安価に構成できる。
【0012】
また、前記発電機を駆動する機械的エネルギ源を備え、前記回転制御回路は、時間標準源からの信号に基づいて発せられる基準信号と、前記回転検出回路から出力される回転検出信号とを比較して前記発電機のブレーキ量を設定するブレーキ制御手段を備えることが好ましい。
このような本発明によれば、回転検出信号と比較する基準信号を、従来の2倍の周波数に変更するだけで、従来と同様の回転制御回路で、基準信号と回転検出信号とを比較して発電機の回転速度変化を判定できるので、従来の回路構成を流用できてコストを抑えることができるとともに、回路規模が同様のため、消費電流も増加することがなく、低消費電流を維持できて携帯用の電子機器として十分に利用することができる。
【0013】
ここで、前記電子機器は、前記発電機の回転に連動して作動される時刻表示装置を備える電子制御式機械時計であることが好ましい。
このような電子機器によれば、発電機を応答性よくかつ安定して制御できるので、この発電機に連動して駆動される指針等の時刻表示装置を安定して駆動することができ、時刻指示精度も向上することができる。
【0014】
本発明の電子機器の制御方法は、発電機の交流出力の半波毎に回転検出信号を出力し、この回転検出信号に基づいて前記発電機を調速制御する電子機器の制御方法であって、前記発電機は2つの交流出力端子を備え、各交流出力端子の交流出力毎に処理して回転検出信号を出力し、これらの回転検出信号を合成した回転検出信号に基づいて前記発電機を調速制御することを特徴とする。
このような本発明においても、前記電子機器と同様に、従来の交流出力の1周期(1回転、全波)毎に回転検出信号を出力する場合に比べて、半分のタイミングで調速制御が行われるため、調速制御の応答性を高めることができ、安定した制御を行うことができる。
【0015】
さらに、前記電子機器と同様に、各交流出力端子からの出力信号を個別に処理することができるので、各出力信号の入力タイミング等を考慮することなく、確実に出力信号を処理することができ、回転検出信号を確実に出力することができる。
【0016】
本発明の電子機器の制御方法は、発電機の交流出力の半波毎に回転検出信号を出力し、この回転検出信号に基づいて前記発電機を調速制御する電子機器の制御方法であって、前記発電機は2つの交流出力端子を備え、各交流出力端子から交互に出力される交流出力を切り替えて選択的に処理して回転検出信号を出力し、この回転検出信号に基づいて前記発電機を調速制御することを特徴とする。
本発明においても、前記電子機器と同様に、交流出力を処理する回路は1系統のみでよく、回路構成を少なくでき、小型化、省エネルギー化、低コスト化を実現することができ
る。
【0017】
この際、発電機からの交流出力波形を波形整形回路で整形し、波形整形回路からの出力信号に基づいて発電機の回転状態を判定して回転検出信号を出力することが好ましい。このような構成によれば、前記電子機器と同様に、波形整形の機能と、回転状態を判定する機能とを分離したので、各回路の構成を簡略化でき、安価に構成できる。
【0018】
また、前記発電機を機械的エネルギ源からの機械的エネルギで駆動するとともに、時間標準源からの信号に基づいて発せられる基準信号と、前記回転検出信号とを比較して前記発電機のブレーキ量を設定して制御することが好ましい。
このような本発明においても、前記電子機器と同様に、従来の回路構成を流用できてコストを抑えることができるとともに、回路規模が同様のため、消費電流も増加することがなく、低消費電流を維持できて携帯用の電子機器として十分に利用することができる。
【0019】
本発明の記録媒体は、電子機器に組み込まれたコンピュータに、前記制御方法を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であることを特徴とするものである。
また、本発明のプログラムは、電子機器に組み込まれたコンピュータに、前記制御方法を実行させるための制御用プログラムであることを特徴とするものである。
【0020】
このような記録媒体やインターネット等の通信手段で提供される本発明の制御用プログラムを電子機器に組み込めば、交流出力の半波毎に回転検出信号を出力して制御できるので、調速制御の応答性を向上できて、安定した制御を行うことができる。特に、プログラムで提供すれば、CD−ROM等の記録媒体や、インターネット等の通信手段を介して電子機器にインストールして組み込むことができるので、ブレーキ補正量などを各電子機器の特性などに応じて最適にかつ簡単に設定することができ、より応答性の良い調速制御を行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本発明の第1実施形態の電子制御式機械時計を示すブロック図が示されている。
【0022】
電子制御式機械時計は、機械的エネルギ源としてのゼンマイ1と、ゼンマイ1のトルクを発電機2に伝達するエネルギ伝達装置としての増速輪列3と、増速輪列3に連結されて時刻表示を行う時刻表示装置である指針4とを備えている。
【0023】
発電機2は、増速輪列3を介してゼンマイ1によって駆動され、誘起電力を発生して電気的エネルギを供給する。この発電機2からの交流出力は、昇圧整流、全波整流、半波整流、トランジスタ整流等からなる整流回路5を通して整流され、コンデンサ等で構成された電源回路6に充電供給される。
【0024】
なお、本実施形態では、図2にも示すように、整流回路5を含むブレーキ回路20を発電機2に設けている。このブレーキ回路20は、発電機2で発電された交流信号(交流電流)が出力される第1の交流出力端子MG1に接続された第1のスイッチ21と、前記交流信号が出力される第2の交流出力端子MG2に接続された第2のスイッチ22とを有し、これらのスイッチ21,22を同時にオンすることにより、第1、第2の交流出力端子MG1,MG2を短絡させて閉ループ状態にし、ショートブレーキを掛けるようになっている。
なお、発電機2は、1個のコイルが設けられたステータと、2極の磁石を備えるロータとを備え、ロータが1回転する毎に各交流出力端子MG1,MG2から交流出力が出力され、つまりロータが半回転する度に交流出力の半波が各出力端子MG1,MG2の一方から出力されるように構成されている。
【0025】
第1のスイッチ21は、第2の交流出力端子MG2にゲートが接続されたPchの第1の電界効果型トランジスタ(FET)26と、後述するチョッピング信号発生部80からのチョッピング信号(チョッピングパルス)CH5がゲートに入力される第2の電界効果型トランジスタ27とが並列に接続されて構成されている。
【0026】
また、第2のスイッチ22は、第1の交流出力端子MG1にゲートが接続されたPchの第3の電界効果型トランジスタ(FET)28と、チョッピング信号発生部80からのチョッピング信号CH5がゲートに入力される第4の電界効果型トランジスタ29とが並列に接続されて構成されている。
【0027】
そして、発電機2に接続された昇圧用のコンデンサ23、ダイオード24,25、スイッチ21,22を備えて倍電圧整流回路5が構成されている。なお、ダイオード24,25としては、一方向に電流を流す一方向性素子であればよく、その種類は問わない。特に、電子制御式機械時計では、発電機2の起電圧が小さいため、ダイオード24,25としては降下電圧Vfや逆リーク電流が小さいショットキーバリアダイオードやシリコンダイオードを用いることが好ましい。そして、この整流回路5で整流された直流信号は、電源回路(コンデンサ)6に充電される。
【0028】
前記ブレーキ回路20は、電源回路6から供給される電力によって駆動される回転制御装置50により制御されている。この回転制御装置50は、図1に示すように、発振回路51、回転検出回路52、回転制御回路53を備えて構成されている。
【0029】
発振回路51は時間標準源である水晶振動子51Aを用いて発振信号(32768Hz)を出力し、この発振信号は12段のフリップフロップからなる分周回路54によってある一定周期まで分周される。分周回路54の11段目の出力Q11は、16Hzの基準信号fsとして出力されている。
【0030】
回転検出回路52は、発電機2に接続された波形整形回路100と、回転判定回路200と、信号合成部240とを備えている。
波形整形回路100は、図3に示すように、発電機2の各交流出力端子MG1,MG2からの信号(正弦波)が入力されてその入力インピーダンスを高めるボルテージフォロワ101,111と、これらのボルテージフォロワ101,111の出力を所定の基準電圧VROTDと比較するコンパレータ102,112と、コンパレータ102,112の出力を増幅するアンプ103,113とを備えている。
【0031】
回転判定回路200は、図4に示すように、信号生成部210と、第1連続判定回路部220Aと、第2連続判定回路部220Bとを備えている。
信号生成部210は、分周回路54から出力される256Hzの信号と512Hzの信号とが入力されるANDゲート211と、このANDゲート211の出力がデータ入力とされ、2048Hzの信号がクロック入力とされて信号CL1を出力するフリップフロップ212とを備える。
また、後述する信号P3と4098Hzの信号とがそれぞれデータ入力、クロック入力とされたフリップフロップ213と、このフリップフロップ213の出力Qおよび波形整形回路100の出力P1,P2がそれぞれ入力されるANDゲート214,215も備えている。そして、ANDゲート214の出力が第1連続判定回路部220Aにおける信号CK1とされ、ANDゲート215の出力が第2連続判定回路部220Bにおける信号CK1とされている。さらに、フリップフロップ213の反転出力は、信号CK2とされている。
【0032】
第1連続判定回路部220Aは、図4に示すように、波形整形回路100からの信号P1が、チョッピング周波数のタイミング(256Hz)に対して3回連続して基準電圧VROTDを上回ったか否かを判定し、上回った際には短時間Hレベル信号を信号OP1として出力するように構成されている。
具体的には、第1連続判定回路部220Aは、3回連続判定部221と、微分回路部226とを備える。3回連続判定部221は、5つのフリップフロップ222、分周回路223、NANDゲート224、2つのANDゲート225とを備えて構成され、信号P1がチョッピング周波数に対して3回連続して基準電圧VROTDを上回ったか否かを判定し、上回った際にはHレベル信号を出力する。
微分回路部226は、2つのフリップフロップ227、ANDゲート228を備えて構成され、3回連続判定部221のHレベル信号を微分し、短時間でLレベル信号に下げて図7に示す信号OP1を出力する。
【0033】
第2連続判定回路部220Bは、第1連続判定回路部220Aと同一の回路構成であり、波形整形回路100からの信号P2が、チョッピング周波数のタイミング(256Hz)に対して3回連続して基準電圧VROTDを上回ったか否かを判定し、上回った際には短時間Hレベル信号を信号OP2として出力するように構成されている。
【0034】
信号合成部240は、ORゲート241からなり、各連続判定回路部220A,220Bの出力OP1,OP2を合成して信号FG1を出力するように構成されている。
【0035】
従って、波形整形回路100は、発電機2の各交流出力端子MG1,MG2からの出力信号を、その出力が基準電圧VROTDを越えた場合にHレベルとなるパルス信号P1,P2に変換する。また、回転判定回路200は、発電機2の起電圧がチョッピング周波数の3回連続した時間(3/256秒)以上、基準電圧VROTDを上回った場合に所定時間Hレベル信号となる矩形パルス信号OP1,OP2を出力する。さらに、信号合成部240は、この矩形パルス信号OP1,OP2を合成し、矩形パルス信号FG1を出力する。従って、この矩形パルス信号FG1は、発電機2の回転周期の半波毎にHレベル信号を出力する回転検出信号となる。
【0036】
一方、回転制御回路53は、図2に示すように、ブレーキ制御手段であるアップダウンカウンタ60と、同期回路70と、チョッピング信号発生部80とを備えている。
【0037】
アップダウンカウンタ60のアップカウント入力およびダウンカウント入力には、回転検出回路52の回転検出信号FG1および分周回路54からの基準信号fsが同期回路70を介してそれぞれ入力されている。
【0038】
同期回路70は、4つのフリップフロップ71やANDゲート72,NANDゲート73からなり、分周回路54の5段目の出力Q5(1024Hz)や6段目の出力Q6(512Hz)の信号を利用して、回転検出信号FG1を分周信号に同期させるとともに、これらの各信号パルスが重なって出力されないように調整している。なお、本実施形態では、発電機2のロータは8Hzで回転するように設定されている。このため、基準信号fsは、発電機2の回転検出信号FG1が、8Hzで回転する発電機2の半波毎に出力されるのに対応し、16Hzの信号としている。つまり、基準信号fsは発電機2(ロータ)の基準回転周波数(8Hz)の2倍の周波数に設定されている。
【0039】
アップダウンカウンタ60は、4ビットのカウンタで構成されている。アップダウンカウンタ60のアップカウント入力には、前記回転検出信号FG1に基づく信号が同期回路70から入力され、ダウンカウント入力には、前記基準信号fsに基づく信号が同期回路70から入力される。これにより、基準信号fsおよび回転検出信号FG1の計数と、その差の算出とが同時に行えるようになっている。
【0040】
なお、このアップダウンカウンタ60には、4つのデータ出力端子(プリセット端子)A〜Dが設けられており、端子A〜CにHレベル信号が入力されていることで、アップダウンカウンタ60の初期値(プリセット値)がカウンタ値7に設定されている。
【0041】
また、アップダウンカウンタ60のLOAD出力端子には、電源回路6に接続されて電源回路6の電圧に応じてシステムリセット信号SRを出力する初期化回路90が接続されている。なお、本実施形態では、初期化回路90は、電源回路6の充電電圧が所定電圧になるまではHレベルの信号を出力し、所定電圧以上になればLレベルの信号を出力するように構成されている。
【0042】
アップダウンカウンタ60は、LOAD入力がLレベルになるまで、つまりシステムリセット信号SRが出力されている間は、アップダウン入力を受け付けないため、アップダウンカウンタ60のカウンタ値は「7」に維持される。
【0043】
アップダウンカウンタ60は、4ビットの出力QA〜QDを有している。従って、4ビット目の出力QDは、カウンタ値が7以下であればLレベル信号を出力し、8以上であればHレベル信号を出力することになる。この出力QDは、チョッピング信号発生部80に接続されている。
【0044】
なお、出力QA〜QDが入力されたNANDゲート74およびORゲート75の各出力は、同期回路70からの出力が入力されるNANDゲート73にそれぞれ入力されている。従って、例えばアップカウント信号の入力が複数個続いてカウンタ値が「15」になると、NANDゲート74からはLレベル信号が出力され、さらにアップカウント信号がNANDゲート73に入力されても、その入力はキャンセルされてアップダウンカウンタ60にアップカウント信号がそれ以上入力されないように設定されている。同様に、カウンタ値が「0」になると、ORゲート75からはLレベル信号が出力されるため、ダウンカウント信号の入力はキャンセルされる。これにより、カウンタ値が「15」を越えて「0」になったり、「0」を越えて「15」になったりしないように設定されている。
【0045】
チョッピング信号発生部80は、分周回路54の出力Q5〜Q8を利用して第1のチョッピング信号CH1を出力するANDゲート82と、第2のチョッピング信号CH2を出力するORゲート83と、アップダウンカウンタ60の出力QDとチョッピング信号CH2とが入力されるANDゲート84と、ANDゲート84の出力CH4と、前記出力CH1とが入力されるNORゲート85とを備えている。
さらに、チョッピング信号CH2を反転して信号P3を出力するインバータ86も設けられている。
【0046】
チョッピング信号発生部80のNORゲート85からの出力CH5は、Pchトランジスタ27,29のゲートに入力されている。従って、チョッピング出力CH5がLレベルとなっている間は、トランジスタ27,29はオン状態に維持され、発電機2がショートされてブレーキが掛かる。
一方、出力CH5がHレベルとなっている間は、トランジスタ27,29はオフ状態に維持され、発電機2にはブレーキが加わらない。従って、出力CH5からのチョッピング信号によって発電機2をチョッパリング制御することができる。
【0047】
ここで、前記各チョッピング信号CH1,CH2のデューティ比は、そのチョッピング信号の1周期の間で発電機2にブレーキを掛けている時間の比率であり、本実施形態では各チョッピング信号CH1,CH2において1周期の間でHレベルとなっている時間の比率である。
【0048】
次に、本実施形態における動作を図5〜7のタイミングチャートや信号波形図を参照して説明する。
発電機2が作動し始めて、初期化回路90からLレベルのシステムリセット信号SRがアップダウンカウンタ60のLOAD入力に入力されると、図5に示すように、回転検出信号FG1に基づくアップカウント信号と、基準信号fsに基づくダウンカウント信号とがアップダウンカウンタ60でカウントされる。
【0049】
ここで、回転検出信号FG1は、図7に示すように、発電機2の半波毎に出力される矩形パルス信号となっている。
すなわち、発電機2の半波毎に、各交流出力端子MG1,MG2から図7に示すような正弦波の半波毎の信号が出力され、波形整形回路100に入力される。波形整形回路100では、入力された各信号と基準電圧VROTDを比較し、各信号が基準電圧VROTDを上回っている際にHレベル信号となるパルス信号P1,P2を出力する。
【0050】
なお、本実施形態では、発電機2のスイッチ21,22をチョッピングすることにより各交流出力端子MG1,MG2を短絡してブレーキ制御している。この際、ブレーキをオンしている際には、デューティ比の大きな、つまり発電機2を短絡している時間が長いチョッピング信号によりブレーキ制御を行い、ブレーキをオフしている際には、デューティ比の小さなチョッピング信号でブレーキ制御を行っている。
従って、ブレーキオフの間は、一瞬短絡されて起電圧が落ち、各パルス信号P1,P2もLレベルになるが、その他の時間は起電圧が高まり、各パルス信号P1,P2もHレベルとなる信号波形となる(例えば、図7の数字1,2,3で表されている範囲等)。一方、ブレーキオンの間は、逆に短絡されている時間が長いため、一瞬だけ起電圧が高まり、その他の時間では起電圧は低くなるため、各パルス信号P1,P2もLレベルの時間が長く、一瞬Hレベルとなる信号波形となる(例えば、図7の信号QDがHレベルの範囲)。
【0051】
各パルス信号P1,P2は、回転判定回路200に入力される。回転判定回路200では、各交流出力端子MG1,MG2からの出力が基準電圧VROTDをチョッピング信号の3周期分、連続して上回っている場合、つまり各パルス信号P1,P2の信号レベルをチョッピング信号が入力されるタイミングで検出した際に、3回連続してHレベル信号であった場合に、Hレベルとなる矩形パルス信号OP1,OP2を出力する。
そして、信号合成部240は、これらの各矩形パルス信号OP1,OP2を合成した回転検出信号FG1を出力する。従って、回転検出信号FG1は、発電機2の交流出力の半波毎に、短時間Hレベル信号を出力する矩形パルス信号となる。
【0052】
この発電機2の起電圧の半波毎にHレベルとなる回転検出信号FG1と、基準信号fsとは、同期回路70を介して同時にカウンタ60に入力されないように設定されている。
このため、初期カウント値が「7」に設定されている状態から、アップカウント信号(回転検出信号FG1)が入力されるとカウンタ値は「8」となり、出力QDからHレベル信号が出力される。
【0053】
一方、ダウンカウント信号(基準信号fs)が入力されてカウンタ値が「7」に戻れば、出力QDからはLレベル信号が出力される。
【0054】
チョッピング信号発生部80では、図6に示すように、分周回路54の出力Q5〜Q8を利用し、各チョッピング信号CH1、CH2を出力する。
また、信号CH4は、アップダウンカウンタ60の出力QDおよび信号CH2に基づいて出力され、出力CH5は、各信号CH1,CH4により出力される。また、信号P3は、信号CH2を反転したものとなっている。
【0055】
アップダウンカウンタ60の出力QDがHレベル信号である場合(カウント値「8」以上)には、ANDゲート84からはチョッピング信号CH2がそのまま出力され、出力CH4はチョッピング信号CH2と同一になる。このため、NORゲート85からの出力CH5は、出力CH2を反転したチョッピング信号、つまりHレベル期間(ブレーキオフ期間)が1/16と短く、Lレベル期間(ブレーキオン期間)が15/16と長い、つまり強ブレーキ制御を行うデューティ比の大きな(15/16)チョッピング信号となる。従って、チョッピング信号CH5は、発電機2に対してショートブレーキを掛けるLレベル信号のトータル時間が長くなり、発電機2に対しては強いブレーキ制御が行われるが、一定周期でHレベル信号となってショートブレーキがオフされるためにチョッパリング制御が行われ、発電電力の低下を抑えつつ制動トルクを向上することができる。
【0056】
逆に、アップダウンカウンタ60の出力QDがLレベル信号である場合(カウント値「8」未満)には、出力CH4もLレベル信号となり、NORゲート85からの出力CH5は、出力CH1を反転したチョッピング信号、つまりHレベル期間(ブレーキオフ期間)が15/16と長く、Lレベル期間(ブレーキオン期間)が1/16と短い、つまり弱ブレーキ制御を行うデューティ比の小さな(1/16)チョッピング信号となる。従って、チョッピング信号CH5は、発電機2に対してショートブレーキを掛けるLレベル信号のトータル時間が短くなり、発電機2に対しては弱いブレーキ制御が行われるが、一定周期でHレベル信号となってショートブレーキがオフされるためにチョッパリング制御が行われ、発電電力の低下を抑えつつ制動トルクを向上することができる。
【0057】
従って、出力QDからHレベル信号が出ている間は、デューティ比の大きなチョッピング信号による強いブレーキ制御が行われ、Lレベル信号が出ている間は、デューティ比の小さなチョッピング信号による弱いブレーキ制御が行われる。
【0058】
このようなブレーキ制御を繰り返すことで、発電機2が設定された回転スピード近くになり、図5に示すように、アップカウンタ信号と、ダウンカウンタ信号とが交互に入力されて、カウンタ値が「8」と「7」とを繰り返すロック状態に移行する。この際も、カウンタ値および回転周期に応じて強ブレーキ制御と弱ブレーキ制御とが繰り返される。
【0059】
そして、ゼンマイ1がほどけてそのトルクが小さくなり、ダウンカウント値が多く入力されてカウント値が「6」以下の小さな値になると、ゼンマイ1のトルクが低下したと判断し、運針を停止したり、非常に低速にしたり、さらにはブザー、ランプ等を鳴らしたり、点灯させることで、利用者にゼンマイ1を再度巻き上げるように促す。
【0060】
なお、本発明において、強いブレーキおよび弱いブレーキとは、相対的なものであり、強いブレーキは弱いブレーキに比べてブレーキ力が強いことを意味する。各ブレーキにおける具体的なブレーキ力つまりはチョッピングブレーキ信号のデューティ比や周波数は実施にあたって適宜設定すればよい。
【0061】
このような本実施形態によれば、次のような効果がある。
(1) 回転検出回路52では、発電機2の交流出力の半波毎に、ロータの回転検出信号を出力しているので、回転制御装置50による発電機2の調速制御を、半波毎に行うことができる。このため、発電機2の回転周期の変動を従来よりも迅速に検知でき、その変動に対応して調速制御を迅速に行うことができるので、回転周期が基準信号に迅速に近づくように調整することができる。このため、調速制御の応答性を高め、安定した制御を行うことができる。
また、ロータを安定して回転させることができるので、発電機2の発電性能も安定かつ向上でき、この発電電力で駆動される制御制御装置50等の動作も安定させることができる。このため、外乱等が加わった場合や、ゼンマイ1からの機械的エネルギが低下した場合でも、発電性能を安定させることができ、発電電力も所定の値に維持することができるので、発電電力の低下による制御回路の停止なども従来に比べて一層防止でき、電子機器の持続時間もより一層長くすることができる。
【0062】
(2) 発電機2のロータにおける回転周期のばらつきを非常に小さくでき、発電機2をほぼ一定速度で安定して回転することができるため、ロータに連動して運針する指針4の揺らぎも低減できる。このため、安定した運針が行えて見栄えを良くでき、商品価値を向上することができ、時刻指示精度も向上することができる。
【0063】
(3) 従来の1周期毎に回転検出信号を出力していた場合の回転制御装置に対して、本実施形態の回転制御装置50は、回転検出回路52を発電機2の半波毎に回転検出信号FG1を出力可能に構成し、かつ基準信号fsを半波に対応させてロータの回転周期である8Hzの2倍にするだけでよく、回転制御装置50における他の回路は、従来のものを流用できるので、コストを低減でき、かつ容易に構成することができる。
その上、回転制御装置50の回路規模は従来とほぼ同様の構成であるため、半波毎の制御であっても消費電力の増加を抑えることができる。
【0064】
(4) 回転検出回路52の回転判定回路200では、チョッピング信号の3周期分に渡って発電機2の起電圧が基準電圧VROTDを越えた場合に、検出信号OP1,OP2つまりは回転検出信号FG1を出力するようにしているので、誤検出を無くすことができ、確実に半波毎の回転検出を行うことができる。
【0065】
(5) 強ブレーキ制御時にはデューティ比の大きなチョッピング信号を用いて制御しているので、充電電圧の低下を抑えながら制動トルクを大きくすることができ、システムの安定性を維持しながら、効率的なブレーキ制御を行うことができる。これにより、電子制御式機械時計の持続時間も長くすることができる。
【0066】
(6) 弱ブレーキ制御時にも、デューティ比の小さなチョッピング信号によりチョッピング制御しているので、弱いブレーキを印加している間の充電電圧をより向上することができる。
【0067】
(7) 強ブレーキ制御と弱ブレーキ制御との切り替えは、カウンタ値が「7」以下であるか「8」以上であるかのみで設定されるため、回転制御装置50をシンプルな構成にでき、部品コストや製造コストを低減でき、電子制御式機械時計を安価に提供できる。
【0068】
(8) 発電機2の回転速度に応じて、アップカウンタ信号が入力されるタイミングが変化するため、カウンタ値が「8」である期間つまりブレーキを掛けている時間も自動的に調整することができる。このため、特にアップカウンタ信号とダウンカウント信号とが交互に入力されるロック状態では、より応答性の速い安定した制御を行うことができる。特に、本発明では、発電機2のロータの回転速度を安定して制御できるため、アップカウンタ信号とダウンカウント信号とが交互に入力されるロック状態に迅速にかつ長期間移行することができ、発電機2を安定して駆動できて発電性能も安定させ、かつ向上することができる。
【0069】
(9) 回転制御回路53として、アップダウンカウンタ60を用いているので、各アップカウンタ信号およびダウンカウンタ信号の計数と同時に各計数値の比較(差)を自動的に算出することができるため、構成を簡易にできかつ各計数値の差を簡単に求めることができる。
【0070】
(10)4ビットのアップダウンカウンタ60を用いているので、16個のカウント値をカウントすることができる。このため、アップカウンタ信号が続けて入力された場合などに、その入力値を累積してカウントすることができ、設定された範囲つまりアップカウンタ信号やダウンカウンタ信号が連続して入力されてカウンタ値が「15」や「0」になるまでの範囲では、その累積誤差を補正することができる。このため、仮に発電機2の回転速度が基準速度から大きく外れても、ロック状態になるまでは時間が掛かるが、その累積誤差を確実に補正して発電機2の回転速度を基準速度に戻すことができ、長期的には正確な運針を維持することができる。
【0071】
(11)初期化回路90を設けて、発電機2の起動時の電源回路6が所定の電圧に充電されるまではブレーキ制御を行わず、発電機2にブレーキが掛からないようにしているので、電源回路6への充電を優先させることができ、電源回路6によって駆動される回転制御装置50を迅速にかつ安定して駆動することができ、その後の回転制御の安定性も高めることができる。
【0072】
(12)波形整形回路100および回転判定回路200においては、各交流出力端子MG1,MG2からの交流出力を個別に処理できるように2系統の回路を設けたので、各出力信号の入力タイミングを考慮することなく、確実に出力信号を処理することができ、回転検出信号FG1を確実に出力することができる。
【0073】
次に本発明の第2実施形態について、図8を参照して説明する。なお、本実施形態において、前述の第1実施形態と同一もしくは同様の構成部分には、同一符号を付し、説明を省略あるいは簡略する。
【0074】
本実施形態では、前記第1実施形態の回転検出回路52の構成を変更した点のみが相違し、その他の構成は同一であるため、説明を省略する。
具体的には、前記回転検出回路52は、波形整形回路100および回転判定回路200において、各回路を2系統設け、発電機2の各交流出力端子MG1,MG2からの交流出力を個別に処理していたが、本実施形態の前記回転検出回路52Aでは、発電機2の各出力は同時に入力されることがない点に着目し、発電機2の各出力を切り替えて入力するセレクタ300を設け、各回路は1系統にしたものである。
【0075】
すなわち、本実施形態の回転検出回路52Aは、アナログスイッチ等からなるセレクタ300と、波形整形回路150と、回転判定回路250とを備えている。セレクタ300は、各交流出力端子MG1,MG2に接続された各スイッチ301,302が交互に切り替わるように、Dタイプのフリップフロップ303によってコントロールされている。なお、このフリップフロップ303のクロック入力には、回転検出信号FG1がインバータ304を介して接続されている。このため、セレクタ300は、回転検出信号FG1が立ち下がるタイミング等の半波毎に1回出現する回転検出信号FG1の変化タイミングによって、スイッチ301,302が切り替わるように構成されている。
【0076】
波形整形回路150は、波形整形回路100と同様に、ボルテージフォロワ101、コンパレータ102、アンプ103から構成されている。
また、回転判定回路250は、回転判定回路200と同様に、ANDゲート211、フリップフロップ212、フリップフロップ213、ANDゲート214からなる信号生成部210と、連続判定回路部220Aとを備えている。そして、回転検出回路52Aでは、セレクタ300により各交流出力端子MG1,MG2からの出力が交互に入力されるため、連続判定回路部220Aの出力OP1がそのまま回転検出信号FG1として出力される。
【0077】
このような本実施形態においても、前記第1実施形態の(1) 〜(11)と同じ作用効果が得られる。
すなわち、(1) 発電機2の交流出力の半波毎に出力される回転検出信号FG1に基づいて発電機2を調速制御できるので、調速制御の応答性を高め、安定した制御を行うことができるといった効果や、(2) 発電機2のロータにおける回転周期のばらつきを小さくでき、発電機2をほぼ一定速度で安定して回転することができるため、ロータに連動して運針する指針の揺らぎも低減できるといった効果など、前記第1実施形態の(1) 〜(11)と同様の作用効果を奏することができる。
【0078】
(13)さらに、回転検出回路52Aにおいては、セレクタ300を設けて各交流出力端子MG1,MG2の出力が交互に入力されるように構成したので、波形整形回路150や回転判定回路250における回路構成を1系統にでき、第1実施形態の回転検出回路52に比べて回路構成を少なくでき、より一層の小型化、省エネルギー化、低コスト化を実現することができる。
【0079】
なお、本発明は各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は、本発明に含まれるものである。
【0080】
例えば、第2実施形態では、セレクタ300の後に波形整形回路150を設けていたが、波形整形回路をセレクタ300の前に設けてもよい。但し、この場合には、波形整形回路100と同様に各交流出力端子MG1,MG2からの出力が入力される2系統の回路にする必要がある。
【0081】
また、波形整形回路100,150の構成も前記実施形態のものに限らず、各交流出力端子MG1,MG2の出力波形を整形してパルス信号に変換できるものであればよい。同様に、回転判定回路200,250の構成も前記実施形態のものに限らない。例えば、前記実施形態では、各出力信号が基準電圧VROTDを3回連続して越えた際に信号を出力するように構成されていたが、基準電圧VROTDのレベルによっては、2回連続あるいは1回越えた際に信号を出力してもよいし、4回以上連続した際に出力してもよく、要するに、発電機2の交流出力の半波毎に回転検出信号を出力できるものであればよい。
【0082】
回転検出回路52は、交流出力を直接利用して回転検出信号FG1を出力していたが、要するに交流出力の半波毎に回転検出信号FG1を出力できるものであればよい。
【0083】
さらに、回転制御回路53も前記実施形態の構成に限定されない。例えば、チョッピング信号発生部80におけるチョッピング信号のデューティ比は、前記実施形態のように、1/16や15/16に限らず、例えば、14/16等の他の値でもよい。さらには、チョッピング信号のデューティ比を28/32、31/32等にし、デューティ比の変化を16段階ではなく、32段階などにしてもよい。この際、強いブレーキ制御時に用いられるチョッピング信号としては、デューティ比が0.75〜0.97程度の範囲にあることが好ましく、この中で0.75〜0.89程度の範囲にすれば、充電電圧をより一層向上でき、0.90〜0.97と高い範囲にすれば、ブレーキ力をより一層高めることができる。
【0084】
さらに、各実施形態において、弱いブレーキ制御時に用いられるチョッピング信号は、例えばデューティ比が1/16〜1/32程度の低い範囲にすればよい。要するに、各チョッピング信号のデューティ比や周波数は、実施にあたって適宜設定すればよい。この際、例えば、周波数を、500〜1100Hzと高い範囲の周波数にすれば、充電電圧をより一層向上できる。一方で、25〜50Hzと低い範囲の周波数にすれば、ブレーキ力をより一層高めることができる。このため、各チョッピング信号を、デューティ比とともに周波数も変えることで、より充電電圧やブレーキ力を高めることができる。
【0085】
回転制御回路53では、4ビットのアップダウンカウンタ60を用いていたが、3ビット以下のアップダウンカウンタを用いてもよいし、5ビット以上のアップダウンカウンタを用いても良い。ビット数が大きなアップダウンカウンタを用いれば、カウントできる値が増えるため、累積誤差を記憶できる範囲が大きくでき、特に発電機2の起動直後等の非ロック状態での制御が有利になる。一方で、ビット数の小さなカウンタを用いれば、累積誤差を記憶できる範囲が小さくなるが、特にロック状態になればアップおよびダウンを繰り返すことになるため、1ビットのカウンタでも対応できるとともに、コストを低減できる利点がある。
【0086】
また、回転制御回路53におけるブレーキ制御手段は、アップダウンカウンタを用いたものに限らず、基準信号fs用および回転検出信号FG1用にそれぞれ設けた第1および第2の計数手段と、各計数手段の計数値を比較する比較回路とで構成されたものでもよい。ただし、アップダウンカウンタ60を用いたほうが回路構成が簡易になるという利点がある。
【0087】
また、前記実施形態では、チョッピング信号を用いてロータのブレーキ力を制御していたが、チョッピング信号を用いずにブレーキを制御してもよい。例えば、チョッピング信号発生部80からのブレーキ制御信号CH3を、インバータ等を通して反転してブレーキ信号CH5とし、出力QDやブレーキ制御信号CH3がHレベルの場合には、ブレーキをかけ続け、出力QDおよびブレーキ制御信号CH3が共にLレベルの場合には、ブレーキをオフしてブレーキ制御してもよい。
【0088】
さらには、前記実施形態では、2種類のチョッピング信号を用いて強ブレーキ制御および弱ブレーキ制御を行っていたが、チョッピング信号を用いた強ブレーキ制御と、完全にブレーキをオフするブレーキオフ制御とで調速してもよい。
【0089】
また、整流回路5、ブレーキ回路20、回転制御回路53、チョッピング信号発生部80等の具体的な構成は前記各実施形態に限らず、電子制御式機械時計の発電機2をチョッピング制御等でブレーキ制御できるものであればよい。特に、整流回路5としては、チョッピング昇圧を利用した前記実施形態の構成に限らず、例えば複数のコンデンサを設け、その接続を切り替えることで昇圧する昇圧回路等を組み込んで構成してもよく、発電機2や整流回路を組み込む電子制御式機械時計の種類等に応じて適宜設定すればよい。
【0090】
さらに、発電機2の両端を閉ループとするスイッチとしては、前記実施形態のスイッチ21,22に限らない。例えば、トランジスタに抵抗素子を接続し、チョッピング信号によって各トランジスタをオンして発電機2の両端を閉ループとした際に、その経路に抵抗素子を配置してもよい。要するに、スイッチは、発電機2の両端を閉ループとすることが可能なものであればよい。
【0091】
さらに、本発明における発電機は、1個のコイルおよび2極の磁石を備えるロータを備えた発電機2に限らない。例えば、円周方向に120度間隔で配置された3個のコイルを備えるステータと、このステータを挟んで配置された2つのロータとを備え、各ロータに60度間隔で円周方向に極性が異なる6個の磁石が配置され、ステータを挟んで配置された2個の磁石間の磁束変化によって各コイルの端子に電位差を発生させ、これらの3個のコイルを直列に接続して発電させるタイプの発電機でもよい。この場合には、コイルの一方側のロータにおいて120度間隔で配置されたN極の磁石と、コイルの他方側のロータにおいて120度間隔で配置されたS極の磁石との間にロータが配置された状態と、この状態から各ロータが60度回転し、コイルの一方側のロータにおいて120度間隔で配置されたS極の磁石と、コイルの他方側のロータにおいて120度間隔で配置されたN極の磁石との間にロータが配置された状態とを繰り返して発電が行われるため、コイルからの交流出力はロータが120度回転することで1周期となるサインカーブとなる。従って、交流出力の半波毎に出力される回転検出信号FG1は、ロータが60度回転する毎に出力される。
従って、ロータが8Hzで回転する場合には、回転検出信号FG1と比較する基準周期は、8Hz×360度/60度=48Hzに設定すればよい。
【0092】
同様に、三相交流発電機においては、各相毎に回転検出信号FG1が得られるので、この回転検出信号FG1を利用して回転制御を行えばよい。
【0093】
また、本発明は、前記実施形態のような電子制御式機械時計に適用するものに限らず、置き時計、クロック等の各種時計、携帯型時計、携帯型の血圧計、携帯電話機、ページャ、歩数計、電卓、携帯用パーソナルコンピュータ、電子手帳、携帯ラジオ、オルゴール、メトロノーム、電気かみそり等の発電機を備える各種の電子機器にも適用することができる。
【0094】
例えば、オルゴールに本発明を適用すれば、調速制御の応答性を高めて発電機を正確に回転させることができ、正確な演奏を長時間行うことができる。
また、本発明をメトロノームに適用する場合には、輪列の歯車にメトロノーム音発信車を付け、その車の回転により、メトロノーム音片を弾いて周期的なメトロノーム音を発音させるようにすればよい。なお、メトロノームは、各種のテンポに対応した音を発生させる必要があるが、この場合には、水晶振動子の分周段を変えて発振回路からの基準信号の周期を可変することで対応すればよい。
【0095】
さらに、機械的エネルギ源も、ゼンマイに限らず、ゴム、スプリング、重錘等でもよく、本発明を適用する対象などに応じて適宜設定すればよい。
また、ゼンマイなどの機械的エネルギ源からの機械的エネルギを発電機に伝達するエネルギ伝達装置としては、前記各実施形態のような輪列(歯車)に限らず、摩擦車、ベルト及びプーリ、チェーン及びスプロケットホイール、ラック及びピニオン、カムなどを利用したものでもよく、本発明を適用する電子機器の種類などに応じて適宜設定すればよい。
【0096】
また、回転検出回路52や回転制御回路53としては、前記実施形態のように、アップダウンカウンタ60、フリップフロップ、各種論理素子等のハードウェアで構成されたものに限らず、CPU(中央処理装置)、メモリ(記憶装置)等を備えたコンピュータを電子機器に設け、このコンピュータに所定のプログラムを組み込んで前記アップダウンカウンタ60、チョッピング信号発生部80等の各機能を実現させるように構成したものでもよい。
【0097】
例えば、時計等の電子機器内にCPUやメモリを配置してコンピュータとして機能できるように構成し、このメモリに所定の制御プログラムをインターネット等の通信手段や、CD−ROM、メモリカード等の記録媒体を介してインストールし、このインストールされたプログラムでCPU等を動作させて、回転検出回路52や回転制御回路53の各機能を実現させればよい。
【0098】
なお、時計等の電子機器内に所定のプログラムをインストールするには、その電子機器にメモリカードやCD−ROM等を直接差し込んで行ってもよいし、これらの記憶媒体を読み取る機器を外付けで電子機器に接続してもよい。さらには、LANケーブル、電話線等を電子機器に接続して通信によってプログラムを供給しインストールしてもよいし、無線によってプログラムを供給してインストールしてもよい。
【0099】
このような記録媒体やインターネット等の通信手段で提供される本発明の制御プログラムを電子機器に組み込めば、発電機の調速制御の応答性を向上できる等の前記実施形態と同様の作用効果が得られる上、各電子機器の特性に応じた制御を行うことができ、各電子機器毎により正確な回転制御を行うことができる。
【0100】
なお、この各種記録媒体や通信手段等で供給されるプログラムとしては、前記回転検出処理や、調速制御を行うためのプログラムが含まれていればよく、それ以外の制御などを行うプログラムが含まれていてもよい。
【0101】
【実施例】
本発明の効果を確認するために、交流出力の1周期毎に回転検出信号を出力して制御する従来の発電機におけるロータの回転数と、交流出力の半波毎に回転検出信号FG1を出力して制御する本発明におけるロータの回転数とをそれぞれ実験して計測した。この実験結果を図9のグラフに示す。図9に示すように、従来例では、基準周波数8Hzに対し、実測データが6.8〜9.6Hz程度の範囲でばらついており、基準周波数に対して±20%程度のバラツキが生じている。これに対し、本発明では、実測データは最大でも7.2〜8.9Hz程度の範囲に収まっており、殆どの場合、7.5〜8.5Hz程度であり、基準周波数に対して最大でも±10%程度のバラツキ、殆どの場合は±6%以内のバラツキに抑えることができ、発電機2のロータを安定して回転制御できることが確認でき、本発明が非常に有効であることが判明した。
【0102】
【発明の効果】
以上に述べたように、本発明の電子機器、電子機器の制御方法、電子機器を制御するプログラムが記録された記録媒体および電子機器の制御用のプログラムによれば、調速制御の応答性を高め、安定した制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における電子制御式機械時計の要部の構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態の電子制御式機械時計の構成を示す回路図である。
【図3】第1実施形態の波形整形回路の構成を示す回路図である。
【図4】第1実施形態の回転判定回路および信号合成部の構成を示す回路図である。
【図5】第1実施形態のアップダウンカウンタにおけるタイミングチャートである。
【図6】第1実施形態のチョッピング信号発生部におけるタイミングチャートである。
【図7】第1実施形態の回転検出回路における信号波形図である。
【図8】第2実施形態の回転検出回路の構成を示す回路図である。
【図9】発電機のロータの回転回数に対する周波数の変動を示すグラフである。
【符号の説明】
1 ゼンマイ
2 発電機
3 増速輪列
4 指針
5 倍電圧整流回路
6 電源回路
20 ブレーキ回路
21,22 スイッチ
50 回転制御装置
51 発振回路
51A 水晶振動子
52,52A 回転検出回路
53 回転制御回路
54 分周回路
60 アップダウンカウンタ
70 同期回路
80 チョッピング信号発生部
90 初期化回路
100,150 波形整形回路
101,111 ボルテージフォロワ
102,112 コンパレータ
103,113 アンプ
200,250 回転判定回路
210 信号生成部
220A,220B 連続判定回路部
221 3回連続判定部
226 微分回路部
240 信号合成部
300 セレクタ
301,302 スイッチ

Claims (11)

  1. 発電機の交流出力の半波毎に回転検出信号を出力する回転検出回路と、この回転検出回路から出力される回転検出信号に基づいて前記発電機を調速制御する回転制御回路とを備える電子機器であって、
    前記発電機は2つの交流出力端子を備え、前記回転検出回路は、各交流出力端子毎に独立して設けられた2系統の回転検出部と、各回転検出部からの回転検出信号を合成して出力する信号合成部とを備えて構成されていることを特徴とする電子機器。
  2. 発電機の交流出力の半波毎に回転検出信号を出力する回転検出回路と、この回転検出回路から出力される回転検出信号に基づいて前記発電機を調速制御する回転制御回路とを備える電子機器であって、
    前記発電機は2つの交流出力端子を備え、前記回転検出回路は、各交流出力端子から交互に出力される交流出力を切り替えて選択的に入力させる切替回路部と、この切替回路部からの信号が入力処理されて回転検出信号を出力する1系統の回転検出部とから構成されていることを特徴とする電子機器。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電子機器において、
    前記回転検出部は、発電機からの交流出力波形を整形する波形整形回路と、波形整形回路からの出力信号に基づいて発電機の回転状態を判定して回転検出信号を出力する回転判定回路とを備えていることを特徴とする電子機器。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の電子機器において、
    前記発電機を駆動する機械的エネルギ源を備え、
    前記回転制御回路は、時間標準源からの信号に基づいて発せられる基準信号と、前記回転検出回路から出力される回転検出信号とを比較して前記発電機のブレーキ量を設定するブレーキ制御手段を備えることを特徴とする電子機器。
  5. 請求項4に記載の電子機器において、
    前記電子機器は、前記発電機の回転に連動して作動される時刻表示装置を備える電子制御式機械時計であること特徴とする電子機器。
  6. 発電機の交流出力の半波毎に回転検出信号を出力し、この回転検出信号に基づいて前記発電機を調速制御する電子機器の制御方法であって、
    前記発電機は2つの交流出力端子を備え、各交流出力端子の交流出力毎に処理して回転検出信号を出力し、これらの回転検出信号を合成した回転検出信号に基づいて前記発電機を調速制御することを特徴とする電子機器の制御方法。
  7. 発電機の交流出力の半波毎に回転検出信号を出力し、この回転検出信号に基づいて前記発電機を調速制御する電子機器の制御方法であって、
    前記発電機は2つの交流出力端子を備え、各交流出力端子から交互に出力される交流出力を切り替えて選択的に処理して回転検出信号を出力し、この回転検出信号に基づいて前記発電機を調速制御することを特徴とする電子機器の制御方法。
  8. 請求項6または請求項7に記載の電子機器の制御方法において、
    発電機からの交流出力波形を波形整形回路で整形し、波形整形回路からの出力信号に基づいて発電機の回転状態を判定して回転検出信号を出力することを特徴とする電子機器の制御方法。
  9. 請求項6〜8のいずれかに記載の電子機器の制御方法において、
    前記発電機を機械的エネルギ源からの機械的エネルギで駆動するとともに、時間標準源からの信号に基づいて発せられる基準信号と、前記回転検出信号とを比較して前記発電機のブレーキ量を設定して制御することを特徴とする電子機器の制御方法。
  10. 電子機器に組み込まれたコンピュータに、請求項6〜9のいずれかに記載の制御方法を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  11. 電子機器に組み込まれたコンピュータに、請求項6〜9のいずれかに記載の制御方法を実行させるための制御用プログラム。
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