JP3714058B2 - インクジェット式記録装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェット式記録装置に関し、特に、プラテンにインク汚れが付着しにくいインクジェット式記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
インクジェットプリンタにおいては、副走査方向に連続したロール紙に対応しているものがある。さらに、このようなインクジェットプリンタの中には、このロール紙を用いて印刷を行う際には、ユーザが操作パネルを操作して、任意の箇所に切り取り線を挿入することができるようになっている機種もある。この切り取り線は、ホストコンピュータのドライバからインクジェットプリンタに送られてくるデータではなく、インクジェットプリンタ本体が生成するデータであり、この生成した切り取り線用のデータに基づいて印刷を行うことにより、切り取り線がロール紙に印刷される。
【0003】
しかし、ロール紙の紙幅は多種多様であり、ロール紙によってその紙幅が異なる。このため、切り取り線を印刷する際には、ロール紙の紙幅にあわせて切り取り線を印刷する必要がある。なぜなら、ロール紙の存在しないところまで切り取り線を印刷すると、プラテンにまで印刷がなされてしまうからである。もし、プラテンまで切り取り線を印刷した場合、プラテンがインクで汚れてしまい、印刷用紙も汚れてしまうという不具合が発生する。
【0004】
ロール紙の紙幅にあわせて切り取り線を印刷する方法には、いくつかの方法があるが、一般的には、(1)印字領域いっぱいの長さの切り取り線を用意し、印刷に際してロール紙の紙幅に応じた印刷領域を指定する方法と、(2)ロール紙の紙幅にあわせて切り取り線を生成して印刷する方法とが、採用さている。
【0005】
まず、図12のフローチャートに基づいて、(1)印字領域いっぱいの長さの切り取り線を用意し、印刷に際してロール紙の紙幅に応じた印刷領域を指定する場合のインクジェットプリンタの処理を説明する。この図12に示す処理は、インクジェットプリンタの電源をオンにした時点で開始される。
【0006】
この図12に示すように、まず、インクジェットプリンタは、切り取り線用のイメージバッファをRAM(Random Access memory)に確保する(ステップS100)。続いて、プログラムROM(Read Only Memory)に格納されているデータを用いて、切り取り線のイメージデータをイメージバッファに展開する(ステップS101)。そして、これを切り取り線印刷ジョブとして、プリンタ内に保持しておく(ステップS102)。これにより、インクジェットプリンタにおける切り取り線印刷のための準備処理が終了する。
【0007】
次に、インクジェットプリンタは、ロール紙モードの印刷ジョブがホストコンピュータから送られてきたかどうかを判断する(ステップS103)。ロール紙モードの印刷ジョブがホストコンピュータから送られてきていないと判断した場合(ステップS103:No)には、このステップS103の処理を繰り返す。
【0008】
一方、ロール紙モードの印刷ジョブがホストコンピュータから送られてきたと判断した場合(ステップS103:Yes)には、その印刷ジョブからロール紙の紙幅情報を取得する(ステップS104)。次に、インクジェットプリンタは、ユーザによる切り取り線挿入操作が実行されたかどうかを判断する(ステップS105)。上述したように、この切り取り線挿入操作は、ユーザがパネル操作をすることによりなされる。この切り取り線挿入操作が実行されていないと判断した場合(ステップS105:No)には、このステップS105の処理を繰り返す。
【0009】
一方、切り取り線挿入操作が実行されたと判断した場合(ステップS105:Yes)には、切り取り線印刷ジョブの左端ポインタと右端ポインタとを、紙幅にあわせて変更する(ステップS106)。続いて、インクジェットプリンタは、切り取り線印刷ジョブを印刷ジョブの中にエントリーし、印刷ジョブとして印刷実行部へ送信する(ステップS107)。これにより、ロール紙の紙幅にあわせた長さの切り取り線が印刷される。そして、上述したステップS103の処理に戻る。
【0010】
次に、図13のフローチャートに基づいて、(2)ロール紙の紙幅にあわせて切り取り線を生成して印刷する場合のインクジェットプリンタの処理を説明する。この図13に示す処理は、インクジェットプリンタの電源をオンにした時点で開始される。
【0011】
この図13に示すように、まず、インクジェットプリンタは、ロール紙モードの印刷ジョブがホストコンピュータから送られてきたかどうかを判断する(ステップS200)。ロール紙モードの印刷ジョブがホストコンピュータから送られてきていないと判断した場合(ステップS200:No)には、このステップS200の処理を繰り返す。
【0012】
一方、ロール紙モードの印刷ジョブがホストコンピュータから送られてきたと判断した場合(ステップS200:Yes)には、その印刷ジョブからロール紙の紙幅情報を取得する(ステップS201)。次に、インクジェットプリンタは、ユーザによる切り取り線挿入操作が実行されたかどうかを判断する(ステップS202)。上述したように、この切り取り線挿入操作は、ユーザがパネル操作をすることによりなされる。この切り取り線挿入操作が実行されていないと判断した場合(ステップS202:No)には、このステップS202の処理を繰り返す。
【0013】
一方、切り取り線挿入操作が実行されたと判断した場合(ステップS202:Yes)には、インクジェットプリンタは、切り取り線用のイメージバッファをRAMに紙幅に応じて確保する(ステップS203)。続いて、プログラムROMに格納されているデータを用いて、紙幅に応じた切り取り線のイメージデータをイメージバッファに展開する(ステップS204)。つまり、ロール紙の紙幅にあわせた切り取り線を生成して、イメージバッファに格納する。
【0014】
次に、インクジェットプリンタは、イメージバッファに格納した切り取り線のイメージデータから切り取り線印刷ジョブを生成するとともに、この切り取り線印刷ジョブを通常の印刷ジョブの中にエントリーし、印刷実行部へ送信する(ステップS205)。これにより、ロール紙の紙幅にあわせた長さの切り取り線が印刷される。そして、上述したステップS200の処理に戻る。
【0015】
なお、ロール紙の紙幅にあわせて切り取り線を印刷する方法として、(3)ロール紙の紙幅にあわせて長さの異なる複数の切り取り線を予めイメージバッファに用意し、切り取り線を印刷する場合には、ロール紙の紙幅よりも短い長さで、かつ、最も長い切り取り線を選択して印刷する方法もある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
上述したロール紙の紙幅にあわせて切り取り線を印刷する方法では、印刷ジョブから紙幅情報を予め取得して保持しておくので、紙幅を記憶するためのメモリが必要となる。しかし、紙幅に関する情報は、ホストコンピュータからの印刷ジョブに基づいて印刷をする上では、必ずしも必要でない余分な情報であり、この余分な情報のためにメモリを消費するのは好ましくない。
【0017】
また、何らかの原因により、メモリに記憶したロール紙の紙幅情報と、実際のロール紙の紙幅が異なってしまっている場合も考えられるが、この場合には、プラテンに印刷が行われてしまい、プラテンがインクで汚れてしまうという問題がある。
【0018】
そこで本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、ロール紙の存在しないプラテンに切り取り線を印刷してしまってもプラテンがインクで汚れることのないインクジェット式記録装置を提供することを目的とする。
【0019】
また、記録ヘッドのインク詰まりを防止するフラッシングを、キャリッジがキャップのあるホームポジションにまで戻らなくとも行うことができるインクジェット式記録装置を提供することを目的とする。
【0020】
さらに、印刷用紙の右端と左端とにマージンを設けない左右マージンなし印刷をした場合でも、プラテンにインク汚れが生じにくいインクジェット式記録装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係るインクジェット式記録装置は、
インクジェット式の記録ヘッドを有するキャリッジと、
前記記録ヘッドがインクを吐出する位置に、前記キャリッジの移動方向に沿って設けられ、前記記録ヘッドと印刷用紙との間の距離を一定に保持するためのプラテンであって、前記記録ヘッドがインクを吐出して前記印刷用紙に印刷を行う領域である印刷領域に、少なくとも1つの開口が形成されている、プラテンと、
前記印刷用紙の紙幅にかかわらず、前記プラテンの前記開口の位置でインクを吐出して切り取り線を印刷する、切り取り線印刷手段と、
を備えることを特徴とする。
このようにプラテンに開口を形成し、この開口の位置でインクを吐出して切り取り線を印刷することにより、メモリを無駄に消費することなく、プラテンをインクで汚さないようにして、切り取り線を印刷することができる。
【0022】
さらに、前記プラテンに形成された前記開口に、インクを吸収するための吸収材が充填してもよい。これにより、開口に吐出したインクを吸収材で吸収することができる。
【0024】
さらに、前記切り取り線印刷手段は、前記切り取り線のイメージデータを生成する、データ生成手段と、操作パネルによりユーザが切り取り線挿入操作をした場合に、前記切り取り線のイメージデータを送出する、データ送出手段と、前記切り取り線のイメージデータが入力された場合に、この切り取り線のイメージデータに基づいて印刷を行う、印刷実行手段と、を備えるようにしてもよい。これにより、ユーザが操作パネルを操作することにより、任意の箇所に切り取り線を挿入することができる。
【0025】
また、前記データ送出手段は、前記印刷用紙がロール紙である場合にのみ、前記切り取り線のイメージデータを送出するようにしてもよい。これにより、ロール紙でない印刷用紙に誤って切り取り線が印刷されてしまうのを回避することができる。
【0026】
さらに、前記データ送出手段は、前記切り取り線のイメージデータを送出する前に所定量の紙送り指示を送出し、前記切り取り線のイメージデータを送出した後に所定量の紙送り指示を送出するようにしてもよい。これにより、切り取り線の前後にマージンを確保することができる。
【0027】
また、所定のタイミングで前記記録ヘッドからインクを吐出して前記記録ヘッドのインク詰まりを防止するフラッシングを、前記プラテンの前記開口の位置で行う、フラッシング手段を、さらに備えるようにしてもよい。これにより、キャリッジがホームポジションまでもどらなくともフラッシングができる。
【0028】
前記フラッシング手段では、前記フラッシングを、前記印刷用紙に覆われない前記プラテンの前記開口のうち、印刷を行っている前記キャリッジの移動距離が最も短くなる開口の位置で行うようにしてもよい。これにより、印刷途中でフラッシングを行う場合に、キャリッジの移動時間を短くすることができる。
【0029】
さらに、前記印刷用紙の紙幅方向における右端と左端が前記プラテンの前記開口に位置する場合には、印刷に際して、前記記録ヘッドのインクの吐出を前記印刷用紙の前記右端と前記左端をわずかに越えた位置まで行う、左右マージンなし印刷手段を、さらに備えるようにしてもよい。これにより、左右マージン印刷をしてもプラテンをインクで汚れないようにすることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
本発明の第1実施形態に係るインクジェットプリンタは、プラテンにインク吸収開口を設け、切り取り線印刷の際には、ロール紙の紙幅にかかわらず、このインク吸収開口の部分にのみインクを吐出することにより、プラテンをインクで汚すことなく効率的に切り取り線の印刷が行えるようにしたものである。より詳しくを、以下に説明する。
【0031】
図1は、本実施形態に係るインクジェットプリンタのキャリッジ周辺の構成を示した斜視図である。
【0032】
この図1に示すように、インクジェットプリンタは、紙送りモータ1とキャリッジモータ4とを備えている。紙送りモータ1は、印刷用紙50を副走査方向に紙送りするためのモータである。キャリッジモータ4は、記録ヘッド9を印刷用紙50の副走査方向に移動するためのモータである。すなわち、キャリッジモータ4の回転軸にはプーリ30が設けられており、このプーリ30にはタイミングベルト31が張った状態で掛けられており、このタイミングベルト31にはキャリッジ3が接続されている。このため、キャリッジモータ4が正逆方向に回動することにより、キャリッジ3がガイド32に案内されてプラテン25に平行に移動する。つまり、キャリッジ3が印刷用紙50の主走査方向に沿って左右に移動する。
【0033】
キャリッジ3の印刷用紙50に対向する面には、ブラックインクを吐出するノズル列及びカラーインクを吐出するノズル列を有する記録ヘッド9が設けられ、各ノズルはインクカートリッジ34からインクの供給を受けて印刷用紙50にインク滴を吐出して文字や画像を印刷する。
【0034】
また、キャリッジ3の非印刷領域には、非印刷時に記録ヘッド9のノズル開口を封止するためのキャッピング装置35と、ポンプモータを有するポンプユニット36とが設けられている。キャリッジ3が印刷領域から非印刷領域に移動すると、図示しないレバーにキャリッジ3が当接して、キャッピング装置35が上方に移動し、記録ヘッド9を封止する。
【0035】
記録ヘッド9のノズル開口列に目詰まりが生じないようにする場合や、カートリッジ34の交換等を行った後に記録ヘッド9から強制的にインクを吐出する場合には、記録ヘッド9を封止した状態でポンプユニット36を作動させ、ポンプユニット36からの負圧により、ノズル開口列からインクを吸い出す。これにより、ノズル開口列の近傍に付着している塵埃や紙粉が洗浄され、さらには記録ヘッド9内の気泡がインクとともにキャップ37に排出される。
【0036】
次に、図2及び図3に基づいて、図1におけるプラテン25の構造を詳しく説明する。図2は、プラテン25を図1上方から見た平面図であり、図3はプラテン25の部分的な斜視図である。本実施形態においては、このプラテン25は、プラスチック樹脂により形成されている。
【0037】
これら図2及び図3に示すように、プラテン25には、印刷用紙50を支持するための支持突起60が複数形成されている。この支持突起60は、印刷用紙50と記録ヘッド9の間の距離を適正に且つ一定に維持する高さに形成されている。
【0038】
また、プラテン25の印刷領域には、複数のインク吸収開口62a〜62eが形成されている。これらのインク吸収開口62a〜62eは、プラテン25を切り欠いて貫通しており、その内部にはインクを吸収するための綿状の吸収材64a〜64eが充填されている。このため、このインク吸収開口62a〜62eの部分に、記録ヘッド9からインクが吐出されたとしても、プラテン25には直接付着せずに、吸収剤64a〜64eで吸収されるようになっている。このため、上述した支持突起60は、印刷用紙50がインク吸収開口62a〜62e及び吸収材64a〜64eに直接接触しないようにする働きを有している。
【0039】
なお、吸収材64a〜64eは必ずしも必要なものではなく省略することも可能である。この吸収材64a〜64eを省略した場合には、例えば、このインク吸収開口62a〜62eを有底状に形成し、吐出されたインクを蓄えておくようにしてもよい。
【0040】
また、プラテン25の非印刷領域にも、インク吸収開口63が形成されている。このインク吸収開口63もプラテン25を切り欠いて貫通しており、その内部には吸収材66が充填されている。このインク吸収開口63及び吸収材66は、記録ヘッド9がインクの詰まりを防止するためにインクを強制的に吐出するフラッシングのために設けられている。
【0041】
図2からわかるように、本実施形態においては、印刷用紙50における副走査方向左側の左端50Cは、紙幅にかかわらずプラテン25のインク吸収開口62aの位置に揃うようになっている。
【0042】
図4(a)は、本実施形態に係るインクジェットプリンタが印刷する切り取り線のイメージデータを示す図である。この図4(a)に示すように、切り取り線70は、実線部70a〜70dを備えて構成されている。
【0043】
実線部70aは、インク吸収開口62aの位置にインクを吐出することより印刷される実線であり、実線部70bは、インク吸収開口62cの位置にインクを吐出することより印刷される実線であり、実線部70cは、インク吸収開口62dの位置にインクを吐出することより印刷される実線であり、実線部70dは、インク吸収開口62eの位置にインクを吐出することより印刷される実線である。本実施形態では、印刷用紙50の紙幅にかかわらず、この切り取り線を印刷する。
【0044】
例えば、図4(b)に示すように、印刷用紙50Aの印刷中に、ユーザが操作パネルで切り取り線挿入操作を行った場合、切り取り線70のうち、プラテン25のインク吸収開口62a、62c、62dの位置で吐出したインクは、印刷用紙50Aに付着して、実線部70a〜70cとして印刷されるが、インク吸収開口62eの位置で吐出したインクは、印刷用紙50Aが存在しないため、インク吸収開口62e内の吸収材64eに吸収される。
【0045】
また、図4(c)に示すように、印刷用紙50Bの印刷中に、ユーザが操作パネルで切り取り線挿入操作を行った場合、切り取り線70のうち、プラテン25のインク吸収開口62a、62cの位置で吐出したインクは、印刷用紙50Bに付着して、実線部70a、70bとして印刷されるが、インク吸収開口62d、62eの位置で吐出したインクは、印刷用紙50Bが存在しないため、インク吸収開口62d、62e内の吸収材64d、64eに吸収される。
【0046】
次に、図5に基づいて、本実施形態に係るインクジェットプリンタのコントローラの構成を説明する。図5は、インクジェットプリンタのコントローラ80と印刷実行部90とを示す図である。
【0047】
この図5に示すように、インクジェットプリンタのコントローラ80は、入力用のインターフェース81と、出力用のインターフェース82と、RAM83と、プログラムROM84と、CPU85とを、備えて構成されている。
【0048】
ホストコンピュータから送られてきた印刷ジョブはインターフェース81を介して、RAM83に格納される。CPU85は、プログラムROM84からコマンド解析プログラムを読み込んで、RAM83に格納されている印刷ジョブを解析し、インターフェース82を介して印刷実行部90に送出することにより、通常の印刷が行われる。
【0049】
次に、図6及び図7に基づいて、本実施形態に係るインクジェットプリンタが上述した切り取り線70を印刷するために行う処理について詳しく説明する。
【0050】
図6は、本実施形態に係るインクジェットプリンタが切り取り線70を印刷するために必要な構成をブロックで示す図であり、図7は、切り取り線70を印刷するための処理をフローチャートで示す図である。
【0051】
図6に示すように、ホストコンピュータから送信された印刷ジョブはインターフェース81を介して入力され、コマンド解析部100で解析された上で、イメージバッファ102に格納される。このイメージバッファに格納されたイメージデータを印刷実行部90に送信することにより、通常の印刷が行われる。本実施形態においては、コマンド解析部100は、CPU85がコマンド解析プログラムをプログラムROM84から読み出して実行することにより実現され、イメージバッファ102はRAM83に領域を確保することにより実現される。
【0052】
ユーザが操作パネル104を用いて、切り取り線挿入のための操作をした場合には、切り取り線生成部106は必要なデータをプログラムROM84から読み出して、切り取り線70のイメージデータを生成する。そして、その切り取り線70のイメージデータをイメージバッファ102に格納する。このイメージバッファ102に格納されたイメージデータを印刷実行部90に送信することにより、切り取り線70の印刷が行われる。本実施形態においては、切り取り線生成部106は、CPU85がプログラムROM84から切り取り線生成プログラムを読み出して実行することにより、実現される。また、本実施形態においては、切り取り線を印刷する前に所定量(例えば10mm)の紙送りがなされ、また、切り取り線を印刷した後に所定量(例えば10mm)の紙送りがなされる。これにより、印刷用紙50における切り取り線70の前後に切り取りマージンを確保することができる。
【0053】
次に、図7に基づいて、切り取り線生成部106の処理内容を説明する。この図7に示す切り取り線生成部106の処理は、インクジェットプリンタの電源をオンにした時点で開始される。
【0054】
図7に示すように、切り取り線生成部106は、まず、RAM83の内部に切り取り線用のイメージバッファ102の領域を確保する(ステップS10)。続いて、切り取り線生成部106は、プログラムROM84内に格納されている切り取り線70用のデータを用いて、切り取り線70のイメージデータをイメージバッファ102に展開する(ステップS11)。そして、これを切り取り線印刷ジョブとして、プリンタ内に保持しておく(ステップS12)。
【0055】
次に、切り取り線生成部106は、現在の印刷がロール紙モードであり、かつ、操作パネル104で切り取り線挿入操作がなされたかどうかを判断する(ステップS13)。現在の印刷がロール紙モードでない場合や、操作パネル104で切り取り線挿入操作がなされていない場合(ステップS13:No)には、このステップS13の処理を繰り返す。
【0056】
一方、現在の印刷がロール紙モードであり、かつ、操作パネル104で切り取り線挿入操作がなされた場合(ステップS13:Yes)には、切り取り線生成部106は、イメージバッファ102に格納した切り取り線のイメージデータから切り取り線印刷ジョブを生成するとともに、この切り取り線印刷ジョブを通常の印刷ジョブの中にエントリーし、印刷ジョブの1つとして印刷実行部90へ送信する(ステップS14)。これにより切り取り線70の印刷が行われ、上述したステップS13の処理からを繰り返す。
【0057】
以上のように、本実施形態に係るインクジェットプリンタによれば、プラテン25における複数の箇所にインク吸収開口62a〜62eを形成し、これらインク吸収開口62a〜62eにインク吸収材64a〜64eを充填しておくとともに、切り取り線70における実線部70a〜70dをこれらインク吸収開口62a〜62eの位置に印刷することとしたので、印刷用紙50の紙幅を考慮せずに切り取り線70を印刷しても、プラテン25にインクが付着しないようにすることができる。
【0058】
すなわち、本実施形態によれば、印字領域いっぱいの切り取り線70のデータを用意しておき、切り取り線70の印刷時には、印刷用紙50の紙幅とは無関係に印刷を行うだけであるので、効率的な処理ができる。つまり、従来必要であった複数の異なる長さの切り取り線70のデータを格納しておくメモリや、紙幅を記憶しておくメモリが必要なくなり、無駄なメモリ消費を抑えることができる。
【0059】
〔第2実施形態〕
本発明の第2実施形態は、上述した第1実施形態におけるインクジェットプリンタにおいて、プラテンに形成したインク吸収開口を記録ヘッドのフラッシングにも用いるようにしたものである。
【0060】
ここで、本実施形態におけるフラッシングとは、記録ヘッド9のノズル開口列に目詰まりが生じないように、記録ヘッド9から強制的にインクを吐出する動作をいう。このフラッシングは、印刷の途中で任意のタイミングで実行されることにより、記録ヘッド9のノズル開口列の目詰まりを防止している。
【0061】
図8は、本実施形態に係るインクジェットプリンタがフラッシングを行うために必要な構成をブロックで示す図である。
【0062】
図8に示すように、ホストコンピュータから送信された印刷ジョブはインターフェース81を介して入力され、コマンド解析部100で解析される。この印刷ジョブをフラッシング制御部110が取り込んで、現時点で印刷している印刷用紙50の紙幅情報を取得し、フラッシング位置を決める。このフラッシング位置は、図2に示すプラテン25のインク吸収開口62a〜62e、63のいずれかの位置であり、紙幅に応じて決められる。例えば、印刷用紙50がプラテン25のインク吸収開口62a〜62cを覆う場合には、インク吸収開口62dの位置がフラッシング位置となる。そして、フラッシング制御部110は、印刷を行っている途中の任意のタイミングで、フラッシング位置であるインク吸収開口62dの位置でフラッシングを行うよう、印刷実行部90にフラッシング指示を送信する。このフラッシング指示を受信した印刷実行部90は、フラッシング位置までキャリッジ3を移動し、記録ヘッド9のフラッシングを行う。
【0063】
次に、図9に基づいて、このフラッシング制御部110の処理について詳しく説明する。図9は、本実施形態におけるインクジェットプリンタのフラッシング制御部110の処理内容を説明するフローチャートである。このフラッシング制御部110は、プログラムROM84に格納されているフラッシング処理プログラムをCPU85が読み出し、印刷ジョブが入力された時点で実行を開始することにより実現される。
【0064】
図9に示すように、フラッシング制御部110は、印刷ジョブから紙幅情報を取得する(ステップS20)。続いて、フラッシング制御部110は、この紙幅情報に基づいて、フラッシング位置を決める(ステップS21)。そして、印刷を実行していく(ステップS22)。
【0065】
次に、フラッシング制御部110は、予め定められた定期フラッシングのタイミングであるかどうかを判断する(ステップS23)。この定期フラッシングのタイミングは任意であるが、例えば、一定行数以上印刷した場合は定期フラッシングを行うようにするやり方や、一定時間以上印刷した場合は定期フラッシングを行うようにするやり方等が、考えられる。
【0066】
定期フラッシングのタイミングであると判断した場合(ステップS23:Yes)には、ステップS21で定めたフラッシング位置でフラッシングを行う(ステップS24)。
【0067】
このステップS24のフラッシング処理が終了した後、又は、上述したステップS23で定期フラッシングのタイミングでないと判断した場合(ステップS23:No)には、この印刷ジョブにおける印刷が終了したかどうかを判断する(ステップS25)。印刷が終了していない場合(ステップS25:No)には、上述したステップS22からの処理を繰り返す。印刷が終了した場合(ステップS25:Yes)には、このフラッシング処理を終了する。
【0068】
以上のように、本実施形態におけるインクジェットプリンタによれば、プラテン25の非印刷領域に形成されたインク吸収開口63の位置に加えて、プラテン25の印刷領域に形成されたインク吸収開口62a〜62eの位置も、フラッシング位置に選択できるようにしたので、フラッシングを行う際のキャリッジ3の移動距離を、短くすることができる。
【0069】
すなわち、従来は、紙幅によらずインク吸収開口63の位置でフラッシングを行っていたが、本実施形態によれば、印刷用紙50の存在しないインク吸収開口62a〜62eの中で最もキャリッジの移動距離が短くなるインク吸収開口の位置をフラッシング位置として選択するので、フラッシングの際のキャリッジの移動に要する時間を短くすることができる。ひいては、このフラッシングは、印刷の途中の所定のタイミングで実行されることから、印刷に要する全体的時間を短縮することができる。
【0070】
なお、本発明は上記実施形態に限定されず種々に変形可能である。例えば、上述した実施形態では、切り取り線70は、印刷用紙50がロール紙である場合にのみ印刷できるようにしているが、コピー用紙のように裁断されている印刷用紙に対しても印刷できるようにしてもよい。
【0071】
また、上述したプラテン25のインク吸収開口62a〜62eを、左右マージンなし印刷に活用してもよい。すなわち、図10に示すように、官製ハガキやA4版、B4版等の規定の印刷用紙50においては、その紙幅が定まっている。このため、予めプラテン25のインク吸収開口62aを印刷用紙50における副走査方向の左端50Cが位置するように設定しておき、インク吸収開口62bを印刷用紙50における副走査方向の右端50Dが位置するように設定しておく。そして、印刷領域120の左端120C及び右端120Dを、この印刷用紙50の左端50C及び右端50Dよりもわずかに越えた位置に設定する。このような設定に基づいて印刷が行われると、記録ヘッド9からのインクの吐出が印刷用紙50の左端50Cや右端50Dをわずかに越えた領域にもなされるが、この印刷用紙50の存在しない位置に吐出されたインクはインク吸収開口62a、62bの吸収材64a、64bに吸収される。このため、プラテン25にインク汚れは生じない。
【0072】
また、プラテン25に形成するインク吸収開口62は、任意の位置に形成することが可能である。例えば、図11に示すように、上述した実施形態よりも多数のインク吸収開口62a〜62hをプラテン25に形成し、これに吸収材64a〜64hを充填することにより、切り取り線の実線部と線なし部との間隔を狭めることができる。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るインクジェット式記録装置によれば、キャリッジの移動方向に沿って設けられたプラテンに開口を形成したので、この開口の位置で吐出されたインクは、プラテンに付着しないようにすることができ、印刷用紙がインクで汚れないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るインクジェットプリンタにおけるキャリッジ周辺の構成を示す斜視図。
【図2】本発明に係るインクジェットプリンタが備えるプラテンの平面図。
【図3】本発明に係るインクジェットプリンタが備えるプラテンの部分的斜視図。
【図4】(a)は本実施形態における切り取り線のイメージデータを示す図、(b)(c)は紙幅の異なる印刷用紙50に印刷される切り取り線を示す図。
【図5】本発明に係るインクジェットプリンタのコントローラの構成を示す図。
【図6】本発明に係るインクジェットプリンタが切り取り線を印刷するために必要な構成をブロックで示す図。
【図7】本発明に係るインクジェットプリンタが切り取り線を印刷するための処理を説明するフローチャート。
【図8】本発明に係るインクジェットプリンタがフラッシングを行うために必要な構成をブロックで示す図。
【図9】本発明に係るインクジェットプリンタがフラッシングを行うための処理を説明するフローチャート。
【図10】本発明に係るインクジェットプリンタで左右マージンなし印刷を行う場合の各種設定を説明する図。
【図11】プラテンに形成するインク吸収開口の位置を変えた変形例を示す図。
【図12】従来の切り取り線印刷方法を説明するフローチャート(印字領域いっぱいの長さの切り取り線を用意し、印刷に際してロール紙の紙幅に応じた印刷領域を指定する方法)。
【図13】従来における別の切り取り線印刷方法を説明するフローチャート(ロール紙の紙幅にあわせて切り取り線を生成して印刷する方法)。
【符号の説明】
1 紙送りモータ
3 キャリッジ
4 キャリッジモータ
9 記録ヘッド
25 プラテン
30 プーリ
31 タイミングベルト
50 印刷用紙
60 支持突起
62a〜62e インク吸収開口
64a〜64e 吸収材
70 切り取り線
70a〜70d 実線部
Claims (9)
- インクジェット式の記録ヘッドを有するキャリッジと、
前記記録ヘッドがインクを吐出する位置に、前記キャリッジの移動方向に沿って設けられ、前記記録ヘッドと印刷用紙との間の距離を一定に保持するためのプラテンであって、前記記録ヘッドがインクを吐出して前記印刷用紙に印刷を行う領域である印刷領域に、少なくとも1つの開口が形成されている、プラテンと、
前記印刷用紙の紙幅にかかわらず、前記プラテンの前記開口の位置でインクを吐出して切り取り線を印刷する、切り取り線印刷手段と、
を備えることを特徴とするインクジェット式記録装置。 - 前記プラテンの前記印刷領域には、前記印刷用紙と前記開口が直接接触しないようにするための突起が形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット式記録装置。
- 前記プラテンに形成された前記開口には、インクを吸収するための吸収材が充填されている、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のインクジェット式記録装置。
- 前記切り取り線印刷手段は、
前記切り取り線のイメージデータを生成する、データ生成手段と、
操作パネルによりユーザが切り取り線挿入操作をした場合に、前記切り取り線のイメージデータを送出する、データ送出手段と、
前記切り取り線のイメージデータが入力された場合に、この切り取り線のイメージデータに基づいて印刷を行う、印刷実行手段と、
を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のインクジェット式記録装置。 - 前記データ送出手段は、前記印刷用紙がロール紙である場合にのみ、前記切り取り線のイメージデータを送出する、ことを特徴とする請求項4に記載のインクジェット式記録装置。
- 前記データ送出手段は、前記切り取り線のイメージデータを送出する前に所定量の紙送り指示を送出し、前記切り取り線のイメージデータを送出した後に所定量の紙送り指示を送出する、ことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のインクジェット式記録装置。
- 所定のタイミングで前記記録ヘッドからインクを吐出して前記記録ヘッドのインク詰まりを防止するフラッシングを、前記プラテンの前記開口の位置で行う、フラッシング手段を、さらに備えることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のインクジェット式記録装置。
- 前記フラッシング手段では、前記フラッシングを、前記印刷用紙に覆われない前記プラテンの前記開口のうち、印刷を行っている前記キャリッジの移動距離が最も短くなる開口の位置で行う、ことを特徴とする請求項7に記載のインクジェット式記録装置。
- 前記印刷用紙の紙幅方向における右端と左端が前記プラテンの前記開口に位置する場合には、印刷に際して、前記記録ヘッドのインクの吐出を前記印刷用紙の前記右端と前記左端をわずかに越えた位置まで行う、左右マージンなし印刷手段を、さらに備えることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載のインクジェット式記録装置。
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