JP3713591B2 - 建築用金属枠の枠隅部構造およびその製造方法 - Google Patents

建築用金属枠の枠隅部構造およびその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物開口部に設置される金属製枠の枠隅部、とりわけ長尺状の枠材の所定箇所に形成したV字状切り欠き部に沿って枠材を折曲して構成される枠隅部の構造およびその製造方法に関するものであって、作業効率と加工精度に優れ意匠性も高い接合部を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、金属製枠の枠隅部を形成するに、特開昭56−46077号に示すものがある。このものは、見込み面部と該見込み面部両端側に折曲対設した見付け面部とからなる所定断面を有する長尺状の枠材の所定箇所に、見付け面部視V字状の切り欠き部を左右対称となるよう正確に90度に形成し、該切り欠き部に沿って切り欠き端面同志を当接するよう枠材を折曲して枠隅部を形成するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記技術は、各別々に形成した枠材の端部を45度の傾斜状に切断加工したものをそれぞれ組み付け接合するものでないので、接合部での両部材間にずれが生じにくく、また接合強度も優れているものであるが、所定の枠隅角度、例えば直角の接合角度を得るためには、V字状の切り欠き部は正確に左右対称に90度となるようカッター等を用いて枠材に切り欠き加工をする必要があり、その加工に精度を要するものであった。
また、切り欠き端面同志の当接であるため、躯体設置時に目に付き易い見込み面部での接合部において、端面同志の間に生じる僅かなずれによってその端面の一部が外部側に露出してしまって意匠性が低下するおそれもあり、さらには、カッター等の切断による切り欠き部でバリが発生したりして切断面での精度を確保するためにはバリの除去作業も必要となって生産性を向上させる必要があった。
【0004】
そこで、枠材を平板の状態でV字状切り欠き部の展開形状をあらかじめプレス等の金型を用いて打ち抜き加工して加工手間を低減することも考えられるが、この場合においては、その打ち抜き面が平板表面に対して直角方向に形成されることとなるため、平板を折り曲げて枠材に形成した場合に形成されるV字状切り欠き部に沿って該枠材を折曲して対向する切り欠き端部を当接した場合、見付け面部では切り欠き端面同志が面当接するが、見込み面部においては対向した切り欠き端面同志が面で当接することができずに切り欠き部の角部稜線が線接触することとなり、結果的に当接状態が不安定となってその部分で間隙が生じ易く、躯体への取り付け施工時にそこからモルタルやコンクリート等が洩れだしたりして品質面や意匠性に問題を生じるおそれがあった。そこで、上記線接触部分を枠材の裏面側から溶接やパテ等により隙間の閉塞処理を施す必要があり、多大な手間を要することとなる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、叙述の課題を解決するためになされたものであって、見込み面部と該見込み面部両端側に対設した見付け面部とを有する長尺状枠材の所定箇所に形成したV字状切り欠き部の対向面同志を突き当てるよう前記枠材を折曲して枠隅部を形成するようにした建築用金属枠において、前記切り欠き部は、その端面部)が枠材表面に対して垂直方向に形成されると共に、対向する切り欠き端面のうちいづれか一方側の見込み面部には該見込み面部を延設して突き当て面部を形成してあり、前記枠材をV字状切り欠き部に沿って折曲して枠隅部を形成した際、、見付け面部に位置する突き当て部は前記切り欠き部の対向端面同志が当接し、見込み面部に位置する突き当て部は対向する前記切り欠き部の一方の切り欠き端面他方に形成した前記突き当て面部当接するように構成したことを特徴とするものである。
【0006】
また、見込み面部と該見込み面部両端側に対設した見付け面部とを有する長尺状枠材の所定箇所に形成したV字状切り欠き部の対向面同志を突き当てるよう前記枠材を折曲して枠隅部を形成するようにした建築用金属枠において、前記切り欠き部は、その端面部が枠材表面に対して垂直方向に形成されると共に、対向する切り欠き端面のうちいづれか一方側の見込み面部には、見付け面部と見込み面部に至る領域に跨って突き当て面部を設ける一方、他方側には枠材を折曲して枠隅部を形成した際に前記突き当て面部が嵌入する収容部を欠設して、前記枠材をV字状切り欠き部に沿って折曲して枠隅部を形成した際、見付け面部に位置する突き当て部は前記切り欠き部の対向端面同志が当接し、見込み面部に位置する突き当て部は収容部の切り欠き端面が前記突き当て面部に当接するように構成したことを特徴とするものであり、これにより枠隅部の見込み面部での両切り欠き部を一方の切り欠き端面と他方の面部とを当接させることにより確実に見込み面部の接合部位での間隙の発生を防止するようにしたものである。
【0007】
また、前記枠材は、長尺の平板に前記V字状切り欠き部を展開した状態で形成される略亀甲状の打ち抜き部であって、その端面部が枠材表面に対して垂直方向に形成されると共に、該打ち抜き部には枠材を形成した際、見込み面部に位置する対向した稜線該打ち抜き部には枠材を形成した際、見込み面部に位置する対向した稜線の一方側を突出した突き当て面部を形成してあり、前記打ち抜き部をあらかじめ欠設した後に、平板を所定断面形状に折曲成形して枠材とし、該枠材に形成されるV字状切り欠き部に沿って枠材を折曲して、見付け面部に位置する突き当て部は前記切り欠き部の対向端面同志が当接し、見込み面部に位置する突き当て部は対向する前記切り欠き部の一方の端面が他方に形成した前記突き当て面部に当接するようにしてなる建築用金属枠の枠隅部の製造方法を特徴とするものである。
【0008】
前記枠材には、長尺の平板に前記V字状切り欠き部を展開した状態で形成される略亀甲状の打ち抜き部であって、その端面部が枠材表面に対して垂直方向に形成されると共に、該打ち抜き部には枠材を形成した際、見込み面部に位置する対向端面のいづれか一方側には見付け面部と見込み面部に至る領域に跨って突き当て面部を設ける一方、他方側には枠材を折曲して枠隅部を形成した際に前記突き当て面部が嵌入する収容部を欠設してあり、前記打ち抜き部をあらかじめ欠設した後に、平板を所定断面形状に折曲成形して枠材とし、その後該枠材に形成されるV字状切り欠き部に沿って枠材を折曲して、見付け面部に位置する突き当て部は前記切り欠き部の対向端面同志が当接し、見込み面部に位置する突き当て部は収容部の切り欠き端面が前記突き当て面部に当接するようにしてなる建築用金属枠の枠隅部の製造方法であり、これによりV字状の切り欠き部を金型等による打ち抜き加工により形成してその打ち抜き端面部が枠材の表面に対して垂直方向に形成されるものであっても、枠隅部形成時にあっては、とくにその見込み面部で切り欠き端面が対向する切り欠き部に形成した突き当て面部と当接することとなり隙間を生じさせることが無く、従って切り欠き部の成形のための手間と精度が著しく向上することとなる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明に係る建築用金属枠の枠隅部構造およびその製造方法の実施の一形態を図面に基づいて説明する。
まず、本明細書において見付け面部とは、枠材1のいわゆる見付け方向(図1の矢印F方向)から視て正面側に位置する面部(図1の断面形状の場合は、1a,1b,1c)を、また見込み面部とは、上記見付け面部と略直角に設けられた面部(同上1d,1e)を指すものとする。
【0010】
図1において、1は金属枠を構成する枠材であり、該枠材1は平行して離間対設される見付け面部1a,1b,1cとこれら見付け面部の端部側を直角に延設して形成した見込み面部1d,1eと、前記見付け面部1aおよび1bの他端側を対向するようそれぞれ直角に折曲され、枠材1を建物開口部に設置する際躯体側に位置するリブ1f,1fとで断面形状略コ字状に形成されている。
枠材1に枠隅部を形成すべく所定位置には切り欠き部2が設けられているものであるが、該切り欠き部2は図2に示すようにその先端側2eにおいてリブ1f,1fを残した状態で枠材1の見付け面部1a,1bから視てV字状に見込み方向に亘って切り込むように設けられ、その先端角度Rは直角に設定されている。
すなわち、この状態で枠材1は、V字状の切り欠き部2によってそれぞれ枠隅部を形成すべく例えば上枠、縦枠等の隣接枠1A,1Bとに区画されリブ1f,1fによって一連状に連結した状態になつている。
また、切り欠き部2の対向する切り欠き端面2a,2aのうちいづれか一方側の見込み面部1d,1eはそれぞれ略枠材1の板厚Tに相当する長さ延設して突き当て面部2b,2bが形成されている。
2cは、枠材1の見込み面部1d,1eに位置して、対向する切り欠き端面2a,2aからそれぞれ交互に所定間隔を存して一体的に突設した複数の係止片であって、これら隣接する係止片2c,2c間の距離t1は対向する係止片2cの幅t2より僅かに広く設定されている。
【0011】
つぎに叙述の如く構成した枠材1を用いて枠隅部4を形成する場合について図4を参照して説明する。
枠材1に設けたV字状の切り欠き部2を挟んで形成された隣接枠1A,1Bを切り欠き部2先端側2eのリブ1f部で折曲して両切り欠き端部同志を当接させると、切り欠き部2の対向端部のうち見付け面部1a,1b,1cに位置する部位はその切り欠き端面2a,2a同志が当接し、見込み面部1d,1eに位置する部位では一方の切り欠き端面2aが他方の対向位置に設けた突き当て面部2b上に当接するすると共に、見込み面部1d,1eに位置して対向する切り欠き端面2aからそれぞれ交互に所定間隔を存して一体的に対設した複数の係止片2cの一方が他方の係止片2c,2c間に嵌入されその先端側を互いに突出させた噛合姿勢となり(図4(B)、図5(A))、この状態から図5(B)に示すように係止片2c,2cの先端側をそれぞれ隣設枠1A,1Bの裏面側に向けて折曲すれば切り欠き端部同志はその当接部において隙間を生じることなく強固に接合された枠隅部が形成されることとなる。
【0012】
なお、上記の実施の形態に示した突き当て面部2bは、対向する切り欠き端面2a,2aのいづれか一方の見込み面部1d,1eをそれぞれ延設して形成したものであるが、突き当て面部2bは延設することなく図3に示すように対向端部側を欠設すると共に枠材1を所定断面形状に折曲する際の折り曲げ位置を変更することにより突き当て面部2bとしてもよい。
すなわち、図3は、突き当て面2bの形成の仕方が上記第一の実施の形態に示したものとは異なる第二の実施の形態を示す図であって、この場合は、見付け面部1a,1b,1c部においてV字状切り欠き部2の拡開側先端部2eを見付け面部1a,1b,1cと見込み面部1d,1eとを区画する折曲部Bの手前側で控えていづれか一方側の切り欠き部2aに見付け面部1a,1b,1cと見込み面部1d,1eに至る領域に跨って突き当て面部2b´を設ける一方、切り欠き部の他方側には枠体1を折曲して枠隅部を形成した際に前記突き当て面部2b´が嵌入する収容部2dが欠設されており、枠隅部を形成した場合には第一の実施の形態同様、見付け面部1a,1b,1cにおいてはV字状切り欠き部2の切り欠き端面2a,2a同志が当接し、見込み面部1d,1eにおいては収容部2dの切り欠き端面2aが突き当て面部2b´に当接するので、当接部において、隙間を生じることなく強固に接合された枠隅部が形成される。
図6に第二の実施の形態における枠隅部4の形成状態を示す。
【0013】
つぎに、本発明の枠隅部の製造方法について、説明する。
まず、図7に示すように枠材1を構成すべく鋼板等の金属製平板3に、上述したV字状切り欠き部2の展開形状(例えば、図1の枠材1を展開して平板状とした際に該平板に形成されるV字状切り欠き部2の形状)である略亀甲状の打ち抜き部200をあらかじめプレス金型等を用いて所定位置に打ち抜き形成する。
該打ち抜き部200は図7に示すように、上部側が枠材1の見付け面部1aに位置し先端角度Rが直角に設定された山形状に、また下部側が見付け面部1bに位置し先端角度Rが直角に設定されたV字状とし、これらの基端部を見込み面部1d,1eおよび見付け面部1cに位置する稜線でそれぞれ区画することにより形成されているが、見込み面部1d,1eに位置する対向した稜線の一方側を打ち抜き部200内に突出させて突き当て面部2bを形成してある。
なお、金属製平板3の幅寸法wは、該平板3を折曲成形して所定の枠断面形状とすることができる寸法に設定されるものであるが、あらかじめ所定幅寸法に設定された金属製平板3に打ち抜き部200を形成するか、または広幅の金属製平板3に打ち抜き部200を形成した後に所定幅に切断するかは問わないことは勿論である。
【0014】
つぎに、上記打ち抜き部200が形成され所定幅を有する金属製平板3を図7の折り曲げ部B位置で折曲すると、U領域はリブ1f、V領域は見付け面部1a、W領域は見込み面部1d、X領域は見付け面部1c、Y領域は見込み面部1e、Z領域は見付け面部1bをそれぞれ形成することとなりV字状の切り欠き部2が形成された所定断面形状の枠材1が成形される。
その後、上述したように切り欠き部2に沿って折曲して枠隅部を形成すればよい。そして本方法を用いて枠隅部を形成した場合においては、V字状の切り欠き部2を金型等による打ち抜き加工により形成してその打ち抜き端面部が枠材1の表面に対して垂直方向に形成されるものであっても、枠隅部形成時にあっては、とくにその見込み面部で切り欠き端面2aが対向する切り欠き部に形成した突き当て面部2bと当接することとなり隙間を生じさせることが無く、従って切り欠き部2の成形のための手間と精度が著しく向上することとなる。
【0015】
また、図8は、前述の第二の実施の形態に示すものを製造する場合について、金属製平板3に打ち抜き部200を形成したものであり、この場合は所定断面形状にするための折り曲げ部C位置が異なっている他は、上記の場合と同様である。
なお、枠材1の断面形状は、本実施の形態に示したものに限定されないことは勿論であって、見付け面部と見込み面部とで形成される種々断面の枠材に適用できるものである。
【0016】
【発明の効果】
本発明は以上説明したように金属製枠の枠隅部において、見付け面部は隣接枠の切り欠き端面同志が当接し、見込み面部は一方の切り欠き端面に設けた突き当て面に他方の切り欠き端面が当接することとなって、特にその見込み面部での接合部では、一方の端面を他方の面部に当接するようにしたので、切り欠き端部が外観上露出することなく、また隙間の発生を効果的に防止して、品質面と意匠性の向上が図れるものである。
【0017】
さらに、本構成の金属製枠においては、V字状切り欠き部を枠材が平板の段階でプレス等による打ち抜き加工により行うことが可能となるので製造ラインの自動化等一貫した生産体制が可能となって、枠隅部を形成する際の生産性と品質が著しく向上することとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施の形態を示す枠材の斜視図である。
【図2】(A) 枠材の断面図である。
(B) 枠材の要部を示す正面図である。
(C) 枠材の要部を示す側面図である。
【図3】第二の実施の形態を示す枠材の斜視図である。
【図4】枠材を折曲して枠隅部を形成する作用図である。
【図5】枠隅部の背面斜視図である。
【図6】第二の実施の形態で枠隅部を形成する場合の作用図である。
【図7】第一の実施の形態における打ち抜き部を形成した平板の拡大正面図である。
【図8】第二の実施の形態における打ち抜き部を形成した平板の拡大正面図である。
【符号の説明】
1 枠材
1a,1b,1c 見付け面部
1d,1e 見込み面部
2 切り欠き部
2a,2a´ 切り欠き端面
2b,2b´ 突き当て面部
2c,2c´ 係止片
2d 収容部
200,200´ 打ち抜き部
3 平板
4 枠隅部

Claims (4)

  1. 見込み面部(1d,1e)と該見込み面部両端側に対設した見付け面部(1a,1b)とを有する長尺状枠材(1)の所定箇所に形成したV字状切り欠き部(2)の対向面同志を突き当てるよう前記枠材(1)を折曲して枠隅部(4)を形成するようにした建築用金属枠において、前記切り欠き部(2) は、その端面部(2a)が枠材表面に対して垂直方向に形成されると共に、対向する切り欠き端面(2a)のうちいづれか一方側の見込み面部(1d,1e)には該見込み面部(1d,1e)を延設して突き当て面部(2b)を形成してあり、前記枠材(1)をV字状切り欠き部(2)に沿って折曲して枠隅部(4)を形成した際、見付け面部(1a,1b)に位置する突き当て部は前記切り欠き部の対向端面(2a,2a)同志が当接し、見込み面部(1d,1e)に位置する突き当て部は対向する前記切り欠き部の一方の切り欠き端面(2a)が他方に形成した前記突き当て面部(2b)に当接するように構成したことを特徴とする建築用金属枠の枠隅部構造。
  2. 見込み面部(1d,1e)と該見込み面部両端側に対設した見付け面部(1a,1b)とを有する長尺状枠材(1)の所定箇所に形成したV字状切り欠き部(2)の対向面同志を突き当てるよう前記枠材(1)を折曲して枠隅部(4)を形成するようにした建築用金属枠において、前記切り欠き部(2) は、その端面部(2a)が枠材表面に対して垂直方向に形成されると共に、対向する切り欠き端面(2a)のうちいづれか一方側の見込み面部(1d,1e)には、見付け面部(1a,1b)と見込み面部(1d,1e)に至る領域に跨って突き当て面部(2b′)を設ける一方、他方側には枠材(1)を折曲して枠隅部を形成した際に前記突き当て面部(2b′)が嵌入する収容部(2d)を欠設して、前記枠材(1)をV字状切り欠き部(2)に沿って折曲して枠隅部(4)を形成した際、見付け面部(1a,1b)に位置する突き当て部は前記切り欠き部の対向端面(2a,2a)同志が当接し、見込み面部(1d,1e)に位置する突き当て部は収容部(2d)の切り欠き端面(2a)が前記突き当て面部(2b′)に当接するように構成したことを特徴とする建築用金属枠の枠隅部構造。
  3. 見込み面部(1d,1e)と該見込み面部(1d,1e)両端側に対設した見付け面部(1a,1b)とを有する長尺状枠材(1)の所定箇所に形成したV字状切り欠き部(2)の対向面同志を突き当てるよう前記枠材を折曲して枠隅部を形成するようにした建築用金属枠の枠隅部の製造方法において、
    前記枠材(1)には、長尺の平板(3)に前記V字状切り欠き部(2)を展開した状態で形成される略亀甲状の打ち抜き部(200)であって、その端面部(2a)が枠材表面に対して垂直方向に形成されると共に、該打ち抜き部(200)には枠材(1)を形成した際、見込み面部(1d,1e)に位置する対向した稜線の一方側を突出した突き当て面部(2b)を形成してあり、前記打ち抜き部(200)をあらかじめ欠設した後に、平板(3)を所定断面形状に折曲成形して枠材(1)とし、その後該枠材(1)に形成されるV字状切り欠き部(2)に沿って枠材(1)を折曲して、見付け面部(1a,1b)に位置する突き当て部は前記切り欠き部(2)の対向端面(2a,2a)同志が当接し、見込み面部(1d,1e)に位置する突き当て部は対向する前記切り欠き部(2)の一方の端面(2a)が他方に形成した前記突き当て面部(2b)に当接するようにしてなる建築用金属枠の枠隅部(4)の製造方法。
  4. 見込み面部(1d,1e)と該見込み面部(1d,1e)両端側に対設した見付け面部(1a,1b)とを有する長尺状枠材(1)の所定箇所に形成したV字状切り欠き部(2)の対向面同志を突き当てるよう前記枠材を折曲して枠隅部を形成するようにした建築用金属枠の枠隅部の製造方法において、前記枠材(1)には、長尺の平板(3)に前記V字状切り欠き部(2)を展開した状態で形成される略亀甲状の打ち抜き部(200′)であって、その端面部(2a)が枠材表面に対して垂直方向に形成されると共に、該打ち抜き部(200′)には枠材(1)を形成した際、見込み面部(1d,1e)に位置する対向端面(2a)のいづれか一方側には見付け面部(1a,1b)と見込み面部(1d,1e)に至る領域に跨って突き当て面部(2b′)を設ける一方、他方側には枠材(1)を折曲して枠隅部を形成した際に前記突き当て面部(2b′)が嵌入する収容部(2d)を欠設してあり、前記打ち抜き部(200′)をあらかじめ欠設した後に、平板(3)を所定断面形状に折曲成形して枠材(1)とし、その後該枠材(1)に形成されるV字状切り欠き部(2)に沿って枠材(1)を折曲して、見付け面部(1a,1b)に位置する突き当て部は前記切り欠き部(2)の対向端面(2a,2a)同志が当接し、見込み面部(1d,1e)に位置する突き当て部は収容部(2d)の切り欠き端面(2a)が前記突き当て面部(2b′)に当接するようにしてなる建築用金属枠の枠隅部(4)の製造方法。
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