JP3713393B2 - 用紙処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、用紙処理装置に係わり、特に、複写機、印刷機等の画像形成装置に装備され、画像処理装置から排出されて整合された用紙束を端部綴じ、または中綴じおよび中折りして排出する機能を備えた用紙処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、複写機等に装備された用紙後処理装置において、用紙後処理装置から排出された用紙を用紙揃え機構により縦方向および横方向に整合後、ステープル装置によって綴じ処理を行うものが知られている。特開平9−183558号公報には、画像形成装置から排出された用紙を幅寄せ部材によって揃え、用紙束の中央部で綴じ処理後、用紙束の中央部を半折り位置に移動し、突き出し板によって2つの半折りローラ間に突き出して用紙束を2つ折りにして排出する用紙後処理装置が開示されている。また、特開平8−26579号公報には、複写機から排出された用紙を戻しローラとジョガーフェンスによって縦方向および横方向に揃え、用紙束端部をステープル装置によって綴じ処理して排出する用紙後処理装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前者の公知技術のものは、用紙束の中央部を綴じ、半折りにして排出するものではあるが、使用頻度の高い用紙束端部における綴じ機能を備えていない。また、後者の公知技術のものは、用紙束端部における綴じ機能は備えているものの用紙束の中央部の綴じ処理、および半折りする機能を備えるものではない。
【0004】
本発明の目的は、用紙端部を綴じ処理して出力するモ−ドと中綴じ処理した用紙を中折りまたは中折りしないで出力するモ−ドとを選択可能に設けた用紙処理装置を提供することにある。
【0005】
また、本発明の他の目的は、当該用紙処理装置に搬入される異なる全ての用紙サイズの用紙に対して中綴じ処理が可能な用紙処理装置を提供することにある。
【0006】
また、本発明の他の目的は、用紙を中折りする時用紙の搬送経路上に設けられる中折り用ローラを、中折りしない時は前記搬送経路上から退避可能に設け、同一搬送経路上で中折り処理および非中折り処理が可能な用紙処理装置を提供することにある。
【0007】
また、本発明の他の目的は、中折り時、前記中折り用ローラと連係して用いられる折り突き用部材を、中折りしない時、退避させないことにより、折り突き用部材の退避機構を省略して、装置の簡素化およびコストの低減を図ることにある。
【0008】
また、本発明の他の目的は、中綴じ装置によって用紙束を貫通した針を曲げるための用紙束の裏面側に設けられる綴じ補助部材を、中綴じする時、用紙束面に押しつけることにより、用紙ずれの防止を図ることにある。
【0009】
また、本発明の他の目的は、中折りされる用紙の上部を中折りローラの上方にガイドするガイド部材を、中折りしない時は、用紙の搬送をガイドする部材として利用するとともに、中折りローラと連動して動作させる用紙処理装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するために、次のような手段を採用した。
【0011】
搬入された用紙を処理または処理しないで排出する用紙処理装置において、前記処理されない用紙を排出または処理された用紙を中折りまたは中折りしないで排出する排出機構と、前記搬入された用紙を揃える整合装置と、前記揃えられた用紙の端部を綴じる第1の綴じ装置と、前記揃えられた用紙の長手方向中央部を綴じる第2の綴じ装置と、前記第1の綴じ装置によって綴じ処理された用紙を中折りすることなく前記排出機構から排出するモ−ドと前記第2の綴じ装置によって綴じ処理された用紙を中折りまたは中折りしないで前記排出機構から排出するモ−ドとを切り換え可能に設けたことを特徴とする。
【0012】
また、請求項1に記載の用紙処理装置において、前記第1の綴じ装置は、前記整合装置の下部に設けられ、前記第2の綴じ装置は、前記整合装置において揃えられる最大サイズの用紙の長手方向中央部の綴じが可能な前記整合装置の中間部に設けられることを特徴とする。
【0013】
また、請求項1ないしは請求項2のいずれか1つの請求項に記載の用紙処理装置において、前記排出機構は、前記中折りするための、互いの間で加圧可能に設けられた複数の中折りローラと、前記複数の中折りローラ間に中折りすべき用紙を突き出す中折り用突き部材とを備え、前記複数の中折りローラは、中折りする時は、中折りすべき用紙の搬送方向と前記複数の中折りローラのそれぞれの回転中心を結ぶ線とが交差する位置に移動し、中折りしない時は、前記交差しない位置に移動することを特徴とする。
【0014】
また、請求項1ないしは請求項3のいずれか1つの請求項に記載の用紙処理装置において、前記中折り用突き部材は、中折りしない時は、用紙の搬送用部材として使用することを特徴とする。
【0015】
また、請求項1ないしは請求項4のいずれか1つの請求項に記載の用紙処理装置において、前記第2の綴じ装置に、綴じ処理される用紙束の裏面側にあって綴じ処理される位置に対向する位置に綴じ処理補助部材を設け、綴じ処理時、前記綴じ処理補助部材を前記用紙束の裏面を押圧する位置に移動することを特徴とする。
【0016】
また、請求項3ないしは請求項5のいずれか1つの請求項に記載の用紙処理装置において、前記排出機構に、前記複数の中折りローラの移動に同期して、中折りする時は、中折りされる用紙の上部をガイドする位置に移動し、中折りしない時は、搬送される用紙をガイドする位置に移動するガイド部材を設けたことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の一実施形態を図1から図16を用いて説明する。
【0018】
図1は、本実施形態に係わる用紙処理装置の側面断面図である。
【0019】
同図において、図示されていない複写機、プリンター等の画像作成装置から用紙処理装置に排出された用紙は、入りロセンサー36で検出され、端部綴じ、中綴じ、中折りの処理が不要の場合は、ローラ1によって搬送された用紙は分岐爪8によって上搬送ローラ2の方向へ送られる。上搬送ローラ2により搬送された用紙は析り用突きナイフ80の上面でガイドされ、さらに排紙ローラ3により排出され排紙トレイ12上に送られスタックされる。ここで、紙面レバー13は排紙トレイ12上にスタックされた用紙の高さを検出するためのもので、用紙が一定の高さ以上になった場合、排紙トレイ12を下げる働きをする。紙面レバー13の位置は紙面センサー33により検出される。
【0020】
同図において、端部綴じ、中綴じ、中折りの処理が必要な場合は、用紙処理装置に搬入された用紙は、入りロセンサー36で検出され、分岐爪8によって下搬送ローラ4に送られ、搬送センサ37によって検出され、紙送りローラ(ブラシローラ)6によりジョガーフェンス9に送られる。ジョガーフェンス9に送られた用紙50は、戻しローラ5により、用紙50の後端が後端フェンス19に突き当たるまで戻される。用紙50の自重でも、用紙50は後端フェンスンス19に突き当たるようになるが、より確実にするために戻しローラ5でかき落し処理する。
【0021】
図2は、図1に示すジョガーフェンス9,9’および戻しローラ5による用紙揃えの状況を示す図であり、同図に示すように、戻しローラ5によって、矢印Bに示すように、用紙搬送方向とは反対方向に用紙揃えが行われる。また、左右に1個づつ設けられるジョガーフェンス9,9’によって、矢印Aに示すように、用紙搬送方向に対して直角方向に用紙揃えが行われる。ジョガーフェンス9,9’はそれらの間隔を拡げたり、狭くしたりすることにより用紙揃え行われる。ジョガーフェンス9,9’内に用紙が進入した時、その間隔を拡げ、進入後間隔を狭くして用紙の揃えを行わせることは公知のことである。なお、ここで、14はソレノイド、15は戻しローラレバー、23はジョガーフェンスモータ、24はジョガーフェンス移動ベルトである。
【0022】
図1において、用紙50の後端を綴じる場合は、ステープル装置11によって、用紙の後端部の綴じ処理を行い、綴じ処理後、放出ベルト40によって放出処理され、さらに排紙ローラ3により排紙トレイ12上にスタックされる。
【0023】
図3は、図1に示すステープル装置11の具体的構成を示す図である。同図において、20はステープル移動モータ、21はステープル移動ベルトユニット、22はステープルホームポジションセンサである。
【0024】
図4は、図1に示す放出ベルト40による放出処理の状況を示す図であり、同図に示すように、放出ベルト40には放出ベルト爪41が設けられており、これによって用紙の後端が保持され、放出ベルト40の移動とともに放出ベルト爪41も失印C方向に移動し、用紙はジョガーフェンス9,9’から放出される。
【0025】
図1において、用紙50の中間部を綴じる場合は、中綴じ用ステープル装置103により用紙50の中間部において中綴じ処理が行われる。
【0026】
図5および図6は、図1に示す用紙処理装置の中綴じ処理の状況を示す図である。
【0027】
図5に示すように、ジョガーフェンス9,9’間に確保され図示されていない用紙束は2個の中綴じ用ステープル装置103,103’によって中綴じ処理される。なお、ジョガーフェンス9,9’は、用紙を放出ベルト爪41で移動する際は、ジョガーフェンスモータ23を駆動して、用紙の幅より、若干(0.5mm〜3mm程度)広くし、用紙の移動を容易にし、中綴じ処理を行う時は、ジョガーフェンス9,9’の幅を狭くして用紙を揃え直す。特に、中綴じ処理時は、用紙の振動を伴うので、用紙がずれる可能性があるので、一方のジョガーフェンス9と他方のジョガーフェンス9’間の幅を狭くして、用紙を押さえておくことが必要である。
【0028】
また、図6に示すように、中綴じ用ステープル装置103の用紙50の搬送方向に対する位置は、放出ベルト爪41’の位置を基準位置とした場合、中綴じ処理を行う送り方向の最大長さの1/2か、それよりも若干長い位置に中綴じ用ステープル装置103の中綴じ処理を行う部分を配置する。用紙束50は放出ベルト爪41により、用紙50の長さの1/2の位置が中綴じ用ステープル装置103の綴り位置になるように矢印D方向に移動後、中綴じ処理を行うので、どのようなサイズの用紙でも中綴じが可能となる。
【0029】
図7は、図1に示す用紙処理装置の中綴じ機構の具体的構成を示す図である。同図において、スティプル針の先端を曲げるアンビル104,104’がビーム101上に、それぞれの中綴じ用ステープル装置103,103’に対応する位置に固定されている。また、ビーム101の中央部上側には、アンビル104,104’を用紙面に向かう方向に、移動させるためのクランクピン107、クランク106、アンビル移動モーター100が設けられており、アンビル移動モーター100がクランク106を回転することによりクランクピン107がビーム101中央部の長穴部を移動しながらアンビル104を紙面方向に移動させる。ビーム101の位置検出は、フオトインターラプター112と遮光板113で行う。アンビル移動モーター100の回転角によってビーム101の移動量を制御する。アンビル104,104’は用紙を中綴じする際には、用紙の紙面方向に移動されるが、移動量はジョガーフェンス9,9’内の用紙の枚数によって決定すればよい。一般的な、用紙1枚の厚さは、0.1ミリ近辺なので、アンビル104,104’から、中綴じ用ステープル装置103,103’までの距離から、用紙の枚数×0.1ミリを差し引いた距離か、それより若干短い距離移動して停止させればよいことになる。なお、同図において、108はステープルブラケット、109,109’はガイド軸である。
【0030】
ここで、アンビル104,104’を中綴じに先立って紙面方向へ移動する必要性を図8を用いて説明する。
【0031】
中綴じ用ステープル装置103,103’のみを移動して、中綴じ処理を行うと、同図に示すように、用紙50のステープル装置103側から中綴じ動作が行われるため、用紙50が持ち上げられてしまい、用紙ずれが発生し、中綴じ後の用紙50の並びが悪くなってしまう。そこで、アンビル104を中綴じ動作する直前に用紙面に移動させることにより、ジョガーフェンス9,9’内に用紙が進入する際の進入の妨げにならないと同時に、用紙の中央部が膨らむのを防止することができる。
【0032】
図9は、用紙サイズ毎の中綴じ位置を説明する図である。
【0033】
同図は、各サイズの用紙DLT,A3,B4,LG、A4,LTについて、用紙の両サイドからそれぞれの用紙幅の1/4の位置dlt,a3,b4,lg,a4,ltに中綴じすることを示す。図示するように、最大横幅のA3サイズの用紙と最小横幅のA4サイズの中綴じ位置のずれは21.8ミリである。従って、このずれ幅の中央位置に、中綴じ用ステープル装置103,103’を設置しておけば、各用紙のサイズによる中綴じ位置の誤差は、最大で11ミリ以下となり、中綴じする用紙のサイズが変わっても、中綴じ用ステープル装置103,103’の位置を移動する必要はない。通常、中綴じ位置で2つ析りするので、パンチ穴を避ける位置に綴じられ、また、綴じ位置が用紙の長手方向の中央位置で正確に綴じられてさえいれば、用紙50の幅方向の位置に関しては用紙の端部を綴じる時ほど正確な位置にする必要はない。
【0034】
図1において、中綴じ後、中折りせずに用紙50を排出する場合は、中折りローラユニット90は用紙50の搬送経路上から退避した位置にあり、用紙50は放出ベルト40によって放出処理され、排紙ローラ3により排紙トレイ12上にスタックされる。
【0035】
図10および図11は、図1に示す用紙処理装置における、中綴じ後、中折りして用紙50を排出する状況を示す図である。
【0036】
図10に示すように、用紙50を中折りする場合は、中折りローラユニット90が、用紙50の搬送経路に入り込み、排紙ガイド板70が用紙50の搬送方向に対して、用紙50の上部を退避させるために、中折りローラユニット90に同期して上部に回転して開かれる。
【0037】
なお、中析りを行う場合、用紙50の先端が、図1に示すように、中折りローラユニット90の上部辺りに達してから、図10に示す位置へ中折りローラユニット90を移動すると、用紙50を図10に示すような位置へ案内し易い。即ち、中折りローラユニット90の析りプレスローラ62を、中析りを行う時とは、反対方向へ回転しておくことにより用紙50を円滑にガイドすることができる。
【0038】
さらに、図11に示すように、用紙50の中綴じされた箇所(スティプル針で綴じられた箇所)と折り用突きナイフ80の先端とが一致する位置まで、放出ベルト40に設けられている放出ベルト爪41によって用紙50を搬送方向に送出する。次いで、折り用突きナイフ80を、中折りローラユニット90の折り用プレスローラ62と折り用駆動ローラ63のニップに向かって移動し、用紙50を2つ折りにしながら、中折りローラユニット90、排出ローラ3を通って中折りされた用紙を排紙トレイ12上にスタックする。ここで、中折りローラユニット90の移動は、析り用突きナイフ80が用紙50の中綴じ位置を中析りローラユニット90に向かって押し始めてから中折りローラユニット90を中析りのための搬送方向に回転させるとよい。
【0039】
図12は、図1に示す用紙処理装置の中折り機構の具体的構成を示す図である。同図において、折り用突きナイフ80は、折りナイフ移動クランク87の回動により、折りナイフ移動クランクロッド82が、折り用プレスローラ62と折り用駆動ローラ63のニップに移動し、図示されていない用紙が2つに中折りされる。この用紙の折り方法は公知の技術である。なお、ここで、76,76’は加圧スプリング、81,81’は折りナイフガイド、83は折りナイフクランク軸、84はクランク軸駆動大ギヤ、86は折りクランク駆動モータである。
【0040】
図13および図14は、図1に示す中折りローラユニット90と排紙ガイド板70との連動機構を示す図であり、図13は中折りを行わない場合、図14は中折りを行う場合の各連動機構の状態を示す。
【0041】
これらの図において、中折りローラユニット90は、折りユニット側板60の折りローラ回転支点68を中心に回転支持されており、折りユニット側板60には折りユニット移動クランクロツド69の一端が取り付けられているとともに、リンク77の一端が取り付けられており、他端が排紙ガイド板70に接続されている。折りユニット移動クランクロツド69が取り付けられている折りユニット移動クランク67が回転すると、折りユニット移動クランクロツド69が移動し、それに伴って、折りユニット側板60が折りローラ回転支点68を中心に回転し中折りローラユニット90が回動する。さらに、折りユニット側板60が回動することによりリンク77も移動し、それに伴って排紙ガイド板70が排紙ガイド板回転支点93を中心に回動する。なお、折りユニット側板60の回転角および排紙ガイド板70の回転角は、それぞれのユニツトの回転支点からのリンク77の取り付け位置を変えることにより任意に設定できる。
【0042】
図15は、図13および図14に示す中折りローラユニット90の回動機構の具体的構成を示す図である。
【0043】
なお、本実施形態では、中析りローラユニット90を移動することによって中析りモ−ド、非中折りモードに切り換えているが、中析りローラ90の折り用プレスローラ62と折り用駆動ローラ63の回転方向と、折り用プレスローラ62と折り用駆動ローラ63のローラ圧の解除、排紙ガイド板70の移動により、中折りモードおよび非中折りモ−ドを切り換えてもよい。ただし、中折りモ−ド時は、折り用プレスローラ62と折り用駆動ローラ63間に大きなローラ圧(100N以上)をかけるので、非中折りモ−ド時はほぼ完全にローラ圧を解除する必要がある。なお、ここで、中析りをしない場合に、中折りローラユニット90のローラ圧を解除するのは、用紙端部を綴じた場合、綴じた端部に、中析りローラユニット90により弛みが寄せられ、シワ、析れが発生するので、これを防止するためである。なお、同図において、61,61’は折りユニットブラケット、64は折りローラ駆動モータ、65は減速ベルトユニット、66は折りローラ駆動ベルトユニット、71は折りユニットクランク駆動大ギヤ、72は折りユニットクランク駆動小ギヤ、73は折りユニットクランク駆動モータ、74,74’はクランク軸ブラケットである。
【0044】
図16は、中折りローラユニット90のローラ圧の解除機構の具体的構成を示す図である。
【0045】
同図において、圧解除ソレノイド95により圧解除レバー96を駆動して、軸受け78を持ち上げる。ローラ圧の圧解除時も、折り用プレスローラ62を、スムーズに回転させるためには軸受け78を持ち上げるのがよい。
【0046】
この方法によれば、中折りしない時は、中折りローラユニット90が図10に示す状態において、用紙50の先端が、中折りローラユニット90に到達する前に、中析りローラユニット90のローラ圧を解除し、排出ローラ3に向かって用紙50を送る方向に回転しておくことにより、中析りローラユニット90を移動させることなく、排紙が可能となる。
【0047】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、綴じ処理なし、端部綴じ処理、中綴じ中折り処理のいずれの場合でも、用紙は同じ排出機構から排出されるので、いずれの用紙も同一箇所に排出させることができ、また操作性も良くなる。
【0048】
また、請求項2に記載の発明によれば、中綴じする時に、どのようなサイズの用紙でも中綴じすることができるとともに、用紙のサイズに合わせて、中綴じ装置を移動する必要がなく、装置が簡素化される。
【0049】
また、請求項3に記載の発明によれば、中折りローラを、中折りの必要のない時、用紙の搬送経路から待避させることができ、中折りローラを長寿命化できるとともに、搬送ミスの発生率を低下させることができる。
【0050】
請求項4に記載の発明によれば、中折り突き用部材を、中折りしない時、待避させる必要がなくなるので、待避させるための機構を省略できる。また、中折り用突き部材は通常、用紙に対して傷、汚れが発生させないように、表面が平滑に仕上げられているので、中折りしない時は、用紙のガイド部材として兼用することができ、そのために別途ガイド部材を設ける必要がなく、装置のコスト低減に寄与する。
【0051】
また、請求項5に記載の発明によれば、中綴じ処理時に綴じ処理補助部材を用紙束の裏面を押圧する位置に移動するようにしたので、用紙を整合装置に搬入し整合する時は、用紙の搬入、整合の妨げにならず、中綴じ処理時には用紙束の裏面側から押圧した状態で中綴じ処理されるので、中綴じされる用紙束のずれの発生を防止できる。
【0052】
また、請求項6に記載の発明によれば、排紙ガイド部材を、複数の中折りローラの移動に同期して、中折りする時は、中折りされる用紙の上部をガイドする位置に移動させ、中折りしない時は、搬送される用紙をガイドする位置に移動させるようにしたので、ガイド部材が中折りローラの移動とともに確実に中折りする時と中折りしない時とに切り換えることができるとともに、ガイド部材を中折りする時と中折りしない時のガイド部材として兼用することができ、装置の簡素化とコストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わる用紙処理装置の側面断面図である。
【図2】図1に示すジョガーフェンス9,9’および戻しローラ5による用紙揃えの状況を示す図である。
【図3】図1に示すステープル装置11の具体的構成を示す図である。
【図4】図1に示す放出ベルト40による放出処理の状況を示す図である。
【図5】図1に示す用紙処理装置の中綴じ処理の状況を示す図である。
【図6】図1に示す用紙処理装置の中綴じ処理の状況を示す図である。
【図7】図1に示す用紙処理装置の中綴じ機構の具体的構成を示す図である。
【図8】図1に示すアンビル104,104’を中綴じに先立って紙面方向へ移動する必要性を説明する図である。
【図9】図1に示す用紙処理装置の用紙サイズ毎の中綴じ位置を説明する図である。
【図10】図1に示す用紙処理装置における、中綴じ後、中折りして用紙50を排出する状況を示す図である。
【図11】図1に示す用紙処理装置における、中綴じ後、中折りして用紙50を排出する状況を示す図である。
【図12】図1に示す用紙処理装置の中折り機構の具体的構成を示す図である。
【図13】中折りしない時の図1に示す中折りローラユニット90と排紙ガイド板70との連動機構の状態を示す図である。
【図14】中折りする時の図1に示す中折りローラユニット90と排紙ガイド板70との連動機構の状態を示す図である。
【図15】図13および図14に示す中折りローラユニット90の回動機構の具体的構成を示す図である。
【図16】図1に示す中折りローラユニット90のローラ圧の解除機構の具体的構成を示す図である。
【符号の説明】
2 上搬送ローラ
3 排紙ローラ
4 下搬送ローラ
5 戻しローラ
6 紙送りローラ(ブラシローラ)
8 分岐爪
9,9’ジョガーフェンス
11 ステープル装置
12 排紙トレイ
40 放出ベルト
41 放出ベルト爪
62 折りプレスローラ
63 折り用駆動ローラ
70 排紙ガイド板
80 折り用突きナイフ
90 中折り用ローラユニット
103,103’ 中綴じ用ステープル装置
104,104’ アンビル
Claims (6)
- 搬入された用紙を処理または処理しないで排出する用紙処理装置において、
前記処理されない用紙を排出または処理された用紙を中折りまたは中折りしないで排出する排出機構と、前記搬入された用紙を揃える整合装置と、前記揃えられた用紙の端部を綴じる第1の綴じ装置と、前記揃えられた用紙の長手方向中央部を綴じる第2の綴じ装置と、前記第1の綴じ装置によって綴じ処理された用紙を中折りすることなく前記排出機構から排出するモ−ドと前記第2の綴じ装置によって綴じ処理された用紙を中折りまたは中折りしないで前記排出機構から排出するモ−ドとを切り換え可能に設けたことを特徴とする用紙処理装置。 - 請求項1において、
前記第1の綴じ装置は、前記整合装置の下部に設けられ、前記第2の綴じ装置は、前記整合装置において揃えられる最大サイズの用紙の長手方向中央部の綴じが可能な前記整合装置の中間部に設けられることを特徴とする用紙処理装置。 - 請求項1ないしは請求項2のいずれか1つの請求項において、
前記排出機構は、前記中折りするための、互いの間で加圧可能に設けられた複数の中折りローラと、前記複数の中折りローラ間に中折りすべき用紙を突き出す中折り用突き部材とを備え、前記複数の中折りローラは、中折りする時は、中折りすべき用紙の搬送方向と前記複数の中折りローラのそれぞれの回転中心を結ぶ線とが交差する位置に移動し、中折りしない時は、前記交差しない位置に移動することを特徴とする用紙処理装置。 - 請求項1ないしは請求項3のいずれか1つの請求項において、
前記中折り用突き部材は、中折りしない時は、用紙の搬送用部材として使用することを特徴とする用紙処理装置。 - 請求項1ないしは請求項4のいずれか1つの請求項において、
前記第2の綴じ装置に、綴じ処理される用紙束の裏面側にあって綴じ処理される位置に対向する位置に綴じ処理補助部材を設け、綴じ処理時、前記綴じ処理補助部材を前記用紙束の裏面を押圧する位置に移動することを特徴とする用紙処理装置。 - 請求項3ないしは請求項5のいずれか1つの請求項において、
前記排出機構に、前記複数の中折りローラの移動に同期して、中折りする時は、中折りされる用紙の上部をガイドする位置に移動し、中折りしない時は、搬送される用紙をガイドする位置に移動するガイド部材を設けたことを特徴とする用紙処理装置。
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