JP3711854B2 - 渦電流式減速装置のアクチュエータ - Google Patents

渦電流式減速装置のアクチュエータ Download PDF

Info

Publication number
JP3711854B2
JP3711854B2 JP2000288669A JP2000288669A JP3711854B2 JP 3711854 B2 JP3711854 B2 JP 3711854B2 JP 2000288669 A JP2000288669 A JP 2000288669A JP 2000288669 A JP2000288669 A JP 2000288669A JP 3711854 B2 JP3711854 B2 JP 3711854B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
actuator
cylinder
eddy current
braking
piston rod
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2000288669A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002101639A (ja
Inventor
泰徳 谷
敬一 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP2000288669A priority Critical patent/JP3711854B2/ja
Priority to US09/778,882 priority patent/US6725982B2/en
Priority to EP01102942A priority patent/EP1124311B1/en
Priority to DE60140227T priority patent/DE60140227D1/de
Priority to KR10-2001-0006299A priority patent/KR100394053B1/ko
Publication of JP2002101639A publication Critical patent/JP2002101639A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3711854B2 publication Critical patent/JP3711854B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dynamo-Electric Clutches, Dynamo-Electric Brakes (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、制動補助装置としてバスやトラック等の大型自動車に取付けられる渦電流式減速装置のON−OFF切換装置を構成するアクチュエータに係り、特に渦電流式減速装置の制動力を多段階に切り換えることが可能な複数位置動作型のアクチュエータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、バスやトラック等の大型自動車には、下り勾配路でのフットブレーキの使用回数を減少させて、ライニングの異常摩耗やフェード現象を防止すると共に、制動停止距離を短縮することを目的として、主ブレーキであるフットブレーキや補助ブレーキである排気ブレーキの他に渦電流式減速装置が取付けられるようになってきた。そして、この渦電流式減速装置も、最近では、特開平1−298948号等のように、磁極として永久磁石を使用し、制動時に通電を必要としないものが多くなってきている。
【0003】
この永久磁石式の渦電流式減速装置は、現在では、単列旋回方式と二列旋回方式のものが考案されている。
このうち、単列旋回方式のものは、例えば図13に示したように、軸受けケース1に固定支持されたアルミニウム等の非磁性体からなる支持体2に磁石支持リング3を軸受4を介して回動自在に軸支し、この磁石支持リング3の外周面に、上下磁極面が回転軸5に対し直角方向の断面において円弧面をなす複数個の永久磁石6を等間隔に配設すると共に、この磁石支持リング3に取着した各永久磁石6群の表面に対向して強磁性体からなる複数枚のスイッチ板7を非磁性体の支持部材を介して等間隔に円周配置して支持体2に一体に取着した構成である。そして、ロータ8を回転軸5に嵌着し、その円筒部8aを所定の空隙をもってスイッチ板7に対向させると共に、支持体2には磁石支持リング3を回動させるための駆動装置を円周上に配設している。
【0004】
また、二列旋回方式のものは、例えば図14に示したように、軸受けケース1に固定支持されたアルミニウム等の非磁性体からなる支持体2に2つの磁石支持リングを設け、このうち一方を支持体2に固定支持し、他方を軸受4を介して回転が自在なように軸支して、これら固定支持リング3a及び回動支持リング3bの外周面に、上下磁極面が回転軸5に対し直角方向の断面において円弧面をなす複数個の永久磁石6a,6bを等間隔に配設すると共に、これら固定支持リング3a及び回動支持リング3bに取着した各永久磁石6a,6b群の表面に対向して、強磁性体からなるスイッチ板7の複数枚を非磁性体の支持部材を介して等間隔に円周配置して支持体2に一体に取着した構成である。そして、ロータ8を回転軸5に嵌着し、その円筒部8aを所定の空隙をもってスイッチ板7に対向させると共に、支持体2には回動支持リング3bを回動させるための駆動装置を円周上に配設している。
【0005】
このような永久磁石式の渦電流式減速装置にあっては、磁石支持リング3や回動支持リング3bの回動機構は、磁石支持リング3や回動支持リング3bの側面から突出したヨークリンク9を介して、油圧シリンダやエアーシリンダといったアクチュエータや電動モータなどの駆動源と連接したものなど多岐にわたるが、既設の圧縮エアー源を保有しているトラックやバスなどでは、上記圧縮エアーを利用するエアーシリンダ駆動の回動機構が多く用いられており、また、駆動用シリンダとしては複動型のものが多く用いられている。
【0006】
上記したアクチュエータのうち、例えば2段階に制動力を切り換えることが可能な二列旋回方式の渦電流式減速装置駆動用の3位置動作型アクチュエータとして、実開平6−48386号では、図15に示したように、段付シリンダ11に段付ピストン12を嵌挿し、該段付ピストン12の小径端に開口するシリンダにピストン13を嵌挿し、該ピストン13に結合したロツド14を前記段付ピストン12の閉鎖端壁と前記段付シリンダ11の大径端壁を貫通して外部へ突出させた構成となし、段付シリンダ11の両端室へ圧縮エアーを選択的に供給することで、前記ロツド14に連結した前記渦電流式減速装置を構成する可動支持リングを制動OFF位置、部分制動位置、制動ON位置の3位置に回動可能なように構成したものを提案している。
【0007】
ところで、上記した駆動には、ロータと磁石支持リング(又は固定支持リング、回動支持リング)からなる磁気回路により発生する磁気的吸引力より大きな力が必要であるが、アクチュエータ駆動では、制動OFFの状態から磁石支持リング(或いは回動支持リング)を回動させて、制動ONの状態に保持し、その後に制動ONの状態から磁石支持リング(或いは回動支持リング)を回動して制動OFFの状態に保持するのに必要な所要力は、図16に示すように、磁石支持リング(或いは回動支持リング)の移動位置によって変化し、0点で示す制動OFFからE点で示す制動ONの状態に至る間で最大(A点)となる。従って、採用するアクチュエータにはA点における所要力以上の推力を備えることが必要となる一方、制動を解除するのに必要な推力(B点における所要力)は、図16より明らかなように、上記した制動時に必要な推力(A点における所要力)よりも小さくて良い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従って、渦電流式減速装置の駆動用として図15に示したような3位置動作型アクチュエータを採用し、図16のA〜E点の間に部分制動位置Mを設定した場合には、この部分制動位置Mでのピストン13の停止保持を、磁石支持リング(或いは回動支持リング)が受ける制動トルク反力と、磁石の重なり状態と極性によって生じる磁気的な反発力(吸引力)を合せた磁石支持リング(或いは回動支持リング)が受ける外力に対し、これより大きな保持力として段付ピストン12とその中空部に嵌挿したピストン13を図15(b)に示したように押し付けあい、これらの力の差でもって部分制動位置Mでの位置保持力としていることから、以下に説明するような問題が発生する。
【0009】
先ず、図16における0点で示す制動OFFの状態から部分制動位置Mまで作動させる場合には、A点を超える推力が発生できるだけの径を有するピストン13が必要であるのみならず、この部分制動位置Mでピストン13を停止保持するためには、ピストン13の推力を受け止めることができるだけの径を有する段付ピストン12が必要になる。
【0010】
すなわち、図15に示したような3位置動作型アクチュエータを採用した場合、部分制動位置Mでの安定性を向上させるためには、段付ピストン12の径をピストン13の径より大きくする必要があることから、エアーの消費が過剰になり、また、アクチュエータの径が大きくなって車両への搭載性が悪くなるという問題が発生する。
【0011】
反対に、図16におけるE点で示す制動ONの状態から部分制動位置Mまで作動させる場合にも、ピストン13の反力に抗して部分制動位置Mへ作動させて保持するためには、必要以上に大きな径の段付ピストン12が必要になり、エアーの消費が過剰になり、また、アクチュエータの径が大きくなって車両への搭載性が悪くなるという問題が発生する。
【0012】
また、上記した磁石支持リング(或いは回動支持リング)が受ける外力は、制動ドラムの回転速度によって変化するので、中間停止位置での位置保持力が十分に得られないと、低速時或いは高速時といった一部の回転速度域での3位置への移動に際し、応答性が低下したり、移動に支障をきたすことになるという問題もある。
【0013】
加えて、同じ外径寸法で同じ制動力を発生する渦電流式制動装置の場合、単列旋回方式と二列旋回方式の磁石旋回所要力は図17に示したようになって、二列旋回方式(図1に実線で示す)に比べて単列旋回方式(図17に破線で示す)のほうが制動OFFから制動ONに作動させた場合のピーク(A点)が10〜30%程度高くなる。従って、二列旋回方式用として提案された図15に示したような3位置動作型アクチュエータを単列旋回方式の渦電流式減速装置に適用した場合には、さらに大きな径のピストン13や段付ピストン12を使用しなければならなくなって、エアーの消費量や車両への搭載性の点でさらに不利になる。
【0014】
本発明は、上記した従来の3位置動作型アクチュエータにあった問題点に鑑みてなされたものであり、過剰なエアーを必要とすることなく部分制動位置での位置保持を良好に行なえるだけの推力を得ることができ、しかも、二列旋回方式はもとより単列旋回方式の渦電流式減速装置であっても搭載が可能なように外径寸法を小さくできる複数位置動作型のアクチュエータを提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明に係る渦電流式減速装置のアクチュエータは、
ピストンロッドを共有する第1のアクチュエータ第2のアクチュエータから構成され、第2のアクチュエータにおけるピストンロッドの移動は、第2のアクチュエータのピストンロッド突出側と反対側の端部から、同じくピストンロッド突出側と反対側の端部が突出すべく設けられた第1のアクチュエータ自体が、第2のアクチュエータのシリンダ内を移動することにより行われるよう構成したり、また、一方側がシリンダに内挿され、他方側がシリンダより突出するピストンロッドに2つの自由ピストンを相対移動自在に外嵌させると共に、この2つの自由ピストンを内嵌する前記シリンダの内周面中間位置と前記ピストンロッドの中間における両自由ピストン間には夫々ストッパーを設けた構成としている。そして、このようにすることで、過剰なエアーを必要とすることなく部分制動位置での位置保持に必要な推力を得ることができ、しかも、シリンダの外径寸法を小さくすることができるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明に係る第一の渦電流式減速装置のアクチュエータは、渦電流式減速装置のON−OFF切換装置を構成するアクチュエータであって、
ピストンロッドを共有する第1のアクチュエータ第2のアクチュエータから構成され、
第2のアクチュエータにおけるピストンロッドの移動は、第2のアクチュエータのピストンロッド突出側と反対側の端部から、同じくピストンロッド突出側と反対側の端部が突出すべく設けられた第1のアクチュエータ自体が、第2のアクチュエータのシリンダ内を移動することにより行われるよう構成されたものである。
【0017】
本発明に係る第一の渦電流式減速装置のアクチュエータによれば、ピストンロッドが突出限位置で、第1のアクチュエータが第2のアクチュエータのシリンダ内における退入限位置にある部分制動位置では、第1のアクチュエータが独立していることから、第1のアクチュエータと第2のアクチュエータは互に力を作用させることがなく、第1のアクチュエータに対する第2のアクチュエータの径をさほど大きくしなくても部分制動位置における保持安定性が良くなる。
【0018】
但し、上記した本発明に係る第一の渦電流式減速装置のアクチュエータにおいては、制動OFFから制動ONへの作動や、制動ONから制動OFF迄への作動に要する推力を増加させるには第1のアクチュエータの径を大きくする必要があることから、必然的に第1のアクチュエータを内挿する第2のアクチュエータの径も大きくなって、車両への搭載スペース上問題が発生する場合が起こりえる。
【0019】
従って、上記した本発明に係る第一の渦電流式減速装置のアクチュエータを構成する第1のアクチュエータを複数に分割して直列状に配置することにより、前記推力の増加に関わらず、第1のアクチュエータの径を小さく維持することができるようになる。
【0020】
また、本発明に係る第二の渦電流式減速装置のアクチュエータは、渦電流式減速装置のON−OFF切換装置を構成するアクチュエータであって、一方側がシリンダに内挿され、他方側がシリンダより突出するピストンロッドに2つの自由ピストンを相対移動自在に外嵌させると共に、この2つの自由ピストンを内嵌する前記シリンダの内周面中間位置と前記ピストンロッドの中間における両自由ピストン間には夫々ストッパーを設けたものである。
【0021】
本発明に係る第二の渦電流式減速装置のアクチュエータによれば、2つの自由ピストンがシリンダの内周面中間位置とピストンロッドの中間に設けた両ストッパーを両側から挟む部分制動位置では、2つの自由ピストンの移動はシリンダの内周面中間位置に設けたストッパーによって拘束され、また、ピストンロッドの移動は前記ストッパーによって拘束された2つの自由ピストンによって拘束されるので、部分制動位置における保持安定性が良くなる。
【0022】
加えて、本発明に係る第二の渦電流式減速装置のアクチュエータによれば、部分制動位置における保持がシリンダ内の圧力差ではなく、シリンダの内周面中間位置に設けたストッパーによってなされるので、両端室のシリンダ径は作動所要力の特性に応じた自由なサイズを個別に選択することができるようになって、過剰なエアーが不要になり、しかも、車両への搭載性が向上する。
【0023】
上記した本発明に係る第一や第二の渦電流式減速装置のアクチュエータを、対を成す2個のアクチュエータを用いて制動ON−OFFの切換を行なうようにしたON−OFF切換装置における一方のアクチュエータとして採用した場合には、対をなすアクチュエータの補助がないと、部分制動位置から制動OFFや制動ONへの作動を行なうことができない。
【0024】
従って、上記した本発明に係る第一の渦電流式減速装置のアクチュエータにおける第1のアクチュエータと第2のアクチュエータの両シリンダ間及び第1のアクチュエータにおけるピストンロッド側受圧室にばねを設けた場合や、第1のアクチュエータと第2のアクチュエータの両シリンダ間及び複数に分割した第1のアクチュエータにおける少なくとも何れか一つのピストンロッド側受圧室にばねを設けた場合、或いは、第二の渦電流式減速装置のアクチュエータにおける2つの自由ピストン間にばねを介装した場合には、対を成す2個のアクチュエータを用いて制動ON−OFFの切換を行なうようにしたON−OFF切換装置の一方に採用した場合であっても、対をなすアクチュエータの補助を必要とすることなく、部分制動位置から制動OFFや制動ONへの作動が行なえるようになる。
【0025】
なお、本発明に係る第一や第二の渦電流式減速装置のアクチュエータを、1つのアクチュエータのみで、制動ON−OFFの切換を行なうようにしたON−OFF切換装置に適用した場合には、部分制動位置から制動ONや制動OFFへの作動は、磁気的な反発力(吸引力)や制動トルク反力、若しくは、その両方を利用して戻すことになる。
【0026】
【実施例】
以下、本発明に係る渦電流式減速装置のアクチュエータを図1〜図12に示す実施例に基づいて説明する。
図1は渦電流式減速装置のON−OFF切換装置を構成する対を成す一方のシリンダとして本発明に係る第一のアクチュエータを、他方のシリンダとして1段シリンダを採用した場合における制動OFFの説明図、図2は図1の部分制動位置の説明図、図3は図1の制動ONの説明図、図4は本発明に係る第一の渦電流式減速装置のアクチュエータの第2実施例の説明図で、(a)は制動OFFの説明図、(b)は部分制動位置の説明図、(c)は制動ONの説明図、図5〜図7は渦電流式減速装置のON−OFF切換装置を構成する対を成す一方のシリンダとして本発明に係る第一のアクチュエータの第3実施例を、他方のシリンダとして1段シリンダを採用した場合の図1〜図3と同様の説明図、図8は本発明に係る第一の渦電流式減速装置のアクチュエータの第4実施例の図4と同様の説明図、図9〜図11は本発明に係る第二のアクチュエータを採用した場合の図1〜図3と同様の図、図12は本発明に係る第二の渦電流式減速装置のアクチュエータの図4と同様の説明図である。
【0027】
図1〜図3において、21は第1のアクチュエータ22と第2のアクチュエータ23とからなる本発明に係る第一のアクチュエータであり、第1のアクチュエータ22におけるシリンダ22aのピストン22cと反対側のピストンロッド22bが突出する側を、第2のアクチュエータ23を構成するシリンダ23a内に移動が自在なように内装し、第1のアクチュエータ22のピストンロッド22bを第2のアクチュエータ23のシリンダ23aから突出させた構成、すなわち、本発明に係る第一のアクチュエータでは、第1のアクチュエータ22と第2のアクチュエータ23は夫々独立しており、かつ、第1のアクチュエータ22が第2のアクチュエータ23のピストンの代わりをなすと共に、第1のアクチュエータ22のピストンロッド22bが第2のアクチュエータ23のピストンロッドを兼ねているのである。
【0028】
このような構成の本発明に係る第一のアクチュエータ21を、先に図13で説明した単列旋回方式の渦電流式減速装置Rや、図14で説明した二列旋回方式の渦電流減速装置R’の、磁石支持リング或いは回動支持リングを回動するために、磁石支持リング或いは回動支持リングの対向する位置に配置した対を成す一方のシリンダとして採用し、他方のシリンダとして1段シリンダ15を配置した渦電流式減速装置R又はR’のON−OFF切換装置の概略構成を示したのが図1〜図3である。
【0029】
このような構成の本発明に係る第一のアクチュエータ21を一方のシリンダとして採用し、他方のシリンダとして1段シリンダ15を配置した渦電流式減速装置R又はR’のON−OFF切換装置では、図3に示した制動ONから図1に示した制動OFFまで磁石支持リング或いは回動支持リングを回動する場合には、図1に示したように、第一のアクチュエータ21と1段シリンダ15のポート口Aから例えば圧縮エアーを供給し、ポート口Bから圧縮エアーを吐き出させる。
【0030】
これにより、本発明に係る第一のアクチュエータ21では、第1のアクチュエータ22のシリンダ22aを図3に示した状態からストロークL1だけ図1の紙面右側に移動させる方向に力が働き、L1以降は1段シリンダ15のみによって第1のアクチュエータ22のピストンロッド22bが図3に示した状態から紙面右側に移動することになる。
【0031】
この図1に示した制動OFFから図2に示した部分制動位置まで磁石支持リング或いは回動支持リングを回動する場合には、図2に示したように、第一のアクチュエータ21と1段シリンダ15のポート口A及びポート口Bから圧縮エアーを供給する。
【0032】
これにより、本発明に係る第一のアクチュエータ21では、ピストンロッド22bのみが図1に示した状態から紙面左側にシリンダ22a端まで移動し、図2に示した部分制動位置で保持されることになる。そして、この部分制動位置では、本発明に係る第一のアクチュエータ21は、第1のアクチュエータ22が独立していることから、第1のアクチュエータ22と第2のアクチュエータ23は互に力を作用させることがなく、部分制動位置における保持安定性が良くなる。加えて、第2のアクチュエータ23の径は第1のアクチュエータ22を移動が自在なように内装できさえすれば、第1のアクチュエータ22に対する第2のアクチュエータ23の径をさほど大きくしなくても良い。
【0033】
この図2に示した部分制動位置から図3に示した制動ONまで磁石支持リング或いは回動支持リングを回動する場合には、図3に示したように、第一のアクチュエータ21と1段シリンダ15のポート口Bから圧縮エアーを供給し、ポート口Aから圧縮エアーを吐き出させる。
【0034】
これにより、本発明に係る第一のアクチュエータ21では、1段シリンダ15によって第1のアクチュエータ22のシリンダ22aが図2の状態からストロークL1だけ図2の紙面左側に移動することになる。
【0035】
本発明に係る第一のアクチュエータ21を、図1〜図3に示したように、渦電流式減速装置R又はR’のON−OFF切換装置を構成する対を成す一方のシリンダとして採用した場合においては、部分制動位置から制動OFFや制動ONへの作動は、上記したように対をなす1段シリンダ15の補助によって行なうことになる。しかしながら、図4に示したように、第1のアクチュエータ22と第2のアクチュエータ23の両シリンダ間及び第1のアクチュエータ22におけるピストンロッド22b側受圧室に夫々例えばコイルスプリング24a,24bを設けた場合には、図1〜図3のような構成のON−OFF切換装置であっても、1段シリンダ15の補助を必要とすることなく、図4(a)に示した制動OFFから図4(b)に示した部分制動位置を経て図4(c)に示した制動ONへの作動や、その逆の作動が行なえるようになる。これが本発明に係る第一のアクチュエータ21の第2実施例である。
【0036】
本発明に係る第一のアクチュエータ21やその第2実施例においては、上記したように部分制動位置での保持安定性が優れるとは言うものの、制動OFFから制動ONへ作動させる場合や、制動ONから制動OFFへ作動させるのに要する推力を増加させるためには第1のアクチュエータ22の径を大きくする必要があることから、必然的に第1のアクチュエータ22を内挿する第2のアクチュエータ23の径も大きくなる。従って、車両への搭載スペースの点で問題が発生する場合が起こりえる。
【0037】
そこで、本発明に係る第一のアクチュエータ22を構成する第1のアクチュエータ22を、図5〜図7に示したように、例えば2つに分割して直列状に配置することにより、前記推力を増加させた場合にも、第1のアクチュエータの径を可及的に小さくすることができるようになる。これが、本発明に係る第一のアクチュエータ22の第3実施例である。
【0038】
この本発明に係る第一のアクチュエータ22の第3実施例における図5に示した制動OFFから図6に示した部分制動位置を経て図7に示した制動ONへの作動や、その逆の作動は、2つに分割して直列状に配置した第1のアクチュエータ22夫々のポート口Aやポート口Bについて同時に圧縮エアーの給排気を行う以外は、上記した図1〜図3に示した本発明に係る第一のアクチュエータ22の場合と同様である。
【0039】
この本発明に係る第一のアクチュエータ21の第3実施例においても、図5〜図7に示したように、渦電流式減速装置のON−OFF切換装置を構成する対を成す一方のシリンダとして採用した場合においては、制動OFFから制動ON迄への作動や、制動ONから制動OFF迄への作動をこれのみで行なうことができず、対をなす1段シリンダ15の補助が必要になることは図1〜図3に示した本発明に係る第一のアクチュエータ21と同様である。
【0040】
従って、この図5〜図7に示した本発明に係る第一のアクチュエータ21の第3実施例の場合にも、1段シリンダ15の補助がなくても、制動OFFから制動ONへの作動や、その逆の作動が行なえるようにするためには、図8に示したように、第1のアクチュエータ22と第2のアクチュエータ23の両シリンダ間及び複数に分割した第1のアクチュエータ22における例えば第2のアクチュエータ23と離反した側のピストンロッド側受圧室にスプリング24a,24bを設ければ良い。
【0041】
このようにすることで、1段シリンダ15の補助がなくても、図8(a)に示した制動OFFから図8(b)に示した部分制動位置を経て図8(c)に示した制動ONへの作動や、その逆の作動が行なえるようになる。これが本発明に係る第一のアクチュエータ21の第4実施例である。
【0042】
本発明に係るアクチュエータは上記した実施例に限らず、図9〜図11に示したような構成のものでも良い。
すなわち、図9〜図11において、31は本発明に係る第二のアクチュエータであり、中間位置にストッパー32aを突出状に張り出させたピストンロッド32と、内周面中間位置にストッパー33aを設けたシリンダ33と、前記ピストンロッド32におけるシリンダ33への内挿側に、前記ストッパー32aを挟んで、しかも、前記ストッパー33aを挟んだシリンダ33内において夫々相対移動が自在となるように外嵌された2つの自由ピストン34a,34bとで構成されている。なお、32bはピストンロッド32におけるシリンダ33への内挿側端部に設けた自由ピストン34bの抜け止め用大径部、33bはシリンダ33のストッパー33a部に設けた大気開放孔である。
【0043】
このような構成の本発明に係る第二のアクチュエータ31を、上記した本発明に係る第一のアクチュエータ21と同様に、図13で説明した単列旋回方式の渦電流式減速装置Rや、図14で説明した二列旋回方式の渦電流減速装置R’の、磁石支持リング或いは回動支持リングを回動するために、磁石支持リング或いは回動支持リングの対向する位置に配置した対を成す一方のシリンダとして採用し、他方のシリンダとして1段シリンダ15を配置した渦電流式減速装置R又はR’のON−OFF切換装置の概略構成を示したのが図9〜図11である。
【0044】
このような構成の本発明に係る第二のアクチュエータ31を一方のシリンダとして採用し、他方のシリンダとして1段シリンダ15を配置した渦電流式減速装置R又はR’のON−OFF切換装置では、図11に示した制動ONから図9に示した制動OFFまで磁石支持リング或いは回動支持リングを回動する場合には、図9に示したように、シリンダ33と1段シリンダ15のポート口Aから例えば圧縮エアーを供給し、ポート口Bから圧縮エアーを吐き出させる。
【0045】
これにより、本発明に係る第二のアクチュエータ31では、自由ピストン34aを図11に示した状態から紙面右側に移動させる方向に力が働き、自由ピストン34aとピストンロッド32は、自由ピストン34aがシリンダ33のストッパー33aに当接するまでのストロークL1は一緒に移動し、自由ピストン34aがシリンダ33のストッパー33aに当接した後は、1段シリンダ15のみによってピストンロッド32が自由ピストン34bを押して図9に示した位置まで紙面右側に移動することになる。
【0046】
この図9に示した制動OFFから図10に示した部分制動位置まで磁石支持リング或いは回動支持リングを回動させる場合には、図10に示したように、シリンダ33と1段シリンダ15のポート口A及びポート口Bから圧縮エアーを供給する。
【0047】
これにより、本発明に係る第二のアクチュエータ31では、自由ピストン34bに押されたピストンロッド32は、図9に示した状態から紙面左側に向けて自由ピストン34bがシリンダ33のストッパー33aに当接するまで移動し、図10に示した部分制動位置で保持されることになる。
【0048】
そして、この図10に示した部分制動位置では、本発明に係る第二のアクチュエータ31は、2つの自由ピストン34a,34bの移動はシリンダ33の内周面中間位置に設けたストッパー33aによって拘束され、また、ピストンロッド32の移動は前記ストッパー33aによって拘束された2つの自由ピストン34a,34bによって拘束されるので、部分制動位置における保持安定性が良くなる。
【0049】
加えて、本発明に係る第二の渦電流式減速装置のアクチュエータ31によれば、部分制動位置における保持がシリンダ33内の圧力差ではなく、シリンダ33の内周面中間位置に設けたストッパー33aによってなされるので、両端室のシリンダ径は作動所要力の特性に応じた自由なサイズを個別に選択することができるようになって、過剰なエアーが不要になり、しかも、車両への搭載性が向上する。
【0050】
この図10に示した部分制動位置から図11に示した制動ONまで磁石支持リング或いは回動支持リングを回動する場合には、図11に示したように、シリンダ33と1段シリンダ15のポート口Bから圧縮エアーを供給し、ポート口Aから圧縮エアーを吐き出させる。
【0051】
これにより、本発明に係る第二のアクチュエータ31では、自由ピストン34bによってピストンロッド32が図10に示した状態からピストンロッド32の大径部32bが自由ピストン34bに当接するストロークL2だけ図10の紙面左側に移動し、その後は1段シリンダ15の力のみによって図11に示した位置までピストンロッド32を移動させることになる。
【0052】
この本発明に係る第二のアクチュエータ31においても、図9〜図11に示したように、渦電流式減速装置R又はR’のON−OFF切換装置を構成する対を成す一方のシリンダとして採用した場合においては、制動OFFから制動ON迄への作動や、制動ONから制動OFF迄への作動をこれのみで行なうことができず、対をなす1段シリンダ15の補助が必要になることは図1〜図3や図5〜図7に示した本発明に係る第一のアクチュエータ21と同様である。
【0053】
従って、この図9〜図11に示した本発明に係る第二のアクチュエータ31の場合にも、1段シリンダ15の補助がなくても、制動OFFから制動ONへの作動や、その逆の作動が行なえるようにするためには、図12に示したように、2つの自由ピストン34a,34b間に例えばコイルスプリング35を介装すれば良い。
【0054】
このようにすることで、1段シリンダ15の補助がなくても、図12(a)に示した制動OFFから図12(b)に示した部分制動位置を経て図12(c)に示した制動ONへの作動や、その逆の作動が行なえるようになる。これが本発明に係る第二のアクチュエータ31の他の実施例である。
【0055】
以上説明したように、本発明に係るアクチュエータ21,31を渦電流式減速装置R又はR’のON−OFF切換装置を構成するアクチュエータとして採用した場合には、図16における0点で示す制動OFFの状態から部分制動位置Mまで作動させる場合には、ピストン22c(シリンダ22a)やピストン34b(シリンダ33)の径は、A点を超える推力が発生できるだけの径があればよく、第2のアクチュエータ23のシリンダ23aの径や自由ピストン34a(シリンダ33)の径は無関係である。
【0056】
反対に、図16におけるE点で示す制動ONの状態から部分制動位置Mまで作動させる場合にも、第2のアクチュエータ23のシリンダ23aの径や自由ピストン34a(シリンダ33)の径は、B点を超える推力が発生できるだけの径があればよく、ピストン22c(シリンダ22a)や自由ピストン34b(シリンダ33)の径は無関係である。
【0057】
すなわち、本発明に係るアクチュエータ21,31を渦電流式減速装置R又はR’のON−OFF切換装置を構成するアクチュエータとして採用した場合には、ピストン22c(シリンダ22a)や自由ピストン34b(シリンダ33)の径は、A点を超える推力が、また、第2のアクチュエータ23のシリンダ23aの径や自由ピストン34a(シリンダ33)の径は、B点を超える推力が発生できるだけの径があればよいので、エアーの消費が少なくでき、また、アクチュエータの径も小さくできて単旋回方式に採用した場合であっても、車両への搭載性が良くなる。
【0058】
本発明に係るアクチュエータ21,31を適用するのは上記した構成のON−OFF切換装置に限らないことは言うまでもない。例えばポート口A及びポート口Bに圧縮エアーを給排する配管に夫々切換弁を介設した1つのアクチュエータのみで、制動ON−OFFの切換を行なうようにしたON−OFF切換装置に適用した場合には、中間位置から制動ONや制動OFFへの作動は、磁気的な反発力(吸引力)や制動トルク反力、若しくは、その両方を利用して戻すことになるので、上記した図4、図8及び図12に示したようなコイルスプリング24a,24b,35を設けなくても良くなる。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明係るアクチュエータによれば、過剰なエアーを必要とすることなく部分制動位置で位置保持を良好に行なえるだけの推力を得ることができ、しかも、二列旋回方式はもとより大きな推力を必要とする単列旋回方式の渦電流式減速装置であっても、搭載が可能なように外径寸法を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 電流式減速装置のON−OFF切換装置を構成する対を成す一方のシリンダとして本
発明に係る第一のアクチュエータを、他方のシリンダとして1段シリンダを採用した場合
における制動OFFの説明図である。
【図2】図1の部分制動位置の説明図である。
【図3】図1の制動ONの説明図である。
【図4】本発明に係る第一の渦電流式減速装置のアクチュエータの第2実施例の説明図で、(a)は制動OFFの説明図、(b)は部分制動位置の説明図、(c)は制動ONの説明図である。
【図5】渦電流式減速装置のON−OFF切換装置を構成する対を成す一方のシリンダとして本発明に係る第一のアクチュエータの第3実施例を、他方のシリンダとして1段シリンダを採用した場合における制動OFFの説明図である。
【図6】図5の部分制動位置の説明図である。
【図7】図5の制動ONの説明図である。
【図8】本発明に係る第一の渦電流式減速装置のアクチュエータの第4実施例における図4と同様の説明図である。
【図9】渦電流式減速装置のON−OFF切換装置を構成する対を成す一方のシリンダとして本発明に係る第二のアクチュエータを、他方のシリンダとして1段シリンダを採用した場合における制動OFFの説明図である。
【図10】図9の部分制動位置の説明図である。
【図11】図9の制動ONの説明図である。
【図12】本発明に係る第二の渦電流式減速装置のアクチュエータの他の実施例における図4と同様の説明図である。
【図13】単列旋回方式渦電流式減速装置の構造説明図である。
【図14】二列旋回方式渦電流式減速装置の構造説明図である。
【図15】実開平6−48386号で提案された3位置動作型アクチュエータの説明図で、(a)は渦電流式減速装置のON−OFF切換装置を構成するシリンダとして採用した場合における制動OFFの説明図、(b)は同じく部分制動位置の説明図である。
【図16】渦電流式減速装置における磁石旋回所要力を説明する図である。
【図17】単列旋回方式と二列旋回方式の渦電流式減速装置における磁石旋回所要力を比較した図である。
【符号の説明】
21 第一のアクチュエータ
22 第1のアクチュエータ
22a シリンダ
22b ピストンロッド
23 第2のアクチュエータ
23a シリンダ
24a コイルスプリング
24b コイルスプリング
31 第二のアクチュエータ
32 ピストンロッド
32a ストッパー
33 シリンダ
33a ストッパー
34a 自由ピストン
34b 自由ピストン
35 コイルスプリング

Claims (6)

  1. 渦電流式減速装置のON−OFF切換装置を構成するアクチュエータであって、
    ピストンロッドを共有する第1のアクチュエータ第2のアクチュエータから構成され、
    第2のアクチュエータにおけるピストンロッドの移動は、第2のアクチュエータのピストンロッド突出側と反対側の端部から、同じくピストンロッド突出側と反対側の端部が突出すべく設けられた第1のアクチュエータ自体が、第2のアクチュエータのシリンダ内を移動することにより行われるよう構成されていることを特徴とする渦電流式減速装置のアクチュエータ。
  2. 請求項1記載のアクチュエータを構成する第1のアクチュエータと第2のアクチュエータの両シリンダ間及び第1のアクチュエータにおけるピストンロッド側受圧室にばねを設けたことを特徴とする渦電流式減速装置のアクチュエータ。
  3. 請求項1記載のアクチュエータを構成する第1のアクチュエータを複数に分割して直列状に配置したことを特徴とする渦電流式減速装置のアクチュエータ。
  4. 請求項3記載のアクチュエータを構成する第1のアクチュエータと第2のアクチュエータの両シリンダ間及び複数に分割した第1のアクチュエータにおける少なくとも何れか一つのピストンロッド側受圧室にばねを設けたことを特徴とする渦電流式減速装置のアクチュエータ。
  5. 渦電流式減速装置のON−OFF切換装置を構成するアクチュエータであって、一方側がシリンダに内挿され、他方側がシリンダより突出するピストンロッドに2つの自由ピストンを相対移動自在に外嵌させると共に、この2つの自由ピストンを内嵌する前記シリンダの内周面中間位置と前記ピストンロッドの中間における両自由ピストン間には夫々ストッパーを設けたことを特徴とする渦電流式減速装置のアクチュエータ。
  6. 請求項5記載のアクチュエータにおける2つの自由ピストン間にばねを介装したことを特徴とする渦電流式減速装置のアクチュエータ。
JP2000288669A 2000-02-10 2000-09-22 渦電流式減速装置のアクチュエータ Expired - Lifetime JP3711854B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000288669A JP3711854B2 (ja) 2000-09-22 2000-09-22 渦電流式減速装置のアクチュエータ
US09/778,882 US6725982B2 (en) 2000-02-10 2001-02-08 Eddy current braking apparatus
EP01102942A EP1124311B1 (en) 2000-02-10 2001-02-08 Eddy current braking apparatus
DE60140227T DE60140227D1 (de) 2000-02-10 2001-02-08 Wirbelstrombremse
KR10-2001-0006299A KR100394053B1 (ko) 2000-02-10 2001-02-09 와전류 제동 장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000288669A JP3711854B2 (ja) 2000-09-22 2000-09-22 渦電流式減速装置のアクチュエータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002101639A JP2002101639A (ja) 2002-04-05
JP3711854B2 true JP3711854B2 (ja) 2005-11-02

Family

ID=18772213

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000288669A Expired - Lifetime JP3711854B2 (ja) 2000-02-10 2000-09-22 渦電流式減速装置のアクチュエータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3711854B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7081730B1 (en) 2004-05-21 2006-07-25 The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration Motor controller system for large dynamic range of motor operation
JP5655875B2 (ja) * 2013-02-12 2015-01-21 新日鐵住金株式会社 3位置動作型アクチュエータ及び永久磁石式の渦電流式減速装置
JP2015144537A (ja) 2014-01-31 2015-08-06 アイシン精機株式会社 抵抗発生装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002101639A (ja) 2002-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101689981B1 (ko) 3위치 동작형 액츄에이터 및 영구 자석식의 와전류식 감속 장치
JP3711854B2 (ja) 渦電流式減速装置のアクチュエータ
JP4756303B2 (ja) 変速操作装置
KR100394053B1 (ko) 와전류 제동 장치
JPH11150936A (ja) 渦電流減速装置及びそのon−off切替え装置
JP2596422Y2 (ja) 渦電流式減速装置のアクチユエータ
JP3700567B2 (ja) 渦電流式減速装置のon−off切換装置
JP3858839B2 (ja) 渦電流減速装置
JP2577810Y2 (ja) 渦電流式減速装置
JP3758486B2 (ja) 渦電流式減速装置のon−off切換装置
JP3882488B2 (ja) 渦電流減速装置
JPH08107666A (ja) 渦電流式リターダ
JP2577357Y2 (ja) 渦電流式減速装置のon・off切換え装置
JP3665252B2 (ja) 制動装置
JP2561161Y2 (ja) 渦電流式減速装置
JP3395793B2 (ja) 渦電流式減速装置のアクチユエータ
JP3687380B2 (ja) 渦電流減速装置
JPH08275501A (ja) 渦電流式減速装置のon・off切換え装置
JP3721991B2 (ja) 渦電流式減速装置の制動力制御方法
KR20140141612A (ko) 와전류식 감속장치
JP2594754Y2 (ja) 渦電流式減速装置
JP2002112528A (ja) 渦電流減速装置
JP2003274634A (ja) 渦電流減速装置
JP2001359271A (ja) 渦電流減速装置
JP2002233197A (ja) 渦電流式減速装置の制動力制御方法及びアクチュエータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20021008

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050308

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050509

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050509

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050726

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050808

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3711854

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080826

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090826

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090826

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100826

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110826

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110826

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120826

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120826

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130826

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130826

Year of fee payment: 8

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130826

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term