JP3711817B2 - データベースアクセス方法及びその装置並びにプログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はデータベースアクセス技術に関し、特に、キーとなり得る基本情報と、基本情報に関連する複数の固有情報と、固有情報に関連する共通の値を有する共通情報とから構成される情報が、複数格納されたデータベースに対するデータベースアクセス技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
キーとなり得る基本情報と、基本情報に関連する複数の固有情報と、固有情報に関連する共通の値を有する共通情報とから構成される情報を、データベースに複数格納するということは、従来から行われている。基本情報としては、例えば、口座番号などがあり、固有情報としては、入出金金額,貸越情報などがあり、共通情報としては、入出金金額,貸越情報を更新した日時などがある。入出金と貸越情報の変化とは同時に発生するものであるので、その発生日時は、入出金金額,貸越情報に対する共通情報となる。
【0003】
ところで、上述したような情報をデータベースに格納する場合、従来は、基本情報を1つの物理レコードに配置し、固有情報,共通情報を基本情報とは別の1つの物理レコードに配置するようにしていた。尚、基本情報を配置した物理レコードには、上記基本情報に関連する固有情報,共通情報が配置されている物理レコードのアドレスを示すチェーン情報も配置されている。
【0004】
上述したようなデータベースに於いて、アプリケーションプログラムが固有情報,共通情報をアクセスする場合、従来は次のような処理が行われていた。
【0005】
先ず、アプリケーションプログラムが、データベースアクセス制御手段に対して、キー値を指定し、アクセスを要求する。
【0006】
これに応答して、データベースアクセス制御手段は、論理物理対応テーブルを参照し、アプリケーションプログラムがアクセスしようとしている固有情報,共通情報に関連する基本情報及びチェーン情報が格納されている物理レコードのアドレスを求める。尚、論理物理対応テーブルには、キー値に対応付けて、そのキー値によって特定される基本情報が配置されている物理レコードのアドレスが登録されている。その後、データベースアクセス制御手段は、論理物理対応テーブルから取得したアドレスに基づいてデータベースをアクセスする。そして、データベースから読み出した基本情報及びチェーン情報をアプリケーションプログラムに返却する。
【0007】
アプリケーションプログラムは、返却されたチェーン情報に基づいてアクセスしようとしている固有情報,共通情報が配置されている物理レコードのアドレスを求め、そのアドレスの物理レコードに配置されている、目的の情報のアクセスをデータベースアクセス制御手段に対して要求する。
【0008】
これに応答してデータベースアクセス制御手段は、データベースをアクセスし、アクセス要求された情報をアプリケーションプログラムに返却する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の技術は、固有情報,共通情報をアクセスする場合、アプリケーションプログラムが固有情報,共通情報のアクセスに先立って、チェーン情報をアクセスし、目的とする固有情報,共通情報が配置されている物理レコードのアドレスを認識しなければならなかったため、固有情報,共通情報をアクセスする際の処理速度が遅くなるという問題があった。つまり、固有情報,共通情報をアクセスする際、データベースを2回アクセスしなければならなかったため、処理速度が遅くなるという問題があった。
【0010】
そこで、本発明の目的は、固有情報,共通情報をアクセスする際の処理速度を向上させることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明のデータベースアクセス方法は、上記目的を達成するため、
複数の固有情報と、該複数の固有情報に関連する共通の値を持つ共通情報とが配置された物理レコードを複数有するデータベースをアクセスするデータベースアクセス方法であって、
アプリケーションプログラムがキー値と情報名とを指定して固有情報,共通情報のアクセスを要求したとき、
キー値と情報名とに対応付けてそのキー値と情報名とによって特定される固有情報,共通情報が配置されている物理レコードのアドレスが登録されている論理物理対応テーブルを参照し、前記アプリケーションプログラムがアクセス要求している固有情報,共通情報が配置されている物理レコードのアドレスを求め、
次いで、前記求めたアドレスが示す物理レコードに配置されている全ての固有情報,共通情報を読み出し、
次いで、前記読み出した情報の内の、前記アプリケーションプログラムによってアクセス要求されている情報を前記アプリケーションプログラムに返却する。
【0012】
この方法によれば、固有情報,共通情報をアクセスする際、データベースのアクセス回数を1回にすることができるので、処理速度を向上させることができる。
【0013】
また、上記した方法を実現するのに好適な装置として、本発明のデータベースアクセス装置は、
複数の固有情報と、該複数の固有情報に関連する共通の値を持つ共通情報とが配置された物理レコードを複数有するデータベースをアクセスするデータベースアクセス装置であって、
キー値と情報名とに対応付けてそのキー値と情報名とによって特定される固有情報,共通情報が配置されている物理レコードのアドレスが登録された論理物理対応テーブルと、
アプリケーションプログラムがキー値と情報名とを指定して固有情報,共通情報のアクセスを要求したとき、前記論理物理テーブルを参照することにより前記アプリケーションプログラムがアクセス要求している情報が配置されている物理レコードのアドレスを求め、該求めたアドレスが示す物理レコードに配置されている全ての固有情報,共通情報を読み出し、該読み出した情報の内の、前記アプリケーションプログラムによってアクセス要求されている情報を前記アプリケーションプログラムに返却するデータベースアクセス制御手段とを備えている。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0018】
図1は本発明の実施の形態の一例を示すブロック図であり、データベース1と、コンピュータからなるデータベースアクセス制御手段2と、論理物理対応テーブル3と、アプリケーションプログラム4と、記録媒体5とから構成されている。
【0019】
データベース1には、図2に示すような論理構造を有する情報が複数個格納されている。この情報は、幾つかの基本情報(図2の例の場合は2個)と、基本情報に関連する共通情報,固有情報とから構成されている。また、基本情報の内の1つがキー情報になっている。
【0020】
図2に示すような論理構造を有する情報をデータベース1に格納する場合、基本情報を1つの物理レコードに配置し、共通情報,固有情報を基本情報とは別の1つの物理レコードに配置するという形式で格納する。図1に示した物理レコードB1には、キー情報となる値がαの基本情報X1と基本情報X2とが配置され、物理レコードB2にはキー値(α)と、基本情報X1,X2に関連するn個の固有情報Z1〜Znと、固有情報Z1〜Znに関連する共通の値を有する共通情報Y1とが配置されている。また、物理レコードB3には、基本情報X11,X12が配置され、物理レコードB4には、共通情報Y11と、n個の固有情報Z11〜Z1nとが配置されている。
【0021】
論理物理対応テーブル3には、キー値と情報名とに対応付けて、そのキー値と情報名とによって特定される情報が配置されている物理レコードのアドレスが登録されている。
【0022】
図3は論理物理対応テーブル3の内容例を示す図である。同図の例は、キー値「α」と情報名「基本情報1」,「基本情報2」とによって特定される基本情報X1,X2がアドレスAb1の物理レコードB1に配置され、キー値「α」と情報名「共通情報」とによって特定される共通情報Y1がアドレスAb2の物理レコードB2に配置され、キー値「α」と情報名「固有情報1」〜「固有情報n」によって特定される固有情報Z1〜ZnがアドレスAb2の物理レコードB2に配置されていることを示している。
【0023】
データベースアクセス制御手段2は、読み出し手段21と、バッファ22と、更新手段23と、登録手段24とを備えている。
【0024】
読み出し手段21は、アプリケーションプログラム4からアクセス要求された基本情報,共通情報,固有情報をデータベース1から読み出し、アプリケーションプログラム4に返却する機能を有する。バッファ22には読み出し手段21によって読み出された情報が一時的に格納される。更新手段23は、アプリケーションプログラム4から更新要求された基本情報,共通情報,固有情報の内容を更新する機能を有する。登録手段24は、アプリケーションプログラム4によって登録要求された新規の情報をデータベース1に登録する機能を有する。
【0025】
記録媒体5はディスク,半導体メモリ,その他の記録媒体であり、コンピュータをデータベースアクセス制御手段2として機能させるためのプログラムが記録されている。この記録媒体5に記録されているプログラムは、コンピュータによって読み取られ、コンピュータの動作を制御することで、コンピュータ上に読み出し手段21,更新手段23,登録手段24を実現する。
【0026】
次に、本実施の形態の動作について説明する。
【0027】
先ず、アプリケーションプログラム4が、基本情報X2をアクセスする場合の動作を説明する。アプリケーションプログラム4は、基本情報X2をアクセスする場合、データベースアクセス制御手段2に対して、キー値「α」と情報名「基本情報2」とを指定してアクセスを要求する。
【0028】
これに応答してデータベースアクセス制御手段2内の読み出し手段21は、図4の流れ図に示すように、論理物理対応テーブル3を参照し、基本情報X2が配置されている物理レコードB1のアドレスAb1を求める(S1)。尚、読み出し手段21は、アプリケーションプログラム4によって指定されたキー値,情報名が登録されていない場合は、アプリケーションプログラム4に対してエラー通知を行う。
【0029】
その後、読み出し手段21は、目的の基本情報X2が配置されている物理レコードB1の内容を既に読み込んでいるか否かを、即ち目的の基本情報X2が配置されている物理レコードB1の内容がバッファ22に保持されているか否かを判断する(S2)。この例の場合、物理レコードB1の内容は、バッファ22に保持されていないので、S2の判断結果はNOとなる。
【0030】
S2の判断結果がNOとなると、読み出し手段21は、S1で取得したアドレスAb1によって示される物理レコードB1の内容を読み込んで、上書きの形式でバッファ22に格納した後(S3)、アプリケーションプログラム4に基本情報X2を返却する(S4)。
【0031】
次に、アプリケーションプログラム4が、共通情報Y1,固有情報Z1に対するアクセス要求を連続して行った場合の動作について説明する。
【0032】
アプリケーションプログラム4が、データベースアクセス制御手段2に対して、キー値「α」と情報名「共通情報」とを指定して共通情報Y1のアクセスを要求すると、読み出し手段21は、論理物理対応テーブル3から共通情報Y1が配置されている物理レコードB2のアドレスAb2を取得する(S1)。その後、読み出し手段21は、共通情報Y1がバッファ22に格納されているか否かを判断する(S2)。この例の場合、共通情報Y1は、バッファ22に格納されていないので、読み出し手段21は、S1で取得したアドレスAb2によって示される物理レコードB2の内容を全て読み込んでバッファ22に格納した後(S3)、アプリケーションプログラム4に共通情報Y1を返却する(S4)。
【0033】
共通情報Y1が返却されると、アプリケーションプログラム4は、データベースアクセス制御手段2に対して、キー値「α」と情報名「固有情報1」とを指定して固有情報Z1のアクセスを要求する。
【0034】
これにより、読み出し手段21は、論理物理対応テーブル3から固有情報Z1が配置されている物理レコードB2のアドレスを取得し(S1)、その後、固有情報Z1がバッファ22に格納されているか否かを判断する(S2)。この例の場合、共通情報Y1のアクセス時に、物理レコードB2の内容が全てバッファ22に格納されているので、S2の判断結果がYESとなる。
【0035】
S2の判断結果がYESとなると、読み出し手段21は、データベース1へのアクセスは行わずに、バッファ22に保持されている固有情報Z1をアプリケーションプログラム4に返却する(S4)。
【0036】
次に、データベース1に格納されている情報の内容を更新する場合の動作を説明する。
【0037】
今、例えば、固有情報Z1の内容を更新するとする。この場合、アプリケーションプログラム4は、データベースアクセス制御手段2に対してキー値「α」と情報名「固有情報1」と更新内容とを含む更新要求を出力する。
【0038】
これにより、データベースアクセス制御手段2内の更新手段23は、図5の流れ図に示すように、論理物理対応テーブル3を参照し、固有情報Z1が配置されている物理レコードのアドレスAb2を取得する(S11)。その後、更新手段23は、S11で取得したアドレスAb2の物理レコードB2に配置されている情報の内、アプリケーションプログラム4によって更新要求されている固有情報Z1の内容を、アプリケーションプログラム4からの更新内容に従って更新し、更新完了をアプリケーションプログラム4に通知する(S12)。尚、共通情報,基本情報を更新する場合も、固有情報の更新時と同様の処理が行われる。
【0039】
次に、新規の情報をデータベース1に登録する場合の動作について説明する。
【0040】
新規の情報をデータベース1に登録する場合、アプリケーションプログラム4は、データベースアクセス制御手段2に対して登録する基本情報,共通情報及び固有情報を含む登録要求を出力する。
【0041】
これに応答して、データベースアクセス制御手段2内の登録手段24は、図6の流れ図に示すように、データベース1上に、基本情報を配置するための物理レコードBiと、共通情報,固有情報を配置するための物理レコードBjとの2つの物理レコードを作成する(S21)。
【0042】
その後、登録手段24は、アプリケーションプログラム4からの登録要求に含まれている基本情報をS21で作成した一方の物理レコードBiに登録し、共通情報,固有情報及びキー値をS21で作成した他方の物理レコードBjに登録する(S22)。
【0043】
そして、最後に、論理物理対応テーブル3の内容を更新する(S23)。つまり、新規に登録した情報のキー値と基本情報の情報名とに対応付けて物理レコードBiのアドレスを登録し、キー値と共通情報,固有情報の情報名と対応付けて物理レコードBjのアドレスを登録する。
【0044】
次に、本発明の実施例について説明する。
【0045】
図7は本発明の実施例のブロック図であり、本発明を銀行業務システムに適用した場合についてのものである。同図に示すように、本実施例は、データベース1aと、データベースアクセス制御手段2aと、論理物理対応テーブル3aと、アプリケーションプログラム4aと、端末装置6aとから構成されている。
【0046】
データベース1aの物理レコードB11には、基本情報である口座番号(キー情報α)と、残高金額とが配置されている。物理レコードB12には、口座番号と日時と、入出金金額と、貸越情報とが配置されている。これらは、物理レコードB11に配置されている基本情報に関連するものであり、入出金金額,貸越情報が固有情報に当たり、日時が共通情報に当たる。
【0047】
データベースアクセス制御手段2aは、読み出し手段21aと、バッファ22aと、更新手段23aと、登録手段24aとを備えている。これらは、図1に示した読み出し手段21と、バッファ22と、更新手段23と、登録手段24と同様の機能を有している。
【0048】
次に本実施例の動作について説明する。
【0049】
今、例えば、端末装置6aから口座番号「α」と、差引金額「γ」が入力されると、アプリケーションプログラム4aは、データベースアクセス制御手段2aに対して、口座番号「α」と情報名「残高金額」とを指定してアクセスを要求する。これにより、データベースアクセス制御手段2a内の読み出し手段21aは、図4の流れ図に示す処理を行い、物理レコードB11に配置されている残高金額の内容「δ」をアプリケーションプログラム4aに返却する(S1,S2がNO,S3,S4)。
【0050】
アプリケーションプログラム4aは、返却された残高金額「δ」から差引金額「γ」を差し引き、新たな残高金額「δ−γ」を求める。更に、アプリケーションプログラム4aは、データベースアクセス制御手段2aに対して口座番号「α」と情報名「残高金額」と新たな残高金額「δ−γ」とを指定し、残高金額の更新を要求する。これにより、データベースアクセス制御手段2a内の更新手段23aが、図5の流れ図に示す処理を行い、物理レコードB11に配置されている残高金額の内容を「δ−γ」に変更し、変更完了をアプリケーションプログラム4aに対して通知する(S11,S12)。
【0051】
その後、アプリケーションプログラム4aは、データベースアクセス制御手段2aに対して口座番号「α」と情報名「貸越情報」とを指定してアクセスを要求する。これにより、データベースアクセス制御手段2a内の読み出し手段21aが、図4の流れ図に示す処理を行い、物理レコードB12に配置されている貸越情報をアプリケーションプログラム4aに返却する(S1,S2がNO,S3,S4)。
【0052】
アプリケーションプログラム4aは、返却された貸越情報を差引金額「γ」に従って更新する。その後、アプリケーションプログラム4aは、データベースアクセス制御手段2aに対して口座番号「α」と、情報名「日時」,「入出金金額」,「貸越情報」と、それらの更新後の内容とを指定し、更新を要求する。これにより、データベースアクセス制御手段2a内の更新手段23aは、図5の流れ図に示す処理を行い、物理レコードB12に配置されている日時,入出金金額,貸越情報を更新し、更新完了をアプリケーションプログラム4aに対して通知する(S11,S12)。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、アプリケーションプログラムは、キー値と情報名とを指定するだけで、目的とする固有情報或いは共通情報を得ることができるので、固有情報或いは共通情報をアクセスする前にチェーン情報をアクセスして目的の情報が配置されている物理レコードを認識しなければならなかった従来の技術に比較して処理速度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示すブロック図である。
【図2】データベース1に格納する情報の論理構造を示す図である。
【図3】論理物理対応テーブル3の内容例を示す図である。
【図4】読み出し手段21の処理例を示す流れ図である。
【図5】更新手段23の処理例を示す流れ図である。
【図6】登録手段24の処理例を示す流れ図である。
【図7】本発明の実施例のブロック図である。
【符号の説明】
1,1a…データベース
2,2a…データベースアクセス制御手段
21,21a…読み出し手段
22,22a…バッファ
23,23a…更新手段
24,24a…登録手段
3,3a…論理物理対応テーブル
4,4a…アプリケーションプログラム
5…記録媒体
6a…端末装置
B1〜B4,B11〜B13…物理レコード
Claims (3)
- 複数の固有情報と、該複数の固有情報に関連する共通の値を持つ共通情報とが配置された物理レコードを複数有するデータベースをアクセスするデータベースアクセス方法であって、
アプリケーションプログラムがキー値と情報名とを指定して固有情報,共通情報のアクセスを要求したとき、
キー値と情報名とに対応付けてそのキー値と情報名とによって特定される固有情報,共通情報が配置されている物理レコードのアドレスが登録されている論理物理対応テーブルを参照し、前記アプリケーションプログラムがアクセス要求している固有情報,共通情報が配置されている物理レコードのアドレスを求め、
次いで、前記求めたアドレスが示す物理レコードに配置されている全ての固有情報,共通情報を読み出し、
次いで、前記読み出した情報の内の、前記アプリケーションプログラムによってアクセス要求されている情報を前記アプリケーションプログラムに返却することを特徴とするデータベースアクセス方法。 - 複数の固有情報と、該複数の固有情報に関連する共通の値を持つ共通情報とが配置された物理レコードを複数有するデータベースをアクセスするデータベースアクセス装置であって、
キー値と情報名とに対応付けてそのキー値と情報名とによって特定される固有情報,共通情報が配置されている物理レコードのアドレスが登録された論理物理対応テーブルと、
アプリケーションプログラムがキー値と情報名とを指定して固有情報,共通情報のアクセスを要求したとき、前記論理物理テーブルを参照することにより前記アプリケーションプログラムがアクセス要求している情報が配置されている物理レコードのアドレスを求め、該求めたアドレスが示す物理レコードに配置されている全ての固有情報,共通情報を読み出し、該読み出した情報の内の、前記アプリケーションプログラムによってアクセス要求されている情報を前記アプリケーションプログラムに返却するデータベースアクセス制御手段とを備えたことを特徴とするデータベースアクセス装置。 - 複数の固有情報と、該複数の固有情報に関連する共通の値を持つ共通情報とが配置された物理レコードを複数有するデータベースを、コンピュータにアクセスさせるためのプログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体であって、
前記コンピュータに、
アプリケーションプログラムがキー値と情報名とを指定して固有情報,共通情報のアクセスを要求したとき、
キー値と情報名とに対応付けてそのキー値と情報名とによって特定される固有情報,共通情報が配置されている物理レコードのアドレスが登録されている論理物理対応テーブルを参照し、前記アプリケーションプログラムがアクセス要求している固有情報,共通情報が配置されている物理レコードのアドレスを求め、
次いで、前記求めたアドレスが示す物理レコードに配置されている全ての固有情報,共通情報を読み出し、
次いで、前記読み出した情報の内の、前記アプリケーションプログラムによってアクセス要求されている情報を前記アプリケーションプログラムに返却する処理を行わせるためのプログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体。
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