JP3709745B2 - オイルポンプ用の熱遮蔽板の取付構造 - Google Patents

オイルポンプ用の熱遮蔽板の取付構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車等に配設されるオイルポンプ用熱遮蔽板の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に自動車等に配設されているオイルポンプは、例えば車両用動力操舵装置のパワーソースとして用いられ、エンジンによって駆動されながら該装置に作動油を圧送するとともに動力操舵装置を用いたシステム内の作動油を循環させている。このようなオイルポンプにおいては、例えば排気管等の熱源からの輻射熱により、システム内の作動油の温度を上昇させないように保護する必要がある。このため、熱源からの輻射熱をオイルポンプに伝わないように遮るために、熱遮蔽板をオイルポンプと熱源との間に配置することが行われている。
【0003】
従来、熱遮蔽板31をオイルポンプ32近傍に取付けするオイルポンプ用熱遮蔽板取付構造としては図10に示すようなものが知られている。オイルポンプ32は一対のブラケット33(図10においては1つのみ図示)に挟持された状態でシリンダブロック35に取付けられている。熱源側のブラケット33外側面にはオイルポンプ32の側面を覆う形状の熱遮蔽板31が、同熱遮蔽板31がシリンダブロック35からの振動により動かないように、2以上のボルト34により、ブラケット33に取付固定され、熱源からの輻射熱を遮っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来、オイルポンプ32若しくはブラケット33に取付けられた熱遮蔽板31を2点以上で取付固定すると、部材点数が多くなり、熱遮蔽板31を取付ける際のコストが高くなってしまうという問題があった。
【0005】
本発明の目的は、一点で確実に熱遮蔽板を取付固定することができ、安価に熱遮蔽板を取付けることができるオイルポンプ用熱遮蔽板の取付構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、オイルポンプと熱源との間に配置され、熱源からの輻射熱をオイルポンプに伝わらないように遮る熱遮蔽板を、オイルポンプを支持固定する固定部材に対して取付けするオイルポンプ用熱遮蔽板の取付構造において、前記熱遮蔽板を、前記固定部材に対して一点にて取付け固定し、前記熱遮蔽板に近接配置された固定部材と前記熱遮蔽板には、それぞれ位置決め部を設けて、これら両位置決め部のうち、一方は断面円形をなす凹部であり、他方は、その凹部に係入し、凹部の周縁に対して線接触される半球状の突部であり、前記固定部材と前記熱遮蔽板とは、熱遮蔽板自身が備えている弾性によって与圧が掛けられて前記位置決め部にて互いに係合して位置決めされるとともに、前記一点にて取付け固定した箇所と前記位置決め部以外では互いに離間していることを要旨とする。
【0010】
(作用)
請求項1の発明によれば、熱遮蔽板は支持部に一点で固定され、固定部材と熱遮蔽板に設けられた位置決め部が、熱遮蔽板の位置を決めるために互いに係合されているため、部材点数は少なくてすむ。
【0011】
定部材の位置決め部と、熱遮蔽板の位置決め部は、与圧が掛けられて互いに係合されているため、熱遮蔽板と固定部材の両位置決め部とが一体化され、例えばエンジンからの振動等により、熱遮蔽板が固定部材に対して相対的に振動することが抑制される。
【0012】
位置決め部の位置決めは、断面円形の凹部と半球状の突部とによって構成され、突部が凹部に確実に係入されるため、熱遮蔽板の固定時においてのとも回りは防止される。
また、突部は凹部に線接触していることにより、例えばエンジンからの振動等により、熱遮蔽板にびびりが発生する心配はない。
【0013】
遮蔽板自身の弾性により、位置決め部に与圧が掛けられているため、熱遮蔽板は部材点数を増やすことなく、与圧が掛けられる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を自動車用パワーステアリングのオイルポンプ用熱遮蔽板の取付構造に具体化した一実施形態を図1〜図3に従って説明する。
【0015】
図1,図2に示すようにシリンダブロック11の取付部11aの両側面には、一対の固定部材としてのブラケット12,13がその取付板部12b,13bにてボルト14及びナット15により締付け固定されている。前記一対のブラケット12,13は前記取付板部12b(図1においてはブラケット12側のみ図示)と先端側に設けられた支持部としての支持板部12a(図1においてはブラケット12側のみ図示)とによりL字状に形成されている。前記両ブラケット12,13間には、オイルポンプ16が挟まれた状態に配置されるとともに同ブラケット12の取付板部12bに挿入した一対のボルト14をナット15にてそれぞれ締付けることにより、取付固定されている。
【0016】
前記オイルポンプ16において、一方のブラケット13(図2において、左側面側)側の側面からは、入力軸17が突設され、同入力軸17に対して、プーリ18が固定されている。同プーリ18には、クランクシャフト(図示しない)のクランクプーリ(図示しない)に巻回された無端状のVベルト19が巻回されている。
【0017】
他方のブラケット12において、反プーリ方向には、エンジンに装着された熱源としての排気管20が配置されている。
前記ブラケット12の支持板部12aには、有弾性の金属板により略四角板状に形成された熱遮蔽板21が固定され、前記オイルポンプ16の排気管20側側面を覆うように配置されている。図3に示すように熱遮蔽板21は、その対角線上に位置する一端(以下、取付端という)から他端に亘って、略へ字状に折曲げ形成されている。
【0018】
前記熱遮蔽板21の取付端、中央部、及び他端には、取付凹部22、補強凹部23、位置決め部及び突部としての係合突部24がブラケット12側に向かってプレス成形されている。そして、熱遮蔽板21の取付凹部22は有底円筒状に形成されている。前記取付凹部22の底面に設けた貫通孔22a内に、ボルト14を挿通して、支持板部12aのネジ孔25に螺合することにより、熱遮蔽板21はブラケット12に対して取付けされている。なお、26は、ボルト14に貫通されたワッシャである。
【0019】
又、前記熱遮蔽板21の係合突部24の先端は半球状に形成され、ブラケット12の取付板部12bに設けた断面円形をなす位置決め部及び凹部としての位置決め孔27に対して係入され、その球面の外周において、位置決め孔27の周縁に対して線接触されている。すなわち、位置決め孔27は、係合突部24の先端の径よりも若干小径に形成されている。
【0020】
又、熱遮蔽板21において、前記係合突部24の位置決め孔27に接触する部位と、取付凹部22とは、図3(a)に示すように、全体が前述したように折曲げ形成されていることにより、aの長さ分、互いにオフセットされている。そして、ボルト14にて、熱遮蔽板21がブラケット12に対して締付け固定されることにより、係合突部24が熱遮蔽板21の弾性力に抗して位置決め孔27に係入・係止し、図3(b)に示すようにそのオフセット量が縮まっている。この場合、前記のように折曲げ形成された熱遮蔽板21自身が与圧付与手段を構成している。又、取付凹部22の底部外面のブラケット12側の接触箇所と、係合突部24の位置決め孔27に対する係止箇所以外では、熱遮蔽板21とブラケット12とは離間しており、両者間に、クリアランスが形成されている。
【0021】
次に上記のように構成されたオイルポンプ用熱遮蔽板の取付構造の作用について説明する。
熱遮蔽板21をブラケット12の支持板部12aに取付ける場合においては、係合突部24が位置決め孔27に係入されるように熱遮蔽板21を位置合わせし、取付凹部22の貫通孔22aにボルト14を挿通して、同ボルト14により、熱遮蔽板21をブラケット12の支持板部12aに締付け固定する。
【0022】
そして、ボルト14を締めたときに、係合突部24は位置決め孔27に当接するため、へ字状に折曲げ形成された熱遮蔽板21は弾性変形をし、係合突部24には位置決め孔27に向かって与圧が掛けらける。このため、ボルト締付け時の熱遮蔽板21のとも回りは防止され熱遮蔽板21は所定の位置に締付け固定される。
【0023】
また、係合突部24は半球状に形成されているため、同係合突部24は、与圧が掛かることによって位置決め孔27から外れることなく、センタリングをされ、位置決め孔27の周縁に圧力が掛かった状態で係入される。
【0024】
さらに、オイルポンプ16が自動車に取付けられた状態で、シリンダブロック11からブラケット12を介して振動が伝わってきた場合において、与圧の掛かった半球状の係合突部24と位置決め孔27の周縁は確実に互いに係合され、実質上一体化している。従って、係合突部24と位置決め孔27が互いに外れたり、熱遮蔽板21にびびり(びびり振動やびびり音)が発生することは防止される。
【0025】
熱遮蔽板21とブラケット12の間にはクリアランスが形成されており、又、熱遮蔽板21とブラケット12は取付凹部22の底面と、係合突部24のブラケット12との位置決め孔27の当接部分でしか接触していないため、排気管20からの輻射熱はオイルポンプ16には伝わりにくくされている。このため、オイルポンプ16内の作動油の温度が上昇することは抑制される。
【0026】
上記実施形態によれば、以下のような特徴を得ることができる。
(1)上記実施形態では、熱遮蔽板21はブラケット12にボルト1つで固定され、ブラケット12の位置決め孔27と熱遮蔽板21の係合突部24が、熱遮蔽板21の位置を決めるために互いに係合されているため、部材点数が少なくてすむ。従って、一点だけで確実に取付固定でき、安価に熱遮蔽板21を取付けることができる
(2)上記実施形態では、係合突部24は与圧が掛けられた状態で位置決め孔27に係入され、係合突部24と位置決め孔27は実質上一体化されているため、シリンダブロック11からブラケット12を介して伝わってくる振動等により、係合突部24と位置決め孔27が互いに外れることはない。
【0027】
(3)上記実施形態では、係合突部24は位置決め孔27に係入されているため、ボルト締付け時においての熱遮蔽板21のとも回りを防止できる。
(4)上記実施形態では、与圧が掛けられた状態で、係合突部24は位置決め孔27の周縁に対して線接触していることにより、シリンダブロック11からの振動等により、熱遮蔽板21にびびりが発生することを防止できる。
【0028】
(5)上記実施形態では、熱遮蔽板21は熱遮蔽板21自身の弾性により、係合突部24に与圧を掛けているため、部材点数を増やすことなく、与圧を掛けることができる。
【0029】
(6)上記実施形態では、熱遮蔽板21とブラケット12の間にはクリアランスが形成されており、又、熱遮蔽板21は取付凹部22の底面と係合突部24の位置決め孔27と線接触している箇所以外はブラケット12とは接触していないため、オイルポンプ16内の作動油の温度が上昇することを抑制できる。
【0030】
(7)上記実施形態では、係合突部24の形状は半球状であるため、熱遮蔽板21を取付けるとき、与圧が掛けられた状態で係合突部24が位置決め孔27から外れることなくセンタリングすることができる。
【0031】
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
(1)上記実施形態では、熱遮蔽板21はへ字状に折曲げ形成されていたが、図4に示すように折曲げずに形成してもよい。この場合、係合突部24は与圧が掛けられた状態で位置決め孔27の周縁に係合することはないが、位置決め孔27に係合突部24が係入しているため、このようにしても上記実施形態の(1)、(3)、(6)に示す効果と同様の効果が得られる。
【0032】
(2)上記実施形態では、係合突部24は半球状に形成されていたが、図5(a)に示すように、係合突部24に与圧が掛かるように熱遮蔽板21を略へ字状に折曲げ形成をした上で、係合突部24を円筒状でも、図5(b)に示すように、円錐状に形成して位置決め孔27に係入してもよい。円筒状の場合は、位置決め孔27に挿入されるように同位置決め孔27よりも小径に形成し、円錐状の場合は位置決め孔27と線接触をするような大きさに形成する。このようにしても円筒状の場合は上記実施形態の(1)、(2)、(3)、(5)及び(6)に示す効果と同様の効果が得られ、円錐状の場合は上記実施形態の(1)〜(6)に示す効果と同様の効果が得られる。
【0033】
(3)上記実施形態では、有弾性の熱遮蔽板21をへ字状に折曲げ形成することによって、ボルト締付け時に、係合突部24に与圧が掛けられるようにしたが、同係合突部24に与圧を掛けることができるならば、図6(a)に示すように構成してもよい。ここでは、熱遮蔽板21を折曲げずに形成し、ブラケット12の取付板部12bと支持板部12aの間において、取付板部12b寄りの所に、段部12cを形成する。このようにした場合、図6(a)において、支持板部12aの熱遮蔽板21側の面から取付板部12bの熱遮蔽板21側の面の長さ(段の高さ)bが、取付凹部22の突出量cより長くなるように形成する。このようにすれば、図6(b)に示すように、熱遮蔽板21がブラケット12に取付けられた状態のとき、係合突部24には熱遮蔽板21の弾性力により与圧が掛けられ上記実施形態と同様の効果が得られる。従って、この場合においては、有弾性の熱遮蔽板21とブラケット12の段部12cとで与圧付与手段を構成する。
【0034】
(4)上記実施形態では、熱遮蔽板21に係合突部24を、ブラケット12に前記係合突部24が係入される位置決め孔27を形成したが、図7(a)に示すように、プレス成形により、熱遮蔽板21に位置決め凹部27aを形成し、ブラケット12に係合突部24を形成してもよい。このようにした場合、熱遮蔽板21の弾性力により位置決め凹部27aに与圧が掛かるように、図7(a)において、ブラケット12の熱遮蔽板21側の面から係合突部24の頂点までの長さdが取付凹部22の突出量eよりも長くなるように同係合突部24を突出形成する。このようにすれば、図7(b)に示すように、位置決め凹部27aには熱遮蔽板21の弾性力により与圧が掛けられる。
【0035】
また、係合突部24が突出するようにブラケット12をプレス成形するのではなく、図8に示すように、ブラケット12に設けた差込孔28に対して、別部材で形成された係合突部部材24aを貫入固定してもよい。この場合、位置決め凹部27aの周縁と線接触するために係合突部部材24aの先端を、図8(a)に示すような半球形状にしたり、図8(b)に示すような円形状にしたりしてもよい。このようにしても上記実施形態と同様の効果が得られる。
【0036】
(5)上記実施形態では、熱遮蔽板21はブラケット12に締付け固定されていたが熱遮蔽板21を、ブラケット12を介してオイルポンプ16に締付け固定するようにしてもよい(図示しない)。すなわち、ブラケット12のネジ孔25を貫通孔に変更するとともに、オイルポンプ16にネジ孔を形成し、熱遮蔽板21の貫通孔22a及びブラケット12の貫通孔内にボルト14を挿通して、オイルポンプ16のネジ孔に螺合すれば、熱遮蔽板21を、ブラケット12を介してオイルポンプ16に締付け固定できる。あるいは、ブラケット12のネジ孔25を貫通孔に変更するとともに、オイルポンプ16に貫通孔を形成し、熱遮蔽板21の貫通孔22a、ブラケット12の貫通孔及びオイルポンプ16の貫通孔内にボルト14を挿通してナットにて締付ければ、熱遮蔽板21を、ブラケット12を介してオイルポンプ16に締付け固定できる。このようにしても、上記実施形態と同様の効果が得られる。
【0037】
(6)上記実施形態では、熱遮蔽板21はブラケット12の支持板部12aに設けられていたが、図9に示すように、熱遮蔽板21をオイルポンプ16に直接取付けてもよい。この場合、オイルポンプ16の取付部位が支持部となる。このようにしても上記実施形態と同様の効果が得られる。
【0038】
(7)上記実施形態及び各別例では、熱遮蔽板21とオイルポンプ16との間にブラケット12を介在させているが、オイルポンプ16をシリンダブロック11へ取付ける都合上、この構成を採っているに過ぎない。したがって、ブラケット12を介在させず、オイルポンプ16自身を支持部及び固定部材として本発明を実施できる(図示しない)。すなわち、図1〜図6に示す係合突部24を熱遮蔽板21に、同じく位置決め孔27、段部12cをオイルポンプ16にそれぞれ設けるようにしてもよい。あるいは、図7及び図8に示す位置決め凹部27aを熱遮蔽板21に、同じく係合突部24、係合突部部材24aをオイルポンプ16にそれぞれ設けるようにもできる。このようにしても上記実施形態と同様の効果が得られる。
【0039】
(8)ブラケット12の代わりにオイルポンプ16に近接する他の部材を固定部材としてもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる請求項に記載した発明以外の技術的思想について、それらの効果とともに以下に記載する。
【0040】
(1) 前記支持部は前記固定部材に設けた請求項1に記載のオイルポンプ用熱遮蔽板の取付構造。このようにすれば、部材点数を少なくすることができ、且つ熱遮蔽板21が前記固定部材に触れることを考えずに固定部材を製作できる。
【0042】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1の発明によれば、熱遮蔽板は支持部に一点で固定され、固定部材と熱遮蔽板に設けられた位置決め部が、熱遮蔽板の位置を決めるために互いに係合されているため、部材点数が少なくてすむ。従って、一点だけで確実に取付固定でき、安価に熱遮蔽板を取付けることができる。また、熱遮蔽板と支持部及び固定部材は、わずかな部分でしか触れていないため、熱源からの輻射熱は熱遮蔽板からオイルポンプに伝わることをさらに抑制できる。
【0043】
定部材の位置決め部と、熱遮蔽板の位置決め部は、与圧が掛けられて互いに係合されているため、熱遮蔽板と固定部材の両位置決め部とが一体化され、例えばエンジンからの振動等により、熱遮蔽板が固定部材に対して相対的に振動することが抑制され、両位置決め部が互いに外れることはない。
【0044】
位置決め部の位置決めは、断面円形の凹部と半球状の突部とによって構成され、突部は凹部に確実に係入されるため、一点で固定するときの熱遮蔽板のとも回りを防止できる。また、突部は凹部に線接触していることにより、例えばエンジンからの振動等により、熱遮蔽板にびびりが発生することを防止できる。
【0045】
遮蔽板自身の弾性により、位置決め部に与圧が掛けられているため、熱遮蔽板は部材点数を増やすことなく、与圧を掛けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態におけるオイルポンプ用熱遮蔽板の取付構造を示す背面図。
【図2】 本実施形態における平面図。
【図3】 (a)は本実施形態の図1におけるA−A線要部断面を拡大した取付け分解図、(b)は同じく取付け後の要部拡大断面図。
【図4】 別例における要部断面拡大図。
【図5】 (a)、(b)はそれぞれ別例における要部拡大断面図。
【図6】 (a)は別例における要部断面を拡大した取付け分解図、(b)は同じく取付け後の要部拡大断面図。
【図7】 (a)は別例における要部断面を拡大した取付け分解図、(b)は同じく取付け後の要部拡大断面図。
【図8】 (a)、(b)はそれぞれ別例における要部拡大断面図。
【図9】 別例における平面図。
【図10】従来のオイルポンプ用熱遮蔽板の取付構造を示す背面図。
【符号の説明】
12…ブラケット(固定部材)、12a…支持板部(支持部)、20…排気管(熱源)、21…熱遮蔽板、24…係合突部(位置決め部、突部)、27…位置決め孔(位置決め部、凹部)。

Claims (1)

  1. オイルポンプと熱源との間に配置され、熱源からの輻射熱をオイルポンプに伝わらないように遮る熱遮蔽板を、オイルポンプを支持固定する固定部材に対して取付けするオイルポンプ用熱遮蔽板の取付構造において、
    前記熱遮蔽板を、前記固定部材に対して一点にて取付け固定し、
    前記熱遮蔽板に近接配置された固定部材と前記熱遮蔽板には、それぞれ位置決め部を設けて、これら両位置決め部のうち、一方は断面円形をなす凹部であり、他方は、その凹部に係入し、凹部の周縁に対して線接触される半球状の突部であり、
    前記固定部材と前記熱遮蔽板とは、熱遮蔽板自身が備えている弾性によって与圧が掛けられて前記位置決め部にて互いに係合して位置決めされるとともに、前記一点にて取付け固定した箇所と前記位置決め部以外では互いに離間していることを特徴とするオイルポンプ用熱遮蔽板の取付構造。
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