JP2020153291A - オイルパン固定構造及びオイルパン固定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】オイルパン固定構造において、オイルパンを車両の部品に締結する部材の締結力が低下しづらくする。【解決手段】オイルパン固定構造Sは、車両のオイルを収容するオイルパン1を車両の部品Aに締結部材3で固定するためのオイルパン固定構造Sであって、開口部111を有する収容部11と、収容部11の開口部111の縁から収容部11の外側に向かって延伸しており、収容部11を車両の部品Aに固定するための締結部材3が挿入される複数の第1の穴121を有する固定部12と、を有するオイルパン1と、一端が固定部12に溶接されており、他端が固定部12に溶接されておらず、複数の第1の穴121に対応する位置に形成された複数の第2の穴21を有する複数の補強板部2と、複数の第1の穴121及び複数の第2の穴21に挿入された状態で固定部12及び補強板部2を車両の部品Aに締結している複数の締結部材3と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、オイルパン固定構造及びオイルパン固定方法に関する。
従来、車両にはオイルパンが設けられている。特許文献1には、オイルパンがその開口縁に形成された取付フランジ部を介して、シリンダブロックの下部のレール部にボルト締めされている構造が開示されている。
実開平5−30448号公報
オイルパンを車両の部品に締結部材を用いて固定する際の締結強度を高めるために、補強板部がオイルパンのフランジに設けられていることがある。この構造においては、オイルパン及び補強板部を締結部材によって共締めすることにより、オイルパンが車両の部品に締結される。
ところが、オイルパンのフランジは薄いため、うねりなどのような変形が生じていることがある。このようなフランジと補強板部の両端を溶接により固定すると、隙が生まれる。隙がある状態のオイルパン及び補強板部を締結部材で共締めして車両の部品に固定した場合、フランジ面が波打った状態で固定される。例えばエンジンの振動によってオイルパンが振動するとフランジが馴染み、波打っている形状が緩和され、締結部材への反力が低下し、締結部材の締結力が低下してしまうという問題が生じていた。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、オイルパンを車両の部品に締結する部材の締結力が低下しづらくなるようにすることを目的とする。
本発明の第1の態様においては、車両のオイルを収容するオイルパンを前記車両の部品に締結部材で固定するためのオイルパン固定構造であって、開口部を有する収容部と、前記収容部の前記開口部の縁から前記収容部の外側に向かって延伸しており、前記収容部を前記車両の部品に固定するための前記締結部材が挿入される複数の第1の穴を有する固定部と、を有する前記オイルパンと、一端が前記固定部に溶接されており、他端が前記固定部に溶接されておらず、前記複数の第1の穴に対応する位置に形成された複数の第2の穴を有する複数の補強板部と、前記複数の第1の穴及び前記複数の第2の穴に挿入された状態で前記固定部及び前記補強板部を前記車両の部品に締結している複数の前記締結部材と、を有することを特徴とするオイルパン固定構造を提供する。
また、前記固定部は、前記収容部の前記開口部の縁から前記車両の高さ方向と直交する水平方向において前記収容部の外側に向かって延伸しており、前記複数の第1の穴を有する第1領域と、前記第1領域の前記収容部側とは反対側の端部から下方に向かって延伸している第2領域と、前記第2領域の下端から前記収容部の内側に向かって突出している突出部と、を有し、前記補強板部は、前記他端が前記第1領域の下面と前記突出部との間に設けられていてもよい。
また、前記突出部は、前記突出部の前記第1領域の長手方向における長さが、前記第1領域の前記長手方向における長さよりも小さい状態で、前記補強板部の前記他端側に設けられていてもよい。また、前記突出部は、前記第2領域に溶接された金属により形成されていてもよい。
本発明の第2の態様においては、車両のオイルを収容するオイルパンを前記車両の部品に締結部材で固定するためのオイルパン固定方法であって、開口部を有する収容部と、前記収容部の前記開口部の縁から前記収容部の外側に向かって延伸しており、前記収容部を前記車両の部品に固定するための前記締結部材が挿入される複数の第1の穴を有する固定部と、を有する前記オイルパンと、前記複数の第1の穴に対応する位置に形成された複数の第2の穴を有する複数の補強板部と、前記固定部及び前記補強板部を前記車両の部品に締結するための複数の前記締結部材と、を準備する工程と、前記補強板部の一端を前記固定部に溶接する工程と、他端が前記固定部に溶接されていない状態で、前記一端から前記他端に向かって順に、前記複数の締結部材を前記複数の第1の穴及び前記複数の第2の穴に挿入した状態で締め付けることで、前記固定部及び前記補強板部を前記車両の部品に締結する工程と、を有することを特徴とするオイルパン固定方法を提供する。
本発明の第3の態様においては、車両のオイルを収容するオイルパンを前記車両の部品に締結部材で固定するためのオイルパン固定方法であって、開口部を有する収容部と、前記収容部の前記開口部の縁から前記収容部の外側に向かって延伸しており、前記収容部を前記車両の部品に固定するための前記締結部材が挿入される複数の第1の穴を有する固定部と、前記複数の第1の穴に対応する位置に形成された複数の第2の穴を有し、一端が前記固定部に溶接された状態の複数の補強板部と、を有する前記オイルパンと、前記固定部及び前記補強板部を前記車両の部品に締結するための複数の前記締結部材と、を準備する工程と、他端が前記固定部に溶接されていない状態で、前記一端から前記他端に向かって順に、前記複数の締結部材を前記複数の第1の穴及び前記複数の第2の穴に挿入した状態で締め付けることで、前記固定部及び前記補強板部を前記車両の部品に締結する工程と、を有することを特徴とするオイルパン固定方法を提供する。
本発明によれば、オイルパンを車両の部品に締結する部材の締結力が低下しづらくなるという効果を奏する。
本実施形態に係るオイルパン固定構造が車両に設けられている状態を示す。 本実施形態に係るオイルパン固定構造の構造を示す。 従来のオイルパン固定構造の構造を示す。
[オイルパン固定構造Sの周辺構成]
図1は、本実施形態に係るオイルパン固定構造Sが車両に設けられている状態を示す図である。
図1は、オイルパン1と、オイルパン1が固定される車両の部品Aとを含むオイルパン固定構造Sを示している。図1においては、車両の部品Aとして、シリンダーブロックA1、クランクケースA2、フロントカバーA3、及びフライホイールハウジングA4を例示している。シリンダーブロックA1は、複数のピストンを収容している部品である。クランクケースA2は、クランクシャフトを収容している部品である。クランクケースA2は、シリンダーブロックA1の下方に設けられている。
フロントカバーA3は、シリンダーブロックA1及びクランクケースA2の前端に設けられているカバーである。フライホイールハウジングA4は、フライホイールを収容している部品である。フライホイールハウジングA4は、シリンダーブロックA1及びクランクケースA2の後端に設けられている。
オイルパン固定構造Sは、車両のオイルを収容するオイルパン1を車両の部品Aに締結部材3で固定するための構造である。具体的には、オイルパン固定構造Sは、クランクケースA2の下端、フロントカバーA3の下端、及びフライホイールハウジングA4の下端に設けられている。
[オイルパン固定構造Sの構造]
図2は、本実施形態に係るオイルパン固定構造Sの構造を示す図である。図2(a)は、本実施形態に係るオイルパン固定構造Sを図1で示す矢印Bの向きから見た構造を示す図である。図2(b)は、オイルパン固定構造Sの断面図である。
オイルパン固定構造Sは、オイルパン1、補強板部2、及び締結部材3を有する。オイルパン1は、車両のオイルを収容する。オイルパン1は、収容部11、及び固定部12を有する。収容部11は、車両のオイルを収容する。収容部11は、例えば略直方体形状である。収容部11は、開口部111を有する。開口部111は、車両の部品Aに固定された状態におけるオイルパン1の上方に設けられている。開口部111は、車両の部品Aの内側から下方に向かってオイルが通過する開口部である。
固定部12は、オイルパン1を車両の部品Aに固定するための部位であり、例えばフランジである。固定部12は、収容部11の開口部111の縁から収容部11の外側に向かって延伸している。固定部12は、収容部11の外側面における収容部11の開口部111の縁に全周にわたって設けられている。固定部12は、複数の第1の穴121を有する。複数の第1の穴121は、固定部12の長手方向において並んだ状態で形成されている。第1の穴121は、締結部材3が挿入される穴である。締結部材3は、収容部11を車両の部品Aに固定するための部品である。締結部材3は、例えばボルトである。
固定部12は、補強板部2よりも変形しやすい。また、固定部12は、補強板部2よりも厚みが小さい。固定部12は、補強板部2と比べて厚みが小さいので、波打ちやすい形状である。固定部12は、例えば補強板部2と比べて平坦度が低い状態になりやすい。
補強板部2は、オイルパン固定構造Sにおいて、オイルパン1と車両の部品Aとの締結部材3による締結強度を確保するための部品である。補強板部2は、例えば板状の部品である。複数の補強板部2が、固定部12の下面に設けられている。補強板部2は、例えば、固定部12の形状に沿って6つに分割された状態で固定部12の全周にわたって設けられているが、補強板部2の数は任意である。
補強板部2の一端は固定部12に溶接されており、補強板部2の他端は固定部12に溶接されていない。補強板部2は、複数の第2の穴21を有する。複数の第2の穴21は、複数の第1の穴121に対応する位置に形成された穴である。複数の第2の穴21は、補強板部2の長手方向において並んだ状態で形成されている。第2の穴21は、第1の穴121と同様に、締結部材3が挿入される穴である。
締結部材3は、複数の第1の穴121及び複数の第2の穴21に挿入された状態で固定部12及び補強板部2を車両の部品Aに締結している。
図3は、従来のオイルパン固定構造Tの構造を示す図である。図3(a)は、従来のオイルパン固定構造Tを図1で示す矢印Bの向きから見た構造を示す図である。図3(b)は、従来のオイルパン固定構造Tの断面図である。
従来のオイルパン固定構造Tは、オイルパン固定構造Sと比べて、補強板部2の両端が固定部12に溶接されている点で異なる。
従来のオイルパン固定構造Tにおいては、補強板部2の両端が固定部12に溶接されていることで、補強板部2が固定部12に固定されている状態では、固定部12は隙がある形状である。このため、従来のオイルパン固定構造Tにおいては、固定部12は、締結部材3によって車両の部品Aに押し付けられることで、隙がある形状から波打っている形状に近づくように変形した状態で、補強板部2と共に車両の部品Aに締結されている。
このため、従来のオイルパン固定構造Tにおいては、例えばエンジンの振動によってオイルパン固定構造Tが振動すると、固定部12が波打っている形状が緩和されるように変形してしまうことで、反力が低下し、締結部材3による締結力が低下してしまう。よって、従来のオイルパン固定構造Tでは、固定部12と車両の部品A、又は固定部12と補強板部2との間に空間が生じてしまう。
この結果、従来のオイルパン固定構造Tにおいては、固定部12と車両の部品Aとの間に空間が生じてしまうことで、車両の部品A及びオイルパン1の内側から外側に向かってオイルが漏れてしまうおそれがある。
これに対して、オイルパン固定構造Sにおいては、前述したように、補強板部2の一端は固定部12に溶接されており、補強板部2の他端は固定部12に溶接されていない。よって、オイルパン固定構造Sにおいては、複数の締結部材3によって固定部12及び補強板部2を車両の部品Aに締結する際に、固定部12を補強板部2の長手方向における他端側に向かって延びるように変形させることが可能である。よって、オイルパン固定構造Sは、波打っている形状の固定部12を平面形状に近づけるように変形させながら、車両の部品Aに締結することが可能になる。固定部12が平面形状になることで、固定部12が車両の部品Aに接している面積が多くなる。
よって、オイルパン固定構造Sにおいては、固定部12及び補強板部2を締結部材3によって車両の部品Aに締結した後に、例えばエンジンの振動によって、固定部12が平面形状で締結するため反力が減少しづらくなる。したがって、オイルパン固定構造Sにおいては、締結部材3の締結力が低下しづらくなる。この結果、固定部12と車両の部品A、又は固定部12と補強板部2との間に空間が生じづらくなることで、車両の部品A及びオイルパン1の内側から外側に向かってオイルが漏れづらくなる。
[固定部12の詳細構造]
図2(b)に示すように、固定部12は、第1領域122、第2領域123、及び突出部124を有する。第1領域122は、収容部11の開口部111の縁から車両の高さ方向と直交する水平方向において収容部11の外側に向かって延伸している領域である。第1領域122は、複数の第1の穴121を有する領域である。
第2領域123は、第1領域122の収容部11側とは反対側の端部から下方に向かって延伸している領域である。突出部124は、第2領域123の下端から収容部11の内側に向かって突出している部位である。
補強板部2は、他端が第1領域122の下面と突出部124との間に設けられている。オイルパン固定構造Sは、このように補強板部2の他端が第1領域122の下面と突出部124との間に設けられていることで、補強板部2の他端が、固定部12の下面から離れる向きに移動しづらくすることができる。
オイルパン1及び補強板部2を車両の部品Aに対して締結部材3で締結する際には、補強板部2は、車両の高さ方向において、固定部12の下方に設けられている。よって、オイルパン固定構造Sにおいては、補強板部2の他端が、固定部12から離れるように下方に向かって移動しづらくなることで、締結部材3で固定部12及び補強板部2を車両の部品Aに締結する際の作業性が向上する。
突出部124は、突出部124の第1領域122の長手方向における長さが、第1領域122の長手方向における長さよりも小さい状態で、補強板部2の他端側に設けられている。オイルパン固定構造Sは、このような突出部124を有することで、補強板部2と突出部124との接触面積を小さくすることができる。よって、オイルパン固定構造Sは、固定部12及び補強板部2を締結部材3によってオイルパン1に締結する際に、補強板部2に対して固定部12を延びるように変形させ易くすることができる。
突出部124は、第2領域123に溶接された金属により形成されている。オイルパン固定構造Sにおいては、このように突出部124が形成されていることで、突出部124を簡易に設けることができる。
[オイルパン固定方法]
まず、作業者は、オイルパン1、複数の補強板部2、及び複数の締結部材3を準備する。次に、作業者は、補強板部2の一端を固定部12に溶接する。そして、作業者は、補強板部2の他端が固定部12に溶接されていない状態で、一端から他端に向かって順に、複数の締結部材3を複数の第1の穴121及び複数の第2の穴21に挿入した状態で締め付けることで、固定部12及び補強板部2を車両の部品Aに締結する。
このように、作業者は、補強板部2の他端が固定部12に溶接されていない状態で、一端から他端に向かって順に、複数の締結部材3を複数の第1の穴121及び複数の第2の穴21に挿入した状態で締め付けることで、固定部12及び補強板部2を車両の部品Aに締結する。よって、作業者は、このように一端から他端に向かって順に、複数の締結部材3を締結していくことで、固定部12を波打っている形状から車両の部品Aに接している面積が多くなるような平面形状に近づけるように変形させながら、車両の部品Aに締結することが可能になる。
また、作業者は、予め一端が固定部12に溶接されており、他端が固定部12に溶接されていない状態の複数の補強板部2が設けられているオイルパン1、及び複数の締結部材3を準備するようにしてもよい。そして、作業者は、補強板部2の他端が固定部12に溶接されていない状態で、一端から他端に向かって順に、複数の締結部材3を複数の第1の穴121及び複数の第2の穴21に挿入した状態で締め付けることで、固定部12及び補強板部2を車両の部品Aに締結するようにしてもよい。
[本実施形態に係るオイルパン固定構造Sによる効果]
本実施形態に係るオイルパン固定構造Sは、車両のオイルを収容するオイルパン1を車両の部品Aに締結部材3で固定するための構造である。オイルパン固定構造Sは、開口部111を有する収容部11と、収容部11の開口部111の縁から収容部11の外側に向かって延伸しており、収容部11を車両の部品Aに固定するための締結部材3が挿入される複数の第1の穴121を有する固定部12と、を有するオイルパン1を有する。
また、オイルパン固定構造Sは、一端が固定部12に溶接されており、他端が固定部12に溶接されておらず、複数の第1の穴121に対応する位置に形成された複数の第2の穴21を有する複数の補強板部2を有する。さらに、オイルパン固定構造Sは、複数の第1の穴121及び複数の第2の穴21に挿入された状態で固定部12及び補強板部2を車両の部品に締結している複数の締結部材3を有する。
本実施形態に係るオイルパン固定構造Sは、このように一端が固定部12に溶接されており、他端が固定部12に溶接されておらず、複数の第1の穴121に対応する位置に形成された複数の第2の穴21を有する複数の補強板部2を有する。よって、オイルパン固定構造Sは、複数の締結部材3によって固定部12及び補強板部2を車両の部品Aに締結する際に、固定部12を補強板部2の長手方向における他端側に向かって延びるように変形させることが可能である。よって、オイルパン固定構造Sによれば、作業者が、波打っている形状の固定部12を、車両の部品Aに接している面積が多くなるような平面形状に近づけるように変形させながら、車両の部品Aに締結することが可能になる。
よって、オイルパン固定構造Sにおいては、固定部12及び補強板部2が締結部材3によって車両の部品Aに締結された後に、例えばエンジンの振動によって、固定部12が隙が少ない状態で締結され、変形しづらくなる。この結果、オイルパン固定構造Sにおいては、締結部材3の締結力が低下しづらいので、固定部12と車両の部品A、又は固定部12と補強板部2との間に空間が生じにくい。
したがって、オイルパン固定構造Sにおいては、固定部12と車両の部品Aとの間に空間が生じづらくなることで、車両の部品A及びオイルパン1の内側から外側に向かってオイルが漏れづらくなる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
A・・・車両の部品
A1・・・シリンダーブロック
A2・・・クランクケース
A3・・・フロントカバー
A4・・・フライホイールハウジング
S・・・オイルパン固定構造
1・・・オイルパン
11・・・収容部
111・・・開口部
12・・・固定部
121・・・第1の穴
122・・・第1領域
123・・・第2領域
124・・・突出部
2・・・補強板部
21・・・第2の穴
3・・・締結部材
T・・・従来のオイルパン固定構造

Claims (6)

  1. 車両のオイルを収容するオイルパンを前記車両の部品に締結部材で固定するためのオイルパン固定構造であって、
    開口部を有する収容部と、
    前記収容部の前記開口部の縁から前記収容部の外側に向かって延伸しており、前記収容部を前記車両の部品に固定するための前記締結部材が挿入される複数の第1の穴を有する固定部と、
    を有する前記オイルパンと、
    一端が前記固定部に溶接されており、他端が前記固定部に溶接されておらず、前記複数の第1の穴に対応する位置に形成された複数の第2の穴を有する複数の補強板部と、
    前記複数の第1の穴及び前記複数の第2の穴に挿入された状態で前記固定部及び前記補強板部を前記車両の部品に締結している複数の前記締結部材と、
    を有することを特徴とするオイルパン固定構造。
  2. 前記固定部は、
    前記収容部の前記開口部の縁から前記車両の高さ方向と直交する水平方向において前記収容部の外側に向かって延伸しており、前記複数の第1の穴を有する第1領域と、
    前記第1領域の前記収容部側とは反対側の端部から下方に向かって延伸している第2領域と、
    前記第2領域の下端から前記収容部の内側に向かって突出している突出部と、
    を有し、
    前記補強板部は、前記他端が前記第1領域の下面と前記突出部との間に設けられていることを特徴とする、
    請求項1に記載のオイルパン固定構造。
  3. 前記突出部は、前記突出部の前記第1領域の長手方向における長さが、前記第1領域の前記長手方向における長さよりも小さい状態で、前記補強板部の前記他端側に設けられていることを特徴とする、
    請求項2に記載のオイルパン固定構造。
  4. 前記突出部は、前記第2領域に溶接された金属により形成されていることを特徴とする、
    請求項3に記載のオイルパン固定構造。
  5. 車両のオイルを収容するオイルパンを前記車両の部品に締結部材で固定するためのオイルパン固定方法であって、
    開口部を有する収容部と、
    前記収容部の前記開口部の縁から前記収容部の外側に向かって延伸しており、前記収容部を前記車両の部品に固定するための前記締結部材が挿入される複数の第1の穴を有する固定部と、
    を有する前記オイルパンと、
    前記複数の第1の穴に対応する位置に形成された複数の第2の穴を有する複数の補強板部と、
    前記固定部及び前記補強板部を前記車両の部品に締結するための複数の前記締結部材と、
    を準備する工程と、
    前記補強板部の一端を前記固定部に溶接する工程と、
    他端が前記固定部に溶接されていない状態で、前記一端から前記他端に向かって順に、前記複数の締結部材を前記複数の第1の穴及び前記複数の第2の穴に挿入した状態で締め付けることで、前記固定部及び前記補強板部を前記車両の部品に締結する工程と、
    を有することを特徴とするオイルパン固定方法。
  6. 車両のオイルを収容するオイルパンを前記車両の部品に締結部材で固定するためのオイルパン固定方法であって、
    開口部を有する収容部と、
    前記収容部の前記開口部の縁から前記収容部の外側に向かって延伸しており、前記収容部を前記車両の部品に固定するための前記締結部材が挿入される複数の第1の穴を有する固定部と、
    前記複数の第1の穴に対応する位置に形成された複数の第2の穴を有し、一端が前記固定部に溶接された状態の複数の補強板部と、
    を有する前記オイルパンと、
    前記固定部及び前記補強板部を前記車両の部品に締結するための複数の前記締結部材と、
    を準備する工程と、
    他端が前記固定部に溶接されていない状態で、前記一端から前記他端に向かって順に、前記複数の締結部材を前記複数の第1の穴及び前記複数の第2の穴に挿入した状態で締め付けることで、前記固定部及び前記補強板部を前記車両の部品に締結する工程と、
    を有することを特徴とするオイルパン固定方法。
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