JP3708889B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、液体現像剤を用いて転写材にトナー像を得る画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
液体現像剤を用いて画像を得る電子写真方式の画像形成装置は、サブミクロンサイズの極めて微細なトナー粒子を用いることができるためオフセット印刷並みの高画質を実現できること、少量のトナー粒子で十分な画像濃度が得られるためコピーコストを低減できること、比較的低温でトナー粒子を記録紙に定着できるため省エネルギーを実現できること、といった乾式電子写真記録装置では実現できない利点を有している。
【0003】
液体現像剤を用いた画像形成装置において、感光体上のトナー像を転写材に転写する転写方法の1つとして、感光体と転写材とを加圧接触し、トナー粒子の粘着力を利用して感光体表面のトナー粒子を転写材に転写する圧力転写方法がある。この圧力転写方法は、感光体表面から転写材側へのトナー粒子の転写性が、トナー粒子と感光体表面との表面エネルギーの相関関係に依存し、表面エネルギーの関係によりトナー粒子は感光体表面から転写材側に転写するものである。
【0004】
この圧力転写方法は、電界を用いる方法のように転写時の電気的な乱れを伴うことがなく、高画質な画像が得られる点で有利である。特に中間転写媒体を介して圧力により記録媒体上へトナー像を転写する方法は、転写荷重が少なくかつ種々の記録媒体に対応できるメリットがある。
【0005】
一方、このような中間転写媒体を用いた圧力転写方式においては、中間転写媒体として感光体上からトナー像を引き剥がしやすく、かつ記録媒体へトナー像を転移させやすいという相反した特性が要求される。従って、中間転写媒体は材料選択の余地が乏しく転写マージンも狭いものとなっていた。
【0006】
更に、中間転写媒体として極力適したものを選択した場合でも、単に圧力転写を行ったのみでは確実な転写を得るのが難しく、特にトナー像が厚くなる画像領域の先端エッジ部分では、画像領域と非画像領域との段差に起因するトナー像と中間転写媒体表面との密着性低下が生じ、画像領域の先端エッジ部分で転写不良を多く発生していた。
【0007】
このため従来は例えば日本特許特開平8−44216号公報等に開示されるように、感光体上からトナー像を引き剥がしやすくするための透明トナーからなる転写層を予め感光体上に全面形成し、更に透明トナーをフィルム化し、そのフィルム化した転写層上にトナー像を形成して、トナー像をフィルム化した転写層ごと転写材に転写する方法が考えられている。この転写方法は、透明トナーとして熱可塑性樹脂を使用し、予め感光体上に透明トナーを現像し、次いで透明トナーを加熱・溶融させて転写層をフィルム化する。かかる転写層の上から通常の電子写真プロセスによりトナー像を形成した後、転写工程において再度転写層を加熱させて転写層ごと転写するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の転写方法は、感光体表面を透明トナーで現像した後の、透明トナーのフィルム化工程及び転写工程において加熱工程を経ることから、感光体の特性に影響を及ぼし感光体材料の選択が限定され又、感光体の長寿命化が妨げられるおそれを有していた。しかも、転写エネルギーを考慮し、透明トナー及び感光体材料は、トナー像と転写層とが密着する一方、転写層と感光体とは剥がれ易いという相関関係を有する材料を選択しなければならないという課題を生じていた。
【0009】
そこでこの発明は上記課題を解決するものであり、加圧転写方式にて高い転写効率を得るための、中間転写媒体の材料、あるいは感光体の材料の選択余地を広く出来、さらには感光体の長寿命化を図れ、高品質の画像を効率的に得る画像形成装置及び画像形成方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記課題を解決するための手段として、像担持体と、前記像担持体表面の少なくとも一部に転写用粒子層を形成する転写用粒子層形成手段と、トナー粒子およびキャリア液を含む液体現像剤を用いて、前記像担持体表面に画像情報に応じた前記トナー粒子からなるトナー層を、少なくとも一部が前記転写用粒子層上に積層するように形成する現像形成手段と、前記トナー層を前記転写用粒子層の一部と共に被転写媒体に加圧転写する転写手段とを具備する画像形成装置であって、前記転写手段は、前記像担持体上から前記トナー層を前記転写用粒子層の一部と共に転写された後、前記トナー層を前記転写用粒子層の少なくとも一部と共に前記被転写媒体に転写する中間転写媒体を有し、かつ、前記転写手段は、前記転写用粒子層の内部で厚み方向に破断を生じさせ、前記転写用粒子層の一部を前記トナー層と共に前記中間転写媒体に転写するとともに、前記転写用粒子層の他の部分を前記像担持体に付着させたまま残すものである。
【0012】
上記構成によりこの発明は、高い転写効率で像担持体表面のトナー像を記録媒体に加圧転写出来、又像担持体あるいは中間転写媒体の材料の選択幅を広げられることから、より良好な画像形成特性を実現可能であり、より高品位な画像を得られると共に像担持体の長寿命化を図れる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下にこの発明を図1及び図2に示す第1の実施の形態を参照して詳細に説明する。図1は画像形成装置である電子写真装置10の像形成部を示す。像担持体である感光体ドラム12は、例えばアルミニウムなどの導電性の金属ドラム上に10〜40μm厚の有機系もしくはアモルファスシリコン系等の感光層を設け、好ましくは更にその上にフッ素系樹脂、シリコーン系樹脂等からなる厚み5μm以下の保護層を形成して成っている。
【0014】
感光体ドラム12周囲には、感光体ドラム12の矢印r方向の回転に沿って順次周知のスコロトロン帯電器などからなる帯電装置13、帯電された感光体ドラム12に対して画像情報に応じた光照射を行い、感光体ドラム12上に静電潜像を形成する露光装置17、静電潜像を顕像化するため、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の色の異なる液体現像剤18Y〜18Cを供給する現像ユニット18が配列されている。この帯電装置13、露光装置17、現像ユニット18により、現像形成装置が構成される。
【0015】
さらに感光体ドラム12周囲には、転写用粒子層を形成するための転写用粒子層形成装置21、感光体ドラム12上に形成された液体現像剤像のかぶり取り及び余剰のキャリア液除去を同時に行うスクイーズ装置22、スクイーズした液体現像剤像から更にキャリア液を除去するための乾燥装置23、キャリア液を除去したトナー像を被転写媒体である記録紙Pに転写するための転写装置27、感光体ドラム12に接離して感光体ドラム12上の残留トナーを回収するためのクリーナ28、及び感光体ドラム12表面の残留電荷を消去するための消去ランプ30が配置される。
【0016】
露光装置17は、画像情報から得られる記録信号に応じて変調されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、あるいはシアン(C)の光信号に対応するレーザ光14を、感光体ドラム12の露光部16に選択的に照射して、感光体ドラム12の露光された部分の電位を減衰させ静電潜像を形成する。
【0017】
現像ユニット18は、現像ユニットステージ18aにそれぞれの現像容器31Y〜31Cにイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の色の異なる液体現像剤18Y〜18Cを保持する3つの現像装置32Y〜32Cが搭載されている。各現像装置32Y〜32Cの液体現像剤18Y〜18Cを感光体ドラム12表面に供給するための現像ローラ33Y〜33Cには例えば+600Vの現像バイアスが印加され、現像ローラ33Y〜33C端部に設けたギャップリング(図示せず)を介して感光体ドラム12と100μm程度のギャップで対向する。現像ユニットステージ18aは、図示しない送り機構によって矢印t方向に往復スライド移動する。
【0018】
液体現像剤18Y〜18Cは、電気絶縁性のキャリア液中に少なくとも樹脂成分及び着色成分を含有した粒径1μm程度あるいはそれ以下のトナー粒子を分散させたものであり、キャリア液中で帯電している。樹脂成分としては、分散溶媒である電気絶縁性のキャリア液に不溶な樹脂であれば特に限定されず、例えば、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、オレフィン系樹脂等がある。
【0019】
またイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の着色成分としては、各種染料または顔料を使用することができる。イエロー(Y)の着色成分としては例えば、ピグメント・イエロー1、同3、同74、同97、同98等のアセト酢酸アリールアミド系モノアゾ黄色顔料や、ピグメント・イエロー181等のイミダゾロン系モノアゾ黄色:C.I.ピグメント・イエロー12、同13、同14、同17等のアセト酢酸アリールアミド系ジスアゾ黄色顔料:C.I.ソルベント・イエロー19、同77、同79、C.I.ディスパース・イエロー164等の黄色染料等が使用可能である。
【0020】
マゼンタ(M)の着色成分としては例えば、C.I.ピグメント・レッド48、同49:1、同53:1、同57、同57:1、同81、同122、同5、同146等の赤色もしくは紅色顔料:C.I.ソルベント・レッド49、同52、同58、同8等の赤色系染料等が使用可能である。シアン(C)の着色成分としては例えば、C.I.ピグメント・ブルー15:3、15:4等の銅フタロシアニン及びその誘導体の青色系染顔料等が使用可能である。これ以外に、電荷制御剤やワックス等の助剤も必要に応じて配合することができる。
【0021】
本実施の態様においては、キャリア液としてアイソパーL(エクソン化学社製)樹脂成分としてプラス帯電のアクリル系樹脂、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の着色成分としてそれぞれピグメント・イエロー1、C.I.ピグメント・レッド48、C.I.ピグメント・ブルー15:3、を使用した。
【0022】
転写用粒子層形成装置21は、現像ユニット18の現像ユニットステージ18a上にてイエロー(Y)現像装置32Yに隣接され、容器36内に電気絶縁性の分散溶媒中に転写用粒子37を分散させた液体転写材37a及び、液体転写材37aを感光体ドラム12表面に供給するため、例えば+400Vのバイアスを印加されるローラ電極38を有している。ローラ電極38は、端部に設けたギャップリング(図示せず)を介して感光体ドラム12と100μm程度のギャップで対向する。
【0023】
転写用粒子37は、粒径1μm程度あるいはそれ以下の樹脂成分からなり、分散溶媒中で帯電している。樹脂成分としては基本的にはトナー粒子に使用する樹脂と同様である。また、着色剤は基本的に不要であるが、離型性付与等として必要に応じて添加剤として付加することも可能である。かかる添加剤としては、マイカ、酸化マグネシウム、アルミナ、ジンクステアレート、カルシウムステアレート、シリカ、Al−Mg−Zn−ハイドロステアレート、シリケート、シリコーンレジン、シリコーンゴム、シリコーンゴム・レジン複合物、酸化亜鉛、N−ラウロイル−L−リジン、酸化チタン等が使用可能である。
【0024】
但し各材料は、後述する加圧転写プロセス時に、転写用粒子37によって形成される帯電用粒子層40の凝集力が、帯電用粒子層40と感光体ドラム12との付着力よりも小さくなるように選択される。
【0025】
本実施の態様においては、液体転写材37aの分散溶媒としてアイソパーL(エクソン化学社製)、樹脂成分としてプラス帯電のアクリル系樹脂、添加剤としてシリカ、を使用した。 感光体ドラム12周囲の帯電用粒子層形成装置21下流のスクイーズ装置22は、金属ローラ22aが感光体ドラム12の表面から50μm程度のギャップを介して設けられており、+600V程度の電圧が印加され、感光体ドラム12の矢印r方向の回転方向と逆の矢印s方向に、感光体ドラム12の周速の約3倍程度の速度で回転駆動されるものである。このスクイーズ装置22を通過する事により、感光体ドラム12上に供給される液体転写材37aは、電気泳動によって、感光体ドラム12表面に付着している転写用粒子37を感光体ドラム12側に強力に押し付けられ、又余剰の分散溶媒を除去される。同様にスクイーズ装置22を通過する事により、感光体ドラム12上に供給される液体現像剤18Y〜18Cは、電気泳動によって、感光体ドラム12表面の静電潜像に付着しているトナー粒子を強力に感光体ドラム12側に押し付けられ、又余剰の液体現像剤18Y〜18Cを薄層化し現像画像の白地かぶりを防止する。又乾燥装置23は、感光体ドラム12に高速エアを吹き付けて感光体ドラム12上の余剰キャリア液を乾燥する。
【0026】
転写装置27は、それぞれ内部にヒータ43を有する中間転写媒体である中間転写ローラ27a及び加圧ローラ27bからなり、感光体ドラム12上のトナー層をせん断応力を伴った圧力転写により中間転写ローラ27aに一次転写した後、記録紙Pに圧力転写により二次転写する。中間転写ローラ27aは、金属ローラ表面にゴム層を巻き付けて成り、感光体ドラム12に対して離間可能と成っている。さらに中間転写ローラ27aの表面速度V2は、一次転写時に転写用粒子層40及びトナー層41にせん断応力を付与し、転写効率の向上を図るために、感光体ドラム12の表面速度V1より低速の0.9V1〜0.98V1程度になるよう設定されている。
【0027】
次に作用について述べる。画像形成プロセス開始後、感光体ドラム12上に転写用粒子層40及びイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)のトナー層41を重ねあわせてフルカラー現像画像を得る間は、転写装置27の中間転写ローラ27a及びクリーナ28を感光体ドラム12から離間する。この様な状態で感光体ドラム12を矢印r方向に回転し、1回転目で先ず感光体ドラム12表面に転写用粒子層40を形成し、この後転写用粒子層40の上から、感光体ドラム12を3回転し、各回転毎に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の3色のトナー層41を形成しフルカラー現像画像を得る。
【0028】
さらに詳細には、先ず感光体ドラム12の1回転目にあっては、転写用粒子層形成装置21のローラ電極38が感光体ドラム12と対向する様現像ユニットステージ18aをスライド移動する。この時現像ユニット18は、待機位置に保持される。感光体ドラム12表面とローラ電極38との間には100μm程度のギャップが設けられており、このギャップはローラ電極38の例えば矢印u方向の回転により液体転写材37aに満たされメニスカスが形成される。ローラ電極38には+400V程度のバイアスが印加されている一方、感光体ドラム12の表面電位がほぼ0Vであり、メニスカス内では400Vの電位差による電界が形成されるので、この電界によってプラス帯電の転写用粒子37は感光体ドラム12表面へと電気泳動する。この結果、感光体ドラム12表面には転写用粒子37を含む液体転写材37aの膜が全面に形成される。
【0029】
次いで感光体ドラム12は、スクイーズ装置22に達し、矢印s方向に回転する金属ローラ22aにより余剰の分散溶媒を掻き取られる。スクイーズ装置22においては金属ローラ22aが感光体ドラム12の表面から50μm程度のギャップを介して設けられており、+600V程度の電圧が印加されるので、感光体ドラム12表面の転写用粒子37を含む液体転写材37aの膜が金属ローラ22aに接近すると、金属ローラ22a〜感光体ドラム12表面へ向う方向に電界が形成され、転写用粒子37は感光体ドラム12表面に押し付けられる。
【0030】
また、金属ローラ22aは感光体ドラム12の回転と逆方向にその3倍程度の速度で回転しているため流体的な絞り効果が作用して、主に液体転写材37aの膜の上層部にある余剰の分散溶媒を除去する。さらに感光体ドラム12は、乾燥装置23にて、液体転写材37aの分散溶媒が適度に残留する様乾燥除去される。この結果、感光体ドラム12は1回転する間に、表面に転写用粒子37よりなる薄層の転写用粒子層40が形成される。この転写用粒子層40の凝集力は、感光体ドラム12との付着力よりも小さくなっている。
【0031】
次にイエロー(Y)の画像形成プロセスが開始する。まず、感光体ドラム12表面に形成された転写用粒子層40の上から帯電装置13によって感光体ドラム12表面は+800V程度に一様帯電される。次に、露光装置17によって、画像情報の1色目の画像情報であるイエローの画像情報に基づいて変調されたレーザビーム14を感光体ドラム12に選択的に照射して、画像部は+200V程度まで電位を低下させて、感光体ドラム12上にイエロー画像に対応する静電潜像を形成する。
【0032】
現像ユニット18は、現像ユニットステージ18aを矢印t方向にスライド移動して、待機位置から移動し、イエロー(Y)の現像ローラ33Yが現像位置にくるように配置する。現像位置においては、現像ローラ33Yは感光体ドラム12に対して100μm程度のギャップを設けて保持されており、かかるギャップは現像ローラ33Yが供給するイエロー(Y)の液体現像剤18Yによって埋められてメニスカスが形成されている。現像ローラ33Yには+600V程度の電圧が印加されるため、感光体ドラム12と現像ローラ33Yとの間に存在するイエロー(Y)の液体現像剤18Yが形成するメニスカス領域を静電潜像が通過すると、画像部においては現像ローラ33Yから感光体ドラム12へ向う方向に、非画像部においては感光体ドラム12から現像ローラ33Yへ向う方向に電界が形成されるため、トナー粒子は画像部にのみ付着する。この結果、現像装置32Y通過後には感光体ドラム12上にまず第1色目であるイエロー(Y)の液体現像剤18Yによる像が形成される。この時、画像部の電位は+300V程度まで上昇する。
【0033】
次にスクイーズ装置22においては、金属ローラ22aに+600V程度の電圧が印加されている。このため液体現像剤18Yによる像がスクイーズ装置22に接近すると、非画像部においては感光体ドラム12の表面から金属ローラ22aへ向う方向に電界が形成され、逆に画像部においては金属ローラ22aから感光体ドラム12へ向かう方向に電界が形成される。この結果、非画像部においては浮遊しているトナー粒子が金属ローラ22aに回収され、画像部においては像を形成しているトナー粒子が感光体ドラム12表面に押し付けられる。また、転写用粒子層40形成時と同様に金属ローラ22aによる流体的な絞り効果が作用し、主にイエロー(Y)の液体現像剤18Yの上層部にあるキャリア液が掻き取られる。感光体ドラム12表面にはイエロー(Y)のトナー粒子よりなる薄層のトナー層40が形成される。 次にイエロー(Y)のトナー層40の上から第2色目のマゼンタ(M)の像形成がイエロー(Y)と同様に行われる。すなわち次の1回転で、感光体ドラム12は帯電、露光を経た後、現像ユニットステージ18aのスライド移動によりマゼンタ(M)の現像装置32Mを現像位置に配置し、マゼンタ(M)の液体現像剤18Mによる現像を行う。その後スクイーズ装置22を経てキャリア液が適度に残留する様乾燥除去し、感光体ドラム12表面の転写用粒子層40上のイエロー(Y)のトナー層41上にマゼンタ(M)のトナー層41を重ね合わせる。
【0034】
第3色目のシアン(C)についても同様にトナー層41形成を行い、最終的に感光体ドラム12表面の転写用粒子層40の上にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)3色のトナー層41を重ね合わせフルカラー現像画像を得る。そして乾燥装置23によりキャリア液が適度に残留する様乾燥除去した後転写工程に入る。尚、各色のスクイーズ装置22の作動後に乾燥装置23を作動して、キャリア液を更に除去するようにしても良い。
【0035】
転写工程に入ると転写装置27及びクリーナ28が感光体ドラム12に接触する。転写装置27は、中間転写ローラ27aを感光体ドラム12に接触してニップを形成する。又、中間転写ローラ27aの表面速度V2は、感光体ドラム12の表面速度をV1とすると0.9V1〜0.98V1程度となるように感光体ドラム12に従動する矢印v方向に駆動制御される。中間転写ローラ27a及び感光体ドラム12間の転写ニップに転写用粒子層40上に形成されたトナー像が到達すると、感光体ドラム12表面に形成される転写用粒子層40及びトナー層41は、図2に示すように共に中間転写ローラ27a及び感光体ドラム12の表面速度差を起因として生じるせん断応力を受ける。
【0036】
図2(a)は中間転写ローラ27aが感光体感光体ドラム12表面に形成されたトナー層41に接触したときの断面を模式的に示したものである。中間転写ローラ27a及び感光体ドラム12間の転写ニップにあっては、感光体ドラム12の表面速度V1と中間転写ローラ27aの表面速度V2との速度差に起因して発生するせん断応力Fsが中間転写ローラ27a及び感光体ドラム12間に作用すると、これに対応すべくトナー層41内ではFbの反力が生じ、転写用粒子層40内ではFaの反力が生じる。ここで、転写用粒子層40の凝集力が、転写用粒子僧40と感光体ドラム12との付着力よりも小さいので、転写用粒子層40の方がせん断応力Fsに屈して図2(b)に示すように転写用粒子層40の途中で内部破断を生じる。
【0037】
そして、フルカラーのトナー層41は加圧接触される中間転写ローラ27a表面に、転写用粒子層40と共に高い転写効率で一次転写される。中間転写ローラ27aに一次転写されたフルカラーのトナー層41は、これに同期して中間転写ローラ27a及び矢印w方向に回転される加圧ローラ27b間に狭持搬送される記録紙Pに二次転写され記録紙P上にフルカラー現像画像を得る。この中間転写ローラ27aから記録紙Pへのフルカラートナー層41の二次転写のメカニズムは主に中間転写ローラ27aと記録紙Pとの表面エネルギーの差による。
【0038】
一方、中間転写ローラ27a側にフルカラートナー層41を転写終了した感光体ドラム12は、クリーナ28により残留転写用粒子層をクリーニングされ、更に消去ランプ30により残留電荷を消去されて、一連の画像形成プロセスを終了する。
【0039】
尚,一時転写終了後、中間転写ローラ27aに一次転写されたフルカラーのトナー層41及び感光体ドラム12表面を観察した所、転写用粒子層40は、トナー層41側及び感光体ドラム12側のいずれの表面にも100面積%残っていて、転写用粒子層40の内部で良好に破断を生じていることが判明した。
【0040】
このように構成すれば、感光体ドラム12上にトナー層41を形成する前に凝集力が感光体ドラム12との付着力よりも弱い転写用粒子層40を形成することにより、感光体ドラム12から中間転写ローラ27aへのトナー層41の一次転写時にトナー層41および転写用粒子層40にせん断応力を付与しながら加圧転写すると、凝集力の弱い転写用粒子層40内部で破断を生じさせる事が出来、結果として転写用粒子層40上に形成されるトナー層41に欠損を生じることがなく、トナー層41を確実に高い転写効率で中間転写ローラ27aに転写する事ができ、ひいては記録紙P上に高画質の現像画像を得られる。
【0041】
しかも転写用粒子層40の形成時に加熱等により感光体ドラム12の特性に影響を与える事が無く、感光体ドラム12の長寿命化を図れると共に、従来、熱に弱い有機感光体等は、実用化が難しかったのに比し、有機感光体の使用も容易になり、感光体材料の選択余地の拡大を得られる。
【0042】
次にこの発明の第2の実施の形態について図3乃至図7を参照して説明する。この第2の実施の形態は上述した第1の実施の形態において、転写用粒子層を感光体ドラム全面に形成するのではなくトナー層のパターンに基づいて感光体ドラム表面の所定領域に形成するものであり、その他は前述の第1の実施の形態と同様であることから、第1の実施の形態で説明した構成と同一構成部分については同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0043】
本実施の形態の電子写真装置は、露光装置17に入力する画像情報を形成すると共に、転写用粒子層の形成領域を検出するパターン生成装置50を有し、このパターン生成装置50からの領域情報を露光装置17に入力して、転写用粒子層を必要領域にのみ形成している。
【0044】
パターン生成装置50は、図3に示すように、スキャナあるいはパソコン端末等の他入力装置からの原画情報が入力される原画像入力部60、原画像入力部60からの赤(R)、緑(G)、青(B)の各色8ビットの色分解信号にγ補正、色修正、色変換等の処理を行う前処理部61、前処理部61からの8ビットのイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の色毎の画像信号をディザ処理、誤差拡散処理等の2値化処理し、1ビットの画像信号に変換する2値化処理部62を有している。
【0045】
パターン生成装置50は、2値化処理部62からの2値化されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の画像信号が入力される論理和回路66A及び論理和回路66Aからの信号を膨張処理する膨張処理部67Aを有する転写用粒子層70の形成領域を設定する領域設定装置である転写用粒子層パターン生成部63Aを有する。膨張処理部67Aにはどのように膨張処理するかを指示する膨張パラメータ信号68Aが入力される。さらにパターン生成装置50は、2値化処理部62からの画像信号及び、転写用粒子層パターン生成部63Aからの転写用粒子層画像T信号が入力される記録信号制御部64を有する。
【0046】
そしてパターン生成装置50の記録信号制御部64からのイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の色毎の情報及び転写用粒子層70の形成領域の情報は、感光体ドラム12上に形成する画像の変調データとして露光装置17に転送され、レーザビーム14のON/OFFが制御される。これにより、トナー層71の形成のみならず転写用粒子層70の形成時に、このパターン生成装置50からの画像変調データをもちいて必要領域に所定パターンの転写用粒子層70を形成可能とする。すなわち、転写用粒子層70は、このパターン生成装置50からの画像変調データにより、感光体ドラム12上の各色分解画像のトナー層71(2値であれば、"1"の部分)及び、膨張処理によりトナー層71周囲の拡張領域のすべてに形成されることになる。
【0047】
実際には、例えば、各色分解画像であるシアン(C)トナー層71cを図4(a)、マゼンタ(M)トナー層71mを図4(b)、イエロー(Y)トナー層71yを図4(c)とすると、転写用粒子層70の形成領域は図4(d)に示すように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)のトナー層71c〜71yが形成される全ての領域を含んだパターンとなる。また、一般にフルカラー画像を形成する場合には、色分解像間で位置ずれが生じるため、当然にこの発明における転写用粒子層70形成領域とトナー層71との間にも位置ずれも生じ得る。従って、本実施の形態ではこれをカバーするために転写用粒子層70の形成領域パターンを膨張させる処理を設ける。図3に示す膨張処理部67Aは図示しない3ライン分のバッファメモリを有し、例えば図5に黒四角で示すトナー層71を構成する"1"画素(座標を(i,j)とする)72を中心に4近傍である(i,j−1)、(i−1,j)、(i,j+1)、(i+1,j)の位置の画素72a〜72dまで拡張して転写用粒子層70が形成される領域パターンとするものである。
【0048】
この結果、例えば図4(a)に示すシアン(C)トナー層71c形成部分にあっては、図6(a)の黒四角部分で示すシアン(C)トナー層71cに対して、膨張処理を施すと転写用粒子層70の形成領域は図6(b)に示す領域となる。この図6(b)では、白四角部70aが転写用粒子層70のみ形成される領域であり、網掛部70bは転写用粒子層70とシアン(C)トナー層71cが重なって形成される領域を示す。かかる膨張処理により、転写用粒子層70の形成領域はシアン(C)トナー層71cの形成部に加え白四角部70aの領域にまで拡張して形成される。尚、トナー層71部分に対する膨張処理の程度は膨張処理部67Aに入力する膨張パラメータ信号により任意に選択可能であり、例えば図5に黒色で示すトナー層72を構成する"1"画素(座標を(i,j)とする)に対して、3×3のウインドウ内の全画素に広げる8近傍処理する等可能であるし、黒色で示すトナー層72を構成する"1"画素(座標を(i,j)とする)周囲のマトリクスを広げて、N×Nのウインドウの中で膨張範囲を自由に設定することが可能である。
【0049】
次に作用について述べる。本実施の形態では画像形成プロセスにて、第1の実施の形態と同様にフルカラー画像形成前に感光体ドラム12表面に転写用粒子層70を形成する。以下に転写用粒子層70の形成工程について述べる。画像形成プロセス開始により感光体ドラム12は矢印r方向に回転され、この回転にしたがい感光体ドラム12表面は帯電装置13により+800V程度に一様帯電される。次に感光体ドラム12は、パターン生成装置50の記録信号制御部64から送信される転写用粒子層70の形成領域の情報である画像の変調データによりレーザビーム14のON/OFFを制御される露光装置17によって、転写用粒子層70の形成領域パターンに基づく露光をなされる。
【0050】
この結果、感光体ドラム12表面の露光部は+200V程度まで電位が低下し、感光体ドラム12上に転写用粒子層70の形成領域パターンを有する静電潜像が形成される。次いで、感光体ドラム12は転写用粒子層形成装置21に達し、ローラ電極38により液体転写材37aを供給される。ローラ電極38には+600V程度の電圧が印加されている。この時、感光体ドラム12とローラ電極38との間のメニスカス領域を静電潜像が通過すると、転写用粒子層70形成領域においてはローラ電極38から感光体ドラム12へ向う方向に電界が形成される一方、転写用粒子層70の非形成領域においては感光体ドラム12からローラ電極38へ向う方向に電界が形成されるため、液体転写材37a中の転写用粒子37は、転写用粒子層70の形成領域にのみ付着する。
【0051】
次いで感光体ドラム12はスクイーズ装置22に達し、金属ローラ22aにより、転写用粒子層70の非形成領域においては浮遊している転写用粒子37を金属ローラ22aに回収される一方、転写用粒子層70の形成領域においては転写用粒子37が感光体ドラム12表面側にさらに押し付けられる。同時に金属ローラ22aにより液体転写材37a表面側の余剰の分散溶媒を掻き取られる。感光体ドラム12表面にはパターン生成装置50からの画像の変調データによる所定パターンの転写用粒子層70が形成される。
【0052】
このように、感光体ドラム12の1回転目で感光体ドラム12表面に転写用粒子層70のパターンを形成した後、第1の実施の形態と同様にして、順次イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)のトナー層71の各形成工程を繰り返し、感光体ドラム12表面の転写用粒子層70の形成領域上に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の3色のトナー層71を重ねあわせたフルカラー画像を得る。次いで乾燥装置23によりキャリア液が適度に残留する様乾燥除去した後転写工程に入る。
【0053】
転写工程では、図7(a)に示すように中間転写ローラ27a及び感光体ドラム12間の転写ニップに転写用粒子層70上に形成されたトナー像71が到達すると、感光体ドラム12表面に形成される転写用粒子層70及びトナー層71は、中間転写ローラ27a及び感光体ドラム12の表面速度差を起因として生じるせん断応力を受け、図7(b)に示すように感光体ドラム12との付着力に比し凝集力の弱い転写用粒子層70の途中で破断を生じる。フルカラーのトナー層71は加圧接触される中間転写ローラ27a表面に、転写用粒子層70と共に高い転写効率で一次転写され、この後記録紙Pに二次転写されて記録紙P上にフルカラー現像画像を得る。
【0054】
本実施の形態にて例えば、図6(a)のトナー層71cに対して図6(b)に示すように膨張処理を施して転写用粒子層70を形成した場合には、全面に転写用粒子層70を形成した場合と比較して転写用粒子層70の消費量を約39%に抑制する事ができる。又図6(a)のトナー層71cに対して膨張処理を施さないで転写用粒子層70を形成して転写用粒子層70の消費テストを行ったところ、全面に転写用粒子層70を形成した場合と比較して転写用粒子層70の消費量を約22%に抑制する事ができた。なお、本実施の形態では2値画像に対して処理を施すものであったが、これに限らず多値画像を出力する等も場合にも適用可能である。
【0055】
尚,一時転写終了後、中間転写ローラ27aに一次転写されたフルカラーのトナー層71及び感光体ドラム12表面を観察した所、転写用粒子層70は、トナー層71側及び感光体ドラム12側のいずれの表面にも形成面積の100面積%残っていて、転写用粒子層70の内部で良好に破断を生じていることが判明した。
【0056】
このように構成すれば、前述の第1の実施の形態と同様に感光体ドラム12上に凝集力が感光体ドラムとの付着力より弱い転写用粒子層70を形成した後、転写用粒子層70上にトナー層71を重ねて形成することにより、感光体ドラム12から中間転写ローラ27aへの一次転写時に、トナー層71及び転写用粒子層70にせん断応力を付与しながら加圧転写すると、凝集力の弱い転写用粒子層70内部で破断を生じるので、転写用粒子層70上に形成されるトナー層71に欠損を生じることがなく、トナー層71を確実に高い転写効率で中間転写ローラ27aに転写出来、ひいては記録紙P上に高画質の現像画像を得られる。
【0057】
又、第1の実施の形態と同様に転写用粒子層70の形成時に感光体ドラム12の特性に影響を与える事が無く、感光体ドラム12の長寿命化を図れ、さらに感光体材料の選択余地の拡大を得られる。
【0058】
しかも転写用粒子層70の形成領域をトナー層71の形成領域及びその周縁の膨張領域にのみ限定することで、転写用粒子層70の消費量を大幅に抑制することができ、転写用粒子層70の使用によるランニングコストの増大を極力抑制することができランニングコストの節約を図れる。さらには、クリーナ28による残留転写用粒子層70のクリーニング量も減少しクリーナ28の長寿命化も図れる。
【0059】
次にこの発明の第3の実施の形態について図8乃至図11を参照して説明する。この第3の実施の形態は上述した第2の実施の形態において、転写用粒子層の形成領域をさらに規制するものであり、その他は前述の第2の実施の形態と同様であることから、第2の実施の形態で説明した構成と同一構成部分については同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0060】
本実施の形態の電子写真装置は、パターン生成装置75からの転写用粒子層の形成領域情報を露光装置17に入力して、特に中間転写ローラ27aとの密着性が低下するトナー層形成領域の前方エッジ領域にのみ転写用粒子層を形成している。すなわち本実施の形態の電子写真装置は、トナー層の先端エッジ部分で、トナー層形成領域と非トナー層領域との段差に起因する、トナー層の先端エッジ部分での転写不良の発生を防止している。 またパターン生成装置75は、図8に示すように、転写用粒子層パターン生成部63Bの論理和回路66Bと膨張処理部67Bとの間にさらに前方エッジ検出部69を有する。又膨張処理部67Bにはどのように膨張処理するかを指示する膨張パラメータ信号68Bが入力される。このパターン生成装置75の前方エッジ検出部69では、2値化処理部62からの2値化されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の画像信号が論理和回路66Bで論理和された画像について前方エッジの検出が行われる。前方エッジ検出は、実際には例えば図9に示すように、黒四角で示すトナー層77を構成する"1"画素(座標を(i,j)とする)78に注目し、この注目画素78が(i,j)位置にあるとすると(i,j−1)の画素78aを参照し、参照画素78aが"0"の場合に注目画素78は前方エッジであると判断される。
【0061】
そして例えば、前述の第2の実施の形態の図6(a)に示したのと同様である図10(a)に示すトナー層77に対してこのような前方エッジを検出処理を施すと、図10(b)のような検出結果が得られる。図10(b)中、斜線四角の部分が前方エッジ画素77aを示している。次に検出された前方エッジ画素77aについて膨張処理が施される。膨張処理内容は第2の実施の形態と同様であり、例えば4近傍処理を適用すると図10(c)のようになる。図中の白四角76aおよび網掛四角76bの部分が転写用粒子層76の形成領域となる。
【0062】
そして本実施の形態では画像形成プロセスにて、転写用粒子に室温以上、例えば60℃程度のTg温度を有する樹脂成分を使用し、トナー粒子にも同様に60℃程度のTgを有する樹脂成分を使用して、第2の実施の形態と同様にフルカラー画像形成前に感光体ドラム12表面に転写用粒子層76を形成する。この転写用粒子層76の形成プロセスは、露光を打ち17による感光体ドラム12への露光パターンが、トナー層77形成領域の前方エッジ及びその近傍に限定される以外は第2の実施の形態と同様であり、この結果感光体ドラム12上のトナー層77形成領域の前方エッジ及びその近傍にのみの転写用粒子層76が形成される。
【0063】
この後前述の第2の実施の形態と同様にしてイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の3色のトナー層77を重ねあわせたフルカラー画像を得る。この時トナー層77は前方エッジ部及びその近傍のみが転写用粒子層76上に重ねられる。
【0064】
転写工程では、図11(a)に示すように中間転写ローラ27a及び感光体ドラム12間の転写ニップに転写用粒子層76上に形成されたトナー像77が到達すると、中間転写ローラ27aとの密着性の悪いトナー層77の前方エッジ部分にあっては図11(b)に示すように感光体ドラム12との付着力に比し凝集力の弱い転写用粒子層76が途中で破断するので、中間転写ローラ27aとの密着性が悪いにもかかわらず、転写不良を防止出来る。又、トナー層77の前方エッジ部分を除いた領域は中間転写ローラ27aとの密着性が良いので、トナー層77は、中間転写ローラ27a表面に良好に転写される。この後。中間転写ローラ27a表面のトナー層77は記録紙Pに二次転写されて記録紙P上にフルカラー現像画像を得る。
【0065】
本実施の形態にて図10(c)に示す領域に転写用粒子層76を形成した場合、感光体ドラム12の全面に転写用粒子層76を形成した場合と比較して転写用粒子層76の消費量を約20%に抑制する事ができる。
【0066】
尚,一時転写終了後、中間転写ローラ27aに一次転写されたフルカラーのトナー層77及び感光体ドラム12表面を観察した所、転写用粒子層76は、トナー層77側及び感光体ドラム12側のいずれの表面にも形成面積の100面積%残っていて、転写用粒子層76の内部で良好に破断を生じていることが判明した。
【0067】
このように構成すれば、中間転写ローラ27aとの密着性低下により転写不良を生じ易いトナー層77の前方エッジ部にあっては、トナー層77の下の転写用粒子層76が破断するので、従来生じていた密着性低下による転写不良を防止出来る。一方、トナー層77の前方エッジ部を除いた領域は、中間転写ローラ27aと良好に密着するので、中間転写ローラ27aへの良好な転写を得られ、画質向上を図れる。
【0068】
又、第2の実施の形態と同様に転写用粒子層76の形成時に感光体ドラム12の特性に影響を与える事が無く、感光体ドラム12の長寿命化を図れ、さらに感光体材料の選択余地の拡大を得られる。
【0069】
さらに転写用粒子層76の形成領域をトナー層77の形成領域の前方エッジ部分にのみ限定することで、転写用粒子層76の消費量を大幅に抑制することができランニングコストの節約を図れ、さらにはクリーナ28による残留転写用粒子層76のクリーニング量も減少しクリーナ28の長寿命化も図れる。
【0070】
次にこの発明の第4の実施の形態について図12及び図13を参照して説明する。この第4の実施の形態は上述した第3の実施の形態において、さらにトナー層の濃度(厚さ)に応じて転写用粒子層の厚さを調整するものであり、その他は前述の第3の実施の形態と同様であることから、第3の実施の形態で説明した構成と同一構成部分については同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0071】
本実施の形態の電子写真装置は、感光体ドラム12上に形成されるトナー層が厚く高い画像濃度の場合は転写用粒子層を厚く形成し、トナー層が薄く画像濃度が低い場合は転写用粒子層を薄く形成して、高い画像濃度を起因とする転写不良の発生を防止している。
【0072】
パターン生成装置80は、図12に示すように、転写用粒子層パターン生成部63Cの論理和回路66Cと膨張処理部67Cと、前方エッジ検出部69と、更には濃度検出部81を有する。又膨張処理部67Ccにはどのように膨張処理するかを指示する膨張パラメータ信号68Cが入力される。このパターン生成装置80の濃度検出部81では、2値化処理部62からの2値化されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の画像信号から、色の重ね合わせ情報が得られる。即ち、これら3つの画像信号から形成されるトナー層の厚み(1〜3層)が検出される。録信号制御部64への転写用粒子層画像T信号には、露光装置17の露光パターン情報と共に前述のトナー層の厚みから変換される露光強度情報とが含まれる。
【0073】
そして本実施の形態では画像形成プロセスにて、第3の実施の形態と同様にフルカラー画像形成前に感光体ドラム12表面に転写用粒子層82を形成する。但しこの転写用粒子層82の厚さは、濃度検出部81の検出結果に応じて露光装置17によるレーザビーム14の照射強度の調整により制御される。この結果図13(a)に示すように、感光体ドラム12上のトナー層83の濃度が高い(トナー層83が厚い)場合には転写用粒子層82は例えば厚く形成され、図13(b)に示すように、感光体ドラム12上のトナー層83の濃度が低い(トナー層83が薄い)場合には転写用粒子層82は例えば逆に薄く形成される。
【0074】
この後前述の第3の実施の形態と同様にしてフルカラー画像形成工程、転写工程を経て記録紙P上にフルカラー現像画像を得る。但し転写工程時、トナー層83の層厚の変化に応じて転写用粒子層82の層厚が制御されるので、トナー層83が厚いために、中間転写ローラ27aとの密着性が悪い領域においても転写不良を生じることなく良好な転写を得られる。
【0075】
このように構成すれば、トナー層83の層厚が厚く、中間転写ローラ27aとの密着性がより低下される転写不良を生じ易い領域にあっては転写用粒子層82の層厚を厚くするので、従来生じていた密着性低下による転写不良を防止出来、転写性向上による画質向上を得られる。一方、トナー層83の薄い領域では転写用粒子層82を薄くする事により転写用粒子層82の消費量の抑制を図れる。
【0076】
又、第3の実施の形態と同様に転写用粒子層82の形成時に感光体ドラム12の特性に影響を与える事が無く、感光体ドラム12の長寿命化を図れ、さらに感光体材料の選択余地の拡大を得られる。さらに転写用粒子層82の形成領域をトナー層83の形成領域の前方エッジ部分にのみ限定することで、転写用粒子層82の消費量を抑制することができ、ランニングコストの節約を図れ、さらにはクリーナ28による残留転写用粒子層76のクリーニング量も減少しクリーナ28の長寿命化も図れる。
【0077】
次にこの発明の第5の実施の形態について図14を参照して説明する。この第5の実施の形態は、上述した第4の実施の形態において、更にトナー層の厚さに応じて転写粒子層のパターン領域を調整するものであり、その他は前述の第4の実施の形態と同様であることから、第4の実施の形態で説明した構成と同一構成部分については同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0078】
本実施の形態の電子写真装置は、感光体ドラム12上に形成されるトナー層が厚く高い画像濃度の場合には転写用粒子層を形成する領域を広げ、トナー層が薄く画像濃度が低い場合には転写用粒子層を形成する領域を狭く設定して、高い画像濃度を起因とする転写不良の発生を防止している。
【0079】
パターン生成装置80は、図14に示すように、転写用粒子層パターン生成部63Dには論理和回路66Dと膨張処理部67Dと、前方エッジ検出部69と、更に膨張パラメータ選択部600を有する。このパターン生成装置80の膨張パラメータ選択部600では2値化処理部62からの2値化されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の画像信号から、色重ね情報が得られる。即ち、これら3つの画像信号から形成されるトナー層の厚み(1〜3層)が検出される。かかる厚み情報から膨張パラメータが選択される。
【0080】
例えば、トナー層が薄い場合(1層)には、4近傍処理が選択されトナー層が厚い場合(2〜3層)には、8近傍処理が選択される。かかる処理の種類は膨張パラメータ信号として次の膨張処理部に入力され、膨張パラメータに応じた領域の膨張処理が施される。
【0081】
そして本実施の形態では画像形成プロセスにて、第3の実施の形態と同様にフルカラー画像形成前に感光体ドラム12表面に転写用粒子層(図示せず)を形成する。但しこの転写用粒子層の領域は、膨張処理部67Dからの情報に応じて露光装置17によるレーザビーム14の照射領域の調整により制御される。この結果、感光体ドラム12上のトナー層が厚い場合には転写用粒子層は、画像形成領域及びその8近傍領域を含む広い領域に形成され、トナー層が薄い場合には転写用粒子層は、画像形成領域及びその4近傍領域を含む狭い領域に形成される。
【0082】
この後前述の第3の実施の形態と同様にしてフルカラー画像形成工程、転写工程を経て記録紙P上にフルカラー現像画像を得る。但し転写工程時、トナー層の層厚の変化に応じて転写用粒子層の形成領域が制御されるので、トナー層が厚いために、中間転写ローラ27aとの密着性が悪い領域においても転写不良を生じることなく良好な転写を得られる。
【0083】
このように構成すれば、トナー層の層厚が厚く、中間転写ローラ27aとの密着性がより低下される転写不良領域が広い部分にあっては転写用粒子層の形成領域を広くするので、従来生じていた密着性低下による転写不良を防止出来、転写性向上による画質向上を得られる。一方、トナー層の薄い領域では転写用粒子層の形成領域を狭くする事により転写用粒子層82の消費量の抑制を図れる。
【0084】
又、第3の実施の形態と同様に転写用粒子層の形成時に感光体ドラム12の特性に影響を与える事が無く、感光体ドラム12の長寿命化を図れ、さらに感光体材料の選択余地の拡大を得られる。さらに転写用粒子層の形成領域をトナー層の形成領域の前方エッジ部分にのみ限定することで、転写用粒子層の消費量を抑制することができ、ランニングコストの節約を図れ、さらにはクリーナ28による残留転写用粒子層のクリーニング量も減少しクリーナ28の長寿命化も図れる。
【0085】
尚この発明は上記実施の形態に限定されることなく、その趣旨を変えない範囲での変更は可能であって、例えば画像形成装置の構造やプロセスは限定されず、現像工程に用いる現像剤の色は任意であるし、3色に限らず2色以下であっても良いし、あるいはブラックその他の色の現像剤を追加して4色以上の現像を行う等任意である。用いる現像剤材料及び転写用粒子材料も、転写用粒子層の凝集力が、転写用粒子層と感光体ドラムとの付着力以下となるものであれば限定されないし、転写用粒子は、透明、無色、あるいは適度に着色されたものであっても良い。さらに、中間転写媒体や像担持体の材料等も、良好な転写あるいは良好な像形成特性を得られる範囲で全く任意である。
【0086】
但し、転写用粒子層の凝集力は、トナー層を転写後、像担持体上及びトナー層側に残る割合が、共に転写用粒子層の形成面積の100面積%となる様、転写用粒子層の内部で確実に破断するのがより好ましいが、これに限定されることなく、転写効率上から、転写用粒子層の凝集力は、トナー層転写後、転写用粒子層が像担持体上及びトナー層側に残る割合が、転写用粒子層の形成面積の90面積%程度を得られる凝集力であっても良い。
【0087】
又転写装置は、加圧転写をするものであればせん断応力を付加しない装置でも良いのは当然で、加圧転写による表面エネルギーの差のみがトナー層の形成領域に掛かった場合であっても転写用粒子層の凝集力が弱いので、トナー層は、下方の転写用粒子層内部で破断を生じ、像担持体に残留されることがなく高い転写効率を得られる。又、転写用粒子層を像担持体に形成する転写用粒子層形成装置の構造も限定されず、例えば第1の実施の形態にて、感光体ドラム12に静電的に形成する際も、ローラ電極38の代わりに図15に示す変形例のように、転写用粒子層形成装置86のバイアスが印加される固定の皿電極87を用いて、液体転写材88を付与しても良い。
【0088】
さらに例えば第3の実施の形態にて、トナー層77の前方エッジを検出する方法も任意であり、Sobel Operatorのような一般的な検出手段を利用するものであっても良いし、第4の実施の形態の、トナー層83の層厚に応じた転写用粒子層82の層厚調整を、第1あるいは第2の実施の形態等に適用する等任意である。
【0089】
【発明の効果】
以上説明したようにこの発明によれば、像担持体表面にトナー層を形成する前に転写用粒子層を形成し、かかる転写用粒子層の凝集力を転写用粒子層と象担持体との付着力より小さくすることにより、トナー層の転写効率を大幅に向上させることが可能となり、高い転写効率による高画質の転写画像を得られ、高画質を実現する画像形成装置を提供出来る。また、転写用粒子層形成時に像担持体の特性に影響を与える事が無く、像担持体の長寿命化を図れると共に、感光体材料の選択余地の拡大を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の電子写真装置の像形成部を示す概略構成図である。
【図2】この発明の第1の実施の形態の転写工程を示す概略説明図である。
【図3】この発明の第2の実施の形態のパターン生成装置を示す概略ブロック図である。
【図4】この発明の第2の実施の形態のパターンの一例を示し、(a)はそのシアン(C)のトナー層のパターン、(b)はそのマゼンタ(M)のトナー層のパターン、(c)はそのイエロー(Y)、のトナー層のパターン、(d)はその転写用粒子層のパターンを示す説明図である。
【図5】この発明の第2の実施の形態の1画素の膨張処理を示す概略説明図である。
【図6】この発明の第2の実施の形態のシアン(C)画像の膨張処理を示し、(a)はそのシアン(C)トナー層形成パターン、(b)はその膨張処理後の転写用粒子層のパターンを示す説明図である。
【図7】この発明の第2の実施の形態の転写工程を示す概略説明図である。
【図8】この発明の第3の実施の形態のパターン生成装置を示す概略ブロック図である。
【図9】この発明の第3の実施の形態の1画素の前方エッジ検知を示す概略説明図である。
【図10】この発明の第3の実施の形態のシアン(C)画像の前方エッジ検知を示し、(a)はそのシアン(C)トナー層パターン、(b)はそのシアン(C)トナー層の前方エッジを明示したパターン、(c)はその前方エッジを膨張処理した後の転写用粒子層及びシアン(C)トナー層のパターンを示す説明図である。
【図11】この発明の第3の実施の形態の転写工程を示す概略説明図である。
【図12】この発明の第4の実施の形態のパターン生成装置を示す概略ブロック図である。
【図13】この発明の第4の実施の形態の転写工程を示す概略説明図である。
【図14】この発明の第5の実施の形態のパターン生成装置を示す概略ブロック図である。
【図15】この発明の変形例の転写用粒子層形成装置を示す概略構成図である。
【符号の説明】
10…電子写真装置
12…感光体ドラム
13…帯電装置
14…レーザビーム
16…露光部
17…露光装置
18…現像ユニット
18a…現像ユニットステージ
18Y〜18C…液体現像剤
21…転写用粒子層形成装置
22…スクイーズ装置
22a…スクィーズローラ
23…乾燥装置
27…転写装置
27a…中間転写ローラ
27b…加圧ローラ
28…クリーナ
30…消去ランプ
32Y〜32C…現像装置
33Y〜33C…現像ローラ
36…容器
37…転写用粒子層
37a…液体転写材
38…ローラ電極
40…転写用粒子層
41…トナー層

Claims (5)

  1. 像担持体と、
    前記像担持体表面の少なくとも一部に転写用粒子層を形成する転写用粒子層形成手段と、
    トナー粒子およびキャリア液を含む液体現像剤を用いて、前記像担持体表面に画像情報に応じた前記トナー粒子からなるトナー層を、少なくとも一部が前記転写用粒子層上に積層するように形成する現像形成手段と、
    前記トナー層を前記転写用粒子層の一部と共に被転写媒体に加圧転写する転写手段とを具備する画像形成装置であって、
    前記転写手段は、前記像担持体上から前記トナー層を前記転写用粒子層の一部と共に転写された後、前記トナー層を前記転写用粒子層と共に前記被転写媒体に転写する中間転写媒体を有し、
    かつ、前記転写手段は、前記転写用粒子層の内部で厚み方向に破断を生じさせ、前記転写用粒子層の一部を前記トナー層と共に前記中間転写媒体に転写するとともに、前記転写用粒子層の他の部分を前記像担持体に付着させたまま残すものであること、を特徴とする画像形成装置。
  2. 前記中間転写媒体は、前記像担持体上の前記トナー層及び前記転写用粒子層にせん断応力を付与することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記転写用粒子層は、前記トナー層の形成領域に対応してパターン形成されることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記画像情報の前方エッジを検出する前方エッジ検出部からの検出結果に応じて前記転写用粒子層のパターン形成領域を設定する領域設定手段をさらに有することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記転写用粒子層は、前記トナー層の濃度に応じて層厚を制御されることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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