JP2001305864A - 液体トナーを用いる液体現像電子写真装置 - Google Patents

液体トナーを用いる液体現像電子写真装置

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JP2001305864A
JP2001305864A JP2000120254A JP2000120254A JP2001305864A JP 2001305864 A JP2001305864 A JP 2001305864A JP 2000120254 A JP2000120254 A JP 2000120254A JP 2000120254 A JP2000120254 A JP 2000120254A JP 2001305864 A JP2001305864 A JP 2001305864A
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liquid
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Yutaka Nakajima
豊 中島
Satoru Moto
悟 本
Motoharu Ichida
元治 市田
Shigeji Okano
茂治 岡野
Yasukazu Takeda
靖一 竹田
Tei Nishikawa
禎 西川
Satoshi Miyamoto
悟司 宮本
Kazushi Terajima
一志 寺嶋
Satoshi Sakai
聡 坂井
Hironaga Motokawa
浩永 本川
Kiun Mori
基雲 杜
Akihiko Inamoto
彰彦 稲本
Shigenori Uesugi
茂紀 上杉
Masanao Takahata
昌尚 高畠
Masanobu Motoe
雅信 本江
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、中間転写体上のトナー画像を加熱
溶融して印刷媒体に転写定着する液体現像方式の電子写
真装置において、装置内の熱排出を効率よく行うと共
に、液体トナーが漏れた場合にも印刷媒体を汚し難くす
ることを目的としている。 【解決手段】 本発明の液体トナーを用いる液体現像電
子写真装置は、現像部を、装置下側に配置して、液体ト
ナーの漏れが発生しても、印刷媒体及び中間転写部を汚
すことが無いように構成したものである。また、本発明
は、転写定着部を、装置上側に配置して、熱の装置外へ
の排出を容易にすると共に、装置内への熱伝搬の防止を
容易にするよう構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不揮発性を示す高
粘度で高濃度の液体トナーを用いる液体現像電子写真装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】感光体(感光ドラム)に静電潜像を生成
し、それにトナーを付着させて、紙などに転写して定着
する電子写真装置では、粉体トナーを用いる乾式のもの
が広く用いられている。
【0003】しかし、粉体トナーは、トナーが飛散する
という問題点があるとともに、トナー粒子が7〜10μ
mと大きいことから解像度が悪いという問題点がある。
【0004】そこで、高い解像度が必要となる場合に
は、液体トナーを用いる液体現像方式のものが用いられ
る。液体トナーは、トナー粒子が1μm程度と小さいと
ともに、帯電量が大きいことでトナー画像の乱れが起き
にくく、高い解像度を実現できるからである。
【0005】図5は、従来公知の液体現像方式の電子写
真装置の全体構成を示している(例えば、特開平11−
174852号公報参照)。図示の感光ドラム10は、
帯電装置21により帯電させられた後、露光装置22に
よって露光されて、静電潜像が形成される。プリウエッ
ト装置23は、2.5cSt程度の粘度を持つシリコーン
オイルを4〜5μmの厚さで感光ドラム10の表面に塗
布する。
【0006】現像装置24は、イエロー/マゼンタ/シ
アン/ブラックに対応付けて設けられ、トナー粘度が4
00〜4000mPa・Sで、キャリア粘度が20cS
tを持つ、不揮発性を示す高粘度で高濃度の液体トナー
を液体現像液として用いる。現像ローラは、感光体上の
プリウエット液の膜との2層構造を維持するように前記
感光体上に接触して液体現像液を供給し、かつ前記感光
体との間に生成される電界に応じて、該液体現像液のト
ナー粒子を前記感光体に付着させる。
【0007】この現像液の現像ローラへの供給は、現像
液塗布手段によって、トナー溜まりから薄く延ばしなが
ら搬送していくことでおこなわれ、それによって、現像
ローラに2〜3μmの厚さのトナー層が形成される。こ
の現像液塗布手段は、連接する複数の回転ローラから構
成されて、供給される液体現像液を該回転ローラで引き
延ばしつつ表面に塗布しながら搬送していき、現像ロー
ラに当接する最終段の回転ローラの表面に塗布される液
体現像液の膜を、現像ローラの当接面に塗布する。
【0008】中間転写ローラ15は、約−800Vにバ
イアスされて、感光ドラム10との間の電界に従って、
感光ドラム10に付着されたトナーを、例えば、イエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラックの順に転写する。加圧
ローラ19は、加熱装置28により溶融された中間転写
ドラム15のトナーを印刷媒体に定着させる。加熱装置
28は、加圧ローラ19に接触する前の位置で、中間転
写ドラム15の表面を部分的に加熱する。なお、図中、
26は、残留トナーを掻き取るためのブレード、27は
除電装置である。
【0009】このように、液体現像方式の電子写真装置
は、印刷媒体への転写定着のために、加熱装置28によ
り中間転写体上のトナーを加熱して溶融させることが必
要であるが、しかし、中間転写ドラム15上に転写する
際には、トナーが溶融することにより転写不良が発生す
るのを防ぐために、むしろ冷却する必要がある。
【0010】しかし、従来の液体現像方式の電子写真装
置は、装置内の熱排出の観点から効率的には構成されて
いない。また、現像部で液体トナーが漏れた場合には、
印刷媒体を汚してしまうという問題もあった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、か
かる問題点を解決して、中間転写体上のトナー画像を加
熱溶融して印刷媒体に転写定着する液体現像方式の電子
写真装置において、装置内の熱排出を効率よく行うと共
に、液体トナーが漏れた場合にも印刷媒体を汚し難くす
ることを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の液体トナーを用
いる液体現像電子写真装置は、不揮発性を示す高粘度で
高濃度の液体トナーを液体現像液として用いて、静電潜
像の形成される画像支持体上に接触して液体現像液を供
給し、かつ前記画像支持体との間に生成される電界に応
じて、該液体現像液のトナー粒子を前記画像支持体に付
着させてトナー画像を形成する現像部と、画像支持体と
の間の電界に従って、該画像支持体上のトナー画像を転
写するための中間転写部と、中間転写部に転写されたト
ナー画像を、印刷媒体との接触部において加熱溶融し
て、印刷媒体に溶融転写するためのヒータを含む転写定
着部とから構成される。そして、本発明は、現像部を、
装置下側に配置して、液体トナーの漏れが発生しても、
印刷媒体及び中間転写部を汚すことが無いように構成し
たものである。
【0013】また、本発明は、転写定着部を、装置上側
に配置して、熱の装置外への排出を容易にすると共に、
装置内への熱伝搬の防止を容易にするよう構成したもの
である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に従って本発明
を詳細に説明する。図1は、本発明を具体化する液体現
像方式の電子写真装置の第一の構成例を示す図である。
なお、本発明は、不揮発性を示す高粘度で高濃度の液体
トナーを液体現像液として用いるものであるが、液体ト
ナーは、液体キャリア(オイル)中に顔料などの固体粒
子を分散させたものである。
【0015】図示したように、本発明の液体現像電子写
真装置は、装置の最下部に設けられる現像部と、その上
の中間転写部と、装置最上部に位置する転写定着部とか
ら構成される。現像部は、イエロー/マゼンタ/シアン
/ブラックに対応付けて設けられる。それぞれ感光ドラ
ム(感光体)11〜14が設けられ、かつこの感光ドラ
ム11〜14を約700Vに帯電させるための帯電器が
備えられる(図示せず)。矢印で示す露光は、帯電した
感光ドラム11〜14を画像データに基づき、例えば、
780nmの波長を持つレーザ光を使って行われる。こ
れによって、感光ドラム11〜14上に、露光部分の電
位が約100Vとなる静電潜像が形成される。また、図
示しない除電装置が設けられて、感光ドラム11〜14
上の残存電位を除電する。
【0016】現像ローラは、約400V〜600Vのよ
うな所定の電圧にバイアスされて、感光ドラム11〜1
4との間の電界に従って、正に帯電しているそのトナー
を感光ドラム11〜14に供給する。これによって、約
100Vに帯電される感光ドラム11〜14上の露光部
分にトナーを付着させて、感光ドラム11〜14上の静
電潜像を現像し、画像を形成する。トナー供給ローラ
は、各色トナー毎に1つ又は複数のローラから構成され
て、トナー粘度が100〜4000mPa・Sで、キャ
リア粘度が20〜500cSt、好適には100cSt
を持つ液体トナーを、トナー溜まりから薄く延ばしなが
ら搬送していくことで現像ローラ上に所定の層厚(例え
ば、4〜10μm)で液体トナーを塗布する。
【0017】第一中間転写体としての中間転写ローラ1
5は、約−800Vにバイアスされて、各感光ドラム1
1〜14との間の電界に従って、感光ドラム11〜14
に付着されたトナーを転写する。この中間転写ローラ1
5は、先ず最初に、第一の感光ドラム11に付着される
例えばイエローのトナーを転写し、続いて、第二の感光
ドラム12に付着される例えばマゼンタのトナーを転写
し、続いて、第三の感光ドラム13に付着される例えば
シアンのトナーを転写し、最後に、第四の感光ドラム1
4に付着される例えばブラックのトナーを転写すること
になる。このように、第一〜第四の感光ドラム11〜1
4上に現像された4色のトナー画像は、順次中間転写ロ
ーラ15上に重ね合わされて、カラー画像が形成され
る。4色重ね合わされる間に、中間転写ローラ15を4
回転させることもできるが、1回転のみで可能である。
クリーニングブレードは、第二中間転写体に転写後の適
切なタイミングで中間転写ローラ15に接触して、その
上に残存するトナーやプリウエット液を取り除く。
【0018】その後さらに、第二中間転写体としてのベ
ルト構成の中間転写ベルト16上に、4色カラー画像は
静電的に転写され、キャリア除去部でキャリア液体が除
去された後、転写されたトナー画像は印刷媒体との接触
部において加熱溶融され、印刷媒体に溶融転写される。
中間転写ベルト16上に液体トナーで形成された画像に
はキャリア液体が含まれており、複数のローラから構成
されるように例示したキャリア除去部では、このキャリ
アオイル分が除去される。中間転写ベルト16上のトナ
ー画像は、ヒートローラ18によって加熱溶融されると
共に、該ヒートローラ18と協働するヒータ内蔵の加圧
ローラ19によって、印刷媒体に転写定着させられる。
【0019】転写定着部は、前述の加圧ローラ19、及
び複数の搬送ローラと、その上に巻き掛けられた静電ベ
ルト、及び前述の中間転写ベルト16から構成される。
静電ベルトは、印刷媒体を静電気力により吸着して、搬
送する。ヒートローラ18及びヒータ内蔵の加圧ローラ
19による加熱は、中間転写ベルト16上のトナー画像
を溶融させて、キャリア除去効率を改善すると共に、印
刷媒体への転写定着を行うためである。そして、このよ
うに加熱された中間転写ベルト16は、転写定着後に、
冷却する必要がある。これは、例えば、中間転写ベルト
16を巻き掛けたローラ(冷却ローラ)を冷却すること
により行うことができる。冷却を行うのは、中間転写ロ
ーラ15から中間転写ベルト16にトナーが転写される
ときに、トナーが溶融してしまうことにより、転写不良
が発生するのを防止すると共に、中間転写ローラ15に
熱が伝達するのを防止するためである。
【0020】このように、中間転写ベルト16は加熱し
て、その上のトナー画像を溶融した後、中間転写ローラ
15との接触部に到達する前に冷却する必要がある。図
示の液体現像電子写真装置は、装置最上部に、多量の熱
を発生する転写定着部を備えたために、装置内の熱排出
を効率よく行うことができ、それによって、また、中間
転写ベルト16の冷却を効率化することが可能となる。
【0021】さらに、図示の液体現像電子写真装置は、
液体トナーを扱う現像部を装置最下部に設けたために、
仮に液体トナーが漏れたとしても、印刷媒体を汚し難い
配置となっている。
【0022】図2は、本発明を具体化する液体現像方式
の電子写真装置の第二の構成例を示す図である。図1を
参照して説明した第一の構成例との大きな相違は、前述
の第一及び第二の中間転写体に代えて、唯一の中間転写
体として、中間転写ベルト16を用いたことである。
【0023】図示の液体現像電子写真装置は、装置の最
下部に設けられる現像部と、その上の中間転写部と、装
置最上部に位置する転写定着部とから構成される。現像
部は、図1の構成と基本的には同じであり、イエロー/
マゼンタ/シアン/ブラックに対応付けて設けられ、そ
れぞれ感光ドラム(感光体)11〜14が設けられ、か
つこの感光ドラム11〜14を帯電させるための帯電
器、露光装置、及び除電装置が設けられている。
【0024】中間転写体は、中間転写ベルト16より構
成されている。中間転写ベルト16は、約−800Vに
バイアスされて、各感光ドラム11〜14との間の電界
に従って、感光ドラム11〜14に付着されたトナーを
転写する。この中間転写ベルト16は、例えば、先ず最
初に、第一の感光ドラム11に付着されるイエローのト
ナーを転写し、その後、第二のトナーであるマゼンタの
転写部に至り、第二の感光ドラム12に付着されたマゼ
ンタのトナーを転写し、続いて、第三の感光ドラム13
に付着されるシアンのトナーの転写をし、最後に、第四
の感光ドラム14に付着されるブラックのトナーの転写
をすることになる。このように、第一〜第四の感光ドラ
ム11〜14上に現像された4色のトナー画像は、中間
転写ベルト16を1回転させることにより、順次中間転
写ベルト16上に重ね合わされて、カラー画像が形成さ
れる。
【0025】その後、4色カラー画像はキャリア除去部
でキャリア液体が除去される。キャリア液体の除去の際
には加熱することが望ましく、キャリア液体が除去され
た後、印刷媒体との接触部において加熱溶融され、印刷
媒体に溶融転写される。中間転写ベルト16上に液体ト
ナーで形成された画像にはキャリア液体が含まれてお
り、複数のローラから構成されるように例示したキャリ
ア除去部では、このキャリアオイル分が除去される。中
間転写ベルト16上のトナー画像は、ヒートローラ18
によって加熱溶融されると共に、該ヒートローラ18と
協働するヒータ内蔵の加圧ローラ19によって、印刷媒
体に転写定着させられる。転写定着部は、前述の中間転
写ベルト16、ヒートローラ18、及び加圧ローラ19
から構成される。
【0026】図1に示した装置と同じく、中間転写ベル
ト16は、加熱及び冷却サイクルを繰り返す必要があ
る。図2に示した液体現像電子写真装置は、図1の装置
と同様に、装置最上部に、多量の熱を発生する転写定着
部を備えたために、装置内の熱排出を効率よく行うこと
ができ、それによって、また、中間転写ベルト16の冷
却を効率化することが可能となる。さらに、同様に、液
体トナーを扱う現像部を装置最下部に設けたために、仮
に液体トナーが漏れたとしても、印刷媒体を汚し難い配
置となっている。
【0027】図3は、本発明を具体化する液体現像方式
の電子写真装置の第三の構成例を示す図である。図2を
参照して説明した第二の構成例との大きな相違は、前述
の中間転写ベルトに代えて、中間転写体として、中間転
写ローラ15を用いたことである。
【0028】図示の液体現像電子写真装置は、装置の最
下部に設けられる現像部と、その上の中間転写部と、装
置最上部に位置する転写定着部とから構成される。現像
部は、図1及び図2の構成と基本的には同じであり、イ
エロー/マゼンタ/シアン/ブラックに対応付けて設け
られ、それぞれ感光ドラム(感光体)11〜14が設け
られ、かつこの感光ドラム11〜14を帯電させるため
の帯電器、露光装置、及び除電装置がそれぞれ設けられ
ている。
【0029】中間転写体は、中間転写ローラ15より構
成されている。中間転写ローラ15は、約−800Vに
バイアスされて、各感光ドラム11〜14との間の電界
に従って、感光ドラム11〜14に付着されたトナーを
転写する。この中間転写ローラ15は、例えば、先ず最
初に、第一の感光ドラム11に付着されるイエローのト
ナーを転写し、その後、第二のトナーであるマゼンタの
転写部に至り、第二の感光ドラム12に付着されたマゼ
ンタのトナーを転写し、続いて、第三の感光ドラム13
に付着されるシアンのトナーの転写をし、最後に、第四
の感光ドラム14に付着されるブラックのトナーの転写
をすることになる。このように、第一〜第四の感光ドラ
ム11〜14上に現像された4色のトナー画像は、中間
転写ローラ15を1回転させることにより、順次中間転
写ローラ15上に重ね合わされて、カラー画像が形成さ
れる。
【0030】その後さらに、4色カラー画像はキャリア
除去部でキャリア液体が除去された後、印刷媒体との接
触部において、中間転写ローラ15内部にあって適切な
タイミングでオンされるヒータ、及びヒータ内蔵の加圧
ローラ19によって加熱溶融され、印刷媒体に溶融転写
される。図示の装置は、その後に、印刷媒体を2つのヒ
ートローラによって加圧することによりトナー画像が定
着される。このように、大きな熱を発生する定着部を、
転写部とは分離したために、転写部では発生する熱を低
く抑えることができる。
【0031】中間転写ローラ15上に液体トナーで形成
された画像にはキャリア液体が含まれており、3つのロ
ーラから構成されるように例示したキャリア除去部で
は、このキャリアオイル分が除去される。図示した3つ
のローラのうちの少なくとも最初のローラは、ヒートロ
ーラによって構成し、キャリア除去中に加熱するように
している。また、中間転写ローラ15上の残留トナーを
除去するために、適切なタイミングで接触するクリーニ
ング用のローラ及びブレードが設けられる。中間転写ロ
ーラ15上のトナー画像は、ヒータ内蔵の加圧ローラ1
9によって加熱溶融されると共に、2つのヒートローラ
を用いてトナー画像が定着される。
【0032】図1及び図2に示した装置と同じく、図3
に示した液体現像電子写真装置は、装置最上部に、多量
の熱を発生する転写定着部を備えたために、装置内の熱
排出を効率よく行うことができ、それによって、また、
中間転写ローラ15の加熱後の冷却を効率化することが
可能となる。さらに、同様に、液体トナーを扱う現像部
を装置最下部に設けたために、仮に液体トナーが漏れた
としても、印刷媒体を汚し難い配置となっている。
【0033】図4は、本発明を具体化する液体現像方式
の電子写真装置の第四の構成例を示す図である。この構
成の特徴は、4つの色のトナー画像に対して、1つのみ
の感光ドラム10を共通に用いたことと、第一の中間転
写体として中間転写ローラ15を、そして、第二の中間
転写体として中間転写ベルト16を用いたことにある。
【0034】図示の液体現像電子写真装置は、装置の最
下部に設けられる現像部と、その上の中間転写部と、装
置最上部に位置する転写定着部とから構成される。現像
部は、イエロー/マゼンタ/シアン/ブラックに対応付
けて設けられる点では、前述の構成と同じであるが、感
光ドラム(感光体)10は、4色に対して共通に設けら
れている。それ故、感光ドラム10を帯電させるための
帯電器、露光装置、及び除電装置も4色共通である。そ
の動作は前述の例と同じであるので、詳細な説明は省略
する。
【0035】中間転写ローラ15は、約−800Vにバ
イアスされて、感光ドラム10との間の電界に従って、
感光ドラム10に付着されたトナーを、イエロー、マゼ
ンタ、シアン、ブラックの順に1色づつ転写して、中間
転写ローラ15の上で4色のトナー画像が重ね合わされ
る。中間転写ローラ15上に重ね合わされた4色トナー
画像が、第二の中間転写体としての中間転写ベルト16
に転写され、そして、さらに、転写定着される動作につ
いては、図1の装置に関して説明したとおりであるの
で、詳細な説明は省略する。
【0036】図1〜図3に示した装置と同じく、図4に
示した液体現像電子写真装置は、装置最上部に、多量の
熱を発生する転写定着部を備えたために、装置内の熱排
出を効率よく行うことができ、それによって、また、中
間転写ローラ15の冷却を効率化することが可能とな
る。さらに、同様に、液体トナーを扱う現像部を装置最
下部に設けたために、仮に液体トナーが漏れたとして
も、印刷媒体を汚し難い配置となっている。
【0037】
【発明の効果】本発明は、現像部を、装置下側に配置し
たことにより、液体トナーの漏れなどが発生したとして
も、印刷媒体及び中間転写ローラ、中間転写ベルトやそ
れに付随する装置を汚すことが無く、また、漏れに対す
る処置を容易な方法で実現できるという効果がある。
【0038】また、本発明は、転写定着部を、装置上側
に配置したことにより、熱の装置外への排出を容易にす
ると共に、装置内への熱伝搬の防止を容易にすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化する液体現像方式の電子写真装
置の第一の構成例を示す図である。
【図2】本発明を具体化する液体現像方式の電子写真装
置の第二の構成例を示す図である。
【図3】本発明を具体化する液体現像方式の電子写真装
置の第三の構成例を示す図である。
【図4】本発明を具体化する液体現像方式の電子写真装
置の第四の構成例を示す図である。
【図5】従来公知の液体現像方式の電子写真装置の全体
構成を示す図である。
【符号の説明】
10 感光ドラム 11 第一の感光ドラム 12 第二の感光ドラム 13 第三の感光ドラム 14 第四の感光ドラム 15 中間転写ローラ 16 中間転写ベルト 18 ヒートローラ 19 加圧ローラ 21 帯電装置 22 露光装置 23 プリウエット装置 24 現像装置 26 ブレード 27 除電装置 28 加熱装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/20 101 G03G 15/20 101 2H078 15/24 15/24 (72)発明者 市田 元治 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 岡野 茂治 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 竹田 靖一 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 西川 禎 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 宮本 悟司 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 寺嶋 一志 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 坂井 聡 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 本川 浩永 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 杜 基雲 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 稲本 彰彦 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 上杉 茂紀 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 高畠 昌尚 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 本江 雅信 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 Fターム(参考) 2H032 AA05 AA15 BA03 BA04 BA05 BA07 BA21 BA23 2H033 AA41 BA02 BA05 BA58 BE09 2H069 CA27 DA06 2H071 DA08 DA09 DA12 DA15 EA04 EA10 EA18 2H074 AA03 DD03 EE07 2H078 AA21 AA33 BB01 CC06 DD53 DD57 EE27

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不揮発性を示す高粘度で高濃度の液体ト
    ナーを液体現像液として用いて、静電潜像の形成される
    画像支持体上に接触して液体現像液を供給し、かつ前記
    画像支持体との間に生成される電界に応じて、該液体現
    像液のトナー粒子を前記画像支持体に付着させてトナー
    画像を形成する現像部と、 前記画像支持体との間の電界に従って、該画像支持体上
    のトナー画像を転写するための中間転写部と、 中間転写部に転写されたトナー画像を、印刷媒体との接
    触部において加熱溶融して、印刷媒体に溶融転写するた
    めのヒータを含む転写定着部とから成り、 前記現像部を、装置下側に配置して、液体トナーの漏れ
    が発生しても、印刷媒体及び中間転写部を汚すことが無
    いように構成した、 液体トナーを用いる液体現像電子写真装置。
  2. 【請求項2】前記転写定着部を、装置上側に配置して、
    熱の装置外への排出を容易にすると共に、装置内への熱
    伝搬の防止を容易にするよう構成した請求項1に記載の
    液体トナーを用いる液体現像電子写真装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007534976A (ja) * 2003-07-29 2007-11-29 オーセ プリンティング システムズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 電気泳動式に液体現像するための装置および方法
JP2014149422A (ja) * 2013-02-01 2014-08-21 Konica Minolta Inc 湿式画像形成装置

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