JP2002040741A - 液体現像フルカラー電子写真装置 - Google Patents

液体現像フルカラー電子写真装置

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JP2002040741A
JP2002040741A JP2000230162A JP2000230162A JP2002040741A JP 2002040741 A JP2002040741 A JP 2002040741A JP 2000230162 A JP2000230162 A JP 2000230162A JP 2000230162 A JP2000230162 A JP 2000230162A JP 2002040741 A JP2002040741 A JP 2002040741A
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Yutaka Nakajima
豊 中島
Satoru Moto
悟 本
Motoharu Ichida
元治 市田
Shigeji Okano
茂治 岡野
Yasukazu Takeda
靖一 竹田
Tei Nishikawa
禎 西川
Satoshi Miyamoto
悟司 宮本
Kazushi Terajima
一志 寺嶋
Satoshi Sakai
聡 坂井
Hironaga Motokawa
浩永 本川
Kiun Mori
基雲 杜
Akihiko Inamoto
彰彦 稲本
Shigenori Uesugi
茂紀 上杉
Masanao Takahata
昌尚 高畠
Masanobu Motoe
雅信 本江
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PFU Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】タンデム方式のフルカラー電子写真装置におい
て、モノクロモードを選択したときにカラーモードの場
合よりも印字速度を上げることを目的とする。 【解決手段】感光ドラムを含む作像系を複数色の液体ト
ナー毎に複数備えて、フルカラーモードを選択したとき
に、中間転写体が一回転する間に色毎に設けられた感光
ドラム上に形成したトナー画像を順次中間転写体上に転
写して重ね合わせる。モノクロモードを選択したときに
は、複数色の液体トナーとして全てブラックの液体トナ
ーに交換して、複数の作像系のそれぞれが順次1ラスタ
づつずらして作像するよう構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体トナーを用い
る液体現像フルカラー電子写真装置に関し、特に、モノ
クロモードを選択したときにカラーモードの場合よりも
印字速度を上げることのできる液体現像フルカラー電子
写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】感光体(感光ドラム)に静電潜像を生成
し、それにトナーを付着させて、紙などに転写して定着
する電子写真装置では、粉体トナーを用いる乾式のもの
が広く用いられている。
【0003】しかし、粉体トナーは、トナーが飛散する
という問題点があるとともに、トナー粒子が7〜10μ
mと大きいことから解像度が悪いという問題点がある。
【0004】そこで、高い解像度が必要となる場合に
は、液体トナーを用いる液体現像方式のものが用いられ
る。液体トナーは、トナー粒子が1μm程度と小さいと
ともに、帯電量が大きいことでトナー画像の乱れが起き
にくく、高い解像度を実現できるからである。
【0005】図9は、従来公知の液体現像方式の電子写
真装置の全体構成を示している(例えば、特開平11−
174852号公報参照)。図示の感光ドラム10は、
帯電装置21により帯電させられた後、露光装置22に
よって露光されて、静電潜像が形成される。プリウエッ
ト装置23は、2.5cSt程度の粘度を持つシリコーン
オイルを4〜5μmの厚さで感光ドラム10の表面に塗
布する。
【0006】現像装置24は、イエロー/マゼンタ/シ
アン/ブラックに対応付けて設けられ、不揮発性を示す
高粘度で高濃度の液体トナーを液体現像液として用い
る。現像ローラは、感光体上のプリウエット液の膜との
2層構造を維持するように前記感光体上に接触して液体
現像液を供給し、かつ前記感光体との間に生成される電
界に応じて、該液体現像液のトナー粒子を前記感光体に
付着させる。
【0007】この現像液の現像ローラへの供給は、現像
液塗布手段によって、トナー溜まりから薄く延ばしなが
ら搬送していくことでおこなわれ、それによって、現像
ローラに2〜3μmの厚さのトナー層が形成される。
【0008】中間転写ローラ15は、約−800Vにバ
イアスされて、感光ドラム10との間の電界に従って、
感光ドラム10に付着されたトナーを、例えば、イエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラックの順に転写する。加圧
ローラ19は、加熱装置28により溶融された中間転写
ローラ15のトナーを印刷媒体に定着させる。加熱装置
28は、加圧ローラ19に接触する前の位置で、中間転
写ローラ15の表面を部分的に加熱する。なお、図中、
26は、残留トナーを掻き取るためのブレード、27は
除電装置である。
【0009】このような1つの感光ドラム10を用いる
シングルドラム方式の電子写真装置は、感光ドラム10
に付着された4色トナー画像をそれぞれ転写するため
に、中間転写ローラ15を4回転させる必要がある。高
速に印刷する観点からは有利な構成ではない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、4
色毎に対応してそれぞれ設けられた4つの感光ドラム上
に形成されたトナー画像を、中間転写ローラが1回転す
る間に順次中間転写ローラ上に重ね合わせて、高速に印
刷可能にするタンデム方式を採用する。このようなタン
デム方式のフルカラー電子写真装置においては、露光及
び現像などの上流側プロセスを各色毎に備えることによ
り同時に行い、4色によるプロセスであれば、シングル
ドラム方式に対して、同じプロセス速度で4倍の印字速
度での印刷を可能にする。
【0011】しかし、シングルドラム方式においては、
単色の印字を行う場合、4色カラー印字の4倍の速度で
印字が可能になるというメリットがあったのに対して、
タンデム方式においては、単色印字を選択しても、カラ
ー印字の場合に比較して印字速度が速くならない。要す
るに、タンデム方式は、シングルドラム方式に比較すれ
ば高速に印字することができるが、モノクロモードでも
カラーモードと同じ速度でしか印字をすることができな
い。
【0012】それ故、本発明は、タンデム方式のフルカ
ラー電子写真装置において、モノクロモードを選択した
ときにカラーモードの場合よりも印字速度を上げること
を目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の液体現像フルカ
ラー電子写真装置は、液体トナーを液体現像液として用
いて静電潜像の形成される感光ドラム上に接触して液体
現像液を供給し、かつ前記感光ドラムとの間に生成され
る電界に応じて、液体現像液のトナー粒子を前記感光ド
ラムに付着させてトナー画像を形成する現像部と、感光
ドラムとの間の電界に従って、該感光ドラム上のトナー
画像を転写するための中間転写体と、中間転写体に転写
されたトナー画像を、印刷媒体に溶融転写する転写定着
部とから構成される。感光ドラムを含む作像系を複数色
の液体トナー毎に複数備えて、フルカラーモードを選択
したときに、中間転写体が一回転する間に色毎に設けら
れた感光ドラム上に形成したトナー画像を順次中間転写
体上に転写して重ね合わせる。モノクロモードを選択し
たときには、複数色の液体トナーとして全てブラックの
液体トナーに交換して、複数の作像系のそれぞれが順次
1ラスタづつずらして作像するよう構成される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に従って本発明
を詳細に説明する。図1は、本発明を具体化する液体現
像方式のフルカラー電子写真装置の構成例を示す図であ
る。本発明は、前述したように、モノクロモードを選択
したときに印字速度を上げることができるものである
が、モノクロモードを説明する前に、図1を参照して、
カラーモードを選択したときの動作の説明をする。
【0015】図示の液体現像フルカラー電子写真装置の
現像部は、イエロー/マゼンタ/シアン/ブラックに対
応付けて設けられ、それぞれ感光ドラム(感光体)11
〜14が設けられ、かつこの感光ドラム11〜14を約
700Vに帯電させるための帯電器(図示せず)が備え
られる。矢印で示す露光は、帯電した感光ドラム11〜
14を画像データに基づき、例えば、780nmの波長
を持つレーザ光を使って行われる。これによって、感光
ドラム11〜14上に、露光部分の電位が約100Vと
なる静電潜像が形成される。また、図示しない除電装置
が設けられて、感光ドラム11〜14上の残存電位を除
電する。
【0016】イエロー/マゼンタ/シアン/ブラックに
対応付けて設けられている現像ローラは、感光ドラム1
1〜14との間の電界に従って、正に帯電しているその
トナーを感光ドラム11〜14に供給する。現像ローラ
に印加されるバイアス電位によって、約100Vに帯電
される感光ドラム11〜14上の露光部分にトナーを付
着させて、感光ドラム11〜14上の静電潜像を現像
し、画像を形成する。トナー供給ローラは、各色トナー
毎に1つ又は複数のローラから構成されて、トナー粘度
が100〜4000mPa・Sで、キャリア粘度が20
〜500cSt、好適には100cStを持つ液体トナ
ーを、トナー溜まりから薄く延ばしながら搬送していく
ことで現像ローラ9上に所定の層厚(例えば、4〜10
μm)で液体トナーを塗布する。
【0017】各感光ドラム11〜14は、それぞれ中間
転写ローラ15との間の電界に従って、各感光ドラム1
1〜14に付着されたトナーを転写する。感光ドラム1
1〜14上に現像された4色のトナー画像を転写させる
ために、中間転写ローラ15を4回転させるよう制御す
ることも可能であるが、タンデム方式においては、中間
転写ローラ15を1回転させる間に、順次その上に重ね
合わされて、カラー画像が形成される。この場合、中間
転写ローラ15には、例えば、先ず最初に、感光ドラム
14に付着されるブラックのトナーを転写し、その後、
第二のトナーであるシアンの転写部に至り、感光ドラム
13に付着されたシアンのトナーを転写し、続いて、感
光ドラム12に付着されるマゼンタのトナーの転写を
し、最後に、感光ドラム11に付着されるイエローのト
ナーの転写をすることになる。
【0018】中間転写ローラ15上に4色重ね合わされ
たカラー画像は、中間転写ベルト16上に静電的に転写
された後、複数のローラから構成されるように例示した
キャリア除去部でキャリア液体が除去される。キャリア
液体の除去の際には加熱することが望ましく、キャリア
液体が除去された後、印刷媒体との接触部において加熱
溶融され、印刷媒体に溶融転写される。中間転写ベルト
16上のトナー画像は、ヒートローラ18によって加熱
溶融されると共に、該ヒートローラ18と協働するヒー
タ内蔵の加圧ローラ19によって、印刷媒体に転写定着
させられる。
【0019】ヒートローラ18及びヒータ内蔵の加圧ロ
ーラ19による加熱は、中間転写ベルト16上のトナー
画像を溶融させて、キャリア除去効率を改善すると共
に、印刷媒体への転写定着を行うためである。そして、
このように加熱された中間転写ベルト16は、転写定着
後に、冷却する必要がある。図示の装置において、この
冷却は、中間転写ベルト16を巻き掛けたローラ(冷却
ローラ)を冷却することにより行うことができる。冷却
を行うのは、中間転写ローラ15から中間転写ベルト1
6にトナーが転写されるときに、トナーが溶融してしま
うことにより、転写不良が発生するのを防止すると共
に、中間転写ローラ15から感光ドラム11〜14に熱
が伝達するのを防止するためである。
【0020】図2は、本発明を具体化する液体現像方式
の電子写真装置の第二の構成例を示す図である。図1と
同様に、カラーモードを選択したときの動作を説明す
る。
【0021】現像部は、図1の構成と基本的には同じで
あり、イエロー/マゼンタ/シアン/ブラックに対応付
けて設けられ、それぞれ感光ドラム(感光体)11〜1
4が設けられ、かつこの感光ドラム11〜14を帯電さ
せるための帯電器、露光装置、及び除電装置が設けられ
ている。
【0022】中間転写体は、中間転写ベルト16より構
成されている。中間転写ベルト16は、約−800Vに
バイアスされて、各感光ドラム11〜14との間の電界
に従って、感光ドラム11〜14に付着されたトナーを
転写する。この中間転写ベルト16は、例えば、先ず最
初に、感光ドラム11に付着されるイエローのトナーを
転写し、その後、第二のトナーであるマゼンタの転写部
に至り、感光ドラム12に付着されたマゼンタのトナー
を転写し、続いて、感光ドラム13に付着されるシアン
のトナーの転写をし、最後に、感光ドラム14に付着さ
れるブラックのトナーの転写をすることになる。このよ
うに、感光ドラム11〜14上に現像された4色のトナ
ー画像は、中間転写ベルト16を1回転させることによ
り、順次中間転写ベルト16上に重ね合わされて、カラ
ー画像が形成される。その後、4色カラー画像はキャリ
ア除去部でキャリア液体が除去された後、印刷媒体との
接触部において加熱溶融され、印刷媒体に溶融転写され
る。
【0023】図3は、図1と同様な構成を有するが、簡
略化して図示した液体現像方式の電子写真装置の第三の
構成例を示す図である。図3を参照して、モノクロモー
ドを選択したときの動作を説明する。
【0024】先の図1に示した装置においては、フルカ
ラー印刷のために4色の現像機のそれぞれに、イエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナーを用い
たが、図3においては、ブラックを含む4色の現像機の
内、ブラック以外の色のトナーを、ブラックのトナーに
交換して用いる。これによって、プロセス速度を4倍に
することが可能となる。タンデム方式では現像機ごとに
露光系を持っているため、プロセス速度が4倍になって
も、1つの露光系当たりの露光時間は1/4になるが、
それぞれが4ラスタおきの間引いた画像を印字すること
で、通常と同じ解像度の画像を形成することができる。
【0025】図7は、プロセス速度を4倍にできること
の理由を説明するための図である。通常モードのフルカ
ラー画像を印字する場合、図7の上側に示すように、全
てのラスタのそれぞれが、露光・現像系1〜4の全てを
使って印字される。これに対して、モノクロ画像を印字
する場合、図7の下側に示すように、ラスタ1が露光・
現像系1によって、ラスタ2が露光・現像系2によっ
て、ラスタ3が露光・現像系3によってのように、各ラ
スタは、いずれか1つのみの露光・現像系によって印字
される。
【0026】図8は、通常モードと4倍モードの印字を
行うタイムチャートを示している。図8の上側に、通常
モードのフルカラー印字を示している。現像機と感光ド
ラムの組合せによって各色毎に構成される作像系1〜4
は、中間転写ローラ上での位置の差に応じた所定のタイ
ムシーケンスで次々と露光される。4倍モードのモノク
ロ印字の場合も基本的には同様な露光が行われるが、モ
ノクロ印字の場合、現像機4個を用いて、現像機当たり
のラスタ数を1/4にすることができるので、各作像系
当たりの露光時間を1/4にして露光強度を4倍にする
ことで、フルカラーモードと同じ解像度のモノクロ画像
を得ることができる。
【0027】プロセスカラートナーとブラックトナーを
切り替えて投入可能に構成して、モノクロモードを選択
したときの液体トナーの交換は、トナーを切り替えるこ
とにより行うことができる。この切り替え時には、キャ
リア液のみを投入して現像部を洗浄して、トナーが混ざ
らないように構成することができる。また、洗浄は、最
終段の現像ローラだけでなくトナー供給用の全てのロー
ラにブレードを設置して、トナーを完全に掻き取った後
に別の色のトナーを投入することで、トナー同士が混ざ
らないようにすることができる。さらに、これらブレー
ドのそれぞれに、トナーを掻き取る方向のバイアスを印
加することで、トナーのブレードによる掻き取りを完全
なものにすることができる。
【0028】また、モノクロモードを選択したときの液
体トナーの交換は、各感光ドラム上に予めプロセスカラ
ーとブラックの2つの(現像ローラを含む)トナー現像
系を配置して切り替えることにより行うことができる。
この液体トナーの交換は、各色液体トナー現像系(現像
ローラを含む)をカートリッジに収容して、カートリッ
ジをオペレータが交換することにより行うことができ
る。
【0029】4色の現像機の2つずつに、それぞれ同じ
色のトナー(通常、ブラックともう1つの色)を投入す
ることにより、ワンポイントカラーモードを選択したと
きに、印字速度を2倍にすることが可能になる。各作像
系は、2ラスタ毎の間引かれた画像を1ラスタずつずら
して作像する。これにより、プロセススピードを2倍に
して、かつ各作像系当たりの露光時間を1/2にして、
露光強度を2倍にすることで、フルカラーモードと同じ
解像度のワンポイントカラー画像を得ることができる。
【0030】図4は、基本的には図2と同様な構成を有
するが、簡略化して図示した液体現像方式の電子写真装
置の第四の構成例を示す図である。図4を参照して、モ
ノクロモードを選択したときの動作を説明する。
【0031】先の図2に示した装置においては、フルカ
ラー印刷のために4色の現像機のそれぞれに、イエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナーを用い
たが、図4においては、4色のための現像機1〜4の全
てに、ブラックのトナーが用いられる。これによって、
プロセス速度を4倍にすることが可能となる。同じ作像
系を用いれば、1つの作像系当たりの露光時間は1/4
になるため、それぞれが4ラスタおきの間引いた画像を
印字することで、通常と同じ解像度の画像を形成するこ
とができる。図4の構成の動作は、基本的には図3と同
じであるので、詳細な説明は省略する。
【0032】図5は、図1と類似の構成を有するが、簡
略化して図示した液体現像方式の電子写真装置の第五の
構成例を示す図である。図5を参照して、モノクロモー
ドを選択したときの動作を説明する。
【0033】図中、感光ドラム11〜14は、図1を参
照して説明したようにフルカラーモード印刷のために用
いられるものであり、4つの作像系の内の1つ、現像機
4及び感光ドラム14は、ブラックの作像系である。図
示の例においては、このブラック作像系を含むフルカラ
ーモードの作像系以外に、もう1つのブラック専用の作
像系(現像機5及び感光ドラム10)を備えている。モ
ノクロモードを選択したときに、これら2つのブラック
の作像系を用いて、2ラスタ毎の間引かれた画像を1ラ
スタずつずらして作像するよう構成される。これによ
り、プロセススピードを2倍で、かつ各作像系当たりの
露光時間を1/2にして露光強度を2倍にすることでフ
ルカラーモードと同じ解像度のモノクロ画像が得られ
る。
【0034】図6は、図2と類似の構成を有するが、簡
略化して図示した液体現像方式の電子写真装置の第六の
構成例を示す図である。図6を参照して、モノクロモー
ドを選択したときの動作を説明する。
【0035】図中、感光ドラム11〜14は、図2を参
照して説明したようにフルカラーモード印刷のために用
いられるものであり、4つの作像系の内の1つ、現像機
4及び感光ドラム14は、ブラックの作像系を示してい
る。図示の例においては、このブラック作像系を含むフ
ルカラーモードの作像系以外に、もう1つのブラック専
用の作像系(現像機5及び感光ドラム10)を備えてい
る。モノクロモードを選択したときに、これら2つのブ
ラックの作像系を用いて、図5と同様に、2ラスタ毎の
間引かれた画像を1ラスタずつずらして作像するよう構
成され、図5と同様に、プロセススピードを2倍にした
モノクロ画像が得られる。
【0036】
【発明の効果】本発明は、4色毎に対応してそれぞれ設
けられた4つの感光ドラム上に形成されたトナー画像
を、中間転写ローラが1回転する間に順次中間転写ロー
ラ上に重ね合わせて、高速に印刷可能にするタンデム方
式を採用することにより、露光及び現像などの上流側プ
ロセスを同時に行い、4色によるプロセスであれば、シ
ングルドラム方式に対して、同じプロセス速度で4倍の
印字速度での印刷を可能にする。これに加えて、本発明
は、モノクロモードを選択したときにカラーモードの場
合よりも印字速度を上げることを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化する液体現像方式のフルカラー
電子写真装置の構成例を示す図である。
【図2】本発明を具体化する液体現像方式の電子写真装
置の第二の構成例を示す図である。
【図3】図1と同様な構成を有するが、簡略化して図示
した液体現像方式の電子写真装置の第三の構成例を示す
図である。
【図4】基本的には図2と同様な構成を有するが、簡略
化して図示した液体現像方式の電子写真装置の第四の構
成例を示す図である。
【図5】図1と類似の構成を有するが、簡略化して図示
した液体現像方式の電子写真装置の第五の構成例を示す
図である。
【図6】図2と類似の構成を有するが、簡略化して図示
した液体現像方式の電子写真装置の第六の構成例を示す
図である。
【図7】プロセス速度を4倍にできることの理由を説明
するための図である。
【図8】通常モードと4倍モードの印字を行うタイムチ
ャートを示している。
【図9】従来公知の液体現像方式の電子写真装置の全体
構成を示す図である。
【符号の説明】
10〜14 感光ドラム 15 中間転写ローラ 16 中間転写ベルト 18 ヒートローラ 19 加圧ローラ 21 帯電装置 22 露光装置 23 プリウエット装置 24 現像装置 26 ブレード 27 除電装置 28 加熱装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/24 G03G 15/24 (72)発明者 市田 元治 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 岡野 茂治 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 竹田 靖一 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 西川 禎 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 宮本 悟司 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 寺嶋 一志 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 坂井 聡 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 本川 浩永 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 杜 基雲 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 稲本 彰彦 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 上杉 茂紀 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 高畠 昌尚 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 本江 雅信 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 Fターム(参考) 2H030 AB02 AD04 AD07 AD13 AD16 BB02 BB27 BB42 2H032 AA05 AA14 BA04 BA08 BA09 BA21 2H073 AA09 BA01 BA12 BA21 CA22 CA35 2H074 AA03 BB72 CC21 DD01 EE07 2H078 BB01 BB12 CC06 DD28 DD41 DD42 DD51 DD53 DD57 EE30

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体トナーを液体現像液として用いて静電
    潜像の形成される感光ドラム上に接触して液体現像液を
    供給し、かつ前記感光ドラムとの間に生成される電界に
    応じて、液体現像液のトナー粒子を前記感光ドラムに付
    着させてトナー画像を形成する現像部と、前記感光ドラ
    ムとの間の電界に従って、該感光ドラム上のトナー画像
    を転写するための中間転写体と、中間転写体に転写され
    たトナー画像を、印刷媒体に溶融転写する転写定着部と
    から構成されて、前記感光ドラムを含む作像系を複数色
    の液体トナー毎に複数備えて、フルカラーモードを選択
    したときに、前記中間転写体が一回転する間に色毎に設
    けられた感光ドラム上に形成したトナー画像を順次中間
    転写体上に転写して重ね合わせる液体現像フルカラー電
    子写真装置において、 モノクロモードを選択したときに、前記複数色の液体ト
    ナーとして全てブラックの液体トナーに交換して、複数
    の作像系のそれぞれが順次1ラスタづつずらして作像す
    るよう構成した、 ことから成る液体現像フルカラー電子写真装置。
  2. 【請求項2】前記中間転写体が中間転写ローラによって
    構成され、該中間転写ローラ上に転写されたトナー画像
    をさらに中間転写ベルト上に転写した後、印刷媒体に溶
    融転写するよう構成した請求項1に記載の液体現像フル
    カラー電子写真装置。
  3. 【請求項3】前記中間転写体が中間転写ベルトによって
    構成される請求項1に記載の液体現像フルカラー電子写
    真装置。
  4. 【請求項4】モノクロモードを選択したときの液体トナ
    ーの交換は、切り替えて投入可能に構成されたプロセス
    カラートナーとブラックトナーを切り替えることにより
    行う請求項1に記載の液体現像フルカラー電子写真装
    置。
  5. 【請求項5】前記液体トナーの切り替え毎に、切り替え
    時にキャリア液のみを投入して前記現像部を洗浄するよ
    う構成した請求項4に記載の液体現像フルカラー電子写
    真装置。
  6. 【請求項6】前記現像部の洗浄は、最終段の現像ローラ
    だけでなくトナー供給用の全てのローラにブレードを設
    置して、トナーを掻き取るよう構成した請求項5に記載
    の液体現像フルカラー電子写真装置。
  7. 【請求項7】前記ブレードのそれぞれに、トナーを掻き
    取る方向のバイアスを印加した請求項6に記載の液体現
    像フルカラー電子写真装置。
  8. 【請求項8】モノクロモードを選択したときの液体トナ
    ーの交換は、各感光ドラム上に予めプロセスカラーとブ
    ラックの2つのトナー現像系を配置して切り替えること
    により行う請求項1に記載の液体現像フルカラー電子写
    真装置。
  9. 【請求項9】前記液体トナーの交換は、各色液体トナー
    現像系をカートリッジに収容して、カートリッジを交換
    することにより行う請求項4に記載の液体現像フルカラ
    ー電子写真装置。
  10. 【請求項10】ワンポイントカラーモードを選択したと
    きに、前記複数色の液体トナーとしてブラックの液体ト
    ナーと別の1つの色の液体トナーとの2つの色のトナー
    を2つづつ使用して、各作像系は2ラスタ毎の画像を1
    ラスタづつずらして作像するよう構成した請求項1に記
    載の液体現像フルカラー電子写真装置。
  11. 【請求項11】前記中間転写体が中間転写ローラによっ
    て構成され、該中間転写ローラ上に転写されたトナー画
    像をさらに中間転写ベルト上に転写した後、印刷媒体に
    溶融転写するよう構成した請求項10に記載の液体現像
    フルカラー電子写真装置。
  12. 【請求項12】前記中間転写体が中間転写ベルトによっ
    て構成される請求項10に記載の液体現像フルカラー電
    子写真装置。
  13. 【請求項13】前記液体トナーの交換は、切り替えて投
    入可能に構成されたプロセスカラーとブラックトナーと
    ワンポイントカラートナーを切り替えることにより行う
    請求項10に記載の液体現像フルカラー電子写真装置。
  14. 【請求項14】前記液体トナーの切り替え毎に、切り替
    え時にキャリア液のみを投入して前記現像部を洗浄する
    よう構成した請求項13に記載の液体現像フルカラー電
    子写真装置。
  15. 【請求項15】前記現像部の洗浄は、最終段の現像ロー
    ラだけでなくトナー供給用の全てのローラにブレードを
    設置して、トナーを掻き取るよう構成した請求項14に
    記載の液体現像フルカラー電子写真装置。
  16. 【請求項16】前記ブレードのそれぞれに、トナーを掻
    き取る方向のバイアスを印加した請求項15に記載の液
    体現像フルカラー電子写真装置。
  17. 【請求項17】前記液体トナーの交換は、各感光ドラム
    上に予めプロセスカラーとブラック又はワンポイントカ
    ラーの2つのトナー現像系を配置して切り替えることに
    より行う請求項10に記載の液体現像フルカラー電子写
    真装置。
  18. 【請求項18】前記液体トナーの交換は、各色液体トナ
    ー現像系をカートリッジに収容して、カートリッジを交
    換することにより行う請求項10に記載の液体現像フル
    カラー電子写真装置。
  19. 【請求項19】フルカラーモードのためのブラックを含
    む前記複数色の液体トナーの各作像系以外に、もう1つ
    のブラック専用の作像系を備えて、モノクロモードを選
    択したときに、2つのブラックの作像系を用いて、2ラ
    スタ毎の画像を1ラスタづつずらして作像するよう構成
    した請求項1に記載の液体現像フルカラー電子写真装
    置。
  20. 【請求項20】前記中間転写体が中間転写ローラによっ
    て構成され、該中間転写ローラ上に転写されたトナー画
    像をさらに中間転写ベルト上に転写した後、印刷媒体に
    溶融転写するよう構成した請求項19に記載の液体現像
    フルカラー電子写真装置。
  21. 【請求項21】前記中間転写体が中間転写ベルトによっ
    て構成される請求項19に記載の液体現像フルカラー電
    子写真装置。
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