JP2002040752A - 液体現像フルカラー電子写真装置 - Google Patents
液体現像フルカラー電子写真装置Info
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- JP2002040752A JP2002040752A JP2000230161A JP2000230161A JP2002040752A JP 2002040752 A JP2002040752 A JP 2002040752A JP 2000230161 A JP2000230161 A JP 2000230161A JP 2000230161 A JP2000230161 A JP 2000230161A JP 2002040752 A JP2002040752 A JP 2002040752A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】タンデム方式のフルカラー電子写真装置におい
て、色毎に相違する各色トナーの電気特性に合わせて、
最適の転写バイアスを印加して、各色トナーの最適の転
写効率を得ることを目的としている。 【解決手段】感光ドラムは、複数色の液体トナー毎に複
数備えて、中間転写ローラが一回転する間に色毎に設け
られた感光ドラム上に形成したトナー画像を順次中間転
写ローラ上に転写して重ね合わせる。中間転写ローラを
グランドレベルにする一方、複数の感光ドラムに、その
上の色のトナーに固有の電気特性に応じて制御された電
圧を印加することにより、感光ドラム上のトナー画像を
中間転写ローラに転写するための電界を生じさせる。
て、色毎に相違する各色トナーの電気特性に合わせて、
最適の転写バイアスを印加して、各色トナーの最適の転
写効率を得ることを目的としている。 【解決手段】感光ドラムは、複数色の液体トナー毎に複
数備えて、中間転写ローラが一回転する間に色毎に設け
られた感光ドラム上に形成したトナー画像を順次中間転
写ローラ上に転写して重ね合わせる。中間転写ローラを
グランドレベルにする一方、複数の感光ドラムに、その
上の色のトナーに固有の電気特性に応じて制御された電
圧を印加することにより、感光ドラム上のトナー画像を
中間転写ローラに転写するための電界を生じさせる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体トナーを用い
る液体現像フルカラー電子写真装置に関し、特に、複数
の色のトナー画像を感光ドラムから中間転写ローラに転
写するためのそれぞれの転写バイアスを、独立して最適
に制御する液体現像フルカラー電子写真装置に関する。
る液体現像フルカラー電子写真装置に関し、特に、複数
の色のトナー画像を感光ドラムから中間転写ローラに転
写するためのそれぞれの転写バイアスを、独立して最適
に制御する液体現像フルカラー電子写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】感光体(感光ドラム)に静電潜像を生成
し、それにトナーを付着させて、紙などに転写して定着
する電子写真装置では、粉体トナーを用いる乾式のもの
が広く用いられている。
し、それにトナーを付着させて、紙などに転写して定着
する電子写真装置では、粉体トナーを用いる乾式のもの
が広く用いられている。
【0003】しかし、粉体トナーは、トナーが飛散する
という問題点があるとともに、トナー粒子が7〜10μ
mと大きいことから解像度が悪いという問題点がある。
という問題点があるとともに、トナー粒子が7〜10μ
mと大きいことから解像度が悪いという問題点がある。
【0004】そこで、高い解像度が必要となる場合に
は、液体トナーを用いる液体現像方式のものが用いられ
る。液体トナーは、トナー粒子が1μm程度と小さいと
ともに、帯電量が大きいことでトナー画像の乱れが起き
にくく、高い解像度を実現できるからである。
は、液体トナーを用いる液体現像方式のものが用いられ
る。液体トナーは、トナー粒子が1μm程度と小さいと
ともに、帯電量が大きいことでトナー画像の乱れが起き
にくく、高い解像度を実現できるからである。
【0005】図3は、従来公知の液体現像方式の電子写
真装置の全体構成を示している(例えば、特開平11−
174852号公報参照)。図示の感光ドラム10は、
帯電装置21により帯電させられた後、露光装置22に
よって露光されて、静電潜像が形成される。プリウエッ
ト装置23は、2.5cSt程度の粘度を持つシリコーン
オイルを4〜5μmの厚さで感光ドラム10の表面に塗
布する。
真装置の全体構成を示している(例えば、特開平11−
174852号公報参照)。図示の感光ドラム10は、
帯電装置21により帯電させられた後、露光装置22に
よって露光されて、静電潜像が形成される。プリウエッ
ト装置23は、2.5cSt程度の粘度を持つシリコーン
オイルを4〜5μmの厚さで感光ドラム10の表面に塗
布する。
【0006】現像装置24は、イエロー/マゼンタ/シ
アン/ブラックに対応付けて設けられ、不揮発性を示す
高粘度で高濃度の液体トナーを液体現像液として用い
る。現像ローラは、感光体上のプリウエット液の膜との
2層構造を維持するように前記感光体上に接触して液体
現像液を供給し、かつ前記感光体との間に生成される電
界に応じて、該液体現像液のトナー粒子を前記感光体に
付着させる。
アン/ブラックに対応付けて設けられ、不揮発性を示す
高粘度で高濃度の液体トナーを液体現像液として用い
る。現像ローラは、感光体上のプリウエット液の膜との
2層構造を維持するように前記感光体上に接触して液体
現像液を供給し、かつ前記感光体との間に生成される電
界に応じて、該液体現像液のトナー粒子を前記感光体に
付着させる。
【0007】この現像液の現像ローラへの供給は、現像
液塗布手段によって、トナー溜まりから薄く延ばしなが
ら搬送していくことでおこなわれ、それによって、現像
ローラに2〜3μmの厚さのトナー層が形成される。
液塗布手段によって、トナー溜まりから薄く延ばしなが
ら搬送していくことでおこなわれ、それによって、現像
ローラに2〜3μmの厚さのトナー層が形成される。
【0008】中間転写ローラ15は、約−800Vにバ
イアスが印加されて、感光ドラム10との間の電界に従
って、感光ドラム10に付着されたトナーを、例えば、
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順に転写す
る。加圧ローラ19は、加熱装置28により溶融された
中間転写ローラ15のトナーを印刷媒体に定着させる。
加熱装置28は、加圧ローラ19に接触する前の位置
で、中間転写ローラ15の表面を部分的に加熱する。な
お、図中、26は、残留トナーを掻き取るためのブレー
ド、27は除電装置である。
イアスが印加されて、感光ドラム10との間の電界に従
って、感光ドラム10に付着されたトナーを、例えば、
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順に転写す
る。加圧ローラ19は、加熱装置28により溶融された
中間転写ローラ15のトナーを印刷媒体に定着させる。
加熱装置28は、加圧ローラ19に接触する前の位置
で、中間転写ローラ15の表面を部分的に加熱する。な
お、図中、26は、残留トナーを掻き取るためのブレー
ド、27は除電装置である。
【0009】このような1つの感光ドラム10を用いる
シングル方式の電子写真装置は、感光ドラム10に付着
された4色トナー画像をそれぞれ転写するために、中間
転写ローラ15を4回転させる必要がある。高速に印刷
する観点からは有利な構成ではない。
シングル方式の電子写真装置は、感光ドラム10に付着
された4色トナー画像をそれぞれ転写するために、中間
転写ローラ15を4回転させる必要がある。高速に印刷
する観点からは有利な構成ではない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、4
色毎に対応してそれぞれ設けられた感光ドラム上に形成
されたトナー画像を、中間転写ローラが1回転する間に
順次中間転写ローラ上に重ね合わせて、高速に印刷可能
にするタンデム方式を採用する。これによって装置の小
型化も図ることができる。しかし、このようなタンデム
方式のフルカラー電子写真装置においては、感光ドラム
11〜14表面のトナー画像を中間転写ローラ15上に
転写するときに、図2に示すように、中間転写ローラ1
5にバイアス電位を印加する必要がある。
色毎に対応してそれぞれ設けられた感光ドラム上に形成
されたトナー画像を、中間転写ローラが1回転する間に
順次中間転写ローラ上に重ね合わせて、高速に印刷可能
にするタンデム方式を採用する。これによって装置の小
型化も図ることができる。しかし、このようなタンデム
方式のフルカラー電子写真装置においては、感光ドラム
11〜14表面のトナー画像を中間転写ローラ15上に
転写するときに、図2に示すように、中間転写ローラ1
5にバイアス電位を印加する必要がある。
【0011】図2において、4色のそれぞれのための感
光ドラム11〜14は、グランドレベルにされる一方、
中間転写ローラ15には、一定電位、例えば−500V
のバイアス電位が印加される。このバイアス電位によ
り、各感光ドラム11〜14上のトナー画像は中間転写
ローラ15上に転写される。
光ドラム11〜14は、グランドレベルにされる一方、
中間転写ローラ15には、一定電位、例えば−500V
のバイアス電位が印加される。このバイアス電位によ
り、各感光ドラム11〜14上のトナー画像は中間転写
ローラ15上に転写される。
【0012】しかし、各色トナーは、用いる顔料によっ
て電気特性に差異が生じるため、図示したように、各色
共通に一定電位を印加することによっては、最適な転写
効率を得ることができない。
て電気特性に差異が生じるため、図示したように、各色
共通に一定電位を印加することによっては、最適な転写
効率を得ることができない。
【0013】それ故、本発明は、タンデム方式のフルカ
ラー電子写真装置において、色毎に相違する各色トナー
の電気特性に合わせて、最適の転写バイアスを印加し
て、各色トナーの最適の転写効率を得ることを目的とし
ている。
ラー電子写真装置において、色毎に相違する各色トナー
の電気特性に合わせて、最適の転写バイアスを印加し
て、各色トナーの最適の転写効率を得ることを目的とし
ている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の液体現像フルカ
ラー電子写真装置は、液体トナーを液体現像液として用
いて静電潜像の形成される感光ドラム上に接触して液体
現像液を供給し、かつ感光ドラムとの間に生成される電
界に応じて、液体現像液のトナー粒子を感光ドラムにそ
れぞれ付着させてトナー画像を形成する現像部と、感光
ドラムとの間の電界に従って、該感光ドラム上のトナー
画像を転写するための中間転写ローラと、中間転写ロー
ラに転写されたトナー画像をさらに中間転写ベルト上に
転写した後、印刷媒体との接触部において加熱溶融し
て、印刷媒体に溶融転写する転写定着部とから構成され
る。感光ドラムは、複数色の液体トナー毎に複数備え
て、中間転写ローラが一回転する間に色毎に設けられた
感光ドラム上に形成したトナー画像を順次中間転写ロー
ラ上に転写して重ね合わせる。中間転写ローラをグラン
ドレベルにする一方、複数の感光ドラムに、その上の色
のトナーに固有の電気特性に応じて制御された電圧を印
加することにより、感光ドラム上のトナー画像を中間転
写ローラに転写するための電界を生じさせる。
ラー電子写真装置は、液体トナーを液体現像液として用
いて静電潜像の形成される感光ドラム上に接触して液体
現像液を供給し、かつ感光ドラムとの間に生成される電
界に応じて、液体現像液のトナー粒子を感光ドラムにそ
れぞれ付着させてトナー画像を形成する現像部と、感光
ドラムとの間の電界に従って、該感光ドラム上のトナー
画像を転写するための中間転写ローラと、中間転写ロー
ラに転写されたトナー画像をさらに中間転写ベルト上に
転写した後、印刷媒体との接触部において加熱溶融し
て、印刷媒体に溶融転写する転写定着部とから構成され
る。感光ドラムは、複数色の液体トナー毎に複数備え
て、中間転写ローラが一回転する間に色毎に設けられた
感光ドラム上に形成したトナー画像を順次中間転写ロー
ラ上に転写して重ね合わせる。中間転写ローラをグラン
ドレベルにする一方、複数の感光ドラムに、その上の色
のトナーに固有の電気特性に応じて制御された電圧を印
加することにより、感光ドラム上のトナー画像を中間転
写ローラに転写するための電界を生じさせる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に従って本発明
を詳細に説明する。図1は、本発明を具体化する液体現
像方式のフルカラー電子写真装置の構成例を示す図であ
る。
を詳細に説明する。図1は、本発明を具体化する液体現
像方式のフルカラー電子写真装置の構成例を示す図であ
る。
【0016】図示の液体現像フルカラー電子写真装置の
現像部は、イエロー/マゼンタ/シアン/ブラックに対
応付けて設けられ、それぞれ感光ドラム(感光体)11
〜14が設けられ、かつこの感光ドラム11〜14を約
700Vに帯電させるための帯電器(感光ドラム11上
にのみ図示)が備えられる。露光は、帯電した感光ドラ
ム11〜14を画像データに基づき、例えば、780n
mの波長を持つレーザ光を使って行われる。これによっ
て、感光ドラム11〜14上に、露光部分の電位が約1
00Vとなる静電潜像が形成される。また、図示しない
除電装置が設けられて、感光ドラム11〜14上の残存
電位を除電する。
現像部は、イエロー/マゼンタ/シアン/ブラックに対
応付けて設けられ、それぞれ感光ドラム(感光体)11
〜14が設けられ、かつこの感光ドラム11〜14を約
700Vに帯電させるための帯電器(感光ドラム11上
にのみ図示)が備えられる。露光は、帯電した感光ドラ
ム11〜14を画像データに基づき、例えば、780n
mの波長を持つレーザ光を使って行われる。これによっ
て、感光ドラム11〜14上に、露光部分の電位が約1
00Vとなる静電潜像が形成される。また、図示しない
除電装置が設けられて、感光ドラム11〜14上の残存
電位を除電する。
【0017】イエロー/マゼンタ/シアン/ブラックに
対応付けて設けられている現像ローラ9は、感光ドラム
11〜14との間の電界に従って、正に帯電しているそ
のトナーを感光ドラム11〜14に供給する。図中にお
いて、表示を明瞭にするために、1つの感光ドラム11
とそれに接触する現像ローラ9に印加するバイアス電位
のみ図示し、他の色の感光ドラム及び現像ローラに印加
されるバイアス電位の図示を省略している。
対応付けて設けられている現像ローラ9は、感光ドラム
11〜14との間の電界に従って、正に帯電しているそ
のトナーを感光ドラム11〜14に供給する。図中にお
いて、表示を明瞭にするために、1つの感光ドラム11
とそれに接触する現像ローラ9に印加するバイアス電位
のみ図示し、他の色の感光ドラム及び現像ローラに印加
されるバイアス電位の図示を省略している。
【0018】各感光ドラム11〜14には、各色トナー
の電気特性に応じた最適の転写バイアス電位Eを印加す
るように設定されている色毎の制御信号が、制御装置か
ら入力される。この制御信号は、例えば、マイクロコン
ピュータによって構成した制御装置を用いて、各色トナ
ーに固有の電気特性に応じたものに設定することができ
る。各現像ローラ9には、各感光ドラム11〜14に対
してさらに正の現像バイアス電位E1が印加される。ま
た、感光ドラムを帯電させるための帯電器には各感光ド
ラム11〜14に対して正の電位(露光電位)E2が印
加される。図示したように、現像バイアス電位E1及び
露光電位E2は、感光ドラムを基準として印加されるの
で、上述のようにして転写バイアス電位Eが制御されて
変化しても、変化した転写バイアス電位Eに応じた現像
バイアス電位E1及び露光電位E2を印加することがで
きる。
の電気特性に応じた最適の転写バイアス電位Eを印加す
るように設定されている色毎の制御信号が、制御装置か
ら入力される。この制御信号は、例えば、マイクロコン
ピュータによって構成した制御装置を用いて、各色トナ
ーに固有の電気特性に応じたものに設定することができ
る。各現像ローラ9には、各感光ドラム11〜14に対
してさらに正の現像バイアス電位E1が印加される。ま
た、感光ドラムを帯電させるための帯電器には各感光ド
ラム11〜14に対して正の電位(露光電位)E2が印
加される。図示したように、現像バイアス電位E1及び
露光電位E2は、感光ドラムを基準として印加されるの
で、上述のようにして転写バイアス電位Eが制御されて
変化しても、変化した転写バイアス電位Eに応じた現像
バイアス電位E1及び露光電位E2を印加することがで
きる。
【0019】現像ローラに印加されるバイアス電位E1
によって、約100Vに帯電される感光ドラム11〜1
4上の露光部分にトナーを付着させて、感光ドラム11
〜14上の静電潜像を現像し、画像を形成する。トナー
供給ローラ8は、各色トナー毎に1つ又は複数のローラ
から構成されて、トナー粘度が100〜4000mPa
・Sで、キャリア粘度が20〜500cSt、好適には
100cStを持つ液体トナーを、トナー溜まりから薄
く延ばしながら搬送していくことで現像ローラ9上に所
定の層厚(例えば、4〜10μm)で液体トナーを塗布
する。
によって、約100Vに帯電される感光ドラム11〜1
4上の露光部分にトナーを付着させて、感光ドラム11
〜14上の静電潜像を現像し、画像を形成する。トナー
供給ローラ8は、各色トナー毎に1つ又は複数のローラ
から構成されて、トナー粘度が100〜4000mPa
・Sで、キャリア粘度が20〜500cSt、好適には
100cStを持つ液体トナーを、トナー溜まりから薄
く延ばしながら搬送していくことで現像ローラ9上に所
定の層厚(例えば、4〜10μm)で液体トナーを塗布
する。
【0020】中間転写ローラ15は、グランドレベルに
される。感光ドラム11〜14との間に転写電界を発生
するためのバイアス電位は、それぞれ独立して各感光ド
ラム11〜14に印加される(1つのみ図示して他を省
略)。これによって、各感光ドラム11〜14は、例え
ば、約+800Vにバイアスが印加されて、それぞれ中
間転写ローラ15との間の電界に従って、各感光ドラム
11〜14に付着されたトナーを転写する。この中間転
写ローラ15には、例えば、先ず最初に、感光ドラム1
4に付着されるイエローのトナーを転写し、その後、第
二のトナーであるマゼンタの転写部に至り、感光ドラム
13に付着されたマゼンタのトナーを転写し、続いて、
感光ドラム12に付着されるシアンのトナーの転写を
し、最後に、感光ドラム11に付着されるブラックのト
ナーの転写をすることになる。感光ドラム11〜14上
に現像された4色のトナー画像を転写させるために、中
間転写ローラ15を4回転させるよう制御することも可
能であるが、タンデム方式においては、中間転写ローラ
15を1回転させる間に、順次その上に重ね合わされ
て、カラー画像が形成される。
される。感光ドラム11〜14との間に転写電界を発生
するためのバイアス電位は、それぞれ独立して各感光ド
ラム11〜14に印加される(1つのみ図示して他を省
略)。これによって、各感光ドラム11〜14は、例え
ば、約+800Vにバイアスが印加されて、それぞれ中
間転写ローラ15との間の電界に従って、各感光ドラム
11〜14に付着されたトナーを転写する。この中間転
写ローラ15には、例えば、先ず最初に、感光ドラム1
4に付着されるイエローのトナーを転写し、その後、第
二のトナーであるマゼンタの転写部に至り、感光ドラム
13に付着されたマゼンタのトナーを転写し、続いて、
感光ドラム12に付着されるシアンのトナーの転写を
し、最後に、感光ドラム11に付着されるブラックのト
ナーの転写をすることになる。感光ドラム11〜14上
に現像された4色のトナー画像を転写させるために、中
間転写ローラ15を4回転させるよう制御することも可
能であるが、タンデム方式においては、中間転写ローラ
15を1回転させる間に、順次その上に重ね合わされ
て、カラー画像が形成される。
【0021】中間転写ローラ15上に4色重ね合わされ
たカラー画像は、中間転写ベルト16上に静電的に転写
された後、キャリア除去部でキャリア液体が除去され
る。キャリア液体の除去の際には加熱することが望まし
く、キャリア液体が除去された後、印刷媒体との接触部
において加熱溶融され、印刷媒体に溶融転写される。中
間転写ベルト16上に液体トナーで形成された画像には
キャリア液体が含まれており、複数のローラから構成さ
れるように例示したキャリア除去部では、このキャリア
オイル分が除去される。中間転写ベルト16上のトナー
画像は、ヒートローラ18によって加熱溶融されると共
に、該ヒートローラ18と協働するヒータ内蔵の加圧ロ
ーラ19によって、印刷媒体に転写定着させられる。
たカラー画像は、中間転写ベルト16上に静電的に転写
された後、キャリア除去部でキャリア液体が除去され
る。キャリア液体の除去の際には加熱することが望まし
く、キャリア液体が除去された後、印刷媒体との接触部
において加熱溶融され、印刷媒体に溶融転写される。中
間転写ベルト16上に液体トナーで形成された画像には
キャリア液体が含まれており、複数のローラから構成さ
れるように例示したキャリア除去部では、このキャリア
オイル分が除去される。中間転写ベルト16上のトナー
画像は、ヒートローラ18によって加熱溶融されると共
に、該ヒートローラ18と協働するヒータ内蔵の加圧ロ
ーラ19によって、印刷媒体に転写定着させられる。
【0022】ヒートローラ18及びヒータ内蔵の加圧ロ
ーラ19による加熱は、中間転写ベルト16上のトナー
画像を溶融させて、キャリア除去効率を改善すると共
に、印刷媒体への転写定着を行うためである。そして、
このように加熱された中間転写ベルト16は、転写定着
後に、冷却する必要がある。図示の装置において、この
冷却は、中間転写ベルト16を巻き掛けたローラ(冷却
ローラ)を冷却することにより行うことができる。冷却
を行うのは、中間転写ローラ15から中間転写ベルト1
6にトナーが転写されるときに、トナーが溶融してしま
うことにより、転写不良が発生するのを防止すると共
に、中間転写ローラ15から感光ドラム11〜14に熱
が伝達するのを防止するためである。
ーラ19による加熱は、中間転写ベルト16上のトナー
画像を溶融させて、キャリア除去効率を改善すると共
に、印刷媒体への転写定着を行うためである。そして、
このように加熱された中間転写ベルト16は、転写定着
後に、冷却する必要がある。図示の装置において、この
冷却は、中間転写ベルト16を巻き掛けたローラ(冷却
ローラ)を冷却することにより行うことができる。冷却
を行うのは、中間転写ローラ15から中間転写ベルト1
6にトナーが転写されるときに、トナーが溶融してしま
うことにより、転写不良が発生するのを防止すると共
に、中間転写ローラ15から感光ドラム11〜14に熱
が伝達するのを防止するためである。
【0023】
【発明の効果】本発明は、4色毎に対応してそれぞれ設
けられた感光ドラム上に形成されたトナー画像を、中間
転写ローラが1回転する間に順次中間転写ローラ上に重
ね合わせるタンデム方式を採用することによって、高速
に印刷可能にするだけでなく、装置の小型化も図ること
ができる。
けられた感光ドラム上に形成されたトナー画像を、中間
転写ローラが1回転する間に順次中間転写ローラ上に重
ね合わせるタンデム方式を採用することによって、高速
に印刷可能にするだけでなく、装置の小型化も図ること
ができる。
【0024】さらに、このようなタンデム方式のフルカ
ラー電子写真装置において、感光ドラムから中間転写ロ
ーラに転写する際に、色毎に相違する各色トナーの電気
特性に合わせて、最適の転写バイアスを印加して、各色
トナーの最適の転写効率を得ることができる。
ラー電子写真装置において、感光ドラムから中間転写ロ
ーラに転写する際に、色毎に相違する各色トナーの電気
特性に合わせて、最適の転写バイアスを印加して、各色
トナーの最適の転写効率を得ることができる。
【図1】本発明を具体化する液体現像方式のフルカラー
電子写真装置の構成例を示す図である。
電子写真装置の構成例を示す図である。
【図2】タンデム方式のフルカラー電子写真装置におい
て、中間転写ローラにバイアス電位を印加する場合の問
題点を説明するための図である。
て、中間転写ローラにバイアス電位を印加する場合の問
題点を説明するための図である。
【図3】従来公知の液体現像方式の電子写真装置の全体
構成を示す図である。
構成を示す図である。
8 トナー供給ローラ 9 現像ローラ 11〜14 感光ドラム 15 中間転写ローラ 16 中間転写ベルト 18 ヒートローラ 19 加圧ローラ 21 帯電装置 22 露光装置 23 プリウエット装置 24 現像装置 26 ブレード 27 除電装置 28 加熱装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/01 113 G03G 15/01 113A 2H076 15/00 303 15/00 303 2H078 15/043 15/06 102 15/04 15/10 112 15/06 102 15/16 103 15/10 112 15/24 15/16 103 15/04 120 15/24 (72)発明者 市田 元治 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 岡野 茂治 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 竹田 靖一 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 西川 禎 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 宮本 悟司 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 寺嶋 一志 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 坂井 聡 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 本川 浩永 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 杜 基雲 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 稲本 彰彦 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 上杉 茂紀 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 高畠 昌尚 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 本江 雅信 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 Fターム(参考) 2H027 DA02 DA04 DA07 DD09 DE05 DE07 EA02 EA05 EA20 EB04 EC06 EC09 ED01 ED04 ED09 2H030 AB02 AD04 AD16 BB02 BB12 BB27 BB34 BB42 BB54 BB61 2H032 AA05 AA14 AA15 BA04 BA08 BA09 BA21 BA23 CA02 CA12 CA15 2H073 AA01 BA01 BA13 BA23 CA22 CA32 2H074 AA03 AA41 CC28 EE07 2H076 AB02 DA06 DA41 EA01 2H078 BB01 CC06 DD01 DD21 DD41 DD42 DD51 DD57 EE27
Claims (3)
- 【請求項1】液体トナーを液体現像液として用いて静電
潜像の形成される画像支持体上に接触して液体現像液を
供給し、かつ前記画像支持体との間に生成される電界に
応じて、液体現像液のトナー粒子を前記画像支持体にそ
れぞれ付着させてトナー画像を形成する現像部と、前記
画像支持体との間の電界に従って、該画像支持体上のト
ナー画像を転写するための中間転写ローラと、中間転写
ローラに転写されたトナー画像をさらに中間転写ベルト
上に転写した後、印刷媒体との接触部において加熱溶融
して、印刷媒体に溶融転写する転写定着部とから構成さ
れる液体現像フルカラー電子写真装置において、 前記画像支持体を複数色の液体トナー毎に複数備えて、
前記中間転写ローラが一回転する間に色毎に設けられた
画像支持体上に形成したトナー画像を順次中間転写ロー
ラ上に転写して重ね合わせ、 前記画像支持体上のトナー画像を中間転写ローラに転写
するための電界は、中間転写ローラをグランドレベルに
する一方、複数の画像支持体に、その上の色のトナーに
固有の電気特性に応じて制御された電圧を印加すること
により生じさせる、 ことから成る液体現像フルカラー電子写真装置。 - 【請求項2】前記複数の画像支持体に印加される電圧に
応じて、該画像支持体上の露光電位を変化させることか
ら成る請求項1に記載の液体現像フルカラー電子写真装
置。 - 【請求項3】前記複数の画像支持体に印加される電圧に
応じて現像ローラに印加する現像バイアス電位及び露光
電位を変化させるために、現像バイアス電位及び露光電
位は、感光体の電位を基準として印加することから成る
請求項1に記載の液体現像フルカラー電子写真装置。
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---|---|---|---|
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JP (1) | JP3615469B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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2000
- 2000-07-31 JP JP2000230161A patent/JP3615469B2/ja not_active Expired - Fee Related
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