JPH1067200A - 転写画像形成方法および転写画像形成体 - Google Patents

転写画像形成方法および転写画像形成体

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JPH1067200A
JPH1067200A JP9151551A JP15155197A JPH1067200A JP H1067200 A JPH1067200 A JP H1067200A JP 9151551 A JP9151551 A JP 9151551A JP 15155197 A JP15155197 A JP 15155197A JP H1067200 A JPH1067200 A JP H1067200A
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JP9151551A
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Keiji Taniguchi
圭司 谷口
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種複写装置及び/又は印刷装置で形成した
転写シート上の画像を、他の基材、例えば、布、キャン
バス、和紙、ボンド紙、木材、皮革、ガラス、陶器、金
属等に転写する工程において、特にキャンバス、織布、
編布、不織布等のような表面に大きな凹凸を有する基材
(被転写体)のもつ質感、風合を活かした状態での鮮明
な転写画像を形成する方法の提供。 【解決手段】 被転写体の表面に密着形成された透明性
材料層に、転写シート上に形成された画像を加熱により
転写することを特徴とする転写画像形成方法および被転
写体表面の凹凸部の凹部に透明性材料が充填して形成さ
れ、かつ表面平滑な層として形成された透明性材料層上
に転写画像が形成されたものであることを特徴とする転
写画像形成体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゼログラフィ方式によ
り、普通紙等の被転写材にトナー画像を静電転写する工
程を有する電子写真複写機や、熱転写記録方式により、
被転写材に熱溶融性インク、昇華染料等を転写する工程
を有するプリンターや、インクジェット方式により水性
インクや熱溶融性インクを被転写材に転写する工程を有
するプリンター(以下、複写装置とも略称する)及び、
スクリーン印刷、凸版印刷、オフセット印刷、孔版印刷
等の印刷装置で形成した転写シート上の画像を、他の基
材、例えば、布、キャンパス、和紙、ボンド紙、木材、
皮革、ガラス、陶器、金属等に転写する工程において、
特に上記基材(被転写体)のもつ質感、風合を活した状
態での鮮明な転写画像を形成する方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年の複写装置や印刷装置の普及および
発展に伴い、単に普通紙上に画像を形成するという該装
置本来の用途の利用にとどまらず、その機能を応用して
新しい用途を開拓する試みが盛んにおこなわれている。
このような新しい用途の一つとして、複写装置や印刷装
置で転写シート上に作成した画像を布、キャンバス、和
紙、ボンド紙、プラスチック、木材、皮革、ガラス、陶
器、金属等の他の基材(被転写体)に再転写、定着して
使用する例がある。このような使用方法は、例えばオー
ダーメードのTシャツやトレーナー、エプロン、ジャン
パー、コップ、皿、タイル、ステンドグラス、パネル、
複製絵画のような大量生産しない個人向け、もしくは小
ロットの商品の製造方法として有効な手段であり、更に
最近では高品質画像が得られるフルカラー乾式電子写真
複写機を使用することが可能となったため、より高品質
の画像が手軽にプリントできるようになり、更に需要が
高まりつつある。
【0003】このような被転写体に画像を転写して転写
画像を形成するための転写シートの例としては、特開昭
52−82509号公報に開示されているもの等があ
る。しかしながら、これら転写シートを用いて被転写体
に画像を転写形成する際、従来は被転写体に画像形成し
た転写シートの画像を有する層(転写層)を密着させ、
加熱加圧により被転写体と転写層を融着させ、転写シー
トの支持体を剥離する転写画像形成方法が一般的であ
り、被転写体の表面の平滑性の高いものは鮮明な転写画
像が得られるものの、例えばキャンバスの様な表面に凹
凸があり表面平滑性の低い被転写体へは鮮明な転写画像
が得られないという欠点を有していた。この原因として
は、転写シートの「画像を有する熱転写層」の厚み以上
に被転写体表面の凹凸の高低差があると、通常相当の加
圧下で行なわれる本発明分野の熱転写の際、転写した
「画像を有する熱転写層」が凸凹の凹の部分に押し込ま
れ、凸の部分にはほとんど残らず、いわゆる図1に示す
「画像抜け」が発生するためである。
【0004】技術分野は異なるが、サーマルヘッドを用
いた熱溶融転写リボンによる印字でも、ボンド紙等の表
面平滑性の低い、いわゆるラフ紙への熱転写印字の際に
鮮明な印字ができない問題がおきる。ただし、この場合
は、熱溶融したインクドットが被転写紙の凸部には転写
するが、凹部には転写できないという、全く逆の原因に
よるものである。このような、サーマルヘッドを用いた
熱溶融転写リボンによるラフ紙印字の画像鮮明性向上の
ため、接着層と橋かけ転写層よりなる目止め層を有する
熱転写リボンを使用し、印字に先だって本目止め層をラ
フ紙表面に熱転写し、凹凸部の凸部の各点を支持点とし
た、いわゆるブリッジ構造の被転写層を形成しておくと
いう発明(特開平7−257058)が提案されてい
る。この発明においては、ラフ紙表面の凹凸部の凸部の
各点を支持点としたいわゆるブリッジ構造の被転写層を
形成する必要がある(図2)。この方法では被転写体表
面の凹凸の様子が画像に忠実に反映されず、本発明でい
う「被転写体のもつ質感、風合を活かした状態での鮮明
な転写画像」は得られない。
【0005】また、前記特開平7−257058の発明
とは目的は異なるが、同じくサーマルヘッドを用いた熱
溶融転写リボンによる印字において、被転写紙表面にあ
らかじめ熱溶融性バインダーを塗布しておくという発明
(特開昭59−95194)も提案されている。この発
明においては、同公報に「熱溶融インクの熱溶融温度よ
り低い熱溶融温度のバインダーを塗布しておくことが熱
溶融性の付着力が強くなる」との記載があるように、熱
溶融転写したインクが被転写紙に強固に付着し、剥れに
くくなることを目的に「熱溶融性インクを記録用紙に転
写印刷する前に熱融着性バインダーを記録用紙に塗布」
しておくものであり、「単なる透明性材料よりなる層」
では目的を達成し得ないのであるし、本発明の凹凸面の
解消による画像抜け防止を実現できるものではない。前
記のように、前記2つの発明のいずれも、サーマルヘッ
ドを使用した熱溶融転写リボンを使用して微小ドットを
熱転写するという印字プロセスに関するものであり、本
発明のように「転写紙の画像を平面平滑性の低い被転写
体へ、該被転写体の持つ質感、風合を生かした状態で、
鮮明な画像を転写」することはできないし、そのような
技術課題の解決を意図したものではない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】カラー複写機等各種複
写装置や印刷装置で形成した転写シート上の画像を被転
写体に転写する方法は既に知られている。しかし、キャ
ンバス等のような特に表面凹凸の大きな被転写体にその
被転写体のもつ風合や質感を活かした状態で鮮明な転写
画像を形成する技術はこれまでなかった。本発明は上記
の如き課題の解決のために、各種複写装置及び/又は印
刷装置で形成した転写シート上の画像を、他の基材、例
えば、布、キャンバス、和紙、ボンド紙、木材、皮革、
ガラス、陶器、金属等に転写する工程において、特にキ
ャンバス、織布、編布、不織布等のような表面に大きな
凹凸を有する基材(被転写体)のもつ質感、風合を活か
した状態での鮮明な転写画像を形成する方法を提供する
ことを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の転写画像形成方
法は、画像が形成された熱転写層を有する転写シートを
加熱下に種々の被転写体、特に表面に凹凸部を有し、表
面平滑性の悪い被転写体表面に透明性材料よりなる層を
密着形成し、該透明性材料層上に前記転写シートの「画
像を有する熱転写層」を転写形成する工程よりなり、被
転写体表面の質感、風合、特に表面平滑性の低い被転写
体の持つ風合いを生かし、かつ鮮明な転写画像を形成す
ることができる。
【0008】前記方法で形成された透明性材料層は、本
発明の所期の目的を達成するためには、図3に示すよう
な構成のもの、すなわち、被転写体表面の凹凸部の凹部
に透明性材料が充填して形成され、かつ表面平滑な層と
して形成された構成のものである必要がある。また、前
記透明性材料層は、凹部に透明性材料が充填されている
だけでなく、通常相当の加圧下で行われる本発明分野の
熱転写の際、転写シートの「画像を有する熱転写層」が
透明性材料層表面のすべての部位において、均一かつ完
全に密着するためには、凸部上にもある程度の量及び厚
みの透明性材料が存在する必要があること等の理由から
凸部より上に層が形成されていることが好ましい。この
凸部より上の層の高さは、被転写体の種類及び厚さによ
っても相違するが、被転写体の厚さの1/10000〜
1/2の範囲のものが好ましい。なお、前記透明性材料
層の平滑な層とは、その表面が完全に平滑な場合だけを
意味するのではなく、被転写体の凹凸部より透明性材料
層の凹凸が小さいような場合も含むものである。
【0009】また、本発明で言う「凹部へ透明性材料が
充填されている」とは、凹部断面積全体が実質的に全部
充填されていることが好ましいが、透明性材料の種類に
よっても異なるが、凹部断面積全体の1/3以上が充填
されていれば本発明の目的とする所定の効果を奏するこ
とができるので、このような充填状態のものも含むもの
である。この凹部への透明性材料の充填状態の調節ある
いは差違は、例えば被転写体の表面に密着形成された透
明性材料層に、転写シート上に形成された画像を加熱に
より転写する際の加圧条件を変更することによって行う
ことができる。
【0010】なお、前記凹部断面積に占める透明性材料
の割合は、例えば該凹部に透明性材料が充填して記載さ
れた被転写体をカッターナイフ等で切断し、切断面を顕
微鏡観察することによって測定することができる。
【0011】以下、本発明についてさらに詳細に説明す
る。 〈転写シート〉本発明で使用する転写シートとしては、
転写画像形成方法で通常用いられている転写シートを使
用することができ、その一例としては、例えば特開昭5
2−82509号公報に開示されているものが挙げられ
る。
【0012】〈透明性材料〉本発明で言う透明性材料の
透明とは、特別な範囲の光の透過度を有する材料を指す
ものではなく、透明性材料に接した物体を、該透明性材
料を通して物体を認識できる程度のものでも良く、完全
な無色透明性材料のみを意味するものではなく、従っ
て、例えば薄く着色している透明性材料であっても良
い。しかしながら、被転写体表面の質感、風合いを生か
すという観点から、本発明においては、可視光線の透過
率が100〜30%の透明性材料層を形成できるものが
好ましい。
【0013】透明性材料の具体例としては、例えばポリ
ウレタン、ポリアミド、ポリエステル、ポリオレフィ
ン、硝酸セルロース、酢酸セルロースなどのセルロース
誘導体、ポリスチレン、ポリα−メチルスチレンなどの
スチレン樹脂またはスチレン共重合体、ポリ(メタ)ア
クリル酸メチル、ポリ(メタ)アクリル酸エチルなどの
アクリル樹脂、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体、エチレ
ンビニルアルコール共重合体などのビニル重合体、ロジ
ン、ロジン変性マレイン酸樹脂などのロジンエステル樹
脂、ポリイソプレンゴム、スチレンブタジエンゴムなど
の天然、または、合成ゴム類、および、各種アイオノマ
ーなどの他、エポキシ樹脂、フェノール樹脂等である。
【0014】ポリウレタンには、イソシアネート類と、
分子未端がヒドロキシル基であるポリオールとの反応に
より得られる熱可塑性ポリウレタンが含まれる。イソシ
アネート類には、例えば、トリレンジイソシアネート、
ジフェニルメタン−4,4′−ジイソシアネートなどの
芳香族ジイソシアネート;イソホロンジイソシアネート
などの脂環族ジイソシアネート;トリメチレンジイソシ
アネート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメ
チレンジイソシアネート、ドデカメチレンジイソシアネ
ートなどの脂肪族ジイソシアネートなどが含まれる。ポ
リオールには、アルカンポリオール、ポリエステルポリ
オール、ポリエーテルポリオールなどのポリヒドロキシ
化合物が含まれる。これらのポリヒドロキシ化合物は少
なくとも一種用いられる。アルカンポリオールとして
は、1,5−ペンタンジオール、1,8−オクタンジオ
ール、1,10−デカンジオール、1,12−ドデカン
ジオールなどのアルカンジオールなどが挙げられる。ポ
リエステルポリオールとしては、脂肪族ポリエステルジ
オール、例えば、後述する脂肪族ジオールおよび脂肪族
ジカルボン酸のいずれか一方の成分を構成単位として含
むポリエステルジオールが含まれる。ポリエーテルポリ
オールには、例えば、ジエチレングリコール、トリエチ
レングリコール、ポリエチレングリコール、トリプロピ
レングリコール、ポリプロピレングリコール、ビスフェ
ノールAとエチレンオキサイドなどのアルキレンオキサ
イドとの付加化合物などのポリエーテルジオールが含ま
れる。
【0015】ポリアミドとしては、例えば、ナイロン
6、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン13、ナイ
ロン610、ナイロン612、ナイロン616などや、
これらのナイロン原料を用いた共重合ナイロン(例えば
ナイロン6/12など)などが例示される。
【0016】ポリエステルには、脂肪族ジオールおよび
脂肪族ジカルボン酸のいずれか一方の成分を構成単位と
して含むポリエステル、特に、脂肪族ジオールと脂肪族
ジカルボン酸を構成成分とする脂肪族ポリエステルが含
まれる。好ましいポリエステルには、飽和脂肪族カルボ
ン酸の単位を含む場合が多い。脂肪族ジオール成分に
は、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、
トリプロピレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオー
ル、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサンジオー
ル、ポリメチレングリコールなどが含まれ、脂肪族ジカ
ルボン酸成分としては、例えば、マレイン酸、フマル酸
などの不飽和脂肪族ジカルボン酸、無水コハク酸、アジ
ピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、スベリン酸、ドデ
カン2酸などの飽和脂肪族ジカルボン酸などが挙げられ
る。
【0017】ポリオレフィンには、例えば、低密度ポリ
エチレンや直鎖状低密度ポリエチレンなどのポリエチレ
ン、エチレン−ブテン−1共重合体、エチレン−(4−
メチルペンテン−1)共重合体、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体、エ
チレン−(メタ)アクリレート共重合体、プロピレン−
ブテン−1共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、
エチレン−プロピレン−ブテン−1共重合体、無水マレ
イン酸変性ポリエチレンや無水マレイン酸ポリプロピレ
ンなどの変性ポリオレフィンなどが挙げられる。好まし
いポリオレフィンには、変性ポリオレフィンなどが含ま
れる。
【0018】また、この他、配合剤としてエチレンビニ
ルアクリレート、エチレンエチルアクリレート、ポリビ
ニルブチラール、ポリビニルアセタールや自己架橋成分
としてメチロール基及び/又はアルコキシメチル基を有
するエチレン−酢ビ−アクリル系共重合樹脂、ポリビニ
ルアルコール、メチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロース、ポリエチレンオキサイド、ポリビニルピロリ
ドン、澱粉、変性澱粉、ゼラチン、シリコン樹脂等の高
分子化合物あるいはこれらの変性樹脂やブレンド物や、
ポリエチレンワックス、パラフィンワックス、カルナバ
ワックス、キャンデリラワックス、ライスワックス、ラ
ノリンワックス、エステルワックス、酸化ワックス、石
油樹脂ワックスなどのワックス類などが挙げられるが、
これらに限定されるものではない。また、これらは単独
でも、2種以上を混合しても良い。また、必要に応じ
て、さらに粘着性付与剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、
光安定剤、クエンチャー、着色剤、帯電防止剤、可塑
剤、充填剤などの配合剤を含んでいても良い。特に紫外
線吸収剤、光安定剤、酸化防止剤及びクエンチャーのう
ち少なくとも1種を含有することが、転写画像の耐光安
定性を向上させるうえで好ましい。なお、前記配合剤
も、透明性材料層の可視光線の透過率が前記のように1
00〜30%の範囲となるような種類のもの、および使
用量が好ましい。
【0019】本発明で使用する紫外線吸収剤としては、
例えばフェニルサリシレート、p−ジ−tert−ブチ
ルフェニルサリシレート、p−オクチルフェニルサリシ
レート等のサリチル酸系のもの、2,4−ジヒドロキシ
ベンゾフェノン、2−ヒドロキシベンゾフェノン、2−
ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン、2−ヒド
ロキシ−4−ドデシルオキシベンゾフェノン、2,2′
−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,
2′−ジヒドロキシ−4,4′−ジメトキシベンゾフェ
ノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−5−スルホベン
ゾフェノン等のベンゾフェノン系のもの、2,2′−ジ
−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾ
ール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−tert−ブチ
ルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロ
キシ−3′−tert−ブチル−5′−メチルフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−
3′,5′−ジ−tert−ブチルフェニル)−5−ク
ロロベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−
3′,5′−ジtert−アミルフェニル)ベンゾトリ
アゾール等のベンゾトリアゾール系のもの、2−エチル
ヘキシル−2−シアノ−3,3′−ジフェニルアクリレ
ート、エチル−2−シアノ−3,3′−ジフェニルアク
リレート等のシアノアクリレート系のもの、酸化チタ
ン、酸化亜鉛、酸化セリウム等の金属酸化物系のもの、
その他シュウ酸アニリド系、トリアジン系、ジベンゾイ
ルメタン系、ベンジリデン系等がある。
【0020】光安定剤は紫外線によって生じたラジカル
を効率良く捕捉(結合)して不活性化し、連鎖反応を阻
止することによって染料の劣化を防止するものであり、
4−ベンゾイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジン、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4
−ピペリジル)セバケート、ビス(1,2,2,6,6
−ペンタメチル−4−ピペリジニル)セバケート、2−
(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベン
ジル)−2−n−ブチルマロン酸ビス(1,2,2,
6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)、テトラキス
(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−
1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート等の各
種ヒンダードアミン類、2,4−ジ−tert−ブチル
フェニル−3,5−ジ−tert−ブチル−ヒドロキシ
ベンゾエート等のヒンダードフェノール類、〔2,2′
−チオビス(4−tert−ブチルフェノラート)〕−
tert−ブチルアミンニッケル(II)、〔2,2′−
チオビス−(4−tert−ブチルフェノラート)〕−
2−エチルヘキシルアミンニッケル(II)等のニッケル
錯体類、3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキ
シベンジルリン酸モノエチルエステルのニッケル塩等の
リン酸エステルのニッケル塩等が例示される。
【0021】酸化防止剤には生成したラジカルのペルオ
キシドにプロトンを与えて安定化させるラジカル受容体
型のものと、ヒドロペルオキシドを安定なアルコールに
変質させる過酸化物分解型の2種類がある。前者として
はフェノール系化合物類、アミン系化合物類が代表的で
あるがフェノール系化合物類としてはハイドロキノン、
ガレート等の化合物、2,6−ジ−tert−ブチル−
p−クレゾール、ステアリル−β(3,5−ジ−ter
t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト、2,2′−メチレンビス(4−メチル−6−ter
t−ブチルフェノール)、2,2′−メチレンビス(4
−エチル−6−tert−ブチルフェノール)、4,
4′−チオビス(3−メチル−6−tert−ブチルフ
ェノール)、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒ
ドロキシ−5−tert−ブチルフェニル)ブタン、
1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5
−ジ−tert−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、
トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキ
シベンジル)イソシアヌレート、テトラキス〔メチレン
−3(3′,5′−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロピオネート〕メタン等のヒンダード
フェノール系化合物等が例示され、アミン系化合物類と
しては、N,N′−ジフェニル−p−フェニレンジアミ
ン、フェニル−β−ナフチルアミン、フェニル−α−ナ
フチルアミン、N,N′−β−ナフチル−p−フェニレ
ンジアミン、N,N′−ジフェニルエチレンジアミン、
フェノチアジン、N,N′−ジ−sec−ブチル−p−
フェニレンジアミン、4,4′−テトラメチル−ジアミ
ノジフェニルメタン等が例示される。
【0022】また、後者としては硫黄系化合物類、リン
系化合物類が代表的であるが、硫黄系化合物類として
は、ジラウリルチオジプロピオネート、ジステアリルチ
オジプロピオネート、ラウリルステアリルチオジプロピ
オネート、ジミリスチルチオジプロピオネート、ジステ
アリルβ,β′−チオジブチレート、2−メルカプトベ
ンゾイミダゾール、ジラウリルサルファイド等が例示さ
れ、リン系化合物類としてはトリフェニルフォスファイ
ト、トリオクタデシルフォスファイト、トリデシルフォ
スファイト、トリラウリルトリチオフォスファイト、ジ
フェニルイソデシルフォスファイト、トリノニルフェニ
ルフォスファイト、ジステアリルペンタエリスリトール
フォスファイト等が例示される。クエンチャーは紫外線
を吸収して励起した励起分子から励起エネルギーを奪い
励起分子の反応を抑止する化合物であり、公知の種々の
金属錯体等が挙げられる。
【0023】これらの透明性材料を被転写体上に層状に
密着形成する方法としては、これらの透明性材料の溶液
又はエマルジョン又は分散液を流し塗り、スプレー塗
工、ハケ塗り、ワイヤーバー塗工、ロールコーター塗
工、静電塗工、カーテンフロー塗工、スクリーン印刷、
グラビア印刷等の各種塗工、印刷方式の中から適宜選択
して塗工、印刷後、乾燥する方法や、画像形成していな
い透明性材料よりなる転写層を有する転写シートを用い
て透明性材料の転写層を被転写体に転写する方法等があ
る。特に本発明においては、被転写体に形成される「画
像を有する熱転写層」は被転写体上に形成された同じ形
状、面積の透明性材料よりなる層の上に形成されるのが
美観上および経済的な観点からも好ましくまた、このよ
うな形状、面積を同一にするためには前記透明性材料層
形成法のうち、後者の透明性材料層の形成方法が、操作
の簡便性等の点で優れており好ましい。
【0024】さらにこの方法を使用する場合において
は、被転写体に画像を形成する転写シートと被転写体上
に透明性材料よりなる層を密着形成するために使用する
転写シートとを、画像を形成する材料(トナー、インク
等)以外は実質的に同一の材料で構成したものが好まし
い。このような転写シートを使用することにより、熱転
写時の温度、圧力および圧着時間と言った熱転写条件
を、透明性材料層形成時と転写画像形成時に応じて変更
する必要がなく、転写操作および熱転写装置をより簡単
にすることができる。さらに透明性材料層と画像を有す
る熱転写層が、画像を形成する成分(トナー、インク
等)以外は全く同一であるため、熱転写時や溶融接着し
た後、完全に一体化するので層間剥離等の問題が発生せ
ず、画像の定着安定性がより一層向上する。
【0025】
【実施例】以下、実施例に基づき、本発明をより詳細に
説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもので
はない。なお、実施例中の部数は重量部を表わす。
【0026】実施例1 支持体として坪量104.7g/m2の上質紙を用い、
下記組成よりなる剥離層用塗料を支持体の片面にワイヤ
バーで塗布、塗燥して剥離層(乾燥塗布量1.6g/m
2)を形成した。 〔剥離層用塗料〕 常温硬化型シリコンゴムエマルジョン 10部 (SE−1980クリヤー、東レ・ダウコーニング、シリコーン社製) 水 40部 上記で得られた剥離層の上に、下記組成よりなる転写層
用塗料(A)をワイヤーバーで塗布、乾燥して転写層
(乾燥塗布量32g/m2)を設けて転写シート(a)
を得た。 〔転写層用塗料(A)〕 自己架橋型エチレン−酢ビ−アクリル系共重合体樹脂エマルジョン 10部 (ポリゾールEF−421、昭和高分子社製) 自己架橋型エチレン−酢ビ−アクリル系共重合体樹脂エマルジョン 10部 (ポリゾールEF−250N、昭和高分子社製)
【0027】前記転写シート(a)をB−4サイズにカ
ットしたものの転写層上に、カラー複写機(PRETE
R550.リコー社製)を使用し、作者の許可を得て撮
影した絵画の写真を原稿として、ミラー画像コピー機能
により、前記絵画のミラー画像を形成した。画像形成さ
れた転写シート(a)を絵画の画像を中心として、F−
4サイズ(334mm×243mm)にカットした。次
に油絵用キャンバス(アクリル、油絵用、布帛生地、中
目ホルベイン社製)の表面に上記画像の形成していない
転写シート(a)をF−4サイズにカットしたものを用
い、熱転写プレス機(毎日マーク社製:ロータリープレ
ス)にて160℃、15秒間加熱プレスを行ない、キャ
ンバスと転写シート(a)を一体化した。一体化したキ
ャンバスと転写シート(a)を室温まで冷却後、転写シ
ート(a)を剥離したところ、前記キャンバス表面にF
−4サイズの透明樹脂層が、抜けや欠け等が全くない完
全な形で密着形成された。次に、画像形成していない転
写シート(a)をF−4サイズにカットしたものを用
い、この転写シート(a)の転写層を前記キャンバス上
のF−4サイズ透明樹脂層にぴったりとあて、前記の加
熱プレスのプレス条件と同じ条件で加熱転写を行った。
その結果、前記キャンバス上には、F−4サイズ透明樹
脂層が積層、熱融着一体化され、透明樹脂層の厚みが増
加しているのが確認された。
【0028】次に前記キャンバスのF−4サイズ透明樹
脂層に、前記のF−4サイズにカットされた画像形成さ
れた転写シート(a)の「画像を有する転写層」をぴっ
たりとあて、上記のプレス条件と同じ条件で加熱転写を
行った。その結果、キャンバス上に「画像抜け」等のな
い、非常に鮮明な絵画画像が得られた。また、該絵画画
像は非常に鮮明なだけでなく、キャンバスの凹凸に起因
する風合や質感が良く出ており、非常にリアルな絵画画
像であった。さらに、絵画画像の周囲に残ったキャンバ
ス余白はまさに本物のキャンバスのため、本絵画画像転
写キャンバスそのものが、まるで本物の絵画の如き印象
を与えるものであった。
【0029】実施例2 実施例1で使用したキャンバス表面に、F−4サイズを
囲むようにメンディングテープを貼り、囲まれたF−4
サイズ内側部分領域に実施例1で使用した転写層用塗料
(A)をワイヤーバーで塗布、乾燥して透明樹脂層(乾
燥塗布量50g/m2)を設けた。塗布、乾燥後、メン
ディングテープは除去した。このようにして作成したキ
ャンバス上F−4サイズ透明樹脂層上に実施例1で作成
したF−4サイズにカットされた画像形成された転写シ
ート(a)の「画像を有する熱転写層」をぴったりとあ
て、実施例1と同じ条件で加熱転写を行なった。その結
果、実施例1と全く同様に「画像抜け」等のない非常に
鮮明な絵画画像が得られ、本絵画画像はキャンバスの風
合や質感が良く出ており、非常にリアルな絵画画像であ
った。
【0030】実施例3 実施例1において、転写層用塗料(A)に代えて下記転
写層用塗料(B)を使用し、作成した転写シート(b)
を使用する以外はすべて実施例1と同様にしてキャンバ
スに絵画画像を形成した。 〔転写層用塗料(B)〕 自己架橋型エチレン−酢ビ−アクリル系共重合体樹脂エマルジョン 10部 (ポリゾールEF−250N、昭和高分子社製) 非反応型カーボネート系ウレタン樹脂エマルジョン 20部 (スーパーフレックス460、第一工業製薬社製) 本実施例においても実施例1と全く同じく「画像抜け」
等のない、非常に鮮明な絵画画像が得られ、本絵画画像
はキャンバスの風合や質感が良く出ており、非常にリア
ルな絵画画像であった。
【0031】比較例1 実施例1においてキャンバス上に透明樹脂層を全く設け
ない他はすべて実施例1と同様にしてキャンバス上に絵
画画像を作成した。得られた絵画画像は、キャンバス表
面の凸部に相当する部分に多くの「画像抜け」が見ら
れ、全体として不鮮明であった。
【0032】実施例4 実施例1において、絵画画像を転写シート(a)の転写
層上に作成する際、カラー複写機を使用するかわりにコ
ダック社製昇華転写リボンを使用し、リコー試作昇華転
写プリンターを用いて作成した他はすべて実施例1と同
様にキャンバス上に絵画画像を作成した。得られた絵画
画像は実施例1と同じく「画像抜け」等のない、非常に
鮮明なもので、キャンバスの風合や質感が良く出てい
た。
【0033】実施例5 実施例4において、転写層用塗料(A)にかえて下記転
写層用塗料(C)を使用し、作成した転写シート(c)
を使用する以外はすべて実施例4と同様にしてキャンバ
ス上に絵画画像を形成した。 〔転写層用塗料(C)〕 自己架橋型エチレン−酢ビ−アクリル系共重合体樹脂エマルジョン 10部 (ポリゾールEF−421、昭和高分子社製) 自己架橋型エチレン−酢ビ−アクリル系共重合体樹脂エマルジョン 10部 (ポリゾールEF−250N、昭和高分子社製) エマルジョン型高分子紫外線吸収剤 1部 (UVA−383MA、BASF社製) 得られた絵画画像は実施例4と同じく「画像抜け」等の
ない非常に鮮明なもので、キャンバスの風合や質感が良
く出ていた。次に、実施例4と実施例5のキャンバス上
の絵画画像からシアン色画像部分を切り抜き、キセノン
フェードメーターで30時間暴露テストを行ない、画像
濃度の変化を測定した。その結果を表1に示す。濃度測
定はマクベス社製RD−918マクベス濃度計にて行な
った。
【0034】
【表1】
【0035】以下、本発明の実施態様を示す。 1.被転写体の表面に密着形成された透明性材料層に、
転写シート上に形成された画像を加熱により転写するこ
とを特徴とする転写画像形成方法。 2.被転写体が表面に凹凸部を有し、また透明性材料層
が、前記凹部に透明性材料が充填され、かつ表面平滑な
層として形成されたものである前記1の転写画像形成方
法。 3.透明性材料層が、前記凹部断面積の1/3以上に充
填されたものである前記1〜2の転写画像形成方法。 4.透明性材料層が、転写シートを用いて熱転写により
形成されたものである前記1〜3の転写画像形成方法。 5.透明性材料層が、複数回の熱転写により形成された
ものである前記4の転写画像形成方法。 6.透明性材料層が、転写層用塗料を用いて塗布法によ
り形成されたものである前記1〜3の転写画像形成方
法。
【0036】7.透明性材料層の可視光線透過率が10
0%〜30%のものであるである前記1〜6の転写画像
形成方法。 8.透明性材料よりなる層の構成成分と画像を有する熱
転写層の画像形成前の構成成分が同一である前記1〜7
の転写画像形成方法。 9.透明性材料よりなる層の形成時と転写画像形成時の
熱転写条件が同一である前記1〜8の転写画像形成方
法。 10.転写シート上に形成された画像が、乾式電子複写
装置により形成されたものである前記1〜9の転写画像
形成方法。 11.透明性材料よりなる層と画像を有する熱転写層の
形状及び面積が同一であり、同位置に積層される前記1
〜10の転写画像形成方法。 12.被転写体がキャンバス、織布、編布、不織布等の
ような表面に大きな凹凸を有するものである前記1〜1
1の転写画像形成方法。
【0037】13.表面に凹凸部を有する被転写体上
に、透明性材料層が、被転写体表面上に表面平滑な層と
して形成され、かつ前記凹部にも透明性材料が充填され
たものである透明性材料層形成被転写体。 14.透明性材料層が、前記凹部断面積の1/3以上に
充填されたものである前記13の透明性材料層形成被転
写体。 15.透明性材料層が、転写シートを用いて熱転写によ
り形成されたものである前記13〜14の透明性材料層
形成被転写体。 16.透明性材料層が、複数回の熱転写により形成され
たものである前記15の透明性材料層形成被転写体。 17.透明性材料層が、転写層用塗料を用いて塗布法に
より形成されたものである前記13〜16の透明性材料
層形成被転写体。 18.透明性材料層の可視光線透過率が100%〜30
%のものであるである前記13〜17の透明性材料層形
成被転写体。 19.被転写体がキャンバス、織布、編布、不織布等の
ような表面に大きな凹凸を有するものである前記13〜
18の透明性材料層形成被転写体。
【0038】20.被転写体表面の凹凸部の凹部に透明
性材料が充填して形成され、かつ表面平滑な層として形
成された透明性材料層上に転写画像が形成されたもので
あることを特徴とする転写画像形成体。 21.透明性材料層が、前記凹部断面積の1/3以上に
充填されたものである前記20の転写画像形成体。 22.透明性材料層が、転写シートを用いて熱転写によ
り形成されたものである前記20〜21の転写画像形成
体。 23.透明性材料層が、複数回の熱転写により形成され
たものである前記22の転写画像形成体。 24.透明性材料層が、転写層用塗料を用いて塗布法に
より形成されたものである前記20〜23の転写画像形
成体。
【0039】25.透明性材料よりなる層の構成成分と
画像を有する熱転写層の画像形成前の構成成分が同一で
ある前記20〜24の転写画像形成体。 26.透明性材料よりなる層と画像を有する熱転写層の
形状及び面積が同一であり、同位置に積層される前記2
0〜25の転写画像形成体。 27.透明性材料よりなる層の構成成分と画像を有する
熱転写層の画像形成前の構成成分が同一である前記20
〜26の転写画像形成体。 28.透明性材料層の可視光線透過率が100%〜30
%のものであるである前記20〜27の転写画像形成
体。 29.被転写体がキャンバス、織布、編布、不織布等の
ような表面に大きな凹凸を有するものである前記20〜
28の転写画像形成体。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の転写画像
成形方法を用いることにより、各種複写装置及び/又は
印刷装置で形成した転写シート上の画像を被転写体のも
つ風合、質感を活かした状態での鮮明な転写画像を形成
することができる。また、画像の定着安定性および耐光
安定性を向上させ、転写画像形成の際の操作の簡便性に
も優れ、かつ経済性も確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像抜け状態の公知の転写画像の形成断面図で
ある。
【図2】サーマルヘッドを用いた熱溶融転写リボン印字
の際の橋かけ転写層よりなる公知の目止め層の形成断面
図(ブリッジ構造)である。
【図3】本発明の被転写体上に密着形成された透明性材
料層の一例の形成断面図である。
【図4】本発明の被転写体上に密着形成された透明性材
料層の他の例の形成断面図である。
【符号の説明】
1 画像抜け状態の転写層 2 被転写体 3 橋かけ転写層 4 透明性材料層

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被転写体の表面に密着形成された透明性
    材料層に、転写シート上に形成された画像を加熱により
    転写することを特徴とする転写画像形成方法。
  2. 【請求項2】 被転写体が表面に凹凸部を有し、また透
    明性材料層が、被転写体表面上に表面平滑な層として形
    成され、かつ前記凹部にも透明性材料が充填されたもの
    である請求項1記載の転写画像形成方法。
  3. 【請求項3】 透明性材料層が、転写シートを用いて熱
    転写により形成されたものである請求項1または2記載
    の転写画像形成方法。
  4. 【請求項4】 透明性材料層が、複数回の熱転写により
    形成されたものである請求項3記載の転写画像形成方
    法。
  5. 【請求項5】 表面に凹凸部を有する被転写体上に、透
    明性材料層が、被転写体表面上に表面平滑な層として形
    成され、かつ前記凹部にも透明性材料が充填されたもの
    である透明性材料層形成被転写体。
  6. 【請求項6】 透明性材料層が、転写シートを用いて熱
    転写により形成されたものである請求項5記載の透明性
    材料層形成被転写体。
  7. 【請求項7】 透明性材料層が、複数回の熱転写により
    形成されたものである請求項6記載の透明性材料層形成
    被転写体。
  8. 【請求項8】 請求項5、6または7記載の透明性材料
    層形成被転写体の透明性材料層上に画像が形成されたも
    のであることを特徴とする転写画像形成体。
JP9151551A 1996-06-19 1997-05-26 転写画像形成方法および転写画像形成体 Pending JPH1067200A (ja)

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