JP3707898B2 - 複室容器 - Google Patents

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    • B65D81/3272Flexible containers having several compartments formed by arranging one flexible container within another

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は粉末剤、液剤、固形剤等を封入する可撓性複室容器の改良に関するものである。本発明の複室容器は、例えば吸湿性や易酸化性を有する薬剤等を収容するのに使用すれば、特に有効である。
【0002】
【従来の技術】
従来より吸湿性や易酸化性を有する薬剤等と、溶解液や希釈液等とを隣合う別の室に分離して収容し、使用時にシール部を連通させて混合するようにした複室容器が用いられているが、複室容器には吸湿性や易酸化性を有する薬剤等を収容した室を水分非透過性および/またはガス非透過性のフィルムで覆って密封し、内側の空間部に脱酸素剤や乾燥剤等を封入したり、あるいはこのような薬剤等を収容する室自体を水分吸収性の層を有するフィルムで形成したりすることが行われている。例えば、前者としては特開平4ー364851号の複室容器、後者としては特開平8ー280775号の可撓性複室容器等が該当する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前者の複室容器では、吸湿性や易酸化性を有する薬剤等を収容した室と、これを覆う水分非透過性および/またはガス非透過性のフィルムとの間の空間部に脱酸素剤や乾燥剤等を収容するので、収容個所が制約されるという問題点があり、後者の可撓性複室容器では、室を形成するリアーシートとフロントシートのうちの一方のシートにのみ水分吸収層(吸水層)が存在するのみで、かつ吸水層の片側の面が直接もしくは水分透過性の層を介して室内に接するだけであるから、水分吸収面積が自ずから制約され、室内湿気の吸収量を充分に確保し難いという問題点があり、また、酸素非透過性フィルムで外部と遮断するだけであるから、室内に存在する酸素の影響を避けることができないという問題点があった。
本発明はこのような事情を背景としてなされたものであり、本発明の目的は脱酸素剤や乾燥剤等の封入個所の制約を少なくし、かつ室内の水分や酸素の影響を十分減少させ得る複室容器を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明はこのような目的を達成するためになされたものであり、本発明は下記の通り構成されている。
A 可撓性フィルムで粉末剤、液剤、固形剤を収容するための複数の室が形成され、かつ隣合う室を密封状態に仕切る手段として剥離可能なシール部を含むようにし、さらに前記複数の室の内の1または2以上の室は、該室を空間部を有して密封状態に覆う水分非透過性および/またはガス非透過性のフィルムからなる外壁と、外壁に覆われた前記室を形成する可撓性フィルムからなる内壁とを備えるようにした複室容器において、外壁で覆われた前記1または2以上の室内には粉末剤、液剤、固形剤を収容すると共に該室内には酸素吸収性シート、水分吸収性シートのいずれか一方または両方を収容し、かつ酸素吸収性シートと水分吸収性シートは直接前記室に連結されるようにし、あるいは酸素吸収性シート、水分吸収性シートのいずれか一方または両方は外壁と内壁との間に形成された前記空間部内に配置され、外壁をなす前記フィルムに酸素吸収性シート、水分吸収性シートが溶着されて固定されるようにしたことを特徴とする複室容器。
B 前記A項記載の複室容器において、外壁で覆われている室には易酸化性および/または吸湿性を有する粉末剤、液剤、固形剤を収容するようにした複室容器。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施例を記載した図面に基づいて、発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1において、2は液剤を収容するための室4を構成するフィルム、6は粉末剤等を収容するための室8を構成する内壁としてのフィルム、10は室8を構成する内壁としてのフィルム6の外側を覆いその周りに密閉された空間部12を生じさせる外壁としてのフィルムである。室8には粉末剤と共に、小袋14に入れられた乾燥剤16と脱酸素剤18が封入され、室4には液剤が封入されると共に口部22が取り付けられている。小袋14は水分透過性とガス透過性を有するフィルムで構成され、かつ小袋14の一端部は室8内の上端側に溶着され、固定されている。室8は2枚重ね合わせたフィルム6の周縁を溶着して形成される。すなわち、フィルム6は図1(ハ)に示すようにポリエチレン(以下PEと略記する)からなる外層26とPEとポリプロピレン(以下PPと略記する)との混合樹脂からなる内層28との多層フィルムであり、2枚の多層フィルムが周縁で溶着されて室8が形成される。また、小袋14は図1(ト)に示すように、吊下げ用シート31等の連結部材で室8内に固定してもよい。
【0006】
一方室4は、多層フィルムである前記フィルム6が下方に伸び、溶着されて構成される。すなわち、前記多層フィルムを2枚重ね合わせ、その周縁部を溶着すると共に、その中間部において横方向に、周縁部より強度が小さくなる状態に溶着し、仕切り手段としての弱シール部30を形成し、これを境にして室8、室4が形成される。なお、フィルム2とフィルム6は、連続したフィルムである。
【0007】
空間部12は2枚重ね合わせたフィルム10の周縁を溶着して形成される。すなわち、フィルム10は図1(ニ)に示すように、内層34がPEで、外層36が水分非透過性、ガス非透過性のバリアーフィルムからなる多層フィルムであり、バリアーフィルムとして例えばポリエチレンテレフタレート(以下PETと略記する)とポリ塩化ビニリデンとPEの3重層または、PETとポリビニルアルコールのシリカ蒸着フィルムとPEとの3重層が使用されている。そして、室8を覆う状態に2枚の上記多層フィルムが配置され、その左右周縁と上部周縁が溶着され、下部周縁は図1(ホ)に示すように弱シール部30上に重ね合わせて溶着されて空間部12が形成される。
【0008】
乾燥剤としては、例えばシリカゲル、ゼオライト、シリカゲル成形物、脱酸素剤一体物等が使用されている。また、脱酸素剤としても、市販のもの、例えば三菱瓦斯化学社製「エージレス(登録商標)」や、アモルファス銅を用いた脱酸素剤等が使用できる。
【0009】
小袋14内に配置する乾燥剤16と脱酸素剤18に代えて、水分吸収性シートや酸素吸収性シートを配置してもよく、また、これらを乾燥剤や脱酸素剤と一緒に配置してもよい。これらのシートを使用する場合には、図1(ヘ)に示すように、小袋14を使用しないで水分吸収性シート42、酸素吸収性シート44を室8内に溶着し、直接固定してもよい。なお、水分吸収性シートの水分吸収層を構成するものとしては、例えば佐々木化学薬品株式会社製ドライキープ(登録商標)等が、酸素吸収性シートの酸素吸収層を構成するものとしては、例えば東洋製罐株式会社製オキシガード(OXYGUARD)(登録商標)等が好適に使用できる。
【0010】
上記各部の溶着温度は、室8、室2の周縁部および空間部12の周縁部が最も高く、約170〜200℃であり、弱シール部30はこれより低く、約110〜130℃であり、さらに、フィルム6とフィルム10との溶着部は、周縁部と弱シール部の中間の温度になるよう設定される。その結果溶着強度は、室2、室8、空間部12の各周縁部の溶着部、ついでフィルム6、フィルム10間の溶着部となり、弱シール部30はこれらより弱くなる。
【0011】
以上のように構成された実施例においては、粉末剤、液剤、固形剤等が封入された室内に乾燥剤、脱酸素剤等が封入されるので、吸湿性や易酸化性を有する薬剤等の吸湿防止や酸化防止を効率よく行なうことができる。また、乾燥剤、脱酸素剤等は小袋14内に入れられているので、薬剤類と直接接触するおるれはなく、しかも小袋14は水分透過性、ガス透過性のフィルムで構成されているので、湿気や酸素の通過の妨げとならない。水分吸収性シート42や酸素吸収性シート44を室8内に固定する場合には、小袋14を省略できる利点がある。
【00012】
なお、上記実施例の粉末剤として例えば、抗生剤、抗癌剤、ステロイド剤、血栓溶解剤またはビタミン剤等の吸湿性、易酸化性および易熱変性の物質が挙げられ、液剤としてこれらの溶解液または希釈液、例えば生理食塩液や、ブドウ糖液および注射用蒸留水などが挙げられる。粉末剤の抗生剤等の中には、下部の液剤で溶解する前に、炭酸ナトリウム等のアルカリ溶剤や他の溶解補助剤で溶解しなければならないものがあるが、このような場合には、この粉末剤を収容した室に溶剤等を混注するための注入口(図示省略)を設ける。
【0013】
フィルム6としては、上記実施例に記載された多層フィルム以外にも、PE、PPおよびこれらの混合樹脂から選ばれる一種以上の組合せによる単層もしくは多層フィルムを使用することも可能であり、好ましくは、フィルム6の内層を直鎖状低密度ポリエチレン(以下LLDPEと略記する)とPPとの混合樹脂とし、外層をLLDPEとした2層フィルムを用いることができる。フィルム10にはポリ塩化ビニリデン、PET、アルミ加工フィルム、エチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)、シリカ蒸着フィルムの単層もしくは多層のシートを使用することも可能である。なお、フィルム6とフィルム10を直接溶着する場合、溶着を良好にするために少なくともフィルム10を多層フィルムとし、フィルム10の最内層の材質とフィルム6もしくはフィルム6の最外層の材質とを同一にすることが望ましい。例えば、フィルム6の最外層がLLDPEの場合、フィルム10の最内層にはLLDPEを用いることが望ましい。
【0014】
前記実施例ではフィルム10で覆われた室8内に粉末剤を封入し、フィルム10で覆われない室4内に液体を封入したが、目的に応じて粉末剤を液剤に、液剤を粉末剤に変えて封入することも可能である。
室8内に液剤を封入し、他の室内に粉末剤を封入する例として、例えば液剤としてシステインまたはトリプトファンをそれぞれ添加したアミノ酸製剤等の易酸化性の物質が挙げられ、粉末剤として糖もしくは電解質、またはこれらの混合物等が挙げられる。この場合室8には脱酸素剤のみを封入する。室8内に液剤を封入し、他の室内に他の液剤を封入する例としては、例えば前者の液剤としてシステインまたはトリプトファンをそれぞれ添加したアミノ酸製剤あるいはビタミン剤の易酸化性の物質が挙げられ、後者の液剤としては糖・電解質液が挙げられる。
【0015】
また他の例としては、前者の液剤として脂肪乳剤等の易酸化性の物質が、後者の液剤としては糖・電解質液等が挙げられる。
さらに、いずれか一方の室内に固形剤を、他の室内に液剤を封入することも可能である。さらにまた、上記粉末剤、液剤、固形剤の例として、経静脈または経腸(経管、経口)投与する他の種々の栄養剤や治療剤等が挙げられる。
また、室8内に封入した乾燥剤と脱酸素剤は、必要に応じていずれか一方のみ使用することも可能である。水分吸収性シートや酸素吸収性シートについても同様である。
【0016】
前記実施例は液剤と1種の粉末剤とを封入する2室容器の例であるが、2室以上でも適用可能である。例えば、フィルム10で覆われた空間部12内に粉末剤、固形剤、液剤等を封入する室を複数個設けたり、フィルム10で覆われない室を複数設けることも可能である。
【0017】
また、前記実施例では、弱シール部30の形成は室8を構成する2枚のフィルム10の内面同士を直接溶着する、いわゆる直接溶着方式で行なっているが、これに代えてこのシート間に多層インサートフィルムを挟んだ状態で溶着し、弱シール部を形成させる、いわゆる多層インサートフィルム挟持溶着方式で行なってもよい。図2は2層インサートフィルムを使用した例を示す。この場合48は室8を構成するフィルムで単層フィルムまたは多層フィルムであり、50はフィルム48またはフィルム48の最内層のシートに対して熱接着力の強いシート、52は反対側のフィルム48またはフィルム48の最内層のシートに対して熱接着力の弱いシートであり、弱シール部54が形成されている。
【0018】
例えば、フィルム48がPEまたはPPの単層フィルムである場合には、50はこれと同じPEまたはPPのシートであり、52はPEとPPとの混合樹脂である。この例ではフィルム48を2枚重ね合せて周縁を溶着して袋状にしているが、これに代えてチューブ状のフィルムを使用し、中間部に孔をあけ、そこからシート50、52を挿入し、しかる後チューブ状フィルムの外側から押付けた状態で溶着し、弱シール部を形成させることも可能である。
【0019】
図3は本発明の他の実施例を示す。なお、前記実施例と変更を要しない部分については、同一番号を付して詳しい説明は省略する(以下同じ)。室4、室8、空間部12、弱シール部30は前記実施例と同様に構成されているが、水分吸収性シート42や酸素吸収性シート44は空間部12内に封入されている点、乾燥剤や脱酸素剤が使用されていない点および空間部12を形成するフィルム10の組成が異なる点で前記実施例と相違する。すなわち、水分吸収性シート42と酸素吸収性シート44は空間部12内に溶着されると共に、空間部12を形成する前後のフィルム10は、それぞれ図4(イ)、(ロ)に示すように吸水層58や酸素吸収層60を有する多層フィルムである。62は吸水層58の内層、64は外層であり、66は酸素吸収層の内層、68は外層である。これは、図1(ニ)に示す多層フィルム10の内層34と外層36の間に吸水層58や酸素吸収層60を配置したのと同様な組成を有している。なお、室8内に収容する薬剤等によっては、水分吸収性シート42と酸素吸収性シート44のいずれか一方もしくは両方を省略したり、空間部12の前後のフィルム10の両方を吸水層58を有するフィルムもしくは酸素吸収層を有するフィルムのいずれか一方にそろえるか、吸水層も酸素吸収層も有しないフィルムとして構成することも可能である。本実施例によれば、空間部12内に乾燥剤や脱酸素剤を収容しないので、空間部12がかさばらず、複室容器がコンパクトになる利点がある。
【0020】
前記各実施例の水分非透過性、ガス非透過性のバリアーフィルムで覆われた空間部内に位置する室には、吸湿性や易酸化性の粉末剤、液剤、固形剤等が収容される。前記実施例では、室8は室4を構成するフィルムと連続したフィルムで構成されるが、別々のフィルムを弱シール部30付近で接合して構成してもよい。以上本発明のいくつかの実施例について説明したが、本発明はこのような実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得ることはもちろんである。
【0021】
【発明の効果】
本発明は上述の通り構成されているので、次に記載する効果を奏する。
請求項1〜請求項2記載の複室容器によれば、可撓性フィルムで形成された室内には粉末剤、液剤、固形剤等の収容対象物と一緒に、酸素吸収性シート、水分吸収性シート等を収容するので、室内の水分や酸素の吸収が効率よく行われ、易酸化性や吸湿性を有する収容対象物の保存が好適に行い得る利点がある。
請求項1〜請求項2記載の複室容器によれば、酸素吸収性シートや水分吸収性シートは小袋等に入れられていないので、室内の水分や酸素の吸収がさらに効率よく行われるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)〜(ホ)は本発明の一実施例を示す正面図、縦断面図、A部拡大断面図、B部拡大断面図、C部拡大断面図、(ヘ)〜(ト)はそれぞれ同実施例の変形例を示す部分断面図である。
【図2】同実施例の他の変形例を示す部分断面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す縦断面図である。
【図4】(イ)、(ロ)は図3のD部とE部の部分拡大断面図である。
【符号の説明】
2 フィルム
4 室
6 フィルム
8 室
10 フィルム
12 空間部
14 小袋
16 乾燥剤
18 脱酸素剤
30 弱シール部
42 水分吸収性シート
44 酸素吸収性シート
48 フィルム
54 弱シール部
58 吸水層
60 酸素吸収層

Claims (2)

  1. 可撓性フィルムで粉末剤、液剤、固形剤を収容するための複数の室が形成され、かつ隣合う室を密封状態に仕切る手段として剥離可能なシール部を含むようにし、さらに前記複数の室の内の1または2以上の室は、該室を空間部を有して密封状態に覆う水分非透過性および/またはガス非透過性のフィルムからなる外壁と、外壁に覆われた前記室を形成する可撓性フィルムからなる内壁とを備えるようにした複室容器において、外壁で覆われた前記1または2以上の室内には粉末剤、液剤、固形剤を収容すると共に該室内には酸素吸収性シート、水分吸収性シートのいずれか一方または両方を収容し、かつ酸素吸収性シートと水分吸収性シートは直接前記室に連結されるようにし、あるいは酸素吸収性シート、水分吸収性シートのいずれか一方または両方は外壁と内壁との間に形成された前記空間部内に配置され、外壁をなす前記フィルムに酸素吸収性シート、水分吸収性シートが溶着されて固定されるようにしたことを特徴とする複室容器。
  2. 請求項1記載の複室容器において、外壁で覆われている室には易酸化性および/または吸湿性を有する粉末剤、液剤、固形剤を収容するようにした複室容器。
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