JP3704736B2 - 回転速度検出装置付転がり軸受ユニット - Google Patents

回転速度検出装置付転がり軸受ユニット Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明に係る回転速度検出装置付転がり軸受ユニットは、自動車の車輪を懸架装置に回転自在に支持すると共に、この車輪の回転速度を検出する為に利用する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の車輪を懸架装置に対して回転自在に支持すると共に、アンチロックブレーキシステム(ABS)、或はトラクションコントロールシステム(TCS)を制御すべく、この車輪の回転速度を検出する為の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットとして、従来から種々の構造のものが知られている。この様な回転速度検出装置付転がり軸受ユニットに組み込まれる回転速度検出装置は何れも、車輪と共に回転するトーンホイールと、このトーンホイールの回転速度に比例した周波数で変化する出力信号を出すセンサとを備える。トーンホイール及びセンサの種類に就いては従来から種々知られている。このうちで、トーンホイールとして磁性材製のものを使用し、このトーンホイールの回転に応じてセンサを構成するコイルに惹起される電圧を変化させる、所謂パッシブ型のものが、高価な構成部品を使用しない事から、広く使用されている。又、この様なパッシブ型の回転速度検出装置に於いて、センサの出力を大きくすべく、このセンサを円環状に構成する事も、例えば発明協会公開技報94−16051に記載されている様に、従来から知られている。
【0003】
図6〜7は、この公開技報に記載された回転速度検出装置付転がり軸受ユニットを示している。内輪相当部材を構成するハブ1の幅方向外側(車両への組み付け状態で車両の幅方向外となる側を言い、各図の左側)端部外周面には、車輪を固定する為のフランジ部2を形成し、中間部外周面には、内輪軌道3aと段部4とを形成している。又、このハブ1の外周面には、その外周面に内輪軌道3bを形成し、上記ハブ1と共に内輪相当部材を構成する内輪5を、その外端面を上記段部4に突き当てた状態で外嵌支持している。尚、上記内輪軌道3aは、ハブ1の外周面に直接形成する代りに、ハブ1とは別体の内輪(図示せず)に形成し、この内輪と上記内輪5とを、ハブ1に外嵌固定する場合もある。
【0004】
又、ハブ1の内端寄り部分には雄ねじ部6を形成している。そして、この雄ねじ部6に螺合し更に緊締したナット7により、上記内輪5をハブ1の外周面の所定部分に固定して、内輪相当部材を構成している。ハブ1の周囲に配置された外輪8の中間部外周面には、この外輪8を懸架装置に固定する為の取付部9を設けている。又、この外輪8の内周面には、それぞれが上記各内輪軌道3a、3bに対向する、外輪軌道10a、10bを形成している。そして、これら各内輪軌道3a、3bと外輪軌道10a、10bとの間に、それぞれ複数ずつの転動体11、11を設けて、上記外輪8の内側でのハブ1の回転を自在としている。尚、図示の例では、転動体11、11として玉を使用しているが、重量の嵩む自動車用の転がり軸受ユニットの場合には、転動体としてテーパころを使用する場合もある。又、上記外輪8の外端部内周面と、ハブ1の外周面との間には、シールリング12を装着して、外輪8の内周面と上記ハブ1の外周面との間に存在し、上記複数の転動体11、11を設けた空間の外端開口部を塞いでいる。
【0005】
上記内輪5の幅方向内側(車両への組み付け状態で車両の幅方向中央寄りとなる側を言い、各図の右側)端部で上記内輪軌道3bから外れた部分には、トーンホイール13の基端部(図6〜7の左端部)を外嵌固定している。このトーンホイール13は、鋼板等の磁性金属板により全体を円環状(短円筒状)に形成されている。このトーンホイール13は、互いに同心に形成された、検出用円筒部である小径部14と固定用円筒部である大径部15とを、段部16により連続させて成る。この様なトーンホイール13は、上記大径部15を内輪5の端部外周面に外嵌し、上記段部16をこの内輪5の端縁部に当接させた状態で、この内輪5に支持固定している。従って上記小径部14は、上記内輪5と同心に支持される。そして、この小径部14に、回転側除肉部である複数の透孔17を、円周方向に亙り等間隔に形成して、円周方向に亙る磁気特性を交互に且つ等間隔に変化させている。各透孔17は同形状で、軸方向(図6〜7の左右方向)に長い矩形としている。
【0006】
外輪8の内端開口部は、ステンレス鋼板、アルミニウム合金板等の金属板を絞り加工する等により有底円筒状に造られた、カバー18で塞いでいる。このカバー18を構成する円筒部19の内周側に、円環状のセンサ20を包埋した、やはり円環状の合成樹脂21を保持固定している。このセンサ20は、永久磁石22と、鋼板等の磁性材により造られたステータ23と、コイル24とを備えており、これら各部材22、23、24を上記合成樹脂21中に包埋する事で、全体を円環状に構成している。
【0007】
上記センサ20の構成各部材のうちの永久磁石22は、全体を円環状(円輪状)に形成されて、直径方向に亙り着磁されている。そして、この永久磁石22の内周面を、上記トーンホイール13を構成する小径部14の基端部で上記透孔17を形成していない部分の外周面に、微小隙間25を介して対向させている。又、上記ステータ23は、断面が略J字形で全体を円環状に造られている。そして、このステータ23を構成する外径側円筒部26の端部内周面と上記永久磁石22の外周面とを、近接若しくは当接させている。又、上記ステータ23を構成する内径側円筒部27の内周面を、上記トーンホイール13の一部で、上記複数の透孔17を形成した部分に対向させている。更に、上記内径側円筒部27には、固定側除肉部である複数の切り欠き28を、この内径側円筒部27の円周方向に亙って、上記透孔17と等ピッチ(中心角ピッチ)で形成している。従って、上記内径側円筒部27部分は、櫛歯状に形成されている。
【0008】
更に、上記コイル24は、非磁性材製のボビン29に導線を巻回する事により円環状に形成され、上記ステータ23を構成する外径側円筒部26の内周側部分に配置されている。このコイル24に惹起される起電力は、カバー18の外面に突設したコネクタ30から取り出す。
【0009】
上述の様に構成される回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの使用時、ハブ1と共にトーンホイール13が回転すると、このトーンホイール13と対向するステータ23内の磁束密度が変化し、上記コイル24に惹起される電圧が、上記ハブ1の回転速度に比例した周波数で変化する。ステータ23を流れる磁束の密度変化に対応して上記コイル24に惹起される電圧が変化する原理は、従来から広く知られた回転速度検出用センサの場合と同じである。又、トーンホイール13の回転に応じてステータ23に流れる磁束の密度が変化する理由は、次の通りである。
【0010】
上記トーンホイール13に設けた複数の透孔17と、ステータ23に設けた切り欠き28とは、互いのピッチが等しい為、トーンホイール13の回転に伴って全周に亙り同時に対向する瞬間がある。そして、これら各透孔17と各切り欠き28とが互いに対向した瞬間には、隣り合う透孔17同士の間に存在する磁性体である柱部と、やはり隣り合う切り欠き28同士の間に存在する磁性体である舌片とが、前記微小隙間25を介して互いに対向する。この様にそれぞれが磁性体である柱部と舌片とが互いに対向した状態では、上記トーンホイール13とステータ23との間に、高密度の磁束が流れる。
【0011】
これに対して、上記透孔17と切り欠き28との位相が半分だけずれると、上記トーンホイール13とステータ23との間で流れる磁束の密度が低くなる。即ち、この状態では、トーンホイール13に設けた透孔17が上記舌片に対向すると同時に、ステータ23に設けた切り欠き28が上記柱部に対向する。この様に柱部が切り欠き28に、舌片が透孔17に、それぞれ対向した状態では、上記トーンホイール13とステータ23との間に比較的大きな空隙が、全周に亙って存在する。そして、この状態では、これら両部材13、23の間に流れる磁束の密度が低くなる。この結果、前記コイル24に惹起される電圧が、前記ハブ1の回転速度に比例して変化する。
【0012】
上記センサ20は上述の様に作用する事により、コイル24に惹起される出力電圧を、ハブ1の回転速度に比例した周波数で変化させるが、外輪8の開口端部には、元々円環状の空間が存在する。従って、上記センサ20を限られた空間に設置可能にし、しかもこのセンサ20の出力を十分に大きくして、ハブ1と共に回転する車輪の回転速度検出を確実に行なえる。即ち、上記センサ20を構成する永久磁石22、ステータ23、及びコイル24は、それぞれトーンホイール13の全周を囲む円環状に形成されている。そして、上記永久磁石22から出る磁束を、上記ステータ23の全周に亙って流す様にしている為、このステータ23の内部を流れる磁束の量を、このステータ23全体として十分に多くできる。従って、このステータ23を通過する磁束の密度変化に対応する、上記コイル24の電圧変化を大きくできる。
【0013】
【先発明の説明】
上述の様に構成され作用する、従来から知られた円環状のセンサ20を備えた回転速度検出装置の場合には、それ以前から知られた棒状のセンサを使用した構造のものに比べて大きな出力を得られる。尚、小型の自動車に組み付け可能な小型の構造で、しかもセンサの出力を十分に確保する為の構造として、例えば図8に示す様な回転速度検出装置付転がり軸受ユニットも考えられている(基本構造に関しては特願平7−29560号に詳しく記載)。
【0014】
この先発明に係る構造では、センサ20aと共に回転速度検出装置を構成するトーンホイール13aは、鋼板等の磁性金属板により全体を円筒状に形成されて、固定用円筒部である小径部14aの内端縁と検出用円筒部である大径部15aの外端縁とを段部16aで連続させた、クランク型の断面形状を有する。この様なトーンホイール13aは、上記小径部14aを内輪5の内端部に外嵌する事で、この内輪5に固定している。又、この様にトーンホイール13aを内輪5に固定した状態で、上記大径部15aは、上記内輪5を抑え付ける為のナット7の周囲に位置する。回転側除肉部である複数の切り欠き31、31は上記大径部15aに、円周方向に亙って等間隔に形成している。勿論、円周方向に隣り合う切り欠き31、31同士の間には、磁性材製の舌片が存在する。従って、上記大径部15aは櫛歯状に形成されている。尚、回転側除肉部は、上記大径部15aの少なくとも内周面に設けられていれば足りる。従って、上記大径部15aの内周面に内歯歯車状の凹凸を形成し、このうちの凹部を回転側除肉部とする事もできる。又、図6〜7に示した従来構造の様な透孔17、17を形成して回転側除肉部とする事もできる。
【0015】
又、上記センサ20aは、永久磁石22aと、それぞれが磁性金属板により断面L字形に形成された第一、第二のステータ32、33と、コイル24aとから成る。これら各構成部材22a、32、33、24aは、それぞれ円環状に形成されて、合成樹脂21a中に包埋されている。このうちの永久磁石22aは、全周に亙り軸方向(図8の左右方向)に着磁されており、着磁方向は全周に亙って変化しない。この永久磁石22aの軸方向一端面(図8の左端面)には第一のステータ32の内周側基端部片側面を当接させ、この第一のステータ32の先端部外周面を上記大径部15aの中間部内周面に、微小隙間34を介して対向させている。又、上記永久磁石22aの軸方向他端面(図8の右端面)には第二のステータ33の内周側基端部片側面を当接させ、この第二のステータ33の先端部外周面を上記大径部15aの先端部(図8の右端部)内周面に、やはり微小隙間34を介して対向させている。
【0016】
上記第一、第二のステータ32、33の外周側先端部には、それぞれが固定側除肉部である切り欠き35、36を形成する事により、それぞれの部分を櫛歯状に形成している。勿論、これら各切り欠き35、36並びに上記トーンホイール13aの大径部15aに形成した切り欠き31、31のピッチ(中心角ピッチ)は互いに等しい。又、第一、第二のステータ32、33に形成した切り欠き35、36の位相は互いに等しい。更に、上記永久磁石22aの外周面と第一、第二のステータ32、33の片側面とにより囲まれる部分にはコイル24aを設けて、これら各部材22a、32、33を流れる磁束の密度変化により、上記トーンホイール13aの回転速度に比例した周波数で変化する電圧を上記コイル24aに惹起させる様にしている。
【0017】
尚、図示の構造では、外輪8の一部をナット7の周囲にまで延長している。そして、この外輪8の端部を塞ぐカバー18aの形状を単純化すると共に金属平板からの変形量を少なくする事で加工を容易にし、更にコネクタ30aをこのカバー18aから軸方向に突出させている。このカバー18aの外側面外周寄り部分には円筒形の嵌合部45を設け、この嵌合部45を上記外輪8に締め代を持って内嵌する事により、上記カバー18aを外輪8の内端開口部に固定している。
【0018】
上述の様に構成される回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの場合には、トーンホイール13aを構成し、センサ20aの外周面が対向する大径部15a部分の周速を速くする事ができ、この面からセンサ20aの出力増大を図れる。しかも、上記センサ20aを構成するコイル24aの直径を大きくする必要がない為、このコイル24aを構成する導線の全長が長くならず、導線の抵抗増大による出力低下もない。更に、図8に示した構造では、トーンホイール13aの回転に伴って磁気抵抗が、第一のステータ32の外周面と大径部15aの内周面との間、第二のステータ33の外周面と大径部15aの内周面との間の2箇所位置で同時に変化する。この為、上記トーンホイール13aの回転に伴う磁気抵抗変化が大きくなり、上記センサ20aの出力をより一層増大させる事ができる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
前述した様な従来構造、或は上述した様な先発明に係る構造の様に、円環状のセンサ20、20aを組み込んだ回転速度検出装置付転がり軸受ユニットは、以前から広く使用されていた様な、単なる棒状のセンサを組み込んだ回転速度検出装置付転がり軸受ユニットに比べて、組み付け作業が面倒である。この理由は、互いに対向するセンサ20、20aの周面の直径とトーンホイール13、13aの周面の直径との差が小さい為である。即ち、何れの構造でも、センサ20、20aの出力を十分に大きくする為には、センサ20、20aとトーンホイール13、13aとの間に存在する微小隙間25、34を小さくする必要がある。一般的にこの微小隙間25、34のラジアル方向に亙る厚さ寸法は1mm以下(例えば0.5mm程度)である。
【0020】
回転速度検出装置付転がり軸受ユニットを組み立てる際には、予め造られた転がり軸受ユニットの内輪5にトーンホイール13、13aを外嵌固定した後、やはり予めセンサ20、20aを包埋した合成樹脂21、21aを保持したカバー18、18aを、外輪8の開口端部に嵌合固定する。この嵌合固定作業の際、上記トーンホイール13、13aの中心軸とカバー18、18aの中心軸とを一致させないと、上記センサ20、20aとトーンホイール13、13aとを直径方向に亙って重畳させる事ができない。より具体的には、上記中心軸同士がラジアル方向にずれたり、或は互いに傾斜していた場合には、上記嵌合固定作業に伴ってセンサ20、20a(を包埋した合成樹脂21、21a)とトーンホイール13、13aとが強くぶつかり合い、これら各部材20、20a(21、21a)、13、13aを破損したり、或はトーンホイール13、13aの取付位置を正規の位置からずらせてしまう。
【0021】
各部材20、20a(21、21a)、13、13aを破損した場合は勿論、トーンホイール13、13aの取付位置がずれた場合でも、車輪の回転速度検出を正しく行なえなくなる。本発明の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットは、この様な事情に鑑みて発明したものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】
本発明の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットは何れも、前述した従来及び先発明の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットと同様に、内周面に外輪軌道を有し使用時に回転しない外輪と、上記内周面と対向する外周面に内輪軌道を有し使用時に回転する内輪相当部材と、上記外輪軌道と内輪軌道との間に転動自在に設けられた複数の転動体と、上記内輪相当部材の端部に固定された、円周方向に亙る磁気特性を交互に且つ等間隔に変化させた円環状のトーンホイールと、上記外輪の開口端部に固定されたカバーと、このカバーに保持された状態で検出部を上記トーンホイールの被検出部とラジアル方向に対向させているセンサとを備える。
【0023】
特に、請求項1に記載した回転速度検出装置付転がり軸受ユニットに於いては、上記センサを合成樹脂中に包埋し、この合成樹脂の先端部周面に、上記トーンホイールとセンサとをラジアル方向に対向させる為の案内となるガイド部を設けている。
【0024】
又、請求項2に記載した回転速度検出装置付転がり軸受ユニットに於いては、上記カバーに設けられて上記外輪の開口端部内周面に嵌合する嵌合部の周面のうちで、この外輪の開口端部周面と対向する周面は、先半部と基半部とで直径が異なる。そして、先半部は上記開口端部周面に緩く嵌合し、基半部はこの開口端部周面と締め代を持って嵌合する。
【0025】
【作用】
上述の様に構成される本発明の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットが、車輪を懸架装置に回転自在に支持したり、或はこの車輪の回転速度を検出する際の作用自体は、前述した従来構造若しくは先発明に係る構造の場合と同様である。特に、本発明の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの場合には、センサとトーンホイールとを同心に組み合わせる作業を容易に行なえて、トーンホイールの取付位置を動かしたり、或はセンサやトーンホイールを破損する事がない。
【0026】
即ち、請求項1に記載した回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの場合には、上記センサを包埋した合成樹脂の先端部周面に設けられたガイド部により、このセンサの検出部を上記トーンホイールの被検出部とラジアル方向に対向させる作業を容易に行なえる。又、請求項2に記載した回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの場合には、嵌合部の周面の先半部を外輪の開口端部周面に緩く嵌合させる事で、トーンホイールとセンサとの心合わせを行なえる。この心合わせ作業時には、カバーを強く押す必要がない為、カバーの微妙な位置合わせを容易に行なえるだけでなく、センサとトーンホイールとがぶつかった場合でもこれらが破損する事がない。上記先半部を外輪の開口端部周面に緩く嵌合させてトーンホイールとセンサとの心合わせを行なった後、上記カバーを外輪に向けて強く押せば、このカバーを上記外輪に対してしっかりと固定できる。この際、トーンホイールとセンサとがぶつかる恐れはない。
【0027】
【実施例】
図1は、本発明に関する参考例の第1例を示している。尚、本発明の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの特徴は、センサ20aとトーンホイール13bとを同心に組み合わせる作業の容易化を図り、トーンホイール13bの取付位置を動かしたり、或はセンサ20a(を包埋した合成樹脂21a)やトーンホイール13bの破損を防止する点にある。転がり軸受ユニット部分の構造に就いては前述した従来構造と同様であり、センサ20a部分に就いては、やはり前述した先発明に係る構造と同様である。この為、転がり軸受ユニット部分及びセンサ20a部分に就いては、同等部分に同一符号を付して、重複する説明を省略若しくは簡略にし、以下、本例の特徴であるガイド部37を設けたトーンホイール13b部分を中心に説明する。
【0028】
上記トーンホイール13bは、鋼板等の磁性金属板に絞り加工、プレス加工等の塑性加工を施す事により、断面クランク型で全体を円環状(円筒状)に形成している。即ち、このトーンホイール13bは、固定用円筒部である小径部14aと、検出用円筒部である大径部15aと、これら小径部14a及び大径部15aの端縁同士を連続させる段部16aとを備える。特に、本例の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットを構成するトーンホイール13bの場合には、上記大径部15aの先端部を更に大径にすると共に、この大径となった部分とその他の部分とを傾斜部により連続させて、ラッパ状のガイド部37としている。
【0029】
上記大径部15aの過半部でこのガイド部37を除く部分の内径は、上記センサ20aの外径よりも少し大きくして、この大径部15aの内周面と上記センサ20aの外周面との間に、ラジアル方向に亙る厚さ寸法が1mm以下である微小隙間34を形成している。一方、上記ガイド部37の開口部の内径は、上記センサ20aの外径よりも十分に大きくして、このセンサ20aをガイド部37の開口部内に容易に挿入できる様にしている。尚、上記大径部15aに形成する回転側除肉部は、軸方向に長い長矩形の透孔17、17としている。これは、上記ガイド部37の開口部を全周に亙って連続した形状にし、この開口部の剛性を確保する為である。
【0030】
上述の様に構成される本例の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの場合には、センサ20aとトーンホイール13bとを同心に組み合わせる作業を容易に行なえて、トーンホイール13bの取付位置を動かしたり、或はセンサ20a(を包埋した合成樹脂21a)やトーンホイール13bを破損する事がない。即ち、このトーンホイール13bの先端部に形成したラッパ状のガイド部37により、上記トーンホイール13bの径部15aの内側にセンサ20aを包埋した合成樹脂21aを容易に挿入する事ができて、このセンサ20aの検出部を上記トーンホイール13bの大径部15aとラジアル方向に対向させる作業を容易に行なえる。従って、センサ20aとトーンホイール13bとを同心に組み合わせる作業時に、これらセンサ20a(を包埋した合成樹脂21a)やトーンホイール13bを破損したり、或はこのトーンホイール13bの取付位置をずらせたりする事がなくなる。
【0031】
特に、図示の参考例の場合には、上記トーンホイール13bを構成する金属板の一部を、小径部14a側端縁部で180度折り返し、更にその先端部を直径方向内方に向け90度折り曲げて、内向フランジ状の鍔部38としている。上記トーンホイール13bを内輪5に支持するには、この鍔部38の片側面(車両の幅方向外側面で、図1の左側面)が上記内輪5の端面に突き当たる迄、小径部14aを内輪5の端部に押し込む。上記鍔部38を含むトーンホイール13bの形状寸法は、各個に異なる事なく総て同じに形成される為、上述の様に鍔部38の片側面を内輪5の端面に突き当てる事で、この内輪5に対する上記トーンホイール13bの位置決めが図られる。そして、この様にして内輪5にトーンホイール13bを装着した後、このトーンホイール13bにカバー18a等の他の部材が突き当たっても、このトーンホイール13bの取付位置がずれる事がなくなる。尚、小径部14aを内輪5の端部に押し込む際、押し込み用治具の押圧面を上記鍔部38の他側面(図1の右側面)に突き当てれば、上記トーンホイール13bを傷める事なく、押し込み作業を行なえる。
【0032】
又、上記鍔部38の片側面をトーンホイール13bの中心軸に対して直角に仕上げる事で、このトーンホイール13bの振れ回り精度を確保できる。即ち、上記中心軸に対して上記片側面を正しく直角にする事は、塑性加工装置の調整により容易に行なえる。又、上記内輪5の端面外周縁を結ぶ平面をこの内輪5の中心軸に対して直角にする事も、内輪5の製造装置の調整により容易に行なえる(一般的な内輪では正確に直角とされている)。そして、これら両部分の直角が確保されてさえいれば、上記片側面を内輪5の端面に突き当てた状態で、上記トーンホイール13bの中心軸と内輪5の中心軸とが正確に一致する。従って、この内輪5の回転に伴って上記トーンホイール13bの大径部15aが振れ回る(周面が直径方向に変位する)事がなくなる。この結果、センサ20aの出力が安定する。
【0033】
更に、図示の参考例の場合には、上記センサ20aを構成するコイル24aのボビン29aの内外両側面に、それぞれ少なくとも1個の突部39、40を形成し、これら各突部39、40をそれぞれ、第一、第二のステータ32、33に形成した通孔41、42に挿入している。そして、これら各突部39、40と通孔41、42との係合により、上記第一、第二のステータ32、33に形成した切り欠き35、36の位相を一致させている。尚、上記コイル24aを構成すべく、上記ボビン29aに巻回した導線の端部は、このボビン29aの内側面側に形成した突部40を通じて取り出され、前記カバー18aの内側面側に固設したコネクタ30aの端子に接続されている。尚、本例の場合には、トーンホイール13bの先端部に設けたガイド部37に、円周方向に連続する部分(リム部)を設けているが、このリム部と第二のステータ33の外周面との距離は十分に大きくしている。従って、上記第二のステータ33からリム部には磁束が殆ど流れず、特にこのリム部の存在により磁束の変化量が少なくならない為、上記センサ20aの出力を十分に確保できる。
【0034】
次に、図2は、本発明に関する参考例の第2例を示している。本例の場合には、トーンホイール13cを構成する大径部15aの先端部内周面に摺鉢状の傾斜面を、面押し加工等の塑性加工、或は切削加工等により形成する事で、この大径部15a内にセンサ20a(を包埋した合成樹脂21a)を挿入する作業を案内する為のガイド部37aとしている。本例の場合には、上記大径部15aに形成する回転側除肉部は切り欠き31、31として、この大径部15aを櫛歯状に形成している。その他の構成及び作用は、上述した第1例と同様である。
【0035】
次に、図3は、請求項1に対応する、本発明の第一実施例を示している。本実施例の場合には、センサ20aを包埋した合成樹脂21aの先端面(図3の左端面)でこの合成樹脂21a(及びこの合成樹脂21aに包埋されたセンサ20a)の外周面よりも少し直径方向内方に寄った部分に円環状の突条43を、全周に亙って形成している。そして、この突条43の外周面と上記合成樹脂21aの外周面とを滑らかに連続させて、ガイド部44としている。センサ20aとトーンホイール13aとを同心に組み合わせる作業時には、上記ガイド部44により、上記トーンホイール13aの大径部15aの内側にセンサ20aを包埋した合成樹脂21aを容易に挿入する事ができて、このセンサ20aの検出部を上記トーンホイール13aの大径部15aとラジアル方向に対向させる作業を容易に行なえる。尚、上記突条43の外周面を、先端に向かう程外径が小さくなるテーパ面とすれば、より作業の容易化を図れる。その他の構成及び作用は、前述した先発明の構造と同様である。
【0036】
次に、図4は、本発明に関する参考例の第3例を示している。本例の場合には、トーンホイール13dを構成する小径部14の基半部(図4の左半部)に、回転側除肉部である複数の透孔17、17を、円周方向に亙って等間隔に形成している。又、上記小径部14の先端縁部には直径方向内方に折れ曲がった鍔部46を形成している。そして、この鍔部46と上記小径部14とを、断面形状が四分の一円弧状の湾曲部47で連続させている。本例の場合には、この湾曲部47がガイド部として機能する。即ち、この湾曲部47が、上記小径部14を次述するセンサ20bの内側に挿入する際の案内として機能し、カバー18bの押し込み作業の容易化を図れる。尚、上記鍔部46は、この様なガイド部として機能する湾曲部47を形成する他、上記トーンホイール13dの加工作業の容易化と剛性向上とに寄与する。
【0037】
上記センサ20bを構成する第一、第二のステータ32a、33aのうち、第一のステータ32aの内周縁部にのみ、固定側除肉部である切り欠き35、35を形成している。そして、この切り欠き35、35を、上記小径部14の基半部で透孔17、17を形成した部分に対向させている。勿論、これら切り欠き35、35と透孔17、17とのピッチは互いに等しい。一方、上記第二のステータ33aの内周縁部は、上記小径部14の先半部で上記透孔17、17を形成していない部分に対向させている。従ってこの第二のステータ33aは、単に磁束を流すだけの役目を果たす。その他の構成及び作用は、前述した各参考例及び上述した実施例と同様である。
【0038】
次に、図5は、請求項2に対応する、本発明の第二実施例を示している。本実施例の場合には、カバー18aを外輪8の開口端部に嵌合固定すべく、このカバー18aの外周寄り部分に形成した嵌合部45aの軸方向に亙る長さ寸法を、前述した先発明及び上述した参考例の第1〜3例及び第一実施例に於ける嵌合部45の軸方向に亙る長さ寸法よりも大きくしている。そして、上記嵌合部45aの外周面の外径を、先半部と基半部とで異ならせている。即ち、先半部の外径は上記外輪8の開口端部の内径よりも僅かに小さくして、この開口端部に緩く嵌合自在としている。これに対して、基半部の自由状態に於ける外径は、上記外輪8の開口端部の内径よりも少し大きくして、この基半部をこの開口端部に締め代を持って嵌合自在としている。
【0039】
本実施例の場合には、上記嵌合部45aの周面の先半部を外輪8の開口端部周面に緩く嵌合させる事で、トーンホイール13aとセンサ20aとの心合わせを行なえる。この心合わせ作業時には、カバー18aを強く押す必要がない為、カバー18aの微妙な位置合わせを容易に行なえるだけでなく、仮にセンサ20a(を包埋した合成樹脂21a)とトーンホイール13aとがぶつかった場合でもこれらが破損する事がない。上記先半部を外輪8の開口端部内周面に緩く嵌合させてトーンホイール13aとセンサ20aとの心合わせを行なった後、上記カバー18aを外輪8に向けて強く押せば、上記嵌合部45aの基半部が上記外輪8の開口端部内周面に締め代を持って内嵌され、上記カバー18aを上記外輪8に対してしっかりと固定できる。この様に基半部を開口端部内周面に内嵌する際には、既にトーンホイール13aとセンサ20aとの心合わせが行なわれているので、トーンホイール13aとセンサ20aとがぶつかる恐れはない。特に、図示する実施例では、この目的をより確実に達成する為、上記締め代を持った嵌合部の長さ寸法L1 を、上記合成樹脂21aの先端面と上記トーンホイール13aの先端縁との重畳長さL2 よりも大きく(L1 >L2 )している。従って、上記先半部を外輪8の開口端部内周面に緩く嵌合させただけの状態では、上記合成樹脂21aの先端面と上記トーンホイール13aの先端縁とがぶつかる事はない。
【0040】
この様に、嵌合部45aの寸法形状を工夫する事で、上記心合わせを行なわせる場合には、上記トーンホイール13a及びセンサ20a(を包埋した合成樹脂21a)の保護だけでなく、カバー18aの保護も図れる。即ち、上記嵌合部45aの中心軸と外輪8の中心軸とが傾斜した状態のまま、この嵌合部45aを外輪8に押し込む事がなくなる為、この嵌合部45aの外周面が外輪8の開口部内周縁でかじられる事がなくなる。従って、嵌合部45aと外輪8との嵌め合い面に隙間が生じにくくなって、この嵌め合い面の水密性能が向上する。
【0041】
尚、図示の各参考例及び各実施例は、図4に示した参考例の第3例を除き、前述の図8に示した先発明に係る構造の様に、トーンホイール13aの大径部15aの内周側にセンサ20aを配置した構造に適用した例を示したが、本発明は、やはり前述の図6〜7に示した従来構造の様に、トーンホイール13の小径部14の外周側にセンサ20を配置する構造にも適用できる。この場合に、請求項1に記載した発明では、センサ20(を包埋した合成樹脂21)に形成するガイド部は、先端に向う程内径が大きくなるものとする。又、請求項2に記載した発明は、上記従来構造に関しても、ほぼそのまま実施できる。尚、請求項2に記載した発明では、図示の各参考例及び各実施例の様にカバー18aに形成した嵌合部45、45aを外輪8の開口端部に内嵌するだけでなく、前述の図6〜7に示した従来構造の様に、嵌合部45bを外輪8の開口端部に外嵌する構造を採用する事もできる。この場合には、嵌合部45bの先半部の内径を上記外輪8の開口端部の外径よりも僅かに大きくし、基半部の内径をこの外輪8の開口端部の外径よりも少し小さくする。更に請求項1に記載した発明と請求項2に記載した発明とを組み合わせて実施する事もできる
【0042】
【発明の効果】
本発明の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットは、以上に述べた通り構成され作用するので、センサとトーンホイールとを同心に組み合わせる作業を容易に行なえて、トーンホイールの取付位置を正規位置からずらせたり、或はセンサやトーンホイールを破損する事がない。特に、(自動車メーカーの工場ではなく)ディーラーの整備工場で行なう修理等でセンサとトーンホイールとを同心に組み合わせる作業は、必ずしもこの作業に熟練した者が行なうとは限らない。本発明によれば、この様な場合でも、上記不都合の発生を防止できる。勿論、自動車メーカーの工場で熟練した作業者が行なう場合でも、作業時間の短縮に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に関する参考例の第1例を示す、図8と同様の断面図。
【図2】 同第2例を示す、図8と同様の図。
【図3】 本発明の第一実施例を示す、図8と同様の図。
【図4】 本発明に関する参考例の第3例を示す、図8と同様の図。
【図5】 本発明の第二実施例を示す、図8と同様の図。
【図6】 従来構造の1例を示す断面図。
【図7】 図6のA部拡大図。
【図8】 先発明に係る構造を示す、図7と同様の図。
【符号の説明】
1 ハブ
2 フランジ部
3a、3b 内輪軌道
4 段部
5 内輪
6 雄ねじ部
7 ナット
8 外輪
9 取付部
10a、10b 外輪軌道
11 転動体
12 シールリング
13、13a、13b、13c、13d トーンホイール
14、14a 小径部
15、15a 大径部
16、16a 段部
17 透孔
18、18a、18b カバー
19 円筒部
20、20a、20b センサ
21、21a 合成樹脂
22、22a 永久磁石
23 ステータ
24、24a コイル
25 微小隙間
26 外径側円筒部
27 内径側円筒部
28 切り欠き
29、29a ボビン
30、30a コネクタ
31 切り欠き
32、32a 第一のステータ
33、33a 第二のステータ
34 微小隙間
35、36 切り欠き
37、37a ガイド部
38 鍔部
39、40 突部
41、42 通孔
43 突条
44 ガイド部
45、45a、45b 嵌合部
46 鍔部
47 湾曲部

Claims (2)

  1. 内周面に外輪軌道を有し使用時に回転しない外輪と、上記内周面と対向する外周面に内輪軌道を有し使用時に回転する内輪相当部材と、上記外輪軌道と内輪軌道との間に転動自在に設けられた複数の転動体と、上記内輪相当部材の端部に固定された、円周方向に亙る磁気特性を交互に且つ等間隔に変化させた円環状のトーンホイールと、上記外輪の開口端部に固定されたカバーと、このカバーに保持された状態で検出部を上記トーンホイールの被検出部とラジアル方向に対向させているセンサとを備える回転速度検出装置付転がり軸受ユニットに於いて、上記センサを合成樹脂中に包埋し、この合成樹脂の先端部周面に、上記トーンホイールとセンサとをラジアル方向に対向させる為の案内となるガイド部を設けた事を特徴とする回転速度検出装置付転がり軸受ユニット。
  2. 内周面に外輪軌道を有し使用時に回転しない外輪と、上記内周面と対向する外周面に内輪軌道を有し使用時に回転する内輪相当部材と、上記外輪軌道と内輪軌道との間に転動自在に設けられた複数の転動体と、上記内輪相当部材の端部に固定された、円周方向に亙る磁気特性を交互に且つ等間隔に変化させた円環状のトーンホイールと、上記外輪の開口端部に固定されたカバーと、このカバーに保持された状態で検出部を上記トーンホイールの被検出部とラジアル方向に対向させているセンサとを備える回転速度検出装置付転がり軸受ユニットに於いて、上記カバーに設けられて上記外輪の開口端部内周面に嵌合する嵌合部の周面のうちで、この外輪の開口端部周面と対向する周面は、先半部と基半部とで直径が異なり、先半部は上記開口端部周面に緩く嵌合し、基半部はこの開口端部周面と締め代を持って嵌合する事を特徴とする回転速度検出装置付転がり軸受ユニット。
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