JP3701169B2 - 開閉装置用リモコン送信機、開閉装置用リモコン受信機及び開閉装置用リモコンシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は開閉装置用リモコン送信機、開閉装置用リモコン受信機及び開閉装置用リモコンシステムに関し、例えば、シャッター、ドア、窓、オーバーヘッドドアオーバーヘッドドア、門扉、ゲート(駐車場などのゲート)、ロールスクリーン(例えば遮光膜)、ブラインド、オーニング装置などを遠隔操作対象としたリモコンシステムに適用し得るものである。
【0002】
【従来の技術】
開閉体の開閉をリモコン送信機を用いて指示できるようにした開閉装置も多く提案され、普及している。開閉装置用のリモコン送信機の場合、開閉体の状態変更を指示する種類は少なく、かつ、操作頻度も小さく、また、リモコン受信機との交信可能距離もさほど長くない。
【0003】
例えば、シャッター用のリモコン送信機では、シャッターの開動作、閉動作、開閉中のシャッターの停止動作を指示する3種類ぐらいの操作キーしか設けられていない。また、シャッター装置の中で操作頻度が大きいのはガレージ用シャッター装置であると考えられるが、ガレージ用シャッター装置でも、1日に数回車両で出掛けるとしても、その操作回数は1日に10回以下であろう。さらに、リモコン受信機との交信可能距離も、例えば20m程度に選定されている。
【0004】
以上のように、シャッター用のリモコン送信機の場合、操作頻度も小さく、リモコン受信機との交信可能距離も短いので、従来では、充電機能を有しない電池を適用していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のリモコン送信機は、以下のような課題を有するものであった。
【0006】
電池切れはごく稀にしか生じないとは考えられるが、多数の利用者の中には、当然に、操作頻度が高い者もおり、そのような利用者については電池切れが生じ易い。また、無線送信信号の送信電力を大きくすれば、リモコン受信機との交信可能距離も長くなり、リモコン受信機が確実に無線送信信号を捕捉できる。そのため、近年においては、従来より送信電力を大きくしたリモコン送信機も開発されつつある。例えば、従来での送信電力を微弱電力と表現すれば、小電力と表現できる程度の送信電力のリモコン送信機も開発されつつある。このようなリモコン送信機では、電池切れの可能性は一段と高くなる。
【0007】
従来のリモコン送信機は、操作キーが操作されたときに、それに対応するLEDを点灯、点滅させたり、ブザーを鳴動させたりして、操作を受け付けたことを利用者に報知する機能を有していた。電池切れの場合、操作しても、このような報知がなされないことで、利用者は電池切れを認識できる。
【0008】
しかしながら、このような場合には、利用者から見て、電池切れが突然に生じ、電池の交換を直ちに実行できないことも生じる。シャッターの状態変更をリモコンシステムでしか指示できないシャッター装置であれば、シャッターの状態変更を指示できない期間が長くなり、不便なことも生じる。また、リモコン送信機以外のシャッター近傍に設置されている操作指示部でもシャッターの状態変更を指示できるシャッター装置であっても、リモコン送信機の電池交換が実行されない期間では、利用者が一々操作指示部の場所に行かなければならず、不便である。
【0009】
なお、リモコン送信機の電池として、リチャージ可能な電池を適用することも考えられるが、この場合でも、電池切れによる課題は同様である。
【0010】
以上のような課題は、シャッター装置以外の開閉装置用のリモコン送信機についても、同様に生じている。
【0011】
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、開閉体の状態変更を指示できない期間を極力抑え、リモコン送信機が有する利便性をほぼ常時発揮できる開閉装置用リモコン送信機を提供しようとしたものである。
【0012】
また、このような開閉装置用リモコン送信機との対応が良好な開閉装置用リモコン受信機を提供しようとしたものである。当然に、新規なリモコンシステムの提供も意図している。
【0013】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため、請求項1の本発明は、内蔵する電池からの電源供給を受け、開閉体の状態変更を指示する情報を含む無線送信信号を送信する開閉装置用リモコン送信機において、(1)電池の供給可能な電源の残り容量を捉える電池残り容量検出手段と、(2)残り容量を第1の閾値と比較し、残り容量が少ないときに、そのことを直接的に又は間接的に報知する報知手段と、(3)残り容量を、上記第1の閾値より小さい第2の閾値と比較し、残り容量がより少ないときに、送信信号の送信方法を変更する少容量時送信変更手段とを有し、(4)少容量時送信変更手段が、開閉体の開放、閉鎖、停止のうち、開閉体の変更後の状態が変更前の状態より安全側になる、一部の種類を指示する操作があったときのみ、送信信号を無線送信させ、他の種類を指示する操作があったときには送信信号を送信させないものであることを特徴とする。
【0014】
請求項2の本発明の開閉装置用リモコン送信機は、請求項1において、上記報知手段が、対向する開閉装置用リモコン受信機の構成を通じて間接的に報知することを特徴とする。
【0015】
請求項3の本発明の開閉装置用リモコン送信機は、請求項1又は2において、上記報知手段が、残り容量が多いときにも動作するものであり、残り容量が多いときと残り容量が少ないときとで異なる態様で報知動作することを特徴とする。
【0017】
請求項4の本発明の開閉装置用リモコン送信機は、請求項1〜3のいずれかにおいて、上記少容量時送信変更手段が、1回の操作に対する上記送信信号の繰り返し送信回数を減少させるものであることを特徴とする。
【0018】
請求項5の本発明の開閉装置用リモコン送信機は、請求項1〜4のいずれかにおいて、上記少容量時送信変更手段が、送信信号の送信電力を減少させるものであることを特徴とする。
【0019】
請求項6の本発明の開閉装置用リモコン送信機は、請求項1〜5のいずれかにおいて、上記少容量時送信変更手段が、送信信号を送信させる、開閉体の変更後の状態が変更前の状態より安全側になる操作が、停止操作であることを特徴とする。
【0020】
請求項7の本発明の開閉装置用リモコン送信機は、請求項1〜6のいずれかにおいて、上記少容量時送信変更手段が上記送信信号の送信方法を変更したことを、開閉装置用リモコン受信機に通知する送信変更通知手段をさらに有することを特徴とする。
【0021】
請求項8の本発明の開閉装置用リモコン受信機は、請求項7に記載の開閉装置用リモコン送信機に対応するもの受信機であって、上記送信信号の送信方法を変更したことの通知を受領する通知受領手段と、上記通知の受領時に、上記送信信号の受信方法を変更する受信変更手段とを有することを特徴とする。
【0022】
請求項9の本発明の開閉装置用リモコンシステムは、請求項7に記載の開閉装置用リモコン送信機と、請求項8に記載の開閉装置用リモコン受信機とでなることを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
(A)第1の実施形態
以下、本発明による開閉装置用リモコン送信機、開閉装置用リモコン受信機及び開閉装置用リモコンシステムを、シャッターのリモコンシステムに適用した第1の実施形態を図面を参照しながら詳述する。
【0024】
なお、この第1の実施形態の場合、リモコン送信機だけが特徴を有するものであり、リモコン受信機は、従来のものと同様なもので良い。
【0025】
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、第1の実施形態のリモコン送信機が適用されている、リモコンシステムの全体構成を示すブロック図である。
【0026】
図1において、このリモコンシステム1は、第1の実施形態のリモコン送信機10と、従来と同様なリモコン受信機20とから構成されている。
【0027】
第1の実施形態のリモコン送信機10は、操作部11、制御部12、送信部13、送信アンテナ14、報知部15、電池16及び残容量監視部17を有する。
【0028】
操作部11は、シャッターの開動作、停止動作又は閉動作を指示するためのキー11a〜11c(図2参照)を備え、ユーザの操作に応じて、シャッターの開動作、閉動作又は停止動作の指示信号を制御部12に与えるものである。
【0029】
図2は、リモコン送信機10の表面(操作パネル面)を示す平面図である。リモコン送信機10の表面10Fには、操作部11の構成要素であるシャッターの開動作、停止動作及び閉動作を指示するためのキー11a〜11cが設けられている。なお、図2に示すリモコン送信機10は長細い直方体形状をしており、図2上で、右側の上側に3個のキー11a〜11cが長手方向に配置されている。
【0030】
制御部12は、当該リモコン送信機10の全体を制御するものであり、例えば、マイクロコンピュータで構成されている。
【0031】
制御部12は、操作部11から、開動作、閉動作又は停止動作の指示信号を受けると、原送信信号(例えばシリアル送信データ:図3参照)を組み立てて送信部13に与えるものである。また、制御部12は、操作部11から、開動作、閉動作又は停止動作の指示信号を受けたときには、指示を受け付けたことを報知部15に報知動作させる。さらに、制御部12は、操作部11から、開動作、閉動作又は停止動作の指示信号を受けたときには、電池16の供給能力(残り容量)を確認する。
【0032】
図3は、リモコン送信機10からリモコン受信機20へ送信される原送信信号のデータフォーマットを示す説明図である。
【0033】
原送信信号は、原送信信号の先頭を示すフラグシーケンスFと、送信元であるリモコン送信機10の識別コードIDと、送信したい情報(例えば、開動作指示、閉動作指示、停止動作指示など)を含む情報部INFとでなる。
【0034】
リモコン送信機10の制御部12は、例えば、操作部11のキー11a、11b又は11cが操作されている期間、図3に示した原送信信号(以下、適宜フレームと呼ぶ)を繰り返し送信部13に与える。なお、キー11a、11b又は11cの操作時間が短い場合には、予め、最低の繰り返し回数(例えば5回)を定めておき、その回数だけ、図3に示した原送信信号を繰り返し送信部13に与えるようにしても良い。リモコン送信機10の制御部12には、当該リモコン送信機10の識別コードIDが予め組み込まれている。
【0035】
送信部13は、このような原送信信号(フレーム)を変調して無線周波数帯(例えば426MHz程度)の信号(無線送信信号)にして、送信アンテナ14から空間に放射させる。送信部13には、必要に応じて、バンドパスフィルタや電力増幅器が内蔵されている。なお、原送信信号の変調方式は任意であるが、例えば、ASK変調方式やFSK変調方式を適用し得る。
【0036】
送信アンテナ14は、上述のように、無線送信信号を空間に放射させるものである。送信アンテナ14は、例えば、リモコン送信機10を構成する筐体内部に設けられている。
【0037】
報知部15は、制御部12の制御下で、操作部11からの開動作、閉動作又は停止動作の指示信号を受け付けたことを、利用者に認識させる報知動作を行うものである。報知部15は、例えば、上述した各キー11a、11b、11cに対応した発光素子(図2では省略)であって点灯や点滅で視覚的に報知させるものであっても良く(液晶ディスプレイなどのキャラクタなどによる視覚的報知でも良い)、また例えば、ブザーやスピーカであって聴覚的に報知させるものであっても良い。その他、振動などの人間の他の感覚に訴えるものであっても良い。以下の説明は、報知部15がブザーである場合を中心にして行う。
【0038】
また、報知部15は、制御部12の制御下で、後述する電池16の供給可能な残り容量が少なくなったときに、そのことを利用者に報知するものでもある。
【0039】
この第1の実施形態では、報知部15が、操作部11からの開動作、閉動作又は停止動作の指示信号を受け付けたことを報知するものと、電池16の供給可能な残り容量が少なくなったことを報知するものとを兼ねているが、別個の報知部を設けても良いことは勿論である。
【0040】
電池16は、当該リモコン送信機10の各部に対する動作電源を供給するものである。この第1の実施形態の場合、電池16として、リチウム電池や水銀電池などの一般的な電池、言い換えると、電池切れ時に交換が必要なものを意図しているが、充電可能なものであっても良い。なお、充電可能な電池(太陽電池を含む)を適用した場合でも、利用者が充電装置などを用いて充電するものが本発明の対象である。以下の第1の実施形態の説明は、主として、電池16が、電池切れ時に交換が必要なものであるとして行う。
【0041】
この第1の実施形態での残容量監視部17は、電池16の電気的特性に基づいて、電池16の供給可能な残り容量が交換時期(電池切れ)がまもなくくることを示しているか否かの情報を得て制御部12に提供するものである。例えば、電池16の電源電圧を所定の閾値電圧と比較するコンパレータ回路を適用できる。この場合、電池16の電源電圧が所定の閾値電圧以下になると、交換時期(電池切れ)がまもなくくることを表している。
【0042】
一方、リモコン受信機20は、受信アンテナ21、受信部22、制御部23及びIDメモリ24などを備えている。なお、リモコン受信機20は、シャッター駆動部40に接続されている。
【0043】
受信アンテナ21は、リモコン送信機10からの放射電波を捕捉し、電気信号(無線受信信号)に変換するものである。この受信アンテナ21は、リモコン送信機10が種々の位置をとり得るので、受信感度を考慮し、例えば、外部に突出する形式で設けられていることが好ましい。また、受信アンテナ21として、リモコン送信機10が種々の位置をとり得るので、例えば、無指向性又は指向範囲がかなり広いものを適用する。
【0044】
受信部22は、受信アンテナ21から与えられた無線受信信号に対して復調処理し、リモコン送信機10が送信しようとした原送信信号(復調信号)を得るものであり、このようにして得られた復調信号を制御部23に与える。受信部22には、必要に応じて、無線周波数帯を通過帯域とするバンドパスフィルタや前置増幅器や復調信号の帯域を通過帯域とするローパスフィルタが含まれる。
【0045】
制御部23は、当該リモコン受信機20の各部の制御を行うものであり、例えば、マイクロコンピュータで構成されている。ここで、図1では、制御部23が、遠隔操作に係る制御だけでなく、シャッター駆動部40に対する駆動制御を行うものとして記載している。なお、遠隔操作に係る制御を行う制御部と、シャッター駆動部40に対する駆動制御を行う制御部とが、分離して設けられていても良い。例えば、シャッター駆動部40に対する駆動制御を行う制御部が、リモコン受信機20の外部ユニットに設けられていても良い。
【0046】
制御部23は、図示しない登録部が、当該リモコン受信機20に対し、指示し得るリモコン送信機10の識別コード(以下、IDと呼ぶ)の登録を指示したときには、そのIDを取り込んでIDメモリ24に格納させる。
【0047】
また、制御部23は、受信部22からの復調信号を解読して、復調信号に含まれているIDがIDメモリ24に登録されているか否かに基づいて、送信元のリモコン送信機10が当該シャッターに対する指示を出せるものであるかを確認した後、指示されているシャッターの動作内容、すなわち、シャッターの開動作、閉動作又は停止動作を認識すると共に、その認識内容(開動作、閉動作又は停止動作)に基づいて、シャッターの開動作、閉動作又は停止動作を実行させるシャッター駆動信号を形成し、シャッター駆動部30に与える。
【0048】
なお、上述したように、リモコン送信機10は、原送信信号を繰り返し送信するので、制御部23は、同一のリモコン送信機10が送信した同一内容の復調信号(原送信信号)が所定時間以内に、所定個(最低繰り返し送信回数より少なくても良い)得られたときに、その復調信号を有効として上述の制御を行う。
【0049】
また、制御部23は、送信元のリモコン送信機10が当該シャッターに対する指示を出せない場合や、リモコン送信機10からの指示内容が現状のシャッター状態と矛盾する場合には(例えば、シャッターの開状態において開動作が指示されたような場合には)、その指示内容を無視する。
【0050】
IDメモり24は、上述したように、当該リモコン受信機20に有効な指示を出し得るリモコン送信機10(1個とは限らない)のIDを記憶しているものであり、例えば、EEPROMなどの不揮発性メモリが好ましい。
【0051】
シャッター駆動部40は、例えば、シャッターを上下動させるためのモータを中心に構成されているものであり、制御部23からのシャッター駆動信号に応じて、モータに対して所望の動作(正回転、逆回転、回転停止など)を実行させ、シャッターを開動作、閉動作、停止動作させる。
【0052】
(A−2)第1の実施形態のリモコン送信機10の動作
以下、第1の実施形態のリモコン送信機10の動作を、図4のフローチャートを参照しながら説明する。
【0053】
リモコン送信機10の制御部12は、操作部11の開動作指示キー11a、停止動作指示キー11b、又は、閉動作指示キー11cが操作されることを監視している(ステップ100)。
【0054】
そして、開動作指示キー11a、停止動作指示キー11b、又は、閉動作指示キー11cが操作されたときには、制御部12は、残容量監視部17の監視結果を取り込んで、電池16の供給可能な残り容量が十分か否かを判別する(ステップ101)。
【0055】
残り容量が十分であれば、制御部12は、報知部15によって、キー操作を受け付けた旨の報知を実行させ(ステップ102)、残り容量が不十分であれば、制御部12は、報知部15によって、残り容量が不十分である旨(言い換えると、電池16の電池切れがまもなくくる旨)の報知を実行させる(ステップ103)。なお、後者の報知も、キー操作を受け付けた旨も表している。
【0056】
その後、制御部12は、今回の操作キーに応じた原送信信号を形成して、送信部13に与えて、リモコン受信機20に向けて無線送信させ(ステップ104)、キー操作の待ち受け状態に戻る。
【0057】
ここで、報知部15がブザーで構成されている場合には、残り容量が十分なときと、残り容量が不十分なときとで、ブザー音を意図的に異なるものにする。このような2種類のブザー音は、音高、音量、音色の違いでも良く、また、連続音と間欠音とでも良く、間欠周期などが異なる2種類の間欠音であっても良く、さらには、鳴動させている時間の相違であっても良く、以上の特性の組合せであっても良い。
【0058】
このような2種類のブザー音を適用する場合において、消費電力に相違がある場合であれば、判断時の閾値などにもよるが、残り容量が不十分なときのブザー音をいずれに選定しても良い。残り容量が不十分なときのブザー音として、消費電力が少ないブザー音を選定した場合には、始めて残り容量が不十分と判断された以降も、多くのキー操作を受け付けられるというメリットがある。これに対して、残り容量が不十分なときのブザー音として、消費電力が多いブザー音を選定した場合には、初めて残り容量が不十分と判断された以降、電池切れになるまでの時間を短くでき、電池切れになるまでの時間が徒に長期化し、電池交換の必要性の信頼性を低下させるようなことを防止できる。
【0059】
なお、図4は、残り容量が十分か不十分の2段階のものを示したが、不十分の段階を細分し、細分した各不十分の段階で異なる報知を行うようにしても良い。
【0060】
報知部15として、発光素子を適用した場合にも、ブザーの場合と同様に、2種類の報知を区別して行う。
【0061】
なお、この第1の実施形態の場合、リモコン受信機20の動作は、従来のリモコン受信機と同様であるので、その動作説明は省略する。
【0062】
(A−3)第1の実施形態の効果
以上のように、第1の実施形態のリモコンシステム1によれば、リモコン送信機10に、内蔵電池16の供給可能な残り容量の監視機能を設け、残り容量が不十分になると、そのことを報知するようにしたので、利用者は電池切れの前に電池交換の準備を行って、電池切れ時に直ちに交換できて又はその前に電池を交換できて(充電型の電池の場合は充電できて)、リモコン送信機10をほぼ常時シャッターを制御できる状態におくことができる。
【0063】
ここで、残り容量が不十分になったことの報知構成として、キー操作を受け付けたことの報知部15を併用するようにしたので、上記利点を奏するための構成追加を最小限にすることができる。
【0064】
さらに、キーなどにて例えば開放、閉鎖、停止などのシャッターの状態変更を指示する操作があったときに、残り容量が不十分な報知を行うので、そのことをその場で利用者に認識させることができる。因みに、タイマなどによって周期的に残り容量を監視して、不十分なことを報知する方法もあるが(他の実施形態を構成する)、この場合、報知しても、利用者がリモコン送信機10を携帯していなくて、利用者がそのことを認識できない場合もある。
【0065】
(B)第2の実施形態
次に、本発明による開閉装置用リモコン送信機、開閉装置用リモコン受信機及び開閉装置用リモコンシステムを、シャッターのリモコンシステムに適用した第2の実施形態を図面を参照しながら簡単に説明する。
【0066】
なお、この第2の実施形態の場合も、リモコン送信機だけが特徴を有するものであり、リモコン受信機は、従来のものと同様なもので良い。
【0067】
第2の実施形態のリモコン送信機10Aは、図5のブロック図に示すように、残容量監視部17Aの内部構成が第1の実施形態の残容量監視部17のものと異なっており、これにより、制御部12Aの動作も多少第1の実施形態のものとは異なっている。なお、図5は、第1の実施形態と異なる部分を取り出して示しており、上述した図1との対応部分には対応符号を付して示している。以下の説明においては、図1での符号も適宜用いる。
【0068】
上述した第1の実施形態の残容量監視部17は、例えば、電池16の電源電圧を所定の閾値電圧と比較するコンパレータ回路など、電池16の電気的特性に基づいて、電池16の供給可能な残り容量を監視するものであった。
【0069】
第2の実施形態の残容量監視部17Aは、電池16の電気的特性を利用しないで、電池16の供給可能な残り容量を監視するものであり、残容量監視部17Aは、図5に示すように、残容量推測値カウンタ30、比較器31及び残容量フラグ保持部32を備える。
【0070】
残容量推測値カウンタ30は、制御部12Aの制御下で、電池16の供給可能な残り容量を間接的に規定するパラメータを計数するものである。残容量推測値カウンタ30は、操作キー11a〜11cの操作時における原送信信号の繰り返し送信回数がキー操作時間に関係なく一定のものであれば、キー操作回数を計数する。また、残容量推測値カウンタ30は、操作キー11a〜11cの操作時における原送信信号の繰り返し送信回数がキー操作時間によって変化するものであれば、送信フレーム数(送信した原送信信号の数)を計数する。
【0071】
キー操作回数や送信フレーム数の増大によって今まで供給した電池16からの電源供給量も増大し、一方、使用開始前の電池16の供給可能容量はほぼ一定値であるので、キー操作回数や送信フレーム数は間接的に残り容量を規定している。第2の実施形態は、この点に着目したものである。
【0072】
比較器31は、残容量推測値カウンタ30の計数値(キー操作回数又は送信フレーム数)を、内部で保持している所定の閾値(キー操作回数であれば例えば65,000回)と大小比較し、計数値が閾値より大きいときには、電池16の交換時期(電池切れ)がまもなくくること(残容量不十分)を示すフラグ値を残容量フラグ保持部32にセットし、計数値が閾値以下のときには、電池16の残り容量が十分であることを示すフラグ値を残容量フラグ保持部32にセットする。
【0073】
このように、残容量フラグ保持部32は、電池16の残り容量が十分か不十分かを示すフラグを保持するものである。
【0074】
以上のように、第2の実施形態の場合、残容量監視部17Aの構成が第1の実施形態のものと異なるが、制御部12Aの動作は、第1の実施形態とほぼ同様であり、異なる点は以下の通りである。なお、異なる点の説明では、第1の実施形態で用いた図4のフローチャートを参照する。
【0075】
制御部12Aは、いずれかのキー11a〜11cが操作された際には、ステップ101で残り容量が十分か不十分かを判別するが、この場合には、残容量フラグ保持部32に保持されているフラグに基づいて行う。
【0076】
また、キー操作を受け付けた旨の報知、又は、残り容量が不十分である旨の報知を行った後では、制御部12Aはステップ104で原送信信号の送出処理を実行させるが、この際には、残容量推測値カウンタ30の計数値の増大処理も行う。なお、残り容量が不十分である旨の報知を行った場合には、原送信信号の送出処理だけを行い、残容量推測値カウンタ30の計数値の増大処理を実行しないようにしても良い。
【0077】
さらに、図4から離れるが、第2の実施形態の制御部12Aは、以下のような処理も行う。制御部12Aは、電池16が交換され、自己がコールドスタートした際には、コールドスタート時の処理として、残容量推測値カウンタ30の計数値を0クリアすると共に、残容量フラグ保持部32のフラグ値を電池16の残り容量が十分であることを示すものとする。なお、電池16が充電型の場合には、制御部12Aは、充電によりホットスタートを行い、ホットスタート時の処理で、残容量推測値カウンタ30の計数値の0クリアや、残容量フラグ保持部32のフラグ値の初期設定を行う。
【0078】
なお、図5では、残容量監視部17Aがデジタル回路で構成されているように記載したが、残容量監視部17Aを制御部12A内のソフトウェア処理で実現するようにしても良い。
【0079】
第2の実施形態は、残容量監視部17Aの構成が第1の実施形態のものとは異なっているが、第1の実施形態と同様な効果を奏することができる。
【0080】
電池容量の不十分を間接的に検出する方法としては、第2の実施形態以外に以下のような方法でも良い。送信フレームの送信時間の累積時間で不十分を検出するようにしても良い。例えば、開動作、停止動作、閉動作の種類によって送信フレーム長が変化するものであれば、送信時間の累積時間に基づいた検出は有効である。また、開動作、停止動作、閉動作によって送信信号の周波数やビットレートを変えることで、リモコン受信機に指示内容を通知するものである場合(すなわち、フレームという概念がないシステムの場合)にも、送信時間の累積時間に基づいた検出は有効である。
【0081】
(C)第3の実施形態
次に、本発明による開閉装置用リモコン送信機、開閉装置用リモコン受信機及び開閉装置用リモコンシステムを、シャッターのリモコンシステムに適用した第3の実施形態を図面を参照しながら簡単に説明する。
【0082】
なお、この第3の実施形態の場合も、リモコン送信機だけが特徴を有するものであり、リモコン受信機は、従来のものと同様なもので良い。
【0083】
第3の実施形態のリモコン送信機の構成も、上述した図1で表すことができるが、制御部12の制御動作が第1の実施形態と異なっている。以下、第3の実施形態の制御部12の制御動作を、図6を参照しながら説明する。なお、図6において、図4との同一、対応ステップには同一符号を付して示している。
【0084】
制御部12は、キー操作の待機状態において、いずれかのキー11a〜11cが操作されると、電池16の供給可能な残り容量が十分か否かを判別する(ステップ100、101)。
【0085】
残り容量が十分であれば、制御部12は、報知部15によって、キー操作を受け付けた旨の報知を実行させた後(ステップ102)、今回の操作キーに応じた原送信信号を形成して、送信部13に与えて、リモコン受信機20に向けて無線送信させ(ステップ104)、キー操作の待ち受け状態に戻る。
【0086】
一方、残り容量が不十分であれば、制御部12は、送出許可フラグがセットされているか否かを判別する(ステップ110)。なお、送出許可フラグは、例えば、制御部12が内部に記憶しているものであり、初期状態では、セットになっている。
【0087】
送出許可フラグがセットされていると、制御部12は、報知部15によって、残り容量が不十分である旨(言い換えると、電池16の電池切れがまもなくくる旨)の報知を実行させ(ステップ103)、送出許可フラグをリセットし(ステップ111)、その後、今回の操作キーに応じた原送信信号を形成して、送信部13に与えて、リモコン受信機20に向けて無線送信させ(ステップ104)、キー操作の待ち受け状態に戻る。
【0088】
これに対して、送出許可フラグがセットされていないと、制御部12は、送出許可フラグをセットし(ステップ112)、キー操作の待ち受け状態に戻る。
【0089】
制御部12が、以上のような図6に示す制御を行うことにより、電池16の残り容量が不十分になった以降は、利用者がキー操作しても、その操作は2回に1回ずつ交互に受け付けられることとなる。
【0090】
なお、ステップ110からステップ103に移行した場合には、残り容量の不十分を報知するのではなく、キー操作を受け付けた旨の報知を行うようにしても良い。
【0091】
第3の実施形態によれば、電池16の残り容量が不十分になった以降は、キー操作されても、その操作の受け付け割合を低くしたので(残り容量が不十分なことの間接的な報知)、操作キーの効きが悪くなったことを通じて、利用者は間接的に、残り容量が不十分なことを認識でき、その結果、第1の実施形態と同様な効果を奏することができる。
【0092】
この第3の実施形態を変形した実施形態としては、以下のものを挙げることができる。
【0093】
残り容量の不十分の段階を例えば2段階にし、残り容量の不十分の度合が小さいうちは、聴覚的又は視覚的な報知動作だけを行い、不十分の度合が大きくなったときに、これに加え、又は、これに代え、キー操作の受付の割合を落とすようにしても良い。
【0094】
また、操作受付割合は、上記実施形態のように、2回の操作に1回の割合に限定されるものではなく、これより多くても少なくても良く、また、徐々に操作受付割合を小さくし、操作に対する効きを悪くしていき、残り容量の不十分が高まったことを間接的に表すようにしても良い。
【0095】
(D)第4の実施形態
次に、本発明による開閉装置用リモコン送信機、開閉装置用リモコン受信機及び開閉装置用リモコンシステムを、シャッターのリモコンシステムに適用した第4の実施形態を図面を参照しながら簡単に説明する。
【0096】
なお、この第4の実施形態の場合も、リモコン送信機だけが特徴を有するものであり、リモコン受信機は、従来のものと同様なもので良い。
【0097】
第4の実施形態のリモコン送信機の構成も、上述した図1で表すことができるが、制御部12の制御動作が第1の実施形態と異なっている。また、残容量監視部17として、残容量の不足を2段階で認識できるものが適用されている点も、第1の実施形態と異なっている。なお、この第4の実施形態の場合、リモコン送信機以外によっても、すなわち、シャッターの近傍に設けられている操作部によっても、シャッターの開動作、閉動作、停止動作を指示し得るものを前提としている。
【0098】
以下、第4の実施形態の制御部12の制御動作を、図7を参照しながら説明する。なお、図7において、図4との同一、対応ステップには同一符号を付して示している。
【0099】
制御部12は、キー操作の待機状態において、いずれかのキー11a〜11cが操作されると、電池16の供給可能な残り容量が十分か否かを判別する(ステップ100、101)。
【0100】
残り容量が十分であれば、制御部12は、報知部15によって、キー操作を受け付けた旨の報知を実行させた後(ステップ102)、今回の操作キーに応じた原送信信号を形成して、送信部13に与えて、リモコン受信機20に向けて無線送信させ(ステップ104)、キー操作の待ち受け状態に戻る。
【0101】
残り容量が不十分であれば、制御部12は、不十分の度合が大きいか否かを判別する(ステップ120)。
【0102】
残り容量が不十分であっても不十分の度合が小さい場合には、制御部12は、報知部15によって、残り容量が不十分である旨の報知を実行させ(ステップ103)、その後、制御部12は、今回の操作キーに応じた原送信信号を形成して、送信部13に与えて、リモコン受信機20に向けて無線送信させ(ステップ104)、キー操作の待ち受け状態に戻る。
【0103】
一方、残り容量が不十分であってしかも不十分の度合が大きい場合には、制御部12は、今回の操作キーが停止動作の指示キー11bか否かを判別する(ステップ121)。そして、停止動作の指示キー11bであれば、ステップ103移行の処理を行い、それ以外のキーであれば、直ちに、キー操作の待ち受け状態に戻る。
【0104】
制御部12が、以上のような図7に示す制御を行うことにより、電池16の残り容量が不十分であってしかも不十分の度合が大きい場合には、利用者がキー操作しても、その操作キーが停止動作の指示キー11bのときだけ操作が受け付けられ、原送信信号が送信されることとなる。
【0105】
第4の実施形態によっても、第1の実施形態と同様な効果を奏することができる。これに加えて、電池16の残り容量がかなり少ない状況でも、残り容量の無駄の消費を抑えつつ、通常は開動作や閉動作に比較してより安全側になると考えられる停止動作の指示は実行できるという効果をも奏する。
【0106】
なお、上記説明においては、電池16の残り容量が不十分であってしかも不十分の度合が大きい場合には、停止動作の指示キー11bの操作だけを受け付けるものを示したが、受付を限定する指示キーを開動作又は閉動作の指示キー11a又は11cにするようにしても良く、また、受付を限定する指示キーをディップスイッチなどで選択可能としても良い。当該シャッター装置の使用目的に応じて定めれば良く、例えば、開放の方が安全などであれば、開動作の指示キー11aにする。
【0107】
(E)第5の実施形態
次に、本発明による開閉装置用リモコン送信機、開閉装置用リモコン受信機及び開閉装置用リモコンシステムを、シャッターのリモコンシステムに適用した第5の実施形態を図面を参照しながら簡単に説明する。
【0108】
ここで、この第5の実施形態の場合も、リモコン送信機だけが特徴を有するものであり、リモコン受信機は、従来のものと同様なもので良い。なお、後述するように、第5の実施形態を変形した実施形態としては、リモコン受信機側も変更を要することもあり得る。
【0109】
第5の実施形態のリモコン送信機の構成も、上述した図1で表すことができるが、制御部12の制御動作が第1の実施形態と異なっている。また、送信部13内の電力増幅器として、増幅ゲインを2段階で切り替えられるものが適用されている点も、第1の実施形態と異なっている。
【0110】
以下、第5の実施形態の制御部12の制御動作を、図8を参照しながら説明する。なお、図8において、図4との同一、対応ステップには同一符号を付して示している。
【0111】
制御部12は、キー操作の待機状態において、いずれかのキー11a〜11cが操作されると、電池16の供給可能な残り容量が十分か否かを判別する(ステップ100、101)。
【0112】
残り容量が十分であれば、制御部12は、報知部15によって、キー操作を受け付けた旨の報知を実行させた後(ステップ102)、今回の操作キーに応じた原送信信号を形成して、送信部13に与えて、リモコン受信機20に向けて無線送信させ(ステップ104)、キー操作の待ち受け状態に戻る。この送信時では、送信部13内部の電力増幅器での増幅ゲインは、電力増幅器が取り得る2段階の増幅ゲインのうちの大きいゲイン(初期設定されている)である。
【0113】
一方、残り容量が不十分であると、制御部12は、報知部15によって、残り容量が不十分である旨の報知を実行させると共に(ステップ103)、電力増幅部での増幅ゲインを小さいゲインに切り替え(ステップ130)、その後、今回の操作キーに応じた原送信信号を形成して、送信部13に与えて、リモコン受信機20に向けて無線送信させ(ステップ104)、キー操作の待ち受け状態に戻る。
【0114】
制御部12が、以上のような図8に示す制御を行うことにより、電池16の残り容量が不十分である場合には、原送信信号に係る無線信号の送信電力は小さくなる。このように送信電力を小さくすると、リモコン送信機10からの電波がリモコン受信機20に到達し得る距離(操作者からみれば有効範囲)が短くなり、これにより、操作者は電池容量低下を認識することができる。
【0115】
第5の実施形態によっても、第1の実施形態と同様な効果を奏することができる。これに加えて、電池16の残り容量が不十分の場合には、送信電力を小さくするようにしたので、電池切れまでの時間を引き延ばすことができ、交換準備などに余裕を持たせることができるという効果をも奏する。
【0116】
なお、この第5の実施形態を変形した実施形態としては、以下のものを挙げることができる。
【0117】
残り容量の不十分の段階を多段に分け、残り容量が少なくなればなるほど、送信部13内の電力増幅器での増幅ゲインを小さくするようにしても良い。
【0118】
また、残り容量の不十分を最初に検出したときなどに、増幅ゲインを切り替えたことをリモコン受信機20に通知し(無線送信による)、これを受けたリモコン受信機20の制御部23が、受信部22内の前置増幅器の増幅ゲインを高めるようにしても良い。この場合には、リモコン送信機10からの送信電力を小さくしても、リモコン送信機10及びリモコン受信機20間の交信可能距離をそれ以前とほぼ同様にすることができる。
【0119】
逆に、リモコン送信機が残り容量が不十分な場合に増幅ゲインを高めるようにしても良い。電池16の供給可能な残り容量が不十分な場合には、動作電圧が下がって送信電力が小さくなることがある。これをさけるため、残り容量が不十分な場合に増幅ゲインを高めるようにしても良い。
【0120】
(F)第6の実施形態
次に、本発明による開閉装置用リモコン送信機、開閉装置用リモコン受信機及び開閉装置用リモコンシステムを、シャッターのリモコンシステムに適用した第6の実施形態を図面を参照しながら簡単に説明する。
【0121】
ここで、この第6の実施形態の場合、リモコン送信機及びリモコン受信機の双方が特徴を有するものである。
【0122】
第6の実施形態のリモコン送信機10及びリモコン受信機20の構成も、上述した図1で表すことができる。
【0123】
しかし、リモコン送信機10の制御部12が実行する制御動作が第1の実施形態とは異なっている。また、リモコン受信機20の制御部23が実行する制御動作も従来のものと異なっている。
【0124】
まず、第6の実施形態におけるリモコン送信機10の制御部12の制御動作を、図9を参照しながら説明する。なお、図9において、図4との同一、対応ステップには同一符号を付して示している。
【0125】
制御部12は、キー操作の待機状態において、いずれかのキー11a〜11cが操作されると、電池16の供給可能な残り容量が十分か否かを判別する(ステップ100、101)。
【0126】
残り容量が十分であれば、制御部12は、報知部15によって、キー操作を受け付けた旨の報知を実行させた後(ステップ102)、今回の操作キーに応じた図10に示すフォーマットに従った原送信信号を形成して、残り容量が十分である場合の標準の繰り返し回数だけ、送信部13に与えて、リモコン受信機20に向けて無線送信させ(ステップ140)、キー操作の待ち受け状態に戻る。
【0127】
一方、残り容量が不十分であると、制御部12は、報知部15によって、残り容量が不十分である旨の報知を実行させ(ステップ103)、その後、今回の操作キーに応じた図10に示すフォーマットに従った原送信信号を形成して、残り容量が不十分である場合の繰り返し回数だけ、送信部13に与えて、リモコン受信機20に向けて無線送信させ(ステップ141)、キー操作の待ち受け状態に戻る。
【0128】
図10は、この第6の実施形態における原送信信号のフォーマットを示すものである。図3及び図10の比較から明らかなように、第1の実施形態のフォーマットにさらに、繰り返し回数フラグRFが設けられている。
【0129】
上述したステップ140で原送信信号が形成されるときには、繰り返し回数フラグRFは「標準」を、言い換えると、残り容量が十分であることを示し、一方、上述したステップ141で原送信信号が形成されるときには、繰り返し回数フラグRFは「減少」を、言い換えると、残り容量が不十分であることを示す。
【0130】
制御部12が、以上のような図9に示す制御を行うことにより、電池16の残り容量が不十分である場合には、原送信信号の繰り返し送信回数が、十分の場合より減少する。
【0131】
例えば、残り容量が十分である場合の原送信信号の繰り返し送信回数が、操作キーが操作されている期間に応じた回数(但し最低回数(例えば5回)は定まっている)であれば、残り容量が不十分である場合の原送信信号の繰り返し送信回数を、上記の最低回数に固定したり、最低回数より少ない固定回数にしたりする。また例えば、残り容量が十分である場合の原送信信号の繰り返し送信回数が固定回数(例えば5回)であれば、残り容量が不十分である場合の原送信信号の繰り返し送信回数を、それより少ない固定回数(例えば3回)に固定する。
【0132】
次に、第6の実施形態におけるリモコン受信機20の制御部23の制御動作を、図11を参照しながら説明する。
【0133】
リモコン受信機20の制御部23は、受信部22から復調信号(原送信信号)が与えられることを待ち受けている(ステップ200)。そして、復調信号が与えられると、その復調信号における繰り返し回数フラグRFの内容を判別する(ステップ201)。なお、待機状態において制御部23に与えられる復調信号は、多くの場合、リモコン送信機10が繰り返し送信した中の最初の送信のものとなる。
【0134】
繰り返し回数フラグRFの内容が「標準」であれば(残り容量が十分)、制御部23は、標準時について定まっている到来個数分(ステップ200の肯定時の復調信号を含む)、同一内容の復調信号が与えられることを待ち受け(タイムリミットは存在する)、その個数分の復調信号が到来すると、ステップ204の処理に移行する(ステップ202)。
【0135】
一方、繰り返し回数フラグRFの内容が「減少」であれば(残り容量が不十分)、制御部23は、減少時について定まっている到来個数分だけ、同一内容の復調信号が与えられることを待ち受け(タイムリミットは存在する)、その個数分の復調信号が到来すると、ステップ204の処理に移行する(ステップ203)。
【0136】
なお、ステップ202又は203において、タイムリミットになっても、その個数分の復調信号を受信できない場合には、制御部23は、復調信号の待ち受け状態に戻る。
【0137】
ここで、例えば、リモコン送信機10における「標準」時の繰り返し送信回数が5回であれば、リモコン受信機20において復調信号を有効とする「標準」時の到来個数を3個にし、リモコン送信機10における「減少」時の繰り返し送信回数が3回であれば、リモコン受信機20において復調信号を有効とする「減少」時の到来個数を2個にする。
【0138】
以上のようにして、同一内容の復調信号が所定の複数個だけ到来すると、制御部23は、復調信号に含まれているリモコン送信機10のIDが、IDメモリ24の登録されているかを確認する(ステップ204)。
【0139】
登録されていなければ、制御部23は、復調信号の待ち受け状態に戻る。一方、登録されていれば、制御部23は、復調信号における情報部の内容を解読して、開動作、停止動作、閉動作のいずれを指示しているかを捉え(ステップ205)、その解読結果に応じたシャッター駆動信号を形成してシャッター駆動部40に与え(ステップ206)、その後、復調信号の待ち受け状態に戻る。
【0140】
制御部23が、以上のような図11に示す制御を行うことにより、リモコン送信機10側での原送信信号の繰り返し送信回数の変更に応じ、復調信号を有効とする到来数を変更でき、有効な復調信号を処理する。
【0141】
第6の実施形態によっても、第1の実施形態と同様な効果を奏することができる。
【0142】
これに加えて、リモコン送信機10が、電池16の残り容量が不十分の場合には原送信信号の繰り返し送信回数を減少させるようにしたので、無駄な消費電力を抑え、電池切れまでの時間を引き延ばすことができ、交換準備などに余裕を持たせることができるという効果をも奏する。
【0143】
また、このようにリモコン送信機10が原送信信号の繰り返し送信回数を減少させても、リモコン受信機20でも、復調信号を有効とする、同一の復調信号の到来数を減少させるようにしたので、有効な受信処理はほとんど減少しないで済む。
【0144】
なお、この第6の実施形態を変形した実施形態としては、以下のものを挙げることができる。
【0145】
残り容量の不十分の段階を多段に分け、リモコン送信機での原送信信号の繰り返し送信回数の減少段階も多段にする。これに応じて、リモコン受信機側での復調信号の有効到来数も多段に変化させても良い。
【0146】
また、原送信信号に繰り返し回数フラグを挿入する方法ではなく、他の方法で、リモコン受信機側に繰り返し送信回数の減少を通知するようにしても良い。例えば、残り容量が不十分と最初に判断されたときなどに、繰り返し送信回数の減少を1回だけ通知し、リモコン受信機はその通知以降、減少時の処理を行うようにすれば良い。
【0147】
さらに、残り容量が不十分な場合に、リモコン送信機は原送信信号の繰り返し送信回数を減少させるが、リモコン受信機は従来と同様な処理を行っても良い。例えば、リモコン送信機が、残り容量が十分なときには5回、残り容量が不十分なときには3回だけ、原送信信号を繰り返し送信するものである場合において、リモコン受信機が常時、同一の復調信号が3個到来したときに有効とする処理を行うようにしても良い。
【0148】
さらにまた、上記では、最初に到来した復調信号を基準に同一内容の復調信号が所定個数到来したかを確認するものを示したが、到来した複数の復調信号の中に(最初の復調信号は基準ではない)に所定個数の同一内容の復調信号があるか否かで復調信号の有効無効を判断するようにしても良い。
【0149】
(G)他の実施形態
上述の説明においても、種々変形実施形態を説明したが、さらに、以下のような変形実施形態を挙げることができる。
【0150】
上記各実施形態においては、リモコン送信機が発する指示が「開動作」、「閉動作」及び「停止動作」のものを示したが、これ以外の指示を出すことができるようにしても良い。例えば、全閉鎖状態又は全開放状態などから、排気、換気に必要な部分開放状態への移行を指示する「排気、換気」をも指示できるようにしても良い。また、「施錠」、「解錠」をもリモコン送信機が指示できるようにしても良い。
【0151】
第4の実施形態との関係で言えば、電池16の残り容量がかなり少ない場合に、キー操作を受け付ける一部の動作内容(1種類に限定されない)も、動作種類に応じて適宜選定すれば良い。また、リモコン送信機として、複数のリモコン受信機に指示を出せるものがあるが(例えば、受信機の選択キーを有する)、電池16の残り容量が不十分になったときには、指示を送出する相手のリモコン受信機をリモコン送信機が制限するようにしても良い。この場合の選択を利用者に委ねるようにしても良い。
【0152】
上記各実施形態においては、キー操作時に、残り容量が不十分であることを報知するものを示したが、不十分になった以降、継続して報知するようにしても良い。例えば、不十分なことを表す専用の発光素子を設け、不十分になった以降、この発光素子を継続して点灯させても良い。
【0153】
電池16は、短時間のうちにキー操作が繰り返されたときは電圧が下がり、キー操作の間隔が空いたときには電圧が多少上がることがある。そのため、電圧監視で不十分なことを監視した場合には、不十分な報知がなされた後に、十分なときの報知がなされることがある。そのため、初めて不十分を検出した場合にフラグを立てたり、複数回不十分を検出したときにフラグを立てたりし、報知動作が混在することを防止するようにしても良い。
【0154】
上記の説明においては、電池容量が不十分になったときの「送信方法の変更」が、電力増幅器の増幅ゲインの変更や、1操作当たりの送信フレーム数の変更や、送信する指示操作の限定などであったが、他の方法でも良い。例えば、送信フレーム数の変更以外の伝送制御手順の変更であっても良い。伝送制御手順の変更例としては、エラー発生時の再送回数(後述するようなリモコン受信機からリモコン送信機に指示受付の応答を返すリモコンシステムの場合)の変更や、簡易な伝送制御手順(例えばフリーラン)への切替などを挙げることができる。
【0155】
また、上記の説明では、電池の残り容量の不十分を報知するための基準(閾値)に比べ、電池の残り容量の不十分の場合に伝送方法を変更させる基準(閾値)が厳しいものを示したが、これらの基準を同じにしても良く、上記説明とは逆にしても良い。
【0156】
さらに、上記各実施形態での特徴構成を適宜組み合わせてリモコンシステムを構築しても良いことは勿論である。
【0157】
さらにまた、上記各実施形態においては、リモコン送信機は送信機能しかないものを示したが、リモコン受信機から、指示を受け付けた旨の応答信号などを受信できる受信部を備えたものであっても良い。
【0158】
また、上記各実施形態では、電池の残り容量の不十分の報知を、リモコン送信機の報知部によって行うものを示したが、他の報知方法を適用しても良い。例えば、そのことをリモコン受信機に通知することを報知方法として採用しても良い。この場合、リモコン受信機がブザーを鳴動させたり、複数のリモコン送信機の管理などを行っている集中制御装置に通知したりする。
【0159】
第1の実施形態では、キー操作を受け付けたことを表すブザー音を電池の残り容量が十分な場合と不十分な場合とで変更して報知する例を挙げている。これ以外の方法で、電池の残り容量が十分な場合と不十分な場合とで動作態様を変え、報知機能を発揮させるようにしても良い。例えば、電池の残り容量が不十分な場合に、開閉体の移動速度を通常のものと変更したり、開閉体をギクシャク移動させたりして報知させるようにしても良い。
【0160】
特許請求の範囲の「報知」の用語は以上のような場合を含む。
【0161】
上記各実施形態では、本発明をシャッターのリモコンシステムに適用したものを示したが、ドア、窓、オーバーヘッドドア、門扉、ゲート(駐車場などのゲート)、ロールスクリーン(例えば遮光膜)、ブラインド、オーニング装置など一般的に開閉体を制御する開閉装置のリモコンシステムに適用するようにしても良い。
【0162】
本発明でのリモコンシステム、リモコン送信機、リモコン受信機には、リモコン送信機及びリモコン受信機間が有線で接続されているものを含む。但し、リモコン送信機の所定部分(例えば、キー操作処理を行う部分)が内蔵する電池からの電源供給を受けていることを要する。
【0163】
また、本発明でのリモコンシステム、リモコン送信機、リモコン受信機には、操作者の操作を前提しないものであっても良い(一般的な「リモコン」の用語にはなじまないが)。例えば、開閉体の閉鎖側先端に障害物感知装置が設けられた開閉装置もあるが、その感知時の送信機は開閉体の動作を遠隔制御しているものであり、この送信機の電池の残り容量の監視機能として本発明の技術思想を適用できる。特許請求の範囲は、このような場合をも含むものである。
【0164】
また、上記各実施形態では、無線回線での伝送媒体が電波であるものを示したが、赤外線であっても良い。この場合には、アンテナに代え、光電変換部や電光変換部を適用することとなる。
【0165】
【発明の効果】
以上のように、本発明の開閉装置用リモコン送信機、開閉装置用リモコン受信機及び開閉装置用リモコンシステムによれば、開閉体の状態変更を指示できない期間をごく抑え、リモコン送信機が有する利便性をほぼ常時発揮できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態のリモコンシステム構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施形態のリモコン送信機の操作パネル面を示す平面図である。
【図3】第1の実施形態のリモコン送信機及びリモコン受信機間で授受する原送信信号フォーマットを示す説明図である。
【図4】第1の実施形態のリモコン送信機での処理を示すフローチャートである。
【図5】第2の実施形態のリモコン送信機の要部構成を示すブロック図である。
【図6】第3の実施形態のリモコン送信機での処理を示すフローチャートである。
【図7】第4の実施形態のリモコン送信機での処理を示すフローチャートである。
【図8】第5の実施形態のリモコン送信機での処理を示すフローチャートである。
【図9】第6の実施形態のリモコン送信機での処理を示すフローチャートである。
【図10】第6の実施形態のリモコン送信機及びリモコン受信機間で授受する原送信信号フォーマットを示す説明図である。
【図11】第6の実施形態のリモコン受信機での処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…リモコンシステム、10、10A…リモコン送信機、11…操作部、12…制御部、13…送信部、14…送信アンテナ、15…報知部、16…電池、17、17A…残容量監視部、20…リモコン受信機、40…シャッター駆動部。
Claims (9)
- 内蔵する電池からの電源供給を受け、開閉体の状態変更を指示する情報を含む送信信号を無線送信する開閉装置用リモコン送信機において、
上記電池の供給可能な電源の残り容量を捉える電池残り容量検出手段と、
残り容量を第1の閾値と比較し、残り容量が少ないときに、そのことを直接的又は間接的に報知する報知手段と、
上記残り容量を、上記第1の閾値より小さい第2の閾値と比較し、残り容量がより少ないときに、上記送信信号の送信方法を変更する少容量時送信変更手段とを有し、
上記少容量時送信変更手段が、開閉体の開放、閉鎖、停止のうち、開閉体の変更後の状態が変更前の状態より安全側になる、一部の種類を指示する操作があったときのみ、送信信号を無線送信させ、他の種類を指示する操作があったときには送信信号を送信させないものである
ことを特徴とする開閉装置用リモコン送信機。 - 上記報知手段は、対向する開閉装置用リモコン受信機の構成を通じて間接的に報知することを特徴とする請求項1に記載の開閉装置用リモコン送信機。
- 上記報知手段は、残り容量が多いときにも動作するものであり、残り容量が多いときと残り容量が少ないときとで異なる態様で報知動作することを特徴とする請求項1又は2に記載の開閉装置用リモコン送信機。
- 上記少容量時送信変更手段が、1回の操作に対する上記送信信号の繰り返し送信回数を減少させるものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の開閉装置用リモコン送信機。
- 上記少容量時送信変更手段が、送信信号の送信電力を減少させるものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の開閉装置用リモコン送信機。
- 上記少容量時送信変更手段が、送信信号を送信させる、開閉体の変更後の状態が変更前の状態より安全側になる操作が、停止操作であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の開閉装置用リモコン送信機。
- 上記少容量時送信変更手段が、上記送信信号の送信方法を変更したことを、開閉装置用リモコン受信機に通知する送信変更通知手段をさらに有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の開閉装置用リモコン送信機。
- 請求項7に記載の開閉装置用リモコン送信機に対応する開閉装置用リモコン受信機であって、
上記送信信号の送信方法を変更したことの通知を受領する通知受領手段と、
上記通知の受領時に、上記送信信号の受信方法を変更する受信変更手段と
を有することを特徴とする開閉装置用リモコン受信機。 - 請求項7に記載の開閉装置用リモコン送信機と、請求項8に記載の開閉装置用リモコン受信機とでなることを特徴とする開閉装置用リモコンシステム。
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