JP3409933B2 - 無線自動検針システム - Google Patents

無線自動検針システム

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JP3409933B2
JP3409933B2 JP00437895A JP437895A JP3409933B2 JP 3409933 B2 JP3409933 B2 JP 3409933B2 JP 00437895 A JP00437895 A JP 00437895A JP 437895 A JP437895 A JP 437895A JP 3409933 B2 JP3409933 B2 JP 3409933B2
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純 藤原
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哲也 原
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Tokyo Gas Co Ltd
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Tokyo Gas Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば水道、電気、ガ
ス等の使用量データを電話回線および無線回線を介して
自動的に収集する無線自動検針システムに関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、この種の無線自動検針システム
の一般的な構成を示すブロック図である。同図に示すよ
うに、無線自動検針システムは、例えば水道、電気、ガ
ス等の使用量を計測するための端末装置を構成するメー
タ19を有し、該メータ19は例えば水道、電気、ガス
等の需要家の所に設置される。
【0003】このメータ19は、無線装置子機18に接
続され、該無線装置子機18から無線回線を介して無線
装置親機17に接続されている。また、無線装置親機1
7は、端末用網制御装置(T−NCU)16に接続さ
れ、該端末用網制御装置16から電話回線を介して電話
交換機14に接続されている。電話交換機14は電話回
線を介してノーリンギング通信用網制御装置であるセン
タ側網制御装置(C−NCU)12または端末発呼通信
用網制御装置である自動着信網制御装置(MA−NC
U)13を介してセンタ装置11に接続されている。ま
た、電話交換機14の両端にはノーリンギングトランク
15が接続されている。
【0004】このように構成される無線自動検針システ
ムにおいて、メータ19で計測された水道、電気、ガス
等の使用量データをセンタ装置11で収集するには、セ
ンタ装置11からセンタ側網制御装置12、電話交換機
14、ノーリンギングトランク15を介して端末用網制
御装置16にノーリンギング着信し、該端末用網制御装
置16から更に無線装置親機17および無線装置子機1
8を介してメータ19を呼び出して、センタ装置11と
メータ19との間でデータ通信を行い、これによりメー
タ19で計測した前記使用量データをメータ19から逆
の経路を介してセンタ装置11に伝送し、センタ装置1
1に収集するようになっている。
【0005】また、メータ19で異常事態が発生した場
合には、メータ19から端末発呼通信により無線装置子
機18、無線装置親機17、端末用網制御装置16、電
話交換機14、自動着信網制御装置13を介してセンタ
装置11を呼び出して、メータ19とセンタ装置11と
の間でデータ通信を行い、メータ19の異常事態を報知
するアラーム情報をメータ19からセンタ装置11に伝
送するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した無線自動検針
システムにおいて、無線装置親機17および無線装置子
機18、特に無線装置子機18は、需要家の水道メータ
やガスメータ等が設けられている場所の近くに設置され
るものであり、該無線装置の動作電源として商用電源を
使用することが困難であるため、その動作電源として電
池を使用することが必須となっている。
【0007】また、該無線装置の耐用年数は、メータ1
9の使用期間、例えば8〜10年程度と同様の期間動作
することが要求されている。
【0008】このように無線装置は、電池駆動され、そ
の耐用年数もかなり長いものであるため、電池の消耗を
極力低減するように低消費電力化することが要望されて
いる。
【0009】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、無線装置を低消費電力化し得
る無線自動検針システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の無線自動検針システムは、電話回線に端末
用網制御装置を介して無線装置親機を接続し、該無線装
置親機に無線回線を介して接続される無線装置子機を端
末装置に接続することにより電話回線からノーリンギン
グ通信により端末装置の検針データを含む情報を収集
し、端末装置からの端末発呼通信により端末装置からの
情報を電話回線を介して収集する無線自動検針システム
において、前記無線装置親機と無線装置子機のうちの一
方の各無線装置は、他方の各無線装置からの送信キャリ
アを検出するために、制御部の動作を停止した状態にお
いて該制御部の高速動作クロックの周波数よりも低い周
波数の低速動作クロックに基づいた所定の間欠的キャリ
アセンス間隔で無線受信回路に間欠的キャリアセンス動
作を行わしめるタイマ手段と、該無線受信回路が前記送
信キャリアを検出した時のみ前記制御部を起動する起動
手段とを有することを要旨とする。
【0011】また、本発明の無線自動検針システムは、
前記他方の各無線装置が前記送信キャリアとして、所定
のビット同期信号、フレーム同期信号および呼出信号を
含む1フレームの電文を前記間欠的キャリアセンス間隔
よりも最低1フレーム電文時間長くなるように複数回連
続して送信する送信手段を有することを要旨とする。
【0012】更に、本発明の無線自動検針システムは、
前記一方の無線装置が前記他方の各無線装置からの送信
キャリアを検出した後、該他方の各無線装置から送信さ
れてくる無線通信電文のフレーム同期信号および呼出信
号を所定の信号と比較して一致するか否かを検出し、一
致する場合のみ正規の無線通信であると判定する比較一
致手段と、該比較一致手段における比較動作を前記1フ
レームの電文時間に相当する時間のみを合わせるべく該
1フレームの電文時間を計数する計数手段と、該計数手
段が計数している前記1フレームの電文時間以内に前記
一致を検出できない場合、正規の無線通信でないと判定
して、前記制御部の動作を停止させ、前記間欠的キャリ
アセンス動作を再開させる再開手段とを有することを要
旨とする。
【0013】
【作用】本発明の無線自動検針システムでは、一方の各
無線装置は、他方の各無線装置からの送信キャリアを検
出するために、制御部の動作を停止した状態において低
い周波数の低速動作クロックに基づいた間欠的キャリア
センス動作を行わしめ、該無線受信回路が送信キャリア
を検出した時のみ制御部を起動する。
【0014】また、本発明の無線自動検針システムで
は、他方の各無線装置は送信キャリアとして所定のビッ
ト同期信号、フレーム同期信号および呼出信号を含む1
フレームの電文を間欠的キャリアセンス間隔よりも最低
1フレーム電文時間長くなるように複数回連続して送信
する。
【0015】更に、本発明の無線自動検針システムで
は、一方の無線装置は、他方の各無線装置からの送信キ
ャリアを検出した後、該他方の各無線装置から送信され
てくる無線通信電文のフレーム同期信号および呼出信号
を所定の信号と比較して一致するか否かを検出し、一致
する場合のみ正規の無線通信であると判定し、計数手段
が計数している1フレームの電文時間以内に一致を検出
できない場合、正規の無線通信でないと判定して、制御
部の動作を停止させ、間欠的キャリアセンス動作を再開
させる。
【0016】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
【0017】図1は、本発明の一実施例に係わる無線自
動検針システムに使用される無線装置の構成を示すブロ
ック図である。同図に示す無線装置は、上述した図7に
示した無線装置親機17または無線装置子機18を構成
するものであり、該無線装置を図7に示すように端末用
網制御装置16に接続した場合には前記無線装置親機1
7を構成し、また該無線装置をメータ19に接続した場
合には前記無線装置子機18を構成するものである。
【0018】すなわち、図1に示す無線装置は、その全
体の動作を制御する制御部であるCPU5を有し、該C
PU5にはインタフェース回路6が接続されているが、
このインタフェース回路6を図7に示すように前記端末
用網制御装置16に接続した場合には前記無線装置親機
17を構成し、またメータ19に接続した場合には前記
無線装置子機18を構成する。
【0019】また、該CPU5には高速クロックを発生
するための高速クロック用水晶振動子51が接続され、
これによりCPU5は高速動作するように構成されてい
る。
【0020】図1に示す無線装置は、前記無線装置親機
および無線装置子機のいずれか一方を構成するものであ
るが、他方の無線装置との無線信号の授受を行うための
アンテナ1を有する。該アンテナ1は、切替器2を介し
て無線受信回路3のFM復調回路31または無線送信回
路4のFM変調回路41に接続される。
【0021】無線受信回路3は、FM変調された400
MHzの無線周波数帯域の無線信号をシリアルなディジ
タル信号に復調するFM復調回路31と相手無線装置か
らの送信キャリアを検出するためのキャリア検出回路3
2から構成されている。また、該キャリア検出回路32
から出力されるキャリア検出信号は第2タイマ回路33
に供給され、該第2タイマ回路33の計時動作を開始さ
せるとともに、CPU5にキャリア検出信号として供給
される。第2タイマ回路33は、後述する1フレームの
電文時間を計数するものであり、キャリア検出後、この
1フレームの電文時間を越えるとタイムオーバ信号をC
PU5に供給する。
【0022】無線受信回路3のFM復調回路31でFM
復調されたシリアルなディジタル信号は、Nビットシフ
トレジスタ34に供給され、ここで逐次シリアルにシフ
トされ、その内容はNビット比較一致回路35において
フレーム同期信号設定回路36からのフレーム同期信号
および呼出信号設定回路37からの呼出信号と比較され
る。なお、Nビットシフトレジスタ34およびNビット
比較一致回路35はCPU5からの比較一致回路起動信
号により起動され、Nビット比較一致回路35で検出さ
れた一致検出信号はCPU5に供給される。
【0023】前記FM復調回路31およびキャリア検出
回路32からなる無線受信回路3には、トランジスタT
R381およびトランジスタTR382からなる受信電
源制御回路38が接続されており、トランジスタTR3
81がトランジスタTR382によってオン/オフする
ことによりトランジスタTR381のエミッタに接続さ
れている電池61の電圧がトランジスタTR381を介
して無線受信回路3に供給されたりまたは供給停止させ
るようになっている。
【0024】該受信電源制御回路38は第1タイマ回路
370によって制御されるようになっている。第1タイ
マ回路370は、低速クロック用水晶振動子371によ
って動作し、例えば時計用の非常に低速なクロック(3
2kHz)を発生し、この低速なクロック信号により受
信電源制御回路38が駆動され、これにより電池61の
電圧が無線受信回路3の動作電圧として供給され、無線
受信回路3は間欠的にキャリア検出動作を行うようにな
っている。
【0025】前記無線送信回路4は、FM変調回路41
で構成され、該FM変調回路41はCPU5からの送信
データであるシリアルなディジタル信号を400MHz
の無線周波数帯域の無線信号にFM変調する。該FM変
調回路41は、トランジスタTR421およびトランジ
スタTR422からなる送信電源制御回路42によって
電池61からの動作電圧を供給されて作動するが、該送
信電源制御回路42はCPU5からの送信回路オン信号
により作動するようになっている。
【0026】なお、CPU5は、通常の待機状態では停
止状態にあって、電力を極力消費しないように構成され
ているが、前記インタフェース回路6を介してメータ1
9または端末用網制御装置16からの起動信号を供給さ
れた場合および無線受信回路3からのキャリア検出信号
を供給された場合、高速クロック用水晶振動子51によ
り高速動作を開始するようになっている。また、CPU
5が待機状態にある場合には、送信電源制御回路42は
作動せず、従って無線送信回路4は停止状態にあり、電
池61の電力を消耗しないようになっている。更に、無
線受信回路3も第1タイマ回路370からの低速動作に
より受信電源制御回路38を介して間欠的に電池61か
らの動作電圧を供給され、これによりキャリア検出動作
を間欠的に行い、電池61の電力を極力消耗しないよう
になっている。
【0027】以上のように構成される無線自動検針シス
テムの無線装置において、図2はノーリンギング通信の
場合の通信プロトコルを示すタイミング図である。
【0028】図2(a)に示すように、端末用網制御装
置(T−NCU)16から起動命令電文が無線装置親機
17に送出されると、無線装置親機17のCPU5が動
作を開始し、この起動命令電文を受信する。そして、無
線装置親機17のCPU5は、この起動命令電文を図3
に示すような無線通信用電文に変換し、図2(b)に示
すように該起動命令電文を複数回連続して無線装置子機
18に送信する。
【0029】更に詳しくは、この起動命令電文は、例え
ばテレメータ/テレコントロール用の特定小電力無線規
格(RCRSTD−16)で規格化されているように無
線装置間の同期を取るための「ビット同期信号」、電文
の先頭を示す「フレーム同期信号」、各無線装置を識別
するための「呼出信号」、および端末用網制御装置16
からの起動命令を示すコマンド部分からなる1フレーム
を基本として構成される。
【0030】この起動命令電文を受け取った無線装置親
機17は、この電文を無線装置子機18に送信するので
あるが、無線装置子機18は低消費電力化のために無線
受信回路3を間欠的に動作させているので、この電文を
単に1回送信しただけでは、無線装置子機18はこの電
文を受信することができないので、無線装置親機17は
図3に示すように無線装置子機18の間欠的な無線受信
動作周期であるキャリアセンス間隔T2 以上となる回数
だけ連続して前記起動命令電文を送信する。
【0031】すなわち、無線装置親機17は、図3に示
すように、ビット同期信号、フレーム同期信号、呼出信
号および起動命令からなるコマンド部分からなる期間T
sendの1フレームを整数倍(L)して、キャリアセンス
間隔T2 より大きくなる値Lを算出し(T2 <Tsend×
L)、この値Lに1を加えた(L+1)回、同一起動命
令電文を無線装置子機18に送信する。
【0032】このように、無線装置親機17が、図2
(b)に示すように、前記起動命令電文を複数回(L+
1)連続して送信することにより、無線装置子機18は
確実に該起動命令電文を受信することができるようにな
る。
【0033】無線装置子機18は、第1タイマ回路37
0の制御により受信電源制御回路38を介して無線受信
回路3を間欠的に作動させ、図2(c)に示すように、
周期T2 の間欠的なキャリアセンス周期で無線装置親機
17からの起動命令電文を受信する。
【0034】無線装置子機18が起動命令電文を受信す
ると、無線装置子機18のCPU5が動作を開始し、該
起動命令電文を有線通信用の起動命令電文に変換し、図
2(c),(d)に示すようにメータ19に送出する。
メータ19は無線装置子機18からの起動命令電文を受
信すると、応答電文を無線装置子機18に返送する。無
線装置子機18は、メータ19からの応答電文を受信す
ると、同様の手順で無線通信電文に変換し、無線装置親
機17に返送し、リアルタイムの通信を行う。
【0035】図4は、以上説明した無線装置親機17に
おける起動命令電文の受信から無線装置子機18への送
信までの無線装置親機17における動作を示すタイミン
グ図である。
【0036】図4において、無線装置親機17に対して
端末用網制御装置16から起動命令電文が送信される
と、該起動命令電文は図4(a)に示すように無線装置
親機17のインタフェース回路6で受信され、CPU5
に供給される。CPU5は該起動命令電文のマークの立
ち上がりで起動され、起動命令電文を受信する。そし
て、この起動命令電文を図3に示した無線通信用の電文
に変換し、それからCPU5は図4(b)に示すように
送信回路オン信号を送信電源制御回路42に供給して、
無線送信回路4のFM変調回路41に図4(c)に示す
ように電池61の動作電圧を供給して、該FM変調回路
41を動作状態にする。FM変調回路41が動作状態に
なると、CPU5は前記起動命令電文の送信データを該
FM変調回路41に供給し、該送信データを図4(d)
に示すようにFM変調回路41から切替器2を介してア
ンテナ1に供給し、アンテナ1から無線装置子機18に
向けて送信する。
【0037】図5および図6は、ノーリンギング着信時
の無線装置子機18の動作を示すタイミング図である
が、図5は相手無線装置である無線装置親機17から正
規の送信キャリアがない場合、すなわち例えばノイズや
他の無線システムでの無線通信等で無線装置子機18が
起動された場合の異常時の動作を示すタイミング図であ
り、図6は無線装置親機17から正規の送信キャリアを
受信した場合の正規の動作を示すタイミング図である。
【0038】まず、図5を参照して、無線装置親機17
から正規の送信キャリアがなく、例えばノイズや他の無
線システムでの無線通信等で無線装置子機18が起動さ
れた場合の異常時の動作を説明する。
【0039】無線装置子機18の第1タイマ回路370
は、例えば20秒〜30秒程度の周期T2 で受信電源制
御回路38を介して無線受信回路3に電池61の動作電
圧を供給し、該無線受信回路3のFM復調回路31およ
びキャリア検出回路32を作動状態にし、間欠的キャリ
アセンス動作を行わせる。なお、この周期T2 で無線受
信回路3が動作状態になる期間T1 は通常5ms〜10
ms程度である。
【0040】なお、このキャリアセンス動作は、低速ク
ロック用水晶振動子371の非常に低速なクロック(例
えば、32kHz)で動作しているため、この無線受信
回路3が動作することによる消費電流は例えば数μA程
度と非常に小さいものであり、低消費電力化を達成して
いる。
【0041】このように第1タイマ回路370の作用に
より無線受信回路3が動作する例えば最初のキャリアセ
ンス動作時に無線装置親機17から送信キャリアを無線
受信回路3で検出できない場合には、CPU5も起動さ
れず、従って無駄な電力を電池61から消費することも
ないようになっている。
【0042】次のキャリアセンス動作時に、正規の送信
キャリアでない例えばノイズや他の無線システムでの無
線通信等で図5(c)の後半で示すようにキャリアを誤
検出した場合には、このキャリア検出信号は無線受信回
路3のキャリア検出回路32からCPU5に供給され、
これによりCPU5が起動される。また、同時に、キャ
リア検出回路32の出力信号により図5(e)に示すよ
うに第2タイマ回路33が起動され、1フレームを受信
する時間(Tsend)の計数を開始する。
【0043】CPU5が起動されると、CPU5は第1
タイマ回路370を介して受信電源制御回路38に受信
回路オン信号を供給し、これにより無線受信回路3を図
5(h)に示すように動作状態に保持するとともに、C
PU5はNビットシフトレジスタ34およびNビット比
較一致回路35を図5(f)に示すように起動し、無線
受信回路3のFM復調回路31でFM復調されたシリア
ルなディジタル信号をNビットシフトレジスタ34を介
してNビット比較一致回路35に供給し、フレーム同期
信号設定回路36および呼出信号設定回路37からのフ
レーム同期信号および呼出信号と比較させる。
【0044】この場合、無線装置親機17からの正規の
無線通信では、同一フレームの起動命令電文が上述した
ように連続して送信されてくるので、第2タイマ回路3
3が計数動作を行っている1フレームの時間以内でNビ
ット比較一致回路35はフレーム同期信号および呼出信
号の一致を検出するものであるが、正規の無線通信でな
い場合には、Nビット比較一致回路35は一致を検出す
ることができず、この間に第2タイマ回路33は図5
(e)に示すようにタイムオーバ信号を発生する。この
タイムオーバ信号は、CPU5に供給され、該CPU5
の制御により第1タイマ回路370、受信電源制御回路
38を介して無線受信回路3をオフ状態にするととも
に、またNビット比較一致回路35もオフ状態にし、ま
たCPU5自身も即座にオフ状態になる。このように正
規でない無線通信の場合には、CPU5および関連回路
は即座にオフになり、これにより電池61の電力を無駄
に消耗しないようになっている。なお、正規の無線通信
であるか否かは第2タイマ回路33により1フレームの
時間という非常に短い時間で識別することができるた
め、電池61の消耗を極力低減することができるように
なっている。
【0045】また、図6に示すように、無線装置親機1
7からの正規の送信キャリアが無線装置子機18に送信
され、これを無線装置子機18の第1タイマ回路370
の制御により無線受信回路3を作動させた間欠的キャリ
アセンス動作で無線受信回路3を介して受信し、キャリ
ア検出回路32が無線装置親機17からの送信キャリア
を検出した場合には、該キャリア検出回路32からのキ
ャリア検出信号によりCPU5が起動されるとともに、
第2タイマ回路33も計時動作を開始する。
【0046】CPU5が起動されると、CPU5からの
受信回路オン信号により第1タイマ回路370、受信電
源制御回路38を介して無線受信回路3を連続動作状態
に保持するとともに、Nビットシフトレジスタ34およ
びNビット比較一致回路35を起動し、これによりNビ
ット比較一致回路35においてフレーム同期信号および
呼出信号の比較を図6(d)に示すように行い、該Nビ
ット比較一致回路35からの一致検出信号が図6(g)
に示すように第2タイマ回路33のタイムオーバ前にC
PU5に供給されると、CPU5は自己の無線装置子機
18に対する正規の呼び出しと判断し、無線通信動作を
継続する。
【0047】なお、上記実施例は、ノーリンギング通信
時の動作について説明したものであるが、メータ19か
らの端末発呼通信の場合の動作も無線装置子機18が送
信側となり、無線装置親機17が受信側となるだけであ
って、その動作は全く同じである。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
送信キャリアを検出するために、制御部の動作を停止し
た状態において低い周波数の低速動作クロックに基づい
た間欠的キャリアセンス動作を行わしめ、該無線受信回
路が送信キャリアを検出した時のみ制御部を起動するの
で、無線装置における電池の消耗を極力低減することが
でき、無線装置の低消費電力化を図ることができる。
た、タイマ手段の作用により無線受信回路が動作する例
えば最初のキャリアセンス動作時に無線装置親機から送
信キャリアを無線受信回路で検出できない場合には、制
御部も起動されず、従って無駄な電力を電池から消費す
ることもない。
【0049】また、本発明によれば、送信キャリアとし
て所定のビット同期信号、フレーム同期信号および呼出
信号を含む1フレームの電文を間欠的キャリアセンス間
隔よりも最低1フレーム電文時間長くなるように複数回
連続して送信するので、間欠的キャリアセンス動作を行
って、低消費電力化を図った場合でも、送信キャリアを
適確に検出することができる。
【0050】更に、本発明によれば、送信キャリアを検
出した後、フレーム同期信号および呼出信号の一致を検
出し、一致する場合のみ正規の無線通信であると判定
し、1フレームの電文時間以内に一致を検出できない場
合、正規の無線通信でないと判定して、制御部の動作を
停止させ、間欠的キャリアセンス動作を再開させるの
で、正規の無線通信でない場合の動作を極力短くし、こ
の場合の電池の消耗を極力低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる無線自動検針システ
ムに使用される無線装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】ノーリンギング通信の場合の通信プロトコルを
示すタイミング図である。
【図3】起動命令電文の構成を示す説明図である。
【図4】無線装置親機における起動命令電文の受信から
無線装置子機への送信までの無線装置親機における動作
を示すタイミング図である。
【図5】ノーリンギング着信時の無線装置子機の動作を
示すタイミング図であり、特に正規の送信キャリアがな
い場合に無線装置子機が起動された場合の異常時の動作
を示すタイミング図である。
【図6】ノーリンギング着信時の無線装置子機の動作を
示すタイミング図であり、特に正規の送信キャリアを受
信した場合の動作を示すタイミング図である。
【図7】従来装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
3 無線受信回路 4 無線送信回路 5 CPU 6 インタフェース回路 16 端末用網制御装置 17 無線装置親機 18 無線装置子機 19 メータ 31 FM復調回路 32 キャリア検出回路 35 Nビット比較一致回路 38 受信電源制御回路 42 送信電源制御回路 370 第1タイマ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04Q 9/00 311 H04Q 9/00 311H (72)発明者 藤原 純 千葉県千葉市美浜区中瀬2−3 東京瓦 斯株式会社 インフォメーションテクノ ロジー研究所内 (72)発明者 河合 利彦 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会 社東芝 柳町工場内 (72)発明者 原 哲也 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会 社東芝 柳町工場内 (72)発明者 大木 哲也 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会 社東芝 柳町工場内 (56)参考文献 特開 平6−85938(JP,A) 特開 平5−14458(JP,A) 特公 昭63−20071(JP,B2) 特許3247555(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 21/00 - 22/00 130 G01R 11/00 - 11/66 G08C 15/00 - 15/12 H04M 11/00 301 H04Q 9/00 311

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話回線に端末用網制御装置を介して無
    線装置親機を接続し、該無線装置親機に無線回線を介し
    て接続される無線装置子機を端末装置に接続することに
    より電話回線からノーリンギング通信により端末装置の
    検針データを含む情報を収集し、端末装置からの端末発
    呼通信により端末装置からの情報を電話回線を介して収
    集する無線自動検針システムにおいて、 前記無線装置親機と無線装置子機のうちの一方の各無線
    装置は、他方の各無線装置からの送信キャリアを検出す
    るために、制御部の動作を停止した状態において該制御
    部の高速動作クロックの周波数よりも低い周波数の低速
    動作クロックに基づいた所定の間欠的キャリアセンス間
    隔で無線受信回路に間欠的キャリアセンス動作を行わし
    めるタイマ手段と、該無線受信回路が前記送信キャリア
    を検出した時のみ前記制御部を起動する起動手段とを有
    することを特徴とする無線自動検針システム。
  2. 【請求項2】 前記他方の各無線装置は、前記送信キャ
    リアとして、所定のビット同期信号、フレーム同期信号
    および呼出信号を含む1フレームの電文を前記間欠的キ
    ャリアセンス間隔よりも最低1フレーム電文時間長くな
    るように複数回連続して送信する送信手段を有すること
    を特徴とする請求項1記載の無線自動検針システム。
  3. 【請求項3】 前記一方の無線装置は、前記他方の各無
    線装置からの送信キャリアを検出した後、該他方の各無
    線装置から送信されてくる無線通信電文のフレーム同期
    信号および呼出信号を所定の信号と比較して一致するか
    否かを検出し、一致する場合のみ正規の無線通信である
    と判定する比較一致手段と、該比較一致手段における比
    較動作を前記1フレームの電文時間に相当する時間のみ
    を合わせるべく該1フレームの電文時間を計数する計数
    手段と、該計数手段が計数している前記1フレームの電
    文時間以内に前記一致を検出できない場合、正規の無線
    通信でないと判定して、前記制御部の動作を停止させ、
    前記間欠的キャリアセンス動作を再開させる再開手段と
    を有することを特徴とする請求項2記載の無線自動検針
    システム。
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