JP3699952B2 - 対話型通報システムおよび対話型通報システムに用いられるサーバ装置 - Google Patents

対話型通報システムおよび対話型通報システムに用いられるサーバ装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、対話形式で、文字データを通信するシステムに関し、特に、いわゆる110番通報といわれる警察通報に好適な対話型通報システムおよび対話型通報システムに用いられるサーバ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
事件、事故等の各種事案の警察への通報のために、いわゆる110番通報といわれる警察通報用の電話がある。これは通話による警察への通報であるため、聴覚障害者および言語障害者が利用するのは困難である。このため、既に、このような障害者が容易に利用できることを目的として、ファックスを用いた警察への通報も認められている。さらに、外出先などでファックスが使用できない場合にはメール110番といわれる通報システムが稼働している。
【0003】
このメール110番システムは、携帯電話などとメールサーバとにより構成される携帯電話で利用できる電子メールシステムを用いて、障害者が警察への通報電子メールで行なう。このシステムに用いられる電子メールは、通信回線によって端末どうしを接続して、通報相手である警察に緊急性の高い情報を伝達する。このような電子メールの一般的な特徴として、相手が不在でも、受信側のメールボックスに情報が自動的に蓄積されるため、送信者も受信者も時間的および空間的に拘束されないことがある。
【0004】
なお、以上のように、本発明についての従来の技術を、出願人の取得したい一般的技術情報に基づいて説明したが、出願人の記憶する限りにおいて、出願前までに先行技術文献情報として開示すべき情報を出願人は有していない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ファックスを用いた110番通報では、外出先での利用および対話形式での通報が困難である。携帯電話での電子メールを用いた110番通報では、外出先での利用には適しているが、メールシステム自体が大量のダイレクトメールやウイルスを含んだメールなどの犯罪的なメールに対して無防備であって、そのような犯罪的なメールによりメールの送達が遅延することがある。すなわち、メールサーバは送信先のメールサーバや経由するメールサーバが大量の送信メールを処理できないでハングアップすると、110番通報の電子メールが送信元のメールサーバに一旦蓄積される。その一方、送信者は緊急性の高い電子メールが、そのように一旦蓄積されていることがわからない。その後、送信先のメールサーバや経由するメールサーバが正常に動作すると、一旦送信元のメールサーバに蓄積されていた110番通報用の電子メールが送信先である警察に送信される。そのため、このような事態が発生すると、即時性に欠けるのみならず、通報者は電子メールが送達されていないことがわからないので警察が受信していると信じて、警察からの返信がないことに非常に大きな不信感を抱くことになる。このことは、国民の安全を守る警察の信頼を根幹から揺るがしかねない大きな問題になりうる。
【0006】
また、たとえ、上記のような事態が発生していなくても、電子メールは手紙による通信に類するものであり、送信と返信とを繰返して、送信者(通報者)と受信者(警察)とが互いに伝えたいことを伝達し合う。さらに、通報者が被害者である場合には、その通報者が混乱していて、警察に必要な情報を伝達することが困難な場合がある。混乱している通報者が、送信と返信とを文字で繰返すことにより通報者が警察に必要な情報を的確に知らせることは、非常に困難である。このことは、通話ではないので、通報者の文章作成能力にも依存する。これらのことから、電子メールにより110番通報を行なうこと自体に、多くの問題点を含む。
【0007】
これらの問題は、聴覚障害者や言語障害者から警察への110番通報に限定されるものではなく、即時性と対話性とを維持しつつ、文字により通信するシステム全般に当てはまることである。
【0008】
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、即時性と対話性を実現することができる、対話型通報システムおよび対話型通報システムに用いられるサーバ装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
第1の発明に係るシステムは、携帯端末と、携帯端末と通信するコンピュータと、携帯端末とコンピュータとの間に設けられたサーバ装置とを含む対話型通報システムである。携帯端末は、サーバ装置とデータ通信するための通信手段と、サーバ装置に送信する文字データを入力するための入力手段と、サーバ装置から受信した文字データを出力するための出力手段とを含む。コンピュータは、サーバ装置とデータ通信するための通信手段と、サーバ装置に送信する文字データを入力するための入力手段と、サーバ装置から受信した文字データを出力するための出力手段とを含む。サーバ装置は、携帯端末およびコンピュータとデータ通信するための通信手段と、コンピュータの通信相手の携帯端末を識別するための識別手段と、コンピュータの識別情報と携帯端末の識別情報とに基づいて、1の携帯端末と1のコンピュータとの1対1通信を設定するための設定手段と、設定手段により設定された1の携帯端末と1のコンピュータとの間で、文字データを通信するように、通信手段を制御するための制御手段とを含む。
【0010】
第1の発明によると、携帯端末においては、入力手段により入力された文字データが、通信手段によりサーバ装置へ送信される。サーバ装置は、コンピュータの通信相手の1の携帯端末と、1のコンピュータとの1対1通信を設定する。コンピュータにおいては、携帯端末から受信した文字データが出力手段により出力されて、その文字データに対応して入力された文字データが、通信手段によりサーバ装置へ送信される。サーバ装置において、1対1通信が設定されているので、1のコンピュータと1の携帯端末との間の文字によるデータ通信が実現できる。このとき、データ通信するコンピュータと携帯端末との間は1対1通信が実現されているので、大量の犯罪的なメールによりハングアップするメールシステムと異なり、即時性および対話性を担保できる。さらに、サーバ装置しか介在しないので、多数のメールサーバを経由するメールシステムと異なり、ハングアップする可能性を有する装置の数が少ないので、システムがダウンする可能性が著しく低くなる。その結果、即時性と対話性を実現することができる対話型通報システムを提供することができる。
【0011】
第2の発明に係るシステムは、携帯端末と、携帯端末と通信するコンピュータと、携帯端末とコンピュータとの間に設けられたサーバ装置とを含む対話型通報システムである。携帯端末は警察へ緊急通報する通報者により操作され、コンピュータは警察への緊急電話の受信者により操作される。携帯端末は、サーバ装置とデータ通信するための通信手段と、サーバ装置に送信する、緊急通報に関する文字データを入力するための入力手段と、サーバ装置から受信した文字データであって、緊急通報に応答する文字データを出力するための出力手段とを含む。コンピュータは、サーバ装置とデータ通信するための通信手段と、サーバ装置から受信した、通報者により入力された緊急通報に関する文字データを出力するための出力手段と、サーバ装置に送信する、出力手段に出力された緊急通報に応答する文字データを入力するための入力手段とを含む。サーバ装置は、携帯端末およびコンピュータとデータ通信するための通信手段と、コンピュータの通信相手の携帯端末を識別するための識別手段と、コンピュータの識別情報と携帯端末の識別情報とに基づいて、1の携帯端末と1のコンピュータとの1対1通信を設定するための設定手段と、設定手段により設定された1の携帯端末と1のコンピュータとの間で、文字データを通信するように、通信手段を制御するための制御手段とを含む。
【0012】
第2の発明によると、警察への通報者の携帯端末においては、入力手段により入力された文字データが、通信手段によりサーバ装置へ送信される。サーバ装置は、コンピュータの通信相手の1の携帯端末と、1のコンピュータとの1対1通信を設定する。警察への緊急電話の受信者のコンピュータにおいては、携帯端末から受信した文字データが出力手段により出力されて、その文字データに対応して入力された文字データが、通信手段によりサーバ装置へ送信される。サーバ装置において、1対1通信が設定されているので、1のコンピュータと1の携帯端末との間の文字によるデータ通信が実現できる。このとき、データ通信するコンピュータと携帯端末との間は1対1通信が実現されているので、大量の犯罪的なメールによりハングアップするメールシステムと異なり、即時性および対話性を担保できる。さらに、サーバ装置しか介在しないので、多数のメールサーバを経由するメールシステムと異なり、ハングアップする可能性を有する装置の数が少ないので、システムがダウンする可能性が著しく低くなる。その結果、即時性と対話性を実現することができる、警察通報システムに適した対話型通報システムを提供することができる。
【0013】
第3の発明に係る対話型システムにおいては、第1または2の発明の構成に加えて、制御手段は、1の携帯端末と1のコンピュータとが交互に文字データを通信するように、通信手段を制御するための手段を含む。
【0014】
第3の発明によると、制御手段により、1の携帯端末と1のコンピュータとが交互に文字データを通信するように制御されるので、対話性を実現できる。
【0015】
第4の発明に係る対話型システムにおいては、第1〜3のいずれかの発明の構成に加えて、携帯端末は、サーバ装置から受信した文字データを出力するための出力手段をさらに含む。携帯端末の入力手段は、出力手段により出力された文字データにより表現される質問に対応させて、サーバ装置に送信する文字データを入力するための手段を含む。
【0016】
第4の発明によると、携帯端末においては、サーバ装置から受信した文字データにより質問が出力され、その出力された質問に対応させて回答された文字データが入力される。その結果、通報者が混乱していても、警察に必要な情報を伝達することができる。
【0017】
第5の発明に係る対話型システムにおいては、第2の発明の構成に加えて、サーバ装置の通信手段は、コンピュータとの通信相手の携帯端末が存在する位置を表わす位置データを受信して、受信した位置データをコンピュータに送信するための手段を含む。コンピュータは、地図情報を記憶するための記憶手段と、サーバ装置から受信した位置データに対応する地図情報を記憶手段から読み出して表示するための表示手段とをさらに含む。
【0018】
第5の発明によると、サーバ装置は、位置情報として経度情報および緯度情報とを受信して、携帯端末の位置を特定できる。コンピュータにおいては、その携帯端末の位置情報に対応する地図情報を表示できる。これにより、携帯端末の位置を地図で表示できる。なお、地図情報を記憶する装置や地図情報を表示する装置は、コンピュータと別の装置であってもよい。
【0019】
第6の発明に係る対話型システムにおいては、第5の発明の構成に加えて、コンピュータは、サーバ装置から受信した位置データに対応する地図情報を緊急車両に送信するための送信手段をさらに含む。
【0020】
第6の発明によると、地図情報を警察や消防の緊急車両に送信して、その車内に表示することができる。
【0021】
第7の発明に係る対話型システムにおいては、第2の発明の構成に加えて、サーバ装置の通信手段は、コンピュータとの通信相手の携帯端末から画像データを受信して、受信した画像データをコンピュータに送信するための手段を含む。コンピュータは、サーバ装置から受信した画像データを表示するための表示手段をさらに含む。
【0022】
第7の発明によると、携帯端末に設けられたデジタルカメラなどで撮像された静止画データや動画データなどの画像データがサーバ装置を経由してコンピュータに送信される。コンピュータは、送信された画像データを表示する。これにより、文字データよりも圧倒的に情報量の多い画像データを用いた通報システムを実現できる。なお、画像データを表示する装置は、コンピュータと別の装置であってもよい。
【0023】
第8の発明に係る対話型システムにおいては、第7の発明の構成に加えて、コンピュータは、サーバ装置から受信した画像データを緊急車両に送信するための送信手段をさらに含む。
【0024】
第8の発明によると、画像データを警察や消防の緊急車両に送信して、その車内に表示することができる。
【0025】
第9の発明に係る対話型システムにおいては、第2の発明の構成に加えて、サーバ装置の通信手段は、コンピュータとの通信相手の携帯端末から緊急関連データを受信して、受信した緊急関連データをコンピュータに送信するための手段を含む。コンピュータは、サーバ装置から受信した緊急関連データを、緊急関連データを必要とする他のコンピュータに転送するための転送手段をさらに含む。
【0026】
第9の発明によると、たとえば、警察への通報を表わす文字データに負傷者の発生を表わす緊急関連データが含まれている場合に、転送手段は、消防の通信指令所へ緊急関連データを転送する。
【0027】
第10の発明に係る対話型システムにおいては、第9の発明の構成に加えて、緊急関連データは消防への緊急通報を要求するデータであって、転送手段は、緊急関連データを消防への緊急電話の受信者が操作するコンピュータに転送するための手段を含む。
【0028】
第10の発明によると、警察への通報を表わす文字データに負傷者の発生を表わす緊急関連データが含まれている場合に、転送手段は、消防の通信指令所へ緊急関連データを転送する。これにより、警察と消防との通報を一度に行なうことができる。
【0029】
第11の発明に係る装置は、携帯端末と、携帯端末と通信するコンピュータと、携帯端末とコンピュータとの間に設けられたサーバ装置とを含む対話型通報システムに用いられるサーバ装置である。携帯端末においては、サーバ装置に送信する文字データが入力されるとともにサーバ装置から受信した文字データが出力される。コンピュータにおいては、サーバ装置に送信する文字データが入力されるとともにサーバ装置から受信した文字データが出力される。サーバ装置は、携帯端末およびコンピュータと文字データを通信するための通信手段と、コンピュータの通信相手の携帯端末を識別するための識別手段と、コンピュータの識別情報と携帯端末の識別情報とに基づいて、1の携帯端末と1のコンピュータとの1対1通信を設定するための設定手段と、設定手段により設定された1の携帯端末と1のコンピュータとの間で、文字データを通信するように、通信手段を制御するための制御手段とを含む。
【0030】
第11の発明によると、携帯端末においては、入力された文字データが、サーバ装置へ送信される。サーバ装置は、コンピュータの通信相手の1の携帯端末と、1のコンピュータとの1対1通信を設定する。コンピュータにおいては、携帯端末から受信した文字データが出力されて、その文字データに対応して入力された文字データが、サーバ装置へ送信される。サーバ装置において、1対1通信が設定されているので、1のコンピュータと1の携帯端末との間の文字によるデータ通信が実現できる。このとき、データ通信するコンピュータと携帯端末との間は1対1通信が実現されているので、大量の犯罪的なメールによりハングアップするメールシステムと異なり、即時性および対話性を担保できる。さらに、サーバ装置しか介在しないので、多数のメールサーバを経由するメールシステムと異なり、ハングアップする可能性を有する装置の数が少ないので、システムがダウンする可能性が著しく低くなる。その結果、即時性と対話性を実現することができる対話型通報システムに用いられるサーバ装置を提供することができる。
【0031】
第12の発明に係る装置は、携帯端末と、携帯端末と通信するコンピュータと、携帯端末とコンピュータとの間に設けられたサーバ装置とを含む対話型通報システムに用いられるサーバ装置である。携帯端末は警察へ緊急通報する通報者により操作され、コンピュータは警察への緊急電話の受信者により操作される。携帯端末においては、サーバ装置に送信する緊急通報に関する文字データが入力されるとともにサーバ装置から受信した緊急通報に応答する文字データが出力される。コンピュータにおいては、サーバ装置から受信した通報者により入力された緊急通報に関する文字データが出力されるとともに、サーバ装置に送信する出力された緊急通報に応答する文字データが入力される。サーバ装置は、携帯端末およびコンピュータと文字データを通信するための通信手段と、コンピュータの通信相手の携帯端末を識別するための識別手段と、コンピュータの識別情報と携帯端末の識別情報とに基づいて、1の携帯端末と1のコンピュータとの1対1通信を設定するための設定手段と、設定手段により設定された1の携帯端末と1のコンピュータとの間で、文字データを通信するように、通信手段を制御するための制御手段とを含む。
【0032】
第12の発明によると、警察への通報者の携帯端末においては、入力された文字データが、サーバ装置へ送信される。サーバ装置は、コンピュータの通信相手の1の携帯端末と、1のコンピュータとの1対1通信を設定する。警察への緊急電話の受信者のコンピュータにおいては、携帯端末から受信した文字データが出力されて、その文字データに対応して入力された文字データがサーバ装置へ送信される。サーバ装置において、1対1通信が設定されているので、1のコンピュータと1の携帯端末との間の文字によるデータ通信が実現できる。このとき、データ通信するコンピュータと携帯端末との間は1対1通信が実現されているので、大量の犯罪的なメールによりハングアップするメールシステムと異なり、即時性および対話性を担保できる。さらに、サーバ装置しか介在しないので、多数のメールサーバを経由するメールシステムと異なり、ハングアップする可能性を有する装置の数が少ないので、システムがダウンする可能性が著しく低くなる。その結果、即時性と対話性を実現することができる、警察通報システムに適した対話型通報システムに用いられるサーバ装置を提供することができる。
【0033】
第13の発明に係るサーバ装置においては、第11または12の発明の構成に加えて、制御手段は、1の携帯端末と1のコンピュータとが交互に文字データを通信するように、通信手段を制御するための手段を含む。
【0034】
第13の発明によると、制御手段により、1の携帯端末と1のコンピュータとが交互に文字データを通信するように制御されるので、対話性を実現できる。
【0035】
第14の発明に係るサーバ装置においては、第11〜13のいずれかの発明の構成に加えて、サーバ装置の通信手段は、携帯端末において出力される質問を表わす文字データを携帯端末に送信するための手段を含む。携帯端末においては、質問に対応させて、サーバ装置に送信する文字データが入力される。
【0036】
第14の発明によると、携帯端末においては、サーバ装置から受信した文字データにより質問が出力され、その出力された質問に対応させて回答された文字データが入力される。その結果、通報者が混乱していても、警察に必要な情報を伝達することができる。
【0037】
第15の発明に係るサーバ装置においては、第11〜13のいずれかの発明の構成に加えて、サーバ装置の通信手段は、携帯端末において出力される質問を表わす文字データと、質問に対する複数の回答を表わす文字データと、複数の回答から1の回答を選択するための文字データとを携帯端末に送信するための手段を含む。携帯端末においては、質問に対応させて、サーバ装置に送信する回答データが選択される。
【0038】
第15の発明によると、複数の回答の中から1の回答を選択させるという簡単な操作により、回答データをサーバ装置に送信することができる。これにより、極度に混乱している通報者であっても、的確に警察へ通報することができる。
【0039】
第16の発明に係るサーバ装置においては、第14の発明の構成に加えて、携帯端末はインターネットへ接続する機能を有する。サーバ装置は、ウェブサーバである。サーバ装置の通信手段は、インターネットを介して携帯端末からの接続要求を検知すると、質問を表わす文字データを携帯端末に送信するための手段を含む。
【0040】
第16の発明によると、インターネット上のウェブサーバに接続要求を行なうと、そのウェブサーバから質問を表わす文字データが携帯端末に送信される。これにより、携帯端末に特別なアプリケーションが必要なく、対話型通報システムを実現できる。
【0041】
第17の発明に係るサーバ装置においては、第14の発明の構成に加えて、携帯端末およびコンピュータはインターネットへ接続する機能を有し、サーバ装置は、ウェブサーバである。サーバ装置の通信手段は、インターネットを介して携帯端末からの接続要求を検知すると、質問を表わす文字データを携帯端末に送信するための手段と、インターネットを介してコンピュータからの接続要求を検知すると、携帯端末から受信した文字データをコンピュータに送信するための手段とを含む。
【0042】
第17の発明によると、携帯端末がインターネット上のウェブサーバに接続要求を行なうと、そのウェブサーバから質問を表わす文字データが携帯端末に送信される。コンピュータがインターネット上のウェブサーバに接続要求を行なうと、そのウェブサーバから質問の回答を表わす文字データがコンピュータに送信される。これにより、携帯端末およびコンピュータに特別なアプリケーションが必要なく、対話型通報システムを実現できる。
【0043】
第18の発明に係るサーバ装置においては、第11〜13のいずれかの発明の構成に加えて、携帯端末は携帯電話であって、サーバ装置の通信手段は、コンピュータの通信相手の携帯電話の電話番号データを受信して、電話番号データをコンピュータに送信するための手段とを含む。
【0044】
第18の発明によると、携帯電話の電話番号がわかるので、その電話番号から使用者の情報を携帯電話通信会社に問い合わせることができる。
【0045】
第19の発明に係るサーバ装置においては、第11〜13のいずれかの発明の構成に加えて、携帯端末は携帯電話であって、サーバ装置の通信手段は、コンピュータの通信相手の携帯電話を操作する者に関連する個人データを受信して、個人データをコンピュータに送信するための手段とを含む。
【0046】
第19の発明によると、サーバ装置は、携帯電話を操作する者に関連する個人データを受信して、個人データをコンピュータに送信することができる。個人情報の特定により必要な情報を文字データを入力することなく取得できる。
【0047】
第20の発明に係るサーバ装置は、第11〜19のいずれかの発明の構成に加えて、携帯端末とコンピュータとの間で実行された1対1通信の通信ログを記録するための記録手段と、コンピュータからの削除要求データを受信したことに応答して、記録された通信ログを削除するための削除手段とをさらに含む。
【0048】
第20の発明によると、コンピュータから削除要求データを受信すると、記録手段に記憶された通信ログが削除される。これにより、サーバ装置へのハッキングが発生しても、秘匿性の必要な通信ログが盗まれることがない。
【0049】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
【0050】
<第1の実施の形態>
以下、本発明の第1の実施の形態に係る警察通報システムについて説明する。
【0051】
この警察通報システムは、聴覚障害者や言語障害者などが携帯電話を用いて110番通報を実行するものであるが、使用者はこれらの者に限定されるわけではない。また、本発明は、以下に示す実施の形態に記載された警察通報システムに限定されるものではない。
【0052】
図1を参照して、本実施の形態に係る警察通報システムは、警察の通信指令センターに設けられた通信指令センターコンピュータ100と、警察に110番通報する者が使用する携帯電話200と、通信指令センターコンピュータ100と携帯電話200との間に設置されたサーバ300とを含む。通信指令センターコンピュータ100とサーバ300とはインターネットを介して接続され、携帯電話200とサーバ300とは、同じくインターネットを介して接続される。通信指令センターコンピュータ100がサーバ300にアクセスする場合、複数のコンピュータの中から1台の通信指令センターコンピュータを特定するためのIPアドレスがサーバ300に送信される。同じく、携帯電話200がサーバ300にアクセスする場合にも、複数の携帯電話200の中から1の携帯電話200を特定するためのIPアドレスが送信される。
【0053】
通信指令センターコンピュータ100には、通信指令センターにサーバ300からデータを受信したことを示すための入電サイレンやパトライトが設けられる。また通信指令センターコンピュータ100は、通信指令台に接続されている。
【0054】
携帯電話200は、インターネット接続機能を有する携帯電話である。この携帯電話は、一般的な携帯電話であって、電話番号などを入力するためのテンキーと、液晶表示画面と、音声入力部および音声出力部を有する。また、テンキーには、各種の操作キーが設けられるとともに、テンキーを用いて、日本語を入力することができる。
【0055】
サーバ300は、インターネット接続機能を有する、ウェブサーバであって、一般的なコンピュータとそのハードウェア構成を同一にする。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
【0056】
また、携帯電話200がサーバ300にアクセスする場合には、前述のIPアドレスに加えて、携帯電話200の携帯電話番号および携帯電話200の使用者が携帯電話通信会社と契約した際の登録情報を併せてサーバ300が受信するようにしてもよい。
【0057】
図2を参照して、図1のサーバ300に記憶されるファイル構成について説明する。図2に示すように、サーバ300に記憶されるファイルには、受付カウンタファイルと受付番号ごとに対話履歴を記憶するためのフォルダとが作成される。対話履歴フォルダには、状態ファイル、指示内容ファイル、コメントファイル、基本申告ファイル、詳細申告ファイル、追加申告ファイルおよび印刷ログファイルが記憶される。
【0058】
図3を参照して、図2に示す受付カウンタファイルについて説明する。受付カウンタファイルは、受付番号を管理するカウンタを記憶する。図3に示すように、受付カウンタファイルは、カウンタ値を4桁のデータで記憶する。
【0059】
図4を参照して、図2に示す状態ファイルについて説明する。状態ファイルは、対話の状態を指定するファイルである。図4に示すように、状態ファイルは、状態フラグを1桁のデータで記憶する。状態フラグには、未処理であることを示すフラグ「0」と、処理中を示すフラグ「1」と、保留を示す「2」と、再入電を示すフラグ「3」と、終了を表わす「E」とがある。
【0060】
図5を参照して、図2に示す指示内容ファイルについて説明する。指示内容ファイルは、指令者よりの指示内容を設定するファイルである。図5に示すように、指示内容ファイルは、指令者よりの指示内容が発行された時、分、秒を6桁のデータで、指示内容を、256桁のデータで記憶する。
【0061】
図6を参照して、図2に示すコメントファイルについて説明する。コメントファイルは、指令者よりのコメントの内容が設定されたファイルである。図6に示すように、このコメントファイルは、指令者よりのコメントの内容が設定された時、分、秒を表わす6桁のデータと、コメント内容を表す256桁のデータとを記憶する。
【0062】
図7を参照して、図2に示す基本申告ファイルについて説明する。基本申告ファイルは、通報者よりの基本申告内容を設定したファイルである。図7に示すように、基本申告ファイルは、基本申告内容が設定された時、分、秒を表わす6桁のデータと、申告の種類を表わす1桁のデータと、怪我人の有無を表わす1桁のデータと、場所を表わす256桁のデータと、内容を表わす256桁のデータと、連絡先を表す20桁のデータとを含む。通報の種類には、事件を表わすフラグ「1」と事故を表わすフラグ「2」とその他を表わすフラグ「3」とがある。怪我人の有無には、怪我人がなしを表わすフラグ「0」と怪我人がありを示すフラグ「1」とがある。
【0063】
図8を参照して、図2に示す詳細申告ファイルについて説明する。詳細申告ファイルは、通報者よりの詳細申告内容を設定したファイルである。図8に示すように、詳細申告ファイルは、通報者よりの詳細申告内容が設定された時、分、秒を表わす6桁のデータと、被害者本人であるか否かを表わす1桁のデータと、目標となる建物を表わす256桁のデータとが記憶される。被害者本人を表わすデータは、通報者が被害者本人ではないことを表わすフラグ「0」と通報者が被害者本人であることを示すフラグ「1」とがある。
【0064】
図9を参照して、図2に示す追加申告ファイルについて説明する。追加申告ファイルは、通報者よりの追加申告内容が設定されるファイルである。図9に示すように、追加申告ファイルは、通報者よりの追加申告内容が設定された時、分、秒を表わす6桁のデータと、追加申告された内容を表わす256桁のデータとが記憶される。
【0065】
図10および図11を参照して、図1のサーバ300で実行されるプログラム関連図について説明する。
【0066】
図10に、入電監視から対話までのプログラム関連図を示す。サーバ300の作業用ディレクトリには、対話履歴フォルダが記憶される。通信指令センターコンピュータ100では、起動用メニューを実行するプログラム110と、入電監視メインメニューを実行するプログラム120と、個別対話メインメニューを実行するプログラム130と、個別対話入電状況取得プログラムを実行するプログラム140と、個別対話内容取得プログラムを実行するプログラム150と、印刷画面表示を実行するプログラム160とが実行される。
【0067】
起動メニュープログラム110に対応して、通信指令センターコンピュータ100のモニタには起動用メイン画面112が表示される。入電監視メインプログラム120に対応して、通信指令センターコンピュータ100のモニタには入電監視用画面122が表示される。個別対話メインプログラム130、個別対話入電状況取得プログラム140および個別対話内容取得プログラム150に対応して、通信指令センターコンピュータ100のモニタには個別対話画面132が表示される。印刷画面表示プログラム160に対応して、通信指令センターコンピュータ100のモニタには印刷用画面162が表示される。
【0068】
携帯電話200においては、共通案内画面プログラム210、処理中断画面プログラム220、問い合わせ画面(1)プログラム230、問い合わせ画面(2)プログラム240、対話画面プログラム250が実行される。
【0069】
携帯電話200において実行される共通案内画面212に対応して、携帯電話200のモニタには共通案内画面212が表示される。処理中断画面プログラム220に対応して、携帯電話200のモニタには処理中断画面222が表示される。問い合わせ画面(1)プログラム230に対応して携帯電話200のモニタには問い合わせ画面(1)232が表示される。問い合わせ画面(2)プログラム240に対応して携帯電話200のモニタには問い合わせ画面(2)242が表示される。対話画面プログラム250に対応して、携帯電話200のモニタには対話待ち画面252および対話中画面254が表示される。
【0070】
携帯電話200において問い合わせ画面(2)プログラム240が実行され携帯電話200のモニタに問い合わせ画面(2)242が表示されると、それに対応して携帯電話の使用者が基本申告内容を入力してサーバ300に送信する。サーバ300においては、対話履歴フォルダが、日時と受付番号とランダムデータとに基づいて設定される。サーバ300から通信指令センターコンピュータ100に情報がダウンロードされると、通信指令センターコンピュータ100の入電監視メインプログラム120によりそれが検知され、入電監視用画面122に入電されたことが表示される。
【0071】
図10に示すように、入電開始から対話までのプログラムは、携帯電話200からの基本申告内容の送信に伴い、フォルダが作成され、通信指令センターコンピュータ100が個別対話画面132を用いて、対話情報である指示送信をサーバ300に行ない、サーバ300が指示内容を携帯電話200に送信することにより対話型通信システムを構築している。
【0072】
図11に、対話履歴の一括削除に関するプログラム関連図を示す。通信指令センターコンピュータ100は対話履歴削除メインプログラム170と、対話履歴削除実行プログラム180とを実行する。
【0073】
対話履歴削除メインプログラム170に対応して、対話履歴削除画面が通信指令センターコンピュータ100のモニタに表示される。
【0074】
対話履歴削除実行プログラム180に対応して通信指令コンピュータ100のモニタに削除完了画面182が表示される。通信指令センターコンピュータ100においては、対話履歴削除メインプログラム170が実行され対話履歴削除画面172が通信指令センターコンピュータ100のモニタに表示されている場合において、対話履歴の削除が指示されると対話履歴削除実行プログラム180が実行され、サーバ300に削除実行コマンドが送信される。
【0075】
サーバ300においては、対話履歴フォルダごと削除する。削除が完了するとサーバ300から削除完了フラグが通信指令センターコンピュータ100に送信され、対話履歴削除実行プログラム180により通信指令センターコンピュータ100のモニタに削除完了画面182が表示される。
【0076】
図12〜図14を参照して、サーバ300で実行されるプログラムの制御構造について説明する。
【0077】
図12を参照して、サーバ300で実行される起動時のプログラムの制御構造について説明する。
【0078】
サーバ300において、通信指令センターコンピュータ100がブラウザを起動させて、起動用メニュー画面のアドレスが入力されるとブラウザ初期画面が表示されユーザID、パスワードのチェックが実行されユーザIDおよびパスワードがサーバ300に送信される。
【0079】
サーバ300は、ステップ(以下、ステップをSと略す。)300にて、アクセスの可否を判断する。S300にてアクセスが可能であると判断すると、S302にて、サーバ300は通信指令センターコンピュータ100にデータを送信する。
【0080】
サーバ300からデータを受信した通信指令センターコンピュータ100は、起動用メイン画面112をモニタに表示する。その後、起動用メイン画面112から入電監視用画面122および対話履歴削除画面172へと、サーバ300で実行されるプログラムの制御構造に基づいてモニタに表示される画面が遷移する。
【0081】
図13を参照して、サーバ300で実行される入電開始から対話までのプログラムの制御構造について説明する。
【0082】
サーバ300は、S310にて、通信指令センターコンピュータ100または携帯電話200からの受信を受付ける。このとき、携帯電話200から基本申告データが送信され、通信指令センターコンピュータ100から入電チェックのためのオートリロードが10秒ごとに送信される。
【0083】
S310にて、携帯電話200から基本申告情報を受信すると、サーバ300は携帯電話200に受付したことを表わす受付け情報を返信する。そのような状態で通信指令センターコンピュータ100から入電チェックのためのオートリロードが送信されると、サーバ300は、入電があることを示すデータを通信指令センターコンピュータ100に送信する。通信指令センターコンピュータ100では入電監視用画面122に、入電があったことを示す情報が表示される。
【0084】
サーバ300においては、S312にて、指示待ちの状態となる。この状態で、携帯電話200から問い合わせ画面(2)242に対応した詳細内容が送信されると、その情報が対話履歴フォルダの詳細申告ファイルに記憶される。詳細申告ファイルに記憶されたデータは、10秒ごとにオートリロードされる通信指令センターコンピュータ100にダウンロードされる。通信指令センターコンピュータ100においては個別対話画面132により、携帯電話200においては対話処理画面254により携帯電話200から申告された情報に対する通信指令センターコンピュータ100から入力された指示が返信されることによりs314の対話が実行される。このように、携帯電話200からの申告内容と通信指令センターコンピュータ100からの指示内容とが、交互にサーバ300に送信され、対話が実現される。
【0085】
図14を参照して、サーバ300で実行される対話履歴削除に関するプログラムの制御構造について説明する。
【0086】
通信指令センターコンピュータ100において対話履歴削除画面172が表示されている場合において、印刷要求を行なうと通信指令センターコンピュータ100のモニタに印刷用画面が表示され、印刷要求を行なうと画面内容のハードコピーが出力される。対話履歴削除画面172において削除要求をサーバ300に対して実行すると、サーバ300はS320にて対話履歴フォルダの一括削除を実行する。このとき、削除の対象となるフォルダは状態フラグがフラグ「E」に限定される。それ以外のフラグの場合には、対話履歴フォルダが削除されることがなく、たとえば携帯電話200からの追加申告データの送信をサーバ300が検知すると、削除されていない対話履歴フォルダの追加申告ファイルにその内容を記憶するとともに、通信指令センターコンピュータ100のリロードのタイミングでデータを通信指令センターコンピュータ100に送信する。
【0087】
図15に、通信指令センターコンピュータ100のモニタに表示される起動用メニュー画面110を示す。図15に示すように、起動メニュー画面110には、入電監視用画面を開くか、このシステムを終了させるかのいずれかを選択することが可能である。
【0088】
図16に、通信指令センターコンピュータ100のモニタに表示される入電監視用画面122を示す。入電があった場合には、図16の上段に示すように入電されている情報が状態フラグの内容とともに表示される。また、図17に、通信指令センターコンピュータ100のモニタに表示される入電監視用画面であって入電がない場合の画面を示す。図17に示すように、入電状況として、すべての状態フラグに対して0であることが表示されている。
【0089】
図16および図17に示す入電監視用画面においては、最新情報を表示するために、サーバ300にリロード要求をかけることができる。また、対話履歴削除用画面を開くことができる。
【0090】
図18に、通信指令センターコンピュータ100のモニタに表示される個別対話画面であって、個別対話画面を開いた直後の状態を示す。図18に示すように、入電された情報の内容が表示される。図18は画面を開いた直後の状態であるため、基本申告ファイル(図7)に記憶された申告内容が表示される。このとき、まだ指示内容が入力されていないため、その内容は空白である。図19に、図18の状態から対話が進んだ状態を示す。図19に示すように対話の内容が表示される。図19の対話表示ウィンドウに示されるように、指示と申告とが繰返して表示される。
【0091】
図20に、通信指令センターコンピュータ100のモニタに表示される印刷用画面について説明する。図20に示すように印刷用画面162は、基本申告内容と対話内容とが表示される。印刷ボタンを押すことにより、この画面のハードコピーがプリンタから出力される。
【0092】
図21に、通信指令センターコンピュータ100のモニタに表示される履歴削除用画面であって削除対象データが存在する場合の画面を示す。状態フラグがすべて終了である対話履歴フォルダの一覧が表示されるとともに、一括削除を要求するボタンが表示される。また、対話履歴フォルダごとに印刷要求を行なうボタンも表示される。
【0093】
図22に、通信指令センターコンピュータ100のモニタに表示される対話完了時の画面182を示す。対話データの削除がサーバ300で実行されると、対話データの削除が終ったことを示す画面が表示される。
【0094】
なお、削除対象の対話履歴フォルダが存在しない場合には、図23に示す画面183が表示される。
【0095】
図24に、エラー表示画面199を表示する。図24に示すようにエラー画面にはエラー内容、エラー詳細などが表示される。また印刷ボタンを押すことによりこの画面のハードコピーを出力させることができる。
【0096】
図25に、携帯電話200のモニタに表示される共通案内画面212を示す。図25に示すように、携帯電話200が携帯電話200の有するインターネット接続機能を用いてサーバ300を特定するURLに接続することにより、この共通案内画面212が携帯電話200のモニタに表示される。図25に示すように、携帯電話200のモニタには、対話形式の質問が表示される。
【0097】
図26に、携帯電話200のモニタに表示される処理中断画面222を表示する。携帯電話200の使用者が、申告情報の入力を途中で中断した場合などにこの処理中断画面222が表示される。
【0098】
図26に、携帯電話200のモニタに表示される問い合わせ画面(1)232を示す。図27に示すように、問い合わせ画面(1)232は、たとえば、「事件ですか?事故ですか?」などのように、回答を容易に選択できる形式の質問が表示される。問い合わせ画面(1)232の最下段に設けられた送信ボタンを押すことにより、携帯電話200からサーバ300にデータが送信される。
【0099】
図28に、携帯電話200のモニタに表示される問い合わせ画面(2)242を表示する。図28に示すように、問い合わせ画面(2)242には、通報を受付けた旨の表示が行なわれる。さらに、被害に遭われた人を特定するための情報を取得するために、質問が表示される。この質問も複数の回答の中から1の回答を選択する形式で行なわれる。
【0100】
図29に対話処理画面(1)252を示す。図29に示すように、通信指令センターコンピュータ100からの応答を受信するためには、「更新/返答」ボタンを定期的に押す必要がある。これにより新たな文字データが通信指令センターコンピュータからサーバ300に送信されている場合には、そのデータを含めてリロードすることにより、新しい指示内容をダウンロードさせることができる。
【0101】
図30に、携帯電話200のモニタに表示される対話処理画面(2)254を示す。通信指令センターからの質問内容に回答するような形式の表示が行なわれる。
【0102】
図31および図32に、携帯電話200のモニタに表示されるエラー画面299を示す。図31および図32に示すように、通信障害が発生することによるエラーの発生や、通報タイムが既に終了していたり再開不能になっていることにより対話が不可能になっていることなどが表示される。
【0103】
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態に係る警察通報システムの動作について説明する。
【0104】
携帯電話200のユーザが、携帯電話200が有するインターネット接続機能を用いて、特定のURLに接続することにより、図25に示す共通案内画面212が携帯電話200のモニタに表示される。図25に示す画面が表示されている携帯電話200において、送信ボタンを押すと図27に示す問い合わせ画面(1)232が携帯電話200のモニタに表示される。携帯電話200を用いて、通報内容を質問に答える形式で入力して、図27に示す問い合わせ画面(1)232の送信ボタンを押すと、サーバ300に文字データが送信され、サーバ300の対話履歴フォルダに所定のデータが記憶される。
【0105】
通信指令センターコンピュータ100が10秒ごとにリロード要求をかけると、新たな対話履歴フォルダが作成されていると、図16に示すように入電があることを示す情報が表示される。図16に示す画面が通信指令センターコンピュータ100に表示されている場合において、図16に示す対話実行ボタンを押すと図18に示す個別対話画面132が通信指令センターコンピュータ100のモニタに表示される。図18に示す個別対話画面132の情報に表示された申告内容に基づいて、指示内容が入力され指示送信ボタンを押すと通信指令センターコンピュータ100からサーバ300に指示を表わす文字データが送信される。
【0106】
携帯電話200のユーザが図29に示す「更新/返答」ボタンを押すと、携帯電話200からサーバ300に対してデータの要求が送信され、対話履歴フォルダに入力された指示の内容が携帯電話にリロードされる。携帯電話200においては図30に示す対話処理画面(2)254が表示され、通信指令センターコンピュータ100で入力された指示内容が表示される。さらに、その指示内容に応答して携帯電話200のユーザが情報を入力して「更新/返答」ボタンを押すと、携帯電話200からサーバ300にその情報が送信され、対話履歴フォルダに記憶される。
【0107】
通信指令センターコンピュータ100は10秒ごとにリロードを要求するため、そのリロード時に新たな情報を取得すると図19に示すような対話中の状態を表わす画面133が表示される。図19に示す画面が表示されている場合においてさらに指示が入力され、サーバ300を経由して携帯電話にその指示が送信され、その指示に対応して携帯電話200のユーザがその指示に対する返答を行なう。
【0108】
以上のようにして、このような動作を繰返して実行することにより、対話性と即時性を有する警察通報システムを実現することができる。また、このような動作を繰返して実行することにより作成された秘匿性の高い通信ログはフォルダごと削除することができるので、サーバ装置へのハッキングに対して、通信ログの漏洩等を防止することができる。
【0109】
<第2の実施の形態>
以下、本発明の第2の実施の形態に係る警察通報システムについて説明する。なお、本実施の形態は、図33に示すシステムの全体構成図を用いて説明する。全体のハードウェア構成や対話形式を実現するための方法は前述の第1の実施の形態のシステムと同じであるため、ここでの詳細な説明は繰返さない。
【0110】
本実施の形態に係る警察通報システムは、前述の第1の実施の形態に係る警察通報システムの構成に加えて、通信指令センターコンピュータ100から消防署コンピュータに情報を転送する機能を有する。すなわち、通信指令センターコンピュータ100で入電を検知し、怪我人がある場合には、通信指令センターコンピュータ100の「119番転送」ボタンを押すことにより、サーバ300を介して接続された消防署のコンピュータに基本申告ファイルに記憶された基本申告内容などが転送される。消防署コンピュータにおいては、サーバ300から情報が入電されると、基本申告内容が消防署コンピュータのモニタに表示され、その態様が入力されることになる。
【0111】
以上のようにして、本実施の形態に係る警察通報システムによると、携帯電話を用いて、警察の通信指令センターコンピュータに通報するだけで、怪我人が発生している場合などにおいては、消防署に基本申告情報が転送され救急車の出動を要請させることができる。なお、本実施の形態に係る警察通報システムの転送先は消防署としたが、これに限定されるものではない。たとえば救急センターなどの病院や、県市町村ごとに設けられた防災センターなどであってもよい。
【0112】
<第3の実施の形態>
以下、本発明の第3の実施の形態に係る警察通報システムについて説明する。本実施の形態においても、前述の第2の実施の形態と同様、図34に示すシステム全体構成図を用いて説明する。本実施の形態に係る警察通報システムは、たとえば、携帯電話200に内蔵されたGPS(Global Positioning System)機能により、携帯電話200が位置データをサーバ300に送信する。サーバ300は、受信した位置情報に基づいて、通信指令地図表示システムに位置データを転送し、携帯電話200がある地図を表示させる。通信指令システムのオペレータにより表示された地図に基づいて、事故現場などへの誘導が実行される。なお、通信指令システムのオペレータによる誘導ではなく、警察の緊急車両に地図情報を転送するようにしてもよい。
【0113】
また、図34に示す位置データの代わりに携帯電話200に搭載されたデジタルカメラ機能を用いて、静止画像や動画データを位置データの代わりに転送し、通信指令センターコンピュータ100を介して緊急車両にそのような静止画像や動画像データを転送するようにしてもよい。
【0114】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る警察通報システムの全体構成図である。
【図2】 図1のサーバに記憶されるファイル構成図である。
【図3】 受付カウンタファイルの構成を示す図である。
【図4】 状態ファイルの構成を示す図である。
【図5】 指示内容ファイルの構成を示す図である。
【図6】 コメントファイルの構成を示す図である。
【図7】 基本申告ファイルの構成を示す図である。
【図8】 詳細申告ファイルの構成を示す図である。
【図9】 追加申告ファイルの構成を示す図である。
【図10】 図1のサーバで実行されるプログラム関連図(その1)である。
【図11】 図1のサーバで実行されるプログラム関連図(その2)である。
【図12】 図1のサーバで実行されるプログラムの制御構造を(その1)を示す図である。
【図13】 図1のサーバで実行されるプログラムの制御構造を示す図(その2)である。
【図14】 図1のサーバで実行されるプログラムの制御構造を示す図(その3)である。
【図15】 図1の通信指令センターコンピュータに表示される画面例(その1)を示す図である。
【図16】 図1の通信指令センターコンピュータに表示される画面例(その2)を示す図である。
【図17】 図1の通信指令センターコンピュータに表示される画面例(その3)を示す図である。
【図18】 図1の通信指令センターコンピュータに表示される画面例(その4)を示す図である。
【図19】 図1の通信指令センターコンピュータに表示される画面例(その5)を示す図である。
【図20】 図1の通信指令センターコンピュータに表示される画面例(その6)を示す図である。
【図21】 図1の通信指令センターコンピュータに表示される画面例(その7)を示す図である。
【図22】 図1の通信指令センターコンピュータに表示される画面例(その8)を示す図である。
【図23】 図1の通信指令センターコンピュータに表示される画面例(その9)を示す図である。
【図24】 図1の通信指令センターコンピュータに表示される画面例(その10)を示す図である。
【図25】 図1の携帯電話に表示される画面例(その1)を示す図である。
【図26】 図1の携帯電話に表示される画面例(その2)を示す図である。
【図27】 図1の携帯電話に表示される画面例(その3)を示す図である。
【図28】 図1の携帯電話に表示される画面例(その4)を示す図である。
【図29】 図1の携帯電話に表示される画面例(その5)を示す図である。
【図30】 図1の携帯電話に表示される画面例(その6)を示す図である。
【図31】 図1の携帯電話に表示される画面例(その7)を示す図である。
【図32】 図1の携帯電話に表示される画面例(その8)を示す図である。
【図33】 本発明の第2の実施の形態に係る警察通報システムの全体構成図である。
【図34】 本発明の第3の実施の形態に係る警察通報システムの全体構成図である。
【符号の説明】
100 通信指令センターコンピュータ、200 携帯電話、300 サーバ。

Claims (19)

  1. 携帯端末と、前記携帯端末と通信するコンピュータと、前記携帯端末と前記コンピュータとの間に設けられたサーバ装置とを含む対話型通報システムであって、
    前記携帯端末は、
    前記サーバ装置とデータ通信するための通信手段と、
    前記サーバ装置に送信する文字データを入力するための入力手段と、
    前記サーバ装置から受信した文字データを出力するための出力手段とを含み、
    前記コンピュータは、
    前記サーバ装置とデータ通信するための通信手段と、
    前記サーバ装置に送信する文字データを入力するための入力手段と、
    前記サーバ装置から受信した文字データを出力するための出力手段とを含み、
    前記サーバ装置は、
    前記携帯端末および前記コンピュータとデータ通信するための通信手段と、
    前記コンピュータの通信相手の携帯端末を識別するための識別手段と、
    前記コンピュータの識別情報と前記携帯端末の識別情報とに基づいて、1の携帯端末と1のコンピュータとの1対1通信を設定するための設定手段と、
    前記設定手段により設定された前記1の携帯端末と前記1のコンピュータとの間で、文字データを通信するように、前記通信手段を制御するための制御手段とを含み、
    前記サーバ装置は、
    前記携帯端末と前記コンピュータとの間で実行された1対1通信の通信ログを通信フォルダに記録するための記録手段と、
    前記コンピュータからの対話終了指示に基づいて、通信フォルダに対して終了フラグをセットするための状態フラグ設定手段と、
    前記携帯端末の通信再要求に応答して、前記終了フラグがセットされていない通信フォルダに追加申告データを追加して記録するための追加申告処理手段と
    前記コンピュータからの削除要求に応答して、前記終了フラグがセットされた通信フォルダを削除するための削除手段とをさらに含む、対話型通報システム。
  2. 携帯端末と、前記携帯端末と通信するコンピュータと、前記携帯端末と前記コンピュータとの間に設けられたサーバ装置とを含む対話型通報システムであって、前記携帯端末は警察へ緊急通報する通報者により操作され、前記コンピュータは警察への緊急電話の受信者により操作され、
    前記携帯端末は、
    前記サーバ装置とデータ通信するための通信手段と、
    前記サーバ装置に送信する、前記緊急通報に関する文字データを入力するための入力手段と、
    前記サーバ装置から受信した文字データであって、前記緊急通報に応答する文字データを出力するための出力手段とを含み、
    前記コンピュータは、
    前記サーバ装置とデータ通信するための通信手段と、
    前記サーバ装置から受信した、前記通報者により入力された緊急通報に関する文字データを出力するための出力手段と、
    前記サーバ装置に送信する、前記出力手段に出力された緊急通報に応答する文字データを入力するための入力手段とを含み、
    前記サーバ装置は、
    前記携帯端末および前記コンピュータとデータ通信するための通信手段と、
    前記コンピュータの通信相手の携帯端末を識別するための識別手段と、
    前記コンピュータの識別情報と前記携帯端末の識別情報とに基づいて、1の携帯端末と1のコンピュータとの1対1通信を設定するための設定手段と、
    前記設定手段により設定された前記1の携帯端末と前記1のコンピュータとの間で、文字データを通信するように、前記通信手段を制御するための制御手段とを含み、
    前記サーバ装置は、
    前記携帯端末と前記コンピュータとの間で実行された1対1通信の通信ログを通信フォルダに記録するための記録手段と、
    前記コンピュータからの対話終了指示に基づいて、通信フォルダに対して終了フラグをセットするための状態フラグ設定手段と、
    前記携帯端末の通信再要求に応答して、前記終了フラグがセットされていない通信フォルダに追加申告データを追加して記録するための追加申告処理手段と
    前記コンピュータからの削除要求に応答して、前記終了フラグがセットされた通信フォルダを削除するための削除手段とをさらに含む、対話型通報システム。
  3. 前記制御手段は、前記1の携帯端末と前記1のコンピュータとが交互に文字データを通信するように、前記通信手段を制御するための手段を含む、請求項1または2に記載の対話型通報システム。
  4. 前記携帯端末は、前記サーバ装置から受信した文字データを出力するための出力手段をさらに含み、前記携帯端末の入力手段は、前記出力手段により出力された文字データにより表現される質問に対応させて、前記サーバ装置に送信する文字データを入力するための手段を含む、請求項1〜3のいずれかに記載の対話型通報システム。
  5. 前記サーバ装置の通信手段は、前記コンピュータとの通信相手の携帯端末が存在する位置を表わす位置データを受信して、前記受信した位置データを前記コンピュータに送信するための手段を含み、
    前記コンピュータは、
    地図情報を記憶するための記憶手段と、
    前記サーバ装置から受信した位置データに対応する地図情報を前記記憶手段から読み出して表示するための表示手段とをさらに含む、請求項2に記載の対話型通報システム。
  6. 前記コンピュータは、前記サーバ装置から受信した位置データに対応する地図情報を緊急車両に送信するための送信手段をさらに含む、請求項5に記載の対話型通報システム。
  7. 前記サーバ装置の通信手段は、前記コンピュータとの通信相手の携帯端末から画像データを受信して、前記受信した画像データを前記コンピュータに送信するための手段を含み、
    前記コンピュータは、
    前記サーバ装置から受信した画像データを表示するための表示手段をさらに含む、請求項2に記載の対話型通報システム。
  8. 前記コンピュータは、前記サーバ装置から受信した画像データを緊急車両に送信するための送信手段をさらに含む、請求項7に記載の対話型通報システム。
  9. 前記サーバ装置の通信手段は、前記コンピュータとの通信相手の携帯端末から緊急関連データを受信して、前記受信した緊急関連データを前記コンピュータに送信するための手段を含み、
    前記コンピュータは、
    前記サーバ装置から受信した緊急関連データを、前記緊急関連データを必要とする他のコンピュータに転送するための転送手段をさらに含む、請求項2に記載の対話型通報システム。
  10. 前記緊急関連データは消防への緊急通報を要求するデータであって、
    前記転送手段は、前記緊急関連データを前記消防への緊急電話の受信者が操作するコンピュータに転送するための手段を含む、請求項9に記載の対話型通報システム。
  11. 携帯端末と、前記携帯端末と通信するコンピュータと、前記携帯端末と前記コンピュータとの間に設けられたサーバ装置とを含む対話型通報システムに用いられるサーバ装置であって、前記携帯端末においては、前記サーバ装置に送信する文字データが入力されるとともに前記サーバ装置から受信した文字データが出力され、前記コンピュータにおいては、前記サーバ装置に送信する文字データが入力されるとともに前記サーバ装置から受信した文字データが出力され、
    前記サーバ装置は、
    前記携帯端末および前記コンピュータと文字データを通信するための通信手段と、
    前記コンピュータの通信相手の携帯端末を識別するための識別手段と、
    前記コンピュータの識別情報と前記携帯端末の識別情報とに基づいて、1の携帯端末と1のコンピュータとの1対1通信を設定するための設定手段と、
    前記設定手段により設定された前記1の携帯端末と前記1のコンピュータとの間で、文字データを通信するように、前記通信手段を制御するための制御手段とを含み、
    前記サーバ装置は、
    前記携帯端末と前記コンピュータとの間で実行された1対1通信の通信ログを通信フォルダに記録するための記録手段と、
    前記コンピュータからの対話終了指示に基づいて、通信フォルダに対して終了フラグをセットするための状態フラグ設定手段と、
    前記携帯端末の通信再要求に応答して、前記終了フラグがセットされていない通信フォルダに追加申告データを追加して記録するための追加申告処理手段と
    前記コンピュータからの削除要求に応答して、前記終了フラグがセットされた通信フォルダを削除するための削除手段とをさらに含む、サーバ装置。
  12. 携帯端末と、前記携帯端末と通信するコンピュータと、前記携帯端末と前記コンピュータとの間に設けられたサーバ装置とを含む対話型通報システムに用いられるサーバ装置であって、前記携帯端末は警察へ緊急通報する通報者により操作され、前記コンピュータは警察への緊急電話の受信者により操作され、前記携帯端末においては、前記サーバ装置に送信する緊急通報に関する文字データが入力されるとともに前記サーバ装置から受信した前記緊急通報に応答する文字データが出力され、前記コンピュータにおいては、前記サーバ装置から受信した前記通報者により入力された緊急通報に関する文字データが出力されるとともに、前記サーバ装置に送信する前記出力された緊急通報に応答する文字データが入力され、
    前記サーバ装置は、
    前記携帯端末および前記コンピュータと文字データを通信するための通信手段と、
    前記コンピュータの通信相手の携帯端末を識別するための識別手段と、
    前記コンピュータの識別情報と前記携帯端末の識別情報とに基づいて、1の携帯端末と1のコンピュータとの1対1通信を設定するための設定手段と、
    前記設定手段により設定された前記1の携帯端末と前記1のコンピュータとの間で、文字データを通信するように、前記通信手段を制御するための制御手段とを含み、
    前記サーバ装置は、
    前記携帯端末と前記コンピュータとの間で実行された1対1通信の通信ログを通信フォルダに記録するための記録手段と、
    前記コンピュータからの対話終了指示に基づいて、通信フォルダに対して終了フラグをセットするための状態フラグ設定手段と、
    前記携帯端末の通信再要求に応答して、前記終了フラグがセットされていない通信フォルダに追加申告データを追加して記録するための追加申告処理手段と
    前記コンピュータからの削除要求に応答して、前記終了フラグがセットされた通信フォルダを削除するための削除手段とをさらに含む、サーバ装置。
  13. 前記制御手段は、前記1の携帯端末と前記1のコンピュータとが交互に文字データを通信するように、前記通信手段を制御するための手段を含む、請求項11または12に記載のサーバ装置。
  14. 前記サーバ装置の通信手段は、前記携帯端末において出力される質問を表わす文字データを前記携帯端末に送信するための手段を含み、前記携帯端末においては、前記質問に対応させて、前記サーバ装置に送信する文字データが入力される、請求項11〜13のいずれかに記載のサーバ装置。
  15. 前記サーバ装置の通信手段は、前記携帯端末において出力される質問を表わす文字データと、前記質問に対する複数の回答を表わす文字データと、前記複数の回答から1の回答を選択するための文字データとを前記携帯端末に送信するための手段を含み、前記携帯端末においては、前記質問に対応させて、前記サーバ装置に送信する回答データが選択される、請求項11〜13のいずれかに記載のサーバ装置。
  16. 前記携帯端末はインターネットへ接続する機能を有し、前記サーバ装置は、ウェブサーバであって、
    前記サーバ装置の通信手段は、前記インターネットを介して前記携帯端末からの接続要求を検知すると、前記質問を表わす文字データを前記携帯端末に送信するための手段を含む、請求項14に記載のサーバ装置。
  17. 前記携帯端末および前記コンピュータはインターネットへ接続する機能を有し、前記サーバ装置は、ウェブサーバであって、
    前記サーバ装置の通信手段は、前記インターネットを介して前記携帯端末からの接続要求を検知すると、前記質問を表わす文字データを前記携帯端末に送信するための手段と、前記インターネットを介して前記コンピュータからの接続要求を検知すると、前記携帯端末から受信した文字データを前記コンピュータに送信するための手段とを含む、請求項14に記載のサーバ装置。
  18. 前記携帯端末は携帯電話であって、
    前記サーバ装置の通信手段は、前記コンピュータの通信相手の携帯電話の電話番号データを受信して、前記電話番号データを前記コンピュータに送信するための手段とを含む、請求項11〜13のいずれかに記載のサーバ装置。
  19. 前記携帯端末は携帯電話であって、
    前記サーバ装置の通信手段は、前記コンピュータの通信相手の携帯電話を操作する者に関連する個人データを受信して、前記個人データを前記コンピュータに送信するための手段とを含む、請求項11〜13のいずれかに記載のサーバ装置。
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