JP3698124B2 - 実装装置、実装方法及び液晶表示素子の製造方法 - Google Patents

実装装置、実装方法及び液晶表示素子の製造方法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、実装方法、及び液晶表示素子の製造方法に係り、例えば、液晶ディスプレイの入力端子に、TAB(Tape Automated Bonding)やICの端子を電気的に接続する場合等、ファインピッチの端子同士の接続に利用される異方導電性接着剤を用いて各電子部品を圧着して実装する実装方法に関する。
【0002】
【背景技術】
液晶ディスプレイの電極ガラス上に設けられた入力端子とTABの端子(バンプ)との接続のように、半導体デバイス等の電子部品同士の接続、特にファインピッチの端子間の接続には異方導電性接着剤が用いられる。
【0003】
この異方導電性接着剤を用いた接着は、各電子部品間に異方導電性接着剤を仮接着した後、電子部品同士を圧着ヘッドで圧着して行われる。
【0004】
この際、異方導電性接着剤の一部は、電子部品間からはみ出して圧着ヘッドに付着してしまうため、電子部品と圧着ヘッドとの間に保護テープを介在させて接着剤がヘッドに付着することを防止していた(特開平6−295940号公報参照)。
【0005】
すなわち、図3(A)に示すように、電極ガラス11の上に液晶ドライバIC12を直接取り付けたCOG(Chip On Glass )タイプの液晶表示素子10を製造する場合、ガラス11上に異方導電性接着剤を介してIC12を仮止めし、下ヘッド3上に配置する。
【0006】
そして、下ヘッド3の上方に対向配置された圧着ヘッド4と、液晶表示素子10との間に、保護テープ5を配置する。この保護テープ5は、図示しない両端がそれぞれ巻き出しリールおよび巻き取りリールに接続されて一定寸法毎に送り出されるように構成されるとともに、ガイドローラ6でガイドされている。
【0007】
そして、図3(B)に示すように、圧着ヘッド4を下方(液晶表示素子10側)に移動し、保護テープ5を介してIC12に圧着させる。この際、ガラス11およびIC12間から異方導電性接着剤が押し出されても、その接着剤は保護テープ5に遮られ、圧着ヘッド4には付着しない。
【0008】
そして、所定時間の圧着が終了すれば、圧着ヘッド4を上方に戻し、保護テープ5を一定量送り出して新たなテープ5がガイドローラ6間に配置された状態にする。以上の手順を繰り返してガラス11とIC12との実装作業を行っていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の装置では、圧着ヘッド4のみが移動し、ガイドローラ6は移動しないため、移動した圧着ヘッド4で保護テープ5が付勢されて保護テープ5により大きなテンション(張力)が加わってしまうとともに、保護テープ5が圧着ヘッド4の端縁で傷ついてしまうという問題があった。
【0010】
このため、保護テープ5に加わるテンションが大きくなり、IC12に保護テープ5を圧着した際に、そのテンションによってIC12の位置がずれてしまうという問題があった。また、保護テープ5が傷つくことなどで保護テープ5に加わるテンションの大きさが一定せず、圧着ヘッド3が保護テープ5を介してIC12を圧着した際に、保護テープ5の圧着面の平坦度や平行度に誤差が生じてしまうという問題があった。特に、異方導電性接着剤では、圧着面の平坦度や平行度に誤差が生じると、均一な接着ができなくなり、接着力や導通の信頼性が低下してしまうという問題があった。
【0011】
本発明の目的は、保護テープに圧着ヘッドによるテンションが加わらずに電子部品の実装を行うことができる実装方法、及び液晶表示素子の製造方法を実現することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
係る課題を解決するために本発明の実装装置は、電子部品を保護テープを介して圧着ヘッドで実装する実装装置であって、前記電子部品に向かって進退移動可能に構成されて前記電子部品を圧着する圧着ヘッドと、前記圧着ヘッドと前記電子部品との間に配置される保護テープの一端が接続される巻き出し手段と、前記保護テープの他端が接続される巻き取り手段と、前記圧着ヘッドを挟んで少なくとも一対配置されて前記保護テープをガイドするテープガイドとを備え、前記テープガイドは、前記圧着ヘッドとは独立して電子部品側に向かって進退移動可能に構成されていることを特徴とする。
このような本発明においては、テープガイドが電子部品側に向かって圧着ヘッドと独立して進退移動可能に構成されているので、圧着ヘッドの移動の前に、テープガイドを移動させて保護テープを、電子部品の圧着ヘッドが圧着される被圧着面に接触させることができる。このため、保護テープが圧着ヘッドで付勢されてテンションが加わる或いは、傷が付くことを防止でき、保護テープのテンションを所定の大きさにコントロールでき、電子部品の位置ずれを防止できるとともに、異方導電性接着剤を均一に圧着できて接着力や導通の信頼性を確保できる。
【0013】
また本発明の実装装置は、前記テープガイドが、前記電子部品側に近づくとともに前記テープガイド同士も近づくように移動することが望ましい。
このような構成により保護テープの長さが変わらないように、当該保護テープのテンションをコントロールできるので該保護テープの傷防止や電子部品の位置ずれ防止に有効である。
また本発明の実装装置は、前記電子部品は、液晶表示装置に実装されるTAB或いはICであることが望ましい。
【0014】
前記課題を解決するために本発明の実装方法は、電子部品を保護テープを介して圧着ヘッドにより圧着する実装方法において、前記保護テープを移動させる工程と、前記圧着ヘッドにより前記電子部品を圧着する工程と、を具備し、前記保護テープは、その一方側が巻き出し手段により巻き出され、他方側が巻き取り手段により巻き取られるよう構成され、且つ前記保護テープはテープガイドによりガイドされるよう構成されてなり、
前記保護テープを移動させる工程において、前記テープガイドを前記圧着ヘッドとは独立して前記電子部品側に移動させることを特徴とする。
また本発明の実装方法は、前記保護テープを移動させる工程において、前記巻き出し手段及び前記巻き取り手段を前記テープガイドと一体に移動させることが望ましい。
また本発明は実装方法は、前記テープガイドを、前記保護テープの送り方向で前記電子部品を挟んで少なくとも一対配置し、前記保護テープを移動する工程において、前記テープガイドを、前記電子部品側に近づけるとともに、前記テープガイド同士も近づくように移動させることが望ましい。
また本発明の実装方法は、前記テープガイドを、前記圧着ヘッドが前記電子部品を圧着する前に前記電子部品側へ移動させることが更に望ましい。
【0015】
このような本発明に実装方法おいては、テープガイドが電子部品側に向かって圧着ヘッドと独立して移動させるので、圧着ヘッドの移動の前に、テープガイドを移動させて保護テープを、電子部品の圧着ヘッドが圧着される被圧着面に接触させることができる。このため、保護テープが圧着ヘッドで付勢されてテンションが加わる或いは、傷が付くことを防止でき、保護テープのテンションを所定の大きさにコントロールでき、電子部品の位置ずれを防止できるとともに、異方導電性接着剤を均一に圧着できて接着力や導通の信頼性を確保できる。
【0016】
前記課題を解決するために本発明の液晶表示素子の製造方法は、TABテープ又はICを、保護テープを介して圧着ヘッドによりガラスに圧着する液晶表示素子の製造方法において 前記保護テープを移動させる工程と、前記圧着ヘッドにより前記TABテープ又はICを前記ガラスに圧着する工程と、を具備し、前記保護テープは、その一方側が巻き出し手段により巻き出され、他方側が巻き取り手段により巻き取られるよう構成され、且つ前記保護テープはテープガイドによりガイドされるよう構成されてなり、
前記保護テープを移動する工程において、前記テープガイドを前記圧着ヘッドとは独立して前記TAB又はIC側へ移動させることを特徴とする。
また本発明の液晶表示素子の製造方法は、前記保護テープを移動させる工程において、前記巻き出し手段及び前記巻き取り手段を前記テープガイドと一体に移動させることが望ましい。
また本発明の液晶表示素子の製造方法は、前記テープガイドを、前記保護テープの送り方向で前記前記TAB又はICを挟んで少なくとも一対配置し、前記保護テープを移動する工程においては、前記テープガイドを、前記TAB又はIC側へ近づけるとともに、前記テープガイド同士も近づくように移動させることが望ましい。
また本発明の液晶表示素子の製造方法は、前記テープガイドを、前記圧着ヘッドが前記前記TAB又はIC側を圧着する前に前記TAB又はIC側へ移動させることが更に望ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0018】
図1には、本実施形態の実装装置1が示されている。実装装置1は、電子部品である液晶表示素子10の電極ガラス11が載置される支持台2と、この支持台2に隣接して配置された下ヘッド3と、下ヘッド3の上方に対向配置されて下ヘッド3に向かって上下移動可能に構成された圧着ヘッド(上ヘッド)4とを備えている。
【0019】
支持台2は、各ヘッド3,4間から取り外し可能に構成され、液晶表示素子10を他の場所で支持台2に着脱できるようにされている。さらに支持台2は、複数台用意されており、一方の支持台2が各ヘッド3,4間に配置されて圧着工程を行っている際に、他の支持台2に液晶表示素子10を着脱できるようにされている。また、圧着ヘッド4には、ヘッド4を所定温度に加熱するヒータが内蔵されている。
【0020】
実装装置1には、テフロンテープやポリイミドテープからなる保護テープ5の一端が接続された巻き出し手段である巻き出しリール21と、他端が接続された巻き取りリール22とが設けられている。この巻き取りリール22には巻き取り用モータ23が接続されており、これらのリール22およびモータ23によって巻き取り手段が構成されている。
【0021】
各リール21,22の下方には、それぞれ保護テープ5をガイドするテープガイドであるガイドローラ24,25が設けられている。ガイドローラ24,25は、それぞれ連結棒26を介して各リール21,22に接続されている。そして、各リール21,22およびガイドローラ24,25は、それぞれ一体となって図示しない昇降装置によって上下移動可能に構成されている。
【0022】
次に、このような実装装置1を用いた液晶表示素子10の実装方法について説明する。
【0023】
まず、電極ガラス11上に異方導電性接着剤を介してIC12を仮止めし、支持台2に取り付ける。そして、支持台2を各ヘッド3に隣接配置し、図2(A)に示すように、電極ガラス11、IC12を各ヘッド3,4間に配置する。また、モータ23を作動させて保護テープ5を一定量送り出し、ガイドローラ24,25間に保護テープ5の使用されていない新しい部分を配置しておく。
【0024】
次に、図2(B)に示すように、ガイドローラ24,25および各リール21,22を電極ガラス11側つまり下方に移動させ、ガイドローラ24,25間の保護テープ5をIC12に接触する位置に配置する。
【0025】
その後、図2(C)に示すように、圧着ヘッド4を電極ガラス11側に移動し、保護テープ5を介してIC12を圧着し、電極ガラス11およびIC12を異方導電性接着剤で接着する。この際、電極ガラス11およびIC12間から異方導電性接着剤がはみ出した場合でも、その接着剤は保護テープ5に遮られ、圧着ヘッド4には付着しない。
【0026】
その後、圧着ヘッド4およびガイドローラ24,25を順次上昇させて図2(A)の状態に戻し、モータ23を作動させて保護テープ5を一定量送る。そして、以上に説明した工程を繰り返し、液晶表示素子10の実装工程を順次行う。なお、これらの動作は、実装装置1のコントローラによって自動化されている。
【0027】
このような本実施形態によれば、次のような効果がある。
【0028】
▲1▼ガイドローラ24,25が電極ガラス11側に向かって進退(上下)移動可能に構成されているので、圧着ヘッド4を移動させる前にガイドローラ24,25を移動させて保護テープ5をIC12に接触させることができる。
【0029】
このため、圧着ヘッド4を移動させた場合でも、保護テープ5が圧着ヘッド4で付勢されることがなく、圧着ヘッド4によって保護テープ5に加わるテンション(張力)が増大することを防止できる。従って、保護テープ5のテンションを所定値にコントロールすることができ、テンションの増大でIC12の位置がずれることを防止でき、かつ異方導電性接着剤を均一に圧着できて接着力や導通の信頼性を確保できる。
【0030】
▲2▼また、保護テープ5が圧着ヘッド4で付勢されないので、保護テープ5が傷付くことも防止でき、傷によって保護テープ5のテンションが変化することもなくなり、そのテンションを高精度に制御することができる。
【0031】
▲3▼圧着ヘッド4とガイドローラ24,25とが独立して移動されるため、圧着ヘッド4とガイドローラ24,25つまり保護テープ5との距離(間隔)を大きくでき、待機時などに保護テープ5に圧着ヘッド4の熱が影響してテープが伸びたり変形することを確実に防止することができる。
【0032】
▲4▼ガイドローラ24,25だけでなく、各リール21,22も移動させているので、各リール21,22とガイドローラ24,25との位置関係を常に一定にできる。このため、それらの相対位置の変化によって保護テープ5のテンションが変化することも防止でき、保護テープ5のテンションを高精度に制御することができる。
【0033】
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
【0034】
例えば、前記実施形態では、ガイドローラ24,25を移動させた後に、圧着ヘッド4を移動させていたが、ガイドローラ24,25と圧着ヘッド4とを同時に移動させてもよい。この場合にも、前記▲1▼〜▲4▼の効果が得られる上、圧着工程のサイクルタイムを短縮でき、製造効率をより向上することができる。
【0035】
また、前記実施形態では、ガイドローラ24,25と各リール21,22とを連結棒26で連結して一体に移動させていたが、リール21,22は固定してガイドローラ24,25のみを移動させてもよい。この場合には、ガイドローラ24,25の移動によってリール21,22から離れた分の保護テープ5を送り出してテンションをコントロールしてもよいし、ガイドローラ24,25を斜め下方つまり液晶表示素子10に近づくとともに各ガイドローラ24,25同士も近づく方向に移動させることで各リール21,22間の保護テープ5の長さが変わらないようにしてテンションをコントロールしてもよい。
【0036】
さらに、ガイドローラ24,25と各リール21,22とを移動する場合には、連結棒26を用いた構造に限らず、例えば各々に昇降装置を設けて同期運転させてもよい。
【0037】
また、保護テープ5をガイドするテープガイドとしては、ガイドローラ24,25に限らず、ガイドピン等でもよく、要するに保護テープ5を各ヘッド3,4間に各ヘッド3,4に対して平行に配置できるものであればよい。
【0038】
電子部品の実装装置1は、ヘッド3,4が1組のものに限らず、2組以上配置されたものでもよい。この場合、複数組のヘッド3,4を挟んでガイドローラ24,25を配置し、各ヘッド3,4間を通して保護テープ5を配置することで、複数個の電極ガラス11およびIC12を同時に圧着できるようにすればよい。
【0039】
さらに、本発明の実装装置1は、液晶ディスプレイを構成する電子部品の接着に限らず、各種電子部品同士の導通に広く利用することができ、支持台2や各ヘッド3,4の大きさ、形状などは適用する電子部品の種類に応じて適宜設定すればよい。
【0040】
【発明の効果】
このような本発明によれば、保護テープに圧着ヘッドによるテンションが加わることを防止することができ、保護テープのテンションを制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態における実装装置の要部を示す概略斜視図である。
【図2】 本実施形態の実装方法を説明する図である。
【図3】 本発明の従来例の実装方法を説明する図である。
【符号の説明】
1 実装装置
3 下ヘッド
4 圧着ヘッド(上ヘッド)
5 保護テープ
10 液晶表示素子
11 電極ガラス
12 液晶ドライバIC
21 巻き出しリール
22 巻き取りリール
23 巻き取り用モータ
24,25 ガイドローラ
26 連結棒

Claims (11)

  1. 電子部品を、保護テープを介して圧着ヘッドで実装する実装装置であって、
    前記電子部品に向かって進退移動可能に構成されて前記電子部品を圧着する圧着ヘッドと、
    前記圧着ヘッドと前記電子部品との間に配置される保護テープの一端が接続される巻き出し手段と、
    前記保護テープの他端が接続される巻き取り手段と、
    前記圧着ヘッドを挟んで少なくとも一対配置されて前記保護テープをガイドするテープガイドとを備え、
    前記テープガイドは、前記圧着ヘッドとは独立して電子部品側に向かって進退移動可能に構成されている
    ことを特徴とする実装装置。
  2. 請求項1に記載の実装装置において、
    前記テープガイドが、前記電子部品側に近づくとともに、前記テープガイド同士も近づくように移動することを特徴とする実装装置。
  3. 請求項1または2に記載の実装装置において、
    前記電子部品は、液晶表示装置に実装されるTAB或いはICであることを特徴とする実装装置。
  4. 電子部品を、保護テープを介して圧着ヘッドにより圧着する実装方法において、
    前記保護テープを移動させる工程と、
    前記圧着ヘッドにより前記電子部品を圧着する工程と、を具備し、
    前記保護テープは、その一方側が巻き出し手段により巻き出され、他方側が巻き取り手段により巻き取られるよう構成され、且つ前記保護テープはテープガイドによりガイドされるよう構成されてなり、
    前記保護テープを移動させる工程において、前記テープガイドを前記圧着ヘッドとは独立して前記電子部品側に移動させることを特徴とする実装方法。
  5. 請求項4に記載の実装方法において
    前記保護テープを移動させる工程において、前記巻き出し手段及び前記巻き取り手段を前記テープガイドと一体に移動させることを特徴とする実装方法。
  6. 請求項4に記載の実装方法において
    前記テープガイドを、前記保護テープの送り方向で前記電子部品を挟んで少なくとも一対配置し、
    前記保護テープを移動する工程において、前記テープガイドを前記電子部品側に近づけるとともに、前記テープガイド同士も近づくように移動させることを特徴とする実装方法。
  7. 請求項4ないし6のいずれか一項に記載の実装方法において、
    前記テープガイドを、前記圧着ヘッドが前記電子部品を圧着する前に前記電子部品側へ移動させることを特徴とする実装方法。
  8. TAB又はICを、保護テープを介して圧着ヘッドによりガラスに圧着する液晶表示素子の製造方法において
    前記保護テープを移動させる工程と、
    前記圧着ヘッドにより前記TAB又はICを前記ガラスに圧着する工程と、を具備し、
    前記保護テープは、その一方側が巻き出し手段により巻き出され、他方側が巻き取り手段により巻き取られるよう構成され、且つ前記保護テープはテープガイドによりガイドされるよう構成されてなり、
    前記保護テープを移動する工程において、前記テープガイドを前記圧着ヘッドとは独立して前記TAB又はIC側へ移動させることを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
  9. 請求項8に記載の液晶表示素子の製造方法において
    前記保護テープを移動させる工程において、前記巻き出し手段及び前記巻き取り手段を前記テープガイドと一体に移動させることを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
  10. 請求項8に記載の液晶表示素子の製造方法において
    前記テープガイドを、前記保護テープの送り方向で前記TAB又はICを挟んで少なくとも一対配置し、
    前記保護テープを移動する工程においては、前記テープガイドを、前記TAB又はIC側に近づけるとともに、前記テープガイド同士も近づくように移動させることを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
  11. 請求項8ないし10のいずれか一項に記載の液晶表示素子の製造方法において、
    前記テープガイドを、前記圧着ヘッドが前記TAB又はICを圧着する前に前記TAB又はIC側へ移動させることを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
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