JP3696790B2 - リチウム二次電池 - Google Patents
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Description
【技術分野】
本発明は、電子機器のメモリ保持電源や携帯用電子機器の駆動用電源として用いられるリチウム二次電池に関する。
【0002】
【背景技術】
近年、リチウム塩を電解液とした一次電池は、高電圧(3〜4V)で高いエネルギ密度を有するという点で注目され、実用化されている。今後、パソコン、ワープロ、携帯電話などのポータブル化を促進させるために、高性能に二次化されたリチウム電池の開発が望まれている。
【0003】
リチウム二次電池は、リチウムイオンを充放電可能な正極、リチウムイオンをドープおよび脱ドープできる材料、リチウム金属やその合金からなる負極、およびリチウムイオンの移動を許容する電解質(一般的には、リチウム塩を有機溶媒に溶解させた非水電解液)を有しており、正極や負極は、通常、集電体上に形成されている。
【0004】
ところが、リチウム二次電池は、非常に高いエネルギー密度を有していることと、一般に電解液に有機溶媒を用いているために、電池の圧縮(たとえば重量物などによる電池の押し潰し)、釘刺し(たとえば梱包の際に誤って電池に釘を打ちつけた場合)、内部ショート、高温暴露、外部ショートといった過酷な条件において電池内部で急激な温度上昇を起こし、場合によっては発火・燃焼(熱暴走)してしまうといった問題がある。
【0005】
この問題を解決しようとする試みとして、たとえば日本特開昭54−52157号公報や日本特開昭59−207230号公報などに記載された発明のように、正極と負極との間に多孔質セパレータを設ける方法がある。これらの発明は、セパレータを構成する材料の融点でそれが溶解し、その孔を塞ぐ性質を利用したものである。その結果、正極と負極との間のイオン流れが遮断され、電極間に電流が流れなくなることにより温度の上昇が抑制されるのである。
【0006】
しかしながら、多孔質セパレータを設けるリチウム二次電池では、そのセパレータが適正状態に維持されることを前提として熱暴走を防止できるに過ぎない。したがって、電池の圧縮によりセパレータが破れて正極と負極とが直接接触した場合や、釘刺し時にセパレータを貫通した釘を介して正極と負極とが短絡した場合などにおいては、熱暴走を適切に防止することができない。
【0007】
このような事情を考慮して、たとえば日本特開平9−120818号公報や日本特開平9−213338号公報には、絶縁樹脂層の表面に金属導体層を形成した集電体上に、正極および負極の少なくとも一方の電極を形成する方法が開示されている。これらの発明では、金属導体層の厚みは、0.05〜2μmの範囲内に設定され、集電体における導体部分の厚み(断面積)が小さくなされている。
【0008】
確かに、このような構成の集電体を採用すれば、電池の圧縮によりセパレータや集電体が破れ、あるいはセパレータに釘が貫通して正極と負極とが短絡したとしても、集電体における導体部分の断面積が小さいことから、短絡時に正極と負極との間に流れる電流量が低減される。これにより、短絡時の発熱量が低減されて、電池内部の温度上昇が抑制され、ひいては熱暴走が回避されることが期待できる。ところが、導体部分の厚みを小さくすれば集電体の電気抵抗が大きくなり、電池としての充放電容量は小さくなってしまうといった問題が生じかねない。
【0009】
そこで、本発明は、上記した問題を解決できるリチウム二次電池を提供することを目的としている。
【0010】
【発明の開示】
上記した課題を解決するために、本発明では、リチウムイオンを充放電可能な正極と、リチウムイオンをドープおよび脱ドープできる材料、リチウム金属、またはリチウム合金からなる負極と、リチウムイオンの移動を許容する電解質と、を含むリチウム二次電池であって、上記正極および負極の少なくも一方は、絶縁樹脂層の表面に金属導体層が形成された集電体上に形成されており、かつ、上記集電体は、少なくとも上記金属導体層に、その厚み方向に貫通する複数の貫通孔が形成されており、上記金属導体層の厚みが2.5〜5μmとされており、上記複数の貫通孔は、格子状に配列形成されていることを特徴とする、リチウム二次電池が提供される。
【0011】
この構成のリチウム二次電池では、絶縁樹脂層の表面に金属導体層が形成された構成の集電体が採用され、集電体における導体部分(断面積)の厚みが小さくなされている。このため、電池が圧縮されて集電体が破れ、あるいは釘が刺さるなどして正極と負極とが短絡したとしても、正極と負極との間における短絡電流量は、それほど大きくはない。
【0012】
そして、集電体が絶縁樹脂層を有することから、たとえば電池の圧縮によって集電体が剪断された場合には、剪断面において露出する絶縁樹脂が伸び、この絶縁樹脂によって剪断面において露出する金属導体層の一部が覆われる。これにより、剪断面において露出する導体部分の断面積が実質的に低減されると考えられる。また、集電体の厚み方向に釘が貫通する際には、釘の移動に伴って、絶縁樹脂層を構成する絶縁樹脂が釘と接触する部分において厚み方向に伸びる。これにより、釘とこの釘の貫通により形成された金属導体層の孔との間に絶縁樹脂が介在し、釘と金属導体層との間の接触面積が低減すると考えられる。このようなことからも、本発明のリチウム二次電池では、電池の圧縮による集電体の剪断、あるいは釘が刺さるなどして正極と負極との間が短絡したとしても、このときの短絡電流が小さくなされると考えられる。
【0013】
このように、本発明のリチウム二次電池は、電池の圧縮によるセパレータの破れ、あるいは釘刺しなどによる正極と負極との間の短絡電流が小さくなるように工夫されており、短絡電流による電極間における発熱量が低減されて電池内部の温度上昇が抑制される。これにより、リチウム二次電池の熱暴走(発火・燃焼)が適切に回避される。
【0014】
以上に説明した効果に加えて、本発明では、金属導体層の厚みを2.5μm以上とすることによって、金属導体層の電気抵抗が不当に大きくなってしまうことを回避し、リチウム二次電池としての充放電容量を十分に確保することができるといった利点をも有している。
【0015】
ここで、金属導体層の厚みの上限を5μmとしたのは、電池の大きさが規格化されていることから、金属導体層の厚みを余りに大きく設定すれば、絶縁樹脂層の厚みや集電体上に形成される電極の厚みを小さくせざるを得ないからである。
【0016】
なお、金属導体層は、たとえばアルミニウム、ニッケル、あるいは銅などを材料とした蒸着、スパッタ、あるいはメッキなどの手法によって形成されるが、その材料としてはアルミニウムが好適に採用される。
【0017】
また、集電体においては、少なくとも金属導体層に、その厚み方向に貫通する複数の貫通孔が形成され、これら複数の貫通孔は、たとえば格子状に配列形成される。このような構成にすれば、たとえば電池の圧縮によって集電体が剪断したとしても、貫通孔の部分を含んで集電体が剪断された場合には、剪断面において露出する金属導体層の断面積が小さい。一方、集電体の厚み方向に釘刺しされたとしても、貫通孔を含んだ領域が貫通されることによって釘と金属導体層との間の接触面積が小さい。このように、集電体が剪断され、釘刺しされて正極と負極が短絡したとしても、金属導体層に貫通孔を形成することによって短絡電流が小さくできる。
【0018】
絶縁樹脂層は、高い絶縁性を有する樹脂材料、たとえばポリイミド、ポリエチレンテレフタレート、あるいはシリコーンゴムなどによって形成される。なお、絶縁樹脂層の厚みは、たとえば3〜30μmの範囲に設定される。
【0019】
ところで、リチウム二次電池は、リチウムメタル二次電池と、リチウムイオン二次電池とに大別することができるが、本発明の技術思想は、いずれの形態のリチウム二次電池にも適用可能である。
【0020】
リチウムメタル二次電池においては、正極は、たとえばリチウムイオンを吸蔵および放出可能な正極活物質、正極の導電性を補う機能を有する導電剤、および正極活物質と導電剤とを接着するための結着剤(バインダ)を含む混合物として構成される。
【0021】
正極活物質は、たとえばポリアニリン、ポリアセチレン、ポリ−p−フェニレン、ポリベンゼン、ポリピリジン、ポリチオフェン、ポリフラン、ポリピロール、ポリアントラセン、ポリナフタリン、およびこれらの誘導体などの高分子導電体、あるいは二酸化マンガン、五酸化バナジウム、三酸化モリブデン、三酸化クロム、酸化第二銅などの金属酸化物、二硫化モリブデン、二硫化チタン、二硫化鉄などの金属硫化物、およびフッ化炭素などの無機導電体が挙げられる。
【0022】
導電剤としては、たとえばアセチレンブラック、グラファイト、カーボンなどが挙げられ、結着剤としては、たとえばテフロン樹脂、エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体などが挙げられる。
【0023】
リチウムメタル二次電池における負極としては、たとえばリチウム金属およびその合金を負極活物質とするものが挙げられ、これらの負極活物質は箔状または板状の形態で負極を構成する。
【0024】
リチウム合金としては、たとえばアルミニウム、マグネシウム、インジウム、水銀、亜鉛、カドミウム、鉛、ビスマス、スズ、アンチモンなどの金属から選ばれる少なくとも1種の金属とリチウムとの合金が挙げられる。具体的には、リチウム−アルミニウム合金、リチウム−スズ合金、リチウム−鉛合金などが挙げられる。
【0025】
電解質としては、当該分野で一般に使用されているもの、たとえばリチウム塩などを使用することができる。リチウム塩としては、LiPF6 、LiClO4 、LiAsF6 、LiBF4 、LiAlCl4 、LiCl、あるいはLiBrなどの無機塩や、CH3 SO3 Li、CF3 SO3 Li、LiB(C6 H5 )4 、あるいはCF3 COOLiなどの有機塩が挙げられる。これらのリチウム塩は、単独でも、複数種を組み合わせて使用してもよい。
【0026】
そして、電解質を電解液の形態とする場合には、電解質を有機溶媒に溶解させて使用する。有機溶媒としては、当該分野で一般に使用されている公知の溶媒(高誘電率溶媒や低粘度溶媒)を挙げることができる。
【0027】
高誘電率溶媒としては、たとえばエチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、ブチレンカーボネート(BC)などのような炭素数3〜5の環状カーボネートが挙げられる。
【0028】
低粘度溶媒としては、たとえば炭素数3〜9の鎖状カーボネート、鎖状エーテル、エステル、および芳香族炭化水素などが挙げられる。
【0029】
炭素数3〜9の鎖状カーボネートとしては、たとえばジメチルカーボネート(DMC)、ジエチルカーボネート(DEC)、ジプロピルカーボネート(DPC)、メチルエチルカーボネート(MEC)などが挙げられ、鎖状エーテルとしては、たとえば1,2−ジメトキシエタン(DME)、1,2−ジエトキシエタン(DEE)、1,2−ジブトキシエタン(DBE)などが挙げられ、エステルとしては、たとえばテトラヒドロフラン(THF)、2−メチルテトラヒドロフラン(2−MeTHF)などの環状エーテル、ギ酸メチル、酢酸メチル、プロピレン酸メチルなどが挙げられ、芳香族炭水素としては、たとえばベンゼン(Bz)、トルエン、キシレンなどが挙げられる。
【0030】
高誘電率溶媒と低粘度溶媒とは、それぞれ単独で使用しても、複数の溶媒を組み合わせても使用してもよいが、低粘度溶媒を使用する場合には、低粘度溶媒の低い充放電効率を補うために高誘電率溶媒と組み合わせて使用するのが好ましい。
【0031】
高誘電率溶媒と低粘度溶媒との組み合わせとしては、たとえばEC−DMC、EC−DEC、PC−DMC、PC−DEC、PC−MECなどの2成分溶媒系、EC−DMC−Bz、EC−DEC−Bz、PC−DMC−Bz、PC−DEC−Bz、EC−PC−DMC、EC−PC−DECなどの3成分溶媒系、EC−PC−DMC−Bz、EC−PC−DEC−Bzなどの4成分溶媒系などが挙げられる。なお、高誘電率溶媒と低粘度溶媒との割合は、たとえば1:4〜2:1(容量比)とされ、好ましくは1:2〜1:1とされる。
【0032】
電解質は、固体電解質の形態であってもよい。固体電解質としては、ポリアクリロニトリル、ポリフッ化ビニリデン、エトキシジエチルグリコールアクリレートとトリメチロールプロパントリアクリレートからなる重合性モノマーの光硬化物、ポリホスファゼンなどが挙げられる。
【0033】
一方、リチウム二次電池を、リチウムイオン二次電池として構成する場合には、正極は、たとえば正極活物質、導電剤、および結着剤の混合物として構成される。
【0034】
この場合の正極活物質としては、たとえば一般式Lip ( MO2 )q (だだし、Mはコバルト、ニッケル、およびマンガンの少なくとも1種の金属を示し、p、qは、原子価を満足する整数)で表されるリチウム複合金属酸化物や、LiCoO2 、LiNiO2 、LiMn2 O4 、LiMn3 O6 などのリチウムを含有する層間化合物が挙げられる。
【0035】
なお、導電剤および結着剤としては、リチウムメタル二次電池の正極に使用されていたものと同様なものを使用することができる。
【0036】
リチウムイオン二次電池の負極は、たとえば負極活物質、導電剤、および結着剤からなる混合物として構成される。
【0037】
この場合の負極活物質としては、炭素材料が好適に使用される。この炭素材料としては、グラファイト、共役系樹脂(たとえばフェノール樹脂、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂など)、縮合多環炭化水素化合物(たとえばナフタレン、フェナントレン、アントラセンなど)、フラン樹脂(たとえばフリフリルアルコール、フリラールのホモポリマー、およびそれらのコポリマーなど)、あるいは石油ピッチの酸素架橋物などの有機材料を、焼成・炭素化して得られたものが挙げられる。これらの炭素材料は、単独でも、複数種を混合して使用してもよく、とくにグラファイトが好適に使用される。
【0038】
なお、導電剤および結着剤としては、リチウムメタル二次電池の正極に使用されていたものと同様なものを使用することができる。
【0039】
また、リチウムメタル二次電池およびリチウムイオン二次電池のいずれの形態においても、電解質を保持し、正極と負極の短絡を防止するために、正極と負極の間にセパレータを設けてもよい。セパレータの材質は、電解質に溶かされず、加工が容易な絶縁物であれば特に限定されず、たとえば多孔質ポリプロピレン、多孔質ポリエチレンなどが挙げられる。
【0040】
さらに、リチウム二次電池の形態としては、円筒状、角形、コイン型(ボタン型)、シート型のいずれをも採用することができる。
【0041】
【発明を実施するための最良の形態】
以下、本発明の好適な2つの形態を図1ないし図6を参照して説明する。なお、図1および図2は、コイン型リチウム二次電池についての図であり、図3および図4は、筒型リチウム二次電池についての図である。また、図5および図6は、筒型リチウム二次電池において採用されていた積層体を例にして、正極集電体の作用を説明するための図である。
【0042】
図1に示したコイン型リチウム二次電池Xは、正極体1、負極体2、および正極体1と負極体2との間に介在させられた、たとえばポリプロピレン製多孔質フィルムからなるセパレータ3を備えている。
【0043】
正極体1は、たとえばLiCoO2 (コバルト酸リチウム)を活物質とする正極10が正極集電体11上に形成された構成とされている。
【0044】
正極集電体11は、図2に示したように絶縁樹脂層12の両面に、互いに導通するようにして金属導体層13がそれぞれ形成された構成とされている。金属導体層13には、複数の貫通孔14が形成されており、これらの貫通孔14は、たとえば格子状に配列形成される。なお、絶縁樹脂層12は、たとえばポリイミド樹脂によって厚みが3〜30μmに形成され、金属導体層13は、たとえばアルミニウムによって厚みが2.5〜5μmに形成される。そして、このように構成された正極集電体11は、たとえばステンレス鋼製の正極缶5の内面に固着されている。
【0045】
負極体2は、たとえばリチウム箔を活物質とする負極20が負極集電体21上に形成された構成とされている。この負極集電体21は、たとえばステンレス鋼製の負極缶7の内面に固着されている。
【0046】
そして、正極缶5と負極缶7との間に形成される空間内には、たとえばLiPF6(六フッ化リン酸リチウム)をエチレンカーボネート(EC)とジメチルカーボネート(DMC)との混合有機溶媒に溶かして調製された非水電解液が充填されている。そして、正極缶5と負極缶7との間を、たとえばポリプロピレン製のパッキング8で封止して、電池を完成している。
【0047】
一方、図3に示した円筒型リチウム二次電池X’は、図4に示したようなセパレータ3’−正極体1’−セパレータ3’−負極体2’の順で積層されるとともに、全体として帯状に長いものとされた積層体9’を有している。そして、この積層体9’は、図3に示したようにセンタピン90’を中心として巻回された状態で、たとえばステンレス鋼製の円筒状負極缶7’内に収納されて、円筒型リチウム二次電池X’が大略構成されている。
【0048】
正極体1’は、図4に示したようにコイン型リチウム二次電池Xにおいて採用されていた正極集電体11(図2参照)と同様な構成とされた正極集電体11’の両面に、LiCoO2 (コバルト酸リチウム)を活物質とする正極10’が形成された構成とされている。
【0049】
負極体2’は、たとえば負極集電体21’としての銅箔を、リチウム箔からなる負極20’で両面から挟んだ構成とされている。
【0050】
なお、セパレータ3’としては、たとえばコイン型リチウム二次電池Xのセパレータ3(図1参照)と同様に、ポリプロピレン製多孔質フィルムからなるものを採用することができる。
【0051】
また、図3に示したように、負極体2’は、負極リードタブ25’を備えており、この負極リードタブ25’は下部絶縁板26’を越えて延びて負極缶7’の内底面に接触している。一方、正極体1’は、正極リードタブ15’に導通しており、この正極リードタブ15’は上部絶縁板16’を貫通して延びて、正極リードピン17’を介して正極蓋5’に導通している。
【0052】
正極蓋5’と負極缶7’との間に形成される空間内には、たとえばLiPF6 (六フッ化リン酸リチウム)をエチレンカーボネート(EC)とジメチルカーボネート(DMC)との混合有機溶媒に溶かして調製された非水電解液が充填されている。そして、正極蓋5’と負極缶7’との間を、たとえばポリプロピレン製のパッキング8’で封止して、電池を完成している。
【0053】
以上に説明した形態のコイン型リチウム二次電池Xおよび筒型リチウム二次電池X’においては、いずれも図2あるいは図4を参照して説明した正極集電体11,11’を採用しているところに特徴がある。このような構成の正極集電体11,11’の採用したリチウム二次電池X,X’では、当該電池X,X’が圧縮されて正極集電体11, 11’が破れ、あるいは釘が刺さるなどして正極体1,1’と負極体2,2’とが短絡したとしても、正極体1,1’と負極体2,2’との間における短絡電流量が少なく、熱暴走が適切に回避される。
【0054】
これは、第1に、正極集電体11,11’における金属導体層13,13’(導体部分)の厚み(断面積)が小さくなされており、第2に、金属導体層13,13’に複数の貫通孔14,14’が形成されており、第3に、正極集電体11,11’が絶縁樹脂層12を有するためであると考えられる。
【0055】
これらの理由を、図3に示した筒型リチウム二次電池X’の積層体9’を例にとって具体的に説明するなら、次の通りであると考えられる。
【0056】
第1に、正極集電体11’の導体部分の断面積が小さくなされていれば、図5に示したようにリチウム二次電池X’が圧縮されて正極集電体11’が破れたときに、正極体1’と負極体2’とが直接接触して短絡したとしても、正極体1’と負極体2’との間における導通面積も小さくなる。これにより、正極体1’と負極体2’との間に流れる電流はさほど大きくはならないと考えられる。
【0057】
一方、図6に示したように、積層体9’に釘Kが刺さって正極体1’と負極体2’とが導体である釘Kを介して短絡したとしても、導体部分の厚みが小さければ、釘Kと正極体1’の導体部分との接触面積は小さく、正極体1’と負極体2’との間における短絡電流量もさほど大きくはならないと考えられる。
【0058】
第2に、金属導体層13’に、その厚み方向に貫通する複数の貫通孔14’が形成されていれば、図5に示したようにリチウム二次電池X’が圧縮されて正極集電体11’が剪断したとしても、貫通孔14’の部分を含んで正極集電体11’が剪断された場合には、剪断面において露出する金属導体層13’の断面積が、貫通孔14’が形成されていない場合と比較して小さくなる。一方、図6に示したように、正極集電体11’の厚み方向に釘Kが刺されたとしても、貫通孔14’を含んだ領域が釘刺しされた場合には、釘Kと金属導体層13’との間の接触面積が低減される。このような理由からも、正極集電体11’が剪断され、釘刺しされて正極体1’と負極体2’とが短絡したとしても、金属導体層13’に貫通孔14’を形成することによって短絡電流が小さくなる。
【0059】
第3に、正極集電体11’が絶縁樹脂層12を有する構成とされていれば、たとえば電池X’の圧縮によって正極集電体11’が剪断された場合には、剪断面において露出する絶縁樹脂が伸び、この絶縁樹脂によって剪断面において露出する金属導体層13’の一部が覆われると考えられる。一方、正極集電体11’の厚み方向に釘Kが貫通する際には、釘Kの移動に伴って、絶縁樹脂層12を構成する絶縁樹脂が釘Kと接触する部分において厚み方向に伸びる。これにより、釘Kとこの釘Kの貫通により形成された金属導体層13’の孔との間に絶縁樹脂が介在し、釘Kと金属導体層13’との間の接触面積が低減すると考えられる。このようなことからも、本発明のリチウム二次電池X’では、電池の圧縮による正極集電体11’の剪断や、釘Kが刺さって正極体1’と負極体2’との間が短絡したとしても、このときの短絡電流が小さくなされると考えられる。
【0060】
以上に説明した効果に加えて、本発明のリチウム二次電池X,X’では、正極集電体11,11’の金属導体層13,13’の厚みを2.5μm以上とすることによって、金属導体層13,13’の電気抵抗が不当に大きくなってしまうことを回避し、充放電容量を十分に確保することができるといった利点を有している。
【0061】
また、金属導体層13,13’の厚みの上限が5μmとされていることから、たとえ電池の大きさが規格化されていても、正極集電体11,11’の絶縁樹脂層12,12’の厚みや、正極集電体11,11’上に形成される正極10,10’の厚みが不当に小さくなってしまうこともない。
【0062】
次に、本発明の二次電池の利点を理解するのに役立つ参考例を参考比較例とともに説明する。
【0063】
【参考例1】
本参考例においては、セパレータ、正極体、セパレータ、負極体を順次積層して図4に示したのと同様な構成の積層体を形成し、この積層体を電解液とともに円筒状負極缶内に収容して正極蓋で封止して図3示す構成を有する単3サイズの円筒型リチウム二次電池を作成した。このリチウム二次電池について、放電容量を測定するとともに、圧縮試験および釘刺し試験を行い、また正極体を構成する正極集電体ついてその抵抗値を測定した。その結果を表1、表2および図7に示した。
【0064】
(正極体)
正極体は、正極集電体の両面に、正極を形成した構成とした。
【0065】
正極集電体は、絶縁樹脂層としての厚さ20μmのポリイミド樹脂の両面に、互いに導通するようにして厚さ3μmとなるようにして金属導体層としてのアルミニウム膜を蒸着して形成した。ただし、貫通孔は形成しなかった。
【0066】
正極は、正極活物質としてLiCoO2 (コバルト酸リチウム)90wt%、導電剤としてアセチレンブラック2.5wt%およびグラファイト2.5wt%、結着剤(バインダー)としてポリフッ化ビニリデン樹脂(PVDF)5wt%を均一に混合したものを、正極集電体の両面に塗布・圧延して形成した。
【0067】
(負極体)
負極体は、負極集電体としての銅箔を、負極活物質としてのリチウム箔(厚さ100μm)で両面から挟んだ構成とした。
【0068】
(セパレータ)
セパレータとしては、厚さ25μmのポリプロピレン製多孔質フィルムを用いた。
【0069】
(電解液)
電解液としては、LiPF6 (六フルオロリン酸リチウム)をエチレンカーボネート(EC)とジメチルカーボネート(DMC)の1:2混合溶媒に1モルの割合で溶解したものを用いた。
【0070】
(放電容量の測定)
電圧値が4.2Vとなるまでリチウム電池を満充電した後に、放電電流密度を1.0mA/cm2 として、一定負荷の下でリチウム電池を放電させ、電池の電圧値が3.0Vとなったときの容量を放電容量とした。なお、放電容量は、負荷が0.2C(1Cは、0.8mAに相当)、0.5C、1.0C、および2.0Cの場合についてそれぞれ測定した。
【0071】
(抵抗値の測定)
正極集電体の端部と、この端部から27cmの部位との間の抵抗値を測定し、これを正極集電体の抵抗値として評価した。
【0072】
(圧縮試験)
以上の構成のリチウム電池を、電圧値が4.2Vとなるまで満充電した後に、図8に示したように直径7.9mmの丸棒で電池の中央部を電池直径の65%まで圧縮し、電池の発火の有無を調べるとともに、電池温度を測定した。なお、圧縮速度は、10mm/秒とした。
【0073】
(釘刺し試験)
電圧値が4.2Vとなるまでリチウム電池を満充電した後に、図9に示したように直径2.5mmの釘で電池の中央部を貫通し、電池の発火の有無を調べるとともに、電池温度を測定した。なお、釘刺し速度は、10mm/秒とした。
【0074】
【参考例2】
本参考例においては、正極集電体における金属導体層の厚みを5μmとした以外は参考例1と同様とした。その結果を表1、表2および図7に示した。
【0075】
【参考比較例1】
本参考比較例においては、正極集電体における金属導体層の厚みを1μmとした以外は参考例1と同様とした。その結果を表1、表2および図7に示した。
【0076】
【参考比較例2】
本参考比較参考例においては、正極集電体として20μmのアルミニウム箔を使用した以外は参考例1と同様とした。その結果を表1、表2および図7に示した。
【0077】
【参考例3】
本参考例においては、正極集電体として厚さ100μmのアルミニウム箔に直径が2.5mmの複数の貫通孔が格子状に配列形成された、いわゆるAlエキスパンドを使用した以外は参考例1と同様とし、正極集電体の抵抗値、および負荷が2Cのときの電池の放電容量をそれぞれ測定した。その結果を表1に示すとともに、図7において、放電容量については一点鎖線で、抵抗値については二点鎖線でそれぞれ示した。
【0078】
【参考例4〜9、参考比較例3〜5】
金属導体層の厚みの異なる種々の正極集電体を形成し、27cm点での電気抵抗値をそれぞれ測定するとともに、各々の正極集電体について参考例1と同様にしてリチウム二次電池をそれぞれ形成して負荷が2Cのときの放電容量を測定した。
【0079】
なお、参考例4における金属導体層の厚みは2μm、参考例5は2.1μm、参考例6は2.5μm、参考例7は3.5μm、参考例8は4μm、参考例9は4.5μm、参考比較例3は1.3μm、参考比較例4は1.5μm、参考比較例5は1.8μmとした。
【0080】
これらの参考例および参考比較例についての抵抗値および放電容量の測定結果を、参考例1、参考例2、参考比較例1、および参考比較例2とともに図7に示したようにグラフにプロットした。なお、放電容量については黒塗り菱形で、抵抗値については白抜き菱形でそれぞれ示した。
【0081】
【表1】
【0082】
【表2】
【0083】
表1から明らかなように、参考比較例1の電池は、負荷が2Cのときの放電容量が小さく、正極集電体の抵抗値も大きく、実用的ではない。一方、参考例1および2の電池は、負荷が2Cのときの放電容量が、参考例3として示した厚みが100μmのAlエキスパンドと同じ程度であり、しかも参考例1および2において採用されていた正極集電体の抵抗値は参考例3のAlエキスパンドと同じ程度である。すなわち、参考例1および2の電池は、正極集電体として実用に耐え得るAlエキスパンドを採用した電池と同程度の性能を有しており、十分に実用に耐え得る。
【0084】
また、表2から明らかなように、Al箔で形成された正極集電体を備えた参考比較例2の電池は、圧縮試験および釘刺し試験の双方において発火し、電池温度も500℃以上となっている。これに対して、参考例1および2の電池は、各試験において発火することなく、また電池温度も40〜60℃の範囲となっている。したがって、参考例1および2の電池は、圧縮による電池内部(セパレータや正極集電体)の剪断や、釘刺しによってセパレータが適正状態に維持されず、正極と負極とが短絡した場合であっても、安全性が十分に確保される。
【0085】
さらに、図7から明らかなように、正極集電体における金属導体層の厚みを2.5μm以上とした電池(参考例1,2,4〜9)において、電池の放電容量および正極集電体の抵抗値が参考例3のAlエキスパンドと同程度もしくはそれよりも良好な結果となっており、十分に実用に耐え得ると考えられる。
【0086】
以上に説明したように、本発明では、圧縮による電池内部(セパレータや正極集電体)の剪断や、釘刺しなどによって正極と負極とが短絡した場合であっても、熱暴走を適切に抑制して安全性を十分に確保することができ、しかも高い放電容量が確保されたリチウム二次電池が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用できる代表的な一例であるコイン型リチウム二次電池の構造を示す断面図である。
【図2】図1のリチウム二次電池において採用された集電体の構成を説明するための要部拡大断面図である。
【図3】本発明を適用できる代表的な他の例である円筒型リチウム二次電池の構造を示す半断面図である。
【図4】図3の円筒型リチウム二次電池を構成するのに用いられる積層体(セパレータ−正極体−セパレータ−負極体)の構成を説明するための要部拡大断面図である。
【図5】図3の筒型リチウム二次電池において採用されていた積層体を例として、正極集電体の作用を説明するための図である。
【図6】図3の筒型リチウム二次電池において採用されていた積層体を例として、正極集電体の作用を説明するための図である。
【図7】集電体の金属導体層の厚みと負荷を2Cとしたときの電池の放電容量との関係、および金属導体層の厚みと集電体の電気抵抗値との関係を表すグラフである。
【図8】丸棒で電池を圧縮している状態を表す図である。
【図9】電池を釘刺した状態を表す図である。
Claims (5)
- リチウムイオンを充放電可能な正極と、リチウムイオンをドープおよび脱ドープできる材料、リチウム金属、またはリチウム合金からなる負極と、リチウムイオンの移動を許容する電解質と、を含むリチウム二次電池であって、
上記正極および負極の少なくも一方は、絶縁樹脂層の表面に金属導体層が形成された集電体上に形成されており、かつ、
上記集電体は、少なくとも上記金属導体層に、その厚み方向に貫通する複数の貫通孔が形成されており、上記金属導体層の厚みが2.5〜5μmとされており、
上記複数の貫通孔は、格子状に配列形成されていることを特徴とする、リチウム二次電池。 - 上記絶縁樹脂層の厚みは、3〜30μmである、請求項1に記載のリチウム二次電池。
- 上記金属導体層は、アルミニウムである、請求項1に記載のリチウム二次電池。
- 上記絶縁樹脂層は、ポリイミド、ポリエチレンテレフタレート、あるいはシリコンーンゴムである、請求項1に記載のリチウム二次電池。
- リチウムイオンを充放電可能な正極と、リチウムイオンをドープおよび脱ドープできる材料、リチウム金属、またはリチウム合金からなる負極と、リチウムイオンの移動を許容する電解質と、を含むリチウム二次電池であって、
少なくも上記正極は、絶縁樹脂層の表面にアルミニウムの金属導体層が形成された集電体上に形成されており、かつ、
上記集電体は、少なくとも上記金属導体層に、その厚み方向に貫通する複数の貫通孔が形成されており、上記金属導体層の厚みが2.5〜5μmであるとともに、上記絶縁樹脂層の厚みが3〜30μmであり、
上記複数の貫通孔は、格子状に配列形成されていることを特徴とする、リチウム二次電池。
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