JP3694224B2 - 防水構造を備えた遠心ファン - Google Patents

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D25/00Pumping installations or systems
    • F04D25/02Units comprising pumps and their driving means
    • F04D25/06Units comprising pumps and their driving means the pump being electrically driven
    • F04D25/0606Units comprising pumps and their driving means the pump being electrically driven the electric motor being specially adapted for integration in the pump
    • F04D25/0613Units comprising pumps and their driving means the pump being electrically driven the electric motor being specially adapted for integration in the pump the electric motor being of the inside-out type, i.e. the rotor is arranged radially outside a central stator

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、駆動源として用いられる電動モータの回転軸の軸線方向の一方向から空気を吸引して軸線方向に直交する方向に風を吐出する遠心ファンに関するものであり、特に防水性能の高い遠心ファンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、シロッコファンと呼ばれる遠心ファンにおいては、構造が簡単でしかも防水性能の高い遠心ファンはなかった。例えば、特開平11−148484号公報に示された遠心ファンでは、防水が必要なステータ部分を樹脂モールドで覆う構造を採用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら樹脂モールドでステータ部分を覆う構造を採用すると、樹脂モールドの成形に時間がかかるだけでなく、樹脂モールドの成形に費用がかかるために、ファンの製造コストを下げることができなかった。
【0004】
本発明の目的は、簡単な構造で、しかも樹脂モールドを用いることなく、防水性能を高めることができる遠心ファンを提供することにある。
【0005】
本発明の他の目的は、構造が簡単で、しかも防水性能の高い遠心ファンを提供することにある。
【0006】
本発明の更に他の目的は、取り付け精度が悪い場合でも、ケーシングの内部に溜まった水を遠心ファンの動作に支障を生じさせない程度までケーシングの外部に排出することができる遠心ファンを提供することにある。
【0007】
本発明の別の目的は、取り付け姿勢に限定されない防水性能の高い遠心ファンを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明が改良の対象とする遠心ファンは、電動モータと、インペラとケーシングとを備えている。電動モータは、ステータ及び回転軸を中心にしてステータの外側を回転するロータを有し、ロータが回転軸に固定された底壁部及び該底壁部の外縁部から回転軸の軸線方向に延びる周壁部を有するカップ状部材とカップ状部材の周壁部の内側に固定されてステータのステータ側磁極と対向するロータ側磁極とを有している。またインペラは、電動モータのロータのカップ状部材の外側に固定された固定部と、この固定部に固定され且つ回転軸の径方向に延びるブレード支持体と、モータの回転軸の軸線方向の一方から空気を吸い込み回転軸の径方向に空気を吐出すようにブレード支持体に固定された複数枚のブレードとを備えている。そしてケーシングは、回転軸の軸線方向の一方の方向に向かって開口する吸引口を備えた第1の側壁と、この第1の側壁に対して回転軸の軸線方向の他方の方向に位置し且つ第1の側壁との間に所定の間隔を開けて配置された第2の側壁と、第1及び第2の側壁を連結し且つ第1及び第2の側壁の間にインペラの回転方向に対する接線方向に向かって開口する1つの吐出口にインペラから吐出された空気を導く風路を形成する周壁とを有し、モータ及びインペラを収納する。またモータは、ステータが第2の側壁に対して固定され、ロータのカップ状部材が底壁部を第1の側壁に設けた吸引口側に向けるようにしてケーシング内にモータが配置されている。
【0009】
本発明は、このような遠心ファンにおいて、ケーシングの第2の側壁及びインペラのブレード支持体の軸線方向に対向するそれぞれの対向壁部の形状を、カップ状部材と第2の側壁との間に形成される空間内に回転軸の径方向外側から水が浸入するのを阻止するためのラビリンス構造を形成できる形状にする。そしてブレード支持体には対向壁部の反対側の位置に複数枚のブレードを取付けている。このようにすることにより従来と比べて外形寸法を大きくすることなく、しかも樹脂モールドを用いることなく、簡単な構造で遠心ファンに所定の防水性能を付与することができる。本発明では、ブレードが取付けられる位置にラビリンス構造を形成するため、ラビリンス構造の長さを長くすることができるだけでなく、ラビリンス構造よりも内側に位置する空間を部品の収納のために有効に利用することができる。
【0010】
ラビリンス構造の構成は任意であるが、次のような構成を採用してもよい。まず第2の側壁の対向壁部には、軸線方向の一方の方向に向かって突出して且つ回転軸と同心的に配置された複数の円筒状の突条部を一体に形成する。そしてインペラの対向壁部には、軸線方向の他方の方向に向かって突出し、回転軸と同心的に配置され且つ第2の側壁に設けた複数の円筒状の突条部と互い違いに径方向に並ぶ複数の円筒状の突条部を一体に形成する。このような構成にすれば、突条部の数を任意に増やすことにより、隣接する複数の突条部間に形成される連続したギャップ通路によりラビリンス構造を形成して、しかもそのギャップ通路の長さを簡単に長くすることができる。したがって簡単な構造で、防水性能を高めることができる。
【0011】
前述のラビリンス構造を用いても、ケーシングの内部に徐々に水が溜まり、その溜まった水がラビリンス構造の入り口部分からラビリンス構造を通ってモータ部に浸入する恐れがある。そこでこのような場合に対処するためには、第1及び第2の側壁の少なくとも一方に、ラビリンス構造よりも径方向外側の位置に側壁を軸線方向に貫通し且つケーシング内に入った水をケーシングの外部に排出するための1以上の水抜き用貫通孔を形成する。このような水抜き用貫通孔を形成すると、遠心ファンをどのような姿勢で使用したとしても、ケーシングの内部に溜まった水の液面が水抜き用貫通孔の位置まで達すると、水は水抜き用貫通孔を通してケーシングの外部に流れだす。したがってケーシングの内部に溜まった水が、ラビリンス構造を通ってケーシングの内部に浸入するのを防ぐことができる。また水抜き用貫通孔を越えないケーシング内の水はケーシング内に溜まることになるが、これは特に遠心ファンの動作に影響を与えないので支障がない。なおケーシングの周壁に水抜き用貫通孔を形成しておけば、この周壁に設けた水抜き用貫通孔を通して水はケーシングの外部に自然と排出される。但し周壁に大きな貫通孔を形成すると、インペラから吐出された空気がそこから積極的に漏出して、送風効率を落としたり、騒音の発生原因となる。そのため、周壁に水抜き用貫通孔を形成する場合には、最小限度の大きさと数に限定するのが好ましい。
【0012】
遠心ファンの使用状態が予め判っていれば、その使用状態に応じて水抜き用貫通孔の位置を定めておけばよい。しかしながら汎用品の遠心ファンでは、ユーザーが遠心ファンをどのような姿勢で使用するのか定かではない。そこで第1及び第2の側壁の少なくとも一方に回転軸の周方向に所定の間隔を空けて複数の水抜き用貫通孔を形成しておくのが好ましい。このようにすると、回転軸を完全な垂直状態にして遠心ファンを使用しない限り、遠心ファンの使用姿勢をさほど気にしなくても、ケーシングの内部に入った水を側壁に設けた水抜き用貫通孔から外部に排出できるので、汎用性を高めることができる。特に、この場合において、第1及び第2の側壁の両方に1以上の水抜き用貫通孔を形成すれば、どのような姿勢で遠心ファン使用しても、モータ部への浸水の問題が発生することはない。
【0013】
例えば水抜き用貫通孔をケーシングの側壁に設ける場合には、回転軸の一方の方向から第1の側壁を見た状態で、回転軸を中心にして吐出口を含む所定の角度範囲を除く残りの角度範囲内に位置する第1及び第2の側壁の少なくとも一方の部分に複数の水抜き用貫通孔を形成することができる。吐出口を含む所定の角度範囲にある側壁の部分に水抜き用貫通孔を形成してもよいが、このような位置に水抜き用貫通孔を形成しなくても、通常は、吐出口から水がケーシングの外部に流れ出てしまうので、特にこのような位置に水抜き用貫通孔を形成する必要はない。このような観点から見ると、1以上の水抜き用貫通孔は、吸引口からケーシング内に入った水が、吐出口から抜け出ない姿勢で遠心ファンが使用されたときに、ケーシングの内部に溜まった水を排出できる位置に形成すればよいことになる。すなわちケーシングの第1の側壁、第2の側壁及び周壁の少なくとも一つに、吸引口からケーシング内に入った水が、吐出口から抜け出ない姿勢で遠心ファンが使用されたときに、ケーシングの内部に溜まった水を排出するための1以上の水抜き用貫通孔を形成すればよい。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。図1は,本発明の遠心ファンの一実施の形態の正面図であり、図2は図1のII−II線断面図である。
【0015】
この実施の形態の遠心ファン(シロッコファン)は、電動モータ1と、電動モータ1によって回転させられるインペラ3と、電動モータ1及びインペラ3を収納するケーシング5とを備えている。電動モータ1は、ステータ7及び回転軸9を中心にしてステータ7の外側を回転するロータ11を有している。ステータ7は、回転軸9を回転自在に支持する2つのボールベアリング13及び15が嵌合されて保持される金属製のベアリングホルダ17の外側に嵌合されて、このベアリングホルダ17の外側に配置されたステータコア19と、このステータコア19に嵌合された絶縁樹脂製のインシュレータ21と、このインシュレータ21を間に介してステータコア19の複数の突極部に巻装されたステータ巻線23とから構成されている。ステータ巻線23は接続導体25を介して回路基板27の図示しない回路パターンに電気的に接続されている。回路基板27には、ステータ巻線23に励磁電流を流すための駆動回路が実装されている。
【0016】
ロータ11は、回転軸9に固定された絶縁性材料からなる筒状のボス29と、このボス29を介して回転軸9に固定された導磁性材料からなるカップ状部材
31と、このカップ状部材31に固定された複数の永久磁石からなるロータ側磁極33とから構成される。カップ状部材31は、ボス29が貫通する貫通孔を中心部に有する底壁部31aとこの底壁部31aの外縁部から回転軸9の軸線方向に延びる筒状の周壁部31bとを有している。ロータ側磁極33を構成する複数の永久磁石は,カップ状部材31の周壁部31bの内周面上に接合されて、ステータ7のステータ側磁極を構成するステータコア19の磁極面と対向する。
【0017】
またインペラ3は、電動モータ1のロータ11のカップ状部材31の外側に固定された固定部35と、この固定部35に固定され且つ回転軸の径方向に延びるブレード支持体37と、モータ1の回転軸9の軸線方向の一方(紙面の右側または前方)から空気を吸い込み回転軸9の径方向に空気を吐出すようにブレード支持体37に固定された複数枚のブレード39とを備えている。インペラ3は、合成樹脂により一体成形されている。固定部35は、カップ状部材31の周壁部31b及びこの周壁部31bと底壁部31aとの間に形成された環状の段部31cとに嵌合されて、カップ状部材31に対して接合されたフランジ付の筒形状を有している。ブレード支持体37は、一端がカップ状部材35と一体に形成され回転軸9の軸線方向の他方の方向に向かうに従って径寸法が大きくなる切頭円錐状筒部37aと、この切頭円錐状筒部37aの他端と一体に形成されて回転軸9の径方向に延び且つ複数枚のブレード39が取付られる環状のブレード取付部37bとを有している。ブレード取付部37bの回転軸9の軸線方向の他方(紙面の左側または後方)側に位置する壁部(後述するケーシング5の第2の側壁47aと対向する対向壁部)には、軸線方向の他方の方向に向かって突出し、回転軸9と同心的に配置されて径方向に並ぶ3個の円筒状の突条部41a〜41cが一体に形成されている。
【0018】
モータ1とインペラ3とを内部に収納するケーシング5は、二つ割りの第1及び第2のケーシング半部45及び47が組み合わされて構成されている。第1のケーシング半部45は、回転軸9の軸線方向の一方の方向(前方)に向かって開口する吸引口46を備えた第1の側壁45aと、第1の側壁45aの外周部から回転軸9の軸線方向の他方の方向(後方)に向かって延びる第1の周壁半部45bとから構成されている。また第2のケーシング半部47は、第1の側壁45aに対して回転軸9の軸線方向の他方の方向に位置し且つ第1の側壁45aとの間に所定の間隔を開けて配置された第2の側壁47aと、第2の側壁47aの外周部から回転軸9の軸線方向の一方の方向(前方)に向かって延びる第2の周壁半部47bとから構成されている。第1及び第2の周壁半部45b及び47bは、それぞれの端部にその周縁部に沿って連続する段部を有しており、これらの段部が嵌合されて、第1及び第2の周壁半部45b及び47bにより第1及び第2の側壁45及び47を連結する周壁49が構成されている。この周壁49は、第1及び第2の側壁45a及び47aを連結し、周壁49と第1及び第2の側壁45a及び47aとによって囲まれた空間内に、インペラ3の回転方向に対する接線方向に向かって開口する1つの吐出口51までインペラ3から吐出された空気を導く風路53を形成する。図1に示すように、第2のケーシング半部47にはファンを取付ける際に使用するネジが貫通する貫通孔55を備えたフランジ部57〜61が一体に設けられている。そしてフランジ部61には、モータ1から延び出る給電用のリード線63を引っ掛けるリード線引っ掛け部65が形成されている。
【0019】
第2のケーシング半部47の第2の側壁47aには、回転軸9の軸線方向の一方の方向に向かって突出し且つ回転軸9と同心的に配置された3個の円筒状の突条部48a〜48cが一体に形成されている。前述のインペラ3の対向壁部に設けた円筒状の突条部41a〜41cと第2の側壁47aに設けた円筒状の突条部48a〜48cは、互い違いに且つ相互に間隔をあけて径方向に並んでいる。このように複数の突条部41a〜41cと48a〜48cとの間に形成される連続したジグザグ状のギャップgにより、カップ状部材31と第2の側壁47aとの間に形成される空間内に回転軸9の径方向外側から水が浸入するのを阻止するためのラビリンス構造67が形成されている。
【0020】
この実施の形態では、第1及び第2の側壁45a及び47aの両方に、ラビリンス構造67よりも回転軸9の径方向外側の位置に側壁45a及び47aを軸線方向に貫通し且つケーシング5内に入った水をケーシング5の外部に排出するための複数の水抜き用貫通孔69a〜69g及び71を形成している。第2の側壁47aにも第1の側壁45aに形成した水抜き用貫通孔69a〜69gと同様の数の水抜き用貫通孔71が形成されている。これら複数の水抜き用貫通孔69a〜69g等は、回転軸9の周方向に所定の間隔をあけて、第1及び第2の側壁45a及び47aに形成されている。具体的には、回転軸の周方向に約15°間隔で、複数の水抜き用貫通孔69a〜69g等が形成されている。
【0021】
例えば、図1に示す状態で、図1の紙面の上下が垂直方向となり、紙面と直交する方向が水平方向になる姿勢で遠心ファンを配置するものと仮定する。このように配置した状態では、吸引口46から入った水は、ケーシング5の内部に形成された風路53内の下部領域に溜まる。この風路53内に溜まった水の液面が図1の状態において水抜き用貫通孔69cの位置に達すると、水抜き用貫通孔69cを通して水はケーシング5の外部に排出されることになる。そのため、ケーシング5内に水が溜まったとしても、電動モータ1が配置されている位置まで水が浸入することはない。またこの例では、ラビリンス構造67を有しているため、風路53内を風と共に移動する水が、インペラ3とケーシング5の第2の側壁47aとの間に形成された隙間から、電動モータ1が位置する空間内に浸入するのを確実に防ぐことができる。
【0022】
この例においては、回転軸9の一方の方向(吸引口46側)から第1の側壁45aを見た状態で、回転軸9を中心にして吐出口51を含む所定の角度範囲θ(本実施の形態では機械角で90度の角度範囲)を除く残りの角度範囲(360°−θ)内に位置する第1及び第2の側壁45a及び47aの両方の部分にそれぞれ複数の水抜き用貫通孔69a〜69g及び71を形成している。吐出口51を含む所定の角度範囲θ内にある第1及び第2の側壁45a及び47aの部分に水抜き用貫通孔を形成してもよいが、このような位置に水抜き用貫通孔を形成しなくても、この領域内に水が溜まる可能性のある姿勢で遠心ファンを使用した場合には、ある程度水が溜まると、水は吐出口51から流れ出てしまうので、この角度範囲θ内にあえて水抜き用貫通孔を形成しておく必要はない。
【0023】
このような観点から見ると、1以上の水抜き用貫通孔は、吸引口46からケーシング5内に入った水が、吐出口51から抜け出ない姿勢で遠心ファンが使用されたときに、ケーシング5の内部に溜まった水を排出できる位置に形成すればよいことになる。すなわちケーシング5の第1の側壁45a、第2の側壁47a及び周壁49の少なくとも一つに、吸引口46からケーシング5内に入った水が、吐出口51から抜け出ない姿勢で遠心ファンが使用されたときに、ケーシング5の内部に溜まった水を排出するための1以上の水抜き用貫通孔を形成すればよい。なおケーシング5の周壁49に1以上の水抜き用貫通孔を形成する場合には、図2に破線で示したように、水抜き用貫通孔73はできるだけ、第2の側壁47aに近い位置に形成するのが好ましい。なぜならば周壁49に水抜き用貫通孔を形成する場合に、あまり周壁49の中心に近い位置に水抜き用貫通孔を形成すると、インペラ3から回転軸9の径方向に吐出された空気が、比較的大量に周壁49に形成した水抜き貫通孔から漏出してしまうおそれがあるからである。
【0024】
遠心ファンの使用状態が予め判っていれば、その使用状態に応じて水抜き用貫通孔の位置を定めておけばよい。しかしながら汎用品の遠心ファンでは、ユーザーが遠心ファンをどのような姿勢で使用するのか定かではない。そこで第1及び第2の側壁45a及び47aの少なくとも一方に回転軸9の周方向に所定の間隔を空けて複数の水抜き用貫通孔69a〜69g及び71を形成しておくのが好ましい。このようにすると、回転軸9を完全な垂直状態にして遠心ファンを使用しない限り、遠心ファンの使用姿勢をさほど気にしなくても、ケーシング5の内部に入った水を側壁に設けた水抜き用貫通孔から外部に排出できるので、汎用性を高めることができる。特に、この場合において、第1及び第2の側壁45a及び47aの両方に1以上の水抜き用貫通孔を形成すれば、どのような姿勢で遠心ファンを取付けて使用しても、ほぼ電動モータ1内への浸水の問題が発生することはない。
【0025】
本実施の形態では、ラビリンス構造に加えて水抜き用貫通孔を設ける構成を採用しているが、本発明の遠心ファンでは、少なくともラビリンス構造を備えていればよい。また上記実施の形態では、ケーシング5の第1及び第2の側壁45a及び47aの両方に複数の水抜き用貫通孔を形成したが、1以上の水抜き用貫通孔を第1及び第2の側壁45a及び47aの少なくとも一方に形成すればよい。またケーシング5の周壁49にだけ、水抜き用貫通孔を形成するようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明によれば、従来と比べて外形寸法を大きくすることなく、しかも樹脂モールドを用いることなく、簡単な構造で遠心ファンに所定の防水性能を付与することができる利点がある。また本発明では、ブレードが取付けられる位置にラビリンス構造を形成するため、ラビリンス構造の長さを長くすることができるだけでなく、ラビリンス構造よりも内側に位置する空間を部品の収納のために有効に利用することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の遠心ファンの一実施の形態の正面図である。
【図2】 図1のII−II線断面図である。
【符号の説明】
1 電動モータ
3 インペラ
5 ケーシング
7 ステータ
9 回転軸
11 ロータ
31 カップ状部材
35 固定部
37 ブレード支持体
37a ブレード取付部
39 ブレード
41a〜41c 突条部
45a 第1の側壁
47a 第2の側壁
49 周壁
48a〜48c 突条部
51 吐出口
53 風路
67 ラビリンス構造
69a〜69g,71,73 水抜き用貫通孔

Claims (8)

  1. ステータ及び回転軸を中心にして前記ステータの外側を回転するロータを有し、前記ロータが前記回転軸に固定された底壁部及び該底壁部の外縁部から前記回転軸の軸線方向に延びる周壁部を有するカップ状部材と前記カップ状部材の周壁部の内側に固定されて前記ステータのステータ側磁極と対向するロータ側磁極とを有している電動モータと、
    前記電動モータの前記ロータの前記カップ状部材の外側に固定された固定部、前記固定部に固定され且つ前記回転軸の径方向に延びるブレード支持体及び前記モータの前記回転軸の軸線方向の一方から空気を吸い込み前記回転軸の径方向に空気を吐出すように前記ブレード支持体に固定された複数枚のブレードを備えたインペラと、
    前記回転軸の軸線方向の前記一方の方向に向かって開口する吸引口を備えた第1の側壁、前記第1の側壁に対して前記回転軸の軸線方向の他方の方向に位置し且つ前記第1の側壁との間に所定の間隔を開けて配置された第2の側壁及び前記第1及び第2の側壁を連結し且つ前記第1及び第2の側壁の間に前記インペラの回転方向に対する接線方向に向かって開口する1つの吐出口に前記インペラから吐出された空気を導く風路を形成する周壁を有し、前記モータ及び前記インペラを収納するケーシングとを具備し、
    前記ステータが前記第2の側壁に対して固定され、前記ロータの前記カップ状部材が前記底壁部を前記第1の側壁に設けた前記吸引口側に向けるように前記ケーシング内に前記モータが配置されている遠心ファンであって、
    前記ケーシングの前記第2の側壁及び前記インペラの前記ブレード支持体の前記軸線方向に対向するそれぞれの対向壁部は、前記カップ状部材と前記第2の側壁との間に形成される空間内に前記回転軸の径方向外側から水が浸入するのを阻止するためのラビリンス構造を形成する形状を有しており、
    前記ブレード支持体には前記対向壁部の反対側の位置に前記複数枚のブレードが取付けられていることを特徴とする遠心ファン。
  2. 前記第2の側壁の前記対向壁部には、前記軸線方向の前記一方の方向に向かって突出して且つ前記回転軸と同心的に配置された複数の円筒状の突条部が一体に形成され、
    前記インペラの前記対向壁部には、前記軸線方向の前記他方の方向に向かって突出し、前記回転軸と同心的に配置され且つ前記第2の側壁に設けた前記複数の円筒状の突条部と互い違いに前記径方向に並ぶ複数の円筒状の突条部が一体に形成され、
    隣接する複数の突条部間に形成されるギャップにより前記ラビリンス構造が形成されている請求項1に記載の遠心ファン。
  3. 前記第1及び第2の側壁の少なくとも一方には、前記ラビリンス構造よりも前記径方向外側の位置に前記側壁を前記軸線方向に貫通し且つ前記ケーシング内に入った水を前記ケーシングの外部に排出するための1以上の水抜き用貫通孔が形成されている請求項1に記載の遠心ファン。
  4. 前記第1及び第2の側壁の少なくとも一方に前記回転軸の周方向に所定の間隔を空けて複数の前記水抜き用貫通孔が形成されている請求項3に記載の遠心ファン。
  5. 前記第1及び第2の側壁の両方に前記1以上の水抜き用貫通孔が形成されている請求項3に記載の遠心ファン。
  6. 前記回転軸の前記一方の方向から前記第1の側壁を見た状態で、前記回転軸を中心にして前記吐出口を含む所定の角度範囲を除く残りの角度範囲内に位置する第1及び第2の側壁の少なくとも一方の部分に前記複数の水抜き用貫通孔が形成されている請求項4に記載の遠心ファン。
  7. 前記1以上の水抜き用貫通孔は、前記吸引口から前記ケーシング内に入った水が、前記吐出口から抜け出ない姿勢で前記遠心ファンが使用されたときに、前記ケーシングの内部に溜まった水を排出できる位置に形成されている請求項1,2または3に記載の遠心ファン。
  8. 前記第1の側壁、前記第2の側壁及び前記周壁の少なくとも一つには、前記吸引口から前記ケーシング内に入った水が、前記吐出口から抜け出ない姿勢で前記遠心ファンが使用されたときに、前記ケーシングの内部に溜まった水を排出するための1以上の水抜き用貫通孔が形成されている請求項1に記載の遠心ファン。
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