JP3693987B2 - 電池ホルダ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コイン型の電池を保持することができる電池ホルダに関する。
【0002】
【従来の技術】
電子機器においては、一般に、例えば、配線基板上に設けられるメモリ等のバックアップ用にコイン型またはボタン型の電池が配されている。このような電池は、例えば、特許文献1または図18、図19および図20に示されるような電池ホルダに保持されている。
【0003】
配線基板2上に配される電池ホルダは、例えば、コイン型の電池Baを収容する電池収容部10を内側に有する本体部4と、本体部4の外郭部に設けられ電池Baの正極に電気的に接続される正極用端子8と、本体部4における正極用端子8に対向して配され電池Baの負極に電気的に接続される負極用端子6とを主な要素として含んで構成されている。
【0004】
本体部4の電池収容部10は、底面を形成する底部4bと、底部4bに対し垂直に略円筒状に形成される本体部4の外郭部と、により包囲されて形成されている。
【0005】
配線基板2に載置される底部4bには、後述する負極用端子6の一部が選択的に侵入する孔4hが形成されている。また、底部4bにおける配線基板2に接触する面には、位置決めピンが2箇所に設けられている。
【0006】
本体部4の外郭部は、例えば、弾性変形可能な樹脂で作られ、上方に向けて開口しており、正極用端子8および負極用端子6がそれぞれ支持される一対の壁部4wbおよび4waを備えている。壁部4wbには、正極用端子8の固定部8fが圧入されるスリット4gbが底部4bに対し略垂直に内部に形成されている。壁部4wbに対向して形成される壁部4waには、負極用端子6の固定部6fが圧入されるスリット4gaが底部4bに対し略垂直に内部に形成されている。また、スリット4gbおよび4gaは、互いに略平行に形成されている。
【0007】
本体部4の外郭部における一対の壁部4wbおよび4waを除く部分には、壁部4wbおよび4waの高さより高い高さを有する壁部が相対向して形成されている。その各壁部の上端部には、それぞれ、収容された電池Baを負極用端子6相互間において保持する保持部材としての保持部4pが一体に形成されている。
【0008】
正極用端子8は、図21にも示されるように、先端に接点部8cを有し弾性変位可能な可動部8tと、本体部4のスリット4gbに圧入保持される固定部8fと、配線基板2の導電部に半田付固定される半田付固定部8sとから構成されている。
【0009】
正極用端子8の可動部8tは、電池収容部10内に配され、また、正極用端子8の半田付固定部8sは、壁部4wbの外周面に配されている。
【0010】
負極用端子6は、先端近傍に接点部6cを有し弾性変位可能な可動部6tと、本体部4のスリット4gaに圧入保持される固定部6fと、配線基板2の導電部に半田付固定される半田付固定部6sとから構成されている。
【0011】
負極用端子6の可動部6tは、電池収容部10内に配され、また、負極用端子6の半田付固定部6sは、壁部4waの外周面に配されている。さらに、正極用端子8の可動部8tは、負極用端子6の可動部6tの接点部6cを臨むように配されている。
【0012】
収容される電池Baは、負極をキャップ端子部(封口板)に有するとともに、キャップ端子部を樹脂で作られるガスケットGaを介して取り囲むケースに正極を有するものとされる。また、そのガスケットGaの一部は、キャップ端子とケースとの間の境界部分における全円周上に露出している。
【0013】
斯かる構成において、電池Baが電池ホルダに装着される場合、図18に二点鎖線で示されるように、先ず、電池Baの一部が、負極のキャップ端子部を負極用端子6に向けて斜めの姿勢で開口部を通じて電池収容部10内に挿入される。
【0014】
次に、電池BaのケースおよびガスケットGaが正極用端子8の可動部8tの接点部8cに接触した後、さらに保持部4pの端で位置規制される電池Baが負極用端子6の可動部6tの弾性力に抗してさらに押し下げられる。その際、一部の保持部4pは、外方に押し広げられる。
【0015】
そして、電池Baが、そのキャップ端子が底部4bに対し平行となるまで押し下げられることにより、電池Baは、保持部4pと負極用端子6との間に保持されるとともに、正極用端子8の可動部8tの弾性力により壁部の内面に向けて押し付けられることとなる。これにより、電池Baの電池収容部10に対する装着が完了することとなる。
【0016】
【特許文献1】
実開平5−50666
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、電池Baが電池収容部10に装着される場合、ガスケットGaが正極用端子8の可動部8tの接点部8cに接触したとき、削りとられたガスケットGaの一部が接点部8cに付着する場合がある。このように削りとられたガスケットGaの一部が接点部8cに付着した状態で電気的に接続される場合、電気的接続が不完全となる虞がある。また、このような場合、電気的接続を正常な状態に回復させるために電池Baが一旦、電池収容部10から取り外され、接点部8cが清浄化された後、再度、電池Baを装着する手間が生じることとなる。
【0018】
以上の問題点を考慮し、本発明は、コイン型の電池を保持することができる電池ホルダであって、電池が容易に装着されるとともに、電池と端子との電気的接続を確実に行うことができる電池ホルダを提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明に係る電池ホルダは、正極および負極をそれぞれ有する電池が開口部を通じて収容される収容部と、収容部の底部に設けられ電池の正極または負極を電気的に電気回路に接続する接点部を有する第1の端子部と、収容部の壁部に設けられ電池の正極または負極を電気的に電気回路に接続する接点部を有する第2の端子部と、収容部の開口部の周縁に形成され収容された電池を保持する保持部材と、を備え、電池の一部が収容部内に挿入され第1の端子部の接点部が該電池の外周面に接触するまでの期間において、第2の端子部は、電池の外周面と第2の端子部の接点部との間に所定の隙間を形成する隙間形成端部を先端部における接点部よりも最先端側に有することを特徴とする。
【0020】
また、隙間形成端部は、接点部から分岐して延在しているものであってもよい。
【0024】
【発明の実施の形態】
図2は、本発明に係る電池ホルダの第1実施例の外観を示す。
図2において、電池ホルダは、電気回路を構成する配線基板30上に配され例えば、コイン型のリチウム電池20(図4参照)を収容する電池収容部22を内側に有する本体部24と、本体部24の外郭部に設けられリチウム電池20の正極に電気的に接続される正極用端子28と、本体部24における正極用端子28に対向して配されリチウム電池20の負極に電気的に接続される負極用端子26とを主な要素として含んで構成されている。
【0025】
直径約5mm程度のリチウム電池20は、例えば、配線基板30上に配される記憶素子のバックアップ用電源として配される。リチウム電池20は、図4に示されるように、負極とされるキャップ端子(封口板)20mと、正極とされるケース20pと、キャップ端子20mとケース20pとの間に介在されるガスケット20Gとを含んで構成されている。キャップ端子20mおよびケース20pは、それぞれ、金属製とされ、ガスケット20Gは、電気的絶縁材としての樹脂、例えば、ポリスチレンで作られている。ガスケット20Gの一部は、キャップ端子20mとケース20pとの間の境界部分となる全円周上で外部に露出している。
【0026】
本体部24の外郭は、例えば、弾性を有する樹脂で略円筒状に作られている。本体部24の電池収容部22は、図1および図2に示されるように、上方に向けて開口しており、底面を形成する底部24bと、底部24bに対し垂直に形成される一対の端子固定用壁部24WAおよび24WBと、端子固定用壁部24WAおよび24WBにおける円周方向の両端部をそれぞれ連結する連結壁24CAおよび24CBとにより包囲されて形成されている。
【0027】
底部24bには、後述する負極用端子26の一部が選択的に侵入する孔24hが形成されている。また、底部24bにおける配線基板30に接触する面には、図示が省略されるが、本体部24を配線基板30における所定の位置に位置決めする位置決めピンが2箇所に設けられている。
【0028】
端子固定用壁部24WBには、正極用端子28の固定部28fが圧入されるスリット24gbが底部24bに対し略垂直に内部に形成されている。一方、端子固定用壁部24WBに対向して形成される端子固定用壁部24WAには、負極用端子26の固定部26fが圧入されるスリット24gaが底部24bに対し略垂直に内部に形成されている。また、スリット24gbおよび24gaは、互いに略平行に形成されている。
【0029】
連結壁24CAおよび24CBは、それぞれ端子固定用壁部24WAおよび24WBの基板30からの高さよりも高いその高さを有し、互いに相対向して形成されている。その各連結壁24CAおよび24CBの上端部には、それぞれ、収容された電池20を負極用端子26相互間において保持する保持部材としての保持部24pが一体に形成されている。また、連結壁24CAおよび24CBには、それぞれ、装着された電池20を取り外すために利用される切欠部24Kが形成されている。
【0030】
負極用端子26は、図1および図2に示されるように、先端近傍に接点部26cを有し弾性変位可能な可動部26tと、可動部26tに連なり本体部24のスリット24gaに圧入保持される固定部26fと、固定部26fの一端から折り曲げられて形成され配線基板30の導電部に半田付固定される半田付固定部26sとから構成されている。
【0031】
負極用端子26の可動部26tは、電池収容部22内に配され、また、負極用端子26の半田付固定部26sは、壁部24WAの外周面に配されている。
可動部26tにおける湾曲した先端部は、孔24hにおける正極用端子28側の縁部近傍まで延在している。
【0032】
正極用端子28は、図3に示されるように、先端に分岐した二つの分岐部28cを有し弾性変位可能な可動部28tと、可動部28tに連なり本体部24のスリット24gbに圧入保持される固定部28fと、固定部28fの一端から折り曲げられて形成され配線基板30の導電部に半田付固定される半田付固定部28sとから構成されている。
【0033】
正極用端子28の可動部28tは、図1に示されるように、電池収容部22内に配され、また、正極用端子28の半田付固定部28sは、壁部24wbの外周面に配されている。
【0034】
可動部28tは、二つの分岐部28cを先端部に有している。隙間形成端部としての分岐部28cは、一端が固定部28f側に折り曲げられた湾曲状に形成されている。可動部28tの基端部と分岐部28cとの間には、リチウム電池20の正極に電気的に接続される接点部28dが湾曲状に形成されている。接点部28dの幅方向の位置は、分岐部28c相互間の切欠きに対応する位置に設定されている。
【0035】
分岐部28cが所定の間隔で離隔して形成されるのは、後述されるように、ガスケット20Gの一部が分岐部28cに付着した場合であっても、そのガスケット20Gの一部が直接的に接点部28dに対して落下することを回避するためである。
【0036】
なお、分岐部28cは、湾曲状、即ち、凸状に形成されているが、斯かる例に限られることなく、接点部28dの一端側が分岐されて電池収容部22内に向けて直線的に所定長さだけ延在するだけのものであってもよい。または、分岐部28cが複数の湾曲部を有するものであっても良い。
【0037】
斯かる構成において、リチウム電池20が電池ホルダに装着される場合、図5(A)および図6(A)に示されるように、先ず、キャップ端子部20mが負極用端子26の接点部26c側に向けられ、かつ、ケース20pの側面が負極用端子26の可動部26tに接触した状態で斜めの姿勢となるように、リチウム電池20の一部が、開口部を通じて電池収容部22内に挿入される。
【0038】
次に、図5(B)および図6(B)に示されるように、リチウム電池20のケース20pが負極用端子26の可動部26t上を滑るようにさらにリチウム電池20が挿入される。その際、リチウム電池20のケース20pおよびガスケット20Gの一部が正極用端子28の可動部28tの分岐部28cに接触せしめられるとともに保持部24pの端により位置規制される。
【0039】
続いて、図5(C)および図6(C)に示されるように、さらに、リチウム電池20が負極用端子26の可動部26tの弾性力に抗して矢印の示す方向に押圧されるとき、リチウム電池20のキャップ端子部20mが負極用端子26の可動部26t上を滑り、また、ガスケット20Gが可動部28tの分岐部28cから離隔される。その際、一部の保持部24pは、外方に押し広げられ、また、接点部28dとガスケット20Gとの間に所定の隙間が形成されることとなる。
【0040】
そして、図5(D)および図6(D)に示されるように、リチウム電池20が、そのキャップ端子20mが底部24bに対し平行となるまでさらに押し下げられることにより、リチウム電池20は、保持部24pと負極用端子26の可動部26tとの間に保持されるとともに、正極用端子28の可動部28tの弾性力により壁部の内面に向けて押し付けられることとなる。その際、接点部28dがリチウム電池20のケース20pに接触することとなる。これにより、リチウム電池20の電池収容部22に対する装着が完了することとなる。
【0041】
なお、リチウム電池20を取り外すにあたっては、例えば、マイナス(−)形ドライバ等の先端が切欠部24Kを通じて電池収容部22内に挿入され、保持部24pを互いに離隔する方向に押し広げるようにリチウム電池20のケース20pをこじることにより、リチウム電池20が開口部を通じて電池収容部22から取り外される。
【0042】
従って、リチウム電池20のガスケット20Gが接点部28dに接触することなく、リチウム電池20の装着が完了し、しかも、ガスケット20Gが正極用端子28の可動部28tの分岐部28cに接触せしめられる場合であっても、ガスケット20Gの破片が直接的に接点部28dに落下する虞がない。
【0043】
図7および図8は、本発明に係る電池ホルダの第2実施例を示す。
なお、図8に示される例および後述する例においては、図1において示される例において同一とされる構成要素について同一の符号を付して示し、その重複説明を省略する。
【0044】
図7において、電池ホルダは、配線基板30上に配され例えば、コイン型のリチウム電池20を収容する電池収容部42を内側に有する本体部44と、本体部44の外郭部に設けられリチウム電池20の正極に電気的に接続される正極用端子48と、本体部44における正極用端子48に対向して配されリチウム電池20の負極に電気的に接続される負極用端子46とを主な要素として含んで構成されている。
【0045】
本体部44の外郭は、例えば、弾性を有する樹脂で略円筒状に作られている。本体部44の電池収容部42は、図7および図8に示されるように、上方に向けて開口しており、底面を形成する底部44bと、底部44bに対し垂直に形成される一対の端子固定用壁部44WAおよび44WBと、端子固定用壁部44WAおよび44WBにおける円周方向の両端部をそれぞれ連結する連結壁44CAおよび44CBとにより包囲されて形成されている。
【0046】
底部44bには、図11に示されるように、後述する負極用端子46の一部が選択的に侵入する孔44hが形成されている。また、底部44bにおける配線基板30に接触する面には、図示が省略されるが、本体部44を配線基板30における所定の位置に位置決めする位置決めピンが2箇所に設けられている。
【0047】
端子固定用壁部44WBには、図11および図13に示されるように、正極用端子48の固定部48fが圧入されるスリット44gbが底部44bに対し略垂直に内部に形成されている。スリット44gbの周縁には、正極用端子48の半田付固定部が挿入される切欠部44kbが形成されている。
【0048】
一方、端子固定用壁部44WBに対向して形成される端子固定用壁部44WAには、負極用端子46の固定部46fが圧入されるスリット44gaが底部44bに対し略垂直に内部に形成されている。端子固定用壁部44WAにおけるスリット44gaは、切欠部44kaを通じて電池収容部42に連通している。また、端子固定用壁部44WAにおけるスリット44gaの周縁には、負極用端子46の半田付固定部46sが係合される凹部44raが形成されている。
また、スリット44gbおよび44gaは、互いに略平行に形成されている。
【0049】
連結壁44CAおよび44CBは、図7および図11に示されるように、それぞれ端子固定用壁部44WAおよび44WBの基板30表面からの高さよりも高いその高さを有し、互いに相対向して形成されている。その各連結壁44CAおよび44CBの上端部には、それぞれ、収容された電池20を負極用端子46相互間において保持する保持部材としての保持部44pが一体に形成されている。また、連結壁44CAおよび44CBには、それぞれ、装着された電池20を取り外すために利用される切欠部44Kが形成されている。また、連結壁44CAおよび44CBの内周部における端子固定用壁部44WB側には、それぞれ、後述する正極用端子48の可動部が挿入される凹部44Nが2箇所に形成されている。
【0050】
負極用端子46は、図13に示されるように、先端近傍に接点部46cを有し弾性変位可能な可動部46tと、可動部46tに連なり本体部44のスリット44gaに圧入保持される固定部46fと、固定部46fの一端から折り曲げられて形成され配線基板30の導電部に半田付固定される半田付固定部46sとから構成されている。
【0051】
負極用端子46の可動部46tは、電池収容部42内に配され、また、負極用端子46の半田付固定部46sは、図9に示されるように、壁部44WAの外周面に配されている。
【0052】
可動部46tにおける先細状の先端部は、孔44hにおける正極用端子48側の縁部に対し所定の隙間をもって延在している。即ち、可動部46tにおける端子固定用壁部44WAの内面から先端までの長さは、底部44bの半径よりも小に設定されている。
【0053】
先端部に設けられる接点部46cの先端からの距離Lは、図12に拡大されて示されるように、例えば、0.2mmより大に設定されている。これにより、リチウム電池20のケース20pおよびガスケット20Gが可動部46tにおける先端に接触した場合であってもガスケット20Gが接点部46cに接触する虞がない。
【0054】
正極用端子48は、図14に拡大されて示されるように、先端から分岐した二つの分岐接点部48cを有し弾性変位可能な可動部48tと、可動部48tに連なり本体部44のスリット44gbに圧入保持される固定部48fと、固定部48fの一端から折り曲げられて形成され配線基板30の導電部に半田付固定される半田付固定部48sとから構成されている。
【0055】
正極用端子48の可動部48tは、図7および図8に示されるように、電池収容部42内に配され、また、正極用端子48の半田付固定部48sは、壁部44WBの外周面に配されている。
【0056】
可動部28tは、固定部48fの一端から屈曲されて形成されており、二つの分岐接点部48cを両端部にそれぞれ有している。各分岐接点部48cは、本体部44の凹部44Nに挿入されるように同一円周上に形成されている。即ち、各分岐接点部48cは、収容されたリチウム電池20を包囲し、かつ、協働して壁部の内面に向けてリチウム電池20を付勢することとなる。
【0057】
可動部48tにおける分岐接点部48c相互間には、リチウム電池20を負極用端子46との間で保持する保持部48pが形成されている。保持部48pにおける端部の一部48Eは、上方に向けて所定の角度だけ折り曲げられている。
【0058】
斯かる構成において、リチウム電池20が電池ホルダに装着される場合、図15(A)および図16(A)に示されるように、先ず、キャップ端子部20mが負極用端子46の接点部46c側に向けられ、かつ、ケース20pおよびガスケット20Gの側面が負極用端子46の可動部46tの先端に接触した状態で斜めの姿勢となるように、リチウム電池20の一部が、開口部を通じて電池収容部42内に挿入される。その際、可動部48tの一部48Eがそれぞれケース20pの表面に当接している。また、接点部46cとガスケット20Gおよびキャップ端子部20mとの間に隙間が形成されている。
【0059】
次に、図15(B)および図16(B)に示されるように、リチウム電池20が矢印の示す方向に倒されることにより、リチウム電池20のケース20pおよびガスケット20Gが負極用端子46の可動部46tの端部から離隔され、リチウム電池20がさらに挿入される。その際、リチウム電池20のケース20pの表面が底部44bに接触することとなる。
【0060】
続いて、図15(C)および図16(C)に示されるように、さらに、リチウム電池20が負極用端子46の可動部46tの弾性力に抗して矢印の示す方向に押圧されるとき、リチウム電池20のキャップ端子部20mが負極用端子26の可動部26tの端部に接触される。その際、正極用端子48の保持部48pが、リチウム電池20のケース20pに係合され、かつ、本体部44の保持部44pは、外方に押し広げられることとなる。
【0061】
そして、図15(D)および図16(D)に示されるように、リチウム電池20が、そのキャップ端子20mが底部44bに対し平行となるまでさらに押し下げられることにより、リチウム電池20は、保持部44pおよび48pと負極用端子46の可動部46tとの間に保持されるとともに、正極用端子48の可動部48tの分岐接点部48cの弾性力により壁部の内面に向けて押し付けられることとなる。その際、接点部46cがリチウム電池20のキャップ端子20mに接触することとなる。これにより、リチウム電池20の電池収容部42に対する装着が完了することとなる。
【0062】
図17は、本発明に係る電池ホルダの第3実施例の要部を示す。
なお、図17に示される例においては、図示がされていないが、図7に示される例と同様な正極用端子48を備えるものとされる。
【0063】
図17に示される例における負極用端子50の可動部50tは、図7に示される例における負極用端子46の可動部46tの先細形状とは異なり、二股状の先端部を有している。
【0064】
負極用端子50は、先端近傍に接点部50cを有し弾性変位可能な可動部50tと、可動部50tに連なって形成され本体部44のスリット44gaに圧入保持される固定部50fと、固定部50fの一端から折り曲げられて形成され配線基板30の導電部に半田付固定される半田付固定部50sとから構成されている。
【0065】
負極用端子50の可動部50tは、電池収容部42内に配され、また、負極用端子50の半田付固定部50sは、壁部44WAの外周面に配されている。
【0066】
可動部50tにおける先端部は、孔44hにおける正極用端子48側の縁部に対し所定の隙間をもって延在している。即ち、可動部50tにおける端子固定用壁部44WAの内面から先端までの長さは、底部44bの半径よりも小に設定されている。その先端部は、二股部を形成する分岐部50eを有している。
【0067】
接点部50cの中心から分岐部50eの先端までの距離は、例えば、0.2mmより大に設定されている。これにより、リチウム電池20のケース20pおよびガスケット20Gが可動部50tにおける先端に接触した場合であってもガスケット20Gが接点部46cに接触する虞がない。さらに、接点部50cに対向する分岐部50e相互間が切り欠かれているので可動部50tにおける先端により削りとられたガスケット20Gの一部が接点部46c近傍に残存することも回避されることとなる。
【0068】
斯かる構成においても、上述の例と同様な作用効果が得られることとなる。
【0069】
なお、本発明に係る電池ホルダの一例においては、上述の第1実施例における正極用端子28と第2実施例または第3実施例における負極用端子46または50とが組み合わされる構成でもよいことは勿論である。
【0070】
また、上述の例においては、電池ホルダの一例がリチウム電池について適用されているが、斯かる例に限られることなく、ボタン形の水銀電池、空気電池についても適用されてもよい。
【0071】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明に係る電池用ホルダによれば、電池の一部が収容部内に挿入され第1の端子部の接点部が電池の外周面に接触するまでの期間において、第2の端子部は、電池の外周面と第2の端子部の接点部との間に所定の隙間を形成する隙間形成端部を先端部における接点部よりも最先端側に有することにより接点部が電池の表面に干渉することなく電池が容易に装着されるとともに、電池と端子との電気的接続を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電池ホルダの第1実施例の要部を、収容される電池とともに示す断面図である。
【図2】図1に示される例における平面図である。
【図3】図1に示される例において用いられる正極用端子を示す斜視図である。
【図4】図1に示される例において収容される電池の外観を示す正面図である。
【図5】(A),(B)、(C)、(D)は、それぞれ、図1に示される例における電池の装着動作の説明に供される平面図である。
【図6】(A),(B)、(C)、(D)は、それぞれ、図1に示される例における電池の装着動作の説明に供される断面図である。
【図7】本発明に係る電池ホルダの第2実施例の全体構成を示す斜視図である。
【図8】図7に示される例における要部を示す断面図である。
【図9】図8に示される例における右側面図である。
【図10】図7に示される例における外観を示す正面図である。
【図11】図7に示される例における平面図である。
【図12】図7に示される例における負極用端子の一部を部分的に拡大して示す図である。
【図13】図7に示される例における構成を示す分解斜視図である。
【図14】図7に示される例における正極用端子を示す斜視図である。
【図15】(A),(B)、(C)、(D)は、それぞれ、図7に示される例における電池の装着動作の説明に供される断面図である。
【図16】(A),(B)、(C)、(D)は、それぞれ、図7に示される例における電池の装着動作の説明に供される平面図である。
【図17】本発明に係る電池ホルダの第3実施例の要部を示す平面図である。
【図18】従来の電池ホルダの概略構成を、装着される電池とともに示す断面図である。
【図19】図18に示される例における平面図である。
【図20】図18に示される例における右側面図である。
【図21】図18に示される例における正極用端子を示す斜視図である。
【符号の説明】
20 リチウム電池
20G ガスケット
22、42 電池収容部
24p、44p、48p 保持部
26、46、50 負極用端子
26c、28d、46c、50c 接点部
28、48 正極用端子
28c 分岐部
48c 分岐接点部
50e 分岐部
Claims (2)
- 正極および負極をそれぞれ有する電池が開口部を通じて収容される収容部と、
前記収容部の底部に設けられ前記電池の正極または負極を電気的に電気回路に接続する接点部を有する第1の端子部と、
前記収容部の壁部に設けられ前記電池の正極または負極を電気的に電気回路に接続する接点部を有する第2の端子部と、
前記収容部の開口部の周縁に形成され収容された前記電池を保持する保持部材と、を備え、
前記電池の一部が前記収容部内に挿入され前記第1の端子部の接点部が該電池の外周面に接触するまでの期間において、前記第2の端子部は、該電池の外周面と該第2の端子部の接点部との間に所定の隙間を形成する隙間形成端部を先端部における接点部よりも最先端側に有することを特徴とする電池ホルダ。 - 前記隙間形成端部は、前記接点部から分岐して延在していることを特徴とする請求項1記載の電池ホルダ。
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