JP3692543B2 - 毛髪および頭皮処置のための化粧用または製薬用組成物 - Google Patents

毛髪および頭皮処置のための化粧用または製薬用組成物 Download PDF

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Description

【0001】
本発明は毛髪および頭皮の処置のための化粧用または製薬用組成物に関する。
【0002】
毛髪が大気中の薬剤の作用および種種な化粧処置例えばパーマネントウエイブ、染色または漂白の作用により敏感にされ、あるいは種種な程度に弱くされることはよく知られている。そして毛髪は梳き難くなり、髪型をつくり難くなる。加えてさわつた感じが荒くなる。
【0003】
従って、毛髪を梳き易くし、髪型をととのえ易くでき、さわつた感じの柔らかさを改善する組成物が求められて来た。この目的のためカチオン界面活性剤が通常用いられている。その界面活性剤は梳き易さと髪型作りとは改善するが、不利な点も示している。即ち、毛髪を重たるくし、脂っぽく見せる傾向がある。この不利さは処置される毛髪が繊細なればなる程比例して強調される。
【0004】
同じ目的のため四級化されている蛋白質の使用も提案された。その蛋白質は毛髪を重ったるしたりあるいは脂っぽく見せる不利さは示さないが、他方それが生み出す梳き易さと髪型のつけ易さにおける改善はカチオン界面活性剤により生み出されるそれより著しく劣る。
【0005】
それ故カチオン界面活性剤と四級化蛋白質との両方を含有する組成物を使用する試みが行われた。しかし、この場合において得られる効果は、多くの場合において、カチオン界面活性剤の毛髪への沈着が四級化蛋白質の沈着を妨害する故に、カチオン界面活性剤と四級化蛋白質とにより個別に得ることができる効果の合計より劣っている。この状態を、毛髪上で得られる効果を多少改善するカチオンシリコーンポリマーの添加により取除くことが既にGB−A−2,157,168に提案されている。
【0006】
更にその上、毛髪に軟らかさとつやとを復活させるため油脂物質を用いることは非常に長い間知られて来た。これらの物質の適用は一般に次に毛髪から過剰の油脂物質除去のため洗髪が行われる。しかし、油脂物質の使用は毛髪を軟らかくし、重ったるくし、その結果型を保ち、量感をもつ髪型を得ることは出来ない。
【0007】
本発明に従えば、少くとも1つの特別なカチオン界面活性剤および/または四級化されている蛋白質を含有する水性溶液と、水に不溶の、水和された脂質薄膜相を形成することができるイオン性脂質とを組合せることにより、毛髪を軟らかくしたり、重ったるくあるいは脂っぽくしたりすることなく毛髪を梳き易くし、容易に髪型をつけ得る組成物が得られることが見出された。加うるに、この組成物は髪型に対し、豊さの点で目ざましい性質を与え、毛髪を根本から先端まで塗布し得る。従って処理された毛髪はつやと軟らかさとを持ち、梳いた後は敏感な毛髪や繊細な毛髪の場合においても、根本から先端まで滑らかで軽やかである。
この効果はGB−A−2,157,168で定義されたものに匹敵する。
【0008】
しかし本発明に従う組成物は驚くべきことに頭皮に水和作用を持つことが見出された。組成物は頭皮に涼味と気持よさの心地よい感じを与えると言う有利さを持っている。従ってそれらは毛髪と頭皮とに対する二重作用を持ち、この結果は全く新規で、予期できないものである。
【0009】
更に、本発明に従う組成物は貯蔵安定性に優れている。
【0010】
本発明の主題は従って、場合に依っては安定剤と組合わせて使用される、水に不溶の、水和されている脂質薄膜相を形成できるイオン性両親媒性脂質を含有し、その脂質は、若し、組成物がカチオン界面活性剤として塩化ジアステアリルジメチルアンモニウムを含有しているならば、その組成物は必ず少くとも1つの四級化されている蛋白質例えば下記2)の下に定義されているものを含有すると言う条件の下で、
1)構造式
【化1】
[この式で、Xは特に塩素イオンまたはCHSO であり、RはC−Cアルキル基、好ましくはメチル基であり、
a)Xが塩素イオンである場合には
とRとは何れも、Rとおよび互いに他と同一または異なっているC−Cアルキル基であり、RはC16−C22アルキル基であり、
あるいは、R=Rであり、この場合には、R=R=C18アルキル基であるか、あるいはR=(C17アルキル)アミドプロピル基であつて、R=(C14アルキル)アセタート残基であり、そして、
b)XがCHSO4−である場合には
は、アルキル基および/またはアルケニル基とがC13−C21基であり、獣脂脂肪酸から誘導される(アルキルおよび/またはアルケニル)アミドエチル基であり、
とRとは窒素原子と一緒になつて置換されている4,5−ジヒドロイミダゾール複素環、特に2−(獣脂脂肪酸から誘導されたC1321アルキル)4,5−ジヒドロイミダゾール環を形成する]
で表わされる、少くとも1つのカチオン界面活性剤、および/または
2)少くとも1つのC−C18アルキル鎖を含有する少くとも1つの第四級化アンモニウム基を結合鎖の末端にもつかあるいはそれにグラフトされていて化学的に改質されていて、そのポリペプチドは動物蛋白質水解物から選択されるポリペプチドからなる少くとも1つの四級化蛋白質
を含有する連続した水性相中に分散されている、毛髪と頭皮との処置のための化粧用または製薬用組成物である。
【0011】
この水和された脂質薄膜相が小胞を形成する場合、その小胞をリポゾームと呼ぶ。本発明に従う組成物中に存在するリポゾームは有利には平均直径0.05〜5μ、好ましくは0.05〜5μ、好ましくは0.05〜0.35μを持つ。
【0012】
リポゾームは今日の技術水準でよく知られている。それは内部の水性相の層により分離されている、脂質の1つまたはそれ以上の同心円層よりなる小球体または小胞である。リポゾームの場合、その小球体または小胞製造のために用いられる脂質は公知の意味で、1分子当り1つまたはそれ以上の長い炭化水素鎖を含有する、天然または合成由来のイオン性両親媒性物である。
【0013】
本発明に従えば、水に不溶の、水和された脂質薄膜相を形成するイオン性両親媒性化合物は次の化合物から選択するのが有利である。
a)天然または合成のリン脂質、特に卵または大豆レシチン、スフィンゴミエリン、ジバルミトイルホスファチジルコリンあるいは水素化されたレシチン。
b)2つの親油性鎖または反対符号の2つの長鎖有機イオンの組合せを含有する両性化合物。
c)陰イオン性化合物。
【0014】
陰イオン性化合物においては、構造式
【化2】
[この式で、RはC−C21アルキルまたはアルケニル基であり、
はC−C31飽和または不飽和炭化水素残基であり、
COAは次の群
COOM、ここでMはH、Na、K、NHまたはアミンから誘導される置換されているアンモニウムイオンである。
残基
【化3】
(ここで、Bはモノ−またはポリ−水酸化されている第一または第二アミンであり、Rは水素原子またはメチル基、エチル基またはヒドロキシエチル基である)残基
【化4】
(ここで、Qは置換されているアミノアルキル基またはアンモニオアルキル基であり、Rは前記の意味をもつ)
および
COOZ、ここで、ZはC−Cポリオール残基である
から選択される基である]
で表わされる化合物からなる群から選択するのが有利である。
【0015】
公知の方法にならつて、これらの水和された脂質薄膜相を構成するイオン性脂質化合物は、その水和された脂質薄膜相の脂質葉状片の透過性または表面荷電を変更するための、少くとも1つの安定化添加物と組合せて用いてもよい。本発明に従えば、これらの添加物は、より特別には、ステロール例えばコレステロールまたはβ−シトステロールと、アシル基がC14−C22であるアシルグルタマートのモノ−またはジ−ナトリウム塩またはコプラおよび獣脂から誘導されたアシル基混合物のグルタマートのジナトリウム塩と、C12−C16脂肪アルコールのリン酸エステルと親油性界面活性剤例えばオキシエチレン化フィトステロールとからなる群から選択される。
【0016】
その陰イオン性安定剤は、水和されている脂質薄膜相を構成するイオン性両親媒性脂質の重量に対し、好ましくは12wt%を超えない量のイオン性両親媒性化合物と組合せて用いられる。ステロール、特にコレステロールの場合この割合を100wt%に等しいかまたはそれ以下にしなければならない。
【0017】
本発明に従えば、水和された脂質薄膜相は化粧品的または製薬的に活性な薬剤の存在または不存在の下で水を含有する。活性な薬剤として、例えば毛髪脱落防止または育成刺激剤、レチノイドおよび関連物質、抗炎症剤、抗真菌剤、日焼け止めなどを挙げてもよい。
本発明に従い組成物の連続水性層中に存在するカチオン界面活性剤は、
a)ハロゲン化テトラアルキルアンモニウム例えば塩化ベヘニルトリメチルアンモニウムと塩化ジステアリルジメチルアンモニウムと塩化トリメチルセチルアンモニウム。
b)構造式
【化5】
で表わされる塩化ステアラミドプロピルジメチル(ミリスチルアセタート)アンモニウム、例えば商標“Ceraphyl 70”の下にVan Dykにより販売されている製品。
c)構造式
【化6】
(この式で、Rは獣脂脂肪酸より誘導されるC13−C21アルケニルおよび/またはアルキル基の混合物である)
で表わされる第四級アンモニウム塩例えば商標“Rewoquat W 7500”の下にRewoにより販売されている製品。
よりなる群から選択するのが有利である。
【0018】
本発明に従い連続水性相中に存在する四級化された蛋白質は、
a)ポリペプチド鎖に、少くとも1つのC−C18アルキル基を含有する四級アンモニウム基を持つ幾つかの蛋白質水解物、特に商標“Crotein Q”の下にCrodaにより販売されている、ポリペプチド鎖が平均分子量12,000程度を持つ動物蛋白質水解物
b)トリメチルベンジルアンモニウム基を持つ動物蛋白質水解物[Cosmetic Toiletry and Fragrance Association Inc.で出版されているCTFA Dictionary(第3版、1982年)、以下“CTFA Dictionaryと呼ぶ、において“benzyltrimonium hydrolysed animal protein”と呼ばれる]、例えば商標“Crotein BTA”の下にCrodaにより販売されるもの。
c)CTFA Dictionaryで“Triethonium hydrolysed collagen ethosulfate”しと呼ばれる、トリエチルアンモニウム基をもつコラーゲン水解物で、商標“Quat−Pro E”の下に販売されるもの。
d)CTFA Dictionaryで“Steartrimonium hydrolysed collagen”と呼ばれ、商標“Quat Pro S”の下にMaybrookで販売されている、トリメチルアンモニウム基とトリメチルステアリルアンモニウム基とを持つコラーゲン水解物。
e)CTFA Dictionaryの第3版(1982年)の補遺においてCOCAMIDPROPYLDIMONIUM HYDROXYPROPYLAMINO HYDROLYSED ANIMAL PROTEINと呼ばれ、商標“Lexein QX 3000”の下にInolexにより販売されている、コカミドプロピル−ジメチル−アミンを水解された動物蛋白質に結合して得られる四級化された蛋白質、
からなる群から選択するのが有利である。
【0019】
本発明に従う組成物は好ましくは少くとも1つのカチオン界面活性剤と少くとも1つの四級化蛋白質とを同時に含有していてもよい。この場合、
カチオン界面活性剤は好ましくは構造式(I)
【化1】
(ここで、RとRとRとはC−Cアルキル基であり、RはC20−C22アルキル基である)で表わされる塩化テトラアルキルアンモニウムであり、 そして、四級化蛋白質は好ましくはC1−C18アルキル基を含有する第四級アンモニウム基を持つ動物蛋白質水解物である。
【0020】
分散液の連続水性相は、カチオン界面活性剤および/または四級化蛋白質に加えて場合によつては少くとも1つの既知の添加物例えば防腐剤、安定剤、着色剤、香料、軟化剤、好ましくはポリオールから選ばれる湿潤剤例えばグリセリンおよび増稠剤例えばオキシエチレン化またはその他の脂肪アルコールを含有してもよい。
【0021】
本発明に従う組成物においては、カチオン界面活性剤は組成物の全重量に対して0.05〜10wt%、好ましくは0.1〜6wt%である。四級化されている蛋白質は組成物の全重量に対し0.05〜3wt%、好ましくは0.05〜0.5wt%である。薄膜相を構成するイオン性両親媒性脂質は組成物の全重量に対し0.1〜20wt%、好ましくは1〜10wt%、更に特別には3〜10wt%である。
【0022】
カチオン界面活性剤がイオン性両親媒性脂質に対し多量に用いられている場合においては、陽イオン性薬剤の選定は重大であつて、それが小胞を破壊しないように行われなければならない。
【0023】
【実施例】
本発明にとたがう組成物は一般に、2つの構成成分(A)と(B)とを混合することにより調製される。構成成分(A)は連続水性相中に水和されている脂質薄膜相を含有する。構成成分(B)は水性相中に陽イオン性薬剤および/または四級化された蛋白質を含有している。各構成成分はその上種種な添加物を含有していてもよい。各構成成分(A)と(B)とは組成物の全重量に対し40〜60wt%であるべきである。2つの混合された構成成分は有利には実質的に等重量である。
【0024】
構成成分(A)は在来の方法、更に特別にはフランス特許公開第2,315,991号に記載の方法に従って調製される。即ち、
第1段階で、場合によつては、形成を意図している水和された脂質薄膜相の脂質葉状片の透過性または荷電を変更するための添加物と混合されたイオン性両親媒性脂質を水と接触させる。
第2段階で、水性分散層を得られた水和された脂質薄膜相に加える。
第3段階で、この混合物を烈しい拡販にかけて小胞を得る。
【0025】
構成成分(B)を調製し、それを構成成分(A)に加え、完全に均一になるまで攪拌する。
本発明に従う組成物は好ましくは、シャンプーの前および更に特別には後、染色または漂白の前および更に特別には後、パーマネントウエーブまたはくせ直しの前および更に特別には後に、すすぎ落せる製品の形で適用する。例えばセットまたは吹き乾燥前にすすぎ落されない製品の形で適用してもよい。
【0026】
本発明の組成物の、毛髪および/または頭皮の処置の目的で用いるためには、本発明の組成物の有効量を処置する基質上に適用し、1〜15分間接触したままにし、その後その製品をすすぎ落す。組成物の適当な量は一般に、すすぎ落す製品の場合には頭1つ当り20〜40g程度、すすぎ落さない製品の場合5〜10g程度である。
【0027】
純粋に説明の目的であつて、如何なる限定も課さない以下の実施例は本発明をよりよく理解させ得よう。
【0028】
【実施例1】
第1段階において、小胞を包含する構成成分(A)を調製する。商品名“Lipoid S 75”の下にSEPPICにより販売されている、ホスファチジルコリン75%を含有する大豆レシチン4gを、60℃の水浴上で静かにかきまわし、完全に均一になるまで(5分間)混合する。
【0029】
80℃に加熱され、防腐剤を含有する水8gを混合物に導入し、約5分間混合する。その混合物を1時間膨潤させておく。20℃の水12gを、こうして得られた相に添加する。混合物を数分間攪拌し、それから500バール(Rannie)の高圧ホモジナイザーを通過させて精練する。
【0030】
第2段階において、構成成分(B)を、次の処方物B1とB2とを混合して調製する。
処方物 B1
セチルアルコール/ステアリルアルコール(30/70) 3.36g
エチレンオキシド33モルでオキシエチレン化
したセチルアルコール/ステアリルアルコール 0.84g
2−オクチルドデカノール 0.6g
セチルアルコール/ステアリルアルコール(50/50) 1.8g
処方物 B2
グリセリン 0.6g
塩化ジステアリルジメチルアンモニウム 4.7g
活性物質(=AS)28%を含有し、商品名
“Quat Pro E”の下にMaybrook
により販売されている、トリエチルアンモニウム
基を含有するコラーゲン水解物 0.15gAS
防腐剤 充分量
水 充分量 68.4g
【0031】
処方物B1とB2との混合は攪拌して行い、混合物は完全に冷却するまで攪拌する。
【0032】
第3段階において、構成成分Aと構成成分Bとの混合物が作られ、完全に均一になるまで攪拌し続ける。
【0033】
この組成物を約25gの割合で、頭皮および洗浄し、およそ乾燥させた毛髪に適用する。10分間おいた後水ですすぎ落す。冷涼の知覚が頭皮への適用で感じられる。乾燥後、毛髪が被覆され、髪型が軽やかで、ボディーを持つことを知り得た。その毛髪は容易に梳け、つややかで、軟らかで、先端に至るまで全く滑らかである。
【0034】
【実施例2】
第1段階において小胞を包含する構成成分(A)を調製する。商品名“Phosphalipon 80”の下にNattermannにより販売されている大豆リン脂質2gと防腐剤との混合物を温度60℃で、完全に均一になるまで静に攪拌することにより混合する(5分間)。
【0035】
80℃に加熱され、防腐剤を含有する水4gをその混合物に導入し、約5分間混合後その混合物を1時間膨潤させておく。20℃の水6gを、こうして得た相に添加する。混合物を数分間攪拌し、それから500バールの高圧ホモジナイザー(Rannie)を通過させて精練する。攪拌しながら20℃の水0.325gを用い調合する。
【0036】
第2段階において、構成成分(B)を次の処方物B1とB2とを混合して調製する。
処方物 B1
セチルアルコール/ステアリルアルコール(30/70) 3.92g
エチレンオキシド33モルでオキシエチレン化され
ているセチルアルコール/ステアリルアルコール 0.98g
2−オクチルドデカノール 0.7g
セチルアルコール/ステアリルアルコール(50/50) 2.1g
処方物 B2
グリセリン 0.7g
商品名“Rewoquat 7500PG”
の下にRewoにより販売されている、
AS75%を含有する第四アンモニウム塩 5gAS
商標“Lexein QX3000”の下にInolex
によりAS濃度30%で販売されている、加水分解されて
いる動物蛋白質へのコカミドプロピル−ジメチルアミンの
縮合により得られた四級化されている蛋白質 0.2gAS
防腐剤 充分量
水 充分量 79.8g
【0037】
処方物B1とB2とを攪拌しながら混合し、その混合物を完全に冷却するまで攪拌し続ける。
【0038】
第3段階で構成成分Aと構成成分Bとを混合し、完全に均一になるまで攪拌し続ける。
【0039】
この組成物を約25gの割合で頭皮およびおよそ乾燥させた毛髪に適用する。
10分間そのままにした後水ですすぎ落す。頭皮に適用した時冷涼の知覚が感じられる。乾燥後毛髪は塗布され、髪型は軽やかで、ボディーを持つことが知り得た。その毛髪は容易に梳け、つややかで、軟らかで、先端まで全く滑らかである。
【0040】
【実施例3】
第1段階において小胞を包含する構成成分(A)を調製する。商品名“Generol 122 E5”の下にNikkoで販売されている、エチレンオキシド5モルでポリオキシエチレン化されているフィトステロール4gを温度85℃で静に攪拌することにより溶融する。それから、商品名“Lecinol S 10”の下にNikkoで販売されている、水素化ホスファチジルコリン30〜35%を含有する水素化レシチン6gの混合物をその溶融混合物に、完全な均一化が得られるまで添加する(5分間)。
【0041】
80℃に加熱され、防腐剤を含有する水20gをその溶融混合物に添加し、約5分間混合した後、その混合物を1時間膨潤させておく。20℃の水30gをこうして得た相に添加する。その混合物を数分間攪拌し、500バールの高圧ホモジナイザー(RannieまたはGaulin)を通して精練し、攪拌しながら20℃の水9.3gを調合する。
【0042】
第2段階で次の処方物B1とB2とを混合して構成成分(B)を調製する。
処方物 B1
セチルアルコール/ステアリルアルコール(30/70) 2.24g
エチレンオキシド33モルでオキシエチレン化
したセチルアルコール/ステアリルアルコール 0.56g
2−オクチルドデカノール 0.4g
セチルアルコール/ステアリルアルコール(50/50) 1.2g
処方物 B2
グリセリン 0.4g
商品名“Genamin KDMF”の下に
Hoechstにより販売されている、AS80%
を含有する塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 2.75gAS
商標“Crotein Q”の下にCrodaにより
販売されている、分子量約12,000のポリペプチド
鎖と、少くとも1つのC1−C18アルキル基を持つ
第四級アンモニウム基とを含有している蛋白質水解物 0.125g
防腐剤 充分量
水 充分量 25.6g
【0043】
処方物B1とB2とを攪拌しながら混合し、完全に冷却するまで攪拌を続ける。
【0044】
第3段階で、構成成分Aと構成成分Bとを混合し、完全に均一化するまでその混合物の攪拌を続ける。
【0045】
この組成物を約25g、頭皮と洗浄し、ほぼ乾燥させた毛髪とに適用する。10分間そのままにしておいた後水ですすぎ落す。涼感の知覚が頭皮への適用で感じられる。乾燥後その毛髪が塗布されていて、髪型が軽やかで、ボディーを持っていることが知り得る。その毛髪は容易に梳け、つやがあり、軟らかく、先端まで全く滑らかである。
【0046】
【実施例4】
第1段階で小胞を含有する構成成分(A)を調製する。商品名“LipoidS75”の下にSeppicにより販売されている、ホスファチジルコリン75%を含有する大豆レシチン6gを60℃の水浴上で静に攪拌し、完全に均一化するまで混合する(5分間)。
【0047】
80℃に加熱され、防腐剤を含有する水12gを混合物に加え、混合を約5分間つづける。その混合物を1時間膨潤させておく。そうして得られた相に20℃の水18gを加える。混合物を数分攪拌し、それからその混合物を500バールの高圧ホモジナイザー(Rannie)を通し精練する。攪拌しながら、20℃の水で50gとする。
【0048】
第2段階で構成成分(B)を、次の処方物B1とB2とを混合して調製する。処方物 B1
セチルアルコール/ステアリルアルコール(30/70) 3.36g
エチレンオキシド33モルでオキシエチレン化され
ているセチルアルコール/ステアリルアルコール 0.84g
2−オクチルドデカノール 0.6g
セチルアルコール/ステアリルアルコール(50/50) 1.8g
処方物 B2
グリセリン 0.6g
AS90%濃度で、商品名“Quat Pro S”
の下にMaybrookにより販売されている、
トリメチルアンモニウム基とトリメチルステアリル
アンモニウム基とを含有するコラーゲン水解物 0.5gAS
防腐剤 充分量
水 充分量 50g
【0049】
処方物B1とB2とを攪拌しながら混合し、完全に冷却するまでその混合物を攪拌し続ける。
【0050】
第3段階において、構成成分Aと構成成分Bとを混合し、完全に均一化するまでその混合物を攪拌し続ける。
【0051】
この組成物を頭皮および洗浄し、およそ乾燥させた毛髪に適用する、実施例1で得られると同じ有利さをもつている。
【0052】
【実施例5】
ふけ止めクリームを調製する。
第1段階で小胞を含有する構成成分(A)を調製する。商品名“Phospholipon 80”の下にNattermanで販売されている大豆リン脂質4gと、商品名“Octopirox”の下にHoechstにより販売されている、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2,4,4−トリメチル)ペンチル−1H−ピリドンのエタノールアミン塩0.2gと防腐剤とを60℃の温度で、完全に均一化されるまで(5分間)静に攪拌して混合する。
【0053】
80℃に加熱され、防腐剤を含有する水8gをこの混合物に導入し、約5分間混合した後混合物を1時間膨潤させておく。こうして得られた相に20℃の水12gを加え、その混合物を数分間攪拌し、そして500バールの高圧ホモジナイザー(Rannie)を通して精練し、攪拌しながら20℃の水を用いて25gとする。
【0054】
第2段階で構成成分(B)を次の処方物B1とB2とを混合して調製する。
処方物 B1
セチルアルコール/ステアリルアルコール(30/70) 3.36g
エチレンオキシド33モルでオキシエチレン化され
ているセチルアルコール/ステアリルアルコール 0.84g
2−オクチルドデカノール 0.6g
セチルアルコール/ステアリルアルコール(50/50) 1.8g
処方物 B2
グリセリン 0.6g
AS濃度28%で、商品名“Quat Pro E”
の下にMaybrookで販売されている、トリ
エチルアンモニウム基を含有するコラーゲン水解物 0.5gAS
商標“REWOQUAT 7500PG”の下に
Rewoで、AS濃度75%で販売されている第四
アンモニウム塩 2gAS
防腐剤 充分量
水 充分量 75g
【0055】
処方物B1とB2とを攪拌して混合し、完全に冷却するまでその混合物を攪拌し続ける。
【0056】
第3段階で構成成分Aと構成成分Bとを混合し、完全に均一化するまで攪拌する。
【0057】
週2回3ケ月適用後鱗屑数の減少が見られる。
【0058】
毛髪への化粧品効果は実施例1に記載と同じである。
【0059】
【実施例6】
第1段階において小胞を含有する構成成分(A)を調製する。商品名“Generol 122 E5”の下にNikkoにより販売されている、エチレンオキシド5モルでポリオキシエチレン化されているフィトステロール3.04gを温度85℃で静に攪拌して溶融する。それから、商品名“Lecinol S 10”の下にNikkoで販売されている、水素化ホスファチジルコリン30〜35%を含有する水素化レシチン4.56gを完全に均一化するまで(5分間)その溶融混合物に添加する
【0060】
防腐剤を含有する80℃に加熱された水15.2gをその溶融混合物に導入し、約5分間混合後その混合物を1時間膨潤させておく。20℃の水22.8gをこうして得られた相に加える。その混合物を数分間攪拌し、500バールの高圧ホモジナイザー(RannieまたはGaulin)を通して精練し、それから攪拌しながら20℃の水で50gとする。
【0061】
第2段階で構成成分(B)を、次の処方物B1とB2とを混合して調製する。
処方物 B1
セチルアルコール/ステアリルアルコール(30/70) 3.36g
エチレンオキシド33モルでオキシエチレン化され
ているセチルアルコール/ステアリルアルコール 0.84g
2−オクチルドデカノール 0.6g
セチルアルコール/ステアリルアルコール(50/50) 1.8g
処方物 B2
グリセリン 0.6g
AS25%を含有する塩化トリメチルセチルアンモニウム 1gAS
防腐剤 充分量
水 充分量 50g
【0062】
処方物B1とB2とを攪拌しながら混合し、完全に冷却するまでその混合物を攪拌し続ける。
【0063】
第3段階で、構成成分Aと構成成分Bとを混合し、完全に均一化するまでその混合物を攪拌する。
【0064】
この組成物を頭皮と、洗浄しておよそ乾燥させた毛髪に適用する。実施例1の組成物と同じ有利さを持っている。

Claims (21)

  1. 場合に依っては安定剤または化粧品的または製薬的に活性な薬剤または防腐剤と組合せて使用されるイオン性両親媒性脂質のみを含有し、他の成分は含有しない、水に不溶性で水和されている脂質薄膜相を含み、その脂質が、若し組成物が、カチオン界面活性剤として塩化ジステアリルジメチルアンモニウムを含有しているならば、その組成物は必ず少くとも1つの四級化されている蛋白質例えば下記2)の下に定義されているものを含有すると言う条件の下で、
    1)構造式
    Figure 0003692543
    〔この式で、Xは塩素イオンまたはCH3SO4  ̄であり、R1はC1−C4アルキル基であり、
    a)Xが塩素イオンである場合には
    R2とR3とは何れもR1と、および互いに他と同一または異なっているC1−C4アルキル基であり、R4はC16−C22アルキル基であり、
    あるいは、R2=R1であり、この場合には、R3=R4=C18アルキル基であるか、あるいはR3=(C17アルキル)アミドプロピル基であって、R4=(C14アルキル)アセタート残基であり、そして、
    b)XがCH3SO4  ̄である場合には
    R2は、アルキル基および/またはアルケニル基とがC13−C21基であり、獣脂脂肪酸から誘導される(アルキルおよび/またはアルケニル)アミドエチル基であり、
    R3とR4とは窒素原子と一緒になって2位で置換されている4,5−ジヒドロイミダゾール環を形成する〕
    で表わされる、少くとも1つのカチオン界面活性剤、および/または
    2)少くとも1つのC1−C18アルキル鎖を含有する少くとも1つの第四級アンモニウム基を結合鎖の末端にもつかあるいはそれにグラフトされていて化学的に改質されている、動物蛋白質水解物から選択されるポリペプチドからなる少くとも1つの四級化蛋白質を含有する連続した水性相中に分散された小胞の形で存在する、毛髪と頭皮との処置のための化粧用または製薬用組成物。
  2. 小胞が平均直径0.01〜5μをもつ、請求項1に記載の組成物。
  3. 小胞が平均直径0.05〜0.35μをもつ請求項2に記載の組成物。
  4. イオン性両親媒性脂質を天然または合成リン脂質からなる群から選択する、請求項1〜3の何れか1つに記載の組成物。
  5. イオン性両親媒性脂質を、構造式
    Figure 0003692543
    〔この式で、R1はC7−C21アルキルまたはアルケニル基であり、
    R2はC7−C31飽和または不飽和炭化水素残基であり、
    COAは次の群
    COOM、ここでMはH、Na、K、NH4またはアミンから誘導される置換されているアンモニウムイオン
    残基
    Figure 0003692543
    (ここで、Bはモノーまたはポリ−水酸化されている第一または第二アミンから誘導される基であり、R3は水素原子、メチル基、エチル基またはヒドロキシエチル基である)
    残基
    Figure 0003692543
    (ここで、Qは置換されているアミノアルキル基またはアンモニオアルキル基でありR3は前記の意味をもつ)
    および
    COOZ、ここで、ZはC3−C7ポリオール残基である
    から選択される基である〕
    で表わされる化合物からなる群から選択する、請求項1に記載の組成物。
  6. 水和された脂質薄膜相を構成するイオン性両親媒性脂質を、ステロールと、アシル基がC14−C22であるアシルグルタマートのモノーまたはジーナトリウム塩とC12−C16脂肪アルコールのリン酸エステルとオキシエチレン化フィトステロールとからなる群から選ばれる少くとも1つの安定剤と組合わせて用いる、請求項1〜5の何れか1つに記載の組成物。
  7. 水和された脂質薄膜相を構成するイオン性両親媒性質を、12wt%を超えない量の、少くとも1つの陰イオン性安定剤および/または100wt%を超えない量の、少くとも1つのステロールと組合わせて用い、この2つの場合の割合は前記イオン性両親媒性脂質の重量に対して計算するものである、請求項1〜6の何れか1つに記載の組成物。
  8. 水和された脂質薄膜相が化粧品的または製薬的に活性な薬剤の存在または不存在の下に水を含有する、請求項1〜7の何れか1つに記載の組成物。
  9. 活性薬剤が脱毛防止または毛髪育成刺激剤とレチノイドとその関連物質と抗炎症剤と抗真菌剤と抗脂漏剤と日焼止めとからなる群から選択されることを特徴とする、水和された脂質薄膜相がその活性剤を含有する、請求項8に記載の組成物。
  10. 連続水性相中に存在するカチオン界面活性剤を、
    a)ハロゲン化テトラアルキルアンモニウム
    b)構造式
    Figure 0003692543
    で表わされる塩化ステアラミドプロピルジメチル(ミリスチルアセタート)アンモニウム
    c)構造式
    Figure 0003692543
    (この式で、R9は獣脂脂肪酸から誘導されるC13―C21アルケニル基および/またはアルキル基の混合物を表わす)
    よりなる群から選択する、請求項1〜9の何れか1つに記載の組成物。
  11. 四級化蛋白質を、
    a)ポリペプチド鎖に、少くとも1つのC1―C18アルキル基を含有する第四級アンモニウム基を持つ動物蛋白質水解物、
    b)トリメチルベンジルアンモニウム基をもつ動物蛋白質水解物、
    c)トリエチルアンモニウム基を持つコラーゲン水解物、
    d)トリエチルアンモニウム基とトリメチルステアリルアンモニウム基とをもつコラーゲン水解物、
    e)加水分解された動物蛋白質にコカミドプロピル−ジメチル−アミンを縮合して得られる四級化蛋白質、
    からなる群から選択する、請求項1〜10の何れか1つに記載の組成物。
  12. 少くとも1つのカチオン界面活性剤と少くとも1つの四級化蛋白質とを同時に含有する、請求項1〜11の何れか1つに記載の組成物。
  13. 一方では塩化ベヘニルトリメチルアンモニウムと、他方ではポリペプチド鎖に少くとも1つのC1−C18アルキル鎖を含有する第四級アンモニウム基を持ち、そのポリペプチド鎖が平均分子量約12,000である動物蛋白質水解物とを含有する、請求項12に記載の組成物。
  14. 連続水性相が、防腐剤と安定剤と着色剤と湿潤剤と軟化剤と香料と増稠剤とから選んだ少くとも1つの添加物を含有する、請求項1〜13の何れか1つに記載の組成物。
  15. 少くとも1つのカチオン界面活性剤を組成物全重量に対し0.05〜10wt%含有する、請求項1〜14の何れか1つに記載の組成物。
  16. 少くとも1つのカチオン界面活性剤を組成物全重量に対し0.1〜6wt%含有する、請求項15に記載の組成物。
  17. 少くとも1つの四級化された蛋白質を、組成物の全重量に対し0.05〜3wt%含有する、請求項1〜16の何れか1つに記載の組成物。
  18. 少くとも1つの四級化された蛋白質を、組成物の全重量に対し0.05〜0.5wt%含有する、請求項17に記載の組成物。
  19. 薄膜相を構成するイオン性両親媒性脂質が、組成物の全重量の0.1〜20wt%に相当する、請求項1〜18の何れか1つに記載の組成物。
  20. 薄膜相を構成するイオン性両親媒性脂質が、組成物の全重量の1〜10wt%に相当する、請求項19に記載の組成物。
  21. 薄膜相を構成するイオン性両親媒性脂質が、組成物の全重量の3〜10wt%に相当する、請求項20に記載の組成物。
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