JP3418833B2 - 毛髪に適用するための化粧品組成物の製造方法、この方法で得られる組成物及びこの組成物を使用する化粧処置方法 - Google Patents

毛髪に適用するための化粧品組成物の製造方法、この方法で得られる組成物及びこの組成物を使用する化粧処置方法

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JP3418833B2
JP3418833B2 JP21744092A JP21744092A JP3418833B2 JP 3418833 B2 JP3418833 B2 JP 3418833B2 JP 21744092 A JP21744092 A JP 21744092A JP 21744092 A JP21744092 A JP 21744092A JP 3418833 B2 JP3418833 B2 JP 3418833B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は毛髪に適用するための化粧品組成
物の製造方法と、この方法により得られる化粧品組成物
と、その組成物を使用する化粧処置方法とに関する。
【0002】毛髪が雰囲気薬剤と/またはある化粧的処
置例えばパーマネントウェーブ、染髪または漂白の作用
により色色な程度に鋭敏あるいは弱くなることはよく知
られている。鋭敏になったあるいは弱くなった毛髪は、
湿潤状態あるいは乾燥状態何れの状態でももつれをとき
ほごしたり、スタイルをつけたりすることが困難にな
る。更にその上、その毛髪はざらざらした感じで、もは
や滑らかあるいはつやのある外観を持たず、静電気に帯
電される。
【0003】従って、これらの種種な問題を除去するよ
うな組成物の毛髪への適用が求められて来た。
【0004】毛髪に軟らかさとつやとを与え戻すため、
油脂の使用が非常に長い間知られていた。これらの化合
物の適用は、その毛髪から過剰の油脂を除去するため、
一般には次にシャンプーが行われる。しかし、油脂の使
用は毛髪を一層弱めそして重苦しくさせ、後で堅固でボ
ディーのあるスタイルを得ることが不可能である。
【0005】シリコーン油を含有する組成物を用いるこ
とは既に提案されている。これらのものはつやのある毛
髪を得ることを可能にはするが、その長期の使用または
多量の使用は毛髪に油っぽい外観を与えると云う不利さ
を持っている。
【0006】普通は、毛髪に適用し、毛髪をすすぐ前に
数分間作用させたままで置く、陽イオン界面活性剤含有
の水性組成物が用いられている。陽イオン界面活性剤は
梳きほごしとスタイルづけとは改善するが、毛髪を重苦
しくし、油っぽい外観を与える傾向をもつ不利さがあ
る。その上、その毛髪は再び速に汚れる傾向を持つ。こ
れらの不利さは、処理された毛髪がより繊細でより鋭敏
になった場合、一層著しくなる。
【0007】陽イオン界面活性剤および油またはグリセ
リド両者を含有する組成物の使用も知られている。これ
らの組成物は良好な化粧品的並にレオロジー的性質を持
つことはできるが、毛髪上に沈着物を形成する傾向を持
っている。
【0008】更に、ある両親媒性脂質は水性相存在の下
での撹拌により、小胞になる水和された脂質薄層相を形
成できることが知られている。特にフランス特許公告第
2,315,991号はその両親媒性脂質がイオン性脂
質である場合を記載している。これらの小胞は1つまた
はそれ以上の同心層(内部水性相を閉じ込めている脂質
の2分子または多分子層)より成る。使用するイオン性
脂質は既知のように、1分子当り1つの(またはそれ以
上の)長い炭化水素鎖を含有する、天然または合成由来
の両親媒性脂質である。イオン性脂質小胞製造法は多く
知られている。方法の第1の型(特にUS−A−4,7
72,471を見よ)においては、両親媒性脂質は溶剤
に溶解し、それからその溶剤を蒸発させ、それから閉じ
込める水性相を撹拌し乍ら導入し、全体を猛しい撹拌に
かける。方法の第2の型(特にFR−A−2,315,
991を見よ)においては、溶剤の使用を避け、第1段
階において、熔融(例えば70〜95℃)イオン両親媒
性脂質を小胞が形成されるまで猛しく撹拌し乍ら、内部
に閉じ込められる水性相と接触させ、第2段階におい
て、内部に閉じ込められる水性相と同一または異る水性
相を撹拌を続け乍ら添加する。
【0009】方法の第3の型(特にFR8913358
を見よ)においてはイオン両親媒性脂質は水と混合しな
い有機溶剤に溶解される。こうして得た有機相を、猛し
い撹拌の下で水中油型の分散液が得られる程の多量の水
性相に添加し、溶剤を猛しい撹拌をし乍ら蒸発させる。
この場合、分散液の連続相は常に水性相であり、その分
散液について、場合によっては濃縮することも可能であ
る。
【0010】本発明によれば、シリコーンと脂質とを含
有する水性組成物を使用する毛髪の処置特性は、脂質と
して、小胞を形成できるイオン両親媒性脂質を用い、そ
のイオン両親媒性脂質とシリコーンとを小胞形成方法の
前に混合するイオン小胞製造の既知方法を用いて組成物
を調製すると改善されることが発見された。
【0011】特に電子顕微鏡により、こうして調製され
た組成物は安定な小胞を含有することが証明された。
【0012】比較実験において、小胞形成法の前に、イ
オン両親媒性脂質中にシリコーンを導入することが、小
胞形成後シリコーンを小胞のための水性分散相中に導入
する場合よりよい結果を得ることができることが示され
た。
【0013】従って、本発明の第1の主題は、少くとも
1つのシリコーンを持つ、小胞を形成できる少くとも1
つのイオン両親媒性脂質を水と混合し、この混合物を、
水性相を内部に閉じ込めている小胞形成方法にかけ、得
られた生成物の分散液を水性分散液中に入れる、少くと
も1つの脂質と少くとも1つのシリコーンと水とを含有
する、毛髪に適用するための化粧品組成物の製造方法で
ある。
【0014】好ましくはその水性分散液は少くとも1つ
の陽イオン界面活性剤を含有する。
【0015】使用した小胞を形成する方法は好ましくは
溶剤を必要としない方法で、その方法ではイオン両親媒
性脂質とシリコーンとを熔融し、内部に閉じ込められる
水性相を、水和した薄層相を形成するように導入し、こ
の相の添加を小胞を形成させるため猛しい撹拌の下で継
続し、それから水性分散相を添加する。
【0016】イオン両親媒性脂質とシリコーンとを有機
溶剤に溶解する方法を使用することも可能である。こう
して得られた溶液を入れた容器中で、その容器の壁の上
に(脂質/シリコーン)混合物の膜を形成させるため
に、その溶剤を蒸発させる。内部に閉じ込められる水性
相を、小胞が形成されるまでその容器中に猛しい撹拌の
下で添加し、最後に水性分散相を添加する。
【0017】本発明に従い用いるイオン両親媒性脂質は
有利には次の化合物 a)天然または合成リン脂質、特に卵または大豆レシチ
ン、スフィンゴミエリン、ジパルミトイルホスファチジ
ルコリンあるいは水素化レシチン b)2つの親油性結合鎖または反対符号をもつ2つの長
鎖有機イオンの組合せを含有する両性化合物 c)陰イオン化合物 から選択される。陰イオン化合物の中では、構造式
【化5】 [この式で、R1はC7−C21アルケニル基またはアルキ
ル基であり、R2はC7−C31で、飽和または不飽和の炭
化水素残基であり、COA基は次の基 ・COOM(この式で、MはH、Na、K、NH4また
はアミンから誘導される、置換されたアンモニウムイオ
ンである) ・残基
【化6】 (この式で、Bはモノ−またはポリ水酸化第1または第
2アミンであり、R3は水素原子、メチル基、エチル基
またはヒドロキシエチル基である) ・残基
【化7】 (この式で、Qは置換されたアミノアルキル基またはア
ンモニオアルキル基であり、R3は前記の意味をもつ) ・COOZ(この式で、ZはC3−C7ポリオールの残基
である) から選択される基である]で表わされるものが有利に選
択される。
【0018】既知のように、これらのイオン性脂質は、
水和した脂質薄層相の脂質層の透過性または表面荷電を
変更するための、少くとも1つの安定化添加物と組合せ
ることができる。本発明に従うと、これらの添加物は一
層特別には、ステロール例えばコレステロールまたはβ
−シトステロールと、アシル基がC14−C22であるアシ
ルグルタミン酸のモノナトリウム塩またはジナトリウム
塩例えばステアロイルグルタミン酸モノナトリウム塩、
ココイル(cocoyl)およびステアロイルグルタミ
ン酸ジナトリウム塩またはコプラおよび獣脂から誘導さ
れたアシル基混合物のグルタミン酸塩と、C12−C16
肪アルコールのリン酸エステルと親油性界面活性剤例え
ばオキシエチレン化フィトステロールとにより形成され
る群から選択される。
【0019】陰イオン性安定化剤は、水和された脂質を
構成するイオン両親媒性脂質重量に対し、好ましくは1
2wt%を越えない量で、イオン両親媒性脂質化合物と
組合せる。しかし、ステロールおよび特にコレステロー
ルに関しては、同じ割合が100wt%までの範囲であ
ることができる。
【0020】本発明に従いイオン両親媒性脂質と混合さ
れるシリコーンは、有利には −ポリジメチルシロキサンと、トリメチルシロキシシリ
カートとの混合物と −結合鎖端で水酸基により改質されているポリジメチル
シロキサンと −C12−C22アルコキシ基で改質されているポリジメチ
ルシロキサンと −アルキレン基がC2またはC3である、ポリオキシアル
キレン化基で改質されている、ポリジメチルシロキサン
と −アシル基がC12−C22であり、アルキル基がC1−C4
であるアシルオキシアルキル基で改質されているポリジ
メチルシロキサンと、 −ポリメチルフェニルシロキサン、ポリメチル(C1
20)アルキルシロキサンと −(C1−C4)アルキルアミン残基で改質されているポ
リメチル[(C1−C4)アルキルアリール]シロキサン
と −シクロポリシロキサンと から選択される。
【0021】有利に用いられるシリコーンでは、次の商
標 −“Rhone−Poulenc”社による“Silb
ione 47V500000”(分子量約250,0
00をもつポリジメチルシロキサン) −“Dow Corning”社による“Fluid
Dow Corning593”あるいは“Gener
al Electric Corp.”により販売され
ている“SS4267 Silicone Flui
d”(ポリジメチルシロキサンとトリメチルシロキシシ
リカートとの混合物) −“S.W.S.Silicone Corp.”社に
よる“SiliconeCopolymer F55
5”(ステアロキシポリジメチルシロキサン) −“Rhone−Poulenc”社による“Rhod
orsil Huile70633V30”(ポリメチ
ルフェニルシロキサン) −“Genesee Polymer Corp.”社
による“GP7100Silicone Fluid”
(アルキルアミン残基で改質されたポリメチル(アルキ
ルアリール)シロキサン) −“Union Carbides”社により販売され
ている“Volatile Silicone FZ3
109”(テトラメチルテトラオクチルシクロテトラシ
ロキサン) の下に販売されているものを挙げてもよい。
【0022】使用するシリコーンは揮発性その他の油、
ゴムまたは水溶性樹脂の形であることができる。
【0023】好ましくは、少くとも1つの新規のシリコ
ーン例えば結合鎖末端を水酸化したポリジメチルシロキ
サン油またはポリフェニルメチルシロキサンガムを、少
くとも1つのシクロメチコン型の環状揮発性シリコーン
油中の溶液の形で用いる。
【0024】一層特別には、次の溶液 −例えば“Union Carbide”社により商標
“Volatile Silicon 7158”の下
に販売されているデカメチルシクロペンタシロキサン8
5wt%中に溶解している、“Rhone−Poule
nc”社により商標“Silbione 47V500
000”の下で販売されている、15wt%の不揮発性
ポリジメチルシロキサン −デカメチルシクロペンタシロキサンとオクタメチルシ
クロテトラシロキサンとの混合物87wt%中に溶解さ
れている、“Dow Corning”社により商標
“Q2 1401”の下で販売されている、13wt%
の結合鎖末端を水酸化した新規のポリジメチルシロキサ
ン混合物 −デカメチルシクロペンタシロキサンとオクタメチルシ
クロテトラシロキサンとの混合物85wt%中に溶解さ
れている、分子量約600,000をもつ15wt%の
新規のフェニルメチルシロキサン を用いる。
【0025】本発明に従い、場合によっては水性分散相
中に含有されている陽イオン界面活性剤は一般に温時水
に分散する。それからこの相を主としてイオン性脂質と
シリコーンとを含有する分散液に混合する。混合は温め
てあるいは室温で行う。この界面活性剤は有利には室温
で水に不溶の界面活性剤である。それは好ましくは、構
造式(II)
【化8】 [この式で、Xは塩素原子またはCH3SO4であり、R
5はC1−C4アルキル基、好ましくはメチル基であり、 ・R6とR7とは何れも、R5並に互に他と同一または異
っているC1〜C4アルキル基であって、R8はC20−C
22アルキル基であるか、 ・R6=R5であって、R7=R8=C18アルキル基である
か、 ・R6はアルキル基および/またはアルケニル基がC13
−C21で、獣脂の脂肪酸から誘導された基である(アル
キルおよび/またはアルケニル)アミドエチル基であ
り、R7とR8とは窒素原子と1緒になって、置換されて
いる、特に2−位で、C13−C21アルキル基および/ま
たはアルケニル基で置換されている4,5−ジヒドロイ
ミダゾール複素環を形成する]で表わされる、少くとも
1つの第4アンモニウム誘導体である。
【0026】その界面活性剤は一層特別には、R5とR6
とR7とは同一のC1−C4アルキル基、好ましくはメチ
ル基であり、R8はC20−C22アルキル基である構造式
(II)で表わされる塩化テトラアルキルアンモニウム
である。塩化ベヘニルトリメチルアンモニウムが有利に
使用できる。
【0027】R5=R6=CH3で、R7=R8=C18アル
キル基である構造式(II)で表わされる化合物、塩化
ジステアリルジメチルアンモニウムを有利に使用するこ
ともできる。
【0028】界面活性剤がメチルスルファ−ト塩である
場合、構造式(III)
【化9】 (この式で、R9は獣脂脂肪酸から誘導されたC13−C
21アルケニル基および/またはアルキル基の混合物であ
る)で表わされる化合物、例えば“Rewo”社により
商標“Rewoquat(W75、W75PG、W9
0、W90DPG、W1599、W75H)”の下に販
売されている製品が有利である。
【0029】本発明によれば、既知のように、小胞形成
前に、イオン両親媒性脂質および/またはシリコーンに
少くとも1つの、小胞の脂質層中に入るであろう脂質に
可溶の、化粧品的および/または薬学的活性素を添加す
ることができる。また、内部に閉じ込められる水性相中
に、および/または水性分散相中に少くとも1つの水溶
性の化粧品的および/または薬学的活性素を導入するこ
ともできる。その活性素には、ビタミンA酸とリノール
酸とトコフェロールと、脱毛に対してまたは毛髪再生に
作用する薬剤と抗ふけ剤とレチノイドまたは関連化合物
と抗炎症剤と抗真菌剤と抗脂漏剤と日焼止めなどを挙げ
てもよい。
【0030】添加物には、防腐剤、着色剤、香料などを
挙げてもよい。特に、既知のように、水性分散相に増粘
剤を導入することができる。増粘剤は一層特別には、セ
ルロース誘導体例えばヒドロキシメチルセルロース、カ
ルボキシメチルセルロース、ヒドロキシブチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルセルロース、および再に特別に
はヒドロキシエチルセルロース例えば“Hercule
s”社により商標“Natrosol”(150,25
0)あるいは“Union Carbide”社により
“Cellosize”(QPおよびWP)あるいは
“Aqualon”社により“Natrosol Pl
us Grade 330CS”の下に販売されている
製品、メチルヒドロキシプロピルセルロース、特に“D
ow Chemical”社により名称“Methoc
al(E,F,J,K)の下に販売されている製品、あ
るいはヘテロビオポリサッカリド例えば“Kelco”
社により“Keltrol”と“Kelzan”、“R
hone−Poulenc”社により“Rhodopo
l”および“Rhodigel”または“Ceca/S
atia”社により“Actigum”の下に市販され
ているキサンタンガムから選択される。
【0031】本発明に従えば、これら増粘剤は、場合に
よっては陽イオン界面活性剤を含有する組成物において
無差別に混合できる。
【0032】組成物が陽イオン界面活性剤を含有してい
ない場合、増粘剤として橋かけされたポリアクリル酸例
えば“Goodrich”社により商標“Carbop
ol”、例えば“Carbopol 910,934,
934P,940,941,1342”の下に販売され
ている製品を用いることもできる。
【0033】知られているように、水に混合しない物質
例えば油を水性分散相に導入することもできる。
【0034】本発明の第2の主題は、水性分散相中に分
散している小胞の形の中に、少くとも1つのシリコーン
と少くとも1つのイオン両親媒性脂質とを包含する、前
記の方法により得られる組成物である。この組成物はま
た好ましくは少くとも1つの陽イオン界面活性剤も含有
する。
【0035】本発明の組成物は有利には、その組成物の
全重量に対し重量で計算して −陽イオン界面活性剤 1〜10% −イオン両親媒性脂質 1.5〜20% −シリコーン 0.5〜10% 好ましくは −界面活性剤 1〜7% −イオン両親媒性脂質 1.5〜10% −シリコーン 1.5〜5% を含有する。
【0036】本発明の組成物はクリームまたはローショ
ンの形である。
【0037】本発明の組成物は好ましくは、シャンプー
の前、一層特別にはシャンプー後、染色または漂白の
前、一層特別には後、パーマネントウェーブまたはくせ
直しの前、一層特別には後ですすぐべき製品の形で使用
する。これらの組成物は技術に熟達した人人によって
も、特に米国特許US−A−3,957,971(第1
1欄、第11行)に含まれる指示によっても全く予見が
できなかった陽イオン界面活性剤の存在においてすら、
ずっと安定であることが見出された。更に、その上これ
らの組成物は先行技術を越えた有利さを持ち、その効果
が直接的である故に一層有利で驚くべき一連の化粧品的
性質を示し、云いかえれば、すすぎの前にその組成物を
そのままにしておく必要が使用者にはなく、それは時間
が非常に節約でき、一層便利な使用をもたらす。にもか
かわらず、すすぎの前に、得られたよい性質を変えるこ
となく、幾らかの時間組成物をそのままにしておくこと
もできる。
【0038】これらの組成物は毛髪を油っぽくせず、弱
めもせず、毛髪のもつれを容易にとかし、湿潤または乾
燥状態において梳ることを容易にさせる。
【0039】前記の組成物は更にその上毛髪に驚くべき
性質例えば均一な滑らかさと優雅さと根元から先端まで
高い軟らかさを与える。毛髪1本1本を個別にする驚く
べき効果と静電気の著しい減少とも見出された。これら
の性質はその組成物が陽イオン界面活性剤を含有してい
ない場合、正常または非常には鋭敏ではない毛髪につい
て、組成物が陽イオン界面活性剤を含有している場合は
鋭敏になっている毛髪にも得られる。
【0040】これらの組成物はまた水でのすすぎにより
非常に容易に除去される。
【0041】本発明の第3の主題は、本発明に従う組成
物の有効量を毛髪に適用し、場合によっては毛髪を梳
り、最後にその毛髪をすすぐことを特徴とする、毛髪の
化粧処置方法である。
【0042】この処置に従えば、一般に1頭(あたま)
当り5〜40g程度の組成物量を適用する。
【0043】説明として、限定せず示す以下の実施例は
本発明の一層よい理解を可能にする。
【0044】
【実施例1】第1段階において、小胞を含有する構成要
素(A)を調製する。大豆レシチン5gを、60℃で静
に撹拌し乍ら、名称“Lipoid S75”の下に
“Seppic”社により販売されているホスファチジ
ルコリン75%と、オクタメチルシクロテトラシロキサ
ンとデカメチルシクロペンタシロキサンとの混合物(5
0/50)(85%)と組合されている、結合鎖端で水
酸化されているポリジメチルシロキサン(MW=60
0,000)(15%)3gとを混合し、完全に均一に
なるまで(5分間)混合を続ける。
【0045】80℃にした、防腐剤を含有する水16g
を、その熔融混合物中に導入し、約5分間混合をする。
その混合物を1時間膨潤させる。20℃の水24gを、
こうして得た相に添加し、数分間その混合物を撹拌す
る。それからその混合物を500barで“Ranni
e”型ホモジナイザー中を通過させ細くする。撹拌し乍
ら、20℃の水11.6gを用い調製を完成させる。
【0046】第2段階において水性分散相を含有する構
成要素(B)を調製する。塩化ジステアリルジメチルア
ンモニウム1.5gを80℃で、水38.2g中に10
分間で溶解させる。その溶液を50℃に冷却させる。
【0047】構成要素(A)と構成要素(B)との混合
を行い、その混合物を静に撹拌して均一にする。温度約
40℃になった時、香料と防腐剤とを添加し、室温の水
を用い重量を100gにし、その混合物が室温になるま
でそれを静に撹拌する。
【0048】ずっと安定である組成物を得る。
【0049】この組成物の約12gを、洗浄し、タオル
で乾した鋭敏になっている毛髪に適用する。この毛髪を
水で豊富にすすぐ。湿った毛髪は容易にもつれがとけ、
滑らかで根元から先端まで軟らかである。乾燥後毛髪は
生生していて、非常に梳し易く電気を帯びない。毛髪は
つややかで、滑らかで、全長に亘ってもつれない。髪型
は優雅で、ふっくらしている。
【0050】
【実施例2】第1段階で小胞を包含する構成要素(A)
を調製する。名称“Phospholipon 80”
の下に“Natterman”社により販売されている
大豆リン脂質1.75gとオクタメチルシクロテトラシ
ロキサンとデカメチルシクロペンタシロキサンとの混合
物(50/50)85wt%中のポリフェニルメチルシ
ロキサン15wt%の混合物2gとの混合物を60℃で
静に撹拌し乍ら混合し、完全に均一になるまで(5分
間)撹拌を続ける。
【0051】防腐剤を含有し、80℃にした水7.5g
をその熔融混合物に導入し、混合を約5分間行う。それ
からその混合物を1時間膨潤させておく。20℃の水1
1.25gを得られた相に添加し、混合物を数分間撹拌
し、それから“Ranuie”型ホモジナイザー中を5
00barで通過させて細くする。撹拌し乍ら20℃の
水37gを用いて調製を完結させる。
【0052】第2段階において、水性分散相を含有する
構成要素(B)を調製する。水/イソプロパノール(1
5/85)混合物中活性物質80%を含有する、塩化ベ
ヘニルトリメチルアンモニウム2.8gを80℃で水3
0g中に10分間で溶解させる。その溶液を50℃に冷
却させる。
【0053】構成要素(A)と構成要素(B)との混合
を行い、その混合物を、静に撹拌して均一化する。温度
が約40℃になって、香料と防腐剤とを添加し、その重
量を水を用いて100gとし、静に撹拌し乍らその混合
物を室温に戻す。
【0054】実施例1の組成物と同じ化粧品的性質をも
つ安定な組成物を得る。
【0055】
【実施例3】第1段階において、小胞を包含する構成要
素(A)を調製する。名称“Generol 122E
5”の下に“Nikko”社により販売されている。酸
化エチレン5molでポリオキシエチレン化されている
フィトステロール0.92gを85℃で静に撹拌して熔
融する。それから、名称“Lecinol S10”の
下に“Nikko”社により販売されている、水素化ホ
スファチジルコリン30〜35%を含有する水素化レシ
チン1.38gと、名称“Silbione47V50
0000”の下に“Rhone−Poulenc”社に
より販売されているポリジメチルシロキサン0.75g
とデカメチルシクロペンタシロキサン4.25gとの混
合物を、完全に均一になるまで(5分間)その熔融混合
物に加える。
【0056】防腐剤を含有する、80℃にした水14.
6gをその熔融混合物に導入し、約5分間混合を行う。
それからその混合物を1時間膨潤させておく。20℃の
水21.9gを得られた相に添加し、数分間撹拌し、そ
れから“Ganlin”型ホモジナイザー中を500b
arで通過させ細くする。それから、撹拌し乍ら20℃
の水16.45gを用いて調製を完結させる。
【0057】第2段階において、水性相を含有する構成
要素(B)を調製する。商標“Rewoquat W7
5PG”の下に“Rewo”社で販売されている第4ア
ンモニウム塩(活性材料約75%でプロピレングリコー
ル中に溶解しているもの)5g(活性物質として)を8
0℃で水18gに10分間で溶解する。その溶液を50
℃に冷却させる。
【0058】構成要素(A)と構成要素(B)との混合
を行い、その混合物を静に撹拌して均一化する。温度が
40℃になった時香料および、防腐剤を含有する水15
g中に溶解された、名称“Natrosol Plus
Grade 330CS”の下に“Aqualon”
社により販売されているヒドロキシエチルセルロース
0.25gから成る高度に均一な水性ゲルを加え、それ
から室温の水を用いて重量を100gとし、その混合物
が室温に戻るまで静に撹拌する。
【0059】実施例1の組成物と同じ、毛髪に対しての
化粧品的性質をもつ安定な組成物が得られる。
【0060】
【実施例4】この実施例においては、同一の脂質とシリ
コーンと陽イオン界面活性剤との構成要素を同量含有す
る2つの水性組成物AとBとの活性を比較する。 −小胞形成前にシリコーンをイオン両親媒性脂質と混合
する、本発明に従う組成物A。 −シリコーンを分散相中に導入する、本発明に従わない
組成物B。
【0061】組成物AとBとは次の処方に相応してい
る。 −名称“Generol 122E5”の下に“Nikko”社により販売され ている、酸化エチレン5molでポリオキシエチレン化されているフィトステ ロール 0.92g −名称“Lecinol S10”の下に“Nikko”社により販売されてい る、水素化ホスファチジルコリン30〜35%含有する水素化レシチン 1.38g −名称“Q2−1401”の下に“Dow Corning”社により販売され ている、シリコーン 2.90g −名称“Rewoquat W75PG”の下に“Rewo”社により販売され ている、構造式(III)で表わされる陽イオン界面活性剤(活性材料の重量 として) 2.00g −防腐剤 充分量 −水 充分量 100.00g
【0062】組成物AとBとを、洗髪し、タオルで乾燥
させた鋭敏になっている毛髪上に、頭半分当り6gの量
で同時に適用する。全体の毛髪を充分にすすぎ、梳りそ
して乾燥する。
【0063】適用後組成物Aの分布がより良好であるこ
と、乾燥させると、本発明に従う組成物Aで処理した毛
髪がボディーと生彩と優雅さとに関し、すぐれた化粧品
的性質を示すことが見出された。
【0064】
【実施例5】この実施例においては同一の脂質とシリコ
ーンとの構成要素を同量含有する2つの水性組成物Cと
Dとの活性を比較する。 −小胞形成前にシリコーンをイオン両親媒性脂質と混合
した、本発明に従う組成物C。 −シリコーンを分散相に導入した、本発明に従わない組
成物D。
【0065】組成物CとDとは次の処方に相応する。 −名称“Generol 122E5”の下に“Nikko”社により販売され ている、酸化エチレン5molでポリオキシエチレン化されているフィトステ ロール 3.0g −名称“Lecinol S10”の下に“Nikko”社により販売されてい る、水素化ホスファチジルコリン30〜35%含有の水素化レシチン 4.5g −名称“Q2−1401”の下に“Dow Corning”社により販売され ている、シリコーン 4.0g −防腐剤 充分量 −水 充分量 100.00g
【0066】組成物CとDとを、洗髪し、絞られた鋭敏
にされた毛髪上に、頭半分当り6g量で同時に適用す
る。全体の毛髪を充分にすすぎ、梳りそして乾燥する。
【0067】適用後、組成物Cで処理された毛髪はより
滑らかで優雅であること、組成物Cで処理された毛髪の
すすぎがより容易であること、組成物Cで処理された毛
髪は組成物Dで処理されたものよりよりつややかであ
り、よりボディーを持ち、全長に亘ってよりもつれない
ことが見出された。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−207441(JP,A) 特開 昭52−6375(JP,A) 特開 平3−207443(JP,A) 特表 昭63−501639(JP,A) 特表 昭63−501278(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/00 - 7/50 B01J 13/00 - 13/00 Z

Claims (22)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小胞を形成できる少くとも1つのイオン
    両親媒性脂質を少くとも1つのシリコーンと共に水と混
    合し、この混合物に、水性相を内部に閉じ込めた小胞形
    成方法をほどこし、得られた生成物の分散を水性分散相
    中で行う、少くとも1つの脂質と少くとも1つのシリコ
    ーンと水とを含有する、毛髪に適用するための化粧品組
    成物の製造方法。
  2. 【請求項2】 水性分散相が少くとも1つの陽イオン界
    面活性剤を含有する、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 イオン両親媒性脂質とシリコーンとの混
    合物を熔融し、内部に閉じ込められる水性相を、小胞形
    成のため攪拌し乍ら導入し、それから水性分散相を添加
    する、請求項1と2とのいずれか1つに記載の方法。
  4. 【請求項4】 イオン両親媒性脂質とシリコーンとを有
    機溶剤に溶解し、得られたその溶液のある容器中でその
    溶剤を蒸発させ、内部に閉じ込められる水性相を、小胞
    が形成されるまで攪拌し乍らその容器中に導入し、最後
    に水性分散相を添加する、請求項1又は2に記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 a)第1段階で、イオン両親媒性脂質と
    シリコーンとを少くとも1つの水と混合しない有機溶剤
    中に溶解し、 b)第2段階で、第1段階で得られた有機相を水性相に
    添加し、ここで両者の量は次の段階で得られる分散液が
    水中油型分散液であるような量とし、 c)第3段階で、第2段階の混合物を攪拌して分散さ
    せ、 d)第4段階で、溶剤を、同時に1部の水と蒸発させ、
    段階c)とd)とにおいて、分散液の連続相は常に水性
    相である、 請求項1又は2に記載の方法。
  6. 【請求項6】 イオン両親媒性脂質を、 a)天然または合成リン脂質、特に卵または大豆レシチ
    ン、スフィンゴミエリン、ジパルミトイルホスファチジ
    ルコリンまたは水素化レシチン b)2つの親油性鎖または、反対符号をもつ2つの長鎖
    の有機イオンとの組合せを含有する両性化合物 c)陰イオン化合物により形成される群から選択する、
    請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】 イオン両親媒性脂質を、構造式 [この式で、R1はC7−C21アルケニル基またはアルキ
    ル基であり、R2はC7−C31で、飽和または不飽和の炭
    化水素残基であり、COAは次の群 ・COOM(この式で、MはH、Na、K、NH4また
    はアミンから誘導される置換されたアンモニウムであ
    る)と ・基 (この式で、Bはモノ−またはポリヒドロキシル化され
    た第1または第2アミンから誘導される基であり、R3
    は水素原子、メチル基、エチル基またはヒドロキシエチ
    ル基である)と ・基 (この式で、Qは置換されているアミノアルキル基また
    はアンモニオアルキル基であり、R3は前記の意味をも
    つ)と ・COOZ(この式で、ZはC3−C7ポリオールの残基
    である)とから選択される基である]で表わされる化合
    物により形成される群から選択する、請求項6に記載の
    方法。
  8. 【請求項8】 イオン両親媒性脂質を、水和されている
    脂質薄層相の透過性または表面荷電を変更するための、
    少くとも1つの安定化添加物と組合せる、請求項1〜7
    のいずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】 安定化添加物を、ステロールと、アシル
    基がC14−C22であるアシルグルタミン酸の一ナトリウ
    ム塩または二ナトリウム塩と、C12−C16脂肪アルコー
    ルのリン酸エステルと、親油性界面活性剤とにより形成
    される群から選択する、請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 安定化添加物が、イオン両親媒性脂質
    重量に対して12wt%より少ない量で存在する、請求
    項8又は9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 ステロールがイオン両親媒性脂質重量
    に対して100wt%より少ない割合で存在する、少く
    とも1つの安定化添加物がステロールである、請求項9
    に記載の方法。
  12. 【請求項12】 脂質と混合しているシリコーンを、 −ポリジメチルシロキサンおよびそのトリメチルシロキ
    シシリカートとの混合物、 −結合鎖末端で水酸基により改質されているポリジメチ
    ルシロキサン、 −C12−C22アルコキシ基で改質されているポリジメチ
    ルシロキサン、 −アルキレン基がC2またはC3である、ポリオキシアル
    キレン化されている基で改質されているポリジメチルシ
    ロキサン、 −アシル基がC12−C22であり、アルキル基がC1−C4
    であるアシルオキシアルキル基で改質されているポリジ
    メチルシロキサン、 −ポリメチルフェニルシロキサン、ポリメチル(C1
    20)アルキルシロキサン、 −(C1−C4)アルキルアミン残基で改質されているポ
    リメチル[(C1−C4)アルキルアリール]シロキサ
    ン、および −シクロポリシロキサンにより形成される群から選択す
    る、請求項1〜11のいずれかに記載の方法。
  13. 【請求項13】 少くとも1つの環状揮発性シリコーン
    油中に溶解している少くとも1つの不揮発性シリコーン
    を使用する、請求項1〜12のいずれかに記載の方法。
  14. 【請求項14】 界面活性剤が、構造式(II) [この式で、Xは塩素原子またはCH3SO4であり、R
    5はC1−C4アルキル基であり、 ・R6およびR7の何れも、R5ならびに互に他と同一ま
    たは異るC1−C4アルキル基であって、R8はC20−C
    22アルキル基であるか ・または、R6=R5で、R7=R8=C18アルキル基 ・あるいは、R6はアルキル基および/またはアルケニ
    ル基がC13−C21で、獣脂の脂肪酸から誘導される(ア
    ルキルおよび/またはアルケニル)アミノエチル基であ
    り、R7とR8とは窒素原子と一緒になって、C13−C21
    アルキル基および/またはアルケニル基で置換されてい
    る4,5−ジヒドロイミダゾール複素環を形成する]で
    表わされる少くとも1つの第4アンモニウム化合物であ
    る、請求項2に記載の方法。
  15. 【請求項15】 少くとも1つの脂質可溶性の薬学的お
    よび/または化粧品的活性素をイオン両親媒性脂質およ
    び/またはシリコーンに添加する、請求項1〜14のい
    ずれかに記載の方法。
  16. 【請求項16】 少くとも1つの水溶性の化粧品的およ
    び/または薬学的活性素を内部に閉じ込められる水性相
    および/または水性分散相中に導入する、請求項1〜1
    4のいずれかに記載の方法。
  17. 【請求項17】 水と非混合の物質を水性分散相に導入
    する、請求項1〜14のいずれかに記載の方法。
  18. 【請求項18】 水性分散相中に分散した小胞の形で、
    少くとも1つのシリコーンと少くとも1つのイオン両親
    媒性脂質とを包含する、請求項1〜17のいずれかに記
    載の方法により得られる組成物。
  19. 【請求項19】 水性分散相が少くとも1つの陽イオン
    界面活性剤を含有する、請求項18に記載の組成物。
  20. 【請求項20】 組成物の全重量に対して、 −陽イオン界面活性剤 1〜10wt% −イオン両親媒性脂質 1.5〜20wt% −シリコーン 0.5〜10wt% を含有する、請求項19に記載の組成物。
  21. 【請求項21】 組成物の全重量に対して −界面活性剤 1〜7wt% −イオン両親媒性脂質 1.5〜10wt% −シリコーン 1.5〜5wt% を含有する、請求項20に記載の組成物。
  22. 【請求項22】 請求項18〜21のいずれかに記載の
    組成物有効量を毛髪に適用し、場合によっては毛髪をく
    しけずり、最後にその毛髪をすすぐ、毛髪の化粧処置
    法。
JP21744092A 1991-07-24 1992-07-24 毛髪に適用するための化粧品組成物の製造方法、この方法で得られる組成物及びこの組成物を使用する化粧処置方法 Expired - Fee Related JP3418833B2 (ja)

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