JP3128657B2 - 毛髪に適用するための化粧品組成物の製造方法、この方法 により得られる組成物及び前記組成物を使う化粧処理方法 - Google Patents

毛髪に適用するための化粧品組成物の製造方法、この方法 により得られる組成物及び前記組成物を使う化粧処理方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は毛髪に適用するための化粧品組成
物の製造方法と、この方法で得られる組成物と、前記組
成物を使用しての化粧的処置方法とに関する。
【0002】毛髪が空気中の薬剤および(または)ある
化粧的処置例えばパーマしたり、染色したりまたは漂白
したりする処置の下で様様の程度に過敏または破れ易く
されることはよく知られている。過敏または破れ易くさ
れた毛髪はもつれを解き難く、ぬれている状態および乾
燥の状態でもスタイルを作るのが難しくなる。更に、手
触りがざらざらで、最早なめらかまたはつやのあるよう
には見えず、静電気で荷電されている。
【0003】それ故これらの種種な問題を取り除ける組
成物を毛髪に適用しようと試みて来た。
【0004】非常に長い間、毛髪に軟らかさとつやとを
復原するため油脂物貭を用いることが知られていた。こ
れらの化合物の適用後、過剰の油脂物質を毛髪から除去
するため洗髪する。しかし油脂物質の使用は毛髪を軟く
させ、重たるくし、従って保持力があり、こくのある髪
型を得るのは不可能である。
【0005】シリコーン油を含有する組成物を用いるこ
とは既に提案されている。これはつやのある毛髪を得る
ことは出来るが、長い間あるいは多量の使用には毛髪に
油っぽい外観を与える欠点をもっている。
【0006】カチオン界面活性剤を含有する水性組成物
が最近使いられている。れは毛髪に適用して、毛髪をす
すぐ前に数分間作用するようにそのままにしておかれ
る。カチオン性界面活性剤はもつれを解くことや調髪を
改善するが、欠点を持っている。即ち、髪を重たるく
し、油っぽい外観を与える傾向を持っている。更に、そ
の毛髪は再び急速にきたなくなる傾向がある。これらの
欠点は毛髪が繊細で過敏であればある程より一層目立っ
て来る。
【0007】またカチオン界面活性剤と油脂物質との両
方を含有する組成物を用いることも知られている。これ
らの組成物は良好な化粧品的およびレオロジー的性質を
もっているが毛髪上に堆積物を形成させる傾向をもって
いる。この堆積物形成を防止するため脂肪物質と界面活
性剤とに加えてシリコーンを含有する組成物が提案され
た。特に、文書EP−A−O 155 806において
は、直鎖ポリジメチルシロキサン、少くとも1つのポリ
アルキレンオキシドで改質されたポリジメチル シロキサン(ジメチコンコポリアルコール)、脂貭賦形
剤およびカチオン界面活性剤を含有する水性組成物が記
載されている。この組成物は熱水中で混合し、冷却し、
そして撹拌することにより製造される。
【0008】水性相存在の下での撹拌により、或る両親
媒性脂貭に薄膜水和脂貭相を形成し、小胞になることが
できることも知られている。フランス特許公開第2 3
15991号は特にその両親媒性脂貭が非イオン性脂貭
である場合を記載している。これらの賦形剤は層によっ
て内部水性相と分離している脂貭の同心層よりなる。使
われる非イオン性脂貭は既知の方法では1分子当り1つ
(または幾つか)の長い炭化水素鎖をもつ、天然または
合成由来の両親媒性脂貭である。非イオン性脂貭の小胞
製造方法は多く知られている。方法の第1の型(特にU
S−A−4772 471を見よ)においては、両親媒
性脂貭を溶剤に溶解し、溶剤を蒸発することにより膜を
形成させ、次に得た膜を、撹拌し乍、包みこまれる水性
相と接触させておき、この凡てを猛しい撹拌にかける。
方法の第2の型(特にFR−A−2 315 991を
見よ)では溶剤の使用が避けられ、第1段階で熔融した
非イオン性両親媒性脂貭(例えば70〜95℃で)を、
水和された薄膜相形成のため、包みこまれる水性相と接
触しておき、小胞が形成されるまで強い撹拌の下にその
包みこまれ水性相を添加し続ける。第2段階で、その包
み込まれる水性相と同一または異ってもよい水性分散相
を撹拌しつづけ乍ら添加する。
【0009】本出願に従えば、シリコーンと脂貭とを含
有する水性組成物を用いる毛髪の処置の特徴がその脂貭
が小胞を形成できるイオン性両親媒性脂貭である場合、
改善されること、その組成物は小胞形成工程の前に非イ
オン性両親媒性脂貭とシリコーンとを混合する、既知の
非イオン性小胞製造方法を用いて調製されることを見出
した。
【0010】この方法で調製された組成物小胞を含有す
ることが、電子顕微鏡によりはっきり証明された。
【0011】小胞を形成し得る非イオン性両親媒性脂貭
の使用は小胞を形成しない非イオン性性脂貭の使用より
よい結果を得ること、シリコーンを、小胞形成工程前に
非イオン性両親媒性脂貭中に導入することが、小胞形成
前の小胞の水性分散相にシリコーンを導入する場合より
良好な結果を得ることが比較実験によって示された。
【0012】従って本発明の第1の目的は、小胞を形成
できる、少くとも1つの非イオン性両親媒性脂貭を、少
くとも1つのシリコーンと共に水と混合し、この混合物
を水性相を包つみみ込んでいる小胞形成工程にかけ、得
られた生成物を水性分散中に分散相することを特徴とす
る、少くとも1つの脂貭と少くとも1つのシリコーンと
水とを含有する、毛髪に適用するためにの化粧品組成物
の製造方法を提供することにある。
【0013】水性分散相は好ましくは少くとも1つのカ
チオン界面活性剤を含有する。
【0014】小胞形成に用いられる方法は好ましくは何
の溶剤も要しない方法で、そこでは、非イオン性両親媒
性脂貭とシリコーンとの混合物を熔融し、包みこまれる
水性相を、水和された薄層からなる相を形成するように
導入し、この相の添加を、小胞形成するために猛しい撹
拌の下で続けそれから、水性分散相を添加する。
【0015】非イオン性両親媒性脂貭とシリコーンとを
有機溶剤に溶解し、その溶剤をその溶液が、容器の壁に
脂貭/シリコーン混合物の膜を形成するために置かれて
いる容器中で蒸発され、包みこまれる水性相を、小胞が
形成されるまで猛しく撹拌しながらその容器中に添加
し、最後に水性分散相を添加する方法も使用し得る。
【0016】本発に従い使用する非イオン性両親媒性脂
貭は、好ましくは、構造式1
【化1】 (この式で、−C(OH)O−は、混合または個
別に、次の式
【化2】
【化3】
【化4】 で表わされ、は2〜6の平均統計値であり、Rは (a) 脂肪族鎖RまたはRCO基のいずれかであ
り、Rは直鎖または分枝鎖のC12−C18脂肪族基
であり、Rは直鎖または分枝鎖のC11−C17脂肪
族基であるか、 (b) または
【化5】 ここで、−OC(R)−は、混合または個別
に、次の構造脂式
【化6】
【化7】 で表わされる基であり、RはRまたはRCO基で
あり、RはR基であり、RとRとは前記の意味
を持つ)で表わされるポリグリセロールの直鎖または分
枝鎖のエーテルおよびエステルにより形成される群から
選ばれる。
【0017】既知の方法においては薄層の脂貭相を構成
する非イオン性両親媒性脂貭は好ましくは、脂貭層の滲
透性あるいは表面荷電を改変する目的の、少くとも1つ
の安定化剤と連合されている。本発明に従えば、これら
の添加剤は特にステロールおよび(または)アニオン安
定化剤の間から選ばれる。ステロールは有利にはコレス
テロールまたはβ−シトステロールである。非イオン性
両親媒性脂貭とコレステロールとの1対1重量混合物あ
るいは50wt%以下のコレステロールを含有する混合
物が好ましくは用いられる。アニオン安定化剤は、有利
には、アシル基が炭素原子14〜22個をもつアシルグ
ルタミン酸のモノナトリウム塩またはジナトリウム塩、
例えばグルタミン酸ステアリルモノタトリウム、ココイ
ルグルタミン酸およびステアリルグルタミン酸のジナト
リウム塩あるいはコプラおよび獣脂のアシル基混合物の
ジナトリウム塩および12〜16C原子をもつ脂肪アル
コールのリン酸エステルのモノナトリウムまたはジナト
リウム塩から選ばれる。アニオン安定化剤は非イオン性
両親媒性脂貭の重量に対し一般には12wt%を越えな
い量で非イオン性両親媒性脂貭と連合させられる。知ら
れる方法で非イオン性両親媒性脂貭にはステロールとア
ニオン安定化剤との両方を添加することができる。
【0018】本発明に従う非イオン性両親媒性脂貭と混
合されるシリコーンは有利には、ポリジメチルシロキサ
ンおよびトリイチルシロキシシリケートとのその混合
物、鎖の端で水酸基により改質されているポリジメチル
シロキサン、C12−C22アルコキシ基で改質されて
いるポリジメチルシロキサン、アルキレン基が炭素原子
2または3個をもつポリオキシアルキレン基で改質され
ているポリジメチルシロキサン、アシル基が12−22
炭素原子を持ち、アルキル基が1−4炭素原子を持つア
シロキシアルキル基で改質されているポリジメチルシロ
キサン、ポリジメチルフエニルシロキサン、ポリメチル
(C−C20)シロキサン、アルキル(C−C
アミン残基で改質されているポリメチル[アルキル(C
−C)アリール]シロキサン、およびシクロポリシ
ロキサンの間から選ばれる。
【0019】有利に用いられるシリコーンの間では次の
商標名“RHONE POULENC”による“BIL
BIONE 47V 500000”(分子量約250
000)“RHONE POULENC”による“SI
LBIONE huile 70045V5”(デカメ
チルシクロペンタシロキサン)“DOW CORNIN
G”による“FLUID DOW CORNING59
3”または“GENEERAL ELECTRIC C
ORP、”により販売されている“SS 4267 S
ILICONO FLUID”(ポリジメチルシロキサ
ンとトリメチルシロキサンシリケートとの混合物)
“S.W.S.SILICONES CORP”、によ
る“SILICONECOPOLYMER F 55
5”(ステアロキシポリジメチルシロキサン)“RHO
NE POULENC”による“RHODORSIL
HUILE70633V30”(ポリメチルフエニルシ
ロキサン)“GENESEE POLYMERS CO
RP.”による“GP7100SILICONE FL
UID”[アルキルアミン残基で改質されているポリメ
チル(アルキルアリール)−シロキサン]“UNION
CARBIDE”により販売されている“VOLAT
ILESILICONE FZ 3109”(テトラメ
チルテトラオクチルシクロテトラシロキサ)の下に販売
されているものを挙げてもよい。
【0020】用いられるシリコーンは水に不溶性であ
り、揮発性であるかまたは不揮発性の油、ガムまたは樹
脂の形であり得る。
【0021】少いくとも1つの不揮発性のシリコーン例
えば鎖の端で水酸化されているポリジメチルシロキサン
あるいはポリイフエニルメチルシロキサンガムを、少く
とも1つの、シクロメチコン型の環式揮発性シリコン油
中の溶液の形でで用いるのが好ましい。
【0022】更に特別には次の溶液例えば“UNION
CARBIDE”により商標名“VOLATILE
SILICONE 7158”の下で販売されているデ
カメチルシロクロペンタシロキサン85wt%中、“R
HONE POULENC”により商標“SILIBI
ONE 47V 50000”の下で販売されている不
揮発性のポリジメチルシロキサン15wt%の溶液、デ
カメチルシクロペンタシロキサンとオクタメチルシクロ
テトラシロキサンとの混合物87wt%中の“DOW
CORNING”により商標名“Q2 1401”の下
で販売されるような、鎖の端で水酸化さている不揮発性
のポリジメチルシロキサン混合物13wt%溶液、デカ
メチルシロキペンタシロキサンとオクタメチルシクロテ
トラシロキサンとの混合物85wt%中、分子量約60
0000をもつ不揮発性のフエニルメチルシロキサン1
5wt%溶液を用いる。
【0023】本発明に従い水性分散相に含有されていて
もよいカチオン界面活性剤は一般に水中に熱時分散す
る。この相はそれから主として非イオン性脂貭とシリコ
ーンとを含有する分散液中に混合される。この混合は熱
時または雰囲気温度の何れかおいて行う。その界面活性
剤は有利には、雰囲気温度では水に不溶の界面活性剤で
ある。好ましくは、構造式
【化8】 [この式で、Xは塩素原子またはCHSOであり、
はC−Cアルキル基、好ましくはメチル基であ
り、RとRとはRと互に同一または異なるC
アルキル基であり、RはC2022基である
か、]あるいはR=RでR=R=C18アルキ
ル基であるか、あるいはRは、アルキル基および(ま
たは)アルケニル基が13−21炭素原子を持ち、獣脂
の脂肪酸から誘導される(アルキルおよび/またはアル
ケニル)アミドエチル基であり、RとRとは窒素原
子と一緒なって、取りわけ2−位で、C13−C21
ルキル基および(または)アルケニル基によって置換さ
れる4,5−ジヒドロイミダゾールヘテロ環を形成す
る]で表わされる第四アンモニウムの少くとも1つの誘
導体である。
【0024】界面活性剤はより特別には、RとR
とが同じC−Cアルキル基、好ましくはメチル
基であり、RがC20−C22アルキル基である、構
造式[化8]で表わされる、塩化テトラアルキルアンモ
ニウムである。有利には塩化ベヘニルトリメチルアンモ
ニウムを用いる。
【0025】また有利には、R=R=CHであ
り、R=R=C18アルキル基である構造式[化
8]で表わされる化合物、塩化ジステアリルジメチルア
ンモニウムを用いることもできる。
【0026】界面活性剤がメチル硫酸塩の場合、有利に
は構造式
【化9】 [この式で、Rは獣脂の脂肪酸、例えば“REWO”
による商標名“REWOQUAT W7500”から誘
導されるC13−C24アルケニルおよび(または)ア
ルキル基の混合物である]で表わされる化合物である。
【0027】本発明に従えば、小胞の形成前に、小胞の
脂貭層に存在することになる、少なくとも1つの脂貭可
溶性の化粧品的および(または)薬学的活性物質を、非
イオン性両親媒性脂貭および(または)シリコーンに既
知の方法で添加することができる。また、少くとも1つ
の水に可溶の化粧品的および(または)薬学的活性物質
および(または)少くとも1つの添加物を、既知の方法
で、包みこまれる水性相および(または)分散相に導入
することができる。活性物質の中にビタミンA酸、リノ
レン酸、トコフェノール、脱毛防止と毛髪成長復原をす
る薬剤、ふけ防止剤、レチノイドまたは関連する薬剤、
抗炎炎症剤、抗菌剤、抗脂漏性皮膚炎剤、濾光剤などを
挙げてもよい。
【0028】添加物の中では防腐剤、着色剤、香料など
を挙げてもよい。特に、増粘剤を既知の方法で水性分散
相に導入することができる。その増粘剤は特別にはセル
ローズ誘導体例えばヒドオロキシメチルセルローズ、カ
ルボキシメチルセルローズ、ヒドロキシブチルセルロー
ズ、ヒドロキシプロピルセルローズ、そして更に特別に
はヒドロキシエチルセルローズ例えば“HERCULE
S”により商標名“NATROSOL”(15025
0)の下に販売される製品、“UNION CARBI
DE”による“CELLOSIZE (QPおよびW
P)あるいは“AQUALON”による“NATROS
OL PLUS GRADE 330 CS”、メチル
ヒドロキシプロピルセルローズ、特に“DOW CHE
MICAL”により“METHOCEL”により“ME
THOCEL”(E,F,J,K)の名の下に販売され
ている製品、またはヘテロバイオ多糖類例えば“KEL
O”により“KELTROL”および“KELLO”に
より“KELZAN”の商標の下に市販されているキサ
ンタンガム、“RHONE POULENC”による
“RHODOPOL”および“RHODIGEL”、あ
るいは“CEWCA/SATIA”による“ACTIG
UM”の中から選ばれる。
【0029】これらの増粘剤はカチオン界面活性剤の存
在または不存在の下で、シリコーンを含有する組成物中
に無差別に組入れることができる。
【0030】その組成物が何のカチオン界面活性剤も含
有していない場合,網状構造のポリアクリル酸例えば
“GOODRICH”により商標名“CARBOPO
L”の下に販売されている製品、例えばCarbopo
ls 910,934,934P,940,941,1
342を増粘剤として用いることもできる。
【0031】また既知のやり方で、水性分散相中に、水
と混合しない物質例えば油を導入することもできる。
【0032】本発明の第2の目的は、少なくとも1つの
シリコーンと少なくとも1つの非イオン性両親媒性脂貭
とを、好ましくは少くとも1つのカチオン界面活性剤を
含有する水性分散中に分散している小胞の形で包含す
る、前記の方法により得られる組成物である。
【0033】本発明の組成物は有利には、その組成物の
全重量に対し重量で、 カチオン界面活性剤 1〜10%、 非イオン性両親媒脂貭 1.5〜20% シリコーン 0.5〜10% 好ましくは 界面活性剤 1〜7% 非イオン性両親媒性脂貭 1.5〜10% シリコーン 1.5〜5% を含有する。
【0034】本発明の組成物はクリームまたはローシヨ
ンの形にある。
【0035】本発明の組成物は好ましくは、すすぐべき
製品の形で、洗髪の間を通じ、洗髪の前、より特別には
洗髪の後、染髪または漂白の前、より特別には後、パー
マタまたは髪の引伸ばしの前、より特別には後で使用す
る。これらの組成物はカチオン界面活性剤存在の下で
も、時がたっても安定であることが発見され、このこと
は特許US−A−3 957 971(第11欄、第1
行)にある指摘を特に考慮してもその技術の中で専門家
によって以前に予見し得ないものである。その上、これ
らの組成物は先行技術に優る有利さのある化粧品的性質
も集め持っていて、それら凡てが、その効果が即時であ
る故に、即ち、使用者にはその組成物をすすぎの前に毛
髪の上に置いておく必要がなく、その結果可成り時間を
節約し、より便利である故により関心を引きそして驚く
ベきことである。それにも拘らず、その組成物を、すす
ぐ前に或る時間、得られたよい性質を換えることなくそ
のままにしておくこともできる。
【0036】これらの組成物は毛髪を油っぽくせず。毛
髪を弱めず、解き易くし、湿りあるいは乾燥時でも梳り
易くなる。
【0037】前記の組生物はまた毛髪に、驚くベき性質
例えば均一な光沢、優雅さ元から毛先まで非常に柔軟性
を与える、毛繊維を別別にし、静電気を非常に減少させ
る驚くべき効果注目される。これらの性質は組生物が何
のカチオン界面活性剤も含有していない場合、非常に過
敏にされている毛髪についても、また、組生物がカチオ
ン界面活性剤を含有している場合、過敏な毛髪について
も得られる。
【0038】これらの組生物はまた水を用いてすすぎで
非常に除去される。
【0039】本発明の第3の目的は、本発明の組生物の
有効量を毛髪に適用し、随意には梳けずり、最終的には
毛髪をすすぐことを特徴とする、毛髪の化粧的処置方法
である。
【0040】この処置を用る場合、一般に5〜40g程
度の組生物量を頭部に適用する。
【0041】以下に与える、純粋に説明として与えら
れ、限定していない実施例は本発明をよりよく理解させ
るであろう。
【0042】
【実施例1】第1段階で、小胞を包含する第1の構成成
分を調製する。このために、構造式
【化10】 [この式で、は3に等しい平均統計値であり、C
(OH)Oは次の構造式
【化4】 および
【化3】 の混合物により表わされる]で表わされる非イオン性脂
貭10.8g混合物を95℃において、“AJINOM
OTO”により商標名“ACYLGLUTAMATE
HS 11”の下で販売されているグルタミン酸ステア
リルモノナトリウム塩1.2gと熔融する。それから鎖
の端で水酸化されているポリジメチルシロキサン13w
t%を、“DOW CORNING”により商標名“Q
2 1401”の下で販売されているオクタメチルシロ
キサンとデカメチルシクロペンタシロキサンとの混合物
87wt%を一緒にして連合させている混合物28.6
gをその熔融混合物に添加し、同時にその混合物を5分
間(完全な均一化に必要な時間)穏やかな撹拌にかけ
る。
【0043】90℃にした、防腐剤を含有している水1
03gをその熔融混合物に導入し、約5分間混合する。
20℃の水154gを、こうして得た相に添加しその混
合物を数分間撹拌する。それから20℃の水461gに
より仕上げ、その混合物を500バールで“RANNI
E”型の高圧ホモジナイザーを通過させ精製する。
【0044】第2段階で、水性分散相を包含する第2構
成成分を調製する。これを行うため、“REWO”によ
り商標名“REWOQUAT W 7500”の下で販
売されている第四アンモニウム塩の活性物質(例えば活
性物質22g)の80%溶液25.6gを水141g中
に80℃、10分間で溶解する。
【0045】こうして得られた第1および2の構成成分
を混合し、穏やかな撹拌の下で均一にする。
【0046】温度が約40℃に達した時香料を添加し、
その混合物を雰囲気温度の水で1000gとし、それが
雰囲気温度にもどるまで穏にかきまわす。
【0047】クリームを外観をもつ組成物は雰囲気温度
で3ヵ月後でも安定であることが電子顕微鏡による賦形
剤の存在の証明により観察される。
【0048】この組成物は、洗髪され、部分的に乾燥し
ている過敏な毛髪に約15g量適用する。適用後数秒で
水により充分すすぐ。
【0049】湿っている毛髪は容易に解かれ、根から先
まで滑らかで軟い。。乾燥後は毛髪は弾力性があり、非
常に容易に梳けずれる。静電気はなく、つやがあり、滑
らかで、全長に亘ってしなやかである。髪型は優美でこ
くに満ちている。
【0050】
【実施例2】非イオン性脂貭を次の構造式
【化11】 (この式で、nは2に等しい)で表わされるもので置き
かえて実施例1を再現する。
【0051】毛髪に対して実施例1の組生物と同じ化粧
品的性質をもつ安定した組成物が得られる。
【0052】
【実施例3】実施例1において、“REWO”により商
標名“REWOQUATW 7500”の下に販売され
ている製品を同量のジステアリルジメチルアンモニウム
で置きかえる。毛髪に対し実施例1の組成物と同じ化粧
品性質をもっている安定している組成物が得られる。
【0053】以下の実施例4〜6では、“DOW CO
RNING”により商標名“Q21401”の下に販売
されているシリコーンを、同量の他のシリコーンで置き
かえるほかは、実施例1におけるごとく方法を実施す
る。
【0054】
【実施例4】シリコーンは“UNION CARBID
E”により“UOLATILE SILCONE 71
58”の商標名の下で販売されている製品85wt%
中、“RHONE POULENC”により商標名“S
ILBIONE 47V50000”の下で販売されて
いる製品15wt%の混合物である。
【0055】
【実施例5】シリコーンはデカメチルシクロペンタシロ
キサンオクタメチルシクロテトラシロキサンとの混合物
(50/50)85wt%中の、鎖の端で水酸化されて
いるポリジメチルシロキサン(分子量600000)1
5wt%の混合物である。
【0056】
【実施例6】シリコーンはデカメチルシクロペンタシロ
キサンとオクタメチルシクロテトラシロキサンとの混合
物(50/50)85wt%中の、フエニルメチチルシ
ロキサン(分子量600000)15wt%の混合物で
ある。
【0057】前記実施例4〜6の何れについても、実施
例1の組成物と同じ化粧品的性質をもつ安定な組成物が
得られる。
【0058】
【実施例7】次の組成物を得るため実施例1におけるよ
な方法を行う。 構造式[化12](以下に示す)で表わされる非イオン性化合物 3.53g コレステロール 0.97g “DOW CORNING”により商標名“Q2 1401”の下に販売され るシリコーン 2.86g 活性物質(AM)80%で、“REWO”により商標名“REWOQUAT W 7500”の下に販売されているカチオン界面活性剤 (AMで) 2.20g 防腐剤 充分量 水 q.s.p. 100.00g 構造式[化12]においては、−O−C
(R10)−は基
【化13】 並に
【化14】 の混合物であり、−C(OH)−O−は基
【化4】 並に
【化3】 の混合物であり、=6であり、R10は基
【化15】 並に
【化16】
【0059】
【実施例8】この実施例においては、同じシリコーンを
同量含有し、カチオン界面活性剤を含有していない2つ
の組成物AとBとの活性を比較する。本発明に従う組成
物Aは小胞の形で非イオン性両親媒性脂貭を含有し、本
発明によらない組成物Bは小胞を形成しない非イオン性
両親媒性脂貭を含有する、脂貭AとBとの量は同一であ
る。
【0060】処方は表1の如くである。
【表1】
【0061】組成物AとBとは清潔なぬれた毛髪上に頭
半分に6gを同時に適用する。毛髪の頭全体を微温水で
すすぎ、毛髪を梳けずり、乾燥する。そして頭の半分づ
つの毛髪の状態を比較する。これらの試験は非常に過敏
にされていない自然の毛髪、パーマをかけた毛髪および
染色してパーマをかけた毛髪について行った。
【0062】処置した凡ての毛髪に関し、組成物Aは組
成物Bでは得られない、光沢性、維持力および被覆の効
果を与える。更に、組成物Aは静電気形成現象を減じ、
その効果は洗髪後にも持続する。非常に過敏になっては
いない自然の毛髪の場合、もつれず柔軟な効果と、組成
物Bを用いては得られず、かえって毛髪を重たるくして
しまう。優雅な毛髪が組成物Aを用いて得られる。
【0063】
【実施例9】この実施例においては2つの組成物CとD
とに“DOW CORNING”により商標名“REW
OQUAT W 7500”の下に販売されているカチ
オン界面活性剤2.2gを添加するのを除いて、組成物
AとBと同じ処方をもつ組成物CとDとを比較する。
【0064】適用方法は2つの場合同じで、パーマをか
けた毛髪の頭全体に組成物15gを伸ばし、微温水です
すぎ、毛髪を梳けずり、乾燥する。
【0065】組成物Cは、随意的に毛髪を油っぽく、重
ったるくする組成物Dより良好な、もつれない効果を持
ち、毛髪により柔軟性と輝きを与える。
【0066】
【実施例10】この実施例では同じ構成成分、脂貭とシ
リコーンとカチオン界面活性剤とを同一量含有する2つ
の水性組成物EとF本発明に従う組成物E、そこではシ
リコーンは小胞形成前に非イオン性両親媒性脂貭と混合
される。本発明によらない組成物F、そこではシリコー
ンは分散相中に導入されるとで活性を比較する。
【0067】組成物EとFは次の処方(重量)に相応す
る。 構造式
【化10】 (この式で、は3に等しい平均統計値であり、C
(OH)Oは次の構造式
【化4】
【化3】 とで表わされる) で表わされる非イオン性脂貭 1.08g コレステロール 1・08g “AJINOMOTO”により“ACYLGLUTAMATE HS 11”の 商標名の下で販売されているグルタミン酸ステアリルモノナトリウム 1.2g “DOW CORNING”により商標名“Q2 1401”の下に販売されて いるシリコーン 2.86g “REWO”により商標名“REWOQUAT W 7500”の下に販売され 、活性物質(AM)80%であるカチオン界面活性剤 (MAで) 2.2g 防腐剤 充分量 水 g.s.p. 100g
【0068】両方の場合適用法は実施例9に定義したも
のである。本発明に従う組成物Eで処置した毛髪はもつ
れないこと、軟かさ、つや、こく、弾力性および優雅さ
に関しよりよい化粧品的性質をもつこと、および組成物
Fで処置した毛髪は適用して重ったるく、油っぽいこと
が認められた。
【0069】
【実施例11】第1段階は実施例1に従って行う。
【0070】第2段階において水性分散相の成分を含
み、第2の構成成分を調製する。即ち、これを行うた
め、“REWO”により商標名“REWOQUAT W
7500”の下に販売されているカチオン界面活性剤
25.6gを温度80℃にした水51.20gを熔融し
た混合物中に導入し、約5分間混合物を行う。20℃の
水76.8gをこうして得た相に添加する。混合物を数
分間撹拌し、それから20℃の水13gを添加する。そ
の混合物を500バールで“RANNIE”型高圧ホモ
ジナイザーに導入する。
【0071】こうして得た第1および第2の構成成分を
雰囲気温度での穏やかな撹拌の下に混合する。香料を添
加し、その混合物を雰囲気温度での穏やかな撹拌の下に
水を用いて1000gにする。
【0072】この組成物は油っぽい傾向をもつ毛髪に対
し特に適合する。それは毛髪を優雅で、品よく、つやや
かにする。
【0073】
【実施例12】第1段階で賦形剤を包有する第1の構成
成分を調製する。このため、構造式
【化10】 (この式で、nは3に等しい平均統計値であり、C
(OH)Oは次の構造式
【化4】
【化3】 とで表わされる)で表わされる非イオン性脂貭混合物1
0.9gを95℃でコレステロール10.9gと“AJ
INOMOTO”により商標名“ACYLGLUTAM
ATE HS 11”の下に販売されているグルタミン
酸ステアリルモノナトリウム1.2gと共に熔融する。
それから“DOW CORNING”より商標名“Q2
1401”の下に販売されているオクタメチルシクロ
ラトラシロキサンとデカメチルシクロペンタシロキサン
との混合物87wt%と1緒に連合させて、鎖の端で水
酸化されているポリジメチルシロキサン13wt%を含
有する混合物0.4gと、“RHONE POULEN
C”により商標名“SILBIONE huile 7
0045V5”の下で販売されているデカメチルシクロ
ペンタシロキサン42.5gと、“RHONE POU
LENC”より商標名“SILBIONE 47V50
0000”の下で販売されている、ポリジメチルシロキ
サン7.5gとを熔融混合物に添加し、同時にその混合
物を5分間(完全な均一化に必要な時間)穏やかな撹拌
による混合物をする。
【0074】防腐剤を含有し、90℃にした水147g
をその熔融混合物に導入し、約5分間混合を行う。20
℃の水220gを、こうして得た相に添加し、混合物を
数分間撹拌する。それから20℃の水300gで仕上
げ、その混合物を500バールで“RANNIE”型高
圧ホモジナイザーを通過させ精製する。
【0075】第2段階で、水性分散相を包有する第2の
構成成分を調製する。これを行うため、“REWO”に
より商標名“REWOQUAT W 7500”の下に
販売されている第四アンモニウムの活性物質の75%溶
液62.5g(例えば活性物質46.9g)を水141
g中に80℃で10分間で溶解する。
【0076】こうして得た第1および第2の構成成分は
混合され、穏やかな撹拌の下で均一化される。それか
ら、80℃の水50gに溶解した、“AQUALLO
N”により商標名“NATROSOL PLUS GR
ADE 330 CS”の下に販売されている、アルキ
ル鎖により改質されているヒドロキシエチルセルローズ
2.5gを増粘剤としてその混合物に添加する。
【0077】温度が約40℃になった時香料を添加し、
それから雰囲気温度の水で1000gにし、雰囲気温度
に戻るまで穏やかに撹拌する。
【0078】クリーム外観をもった組成物が得られる。
【0079】この組成物を洗い、部分的に乾燥した過敏
な毛髪に約15g量適用する、適用終了後数秒で水で充
分すすぐ。
【0080】湿った毛髪は容易に解かれる。それは根元
から先までなめらかで軟い。乾燥後それは弾力があり、
容易に梳けずられる。静電気はおびない。それはつやや
かで、なめらかであり、全長に亘りしなやかである。髪
型は優雅で、こくに満ちている。
【化12】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−94326(JP,A) 特開 昭52−6375(JP,A) 特開 昭61−6(JP,A) 特表 昭63−501278(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/00 - 7/50

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少くとも1つのシリコーンを持つ小胞を
    形成できる少くとも1つの非イオン性両親媒性脂貭を水
    と混合し、この混合物を、水性相を包み込む小胞を形成
    させる工程にかけ、得られた生成物を水性分散相中に分
    散する、毛髪に適用するための、少くとも1つの脂貭と
    少くとも1つのシリコーンと水とを含有する化粧品組成
    物の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記水性分散相が少なくとも1つのカチ
    オン界面活性剤を含有する、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 非イオン性両親媒性脂盾とシリコーンと
    の混合物を熔融し、包み込まれる水性相を水和された薄
    膜を形成するやり方で導入し、その水性相の添加を小胞
    形成のため猛しい撹拌の下で続け、それから水性分散相
    を添加する、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 非イオン性両親媒性脂貭とシリコーンと
    を有機溶剤に溶解し、その溶剤を、溶液が容器の壁の上
    に脂盾/シリコーン混合物の膜を形成するように入れら
    れている前記容器中で蒸発し、包みこまれる水性相を、
    小胞を形成するまで猛しく撹拌し乍ら、前記容器中に添
    加し、最後に水性分散相を添加する、請求項1または2
    に記載の方法。
  5. 【請求項5】 使用する非イオン性両親媒性脂貭が構造
    式1 【化1】 (この式で、−C(OH)O−は混合または個別
    に次の式 【化2】 【化3】 【化4】 で表わされ、は2〜6の平均統計的数値であり、Rは (a) 脂肪族鎖RとまたはRCO基の何れかであ
    り、Rは直鎖または分枝鎖のC12〜C18脂肪族基
    であり、Rは直鎖または分枝鎖のC11〜C17脂肪
    族基であり、 (b) あるいは、 【化5】 ここで、−OC(R)−は混合または個別に次
    の構造式 【化6】 【化7】 で表わされる、であり、RはRまたはRCO基で
    あり、RはR基であり、RとRとは前記の意味
    を持つ)で表わされるポリグリセロールの直鎖または分
    枝鎖のエーテルおよびエステルの間から選ばれる、請求
    項1〜4の何れかに記載の方法。
  6. 【請求項6】 非イオン性両親媒性脂貭が水和されてい
    る薄膜脂貭相の滲透透性または表面荷電を改変する、少
    くとも1つの安定化剤と連合されている、請求項1〜5
    の何れかに記載の方法。
  7. 【請求項7】 脂貭と混合されるシリコーンを、ポリジ
    メチルシロキサンおよび、そのトリメチルシロキシシリ
    ケートとの混合物;鎖の端で水酸基により改質されてい
    るポリジメチルシロキサン;C12−C22アルコキシ
    基により改質されているポリジメチルシロキサン;アル
    キレン基が炭素原子2または3個を持つ、ポリオキシア
    ルキレン基で改質されているポリジメチルシロキサン;
    アシル基が12−22C原子を持ち、アルキル基が1−
    4C原子をもつアシルオキシアルキル基で改質されてい
    るポリジメチルシロキサン;ポリジメチルフエニルシロ
    キサン、ポリメチルアルキル(C−C20)シロキサ
    ン;アルキル(C−C)アミン残基で改質されてい
    るポリメチル[アルキル(C−C)アリールシロキ
    サン、およびシクロポリシロキサンの中から選択する、
    請求項1〜6の何れかに記載の方法。
  8. 【請求項8】 少くとも1つの非揮発性のシリコーン
    を、少くとも1つの環式の揮発性シリコーン油中の溶液
    で使用する、請求項1〜7の何れかに記載の方法。
  9. 【請求項9】 界面活性剤が少くとも1つの、構造式
    [化8] 【化8】 [この式で、Xは塩素原子またはCHSOであり、
    はC−Cアルキル基であり、RとRとはR
    および互に他と同一または異っているC−Cアル
    キル基であって、RはC20−C22基であるか、ま
    たは、R=Rであって、R=R=C18アルキ
    ル基であるか、または、Rがアルキルおよび(また
    は)アルケニル基が13−21C原子を持ち、脂肪酸ま
    たは獣脂から誘導されたものである(アルキルおよび/
    またはアルケニル)アミドエチル基であり、RとR
    と窒素原子と1緒になって、2−位でC13−C21
    よび(または)アルケニル基で置換されている4,5−
    ジヒドロイミダゾールヘテロ環を形成する]で表わされ
    る第四アンモニウム誘導体である、請求項8に記載の方
    法。
  10. 【請求項10】 少くとも1つの脂貭可溶性の化粧品的
    および(または)薬学的活性物質を非イオン性両親媒性
    脂貭および(または)シリコーンに添加する、請求項1
    〜9の何れかに記載の方法。
  11. 【請求項11】 少くとも1つの、水に可溶の化粧品的
    および(または)薬学的活性物質を、包みこまれる水性
    相および(または)水性分散相に導入する、請求項1〜
    10の何れかに記載の方法。
  12. 【請求項12】 防腐剤、着色剤または香料により形成
    される群からとられる添加物を包み込まれる水性相およ
    び(または)分散相に導入する、請求項1〜11の何れ
    かに記載の方法。
  13. 【請求項13】 増粘剤を水性分散相に導入する、請求
    項1〜12の何れかに記載の方法。
  14. 【請求項14】 水と混合しない物質を水性分散相に導
    入する、請求項1〜13の何れかに記載の方法。
  15. 【請求項15】 少くとも1つのシリコーンと少くとも
    1つの非イオン性両親媒性脂貭を、水性分散相中に分散
    した小胞の形で包含する、請求項1〜14の何れかに記
    載の方法により得られる組成物。
  16. 【請求項16】 水性分散相が少くとも1つのカチオン
    界面活性剤を含有する請求項15に記載の組成物。
  17. 【請求項17】 組成物の全重量に対して重量でカチオ
    ン界面活性剤 1〜10%と、非イオン性両親媒性脂貭
    1.5〜20%とシリコーン 0.5〜10%とを
    含有する、請求項16に記載の組成物。
  18. 【請求項18】 組成物の全重量に対して重量で界面活
    性剤 1〜7%と、非イオン性両親媒性脂貭 1.5
    〜10%と、シリコーン 1.5〜5%とを含有す
    る、請求項17に記載の組成物。
  19. 【請求項19】 請求項15〜18の何れかに記載の組
    成物の有効量を毛髪に適用し、随意にはその毛髪をくし
    けずり、最後にその毛髪をすすぐ、毛髪の化粧的処置方
    法。
JP03114192A 1990-02-23 1991-02-22 毛髪に適用するための化粧品組成物の製造方法、この方法 により得られる組成物及び前記組成物を使う化粧処理方法 Expired - Fee Related JP3128657B2 (ja)

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