JP3692086B2 - ディスク記憶装置におけるスピンドルモータの駆動方法 - Google Patents

ディスク記憶装置におけるスピンドルモータの駆動方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスクを回転させるスピンドルモータ備えたディスク記憶装置に係り、特に、当該ディスク記憶装置におけるスピンドルモータの駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
磁気ディスク装置は、記録媒体としてのディスクに記録された情報をヘッドにより読み取るディスク記憶装置の代表として知られている。この磁気ディスク装置では、スピンドルモータとボイスコイルモータとの2種のモータが用いられている。スピンドルモータは、ディスクを回転させるブラシレス直流モータである。ボイスコイルモータは、ヘッドをディスクの半径方向に移動させるヘッドアクチュエータの駆動源である。
【0003】
さて、スピンドルモータなどのブラシレス直流モータを駆動するのに必要な電圧Eは、次式
E=Ee+I×R (1)
により表される。
【0004】
ここで、Eeはモータの回転によってモータコイルに発生する逆起電圧であり、トルク定数と回転速度とに比例する。Iはモータコイルへ流れる電流である。Rはモータのコイル抵抗及びモータドライバの抵抗との和である。電流Iはモータの駆動トルクに比例するので、環境温度の変化などによりモータの軸損が変化すると、それに応じて変動する。またトルク定数、コイル抵抗は、モータの特性によりばらつきを持っている。そのため、モータの駆動電圧は、これらの変動分を考慮して、Eより大きくなるように余裕をもって設計されている。
【0005】
しかし、この余裕分はモータを駆動するモータドライバでの電力損失となってしまう。このため、モータの駆動電圧を余裕をもって設計すると、消費電力が増加するという問題がある。この問題は、近年磁気ディスク装置に用いられるスピンドルモータとして主流になりつつある流体軸受スピンドルモータでは、特に顕著となる。その理由は、流体軸受スピンドルモータでは、環境温度により軸損が大きく変化するので駆動電圧Eの変動が大きく、余裕を大きくとる必要があるためである。つまり、余裕を大きくとると、モータドライバでの電力損失もその分増加する。特開平4−208091号公報には、このモータドライバでの電力損失を減らす方法が記載されている。この公報記載の方法は、電圧を可変可能な電源回路により、モータコイルに流れる電流の値の増減に応じて電源電圧を変化させることで、コイル端子電圧と電源電圧との差が最小になるようにして、モータドライバでの損失を減らすようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
スピンドルモータを高速回転させる磁気ディスク装置では、起動時間、効率の点で、高速になればなるほど高い駆動電圧が必要となる。また、流体軸受スピンドルモータを、車載用途の磁気ディスク装置など、厳しい低温環境で使用される磁気ディスク装置に搭載することを考えた場合、大きな駆動トルクが必要となるため同様に高い駆動電圧が必要となる。
【0007】
そこで、磁気ディスク装置を利用するパーソナルコンピュータ等のホストから供給される電圧を昇圧回路により昇圧して、スピンドルモータを駆動することが考えられる。この電圧を昇圧する方法は、昇圧回路により駆動電圧が可変であることから、次のような利点を有する。即ち、上記公報記載の技術(先行技術)のように、スピンドルモータを定常回転速度で駆動するのに最低必要な電圧まで昇圧して当該スピンドルモータを駆動することが可能なため、モータドライバでの損失を最低限にできるという利点である。
【0008】
また、電圧を昇圧する方法の他の利点として、ヘッドをディスク上の目標トラックに移動させるシーク動作を高速化できることが挙げられる。その理由は、ボイスコイルモータには、駆動電圧が高いほど大きな電流を流すことができ、これによりシーク速度を上げることができる点にある。したがって、昇圧された電源によりスピンドルモータとボイスコイルモータとの両方を駆動することにより、シーク動作の高速化が可能となる。
【0009】
このように、1つの昇圧電源をスピンドルモータとボイスコイルモータとの駆動に用いることにより、スピンドルモータの高速回転(或いは低温環境下での駆動)とボイスコイルモータによるシーク動作の高速化を実現することができる。
【0010】
ところが、上述の先行技術である、モータの駆動に必要な電圧に合わせて電源電圧を変化させることでモータドライバでの損失を減らす技術を用いようとすると、次のような問題が発生する。つまり、スピンドルモータの負荷の変動等に応じてボイスコイルモータの駆動電圧も変化するという問題である。逆に、ボイスコイルモータに多くの電流を流せるように、昇圧回路により電源電圧を最大限まで上昇させると、スピンドルモータを駆動するのに最低限必要な電圧に対して電源電圧が大きくなり、モータドライバでの電力損失が大きくなるという問題も発生する。
【0011】
本発明は上記事情を考慮してなされたものでその目的は、モータドライバでの電力損失を減らすことができる、ディスク記憶装置におけるスピンドルモータの駆動方法を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明の1つの観点によれば、ディスクを回転させる流体軸受スピンドルモータを備えたディスク記憶装置におけるスピンドルモータの駆動方法が提供される。このスピンドルモータの駆動方法は、ディスク記憶装置の起動時に、スピンドルモータドライバの電源電圧を第1の電源電圧に設定するステップと、ディスク記憶装置が定常回転速度に到達した起動後に、スピンドルモータドライバの電源電圧を上記第1の電源電圧より低い第2の電源電圧に設定するステップと、ディスク記憶装置の起動後に、スピンドルモータの端子電圧または当該スピンドルモータのコイルを流れる電流を検出する動作を繰り返すステップと、スピンドルモータの端子電圧または当該スピンドルモータのコイルを流れる電流が検出される都度、当該検出された端子電圧または当該検出された電流と当該スピンドルモータのコイルの抵抗値とから算出される当該スピンドルモータの端子電圧に、予め定められたマージン電圧を加算することにより、当該スピンドルモータを定常回転速度で駆動するのに必要な最低電圧を算出するステップと、算出された最低電圧が上記第2の電源電圧を超えているか否かにより、スピンドルモータが定常回転速度で駆動できない状態にあるか否かを検出するステップと、スピンドルモータが定常回転速度で駆動できない状態が検出された場合、スピンドルモータドライバの電源電圧を上記第1の電源電圧に切り換えるステップとを備えたことを特徴とする。
【0020】
本発明の第3の観点に係るディスク記憶装置におけるスピンドルモータの駆動方法においては、通常時はスピンドルモータドライバの電源に低電圧の電源が用いられ、スピンドルモータの負荷が増大して定常回転速度で駆動できなくなった場合には、スピンドルモータドライバの電源が、高電圧の電源に切り換えられる。このように、スピンドルモータドライバの電源電圧は、スピンドルモータの負荷が増加した場合のみ高い電圧に切り換わる。即ち、スピンドルモータドライバは通常時は低い電圧で駆動され、これにより当該ドライバでの電力損失を低く抑えることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を磁気ディスク装置に適用した実施の形態につき図面を参照して説明する。
【0024】
[第1の実施形態]
図1は本発明の第1の実施形態に係る磁気ディスク装置の構成を示すブロック図である。
【0025】
図1において、磁気ディスク装置(以下、HDDと称する)のホスト(ここではパーソナルコンピュータ)から供給される電源電圧、例えば5Vの電源電圧は、昇圧回路11に供給される。昇圧回路11は、電圧を可変可能な電源回路である。昇圧回路11は、ホストからの電源電圧を昇圧する。昇圧回路11により昇圧された電圧は、モータドライバ12の電源電圧として当該モータドライバ12に供給される。モータドライバ12は、スピンドルモータ(以下、SPMと称する)13を駆動するSPMドライバ121とボイスコイルモータ(以下、VCMと称する)14を駆動するVCMドライバ122とを含んでいる。
【0026】
SPM13は、記録媒体としてのディスク15を高速に回転させる3相のブラシレス直流モータである。VCM14は、ヘッド16を支持するアクチュエータ17の駆動源をなす。VCM14は、アクチュエータ17を駆動することで、ヘッド16をディスク15の半径方向に移動する。
【0027】
ディスク15の記録面には、複数のサーボ領域(図示せず)が当該ディスク15の半径方向に放射状に且つ円周方向に等間隔で離散的に配置されている。各サーボ領域には、ヘッド12を目標トラックに移動させて当該目標トラックの所定範囲内に位置付けるのに用いられるサーボデータが記録されている。このサーボデータは、当該サーボデータを識別するための固有のパターンであるサーボマーク、トラックコード(シリンダ番号)及びバースト信号を含む。トラックコード及びバースト信号は、ヘッド16を目標トラックの目標範囲内に位置付けるための位置情報として用いられる、更に詳細に述べるならば、トラックコードは、対応するサーボ領域が位置するトラック(シリンダ)を示す。このトラックコードに基づき、ヘッド16を目標トラックに移動させるシーク制御が行われる。バースト信号は、対応するサーボ領域が位置するトラックにおけるヘッドの相対的な位置情報(位置誤差)を、再生波形の振幅で示す。シーク制御の完了後、このバースト信号に基づき、ヘッド16を目標トラックの目標範囲内に位置付けるためのトラックキング制御が行われる。
【0028】
ヘッド16によりディスク15から読み取られた微弱な信号(リード信号)はリードアンプにより増幅されて、リード/ライトチャネル(いずれも図示せず)により2値化される。サーボコントローラ19は、リード/ライトチャネルにより2値化された信号から、サーボデータ中のサーボマークを検出し、そのサーボマークに後続する位置情報、即ちトラックコード及びバースト信号を検出してCPU18に出力する。またサーボコントローラ19は、サーボマーク検出の都度、パルス(以下、サーボマーク検出パルスと称する)SSPを生成する。このパルスSSPは、CPU18に対する割り込み信号として用いられる。
【0029】
昇圧回路11は、5Vの電源電圧を、CPU18によって指定された電圧に昇圧する。CPU18は、不揮発性メモリ、例えばROM180を内蔵する。ROM180には、CPU18により実行される制御プログラム181が格納されている。CPU18は、制御プログラム181を実行することにより、以下に述べる機能を実現す。即ちCPU18は、SPM13のモータコイルのU,V,Wの2相間の電圧、つまりSPM13の端子電圧を検出する機能と、このSPM13の端子電圧の増減に応じて昇圧回路11を制御することで、当該昇圧回路11の出力電圧を変化させる機能とを有する。CPU18はまた、サーボコントローラ19からサーボマーク検出パルスSSPが出力される都度、割り込み処理(サーボ割り込み処理)を開始し、サーボコントローラ19からの位置情報をもとにモータドライバ12内のVCMドライバ122に与える制御量(VCM操作量)を決定することで、ヘッド16を目標トラックに移動させるシーク制御、またはヘッド16を目標トラックの目標範囲内に位置付けるトラッキング制御(ヘッド位置決め制御)を実行する機能を有する。
【0030】
次に、図1の構成におけるモータ駆動動作について、図2のフローチャートを参照して説明する。
まず、図1のHDDの起動時には、CPU18は、SPM13を素早く定常回転速度に到達させるために昇圧回路11を制御する。即ちCPU18は、昇圧回路11の出力電圧EBOOSTを昇圧可能な最高電圧EMAXまで上昇させる(ステップS1)。この昇圧回路11の出力電圧EBOOST(=最高電圧EMAX)はモータドライバ12内のSPMドライバ121及びVCMドライバ122の電源電圧として当該SPMドライバ121及びVCMドライバ122に供給される。モータドライバ12内のSPMドライバ121は、昇圧回路11からの出力電圧EBOOST、即ち最高電圧EMAXにより動作し、これにより当該電圧EMAXをSPM13の駆動電圧として当該SPM13を速やかに定常回転速度で駆動させる(ステップS2)。
【0031】
CPU18は、SPM13が定常回転速度に到達すると、ホストからの指令等で決まるモードに応じて以下に述べるように昇圧回路11を制御することで、モータドライバ12の電源電圧を可変設定させる。
【0032】
まず、ホストからの指令等で決まるモードには、高速シークモード(第1のモード)と高効率モード(第2のモード)との2種がある。高効率モードは、モータドライバ12での電力損失を低減するように、昇圧回路11の出力電圧を制御するモードである。一方、高速シークモードは、シーク制御期間におけるVCM14の速度、つまり当該VCM14により駆動されるアクチュエータ17に支持されているヘッド16の移動速度(シーク速度)を上げるように、昇圧回路11の出力電圧を制御するモードである。
【0033】
CPU18は、HDDが高速シークモードまたは高効率モードのいずれのモードに設定されているかを判定する(ステップS3)。CPU18は、高効率モードが設定されている場合、まずSPM13の端子電圧ESPMを検出する(ステップS4)。次にCPU18は、検出した端子電圧ESPMから、SPM13を定常回転速度で駆動するのに必要な最低の電圧EMINを算出する(ステップS5)。ここでは、端子電圧ESPMにマージンΔEを持たせ、次式
MIN=ESPM+ΔE (2)
の演算により、電圧EMIN(≒ESPM)が算出される。なお、SPM13の端子電圧ESPMを検出する代わりに、SPM13のコイルを流れる電流(SPM電流)ISPMを検出しても、EMIN=ISPM*RSPM+ΔE(RSPMはSPM13のコイルの抵抗)の演算により電圧EMINを算出することが可能である。但し、この演算は、SPM13のコイルの抵抗RSPMのばらつきの影響を受けるため、SPM13の端子電圧ESPMを用いて上記(2)式により電圧EMINを算出する場合に比べて、精度の点で劣る。
【0034】
次にCPU18は、昇圧回路11の出力電圧EBOOSTが電圧EMINとなるように当該昇圧回路11を制御する(ステップS6)。これにより、SPM13は当該SPM13を定常回転速度で駆動するのに必要な最低の電圧EMINで駆動される。この結果、モータドライバ12での電力損失を最低限に抑えられる。
【0035】
これに対し、ホストから高速シークモードが指定されている場合(ステップS3)、CPU18は、昇圧回路11の出力電圧EBOOSTが最高電圧EMAXとなるように昇圧回路11を制御する(ステップS7)。この昇圧回路11の出力電圧EBOOST(=最高電圧EMAX)はモータドライバ12内のSPMドライバ121及びVCMドライバ122に供給される。すると、モータドライバ12内のVCMドライバ122からVCM14に流すことが可能な最大電流(最大VCM電流)が増加する。したがって、CPU18が、この電流増加に対応する制御量をモータドライバ12内のVCMドライバ122に設定することで、高速でのシーク動作が可能になる。
【0036】
次に、図1の構成におけるモード設定について、図3のフローチャートを参照して説明する。
【0037】
本実施形態においてCPU18は、ホストからコマンドを受信した場合に、以下に述べるコマンド受信時処理を実行する。まずCPU18は、受信コマンドがシークコマンドであるか否かを判定する(ステップS11)。もし、シークコマンド以外のコマンドを受信した場合、CPU18はその受信コマンドを実行する。
【0038】
これに対し、シークコマンドを受信した場合、CPU18は図1のHDDを高速シークモードに設定する(ステップS12)。そしてCPU18は、受信したシークコマンドの指定するトラック、つまりディスク15上の目標トラックに、ヘッド16を移動させるシーク制御を開始する(ステップS13)。このシーク制御の期間、図1のHDDは高速シークモードに設定されている。したがって、上述のように高速でのシーク動作が可能になる。CPU18は、ヘッド16を目標トラックに移動させるまで、つまりシーク動作が完了するまで(ステップS14)、シーク制御(ステップS13)を続ける。
【0039】
やがて、シーク動作が完了すると(ステップS14)、CPU18は高速シークモードから高効率モードに切り換える(ステップS15)。この高効率モードでは、上述のように、SPM13が当該SPM13を定常回転速度で駆動するのに必要な最低の電圧EMINで駆動され、モータドライバ12での電力損失が最低限に抑えられる。
【0040】
これにより、高速シークが要求されるシーク制御の期間だけは、昇圧回路11の出力電圧EBOOSTを最高電圧EMAXにセットすることで、高速シーク速度が実現できる。しかも、図1のHDDが動作している期間の殆どを占める、シーク制御以外の期間には、モータドライバ12での電力損失を低減できる。
【0041】
[第1の実施形態の変形例]
次に、上記第1の実施形態の変形例について、図3のフローチャートとは異なる手順でモード設定を行う場合を例に、図4のフローチャートを参照して説明する。
【0042】
まずCPU18は、ホストからシークコマンドを受信した場合(ステップS21)、図1のHDDを高速シークモードに設定する(ステップS22)。このように、高速シークモードの設定条件は、図3のフローチャートと同様である。図3のフローチャートと異なる点は、以下に述べるように高効率モードの設定条件である。
【0043】
CPU18は、ホストから指定されるコマンドの実行を終了した場合、まず予め設定された時間を計測するタイマを起動して(ステップS31)、ホストから次のコマンドが与えられるのを待つ(ステップS32)。CPU18は、タイマがタイムアウトとなる前に、次のコマンドを受信できなかった場合、つまり一定時間ホストからコマンドが与えられなかった場合(ステップS32,S33)、図1のHDDを高効率モードに設定すると共に、アイドル状態に移行する(ステップS34,S35)。アイドル状態とは、一定時間ホストからの要求がない場合に、SPM13によりディスク15を回転させたまま、ヘッド16をランプ機構等の退避箇所に退避させておく状態をいう。
【0044】
このように、第1の実施形態の変形例によれば、図1のHDDがアイドル状態にある期間(アイドル期間)は、昇圧回路11が高効率モードで制御される。つまり、モータドライバ12が高効率モードで動作させられる。そして、ホストからHDDに対してシークコマンドが発行されると、高速シークモードに切り換えられる。シーク制御の期間を含む非アイドル期間は、一般にアイドル期間に比べると十分に短い。したがって、図4のフローチャートに従うモード設定を適用しても、シーク制御の期間はシーク速度を高速度に維持しながら、アイドル期間は、モータドライバ12での電力損失を低減することができる。
【0045】
なお、昇圧回路11の出力電圧EBOOSTを高速に可変させることが難しいような場合でも、消費電力が重要となるバッテリ駆動時は高効率モード、バッテリ駆動時以外は高速シークモードというように、用途に応じて動作モードを使い分けることも可能である。
【0046】
[第2の実施形態]
図5は本発明の第2の実施形態に係るHDD(磁気ディスク装置)の構成を示すブロック図である。なお、図1と同一部分には、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0047】
図5において、HDDには、前記第1の実施形態と同様に、ホストからの5V電源電圧が供給される。また、図5のHDDには、ホストから5V電源電圧を一定電圧、例えば12Vに昇圧する昇圧回路21が設けられている。この昇圧回路21からの12Vの出力電圧は、モータドライバ22内のVCMドライバ222の電源電圧として、当該VCMドライバ222に供給される。一方、モータドライバ22内のSPMドライバ221には、ホストからの5V電源電圧または昇圧回路21の出力電圧である12V電源電圧が、切り換えスイッチ29を介して供給される。この切り換えスイッチ29は、図1中のCPU18に相当するCPU28から出力される電圧切り換え制御信号282に応じて切り換えられる。CPU28は、CPU18と同様に、SPM13の端子電圧を検出する機能を有する。またCPU28は、SPM13の端子電圧の増減に応じて切り換えスイッチ29を制御することによりSPMドライバ221の電源電圧を切り換える機能を有する。
【0048】
次に、図5の構成におけるモータ駆動動作について、図6のフローチャートを参照して説明する。
まず、図1のHDDの起動時には、CPU28は、SPM13を素早く定常回転速度に到達させるために、モータドライバ22内のSPMドライバ221の電源電圧を、切り換えスイッチ21により12V側に切り換える(ステップS41)。これにより、SPMドライバ221は、12Vの電源電圧により動作し、5Vの電源電圧により動作する場合に比べて、SPM13を速やかに定常回転速度で駆動させる(ステップS42)。
【0049】
CPU28は、SPM13が定常回転速度に到達すると、モータドライバ22内のSPMドライバ221の電源電圧を、切り換えスイッチ21により5V側に切り換える(ステップS41)。一方、モータドライバ22内のVCMドライバ222には、昇圧回路21により昇圧された12Vの電源電圧が常時供給される。
【0050】
このように、本実施形態では、HDD(SPM13)の起動時には、SPMドライバ221の電源を12V電源に切り換えることで、SPM13を速やかに定常回転速度で駆動させて、起動時間を短縮している。一方、VCMドライバ222の電源には上記12V電源が常時用いられている。しかし、HDD(SPM13)の起動時には、VCMドライバ222からVCM14に電流(VCM電流)を供給する必要がないため、12V電源をSPMドライバ221によるSPM13の駆動に有効に利用できる。
【0051】
また、HDD(SPM13)の起動後、つまりSPM13の定常回転時は、SPM13は起動時に比べて大きな電流(SPM電流)を必要としない。このため、SPMドライバ221の電源を12V電源から5V電源に切り換えることができ、これによりSPMドライバ221での電力損失を低減することができる。一方、VCMドライバ222の電源には12V電源が用いられているため、SPM13の定常回転時においてシーク動作が行われた場合、高速シーク速度が実現できる。
【0052】
[第2の実施形態の変形例]
上記第2の実施形態では、HDD(SPM13)の起動後は、SPMドライバ221の電源に常時12V電源が用いられている。しかし、SPM13に流体軸受SPMを用いる場合、環境温度により軸損が大きく変化するので、当該SPM13を定常回転させるのに必要な最低電圧も変化し、5Vを超えることもあり得る。つまり、SPM13の起動後であっても、SPM13の負荷が増大した場合には、5V電源によりSPM13を定常回転速度で駆動することが困難となることもある。
【0053】
そこで、HDD(SPM13)の起動後において、SPM13の端子電圧から、当該SPM13を定常回転させるのに必要な最低電圧EMINを求めて、その電圧EMINからSPMドライバ221の電源を切り換えるようにした、上記第2の実施形態の変形例について、図7のフローチャートを参照して説明する。
【0054】
まず、図1のHDDの起動時には、CPU28は、SPM13を素早く定常回転速度に到達させるために、モータドライバ22内のSPMドライバ221の電源電圧を、切り換えスイッチ21により12V側に切り換える(ステップS51)。これにより、SPMドライバ221は、12Vの電源電圧により動作し、5Vの電源電圧により動作する場合に比べて、SPM13を速やかに定常回転速度で駆動させる(ステップS52)。
【0055】
CPU28は、SPM13が定常回転速度に到達すると、当該SPM13の端子電圧ESPMを検出する(ステップS53)。次にCPU28は、検出した端子電圧ESPMから、SPM13を定常回転速度で駆動するのに必要な最低の電圧EMINを、前記第1の実施形態におけるステップS5と同様に前記(2)式に従ってEMIN=ESPM+ΔEにより算出する(ステップS54)。
【0056】
次にCPU28は、最低電圧EMINが5Vを超えているか否かを判定し(ステップS55)、EMINが5Vを超えていないときは、SPMドライバ221の電源電圧を、切り換えスイッチ21により5V側に切り換える(ステップS56)。これに対し、EMINが5Vを超えているときは、CPU28は、SPMドライバ221の電源電圧を、切り換えスイッチ21により12V側に切り換える(ステップS57)。CPU18は、SPM13が定常回転速度に到達した後は、つまりHDD(SPM13)の起動後は、上記ステップS53以降の処理を繰り返す。
【0057】
以上により、SPM13の駆動に必要な最低電圧EMINをノミナル時(常温時)に5Vよりわずかに低くなるように、当該SPM13を設計しておけば、通常時、SPM13は5Vで駆動されるのでSPMドライバ221での電力損失は小さくて済む。また、SPM13の負荷が増加し、当該SPM13を駆動する最低電圧EMINが増加した場合には、当該SPM13は12Vでの駆動に切り換えられるため、当該SPM13での定常回転速度を維持することができる。特に、SPM13に流体軸受SPMを用いた場合、当該SPM13は環境温度によって駆動する負荷が大きく変動するため、本実施形態でのモータ駆動方法を適用するならば、常温での消費電力の増加を防ぎつつ、負荷の大きい低温環境でのSPM駆動も可能となる。
【0058】
なお、上記第2の実施形態及びその変形例では、ホストから図5のHDDに対して、5Vの電源電圧のみが供給されているものとして説明したが、これに限るものではない。例えば、ホストからHDDに対して、5Vと12Vとの2種類の電源電圧が供給される構成であっても構わない。この場合、図5のHDDに昇圧回路21を設ける必要はない。また、ホストからHDDに対して12Vの電源電圧のみが供給され、その12Vの電源電圧が降圧回路により5Vに降圧される構成であっても構わない。この場合、VCMドライバ222には、ホストからの12Vの電源電圧がそのまま供給され、SPMドライバ221には、当該12Vの電源電圧または降圧回路から出力される5Vの電源電圧が切り換えスイッチ29を介して供給されることになる。
【0059】
また、12V電源及び5V電源、即ち電圧の異なる2つの電源(電圧源)を用いる代わりに、供給可能な最大電流の異なる2つの電源(電流源)を用いることも可能である。ここでは、12V電源(第1の電源)に代えて供給可能な最大電流が大きい第1の電流源を用い、5V電源(第2の電源)に代えて当該第1の電流源より供給可能な最大電流が小さい第2の電流源を用いればよい。
【0060】
[第3の実施例]
図8は本発明の第3の実施形態に係るHDD(磁気ディスク装置)の構成を示すブロック図である。なお、図1と同一部分には、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0061】
図8において、HDDには、ホストから5Vと12Vとの2種類の電源電圧が供給される。この2種類の電源電圧のうち、12Vの電源電圧は、モータドライバ32内のSPMドライバ321の電源電圧として、当該SPMドライバ321に供給される。一方、モータドライバ32内のVCMドライバ322には、上記ホストからの5V電源電圧または12V電源電圧が、切り換えスイッチ39を介して供給される。この切り換えスイッチ39は、CPU38から出力される電圧切り換え制御信号382に応じて切り換えられる。CPU38は、切り換えスイッチ39を制御することによりVCMドライバ322の電源電圧を切り換える機能を有する。
【0062】
さて、図8のHDDにおいて、モータドライバ32内のVCMドライバ322からVCM14に流すことが可能な最大電流(最大SPM電流)IMAXは次式
MAX=(E−Ee)/R (3)
により表される。
【0063】
ここで、EはVCMドライバ322の電源電圧、つまりVCM14を駆動するための駆動電圧、EeはVCM14の回転によって当該VCM14のモータコイル(VCMコイル)に発生する逆起電圧、RはVCM14のコイル抵抗とVCMドライバ322の抵抗との和である。
【0064】
VCM14に発生する加速度、つまり当該VCM14により駆動されるアクチュエータ17に支持されているヘッド16の加速度は、当該VCM14のコイルに流れる電流に比例する。このため,VCMドライバ322の電源電圧Eが大きいほど、VCM14に流せる電流IMAXが増加し,高速でシーク動作を行うことができる。
【0065】
一方、VCM14の駆動に要する電力Wは、VCM14に流れる電流(VCM電流)をIVCMとすると、次式
W=IVCM*E (4)
により表される。
【0066】
上記(4)式から明らかなように、電流IVCMを下げることにより、つまりシーク速度を下げることにより、消費電力Wを低減することができる。また、最大電流IMAXが下がれば、上記(3)式から、電源電圧Eも下げることができる。電源電圧Eを下げると、上記(4)式から、消費電力を低減することができる。そこで、所望のシーク速度を実現するのに必要なVCM電流IVCMにマージンΔIを加えた値にIMAXが一致するように、つまりIMAX=IVCM+ΔI(≒IVCM)となるように電源電圧Eを変化させることにより、VCM14の駆動に要する電力を最低限にすることができる。
【0067】
次に、図8の構成におけるモータ駆動動作について、図9のフローチャートを参照して説明する。
まず、ディスク15上の各サーボ領域に記録されているサーボデータは、当該サーボデータを識別するための固有のパターンであるサーボマークを含んでいる。サーボコントローラ19は、ヘッド16によりディスク15から読み取られて増幅されて2値化された信号から、サーボデータ中のサーボマークを検出する。そしてサーボコントローラ19は、そのサーボマークに後続する位置情報、即ちトラックコード及びバースト信号を検出してCPU18に出力する。またサーボコントローラ19は、サーボマーク検出の都度、サーボマーク検出パルスSSPを生成してCPU38に出力する。CPU38は、サーボコントローラ19からサーボマーク検出パルスSSPが出力される都度、図9のフローチャートに従う割り込み処理(サーボ割り込み処理)を実行する。
【0068】
まずCPU38は、サーボコントローラ19により検出されて当該コントローラ19から出力される位置情報を取り込んで、当該位置情報の示すヘッド位置と目標位置との差から、VCM14に流す電流(VCM電流)IVCMを算出する(ステップS61)。明らかなように、ヘッド16を目標トラックに移動させるシーク制御時においては、VCM電流IVCMの値は大きくなる。これに対し、ヘッド16を目標トラックに移動後に、つまりシーク完了後に、当該ヘッド16を目標トラックの目標範囲内に位置付けるためのトラックキング制御時においては、VCM電流IVCMの値は小さくなる。
【0069】
CPU38は、ステップS61を実行すると、当該ステップS61で算出したVCM電流IVCMをIMAXとして流すことが可能な駆動電圧、即ちモータドライバ32内のVCMドライバ322の電源電圧EVCMを算出する(ステップS62)。そしてCPU38は、算出した電圧EVCMが5Vを超えているか否かを判定する(ステップS63)。
【0070】
もし、算出した電圧EVCMが5Vを超えていないならば、CPU38は切り換えスイッチ39を制御して、VCMドライバ322の電源電圧を5Vに切り換える(ステップS64)。これに対し、電圧EVCMが5Vを超えているならば、CPU38は切り換えスイッチ39を制御して、VCMドライバ322の電源電圧を12Vに切り換える(ステップS65)。
【0071】
CPU38は、ステップS64またはS65を実行すると、ステップS61で算出したVCM電流IVCMの値に対応する制御量をVCMドライバ322に設定することで、当該VCMドライバ322からVCM14にその値のVCM電流IVCMを流させる(ステップS66)。
【0072】
このように、本発明の第3の実施形態において、CPU38は、シーク制御時など、VCM14にVCM電流を多く流す必要がある第1の状態と、トラッキング制御時など、VCM14に流すVCM電流が少なくて済む第2の状態とで、VCMドライバ322の電源電圧を切り換えている。つまりCPU38は、第1の状態ではVCMドライバ322を12Vで動作させ、第2の状態では当該VCMドライバ322をそれより低い5Vで動作させている。これにより、VCM14を駆動する際のモータドライバ32内のVCMドライバ322での電力損失を低減することができる。これに対して従来は、VCMドライバの電源電圧を変えずに、当該VCMドライバに設定される制御量だけ変えている。このため、VCMドライバでの電力損失を低減することは困難である。
【0073】
上記実施形態では、本発明をHDD(磁気ディスク装置)に適用した場合について説明した。しかし本発明は、ディスクを回転させるスピンドルモータとヘッドアクチュエータの駆動源となるボイスコイルモータとを備えたディスク記憶装置であれば、光磁気ディスク装置などHDD以外のディスク記憶装置にも適用可能である。
【0074】
なお、本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0075】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、流体軸受スピンドルモータの起動後はスピンドルモータドライバの電源電圧が高電圧から低電圧に切り換えれ、この起動後においてスピンドルモータが定常回転速度で駆動できなくなった場合のみ、当該スピンドルモータドライバの電源電圧が高電圧に切り換えられるようにしたので、スピンドルモータを定常回転速度に維持しながら、モータドライバでの電力損失を低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る磁気ディスク装置の構成を示すブロック図。
【図2】同第1の実施形態におけるモータ駆動動作を説明するためのフローチャート。
【図3】同第1の実施形態におけるモード設定を説明するためのフローチャート。
【図4】同第1の実施形態の変形例を説明するためのフローチャート。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る磁気ディスク装置の構成を示すブロック図。
【図6】同第2の実施形態におけるモータ駆動動作を説明するためのフローチャート。
【図7】同第2の実施形態の変形例を説明するためのフローチャート。
【図8】本発明の第3の実施形態に係る磁気ディスク装置の構成を示すブロック図。
【図9】同第3の実施形態におけるモータ駆動動作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
11,21…昇圧回路(電源回路)
12,22…モータドライバ
13…SPM(スピンドルモータ)
14…VCM(ボイスコイルモータ)
15…ディスク
16…ヘッド
17…ヘッドアクチュエータ
18,28,38…CPU(コントローラ)
19…サーボコントローラ
29,39…切り換えスイッチ
121,221…SPMドライバ
122,222…VCMドライバ

Claims (1)

  1. ディスクを回転させるための、常温時における駆動に必要な最低電圧が第2の電源電圧より低くなるように設計された流体軸受スピンドルモータを備えたディスク記憶装置におけるスピンドルモータの駆動方法であって、
    前記ディスク記憶装置の起動時に、前記スピンドルモータを駆動するスピンドルモータドライバの電源電圧を前記第2の電源電圧よりも高い第1の電源電圧に設定するステップと、
    前記スピンドルモータが定常回転速度に到達した前記ディスク記憶装置の起動後に、前記スピンドルモータドライバの電源電圧を前記第2の電源電圧に設定するステップと、
    前記ディスク記憶装置の起動後に、前記スピンドルモータの端子電圧または当該スピンドルモータのコイルを流れる電流を検出する動作を繰り返すステップと、
    前記スピンドルモータの端子電圧または当該スピンドルモータのコイルを流れる電流が検出される都度、当該検出された端子電圧または当該検出された電流と当該スピンドルモータのコイルの抵抗値とから算出される当該スピンドルモータの端子電圧に、予め定められたマージン電圧を加算することにより、当該スピンドルモータを定常回転速度で駆動するのに必要な最低電圧を算出するステップと、
    前記算出された最低電圧が前記第2の電源電圧を超えているか否かにより、前記スピンドルモータが定常回転速度で駆動できない状態にあるか否かを検出するステップと、
    前記スピンドルモータが定常回転速度で駆動できない状態が検出された場合、前記スピンドルモータドライバの電源電圧を前記第1の電源電圧に切り換えるステップと
    を具備することを特徴とするディスク記憶装置におけるスピンドルモータの駆動方法。
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