JP3691783B2 - ダイカストマシンの吸引給湯方法及び同方法を用いた吸引給湯装置 - Google Patents

ダイカストマシンの吸引給湯方法及び同方法を用いた吸引給湯装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3691783B2
JP3691783B2 JP2001346791A JP2001346791A JP3691783B2 JP 3691783 B2 JP3691783 B2 JP 3691783B2 JP 2001346791 A JP2001346791 A JP 2001346791A JP 2001346791 A JP2001346791 A JP 2001346791A JP 3691783 B2 JP3691783 B2 JP 3691783B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
water supply
suction
injection sleeve
molten metal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2001346791A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003145261A (ja
Inventor
正光 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Machine Co Ltd filed Critical Toshiba Machine Co Ltd
Priority to JP2001346791A priority Critical patent/JP3691783B2/ja
Publication of JP2003145261A publication Critical patent/JP2003145261A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3691783B2 publication Critical patent/JP3691783B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は真空吸引を用いて射出スリーブ内に所望の溶湯量を給湯するダイカストマシンの吸引給湯方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
射出スリーブ内に所望の溶湯量を給湯する方法としては、溶湯保持炉からラドルによって所望の溶湯量を汲み上げ同ラドルをダイカストマシンの方へ搬送して射出スリーブの開口部へ注湯する方式が普及している。この方式は溶湯保持炉とダイカストマシンを別々に配置する場合に適している。
【0003】
又、ラドルを使用せず、従って溶湯保持炉から直接射出スリーブ内へ給湯するものとしては、電磁ポンプ方式や溶湯保持炉内に設けたメカニカルポンプ方式、あるいは溶湯保持炉の液面に大気圧以上の圧力を加えこの圧力で給湯管路を介して溶湯を射出スリーブ内へ給湯する等の方式がある。この他、金型内を真空吸引する吸引給湯方式がある。図4に示す例は米国特許第5263531号に開示されている吸引給湯方式である。
【0004】
同図4において、参照番号1は縦型締縦射出方式のダイカストマシンであってその給湯部及び射出部の要部を示す。参照番号2は、ダイカストマシン1の近傍に配置した溶湯3を内部に収容している溶湯保持炉である。参照番号4、5はそれぞれ移動ダイプレート、固定ダイプレートであって、その対向する側に移動金型6、固定金型7が固定されている。参照番号8は一対の金型6、7によって形成されるキャビティでその中にて成形品が形成される。
【0005】
参照番号9は固定ダイプレート5に固定されその上部先端は固定金型7内部と接する垂直に配置された射出スリーブである。この射出スリーブ9の下端部にはプランジャチップを先端に取り付けた射出プランジャロッド11が挿入されており、射出シリンダ12の上下動によりプランジャチップ10は射出動作を行うようになっている。
【0006】
参照番号13は溶湯保持炉2の中に下端部を配置した給湯管路であって、その上端部は射出スリーブ9の右側面の開口部と気密的に連通している。参照番号14は金型のキャビティ8と連通しており図示しない真空吸引装置と接続されている吸引通路である。
【0007】
図4に示される吸引給湯装置においては、吸引通路14が真空吸引装置と連通されるとキャビティ8、射出スリーブ9内の空気が吸引され溶湯保持炉2の溶湯上面の大気圧との圧力差により溶湯3は給湯管路13を通って図示の如く射出スリーブ9内のプランジャチップ10上に溜まり、所望の給湯量に到達したところでプランジャチップ10が上昇して射出動作が遂行される。その際、射出スリーブ9内の溶湯は吸引されているため溶湯保持炉2の方へ戻ることはなく、プランジャチップ10の先端上部が射出スリーブ9の開口部即ち、給湯口を通過すると給湯管路13内部の溶湯3は自重で溶湯保持炉の中へ戻るようになっている。図4に示される吸引給湯方法では溶湯保持炉2の溶湯を大気との圧力差を発生させて射出スリーブ9へ導くようにしているため、吸引通路遮断のタイミングや真空吸引力の大きさとともに溶湯量が所望の値に到達するよう圧力差を制御する場合その操作が微妙でしかも複雑であり、給湯の精度を確保しようとすると丁度所望の量にするための時間が長くかかるという問題を含んでいる。即ち、気体の差圧を利用して短時間にアルミ等比較的重い溶湯の重量を正確に制御しようとするものであって、制御を行う上で差圧の分解能や所要時間の問題のため必ずしも高速、高精度化の要求を満足するものではなかった。本願発明者は、上述した従来の吸引給湯方式の問題点を種々検討した結果、吸引給湯によって射出スリーブ内へ所望の溶湯量より少し多い溶湯量を導き入れた直後に射出スリーブ内部の空気圧を溶湯保持炉の上面の圧力即ち、大気に解放することにより所望の溶湯量より余分の溶湯を溶湯保持炉へ戻すようにすれば真空吸引による微妙な差圧の制御をしなくともよいということを見出した。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、真空吸引方法を利用するけれどもその給湯の精度は吸引側と溶湯保持炉上面との気圧の差の制御に直接影響されることなく、安定して高精度を保証可能とする新規なダイカストマシンの吸引給湯方法及び同方法を用いた吸引給湯装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため請求項1に係る本発明のダイカストマシンの吸引給湯方法は、ダイカストマシンの近傍に配置された溶湯保持炉内に下端部を没入配置されその上端部を射出スリーブ側面に形成した給湯口と気密的に連通してなる給湯管路を介して前記射出スリーブ内へ所望の溶湯量を給湯する方法であって、前記射出スリーブ内の空気を吸引操作することにより前記給湯管路を介して導入された射出スリーブ内の溶湯液面が前記射出スリーブの給湯口下端よりも上方に到達したとき前記吸引操作を停止すると共に射出スリーブ内を大気に解放して前記射出スリーブ内の給湯口下端よりも上方にある溶湯部分を前記給湯管路を介して溶湯保持炉へ戻すようにすることを特徴とするものである。
【0010】
さらに、上記目的を達成するため請求項2に係る本発明のダイカストマシンの吸引給湯方法は、一対の固定金型と移動金型により形成されるキャビティと一端部が連通され前記固定金型に対し水平に配設されるとともに他端部近傍の側面には溶湯保持炉から供給される溶湯の給湯口を形成してなる射出スリーブと、前記溶湯保持炉内の溶湯を前記給湯口へ気密的に導く管路と、前記キャビティと連通され前記射出スリーブ及びキャビティ内の空気を排出するための吸引通路及び同吸引通路中に設けられ同吸引通路とキャビティとを遮断・連通する弁体の駆動手段を含む真空吸引手段とを備えたダイカストマシンの吸引給湯方法において、前記弁体による遮断状態を解除して前記キャビティ及び射出スリーブ内の空気を吸引せしめる第1のステップと、同第1のステップの間に射出スリーブ内の真空度が上昇して溶湯保持炉中の溶湯を前記管路及び給湯口を通って射出スリーブ内に導く第2のステップと、同第2のステップの間であって、前記射出スリーブ内の溶湯液面が少なくとも前記給湯口の下端より上方に到達している状態であることを判定する第3のステップと、同第3のステップにおける判定に対応して前記吸引通路を大気に解放して前記射出スリーブ内の溶湯液面が前記給湯口下端位置まで到達せしめる第4のステップとからなることを特徴とするものである。
【0011】
この場合、前記吸引通路にはさらに同吸引通路内の真空度を検出するセンサが配置されており同センサからの出力信号に基づいて前記第3のステップにおける判定を遂行することができる。
【0012】
さらに、この場合、前記第3のステップにおける判定を真空吸引の開始からの経過時間に基づいて遂行することも可能である。
【0013】
さらに、この場合、前記第3のステップにおける判定を真空吸引の開始から予め定めた時間経過後に遂行することも可能である。
【0014】
又、さらに、上記目的を達成するため請求項6に係る本発明のダイカストマシンの吸引給湯装置は、一対の固定金型と移動金型により形成されるキャビティと一端部が連通され前記固定金型に対し水平に配設されるとともに他端部近傍の側面には溶湯保持炉から供給される溶湯の給湯口を形成してなる射出スリーブと、前記溶湯保持炉内の溶湯を前記給湯口へ気密的に導く管路と、前記キャビティと連通され前記射出スリーブ及びキャビティ内の空気を排出するための吸引通路及び同吸引通路中に設けられ同吸引通路とキャビティとを遮断・連通する弁体の駆動手段を含む真空吸引手段と、前記弁体の駆動手段により前記吸引通路が連通状態にあり前記真空吸引手段の吸引操作により前記射出スリーブ内の溶湯液面が前記給湯口の下端よりも上方に到達している状態であることを判定する溶湯液面の判定手段と、同判定手段からの判定信号に応答して前記射出スリーブ内部を大気に解放する手段とを備えて構成される。
【0015】
この場合、前記判定手段として前記吸引通路内の真空圧を検知するセンサを設けるようにすることができる。
【0016】
さらに、前記判定手段として真空吸引の開始からの経過時間を計数するタイマを設けるようにすることができる。
【0017】
さらに、又、前記給湯口近傍には溶湯の溢れを阻止する阻止手段を設けるようにすることも可能である。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図1乃至図3を参照して説明する。
【0019】
図1は、本発明の要部を説明するものであって、溶湯が溶湯保持炉から射出スリーブへ導入される様子を示す。同図1において、参照番号20は溶湯保持炉でその内側には溶湯22が収容されている。参照番号21は大気と連通する開口である。参照番号24は給湯管路24でその下端部は溶湯保持炉20の溶湯22の中へ没入されており、その側面にはヒータ26が取付けられている。給湯管路24の上端部はフランジ部28を介して水平に配置されている射出スリーブ32の横側部に形成された給湯口30と気密的に連通されている。射出スリーブ32内には給湯管路24から導入された溶湯22の液面は射出スリーブ32の内周底部から高さHの位置として示される。一方、符号Lでしめす一点鎖線は、最初、射出スリーブ32内へ導入された溶湯22の液面を示す。前記高さHの液面は液面Lとなった後、射出スリーブ32内の空間を大気に解放したとき射出スリーブ32内の溶湯22の一部が給湯口30を介して溶湯保持炉20内へ戻され給湯口30の下端34の位置すなわち、ΔHだけ液面が下がった状態を示している。
【0020】
図2は、射出スリーブ32が配置される金型内部と真空吸引通路及び吸引操作に係る部分を説明する図である。同図2において、射出スリーブ32内には右方よりプランジャチップ36が挿入され、射出動作指令が与えられると左方へ移動するようになっている。射出スリーブ32は固定ダイプレート40に固定されると共にその左端部は固定金型44内に挿入・接触している。図示の如く、固定金型44と相対している移動金型42とによってキャビティ38が形成されている。又、このキャビティ38と射出スリーブ32の左端部とはゲートGを介して連通されている。キャビティ38の上端は吸引通路48に通じている。参照番号46は、空気圧シリンダでそのロッド47先端には前記吸引通路48のキャビティ38側と移動金型42側とを遮断・連通する弁体を備えている。移動金型42から外部へ通じる吸引通路48には切換弁50が設けられており、同切換弁50の先は管路52を介して減圧タンク54に接続されている。この切換弁50は2つの状態即ち、図示の如く吸引通路48を減圧タンク54に接続する場合と、右方切換位置で吸引通路48を大気に解放する場合とであって、この切換操作は吸引給湯制御部62から与えられる信号S2に応答して行われる。参照番号56は吸引通路48内真空圧(負圧)を検出するセンサであって、そのセンサ56からの信号S1は吸引給湯制御部62へ与えられる。前記空気圧シリンダ46のロッド47は管路X又は管路Yから供給される空気圧によって左方または右方へ移動するようになっている。参照番号58は切換弁であって、空気圧源60からの高圧空気を吸引給湯制御部62からの信号S3、S4に対応してそれぞれ管路Y,Xに切換えるようになっている。即ち、管路Xに空気圧が与えられるとロッド47先端の弁体によって吸引通路48は連通し、管路Yに空気圧が与えられると吸引通路48は図示の如く遮断状態となる。参照番号63はタイマであって信号S4が与えられてから所定の設定時間経過するとタイムアウト信号をその制御部内に発生させ信号S2を発生させる。この場合、前記センサ56からの信号S1が所定の真空値に到達したか否かと関連させることも可能であるし、又、センサ56を使用せず、タイマ63のみで信号S2を発生させるようにすることも可能である。吸引給湯制御部62から出力信号S5は信号S2が与えられて射出スリーブ32内部が大気へ解放された状態で射出スリーブ32内の溶湯22の液面が給湯口30の下端34の位置にまで降下した後にこの信号発せられる給湯完了信号である。この信号S5は信号S2の発生してから一定時間経過後に与えられる。そのためには図示しないがもう1つ別のタイマ機能が吸引給湯制御部62に設けられている。切換弁50が前述のように信号S2により大気に解放され吸引通路48、キャビティ38、ゲートGを介して射出スリーブ32も大気圧となるが、その代わりに、射出スリーブ32の外周部に設けられた弁64を使用することも可能である。即ち、信号S2によって弁64は射出スリーブ32の内部と大気とを連通するように構成され切換弁50への信号S2によるよりも直接的に射出スリーブ32内部を大気に解放可能となる。
【0021】
吸引給湯制御部62は図示しないダイカストマシン制御装置の一部を構成しており給湯完了信号S5は前記制御装置内に与えられ、次のシーケンス動作としての射出動作の開始指令信号を形成するものである。この給湯完了信号S5に対応してプランジャチップ36は低速で左方へ移動を開始するようになっている。図3は、図2において、プランジャチップ36が図示される待機位置から左行して給湯口30を通過するまでの間に溶湯22の液面が下端34よりも若干上昇し、そのため給湯口30から給湯管路24の方へ溶湯22が溢れ出るのを阻止する方法を説明する図である。同図3(a)、(b)において、阻止部材66はプランジャチップ36の待機位置近傍における射出スリーブ32の一部断面を兼ねるよう形成されており、その内側はプランジャチップ36の外周面と摺接するようになっている。この阻止部材66は射出スリーブ32の軸方向にのみ摺動可能に配置されており図3(a)に示すようにその摺動範囲はストロークSLであって、最左端位置まで移動すると給湯口30を塞ぐようになっている。この状態ではプランジャチップ36が左行しても射出スリーブ32内の溶湯22は液面が上昇するものの給湯口30から流出することはない。従って、射出動作と同時に真空吸引を開始できる。なお、図示しないが、阻止部材66の軸方向移動手段としては空気圧シリンダのロッドを阻止部材66の右端部または側面に固定して同シリンダへの空気圧を制御するようにすることが可能である。同図3(a)、(b)に示された以外の溶湯22の流出阻止の方法としては給湯口30近傍にエアカーテンを形成するエア噴出口を適宜設けることも可能である。なお、図3(a)、(b)では阻止部材66を移動可能に配設して給湯口30を射出開始直前に塞ぐようにする例を示したが、図2において、プランジャチップ36の移動により給湯口30から流出する溶湯22の量を予め見込んで、それに対応する高さだけ給湯口30の下端34が上方に位置するように給湯口30を形成してもよい。
【0022】
次に、主として図2を参照して吸引給湯のプロセスを説明する。1つの成形サイクルが終了し、次の給湯動作を開始可能とするために移動金型42は図2に示されているように固定金型44と対向接触し且つ型締状態に移行する。この状態では空気圧シリンダ46のロッド47は図示の如く信号S3により弁体の弁座は移動金型42に押し付けられている。従って、吸引通路48は固定金型44側とキャビティ38上端部の間で遮断されている。切換弁50は図示の位置にあり移動金型42側の吸引通路48は減圧タンク54により十分な高真空状態にされている。そしてまだ、射出スリーブ32内へは溶湯22は導入されていない。この状態で吸引給湯指令がダイカストマシンの制御装置から吸引給湯制御部62に与えられると、信号S4が発せられロッド47は右行して吸引通路48の遮断が解除されるのでキャビティ38、射出スリーブ32内の空気は減圧タンク54により吸引されるので射出スリーブ32内の空気圧は負圧となり図1に示される給湯管路24を通って溶湯保持炉20内の溶湯22は上昇し給湯口30から射出スリーブ32内へ導入される。上記真空吸引状態が続くと射出スリーブ32内の溶湯22の液面は次第に上昇しやがて給湯口30の下端34を超えた状態になると吸引開始からの経過時間をカウントしているタイマ63及び、またはセンサ56からの信号S1により溶湯22の液面が下端34を超えたと判定されその判定信号S2が吸引給湯制御部62から与えられ、切換弁50を介して吸引通路48は大気に解放される。
【0023】
従って、射出スリーブ32内部の気圧も大気圧となるので給湯口30の下端34よりも上方にある溶湯22は給湯口30、給湯管路24を通って溶湯保持炉20内へ戻されるので射出スリーブ32内の溶湯22の液面は射出スリーブ32の下端34の位置となる。この位置まで液面が下降した段階で給湯完了信号S5が発せられこの信号に基づいて射出開始指令信号が生成される。吸引給湯制御部62からはほぼ同時に信号S3が与えられて空気圧シリンダ46のロッド47は遮断状態となり、さらに信号S2は取り消される。従って、吸引通路48は再び高真空状態に吸引されやがて射出動作が指令されるとプランジャチップ36は最初のうち低速で左行し、給湯口30を通過すると信号S4が与えられ、キャビティ38及び射出スリーブ32内が次第に吸引されていわゆる真空ダイカストの真空引きが行われる。そして、溶湯22がゲートGを通過する前後のタイミングで再び信号S3が与えられ、弁体は吸引通路48を遮断し、キャビティ38の上端部から噴出する溶湯22が移動金型42内の吸引通路48へ到達しないようにされる。溶湯22のキャビティ38への充填・冷却が終了すると成形品の取り出しのため移動金型42が左行し、その後成形品の取り出し、金型内の清掃・離型剤のスプレイが行われて1つの成形サイクルが終了する。なお、上記判定信号S2を与えるタイミングとしては、センサ56からの信号S1が所定の真空圧に到達したときに発せられるようにするか、又は、前述したように信号S4により弁体の遮断を解除してからの吸引経過時間をタイマ63でカウントし所定時間経過後に信号S2を発生するようにしてもよい。さらに又、この所定時間経過後のセンサ56からの信号S1が所定値に到達したときに発せられるようにしてもよい。
【0024】
又、給湯完了信号S5が与えられるとプランジャチップ36の左行に伴い給湯口30から溶湯22が一部流出するのでこれを阻止するため図3に示す阻止部材66を配設することもできる。即ち、阻止部材66により給湯口30を完全に塞ぐようにすれば真空ダイカストとしての真空吸引の開始時刻をより早めることが可能となり、プランジャチップ36の左行開始と同時に弁体を遮断状態から連通へと切換えることができる。
【0025】
なお、図2に示されるロッド47の先端に形成した弁体による吸引通路48の遮断・連通を行うにあたり、空気圧シリンダ46の代わりに電磁コイルによって作動する左右に移動可能なスプール体の先端に弁体を取り付けるようにすれば信号S3,S4に対する遮断・連通の応答性を速くすることができる。
【0026】
【発明の効果】
本発明によるダイカストマシンの吸引給湯方法は、ダイカストマシンの近傍に配置された溶湯保持炉内に下端部を没入配置されその上端部を射出スリーブ側面に形成した給湯口と気密的に連通してなる給湯管路を介して前記射出スリーブ内へ所望の溶湯量を給湯する方法であって、前記射出スリーブ内の空気を吸引操作することにより前記給湯管路を介して導入された射出スリーブ内の溶湯液面が前記射出スリーブの給湯口下端よりも上方に到達したとき前記吸引操作を停止すると共に射出スリーブ内を大気に解放して前記射出スリーブ内の給湯口下端よりも上方にある溶湯部分を前記給湯管路を介して溶湯保持炉へ戻すようにしたので、真空吸引を利用するものの、真空吸引状態の射出スリーブ内部の圧力と大気圧の差の制御により給湯量を定めるようにした従来の吸引給湯方式に比べ、微妙で複雑な気体の圧力制御に関する操作をする必要がなく単に、一旦過剰に汲み上げた溶湯の過剰分を溶湯保持炉側へ戻すだけでよく一種の容積計量方式を採用するものであって、給湯量を常に一定にすることができ、しかも給湯に要する給湯時間をむしろ短縮することができるという効果を奏する。
【0027】
さらに又、本発明によるダイカストマシンの吸引給湯方法は、一対の固定金型と移動金型により形成されるキャビティと一端部が連通され前記固定金型に対し水平に配設されるとともに他端部近傍の側面には溶湯保持炉から供給される溶湯の給湯口を形成してなる射出スリーブと、前記溶湯保持炉内の溶湯を前記給湯口へ気密的に導く管路と、前記キャビティと連通され前記射出スリーブ及びキャビティ内の空気を排出するための吸引通路及び同吸引通路中に設けられ同吸引通路とキャビティとを遮断・連通する弁体の駆動手段を含む真空吸引手段とを備えたダイカストマシンの吸引給湯方法において、前記弁体による遮断状態を解除して前記キャビティ及び射出スリーブ内の空気を吸引せしめる第1のステップと、同第1のステップの間に射出スリーブ内の真空度が上昇して溶湯保持炉中の溶湯を前記管路及び給湯口を通って射出スリーブ内に導く第2のステップと、同第2のステップの間であって、前記射出スリーブ内の溶湯液面が少なくとも前記給湯口の下端より上方に到達している状態であることを判定する第3のステップと、同第3のステップにおける判定に対応して前記吸引通路を大気に解放して前記射出スリーブ内の溶湯液面が前記給湯口下端位置まで到達せしめる第4のステップとからなる各ステップによって構成されるので、前記効果に加えさらに水平に配置される射出スリーブ内への定量給湯が可能となる。さらに、大気への解放を指令する判定信号は射出スリーブ内の溶湯の液面が給湯口の下端位置よりも上方に到達したことを判定すればよいので、従来のように吸引による真空圧の程度や吸引経過時間についての微妙な制御は必要でなく、且つその許容範囲も広く取ることができるという効果を奏する。
【0028】
又、本発明によるダイカストマシンの吸引給湯装置は、一対の固定金型と移動金型により形成されるキャビティと一端部が連通され前記固定金型に対し水平に配設されるとともに他端部近傍の側面には溶湯保持炉から供給される溶湯の給湯口を形成してなる射出スリーブと、前記溶湯保持炉内の溶湯を前記給湯口へ気密的に導く管路と、前記キャビティと連通され前記射出スリーブ及びキャビティ内の空気を排出するための吸引通路及び同吸引通路中に設けられ同吸引通路とキャビティとを遮断・連通する弁体の駆動手段を含む真空吸引手段と、前記弁体の駆動手段により前記吸引通路が連通状態にあり前記真空吸引手段の吸引操作により前記射出スリーブ内の溶湯液面が前記給湯口の下端よりも上方に到達している状態であることを判定する溶湯液面の判定手段と、同判定手段からの判定信号に応答して前記射出スリーブ内部を大気に解放する手段とを備え、射出スリーブ内の溶湯液面が前記給湯口下端まで下がるように構成されており、前記判定手段として吸引通路内の真空圧を測定するセンサあるいはタイマ等の計測機器によって構成することが可能であり、比較的単純なシーケンス論理回路によって判定信号を生成することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るダイカストマシンの吸引給湯部分の要部を説明するものであって、溶湯が溶湯保持炉から射出スリーブの給湯口を経て射出スリーブ内へ導入された状態とその経路を示す詳細断面図である。
【図2】本発明に係るダイカストマシンの吸引給湯部分の要部を説明するものであって、射出スリーブが配置される金型内部と真空吸引通路及び吸引操作に係る部分の詳細図である。
【図3】図2において射出開始に伴いプランジャチップが移動中に給湯口から溶湯が流出するのを阻止する阻止部材とその配置を示すもので、(a)はプランジャチップ待機位置近傍で射出スリーブを水平横方向から見た図、(b)は(a)中で線A−Aに沿って見た射出スリーブ断面図である。
【図4】従来のダイカストマシンの吸引給湯方式の例を示す図である。
【符号の説明】
20 溶湯保持炉
22 溶湯
24 給湯管路
26 ヒータ
28 フランジ部
30 給湯口
32 射出スリーブ
34 下端
36 プランジャチップ
38 キャビティ
40 固定ダイプレート
42 移動金型
44 固定金型
46 空気圧シリンダ
47 ロッド
48 吸引通路
50 切換弁
52 管路
54 減圧タンク
56 センサ
58 切換弁
60 空気圧源
62 吸引給湯制御部
63 タイマ
64 弁
66 阻止部材
G ゲート
X 管路
Y 管路

Claims (15)

  1. ダイカストマシンの近傍に配置された溶湯保持炉内に下端部を没入配置されその上端部を射出スリーブ側面に形成した給湯口と気密的に連通してなる給湯管路を介して前記射出スリーブ内へ所望の溶湯量を給湯する方法であって、
    前記射出スリーブ内の空気を吸引操作することにより前記給湯管路を介して導入された射出スリーブ内の溶湯液面が前記射出スリーブの給湯口下端よりも上方に到達したとき前記吸引操作を停止すると共に射出スリーブ内を大気に解放して前記射出スリーブ内の給湯口下端よりも上方にある溶湯部分を前記給湯管路を介して溶湯保持炉へ戻すようにしたことを特徴とするダイカストマシンの吸引給湯方法。
  2. 一対の固定金型と移動金型により形成されるキャビティと一端部が連通され前記固定金型に対し水平に配設されるとともに他端部近傍の側面には溶湯保持炉から供給される溶湯の給湯口を形成してなる射出スリーブと、前記溶湯保持炉内の溶湯を前記給湯口へ気密的に導く管路と、前記キャビティと連通され前記射出スリーブ及びキャビティ内の空気を排出するための吸引通路及び同吸引通路中に設けられ同吸引通路とキャビティとを遮断・連通する弁体の駆動手段を含む真空吸引手段とを備えたダイカストマシンの吸引給湯方法において、
    前記弁体による遮断状態を解除して前記キャビティ及び射出スリーブ内の空気を吸引せしめる第1のステップと、同第1のステップの間に射出スリーブ内の真空度が上昇して溶湯保持炉中の溶湯を前記管路及び給湯口を通って射出スリーブ内に導く第2のステップと、同第2のステップの間であって、前記射出スリーブ内の溶湯液面が少なくとも前記給湯口の下端より上方に到達している状態であることを判定する第3のステップと、同第3のステップにおける判定に対応して前記吸引通路を大気に解放して前記射出スリーブ内の溶湯液面が前記給湯口下端位置まで到達せしめる第4のステップとからなることを特徴とするダイカストマシンの吸引給湯方法。
  3. 請求項2において、前記吸引通路にはさらに同吸引通路内の真空度を検出するセンサが配置されており同センサからの出力信号に基づいて前記第3のステップにおける判定を遂行することを特徴とするダイカストマシンの吸引給湯方法。
  4. 請求項2において、前記第3のステップにおける判定を真空吸引の開始からの経過時間に基づいて遂行することを特徴とするダイカストマシンの吸引給湯方法。
  5. 請求項2において、前記第3のステップにおける判定を真空吸引の開始から予め定めた時間経過後に遂行することを特徴とするダイカストマシンの吸引給湯方法。
  6. 一対の固定金型と移動金型により形成されるキャビティと一端部が連通され前記固定金型に対し水平に配設されるとともに他端部近傍の側面には溶湯保持炉から供給される溶湯の給湯口を形成してなる射出スリーブと、前記溶湯保持炉内の溶湯を前記給湯口へ気密的に導く管路と、前記キャビティと連通され前記射出スリーブ及びキャビティ内の空気を排出するための吸引通路及び同吸引通路中に設けられ同吸引通路とキャビティとを遮断・連通する弁体の駆動手段を含む真空吸引手段と、前記弁体の駆動手段により前記吸引通路が連通状態にあり前記真空吸引手段の吸引操作により前記射出スリーブ内の溶湯液面が前記給湯口の下端よりも上方に到達している状態であることを判定する溶湯液面の判定手段と、同判定手段からの判定信号に応答して前記射出スリーブ内部を大気に解放する手段とを備え、射出スリーブ内の溶湯液面が前記給湯口下端まで下がるようにしたことを特徴とするダイカストマシンの吸引給湯装置。
  7. 請求項6において、前記判定手段として前記吸引通路内の真空圧を検知するセンサを設けるようにしたことを特徴とするダイカストマシンの吸引給湯装置。
  8. 請求項6において、前記判定手段として真空吸引の開始からの経過時間を計数するタイマを設けるようにしたことを特徴とするダイカストマシンの吸引給湯装置。
  9. 請求項6において、前記判定手段として前記吸引通路内の真空圧を検知するセンサと真空吸引開始からの経過時間を計数するタイマとを設け、前記センサからの出力とタイマの設定時間を組み合わせて判定信号を形成することを特徴とするダイカストマシンの吸引給湯装置。
  10. 請求項6において、前記給湯口下端の位置はプランジャチップの射出時における低速移動に伴う溶湯の溢れ量を考慮して所望の溶湯量に対応する位置よりも上方に形成するようにしたことを特徴とするダイカストマシンの吸引給湯装置。
  11. 請求項6において、前記判定手段からの判定に基づいて前記射出スリーブ内部を大気と連通する手段として前記吸引通路と真空用の減圧タンクとの間に切換弁を設け前記判定手段の出力に応答して前記切換弁を大気側に切換えるようにしたことを特徴とするダイカストマシンの吸引給湯装置。
  12. 請求項6において、前記判定手段からの判定信号に応答して前記射出スリーブ内部を大気に解放する手段として、前記射出スリーブ外周部に同射出スリーブの内部と大気とを遮断・連通する弁を設け前記判定信号に応答して前記弁を大気と連通するようにしたことを特徴とするダイカストマシンの吸引給湯装置。
  13. 請求項6において、前記給湯口近傍には溶湯の溢れを阻止する阻止手段を設けるようにしたことを特徴とするダイカストマシンの吸引給湯装置。
  14. 請求項13において、前記阻止手段として、給湯口近傍にエアカーテンを形成するためのエア噴出口を配置するようにしたことを特徴とするダイカストマシンの吸引給湯装置。
  15. 請求項13において、前記阻止手段として、前記給湯口近傍にはプランジャチップ外周に接する射出スリーブの一部分を軸方向に関して移動可能な阻止部材として形成し、前記プランジャチップの射出動作開始前に前記給湯口を塞ぐよう前記阻止部材を移動せしめることを特徴とするダイカストマシンの吸引給湯装置。
JP2001346791A 2001-11-12 2001-11-12 ダイカストマシンの吸引給湯方法及び同方法を用いた吸引給湯装置 Expired - Lifetime JP3691783B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001346791A JP3691783B2 (ja) 2001-11-12 2001-11-12 ダイカストマシンの吸引給湯方法及び同方法を用いた吸引給湯装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001346791A JP3691783B2 (ja) 2001-11-12 2001-11-12 ダイカストマシンの吸引給湯方法及び同方法を用いた吸引給湯装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003145261A JP2003145261A (ja) 2003-05-20
JP3691783B2 true JP3691783B2 (ja) 2005-09-07

Family

ID=19159893

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001346791A Expired - Lifetime JP3691783B2 (ja) 2001-11-12 2001-11-12 ダイカストマシンの吸引給湯方法及び同方法を用いた吸引給湯装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3691783B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5087999B2 (ja) * 2007-06-04 2012-12-05 日産自動車株式会社 真空ダイカスト装置および真空ダイカスト方法
EP2536519B1 (de) * 2011-01-28 2014-07-02 Idra S.R.L. Verfahren zu Einstellung des Formhohlraumdrucks in einer Druckgießmaschine
JP5767848B2 (ja) * 2011-04-18 2015-08-19 助川電気工業株式会社 ダイキャストスリーブへの溶融金属給湯装置
JP7254618B2 (ja) 2019-05-17 2023-04-10 芝浦機械株式会社 ダイカストマシン
JP7254619B2 (ja) 2019-05-17 2023-04-10 芝浦機械株式会社 ダイカストマシン
CN117583578B (zh) * 2023-12-07 2024-06-11 东营市特种设备检验研究院 一种石油压裂容器生产装置及生产方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003145261A (ja) 2003-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5076724B2 (ja) 吸引開閉式給湯方法及び給湯装置
JP3145795B2 (ja) 低圧鋳造装置及び低圧鋳造方法
US9370822B2 (en) Vacuum die-casting machine
JPS60250867A (ja) ダイカスト方法及びダイカスト装置
RU2653747C1 (ru) Литейное устройство и способ литья
JP3691783B2 (ja) ダイカストマシンの吸引給湯方法及び同方法を用いた吸引給湯装置
KR20090126437A (ko) 금형냉각용 냉각수 공급장치 및 금형냉각장치
JPH0768366A (ja) 真空ダイカスト方法およびその装置
KR102563484B1 (ko) 고압주조방법
JP2008246503A (ja) 鋳造方法及びダイカストマシン
JP2003170479A (ja) 金型のガス抜き方法と装置、及び射出成形機
KR970003121B1 (ko) 진공 주조법과 그 장치
JPS642469B2 (ja)
TWI519363B (zh) 熱室壓鑄機的動作方法
JP2008073714A (ja) 鋳造方法及び鋳造装置
JP3655992B2 (ja) 真空ダイカスト鋳造装置および鋳造方法
JP2004160890A (ja) 縦型射出成形機
JP2001001123A (ja) ダイカスト法および装置
KR102510235B1 (ko) 다이캐스팅을 위한 무공성 장치 및 그 동작방법
KR102510242B1 (ko) 무공성 다이캐스팅 시스템 및 그 방법
JP2001239357A (ja) 給湯装置
KR100448804B1 (ko) 저압 주조 주형의 수증기 배출장치
JPH03146250A (ja) ダイカストマシンの給湯装置
WO2015181914A1 (ja) 金型、射出成形機及び射出成形方法
JP2024008202A (ja) 溶湯供給装置およびダイカストマシン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040921

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050517

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050608

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050616

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3691783

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080624

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080624

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080624

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090624

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100624

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100624

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110624

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110624

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120624

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130624

Year of fee payment: 8

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term