JP3691632B2 - コンバインのキャビン構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンバインのキャビン構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンバインの一形態として、略矩形箱型に形成したキャビン内に、運転部と、キャビン内を冷房するための冷房装置とを設けたものがある。
【0003】
そして、キャビンの後壁には、外気取入部を設けて、同外気取入部より取入れた外気により、冷房装置の一部を構成するコンデンサを冷却するようにしている。
【0004】
また、冷房装置のコンデンサは、キャビンの天井壁部に配設し、同コンデンサに接続したホース等はキャビンの外部に配管している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したコンバインは、未だ、次のような課題を有している。
【0006】
▲1▼ 外気取入部をキャビンの後壁に設けているために、機体の前方に取付けた刈取部により刈取られた穀稈が、キャビンの側方を通って機体の左側部に配設した脱穀部へ搬送される際に、キャビンの左側後部に塵が発生し、この塵が外気取入部よりキャビン内に取入れられるという不具合がある。
【0007】
▲2▼ 冷房装置のコンデンサが天井壁部に配設されているために、同コンデンサの配設空間分だけキャビンの室内高さが低くなっており、キャビン内で着座して運転するオペレータにとって、圧迫感があり、オペレータに不快感を与えて、キャビン内の居住性を悪くしている。その結果、作業能率に悪影響を与えている。
【0008】
▲3▼ コンデンサに接続したホース等を、キャビンの外部に配管しているために、同ホース等によりコンバインの美的外観が損なわれ、また、ホース等を保護するための部材を別途必要としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明では、略矩形箱型に形成したキャビン内に、運転部と、キャビン内を冷房するための冷房装置とを設けたコンバインにおいて、キャビンの角部を形成する柱部内に外気導入路を形成し、同柱部の外側壁に外気取入れ用網体を上下方向に間隔を開けて設けて、外気導入路始端側を形成すると共に、同柱部の内側壁に外気取入れ孔を設けて、外気導入路終端側を形成し、前記キャビン内に設けた座席の後方位置に、外気流路形成用ボックスを設けると共に、同外気流路形成用ボックス内と外気導入路とを外気取入れ孔を介して連通させ、外気流路形成用ボックス内に、コンデンサ収容ボックスを配設し、同コンデンサ収容ボックス内に冷房装置の一部を構成するコンデンサを取付け、同コンデンサの前面を外気流路形成用ボックス内に露出させると共に、同コンデンサの後方位置にファンケーシングを介して冷却用ファン部を取付け、同冷却用ファン部を駆動させることにより、外気を、外気取入れ用網体と外気導入路と外気取入れ孔と外気流路形成用ボックスとコンデンサとを介して冷却用ファン部に吸引してキャビンの後方へ排出させて、上記コンデンサを冷却するべく構成したことを特徴とするコンバインのキャビン構造を提供せんとするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について説明する。
【0012】
すなわち、本発明に係るコンバインは、基本的構造として車体フレーム上に、略矩形箱型に形成したキャビンを載設すると共に、同キャビンの前部下端を車体フレームに枢支して、同キャビンを前方へ傾動自在となしており、同キャビン内には、運転部と、キャビン内を冷房又は暖房するための冷・暖房装置を設け、また、キャビンに設けた乗降用開閉扉の近傍には乗降用ステップを設けている。
【0013】
そして、上記コンバインは、以下の特徴的構造を有している。
【0014】
(1) キャビンの右側後部を形成する柱部内に外気導入路を形成して、同外気導入路を通して導入した外気により、冷房装置の一部を構成するコンデンサを冷却すべく構成している。
【0015】
このようにして、外気導入路よりキャビンの右側後部における塵の少ない外気をキャビン内に導入することができて、キャビン内を清浄な状態に保つこことができるようにしている。
【0016】
(2) 外気導入路は、柱部の外側壁に外気取入れ用網体を設けて外気導入路始端側を形成すると共に、内側壁に外気取入れ孔を設けて外気導入終端側を形成している。
【0017】
このようにして、外気を外気取入れ用網体→外気導入路→外気取入れ孔を通してキャビン内に導入して、コンデンサを確実に冷却することができるようにしている。
【0018】
(3) 冷房装置の一部を構成するコンデンサは、運転部の座席の後方に配設している。
【0019】
このようにして、キャビンの室内高さを充分に確保することができて、キャビン内で着座して運転するオペレータに圧迫感を与えることがなく、キャビン内の居住性を快適なものにして、作業能率の向上が図れるようにしている。
【0020】
(4) キャビンの角部を形成する柱部内に配管用空間を形成している。
【0021】
このようにして、柱部内にホース等を配管することにより、コンバインの美的外観を良好にすることができると共に、同ホース等も保護することができるようにしている。
【0022】
(5) キャビンの天井壁部で、かつ、キャビンのフロントガラスの近傍に位置する個所に、デフロスター用風吹出口を設けている。
【0023】
このようにして、デフロスター用風吹出口よりフロントガラスの上方から下方へ向けて全面にわたって温風若しくは冷風を吹付けることができて、フロントガラスのくもり止め効果を良好に確保することができるようにしている。
【0024】
しかも、デフロスター用風吹出口の左右側方に位置する天井壁部の個所に、冷・暖戻操作部と電装品操作部とをそれぞれ取付けるための取付け面を形成し、同取付け面は、運転部に着座したオペレータが各操作部を目視する視線と略直交する傾斜面となしている。
【0025】
このようにして、オペレータが、各操作部を確実かつ楽に操作することができるようにしている。
【0026】
(6) 冷・暖房装置の暖房部は、キャビンの天井壁の近傍に熱交換器を配置し、同熱交換器と機体に設けたエンジンの温水取出部との間に、温水供給流路と温水戻し流路とを介設し、同温水戻し流路の基端側部にエア抜き部を設けている。
【0027】
このようにして、エア抜き部により流路内のエアを抜くことができ、特に、アイドリング時でも温水の流れを円滑にすることができて、暖房性能を向上させることができるようにしている。
【0028】
(7) キャビンの前部下端を枢支する枢軸の外周に、筒状の防振ゴム体を装着する一方、キャビンの後部下端に防振ゴム体を取付けている。
【0029】
このようにして、キャビンの前部と後部の両方を防振することができて、キャビン全体の振動吸収を効果的に行なうことができるようにしている。
【0030】
(8) キャビンの後部下端に、防振ゴム体を取付けると共に、同防振ゴム体は、上側防振ゴム片と下側防振ゴム片を、キャビンの後部下端に形成した防振ゴム取付部を間に挾んで上下に対向させて配置し、かつ、両防振ゴム片を連結ボルトにより連結している。
【0031】
このようにして、キャビンの後部の振動を、上下いずれの方向でも吸収することができて、防振効果を良好に確保することができ、キャビン内の居住性を向上させることができるようにしている。
【0032】
(9) 乗降用ステップは、車体フレームに取付けた足載板支持フレームに足載板を取付けると共に、同足載板を車体の外側面よりも外方へ張出させた使用位置と、車体の外側面よりも内方へ後退させた収納位置とに位置変更自在とし、同足載板に位置変更手段を連動連設し、同位置変更手段に操作手段を連動連結し、同操作手段を車体上にて操作可能としている。
【0033】
このようにして、車体を走行させる際には、操作手段により位置変更手段を介して足載板を収納位置に位置変更しておくことにより、同足載板を畦等に衝突させる虞れがなくなり、オペレータは安心して作業に集中することができるようにしている。
【0034】
(10)操作手段は、乗降用開閉扉の開閉動作を検出する検出部と、同検出部を入力側に接続し、かつ、出力側に位置変更手段を接続した制御部とを具備し、検出部が乗降用開閉扉の開放動作を検出した場合に、制御部が位置変更手段を作動させて足載板を使用位置に位置変更させると共に、検出部が乗降用開閉扉の閉塞動作を検出した場合に、制御部が位置変更手段を作動させて足載板を収納位置に位置変更させるようにしている。
【0035】
このようにして、オペレータは、キャビン内への乗降時には必然的に行なう行為である乗降用開閉扉の開閉を行なうだけで、自動的に足載板を使用位置と収納位置とに位置変更させることができて、オペレータによる足載板の収納操作忘れにより、同足載板を畦等に衝突させるという事故を確実に防止することができるようにしている。
【0036】
(11) キャビン内に、エンジンの回転数を制御する電子ガバナコントローラを配設している。
【0037】
このようにして、電子ガバナコントローラがエンジンの雰囲気温度の影響を直接受けることがなく、誤動作の防止が図れるようにしている。
【0038】
(12) 電子ガバナコントローラは、キャビン内に配設した座席の下方に配設している。
【0039】
このようにして、上記(11)の効果に加えて、電子ガバナコントローラを座席下方のデッドスペースを有効利用して配設することができるようにしている。
【0040】
(13) キャビン内に、冷房装置を設けている。
【0041】
このようにして、冷房装置によりキャビン内をオペレータにとって快適な一定温度に保つことができると共に、電子ガバナコントローラの雰囲気温度も良好に保つことができて、同電子ガバナコントローラの誤動作を防止して、同電子ガバナコントローラの機能を良好に確保することができるようにしている。
【0042】
【実施例】
以下に、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
【0043】
図1に示すAは、本発明に係るコンバインであり、同コンバインAは、クローラ式の走行部1の上方に車体フレーム2を設け、同車体フレーム2上の右側前部にキャビン3を載設し、同キャビン3の直後方位置に原動機部4を設け、同原動機部4の左側方位置に脱穀部5を設け、車体フレーム2の直前方位置には刈取部6を設けている。
【0044】
キャビン3は、図1〜図6に示すように、前・後・左・右側柱部10,11,12,13 に、前・後・左・右側壁部14,15,16,17 、天井壁部18、及び床部19を張設して略矩形箱型に形成しており、車体フレーム2の左右側前端部にそれぞれ設けた支持台20,20 上にキャビン3の前部下端を枢支して、同キャビン3を前方へ傾動自在としている。21は、前壁部14の一部を形成する前面窓体、21a は、同前面窓体21のフロントガラス、22は、右側壁部17の一部を形成する乗降用開閉扉体である。
【0045】
そして、キャビン3内には、図7及び図8に示すように、運転部23と、キャビン3内を冷房又は暖房するための冷・暖房装置24を設けている。
【0046】
運転部23は、床部19の前部にハンドルコラム25を立設し、同ハンドルコラム25の上端にハンドル26を取付け、同ハンドル26の後方に位置する床部19上に座席27を載設し、同座席27の左側方に位置する床部19上にサイド操作コラム28を設けて、同サイド操作コラム28に各種操作レバー(図示せず)を取付けている。
【0047】
冷・暖房装置24は、冷房機能を有する冷房部30と、暖房機能を有する暖房部31とから構成しており、同冷房部30と暖房部31の各ホース等を天井壁部18内と後側の左右側柱部12,13 内に配管している。
【0048】
ここで、天井壁部18は、図4及び図5に示すように、外側天井壁体32と内側天井壁体33とを上下方向に一定の間隔を開けて張設して、両天井壁体32,33 間に配設空間S1を形成しており、同配設空間S1内の右側後部に送風部34を設け、同送風部34より前方へ向けて導風ダクト35を伸延させ、同導風ダクト35の前端に冷・温風吹出ダクト36の後端を接続し、同冷・温風吹出ダクト36の先端部36a を前記フロントがラス21a の上端中央部の近傍位置まで伸延させ、同先端部36a と内側天井壁体33の前部とを上下に重合させると共に、同重合部にデフロスター用風吹出口37,37 を形成し、また、冷・温風吹出ダクト36の中途部と内側天井壁体33の右側中途部とを上下に重合させると共に、同重合部に冷・温風吹出口38,38 を形成している。
【0049】
そして、内側天井壁体33の右側後部に連通用網体49を設けて、同連通用網体49を通して配設空間S1内の送風部34に空気を取込むことができるようにしている。
【0050】
また、冷・温風吹出ダクト36内の中途部には、吹出風量調整板39の基端部を、左右方向に軸線を向けた枢軸40により枢支して、同吹出風量調整板39により冷・温風吹出口38,38 を開閉自在とし、枢軸40の左側端部に吹出風量調整レバー41の基端を取付けると共に、同レバー41の先端部を内側天井壁体33の左側部に開口したレバーガイド溝42より突出させている。
【0051】
このようにして、後述する冷・暖房装置24により生起される冷風若しくは温風は、吹出風量調整レバー41をレバーガイド溝42の前端当接位置まで前方向に回動操作することにより、吹出風量調整板39により冷・温風吹出口38,38 を閉塞して、デフロスター用風吹出口37,37 のみから吹出すようにすることも、また、同レバー41をレバーガイド溝42の後端当接位置まで後方向に回動操作することにより、吹出風量調整板39により冷・温風吹出口38,38 を開口させると共に、冷・温風吹出ダクト36の中途部を遮蔽して、冷・温風吹出口38,38 のみから吹出すようにすることもできる。
【0052】
そして、上記吹出風量調整レバー41をレバーガイド溝42の所望の中間位置に回動操作することにより、吹出風量調整板39により前後の各吹出口37,38 より冷風若しくは温風を吹出させることができる。
【0053】
この際、デフロスター用風吹出口37,37 は、前傾状態に張設したフロントガラス21a の上端中央部の近傍位置に配設しているために、同吹出口37,37 より冷風若しくは温風をフロントガラス21a の上端か下端へ向けて全面にわたって吹付けることができて、同フロントガラス21a のくもり止め効果を良好に確保することができる。
【0054】
また、内側天井壁体33は、図4及び図5に示すように、冷・温風吹出ダクト36の先端部36a の直後方に位置する部分を上方へ段付凹状となして、同部分に左右方向に伸延する縦壁43を形成しており、同縦壁43の中央部は前後方向と略直交する左右方向伸延面43a となし、同左右方向伸延面43a に続く左右側部は、外側後方へ伸延する傾斜面43b,43c となしている。
【0055】
しかも、両傾斜面43b,43c は、運転部23の座席27に着座したオペレータMの視線P1,P2 と略直交すべく形成し、左側の傾斜面43b に電装部品操作部44を取付ける一方、右側の傾斜面43c に冷・暖房操作部45を取付けている。46は、電装品としてのスピーカ、47はワイパー、48は照明灯である。
【0056】
従って、オペレータMは、各操作部44,45 を目視し易く、しかも、確実かつ楽に操作することができる。
【0057】
また、後側の左右側柱部12,13 は、図4に示すように、それぞれ中空パイプ状に形成して、内部に配管用空間S2,S3 を形成している。
【0058】
このようにして、配管用空間S2,S3 内に、後述する冷・暖房装置24の一部を構成するホース等を配管することにより、コンバインAの美的外観を良好にすることができると共に、同ホース等も保護することができるようにしている。
【0059】
しかも、右側柱部13内には、図1〜図7に示すように、前記配管用空間S3も兼ねる外気導入路50を形成しており、同外気導入路50は、右側柱部13の外側壁13a に三個の外気取入れ用網体51,52,53を上下方向に間隔を開けて設けて、各外気取入れ用網体51,52,53を外気導入路始端側となすと共に、内側壁13b に四個の外気取入れ孔54,55,56,57 を設けて、各外気取入れ孔54,55,56,57 を外気導入路終端側となしている。
【0060】
さらに、キャビン3内の右側後部、すなわち、座席27の直後方位置には、図6及び図7に示すように、外気流路形成用ボックス60を設けると共に、同外気流路形成用ボックス60の右側開口端を右側柱部13の内側壁13b に接続して、同外気流路形成用ボックス60内と前記外気導入路50とを外気取入れ孔54,55,56,57 を介して連通させている。
【0061】
そして、外気流路形成用ボックス60内にはコンデンサ収容ボックス61を配設し、同コンデンサ収容ボックス61内に冷房部30の一部を構成するコンデンサ62を取付けて、同コンデンサ62の前面を外気流路形成用ボックス60内に露出させると共に、同コンデンサ62の直後方位置にファンケーシング63を介して冷却用ファン部64を取付けている。65は、冷却用ファン部64に張設した排気用網体である。
【0062】
このようにして、冷却用ファン部64を駆動させることにより、外気を、右側柱部13の外気取入れ用網体51,52,53→外気導入路50→外気取入れ孔54,55,56,57 →外気流路形成用ボックス60→コンデンサ62→冷却用ファン部64に吸引し、さらに、排気用網体65よりキャビン3の後方へ排出させて、コンデンサ62を確実に冷却することができるようにしている。
【0063】
この際、外気は、キャビン3の右側後部における塵の少ない外気をキャビン3内に導入することができて、キャビン3内を清浄な状態に保つことができる。
【0064】
しかも、コンデンサ62は、運転部23の座席27の直後方位置に配設しているために、キャビン3の室内高さを充分に確保することができて、同座席27に着座して運転するオペレータMに圧迫感を与えることがなく、キャビン3内の居住性を快適なものにして作業能率の向上を図ることができる。
【0065】
前記した冷房部30は、冷房装置として機能するものであり、図3〜図5に示すように、導風ダクト35内にエバポレータ70を配設し、同エバポレータ70と前記コンデンサ62との間に、冷媒供給流路を形成する冷媒供給用ホース71と、冷媒戻し流路を形成する冷媒戻し用ホース72とを介設し、同冷媒戻し用ホース72の中途部にコンプレッサ(図示)を設けると共に、冷媒供給用ホース71の中途部に冷媒濾過・乾燥器73を設けて構成している。74,75 はドレンホースである。
【0066】
このようにして、エバポレータ70より生起される冷気を、送風部34により導風ダクト35より冷・温風吹出ダクト36へ圧送するようにしている。
【0067】
そして、上記した冷媒供給用ホース71と冷媒戻し用ホース72とドレンホース75は、後側の右側柱部13内に形成した配管用空間S3に配管している。
【0068】
前記した暖房部31は、暖房装置として機能するものであり、図3〜図5に示すように、導風ダクト35内に熱交換器80を配設し、同熱交換器80と原動機部4に設けたエンジン81の温水取出部(図示せず)との間に、温水供給流路を形成する温水供給用ホース82と、温水戻し流路を形成する温水戻し用ホース83とを介設している。76はドレンホースである。
【0069】
このようにして、エンジン81に供給された冷却水が加熱されて温水となり、この温水を温水供給用ホース82を通して熱交換器80に供給して、同熱交換器80により熱気を生起させて、同熱気を送風部34により導風ダクト35より冷・温風吹出ダクト36へ圧送するようにしている。
【0070】
しかも、天井壁部18内に形成した配設空間S1内に位置する温水戻し用ホース83の基端側部に、エア抜き部84を設けており、同エア抜き部84には、締付けバルブ84a を設けて、同締付けバルブ84a を緩めることにより、温水戻し用ホース83内のエアを抜くことができる。
【0071】
従って、特に、アイドリング時でも温水の流れを円滑にすることができて、暖房性能を向上させることができる。
【0072】
そして、上記した温水供給用ホース82と温水戻し用ホース83とドレンホース76は、後側の左側柱部12内に形成した配管用空間S2内に配管している。
【0073】
また、キャビン3内には、図8及び図9に示すように、エンジン81の回転数を略一定に保つ制御を自動的に行なう電子ガバナコントローラ100 を配設しており、同電子ガバナコントローラ100 は、図3にも示すように、キャビン3の後壁部11の左側部に設けたコントローラ収容ボックス101 内に収容している。
【0074】
そして、コントローラ収容ボックス101 は、前後面がそれぞれ開口する矩形枠状のボックス本体102 と、同ボックス本体102 の前面側に着脱自在に取付けた前側蓋体103 と、ボックス本体102 の後面側に着脱自在に取付けた後側蓋体104 とから形成しており、後側蓋体104 の内面に上記電子ガバナコントローラ100 を取付けている。
【0075】
このように、電子ガバナコントローラ100 は、冷・暖房装置24を設けたキャビン3内に配設しているために、キャビン3内をオペレータMにとって快適な一定温度に保つことにより、同電子ガバナコントローラ100 の雰囲気温度を良好に保つことができて、同電子ガバナコントローラ100 の誤動作を防止して、同電子ガバナコントローラ100 の機能を良好に確保することができる。
【0076】
しかも、電子ガバナコントローラ100 のメンテナンスは、前側蓋体103 を取外すことにより、キャビン3内にて行なうことができると共に、後側蓋体104 を取外すことにより、キャビン3の外部にても行なうことができる。
【0077】
また、ハンドルコラム25には電子ガバナスイッチ105 を取付けて、同電子ガバナスイッチ105 と電子ガバナコントローラ100 とをハーネス106 を介して接続している。
【0078】
ここで、電子ガバナコントローラ100 には、図14に示すように、電子ガバナ107 を接続しており、同電子ガバナ107 は、エンジン81の燃料噴射ポンプ108 の燃料噴射量を調節するラックソレノイドである燃料噴射ソレノイド109 と、同ソレノイド109 の燃料噴射量を検出するラック位置センサ110 と、エンジン81の回転数を検出するピックアップ型回転センサ111 と、オペレータMが操作するアクセルレバーまたはペダルの操作量を検出するポテンショメータ型アクセルセンサ112 とを具備している。
【0079】
このようにして、電子ガバナコントローラ100 は、各センサ110,111 の検出結果に基づき、前記ソレノイド109 の制御によってエンジン81の燃料供給量を自動的に調節し、同エンジン81の負荷が変化しても、同エンジン81の回転数を定格回転(略一定)に保つ出力制御を行うようにしている。
【0080】
また、前記燃料噴射ソレノイド109 を自動制御してエンジン81を定格回転(最大出力の約90パーセントの出力、例えば2400回転)で動作させる電子ガバナスイッチ105 と、前記サイド操作コラム28に設けた脱穀クラッチレバー113 の脱穀クラッチ(図示せず)の入切操作を検出する脱穀スイッチ114 と、サイド操作コラム28に設けた変速レバー115 の操作(前進−中立−後進)位置を検出するポテンショメータ型変速センサ116 と、サイド操作コラム28または穀粒排出コンベア(図示せず)の先端部に設ける穀粒排出クラッチレバー117 と、オーガクラッチ入切操作を検出する穀粒排出スイッチ118 とを、前記電子ガバナコントローラ100 に接続している。
【0081】
このようにして、前記電子ガバナスイッチ105 のオフ操作によって電子ガバナ107 の自動制御を解除し、また、前記電子ガバナスイッチ105 のオン操作によって電子ガバナ107 の自動制御を行い、脱穀クラッチを入にした状態で、エンジン81を定格回転させると共に、脱穀クラッチを切にし、かつ、ポテンショメータ型変速センサ116 が中立検出状態でエンジン81をアイドリング回転させ、変速操作によって徐々に(約2〜3秒間で)定格回転に戻し、さらに、オーガクラッチ(図示せず)入操作によって、穀粒排出オーガの起動回転数にエンジン81の回転を一時的に変更した後に、エンジン81を定格回転させて穀物タンク内の穀粒を排出させるようにしている。
【0082】
上記から明らかなように、エンジン81の出力制御を自動的に行うコンバインAにおいて、エンジン81を定格回転で動作させる電子ガバナスイッチ105 を設け、同電子ガバナスイッチ105 がオンで、脱穀クラッチが入のときに、エンジン81を自動的に定格回転に保つと共に、電子ガバナスイッチ105 がオンで、脱穀クラッチが切のとき、本機の走行停止を検出してエンジン81を自動的にアイドリング回転で作動させるようにしている。
【0083】
そして、電子ガバナスイッチ105 のオフ操作によってエンジン81の定格回転運転が中止され、注油時など低回転で行なえる作業時において、無駄な燃料消費を防止でき、また、振動及び騒音を低減させると共に、脱穀クラッチの入によって脱穀部5を作動させているとき、エンジン81が定格回転で運転され、脱穀作業性能を向上させる一方、脱穀部5を停止させ、本機を走行停止させることにより、アクセル操作を行うことなく、エンジン81をアイドリング回転で運転でき、燃料の節約並びに振動及び騒音の低減による作業者の居住性向上などを図れるようにしている。
【0084】
しかも、走行変速操作を検出してエンジン81をアイドリング回転から定格回転に自動的に戻すようにしており、走行変速操作によってエンジン81が定格回転に戻り、アクセル操作を忘れても、発進するときに必要なエンジン出力の確保を行え、例えば、アイドリング回転で発進してエンジン81が出力不足によって停止する等の不具合をなくすようにしている。
【0085】
また、キャビン3のフロントガラス21a の下端縁部21b は、図8に示すように、サイド操作コラム28の上面よりも下方位置まで伸延させている。
【0086】
このようにして、オペレータMは座席27に着座した状態にてフロントガラス21a を透して刈取部6の全体を視認することができるようにしている。
【0087】
次に、キャビン3の防振構造について、図1、図3、図6、図10〜図13を参照しながら説明する。
【0088】
すなわち、キャビン3は、前記左右側支持台20,20 にそれぞれ設けた左右一対の枢支ブラケット90,90 に、前部下端を左右方向に軸線を向けた枢軸91,91 を介して枢支して、前方へ傾動自在としており、上記枢支ブラケット90,90 の上部に形成したリング状軸支持体90a,90a と、同リング状軸支持体90a,90a 中に挿通した枢軸91,91 との間に、筒状の防振ゴム体92,92 を装着している。94はブラケット固定用ボルトである。
【0089】
そして、防振ゴム体92は、図10及び図11に示すように、枢軸91の外周面に嵌合したスペーサ98の外周面に、内側筒体92a を嵌合し、同内側筒体92a の外周面に筒状防振ゴム片92b を嵌合し、同筒状防振ゴム片92b の外周面に外側筒体92c を嵌合して形成している。
【0090】
また、各枢軸91,91 には、連結ブラケット93,93 を取付けており、各連結ブラケット93,93 は、キャビン3の左右側前部下端に取付けるブラケット本体93a,93a と、各ブラケット本体93a,93a の下面より垂設した二又状連結片93b,93b,93b,93b とから形成し、各二又状連結片93b,93b,93b,93b の下端部を枢軸91,91 に連結している。
【0091】
このようにして、車体フレーム2の前部側に伝播された振動は、上記防振ゴム体92,92 により吸収されて、キャビン3の前部へ振動が伝播しないようにすることができると共に、筒状防振ゴム片92b,92b により、枢軸91,91 とリング状軸支持体90a,90a との間のガタ付きも防止することができる。
【0092】
従って、キャビン3の前部の枢支機能を確保したまま、確実に防振効果も得られる。
【0093】
また、キャビン3の左右側後部下端に形成した防振ゴム取付部19a にも、それぞれ防振ゴム体95,95 を取付けて、キャビン3を両防振ゴム体95,95 を介して車体フレーム2に設けた受体96,96 上に載置固定することも、また、固定解除することもできるようにしている。
【0094】
そして、防振ゴム体95は、図12及び図13に示すように、上側ゴム支持片95a と下側ゴム支持片95b との間に、上側防振ゴム片95c と下側防振ゴム片95d とを介在させて、これらに上下方向に伸延する連結ボルト95e を貫通させて連結することにより形成している。
【0095】
しかも、上側防振ゴム片95c の下面中央部には嵌合凹部95f を形成する一方、下側防振ゴム片95d の上面中央部には段付嵌合凸部95g を形成して、同段付嵌合凸部95g の上端部を上記嵌合凹部95f に嵌合すると共に、上側防振ゴム片95c の下面周縁部95h と、下側防振ゴム片95d の上面周縁部95j との間で、防振ゴム取付部19a に形成した取付孔周縁部19b を、上下方向より挾圧して、同防振ゴム取付部19a に防振ゴム体95を取付けている。95k はゴム片保護体である。
【0096】
また、上側ゴム支持片95a は、上側防振ゴム片95c に上方より嵌合可能なキャップ状に形成する一方、下側ゴム支持片95b は、前記受体96に上方より嵌合可能な略門型に形成して、同下側ゴム支持片95b の左右側端部に連結用長孔95m,95m を形成している。
【0097】
このようにして、各連結用長孔95m,95m を受体96の上部に形成した連結孔96a,96a に符合させて、両孔95m,96a 中に連結ボルト95n,95n を螺着することにより、各受体96,96 にキャビン3の後部下端を防振ゴム体95,95 を介して載置固定することができるようにしている。
【0098】
そして、キャビン3の後部を上記のように載置固定した状態において、車体フレーム2より伝播される振動は、上側防振ゴム片95c と下側防振ゴム片95d とにより上下いずれの方向でも吸収することができて、キャビン3の防振効果を良好に確保することができる。
【0099】
また、キャビン3を前方へ傾動させる際には、上記連結ボルト95n,95n を取外すことにより、キャビン3の後部下端の固定を解除して、楽にキャビン3を枢軸91,91 を中心に前方へ傾動させることができる。
【0100】
このように、本実施例では、キャビン3の前後左右側部の下端を四個の防振ゴム体92,92,95,95 により防振しているために、キャビン3内の居住性を向上させることができる。
【0101】
また、車体フレーム2の右側前部には、図1に示すように、乗降用ステップ120 を取付けて、同乗降用ステップ120 を介してキャビン3内に乗降可能としている。
【0102】
そして、乗降用ステップ120 は、図15に示すように、車体フレーム2の右側前部に、上下方向に伸延する前後一対の足載板支持フレーム121,121 を取付け、両足載板支持フレーム121,121 間に二個の足載板122,122 を上下方向に間隔を明けて配置すると共に、各足載板122,122 の中途部を足載板支持フレーム121,121 に前後方向に軸線を向けた枢支ピン123,123 により上下回動自在に枢支し、両足載板122,122 の内側端間に連結体124 を介設して、同連結体124 に位置変更手段125 を連動連結し、同位置変更手段125 に操作手段126 を連動連結している。
【0103】
位置変更手段125 は、駆動モータ127 の出力軸128 に作動アーム129 の基端を取付け、同作動アーム129 の先端部に前記連結体124 の中途部を長孔130 を介して連結ピン131 により連結している。
【0104】
操作手段126 は、キャビン3内に制御部132 を配設し、同制御部132 には、入力側に乗降用開閉扉体22の開閉動作を検出する検出部133 を接続すると共に、出力側に前記駆動モータ127 を接続している。
【0105】
このようにして、検出部133 が乗降用開閉扉体22の開放動作を検出した場合には、制御部132 が駆動モータ127 の出力軸128 を正回転作動させて、同出力軸128 が作動アーム129 を下方へ回動作動させて、足載板122,122 を連結体124 を介して車体の外側面よりも外方へ略水平に張出させた使用位置に位置変更させるようにしている。
【0106】
また、検出部133 が乗降用開閉扉体22の閉塞動作を検出した場合には、制御部132 が駆動モータ127 の出力軸128 を逆回転作動させて、同出力軸128 が作動アーム129 を上方へ回動作動させて、足載板122,122 を連結体124 を介して車体の外側面よりも内方へ傾斜状に後退させた収納位置に位置変更させるようにしている。
【0107】
従って、オペレータMは、キャビン3内への乗降時に必然的に行なう行為である乗降用開閉扉体22の開閉操作を行なうだけで、自動的に足載板122,122 を使用位置と収納位置とに位置変更させることができて、オペレータMによる足載板122,122 の収納操作忘れにより、同足載板122,122 を畦等に衝突させるという事故を確実に防止することができる。
【0108】
また、制御部132 には、入力側に強制操作スイッチ134 を接続すると共に、出力側に強制操作表示ランプ135 を接続している。
【0109】
このようにして、オペレータMが強制操作スイッチ134 をONすると、足載板122,122 を強制的に使用位置に位置変更させることができると共に、同強制操作スイッチ134 をOFFすると、足載板122,122 を強制的に収納位置に位置変更させることができる。
【0110】
この際、強制操作表示ランプ135 が点灯して、オペレータMに強制操作状態にあることを報知することができる。
【0111】
また、図16は、他の実施例としての電子ガバナコントローラ100 の配設構造を示しており、同電子ガバナコントローラ100 を座席27の下方のデッドスペースを有効利用して配設している。
【0112】
このようにして、電子ガバナコントローラ100 を、エンジン81の雰囲気温度内から離隔させると共に、冷・暖房調整がなされているキャビン3内の雰囲気温度内に配置することができるために、同電子ガバナコントローラ100 の誤動作を防止して、同電子ガバナコントローラ100 の機能を良好に確保することができる。
【0113】
また、図17は、他の実施例としての防振ゴム体92を示しており、同防振ゴム体92は、支持台20上に防振ゴム片92d を載置し、同防振ゴム片92d 上に枢支ブラケット90を載置して、これら支持台20と防振ゴム片92d と枢支ブラケット90とを連結ボルト97より一体的に連結して形成している。
【0114】
かかる防振ゴム体92を使用した場合にも、キャビン3の前部の枢支機能を確保したまま、確実にキャビン3の防振効果を得ることができる。
【0115】
【発明の効果】
本発明によれば、次のような効果が得られる。
【0116】
本発明では、略矩形箱型に形成したキャビン内に、運転部と、キャビン内を冷房するための冷房装置とを設けたコンバインにおいて、キャビンの角部を形成する柱部内に外気導入路を形成し、同柱部の外側壁に外気取入れ用網体を上下方向に間隔を開けて設けて、外気導入路始端側を形成すると共に、同柱部の内側壁に外気取入れ孔を設けて、外気導入路終端側を形成し、前記キャビン内に設けた座席の後方位置に、外気流路形成用ボックスを設けると共に、同外気流路形成用ボックス内と外気導入路とを外気取入れ孔を介して連通させ、外気流路形成用ボックス内に、コンデンサ収容ボックスを配設し、同コンデンサ収容ボックス内に冷房装置の一部を構成するコンデンサを取付け、同コンデンサの前面を外気流路形成用ボックス内に露出させると共に、同コンデンサの後方位置にファンケーシングを介して冷却用ファン部を取付け、同冷却用ファン部を駆動させることにより、外気を、外気取入れ用網体と外気導入路と外気取入れ孔と外気流路形成用ボックスとコンデンサとを介して冷却用ファン部に吸引してキャビンの後方へ排出させて、上記コンデンサを冷却するべく構成している。このようにして、冷却用ファン部を駆動させることにより、外気を、右側柱部の外気取入れ用網体→外気導入路→外気取入れ孔→外気流路形成用ボックス→コンデンサ→冷却用ファン部に吸引し、さらに、排気用網体よりキャビンの後方へ排出させて、コンデンサを確実に冷却することができるようにしている。この際、外気は、キャビンの右側後部における塵の少ない外気をキャビン内に導入することができて、キャビン内を清浄な状態に保つことができる。しかも、コンデンサは、運転部の座席の後方位置に配設しているために、キャビンの室内高さを充分に確保することができて、同座席に着座して運転するオペレータに圧迫感を与えることがなく、キャビン内の居住性を快適なものにして作業能率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンバインの前部側面図。
【図2】同コンバインのキャビン傾動説明図。
【図3】キャビンの背面図。
【図4】同キヤビンの天井壁部の底面説明図。
【図5】同キャビンの上部断面側面説明図。
【図6】同キャビンの後部側面図。
【図7】外気導入路の斜視説明図。
【図8】同キャビン内の側面説明図。
【図9】同キャビン内の平面説明図。
【図10】防振ゴム体の断面側面図。
【図11】同防振ゴム体の断面正面図。
【図12】防振ゴム体の断面側面図。
【図13】同防振ゴム体の断面正面図。
【図14】電子ガバナコントローラの制御ブロック図。
【図15】乗降用ステップの正面説明図。
【図16】他の実施例としてのキャビン内の平面説明図。
【図17】他の実施例としての防振ゴム体の断面側面図。
【符号の説明】
A コンバイン
1 走行部
2 車体フレーム
3 キャビン
5 脱穀部
6 刈取部

Claims (1)

  1. 略矩形箱型に形成したキャビン内に、運転部と、キャビン内を冷房するための冷房装置とを設けたコンバインにおいて、
    前記キャビンの角部を形成する柱部内に外気導入路を形成し、同柱部の外側壁に外気取入れ用網体を上下方向に間隔を開けて設けて、外気導入路始端側を形成すると共に、同柱部の内側壁に外気取入れ孔を設けて、外気導入路終端側を形成し、前記キャビン内に設けた座席の後方位置に、外気流路形成用ボックスを設けると共に、同外気流路形成用ボックス内と前記外気導入路とを外気取入れ孔を介して連通させ、前記外気流路形成用ボックス内に、コンデンサ収容ボックスを配設し、同コンデンサ収容ボックス内に冷房装置の一部を構成するコンデンサを取付け、同コンデンサの前面を前記外気流路形成用ボックス内に露出させると共に、同コンデンサの後方位置にファンケーシングを介して冷却用ファン部を取付け、同冷却用ファン部を駆動させることにより、外気を、前記外気取入れ用網体と外気導入路と外気取入れ孔と外気流路形成用ボックスとコンデンサとを介して冷却用ファン部に吸引してキャビンの後方へ排出させて、上記コンデンサを冷却するべく構成したことを特徴とするコンバインのキャビン構造。
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