JP3691621B2 - 樹脂成形品の製造方法及び製造装置 - Google Patents

樹脂成形品の製造方法及び製造装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の内装品として使用される、例えばインストルメントパネル等の樹脂成形品であって、特に芯材と軟化表皮材とからなる多層構造の樹脂成形品を射出プレス手段により成形する樹脂成形品の製造方法及び製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、自動車に設備されるインストルメントパネル等の樹脂成形品は、例えばポリプロピレン等の樹脂からなる芯材と、例えばポリ塩化ビニール又は熱可塑性エラストマ等の表皮層と、ポリプロピレン発泡層とからなり、その芯材の表面に層成される軟化表皮材との多層構造となっているが、このような多層構造の樹脂成形品を製造する従来法は図14乃至図23で示すように、先ずは、図14、図15で示すように、額縁形状であって、その周辺適宜個所に表皮支持針1を植設し、さらに金枠搬送手段に位置決めされる位置決め孔2及びシリンダロッド係止用の長孔4を適宜個所に設けてなる表皮支持用の金枠3を予め用意し、その金枠3に、所望の形状に裁断されている表皮10の辺縁を、上記表皮支持針1に突き刺して張設支持させる。
【0003】
かくして軟化表皮材10を支持した金枠3に設けられている上記の位置決め孔2に金枠搬送手段5に設けられている位置決めピン6を用いてその金枠3を金枠搬送手段5にセットする(図16参照)。次いでその軟化表皮材を支持する金枠3を金枠搬送手段5によって加熱炉7内に送り込み(図17参照)、金枠3に支持されている軟化表皮材10を加熱軟化する。
【0004】
加熱軟化された軟化表皮材10は、金枠3と共に金枠搬送手段5によってキャビティ型8とコア型9との間つまりキャビティ型8の直下に移送される(図18参照)。次いでそのキャビティ型8からは、シリンダロッド11が降下して、上記金枠3に設けられている長孔4内に挿入され、次いでそのシリンダロッド11が約90度回転することにより、シリンダロッド11と金枠3とが係止される(図19参照)。
【0005】
次いでそのシリンダロッド11の上昇により金枠3と共に加熱軟化されている軟化表皮材10がキャビティ型8に近設される。これと同時に金枠搬送手段5は後退する(図20参照)。このときキャビティ型8では真空力が働き、これにより軟化されていた軟化表皮材10がキャビティ面に吸着される吸着力で、賦形されると同時にコア型9が上昇してきてキャビティ型に接近し、そのコア型と軟化表皮材10間に芯材となる樹脂12が射出される(図21参照)。
【0006】
次いでコア型9がさらに上昇し、上記樹脂12のプレスがなされることで、軟化表皮材10と一体の芯材12が形成される(図22参照)。しかる後キャビティ型8に設けられているシリンダロッド11を約90度反転させて金枠3とシリンダロッド11との係合を解除させ、次いでコア型9を降下すれば、軟化表皮材10と芯材12と一体の多層樹脂成形品13はコア型9及び金枠3と共に降下し、多層樹脂成形品13を離型することができる(図23参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このようにして形成される従来の多層樹脂成形品の成形工程時にあっては、軟化表皮材10の辺縁を表皮支持針1に突き刺して金枠3により張設支持した状態で、加熱軟化し、次いでその表皮支持針1による張設支持を維持しながら、真空力によるキャビティ面への吸着力で賦形を行なっているものであるが、金枠3により支持されている軟化表皮材10の辺縁は、表皮支持針1に突き刺し保持されていて、軟化表皮材10の変位が規制されているために、キャビティ型による吸引時における軟化表皮材10は、それら表皮支持針1による張設力でキャビティ型面に沿った賦形が困難となり、これが原因で、キャビティ型に対応する品質の良好な賦形を行なうことができないという不具合があった。
【0008】
また従来の成形法においては、一対のキャビティ型8及びコア型により成形された多層樹脂成形品13の離型時以前では、図23で示すように、その多層樹脂成形品13の辺縁(軟化表皮材の辺縁)に、表皮支持針1の突き刺しにより金枠3が止着されたままの状態であるので、上記多層樹脂成形品13の離型後に、その多層樹脂成形品13から金枠3を取り除く作業が必要となり、生産性の点でも欠けるものがあった。
【0009】
本発明は、かかることに着目してなされたもので、キャビティ型の周縁部に、軟化表皮材の辺縁部を挟持することのできる表皮クランプ機構を設けて、加熱軟化された軟化表皮材が金枠と共にキャビティ型の下部に搬送されてきたとき、上記軟化表皮材クランプ機構によりキャビティ型と相俟って軟化表皮材の辺縁部を該軟化表皮材がキャビティ型の真空吸引力によりキャビティ面に吸着されるとき、その軟化表皮材に無理な伸びを起さない程度の挟持力となして、キャビティ型の形状に対応して品質精度の高い賦形を行なうことができる樹脂成形品の製造方法及び製造装置の提供を目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1では、真空吸引機能を有するキャビティ型(15)で軟化表皮材(10)を予備賦形し、次にコア型(9)から芯材となる樹脂(12)を該コア型(9)の表面に射出し、続いて上記キャビティ型(15)とコア型(9)とのプレス作動によって上記予備賦形された軟化表皮材(10)の裏面に上記芯材となる樹脂(12)を一体化せしめる多層構造の樹脂成形品の製造方法において、金枠(3)により張設保持されている軟化表皮材(10)を、該金枠(3)から上記キャビティ型(15)の周縁部に配設された複数個のクランプ機構(19)による挟持に移し変え、次いで、一部の表皮クランプ機構(19)による軟化表皮材(10)の挟持力を解放し、該キャビティ型(15)の吸引機能で軟化表皮材(10)をキャビティ型面に沿って賦形し、次いで、コア型(9)から該コア型(9)の表面に芯材となる樹脂(12)を射出し、次いで上記キャビティ型(15)と上記コア型(9)とのプレス作動により、上記軟化表皮材(10)と上記芯材となる樹脂(12)とを一体化せしめる多層構造の樹脂成形品の製造方法を特徴としている。
【0011】
また本発明の請求項2では、加熱軟化された軟化表皮材をキャビティ面に吸着するための真空吸着手段を有するキャビティ型と、該キャビティ型と組合せられて、上記軟化表皮材の裏側に射出された芯材原料をプレス成形するためのコア型を有する多層射出プレス成形装置において、上記キャビティ型の周縁部に、加熱軟化されている軟化表皮材の辺縁をキャビティ型の周縁面と協同してクランプする複数個の表皮クランプ機構を配設せしめた樹脂成形品の製造装置であることを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を、図1乃至図12で示す実施形態に基いて詳細に説明するが、本実施形態において、特長とする構造は、キャビティ型であって、その他の構造については上記した従来例と変りないので、従来例と同一構造部分にあっては、従来例で使用した符号を付して、その構造説明は省略する。
【0013】
図3において、15はキャビティ型であって、このキャビティ型15は、そのキャビティ面に不図示である吸気装置に通じる多数の真空吸引口16が形成されている。そのキャビティ型15の外側面には、複数(本実施形態では4隅部4個所)のシリンダー17が配設されており、これらのシリンダー17には上下方向に動作するシリンダロッド11が設けられており、しかもそのシリンダロッド11の先端には、金枠掛止フック18が形成されている。
【0014】
さらに上記キャビティ型15の外側面適宜位置には、表皮クランプ機構19が配設されているが、この表皮クランプ機構19の詳細構造は、例えば図11又は図12で示す構造のものである。
【0015】
図11で示している表皮クランプ機構19は、キャビティ型15の外側面に固定されている軸受け20と、この軸受け20に設けられている第1の支軸21により軸支されているエアシリンダー22と、上記軸受け20に設けられている第2の支軸23により軸支されているクランパー24とを有し、そのクランパー24と上記エアシリンダー22のローツド25とは第3の支軸26により連結されていて、ロッド25がその軸方向に移動することにより、クランパー24の先端部に螺着されているクランプ爪27がキャビティ型15の下側面28に接圧し得るものである。従ってエアシリンダー22のロッド25の動作でキャビティ型15の下側面28に位置された軟化表皮材10をクランプ爪27とキャビティ型下側面28との間で挟持することができる。
【0016】
また図12で示す表皮クランプ機構19は、キャビティ型15の外側面に固定されるスイングエアシリンダー29と、このスイングエアシリンダー29内に圧力エアが供給されることで軸方向へ伸長しながら回転するロッド30と、このロッド30の先端に固定され、かつキャビティ型下側面28に対応当接するクランプ爪27を有するクランパー31を有しており、スイングエアシリンダー29のロッド30の動作でキャビティ型15の下側面28に位置された軟化表皮材10をクランプ爪27とキャビティ型下側面28との間で挟持することができる。
【0017】
以上のような構成の表皮クランプ機構19をキャビティ型15に設けていることにより、次の如き作用を有する。従来例の説明と同様に、金枠3に設けられている多数の表皮支持針1により張設保持されている軟化表皮材10が金枠搬送手段5により搬送され、その搬送過程で加熱手段による加熱を受けて軟化された軟化表皮材10が先ず図4で示すように、キャビティ型15の真下に移送される。このときの金枠3の外形寸法と軟化表皮材10の外形寸法の関係は、図1で示しているように、その軟化表皮材10の周辺縁は、金枠3の外縁よりも外方へはみ出るように軟化表皮材10の形状設定がなされている。
【0018】
そこでキャビティ型15の真下に軟化表皮材10が位置されると、キャビティ型15に設けられているシリンダロッド11が降下して、上記金枠3に設けられている長孔4内に挿入され、次いでそのシリンダロッド11が約90度回転することにより、シリンダロッド11の金枠掛止フック18が金枠3と係止される。次いでシリンダ17の働きによって、シリンダロッド11が上昇すると、その動作に伴なって金枠3が軟化表皮材10と共に上昇し、キャビティ型15に接近する(図5参照)。
【0019】
次いで表皮クランプ機構19が動作して、その表皮クランプ機構19のクランパー24又は31とキャビティ型15の下側面との間で軟化表皮材10の周縁部を挟持する。その後シリンダ17が再動作して、シリンダロッド11が下方へ伸長するために、このシリンダロッド11に支持されている金枠3は、軟化表皮材10から外れて降下し、金枠搬送手段5上に戻される(図6参照)。
【0020】
金枠搬送手段5上に載せられた金枠3は、その金枠搬送手段5の動作で所定の位置に移送され、キャビティ型15の下部から金枠3及び金枠搬送手段5が取り除かれると、コア型9がキャビティ型15に接近される(図8参照)。
【0021】
キャビティ型15に、表皮クランプ機構19によって挟持されている軟化表皮材10は、真空吸引口16の負圧力によりキャビティ面に吸着されようとするとき、一部の表皮クランプ機構19による軟化表皮材10の挟持力が解放されて、軟化表皮材10は上記真空による吸着力でキャビティ面へ有効に賦形される。次いでそのキャビティ型15に接近されているコア型9からは、芯材となる樹脂12が射出される(図8参照)。
【0022】
次いでコア型9がさらに上昇し、上記樹脂12のプレスがなされることで、軟化表皮材10と一体の芯材12が形成される(図9参照)。しかる後、クランプ機構19による軟化表皮周縁部の挟持を解除すると共にコア型9を降下すれば、そのコア型9に載って多層樹脂成形品13が降下する(図10参照)。この多層樹脂成形品13をコア型9から離型すれば、上記動作が繰返しなされ順次、多層樹脂成形品13の生産がなされるものである。
【0023】
このように上記のキャビティ型15構造によれば、そのキャビティ型15自身に軟化表皮材10の周縁を挟持する表皮クランプ機構19を具備せしめて、そのキャビティ型により賦形される以前の加熱軟化表皮材の周縁をクランプ機構19により挟持し、そして上記軟化表皮材がキャビティ型による賦形動作に入ると、上記一部の表皮クランプ機構による軟化表皮材挟持力を解放して、その軟化表皮材がキャビティ面に接触しやすいようにしたものであるから、キャビティ型の真空吸引による軟化表皮材の賦形時において、クランプ機構19によるクランプ爪と軟化表皮材10間での無理な張力(係止力)が緩和され、このために、吸引時の軟化表皮材のキャビティ面への移行(馴染み)が容易となり、これによってキャビティ形状に対応する軟化表皮材の賦形が容易となり、しかも必要以上の伸び、あるいは不具合な皺等を生じることのない良質の多層樹脂成形品を製作することができる。
【0024】
また軟化表皮材10を張設保持していた金枠3は、その軟化表皮材10がキャビティ型15にクランプされた直後にその軟化表皮材10から取り除かれるものであるから、従来のように、多層樹脂成形品に金枠3が付きまとうことがなく、このために、多層樹脂成形品から金枠3を取り外す作業が不要となり、生産性の点でも有利である。
【0025】
上記の実施形態では、軟化表皮材10の外形寸法が、金枠3の外形寸法よりも大きくなるように設定して、軟化表皮材10周縁をクランパー24,31により挟持することを容易かつ確実ならしめているが、例えば金枠3の外形形状を、図13で示すように、金枠3の周縁に配設している各表皮支持針1の相互間に、クランパー24,31先端部(クランプ爪27取付部)が入り込まれる切欠き32を設ければ、軟化表皮材10の外形寸法を、金枠3の外形寸法よりも大きく設定しなくても、クランパーによる軟化表皮材10辺縁の挟持が確実に行なえるので、軟化表皮材10の使用無駄が抑制され、経済性が高められる。
【0026】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、キャビティ型15により賦形する前の加熱軟化表皮材を、挟持する複数の表皮クランプ機構の中のいずれかの表皮クランプ機構の挟持力を適宜解放することができ、これにより従来の固定針による突き刺し保持手段と比較して、その賦形動作時の軟化表皮材の引張り力(挟持力)を適宜緩和調整することができるので、キャビティ型による賦形が円滑に、しかもその軟化表皮材に皺、伸びを生じることがなく、品質の良好な多層樹脂成形品を得ることができる。
【0027】
また加熱軟化表皮材10を支持する金枠3は、シリンダロッド11の降下動作と同時に軟化表皮材10から離脱させることができるので、人為的に軟化表皮材10から金枠3を取り除くための作業が不要となり、このために多層樹脂成形品の生産性、経済性が高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である金枠の平面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】本発明の実施形態であるキャビティ型の側面説明 図。
【図4】本発明の実施形態である表皮持ち上げ初期時の説明図。
【図5】本発明の実施形態である表皮持ち上げ終了時の説明図。
【図6】本発明の実施形態である表皮クランプ時の説明図。
【図7】本発明の実施形態である金枠及び金枠搬送手段の退去時の説明図。
【図8】本発明の実施形態である芯材射出時の説明図。
【図9】本発明の実施形態であるキャビティ型とコア型によるプレス成形時の説明図。
【図10】本発明の実施形態である多層樹脂成形品の成形完了時の説明図。
【図11】本発明の実施形態である表皮クランプ機構の説明図。
【図12】本発明の他の実施形態である表皮クランプ機構の説明図。
【図13】本発明の他の実施形態である金枠の斜視図。
【図14】従来例の金枠の平面図。
【図15】図14におけるB−B線断面図。
【図16】従来例の金枠、金枠搬送手段、表皮の関係を示した説明図。
【図17】従来例の表皮加熱軟化時の説明図。
【図18】従来例のキャビティ型の真下に表皮を移動したときの説明図。
【図19】従来例の表皮持ち上げ初期時の説明図。
【図20】従来例の表皮持ち上げ終了時の説明図。
【図21】従来例の芯材射出時の説明図。
【図22】従来例のキャビティ型とコア型によるプレス成形時の説明図。
【図23】従来例の多層樹脂成形品の成形完了時の説明図。
【符号の説明】
1…表皮支持針 2…位置決め孔
3…金枠 4…長孔
5…金枠搬送手段 6…位置決めピン
7…加熱炉 9…コア型
10…軟化表皮材 11…シリンダロッド
12…芯材 13…多層樹脂成形品
15…キャビティ型 16…真空吸引口
17…シリンダ 18…金枠掛止フック
19…表皮クランプ機構 20…軸受け
21…第1の支軸 22…エアシリンダー
23…第2の支軸 24…クランパー
25…ロッド 26…第3の支軸
27…クランプ爪 28…キャビティ型下側面
29…スイングエアシリンダー 30…ロッド
31…クランパー 32…切欠き

Claims (2)

  1. 真空吸引機能を有するキャビティ型(15)で軟化表皮材(10)を予備賦形し、次にコア型(9)から芯材となる樹脂(12)を該コア型(9)の表面に射出し、続いて上記キャビティ型(15)とコア型(9)とのプレス作動によって上記予備賦形された軟化表皮材(10)の裏面に上記芯材となる樹脂(12)を一体化せしめる多層構造の樹脂成形品の製造方法において、
    金枠(3)により張設保持されている軟化表皮材(10)を、該金枠(3)から上記キャビティ型(15)の周縁部に配設された複数個のクランプ機構(19)による挟持に移し変え、
    次いで、一部の表皮クランプ機構(19)による軟化表皮材(10)の挟持力を解放し、該キャビティ型(15)の吸引機能で軟化表皮材(10)をキャビティ型面に沿って賦形し、
    次いで、コア型(9)から該コア型(9)の表面に芯材となる樹脂(12)を射出し、
    次いで上記キャビティ型(15)と上記コア型(9)とのプレス作動により、上記軟化表皮材(10)と上記芯材となる樹脂(12)とを一体化せしめる多層構造の樹脂成形品の製造方法。
  2. 加熱軟化された軟化表皮材(10)をキャビティ面に吸着するための真空吸着手段を有するキャビティ型(15)と、該キャビティ型(15)と組合せられて、上記軟化表皮材(10)の裏側に射出された芯材原料をプレス成形するためのコア型(9)を有する多層射出プレス成形装置において、
    上記キャビティ型(15)の周縁部に、加熱軟化されている軟化表皮材(10)の辺縁をキャビティ型の周縁面と協同してクランプする複数個の表皮クランプ機構(19)を配設せしめたことを特徴とする樹脂成形品の製造装置。
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