JP2853844B2 - 積層成形体の成形方法および成形装置 - Google Patents

積層成形体の成形方法および成形装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車用ドアトリム
等の自動車用内装部品の製造に好適な積層成形体の成形
方法およびその成形に使用する成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の車体パネルに内装される
自動車用ドアトリム,リヤコーナートリム等の自動車用
内装部品の構成について、図11に示す自動車用ドアト
リムを例示して説明すると、自動車用ドアトリム1は、
所望の曲面形状を備えるように成形された樹脂芯材2
と、この樹脂芯材2の表面側に積層一体化され、クッシ
ョン性を備える表皮材3との積層成形体から構成されて
いる。
【0003】そして、樹脂芯材2の成形方法としては、
近時、造形上複雑な立体形状が要求されることから、成
形性の優れたモールドプレス成形工法が多用される傾向
にある。
【0004】この場合、工程を短縮化する意味合いか
ら、樹脂芯材2のモールドプレス成形時に、表皮材3を
樹脂芯材2に対して一体化している。
【0005】すなわち、図12に示すように、まず、モ
ールドプレス成形用上型4のセットピン4aに表皮材3
を予めセットしておき、モールドプレス成形用上型4を
下降させて、上下型4,5間に所定クリアランスを維持
した状態で、モールドプレス成形用下型5の型面上に、
射出成形機6からホットランナ5a,このホットランナ
5aから分岐する複数のゲート5bを通じて分配供給さ
れる樹脂材料7を上下型4,5を係合圧締めすることに
より、所要形状にモールドプレス成形して樹脂芯材2を
成形するとともに、この樹脂芯材2の表面側に表皮材3
を一体化して図11に示す自動車用ドアトリム1が製品
形状に成形されるというものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに樹脂芯材2と表皮材3とをモールドプレス成形によ
り一体プレス成形して積層成形品を成形する従来工法で
は、表皮材3は常温(10℃〜20℃)でモールドプレ
ス成形用型4,5内に投入されるため、表皮材3が高展
開形状に追従できず、展開率の高い部位のみ集中的に伸
ばされるため、表皮材3に形成されている針孔の拡大に
より樹脂のしみ出しが生じたり、また表皮材3が薄くな
るため、アバタ等の表面不良が発生するという不具合が
指摘されている。
【0007】そのため、表皮材3の伸びを促進するため
に、表皮材3のセット枠を製品形状より大きく作製し、
表皮材のサイズを大きく設定する対策も考えられるが、
そうした場合、表皮材3の伸びは若干向上するものの、
端材が多く生じ、材料ロスによるコストアップを招来す
るという問題点があった。
【0008】また、表皮材3を加熱するための加熱炉を
別途設置するという方法があるが、この方法は、設備レ
イアウトが大きくなるため、実用的な対策ではなかっ
た。
【0009】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、本発明の目的とするところは、モールドプ
レス成形工法により、樹脂芯材と表皮材とを一体化した
積層成形品の成形方法ならびに成形装置において、表皮
材の成形性を高め、モールドプレス成形時、樹脂のしみ
出しや表皮材の外観不良等を確実に防止することができ
るとともに、表皮材の端材ロスを少なくして、経済的に
も優れた積層成形体の成形方法および成形装置を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、モールドプレス成形用型内で溶融樹脂を
所要形状に成形してなる樹脂芯材と、この樹脂芯材のモ
ールドプレス成形時、樹脂芯材と一体化される表皮材と
から構成される積層成形体の成形方法において、前記表
皮材を、搬送機構に設置された予熱手段により、予熱軟
化させた後、上型に表皮材をセットして、モールドプレ
ス成形を行なうことを特徴とする。
【0011】また、前記表皮材を、搬送機構に設置され
た予熱手段により、予熱軟化せるとともに、真空吸引手
段により上型の型面形状にほぼ等しい曲面形状に予備成
形した後、上型にセットして、モールドプレス成形を行
なうことを特徴とする。
【0012】さらに、本発明に係る成形装置は、溶融樹
脂が分配供給される所望の型面を備えたモールドプレス
成形用下型と、表皮材がセットされ、所望の型面形状を
備えたモールドプレス成形用上型と、下型の型面上に溶
融樹脂を供給する溶融樹脂供給機構と、表皮材を上型に
供給する表皮材供給機構とからなり、前記表皮材供給機
構は、表皮材を載置し、かつ表皮材を予熱軟化させる、
ヒーターを内蔵した搬送板と、搬送板を上昇させ、上型
に表皮材をセットする駆動用シリンダと、金型と搬送機
本体との間を搬送板を往復運動させる搬送アームとを備
えたことを特徴とする。
【0013】また、前記搬送板の表面は、上型の型面と
ほぼ同一曲面状に設定され、表皮材を真空成形により予
備成形する真空吸引手段が搬送板に付設されていること
を特徴とする。
【0014】
【作用】以上の構成から明らかなように、表皮材供給機
構に設置した予熱手段により表皮材は予熱軟化した状態
で上型にセットされるため、表皮材を常温で成形する場
合に比べ、表皮材の伸びが促進でき、金型の複雑な曲面
形状に対応して表皮材が容易に追従する。
【0015】さらに、表皮材供給機構で表皮材を予熱軟
化させた後、真空成形により所要形状に予備成形し、予
備成形された表皮材をモールドプレス成形用上型にセッ
トすれば、モールドプレス成形中に金型により表皮材が
伸ばされる割合いが低く、成形性が向上する。
【0016】
【実施例】以下、本発明による積層成形体の成形方法お
よびその成形装置について、添付図面を参照しながら詳
細に説明する。
【0017】図1は本発明方法により製作された自動車
用ドアトリムを示す正面図、図2は同自動車用ドアトリ
ムの構成を示す断面図、図3は本発明に係る成形装置の
第1実施例の構成を示す断面図、図4は表皮材供給機構
における搬送板の構成を示す斜視図、図5ないし図9は
図3に示す成形装置を使用した本発明方法の各工程を示
す断面図、図10は本発明に係る成形装置の第2実施例
の構成を示す断面図である。
【0018】図1,図2において、本発明方法により製
作された自動車用ドアトリム10は、所要形状に成形さ
れた樹脂芯材11と、この樹脂芯材11の表面側に積層
一体化された表皮材12とから大略構成されている。
【0019】さらに詳しくは、上記樹脂芯材11は、タ
ルクを混入したポリプロピレン樹脂を使用し、所望の曲
面形状を備えたモールドプレス成形用型内に溶融状態で
分配供給した後、モールドプレス成形により複雑な曲面
形状に成形されている。
【0020】そして、表皮材12としては、用途により
各種仕様のものが用いられてよいが、塩ビシート裏面に
ポリエチレンフォームを裏打ちした積層シートが本実施
例では使用されている。
【0021】次に、上述した自動車用ドアトリム10を
モールドプレス成形する成形装置の構成について説明す
る。
【0022】図3に示すように、この成形装置20は、
所望の型面を備えたモールドプレス成形用下型30と、
この下型30の上方に位置し、ほぼ同一の型面を有する
モールドプレス成形用上型40と、下型30に接続さ
れ、下型30の型面上に樹脂芯材11の素材である溶融
樹脂を供給する溶融樹脂供給機構である射出成形機50
と、上型40に表皮材12を搬送セットする表皮材供給
機構60とから大略構成されている。
【0023】さらに詳しくは、溶融樹脂供給機構である
射出成形機50は、ノズル51が下型30に連結され、
下型30に穿設加工されたホットランナ31,ゲート3
2を通じて、ノズル51から溶融樹脂がホットランナ3
1,ゲート32を通じて下型30の型面上の所定箇所に
分配供給されることになる。
【0024】次いで、下型30の上方に位置する上型4
0は、昇降シリンダ41により上下動可能に構成されて
おり、表皮材12をセットするセット枠42が配設され
ており、このセット枠42にはセットピン43が設けら
れている。
【0025】以上は従来の装置と同様の構成であり、本
発明の特徴は、以下に説明する表皮材供給機構60の構
成にある。
【0026】すなわち、表皮材供給機構60は、搬送機
本体61と、搬送機本体61とモールドプレス成形用上
下型30,40間にスライド駆動する搬送アーム62
と、この搬送アーム62の上面に取付けられる搬送板6
3と、搬送板63を上下動作させる駆動シリンダ64
と、搬送板63に内蔵されているヒーター65とから構
成されている。
【0027】さらに詳しくは、図4に示すように、搬送
板63の上面,すなわち表皮材12をセットする面は
銅,アルミ等金属製のネットにより熱伝導面66として
形成されており、搬送板63内部に設置されているヒー
ター65により熱伝導面66が所定温度に加熱されると
ともに、この熱伝導面66に熱電対67を設けて、表皮
材12の材質に応じて、0℃〜200℃の範囲内で表皮
材12を予熱軟化させる構成である。
【0028】なお、加熱装置としてはヒーター65以外
の加熱手段を用いてもよく、熱伝導面66はプレート状
の金属板等を使用してもよい。
【0029】次いで、図5ないし図9に基づいて、本発
明方法を詳細に説明する。
【0030】図5に示すように、表皮材供給機構60の
搬送板63上にセットされた表皮材12は所定温度に予
熱され、軟化した状態で搬送アーム62の駆動により型
開き状態にある上型40の下方位置まで供給される。
【0031】この前工程で、表皮材12は、搬送板63
上にセットされた状態で搬送機本体61内で0.8〜
1.0min格納されていて、充分に予熱軟化している
状態である。
【0032】その後、図6に示すように、駆動シリンダ
64の動作により、搬送板63が上昇して、予熱軟化状
態にある表皮材12をセット枠42に対して押し付け、
セット枠42のセットピン43により予熱軟化された表
皮材12の周縁部分が差し込まれ保持されることにな
る。
【0033】次いで、図7に示すように、駆動シリンダ
64の動作により搬送板63が下降した後、搬送アーム
62の駆動により搬送板63は搬送機本体61内に格納
され、次工程の表皮材が搬送板63上にセットされ、モ
ールドプレス成形サイクルの間、予熱軟化される。
【0034】その後、図8に示すように、上型40は、
昇降シリンダ41の動作により下降を始め、上下型3
0,40の型間クリアランスが30mm程度になるまで下
降動作を行ない、一旦停止して、射出成形機50,ノズ
ル51をから溶融樹脂Mがホットランナ31,ゲート3
2を通じて下型30の型面上に分配供給される。
【0035】そして、図9に示すように、モールドプレ
ス成形用上下型30,40が係合圧締めされ、溶融樹脂
Mを所要形状に成形して樹脂芯材11がモールドプレス
成形されるとともに、表皮材12が樹脂芯材11と一体
化される。
【0036】このとき、表皮材12は表皮材供給機構6
0により所定温度に予熱され軟化状態であるため、上下
型30,40の型面形状が複雑形状であっても、表皮材
12は容易に型面形状に追従して、従来不具合である樹
脂のしみ出し,表皮の薄肉化によるあばた等の表面不良
が生じることがなく、優れた外観性能をもつドアトリム
10を成形することができる。
【0037】さらに、本発明方法によれば、表皮材12
は表皮材供給機構60により予熱軟化されているため、
表皮材12の伸びが期待できるため、上型40に配設さ
れるセット枠42を従来よりも小型なものを使用でき、
それに伴い表皮材12のサイズも小さくでき、端材ロス
も少なくて済むなど、材料効率を大幅に向上させること
ができる利点がある。
【0038】次に、本発明に係る積層成形体の成形装置
の第2実施例について図10を基に、説明する。
【0039】この成形装置20は、モールドプレス成形
用下型30,モールドプレス成形用上型40,溶融樹脂
供給機構50については、図3に示す装置と同一構成で
あるため、構成の異なる表皮材供給機構60についての
み説明する。
【0040】この表皮材供給機構60は、表皮材12を
予熱軟化させるとともに、予備成形可能な構成となって
いる。
【0041】すなわち、搬送アーム62に取付けられる
搬送板63の上面は、モールドプレス成形用上型40の
型面形状とほぼ等しい曲面形状に設定されており、さら
に搬送板63内部に真空吸引孔68が設けられており、
この真空吸引孔68は真空吸引管69を介して真空ポン
プ70と接続している。
【0042】したがって、表皮材12を搬送板63表面
にセットして、周縁をクランプ装置71により保持した
状態で、搬送板63内のヒーター65により表皮材12
が加熱軟化され、その後、真空ポンプ70を動作させて
搬送板63の真空吸引孔68を通じて、真空吸引して、
搬送板63の表面形状に沿うように表皮材12を予備成
形する。
【0043】その後、図5ないし図9で示す工程を経
て、予備成形された表皮材12を上型40にセットし
て、溶融樹脂Mをモールドプレス成形して樹脂芯材11
を所要形状に成形するとともに、樹脂芯材11と表皮材
12とを一体化すればよい。
【0044】このように、本実施例によれば、表皮材供
給機構60には予熱手段と真空吸引手段が搬送板63に
付設されており、表皮材12は予めモールドプレス成形
用上型40の型面に沿うように予備成形されているた
め、モールドプレス成形工程で表皮材12の伸ばされる
割合いが小さく、特に、ドアトリム10のアームレスト
部等、展開率の高い部分の成形が容易に行なえるという
効果がある。
【0045】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、以
下に記載する格別の作用効果を有する。
【0046】(1)本発明方法によれば、樹脂芯材と表
皮材との積層成形体をモールドプレス成形する工法にお
いて、表皮材を表皮材供給機構にセットし、予熱手段に
より表皮材を予熱軟化状態で上型に供給するというもの
であるから、表皮材の成形性が向上し、モールドプレス
成形時、表皮材はモールドプレス成形型の型面形状に容
易に追従するため、製品形状を複雑な立体形状に設定し
ても、表皮材の切れや、樹脂漏れ,表皮材の表面不良等
が生じないため、製品の造形自由度を大幅に向上させ、
かつ不良率を大幅に低減させることができるという効果
を有する。
【0047】(2)本発明方法によれば、樹脂芯材と表
皮材との積層成形体をモールドプレス成形する工法にお
いて、表皮材を表皮材供給機構にセットした後、この表
皮材供給機構において表皮材を予熱軟化かつ予備成形す
るというものであるから、表皮材の成形性をさらに高め
ることができ、製品形状を複雑な展開形状に設定して
も、モールドプレス成形時、表皮材が伸ばされる割合い
が小さく、高展開率部分を有する成形品の成形が容易に
行なえるという効果を有する。
【0048】(3)本発明に係る積層成形体の成形装置
によれば、表皮材供給機構の搬送板内に予熱手段を内蔵
するか、あるいは真空吸引手段を更に付設することによ
り、表皮材の成形性を著しく高めることができるという
ものであるから、設備レイアウトが大掛かりとならず、
簡易な構成で成形品の成形性を大巾に向上させることが
できる等、実用的価値が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法により製作された自動車用ドアトリ
ムを示す正面図。
【図2】図1に示す自動車用ドアトリムの構成を示す断
面図。
【図3】本発明に係る成形装置の一実施例の構成を示す
断面図。
【図4】図3に示す成形装置の表皮材供給機構における
搬送板を示す斜視図。
【図5】本発明に係る積層成形体の成形方法において、
搬送板の前進動作を示す断面図。
【図6】本発明に係る積層成形体の成形方法において、
表皮材を上型にセットする状態を示す断面図。
【図7】本発明に係る積層成形体の成形方法において、
表皮材を上型にセットした後の状態を示す断面図。
【図8】本発明に係る積層成形体の成形方法において、
溶融樹脂の供給工程を示す断面図。
【図9】本発明に係る積層成形体の成形方法において、
モールドプレス成形工程を示す断面図。
【図10】本発明に係る成形装置の別実施例の構成を示
す断面図。
【図11】自動車用ドアトリムの一般構成を示す断面
図。
【図12】従来のモールドプレス成形工法を示す断面
図。
【符号の説明】
10 自動車用ドアトリム 11 樹脂芯材 12 表皮材 20 成形装置 30 モールドプレス成形用下型 31 ホットランナ 32 ゲート 40 モールドプレス成形用上型 41 昇降シリンダ 42 セット枠 43 セットピン 50 射出成形機 51 ノズル 60 表皮材供給機構 61 搬送機本体 62 搬送アーム 63 搬送板 64 駆動シリンダ 65 ヒーター 66 熱伝導面 67 熱電対 68 真空吸引孔 69 真空吸引管 70 真空ポンプ 71 クランプ装置 M 溶融樹脂

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モールドプレス成形用型(30,40)
    内で溶融樹脂(M)を所要形状に成形してなる樹脂芯材
    (11)と、この樹脂芯材(11)のモールドプレス成
    形時、樹脂芯材(11)と一体化される表皮材(12)
    とから構成される積層成形体の成形方法において、 前記表皮材(12)を、搬送機構(60)に設置された
    予熱手段(65)により、予熱軟化させた後、上型(4
    0)に表皮材(12)をセットして、モールドプレス成
    形を行なうことを特徴とする積層成形体の成形方法。
  2. 【請求項2】 モールドプレス成形用型(30,40)
    内で溶融樹脂(M)を所要形状に成形してなる樹脂芯材
    (11)と、この樹脂芯材(11)のモールドプレス成
    形時、樹脂芯材(11)と一体化される表皮材(12)
    とから構成される積層成形体の成形方法において、 前記表皮材(12)を、搬送機構(60)に設置された
    予熱手段(65)により、予熱軟化させるとともに、真
    空吸引手段により上型(40)の型面形状にほぼ等しい
    曲面形状に予備成形した後、上型(40)にセットし
    て、モールドプレス成形を行なうことを特徴とする積層
    成形体の成形方法。
  3. 【請求項3】 溶融樹脂(M)が分配供給される所望の
    型面を備えたモールドプレス成形用下型(30)と、表
    皮材(12)がセットされ、所望の型面形状を備えたモ
    ールドプレス成形用上型(40)と、下型(30)の型
    面上に溶融樹脂(M)を供給する溶融樹脂供給機構(5
    0)と、表皮材(12)を上型(40)に供給する表皮
    材供給機構(60)とからなり、溶融樹脂(M)を所要
    形状にモールドプレス成形して樹脂芯材(11)を成形
    するとともに、この樹脂芯材(11)のモールドプレス
    成形時、樹脂芯材(11)と表皮材(12)とを一体化
    してなる積層成形体の成形装置において、 前記表皮材供給機構(60)は、表皮材(12)を載置
    し、かつ表皮材(12)を予熱軟化させる、ヒーター
    (65)を内蔵した搬送板(63)と、搬送板(63)
    を上昇させ、上型(40)に表皮材(12)をセットす
    る駆動シリンダ(64)と、金型(30,40)と搬送
    機本体(61)間に搬送板(63)を往復駆動させる搬
    送アーム(62)とを備えたことを特徴とする積層成形
    体の成形装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送板(63)の表面は、上型(4
    0)の型面とほぼ同一曲面状に設定され、表皮材(1
    2)を真空成形により予備成形する真空吸引手段(6
    8,69,70)が搬送板(63)に付設されているこ
    とを特徴とする請求項3記載の積層成形体の成形装置。
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