JPH06134787A - 積層成形体の成形方法および成形装置 - Google Patents

積層成形体の成形方法および成形装置

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JPH06134787A
JPH06134787A JP4287959A JP28795992A JPH06134787A JP H06134787 A JPH06134787 A JP H06134787A JP 4287959 A JP4287959 A JP 4287959A JP 28795992 A JP28795992 A JP 28795992A JP H06134787 A JPH06134787 A JP H06134787A
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C2791/00Shaping characteristics in general
    • B29C2791/004Shaping under special conditions
    • B29C2791/007Using fluid under pressure

Abstract

(57)【要約】 【目的】 モールドプレス成形による積層成形品の成形
方法ならびに成形装置において、モールドプレス成形
後、型開き時、上型と成形品との離型性を高めることに
より、成形サイクルを短縮化するとともに、樹脂芯材の
破損,変形等を未然に防止することを目的とする。 【構成】 モールドプレス成形用上型40にエアブロー
機構60を設置し、ブロワー64からのエアをエアブロ
ー用配管61,ブロー用プラグ62,70を通じて成形
品側に吹き付け、従来真空状態であった上型40の型面
と成形品表面との間にブロー圧を印加して、上型40と
成形品との離型性を高めて、型開きを迅速に行なうよう
にした積層成形品の成形方法ならびに成形装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車用ドアトリム
等の自動車用内装部品に好適な積層成形体の成形方法お
よび成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の車体パネルに内装される
自動車用ドアトリム,リヤコーナートリム等の自動車用
内装部品の構成について、図10に示す自動車用ドアト
リムを例示して説明すると、自動車用ドアトリム1は、
所望の曲面形状を備えるように成形された樹脂芯材2
と、この樹脂芯材2の表面側に積層一体化されるクッシ
ョン性を備えた表皮材3とからなる積層成形体から構成
されている。
【0003】そして、樹脂芯材2の成形方法としては、
近時、造形上複雑な立体形状が要求されることから、優
れた成形性をもつモールドプレス成形工法が多用される
傾向にある。
【0004】この場合、工程を短縮化するため、樹脂芯
材2の成形時に、予めモールドプレス成形型内にセット
されている表皮材3を樹脂芯材2とプレス一体化するよ
うにしている。
【0005】すなわち、図11に示すように、モールド
プレス成形用上下型4,5の開放状態のとき、上型4の
セットピン4aに表皮材3をセットしておくとともに、
下型5には、ホットランナ5aと、このホットランナ5
aから分岐する複数のゲート5bが穿設加工されてお
り、下型5に接続される射出成形機6からの溶融樹脂を
ホットランナ5a,ゲート5bを通じて下型5の型面上
の所定箇所に分配供給する。
【0006】次いで、モールドプレス成形用上下型4,
5の係合圧締めにより、溶融樹脂を所要形状にモールド
プレス成形して樹脂芯材2を成形するとともに、樹脂芯
材2と表皮材3との一体化を行なうというものである。
【0007】そして、モールドプレス成形後、上型4が
上昇する際、上型4と成形品との間が真空状態になるた
め、成形品が上型4と一体に持ち上げられないように、
図12に示すように、下型5に真空吸引孔7が開設さ
れ、型開き時、成形品を下型5に真空吸引力により保持
させるという対策を行なっていた。
【0008】また、型開き時に成形体を下型5に保持さ
せる方法として、図13に示すように、樹脂芯材2にア
ンダーカット部2aを設け、この樹脂芯材2のアンダー
カット部2aによりモールドプレス成形後の成形品を下
型5に係止させることにより、成形体を下型5に保持さ
せるようにしていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、成形体の
モールドプレス成形方法においては、モールドプレス成
形後の型開き時、積層成形体1が上型4と一緒に持ち上
げられないように、図12,図13に示すように、下型
5に真空吸引機構を設置するか、あるいは樹脂芯材2に
アンダーカット部2aを設定する方法を採用していた
が、例えば、図12に示す真空吸引機構を採用する方法
においては、射出成形機6から溶融樹脂を供給するため
のホットランナ5a,ゲート5b等が下型5に配管され
ているため、真空吸引孔7のレイアウトの自由度が低
く、配管作業が面倒であるという欠点が指摘されてい
る。
【0010】また、真空ポンプ等の大型の付帯設備も必
要となり、コストアップを招来するとともに、成形素材
の材料に制約を受けるという問題点が指摘されている。
【0011】次いで、図13に示すように、樹脂芯材2
にアンダーカット部2aを設定する方法では、下型5か
ら成形品を脱型する際、このアンダーカット部2aが障
害となり、成形品を下型5から取り出しづらく、製品の
変形,破損等が生じやすく、またアンダーカット部2a
を付設するため、樹脂芯材2の重量アップとなり、製品
の軽量化にそぐわないという欠点があった。
【0012】さらに、どちらの方法においても、成形品
を下型5に保持する保持力が弱いため、型開きのスピー
ドを遅く設定しなければならず、成形サイクルが長期化
するという問題点も同時に指摘されている。
【0013】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、本発明の目的とするところは、モールドプ
レス成形工法により、樹脂芯材と表皮材とを所要形状に
一体成形する積層成形品の成形方法ならびに成形装置に
おいて、金型構造および成形素材のレイアウト設定が自
由に行なえるとともに、設備も簡素化でき、かつ成形サ
イクルも短縮化できる積層成形体の成形方法および成形
装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、モールドプレス成形用上下型内で溶融樹
脂を所要形状に成形してなる樹脂芯材と、モールドプレ
ス成形時、この樹脂芯材と一体化される表皮材とから構
成される積層成形体の成形方法において、上記モールド
プレス成形用型によるモールドプレス成形後、上型に設
置したエアブロー機構により表皮材表面側にエアを印加
して、下型の型面上に積層成形体を保持させた状態で上
型を上昇させて、型開きを行なうことを特徴とする。
【0015】さらに、本発明に係る成形装置は、所望の
型面形状を備え、型面上に溶融樹脂が分配供給されるモ
ールドプレス成形用下型と、下型の型面形状とほぼ同一
の型面を備え、下型に対して係合圧締め可能なように昇
降自在に構成されるモールドプレス成形用上型と、モー
ルドプレス成形後、上型からエアを表皮材表面側に印加
するエアブロー機構とからなることを特徴とする。
【0016】
【作用】以上の構成から明らかなように、モールドプレ
ス成形後、下型への成形品の保持は、上型に設定された
エアブロー機構を通じて上型からエアを成形体に吹き付
け行なうというものであるから、上型へのエアブロー配
管の配管作業は障害がないため簡単に行なえる。
【0017】さらに、上型と成形品との離型性が向上す
るため、成形品の材質,厚みによる制約が解消される。
【0018】また、下型への成形体の保持を確実に行な
えるため、型開きスピードを速めることができるととも
に、成形品のエジェクトスピードも速めることが可能で
ある。
【0019】
【実施例】以下、本発明による積層成形体の成形方法お
よびその成形装置について、添付図面を参照しながら詳
細に説明する。
【0020】図1は、本発明方法により製作された自動
車用ドアトリムを示す外観図、図2は同自動車用ドアト
リムの構成を示す断面図、図3は本発明に係る成形装置
の一実施例を示す断面図、図4は同成形装置の要部断面
図、図5は同成形装置に使用するプラグを示す外観図、
図6は同成形装置に使用するプラグの別実施例を示す斜
視図である。
【0021】図1,図2において、本発明方法により製
作された自動車用ドアトリム10は、所要形状に成形さ
れた樹脂芯材11と、この樹脂芯材11の表面側に積層
一体化される表皮材12とから大略構成されている。
【0022】さらに詳しくは、上記樹脂芯材11は、タ
ルクを混入したポリプロピレン樹脂材料を使用し、所要
の曲面形状を備えたモールドプレス成形用型内に溶融樹
脂をで分配供給し、モールドプレス成形工法により複雑
な曲面形状を備えた形状に成形されている。
【0023】そして、表皮材12としては、用途により
各種仕様のものが用いられてよいが、例えば、PVCシ
ート,発泡PVCシート等の単一シートでもよく、ま
た、ポリエチレンフォーム等のポリオレフィン発泡層を
裏打ちしたPVCシート,およびポリウレタンフォーム
を裏打ちしたPVCシート等、適宜選択されてよい。
【0024】なお、本実施例においては、表皮材12の
構成として、PVCシートの裏面にポリエチレンフォー
ムをラミネートした積層シート材料を使用している。
【0025】次に、上述した自動車用ドアトリム10を
モールドプレス成形する成形装置について説明する。
【0026】図3に示すように、この成形装置20は、
所望の型面を備えたモールドプレス成形用下型30と、
この下型30の上方に位置し、ほぼ同一の型面を有する
モールドプレス成形用上型40とからなり、この上型4
0は、昇降装置41に連結され、上下動可能であり、下
型30に対して所定クリアランスを保ち、係合圧締め可
能に構成されている。
【0027】そして、上記モールドプレス成形用下型3
0には、射出成形機50が接続されており、射出成形機
50のノズル51を通じて、下型30内に穿設されてい
るホットランナ31,ゲート32を通じて溶融樹脂を下
型30の型面上に分配供給する。
【0028】さらに、この成形装置20の特徴は、図4
に示すように、上型40にエアブロー機構60が設置さ
れている点にある。
【0029】すなわち、上型40内にはエアブロー用配
管61が備わっており、図5に示すブロー用プラグ62
に設けた複数の通気孔63を通じてエアブロー用配管6
1からのエアが下型30に向けて吹き付けられる構成で
ある。
【0030】なお、エアブロー用配管61はブロワー6
4と接続しており、ブロー用プラグ62は、上型40の
型面所定箇所に設けた凹部42内に嵌着固定されてい
る。
【0031】本発明に係る成形装置20は、以上のよう
に構成されており、図6乃至図8に基づいて、本発明方
法について、自動車用ドアトリム10の成形工程を例に
とり説明する。
【0032】まず、図6に示すように、表皮材12を上
型40にセットするに際して、表皮材12の周縁部分を
上型40に設置されているセットピン43にセットす
る。
【0033】そして、表皮材12のセット工程が完了す
れば、上型40は昇降装置41の作動により下降を始め
るが、このとき下型30の型面上には射出成形機50の
ノズル51からホットランナ31およびゲート32を通
じて所定箇所に溶融樹脂Mが分配供給されている。
【0034】そして、図7に示すように、モールドプレ
ス成形用上下型30,40の係合圧締めにより、樹脂芯
材11が所要形状にモールドプレス成形されるととも
に、樹脂芯材11と表皮材12とが一体化される。尚、
プレス圧力は、40〜80kg/cm2 に設定されてい
る。
【0035】次いで、モールドプレス成形後、上型40
が上昇して型開きが行なわれるが、その際、図8に示す
ように、上型40に設置されているブロワー64からエ
アブロー用配管61にエアが送られ、このエアはブロー
用プラグ62の複数の通気孔63を通じて上型40の型
面と成形体の表皮材12表面との間に吹き付けられ、こ
のブロー圧によりモールドプレス成形されたドアトリム
10は下型30の型面上に押し付けられることになり、
上型40を迅速に上昇させて型開きを行なえばよい。
【0036】なお、本発明に使用するブロー用プラグ6
2は、150〜300℃の樹脂温に耐える耐熱性を備え
ていれば、金属でもセラミックでもその材質は問わな
い。
【0037】また、通気孔63は、表皮材12の外観表
面に痕跡を残さないことが必要であるため、0.3mm以
下に設定することが望ましい。
【0038】このように、本発明による成形装置20
は、従来の真空吸引力により成形品を保持する方法に比
べ、上型40にエアブロー機構60を設置するという構
成により、エアブロー用配管61の配管レイアウトが自
由に設定できるとともに、真空吸引設備に比べ、エアブ
ロー機構60の方が廉価で設備が簡素化できる。
【0039】さらに、本発明方法によれば、エアブロー
効果が高く、成形品である自動車用ドアトリム10を下
型30の型面上に強固に押圧保持できるため、上型40
の型開き速度を速めることができるとともに、下型30
からドアトリム10をエジェクトするエジェクトスピー
ドも速めることができるなど、成形サイクルを大幅に短
縮化できるとともに、製品の材質,厚みによる制約が解
消され、かつアンダーカット部等を設定する必要がない
ため、型加工の簡素化および製品の軽量化にも貢献でき
るという有利さがある。
【0040】次いで、図9はエアブロー機構60の変形
例を示すもので、この実施例においては、ブロー用プラ
グ70は、円筒状の外周面に上下方向に沿ってスリット
71が多数形成されており、上型40の凹部42内に嵌
着固定すれば、ブロー用プラグ70の外周に設けられた
スリット71を通じてエアを成形品に吹き付けるという
構成である。
【0041】この実施例によれば、上述実施例同様、成
形品と上型40との間の離型性を向上させることができ
るとともに、ブロー用プラグ70の加工が通気孔63の
穿設加工に比べ、スリット71の形成の方が簡単かつ廉
価に行なえ、ブロー用プラグ70の加工コストを引き下
げることができるという利点がある。
【0042】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明は、以下に記
載する格別の作用効果を有する。
【0043】(1)本発明方法によれば、上型に設置し
たエアブロー機構によりモールドプレス成形後、上型か
らエアを吹き付け、上型と成形体との離型性を高めると
いうものであるから、上型の型開きスピードおよび下型
に設置されたエジェクトピンの上昇スピードを速く設定
することができ、成形サイクルを大幅に短縮化すること
ができ、生産性を著しく向上させることができるという
効果を有する。
【0044】(2)本発明方法によれば、上型に設置し
たエアブロー機構により上型から成形体側にエアを吹き
付け、上型と成形体との離型性を高めるというものであ
るから、樹脂芯材にアンダーカット部を設定する必要が
なく、アンダーカット部の破損や変形等が未然に防止で
きるとともに、製品の軽量化にも役立つという効果を有
する。
【0045】(3)本発明方法によれば、上型に設置し
たエアブロー機構により上型からエアを吹き付け、上型
と成形品との間の離型性を高めるというものであるか
ら、成形品の材質,厚みによる制約が解消され、任意の
材料を自由に選定でき、造形自由度を飛躍的に向上させ
るという効果を有する。
【0046】(4)本発明に係る成形装置によれば、上
型にエアブロー用配管を設置し、これと連通するブロー
用プラグを設置するという簡易な構成であり、従来のよ
うに真空吸引設備を金型に設置する構成の装置に比べ、
簡単かつ廉価な構成であるとともに、上型には配管作業
に障害となるものがないため、配管自由度が従来の真空
吸引タイプのものに比べ著しく向上するという効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法により製作された自動車用ドアトリ
ムを示す外観図。
【図2】図1に示す自動車用ドアトリムの構成を示す断
面図。
【図3】本発明に係る成形装置の一実施例を示す断面
図。
【図4】図3に示す成形装置の要部を示す断面図。
【図5】図3に示す成形装置に使用するブロー用プラグ
を示す外観図。
【図6】図3に示す成形装置に材料をセットした状態を
示す断面図。
【図7】図3に示す成形装置におけるモールドプレス成
形工程を示す断面図。
【図8】図3に示す成形装置における脱型工程を示す断
面図。
【図9】本発明方法に使用するブロー用プラグの変形例
を示す斜視図。
【図10】自動車用ドアトリムの一般構成を示す断面
図。
【図11】モールドプレス成形方法に使用する金型構造
を示す断面図。
【図12】従来のモールドプレス成形装置を示す断面
図。
【図13】従来のモールドプレス成形装置を示す断面
図。
【符号の説明】
10 自動車用ドアトリム 11 樹脂芯材 12 表皮材 20 成形装置 30 モールドプレス成形用下型 31 ホットランナ 32 ゲート 40 モールドプレス成形用上型 41 昇降装置 42 凹部 43 セットピン 50 射出成形機 60 エアブロー機構 61 エアブロー用配管 62 ブロー用プラグ 63 通気孔 64 ブロワー 70 ブロー用プラグ 71 スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29L 9:00 4F 31:58 4F

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モールドプレス成形用上下型(30,4
    0)内で溶融樹脂(M)を所要形状に成形してなる樹脂
    芯材(11)と、モールドプレス成形時、この樹脂芯材
    (11)と一体化される表皮材(12)とから構成され
    る積層成形体の成形方法において、 上記モールドプレス成形用型(30,40)によるモー
    ルドプレス成形後、上型(40)に設置したエアブロー
    機構(60)により表皮材(12)表面側にエアを印加
    して、下型(30)の型面上に積層成形体(10)を保
    持させた状態で上型(40)を上昇させて、型開きを行
    なうことを特徴とする積層成形体の成形方法。
  2. 【請求項2】 溶融樹脂(M)を所要形状にモールドプ
    レス成形して樹脂芯材(11)を成形するとともに、、
    モールドプレス成形時、樹脂芯材(11)と表皮材(1
    2)とを一体化する積層成形体の成形装置において、 この成形装置(20)は、所望の型面形状を備え、型面
    上に溶融樹脂(M)が分配供給されるモールドプレス成
    形用下型(30)と、下型(30)の型面形状とほぼ同
    一の型面を備え、下型(30)に対して係合圧締め可能
    なように昇降自在に構成されるモールドプレス成形用上
    型(40)と、モールドプレス成形後、上型(40)か
    らエアを表皮材(12)表面側に印加するエアブロー機
    構(60)とからなることを特徴とする積層成形体の成
    形装置。
  3. 【請求項3】 エアブロー機構(60)は、上型(4
    0)内に穿設されるエアブロー用配管(61)と、上型
    (40)の型面所定箇所に形成された凹部(42)に嵌
    着固定され、配管(61)と連通する複数の通気孔(6
    3)を備えたブロー用プラグ(62)と、エアブロー用
    配管(61)と接続されるブロワー(64)とから構成
    され、ブロワー(64)からのエアをエアブロー用配管
    (61)、通気孔(63)を通じてモールドプレス成形
    後の表皮材(12)表面に吹き付けることを特徴とする
    請求項2記載の積層成形体の成形装置。
  4. 【請求項4】 エアブロー機構(60)は、上型(4
    0)内に穿設加工されたエアブロー用配管(61)と、
    上型(40)の型面所定箇所に形成された凹部(42)
    内に嵌着固定され、外周面に上下方向に形成されたスリ
    ット(71)を有するブロー用プラグ(70)と、エア
    ブロー用配管(61)と接続するブロワー(64)とか
    ら構成され、ブロワー(64)からのエアをエアブロー
    用配管(61),スリット(71)を通じてモールドプ
    レス成形後の表皮材(12)表面側に吹き付けることを
    特徴とする請求項2記載の積層成形体の成形装置。
  5. 【請求項5】 通気孔(63)あるいはスリット(7
    1)の幅寸法は0.3mm以下に設定されていることを特
    徴とする請求項3または4記載の積層成形体の成形装
    置。
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