JP3691288B2 - 防水コネクタ - Google Patents

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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/46Bases; Cases
    • H01R13/52Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof cases
    • H01R13/5205Sealing means between cable and housing, e.g. grommet

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  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コネクタハウジングと端子を接続した複数の電線との防水性を向上させた小型で多極の防水コネクタに関する。
【0002】
【先行技術】
この種の防水コネクタを、本出願人は特願平10−60096号において出願した。これを、図7〜図9によって具体的に説明すると、防水コネクタ10″のコネクタハウジング11は、複数の端子収容室13を一体形成した合成樹脂製のインナハウジング12と、このインナハウジング12を内部に嵌め込む合成樹脂製のアウタハウジング17と、これらインナハウジング12とアウタハウジング17との間に介在され、該インナハウジング12の上記各端子収容室13に収容された雌端子(端子)14を保持する合成樹脂製のスペーサ28とで構成されている。
【0003】
図7,図8に示すように、インナハウジング12は上下面の後側がそれぞれ開口した箱部12aを有していて、中央の水平壁12bと仕切壁を兼ねた上下の各垂直側壁12cとで形成される空間内に上記各端子収容室13を形成してある。そして、この各端子収容室13内に雌端子14が収容されるようになっている。また、箱部12aの上下面の両側及び中央には係止爪15をそれぞれ一体突出形成してあると共に、その両側中央の前端にはフランジ部16をそれぞれ一体突出形成してある。尚、箱部12aの前壁の各端子収容室13に対向する位置には、図示しない相手側コネクタの雄端子が挿通する矩形の挿通孔12dを形成してある。さらに、雌端子14の箱部14aの後部の両側板部には各一対の圧接刃14b,14bを折り曲げ形成してある。
【0004】
図7,図8に示すように、アウタハウジング17は、略四角筒状の内壁部17aと、この内壁部17aを内包する略四角筒状の外壁部17bと、これら内,外壁部17a,17bの後部を連結した底壁部(一壁部)17cとで正面側が開口した二重の箱状になっている。この底壁部17cの中央は厚肉になっていて、その厚肉部の前側の各端子収容室13に対向する位置には、防水ゴム栓18が圧入等により収容される大径で断面円形のゴム栓収容凹部19をそれぞれ形成してあると共に、該厚肉部の後側には電線20が貫通する小径で断面円形の電線挿通孔21を対応するゴム栓収容凹部19に連通するようにそれぞれ形成してある。この防水ゴム栓18は内,外周面がそれぞれ凹凸状の略円筒状になっていて、内部に電線20が隙間なく貫通されるようになっている。
【0005】
また、アウタハウジング17の内壁部17aの上下壁の前両側には、インナハウジング12の箱部12aの上下面の両側の各係止爪15が係脱される矩形の係止孔22をそれぞれ形成してあると共に、該内壁部17aの上下壁の前側中央には、インナハウジング12の箱部12aの上下面の中央の各係止爪15が係脱される矩形で長尺の係止孔23をそれぞれ形成してある。さらに、アウタハウジング17の内壁部17aの外面側の奥には、環状でゴム製の防水パッキン24を受けるV字状のパッキン受部25を一体突出形成してある。尚、アウタハウジング17の内壁部17aの内面側の前縁の各係止孔22,23に対向する位置にはテーパ面26をそれぞれ形成してある。また、アウタハウジング17の外壁部17bの上下壁の前側には、図示しない相手側コネクタの可撓性係止アームが係脱される係止孔27をそれぞれ形成してある。
【0006】
図7,図8に示すように、スペーサ28は、アウタハウジング17の内壁部17aの内面側に嵌合される略四角筒状の胴体部28aと、この胴体部28aの前端より後方に折れ曲がるように一体形成され、アウタハウジング17の内壁部17aの外面側に嵌合される略四角筒状の鍔部28bと、上記胴体部28aの底壁部(一壁部)28cとで正面側が開口した箱状になっている。
【0007】
そして、スペーサ28の胴体部28aの内部にインナハウジング12の箱部12aが嵌合されるようになっている。このスペーサ28の胴体部28aの上下壁の内面にはインナハウジング12の箱部12aの後端縁及び各端子収容室13に収容された雌端子14の箱部14aの後端縁をそれぞれ係止するリブ状で端子脱落防止用の突起29をそれぞれ一体突出形成してある。
【0008】
また、スペーサ28の胴体部28aと鍔部28bとの連結部の前側のインナハウジング12の各係止爪15とフランジ部16に対向する位置には切欠部30,31をそれぞれ形成してある。この上下側の各切欠部30,30間のスペーサ28の胴体部28aの上下壁の外面側には、アウタハウジング17の各係止孔23に係脱される係止爪32を一体突出形成してある。さらに、スペーサ28の鍔部28bの先端部は、アウタハウジング17への嵌合完了時に該アウタハウジング17の内壁部17aのパッキン受部25に係止したパッキン24を保持するようになっている。
【0009】
また、スペーサ28の底壁部28cのアウタハウジング17の各電線挿通孔21に対向する位置には電線挿通孔33をそれぞれ形成してある。また、スペーサ28の底壁部28cは、アウタハウジング17への嵌合完了時に該アウタハウジング17の底壁部17cの各ゴム栓収容凹部19に挿入されたゴム栓18を保持するようになっている。そして、図7に示すように、アウタハウジング17の各電線挿通孔21と各ゴム栓18及びスペーサ28の各電線挿通孔33を貫通した各電線20は、インナハウジング12の各端子収容室13に収容された各雌端子14の一対の圧接刃14b,14b間に圧接接続され、各端子収容室13と各電線20とは各ゴム栓18及びパッキン24によりそれぞれシールされるようになっている。
【0010】
上記構成の防水コネクタ10″を組み付ける場合には、図9(a)に示すように、まず、コネクタハウジング11の外側を成すアウタハウジング17の底壁部17cの内側の各ゴム栓収容凹部19にコネクタハウジング嵌合方向よりゴム栓18をそれぞれ挿入してセットすると共に、パッキン24をアウタハウジング17の内壁部17aのパッキン受部25に挿入してセットする。
【0011】
その後で、図9(b)に示すように、アウタハウジング17の内壁部17aにスペーサ28の胴体部28aを嵌め込み、アウタハウジング17の内壁部17aの各係止孔23にスペーサ28の胴体部28aの各係止爪32を係止させる。このアウタハウジング17の内壁部17aの各係止孔23とスペーサ28の胴体部28aの各係止爪32との係止により、アウタハウジング17の底壁部17cにより各ゴム栓18が抜け止めされると共に、スペーサ28の鍔部28bの斜めの先端によりパッキン24が抜け止めされ、コネクタハウジング全体の防水性をより一段と向上させることができる。
【0012】
次に、図9(c)に示すように、アウタハウジング17の底壁部17cの各電線挿通孔21より各ゴム栓18とスペーサ28の底壁部28cの各電線挿通孔33に電線20を外側からそれぞれ貫通させる。次に、図9(d)に示すように、各電線20をコネクタハウジング11の内側を成すインナハウジング12の各端子収容室13に収容した雌端子14の一対の圧接刃14b,14bに圧接接続させる。
【0013】
次に、図9(e)に示すように、スペーサ28の胴体部28a内にインナハウジング12を嵌め込み、アウタハウジング17の内壁部17aの各係止孔23にインナハウジング12の箱部12aの各係止爪15を係止させることにより、防水コネクタ10″の組み付けが完了する。この際に、スペーサ28の胴体部28aの上下壁の内面に突出した各突起29によりインナハウジング12の箱部12aの後端縁及び各端子収容室13に収容された雌端子14の箱部14aの後端縁がそれぞれロックされ、かつ各突起29が外側に変形することがないので、各端子収容室13からの雌端子14の脱落が確実に防止される。しかも、スペーサ28により各雌端子14の保持と各ゴム栓18の保持が同時にできるため、ゴム栓抜け止め専用部品が必要なく、構成部品の部品点数の削減を図って低コスト化を図ることができる。さらに、スペーサ28が該スペーサ28自身の各係止爪32のアウタハウジング17の各係止孔23への係止とインナハウジング12の各係止爪15のアウタハウジング17の各係止孔23への係止とにより二重にロックされるため、各ゴム栓18及びパッキン24の脱落を確実に防止することができ、防水の信頼性をより一段と向上させることができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記先行技術の防水コネクタ10″では、図9(e),図10に示すように、各ゴム栓18はアウタハウジング17の底壁部17cと各ゴム栓収容凹部19の周りの周壁部17dとで完全に包囲されるように覆われているため、防水コネクタ10″の組付時に、ゴム栓18のゴム栓収容凹部19への装着の有無(欠品)をアウタハウジング17の外部から確認することが難しかった。また、図10に示すように、アウタハウジング17の各電線挿通孔21の外側の電線挿入口から電線20を伝わって該アウタハウジング17の各ゴム栓収容凹部19と各ゴム栓18の一端18a側にできる空間Sに水が溜まり易く、この溜まった水が凍結した場合には、硬質の合成樹脂製のアウタハウジング17の底壁部17c及び周壁部17dが上記溜まった水が氷になる際の体積膨張を吸収できずに破損する虞があった。
【0015】
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、ゴム栓の装着の有無の確認が容易となって組付品質の向上を図ることができると共に、コネクタハウジングの電線挿通孔の外側の電線挿入口よりゴム栓収容凹部内に浸入した水が抜け易くて水の凍結による周壁部等の破損を確実に防ぐことができる多極の防水コネクタを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、コネクタハウジングに端子収容室を形成し、この端子収容室に電線を接続した端子を収容自在にすると共に、該端子収容室と前記電線とをゴム栓でシール自在にした防水コネクタにおいて、前記コネクタハウジングを、上下方向及び左右方向に複数の端子収容室をそれぞれ形成したインナハウジングと、このインナハウジングを内部に嵌め込むアウタハウジングとで構成し、前記端子収容室に対向する前記アウタハウジングの一壁部に電線挿通孔をそれぞれ形成すると共に、該一壁部の内側の該電線挿通孔に対向する位置にゴム栓収容凹部をそれぞれ形成し、このゴム栓収容凹部に前記インナハウジングを前記アウタハウジングの内部に嵌合する方向よりゴム栓をそれぞれ収容自在にすると共に、前記アウタハウジングの前記各ゴム栓収容凹部の周りの周壁部の前記ゴム栓に対するシール部分以外の部分にゴム栓露出孔をそれぞれ形成したことを特徴とする。
【0017】
この防水コネクタでは、コネクタハウジングの外部からゴム栓露出孔を介してゴム栓の装着の有無が確認され、組付品質の向上が図られる。また、コネクタハウジングの電線挿通孔よりゴム栓収容凹部内に浸入した水がゴム栓露出孔から外部に抜けてゴム栓収容凹部内に溜まることがなくなり、凍結時に周壁部等が破損することがない。特に、ゴム栓収容凹部がアウタハウジングの一壁部の上下方向及び左右方向に複段形成されている場合でも、アウタハウジングの外部から各ゴム栓露出孔を介してゴム栓の装着の有無が極めて容易に確認され、また、アウタハウジングの電線挿通孔より各ゴム栓収容凹部内に浸入した水が最下段側の各ゴム栓露出孔から外部にスムーズかつ確実に抜け、凍結時に周壁部等の破損が確実に防止される。
【0018】
請求項2の発明は、請求項1記載の防水コネクタであって、前記ゴム栓の一端側に前記一壁部の内面まで延びる延出部を形成したことを特徴とする。
【0019】
この防水コネクタでは、コネクタハウジングの外部からゴム栓露出孔を介してゴム栓の一端側が容易に視認される。これにより、ゴム栓の装着の有無が容易に確認され、組付品質の向上がより一段と図られる。
【0020】
請求項3の発明は、請求項1記載の防水コネクタであって、前記ゴム栓露出孔を前記周壁部の上下方向に貫通するように形成すると共に、該上下方向に貫通した各ゴム栓露出孔を前記一壁部の前記電線挿通孔の近傍の位置までそれぞれ延設したことを特徴とする。
【0021】
この防水コネクタでは、コネクタハウジングの外部から上下方向に貫通した各ゴム栓露出孔を介してゴム栓の装着の有無が極めて容易に確認され、また、コネクタハウジングの電線挿通孔よりゴム栓収容凹部内に浸入した水が下側のゴム栓露出孔から外部にスムーズかつ確実に抜け、凍結時に周壁部等の破損が確実に防止される。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0025】
図1は本発明の実施形態の防水コネクタの組み付け完了状態を示す断面図、図2は同防水コネクタの組み付け前の状態を示す断面図、図3は同防水コネクタの要部の部分断面図、図4は同要部の一部を断面で示す部分背面図、図5は同要部の部分斜視図である。
【0026】
図1に示すように、防水コネクタ10のコネクタハウジング11は、前記先行技術と同様に、上下方向及び左右方向に複数の端子収容室13をそれぞれ一体形成した合成樹脂製のインナハウジング12と、このインナハウジング12を内部に嵌め込む合成樹脂製のアウタハウジング17と、これらインナハウジング12とアウタハウジング17との間に介在され、該インナハウジング12の各端子収容室13に収容された雌端子(端子)14を保持する合成樹脂製のスペーサ28とで構成されている。
【0027】
ここで、図1〜図3に示すように、アウタハウジング17の底壁部(一壁部)17cの各端子収容室13に対向する位置には電線挿通孔21をそれぞれ形成してあると共に、該底壁部17cの内側の該各電線挿通孔21に対向する位置にはゴム栓収容凹部19をそれぞれ形成してある。即ち、ゴム栓収容凹部19は上下方向に2段に、左右方向に複段になるようにそれぞれ形成してある。また、アウタハウジング17の各ゴム栓収容凹部19の周りの周壁部17dの各ゴム栓18に対するシール部分以外の部分(周壁部17dと底壁部17cの境のコーナ部分)には、ゴム栓露出孔17e,17f,17gをそれぞれ形成してある。図1〜図5に示すように、この各ゴム栓露出孔17e,17f,17gは、周壁部17dの上下方向に一直線状に貫通するようにそれぞれ形成してあると共に、該上下方向に貫通した各ゴム栓露出孔17e,17f,17gは底壁部17cの各電線挿通孔21の近傍の位置までそれぞれ延設してある。
【0028】
そして、アウタハウジング17の各ゴム栓収容凹部19には、インナハウジング12をアウタハウジング17の内壁部17a内にスペーサ28を介して嵌合する方向(コネクタ嵌合方向)Aより防水ゴム栓18が収容自在になっている。このゴム栓18の両端18a,18a側にはアウタハウジング17の底壁部17cの内面及びスペーサ28の底壁部28cの外面まで延びる小径の延出部18b,18bをそれぞれ一体突出形成してある。さらに、ゴム栓18の両端18a,18a間の中央には電線20が貫通する電線挿通孔18cを形成してある。尚、ゴム栓18の中央部18dは凹凸状の略円筒状になっていて、内部に電線20が隙間なく貫通されるようになっている。他の構成は前記先行技術の防水コネクタ10″と同様であるので、同一構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0029】
以上実施形態の防水コネクタ10は、前記先行技術の防水コネクタ10″と同様の組付方法で製造されるが、図1及び図3に示すように、アウタハウジング17の各ゴム栓収容凹部19の周りの周壁部17dのゴム栓18に対するシール部分以外の部分にゴム栓露出孔17e,17f,17gをそれぞれ形成し、この各ゴム栓露出孔17e,17f,17gを周壁部17dの上下方向に一直線状に貫通するように形成すると共に、該上下方向に貫通した各ゴム栓露出孔17e,17f,17gを底壁部17cの電線挿通孔21の近傍の位置までそれぞれ延設したので、ゴム栓収容凹部19がアウタハウジング17の底壁部17cの上下方向に2段、左右方向に複段形成されている場合でも、アウタハウジング17の外部から上下方向に貫通した各ゴム栓露出孔17e,17f,17gを介してゴム栓18の装着の有無(欠品)を極めて容易に確認することができ、防水コネクタ10の組付品質の向上を図ることができる。
【0030】
また、図3〜図5に示すように、アウタハウジング17の電線挿通孔21の外側の電線挿入口より各ゴム栓収容凹部19内に浸入した水(水滴)Bを最下段側の各ゴム栓露出孔17gから外部にスムーズかつ確実に抜くことができ、各ゴム栓収容凹部19内に水Bが溜まることがない。これにより、凍結時にアウタハウジング17の周壁部17d及び底壁部17cの破損を確実に防止することができると共に、ゴム栓18による防水の信頼性を向上させることができる。
【0031】
さらに、図3に示すように、ゴム栓18の一端18a側にアウタハウジング17の底壁部17cの内面まで延びる延出部18bを一体突出形成したので、アウタハウジング17の外部から各ゴム栓露出孔17e,17f,17gを介してゴム栓18の一端18a側の延出部18bを容易に視認することができる。これにより、ゴム栓18の装着の有無(欠品)の確認を容易に行うことができ、防水コネクタ10の組付品質の向上をより一段と図ることができる。
【0032】
図6は本発明の他の実施形態の防水コネクタ10′の一部を断面で示す部分背面図である。この防水コネクタ10′のアウタハウジング17の各ゴム栓収容凹部19の周りの周壁部17dのゴム栓18に対するシール部分以外の部分には、ゴム栓露出孔17e,17f,17g,17hをそれぞれ形成してある。この各ゴム栓露出孔17e,17f,17g,17hは周壁部17dの上下方向に一直線状に貫通するように形成してあると共に、該上下方向に貫通した各ゴム栓露出孔17e,17f,17g,17hは底壁部(一壁部)17cの電線挿通孔21の近傍の位置までそれぞれ延設してある。尚、他の構成は、前記実施形態の防水コネクタ10と同様であるので、同一構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0033】
この防水コネクタ10′では、前記防水コネクタ10と同様の作用効果を奏する。即ち、ゴム栓収容凹部19がアウタハウジング17の底壁部17cの上下方向に3段、左右方向に複段形成されている場合でも、アウタハウジング17の外部から上下方向に貫通した各ゴム栓露出孔17e,17f,17g,17hを介してゴム栓18の装着の有無(欠品)を極めて容易に確認することができ、防水コネクタ10′の組付品質の向上を図ることができる。
【0034】
また、アウタハウジング17の電線挿通孔21の外側の電線挿入口より各ゴム栓収容凹部19内に浸入した水(水滴)Bを最下段側の各ゴム栓露出孔17hから外部にスムーズかつ確実に抜くことができ、各ゴム栓収容凹部19内に水Bが溜まることがない。これにより、凍結時にアウタハウジング17の周壁部17d及び底壁部17cの破損を確実に防止することができると共に、ゴム栓18による防水の信頼性を向上させることができる。
【0035】
尚、前記各実施形態によれば、ゴム栓収容凹部を形成する周壁部の上下に一対のゴム栓露出孔をそれぞれ設け、上側のゴム栓露出孔より空気を入れて下側のゴム栓露出孔より水をスムーズに抜くようにしたが、ゴム栓の装着の有無(欠品)の確認のみの場合には、周壁部の上側にのみゴム栓露出孔を設け、水を抜く場合のみの場合には、周壁部の下側にのみゴム栓露出孔を設けるようにしても良い。また、圧接端子に電線を圧接接続する場合について説明したが、端子は圧接端子に限らず、圧着端子に電線を圧着接続する場合にも前記各実施形態を適用できることは勿論である。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、コネクタハウジングの一部を構成するアウタハウジングの上下及び左右の複数のゴム栓収容凹部の周りの周壁部のゴム栓に対するシール部分以外の部分ゴム栓露出孔をそれぞれ形成したので、ゴム栓収容凹部がアウタハウジングの一壁部の上下方向及び左右方向に複段形成されている場合でも、アウタハウジングの外部からゴム栓露出孔を介してゴム栓の装着の有無を極めて容易に確認することができ、また、アウタハウジングの電線挿通孔よりゴム栓収容凹部内に浸入した水を最下段側の各ゴム栓露出孔から外部にスムーズかつ確実にくことができて凍結時に周壁部等の破損を確実に防止することができる。
【0037】
請求項2の発明によれば、ゴム栓の一端側にコネクタハウジングの一壁部の内面まで延びる延出部を形成したので、コネクタハウジングの外部からゴム栓露出孔を介してゴム栓の一端側を容易に視認することができる。これにより、ゴム栓の装着の有無の確認を容易に行うことができ、組付品質の向上をより一段と図ることができる。
【0038】
請求項3の発明によれば、ゴム栓露出孔をコネクタハウジングの周壁部の上下方向に貫通するように形成すると共に、該上下方向に貫通した各ゴム栓露出孔をコネクタハウジングの一壁部の電線挿通孔の近傍の位置までそれぞれ延設したので、コネクタハウジングの外部から上下方向に貫通した各ゴム栓露出孔を介してゴム栓の装着の有無を極めて容易に確認することができ、また、コネクタハウジングの電線挿通孔よりゴム栓収容凹部内に浸入した水を下側のゴム栓露出孔から外部にスムーズかつ確実に抜くことができて凍結時に周壁部等の破損を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の防水コネクタの組み付け完了状態を示す断面図である。
【図2】上記防水コネクタの組み付け前の状態を示す断面図である。
【図3】上記防水コネクタの要部の部分断面図である。
【図4】上記防水コネクタの要部の一部を断面で示す部分背面図である。
【図5】上記防水コネクタの要部の部分斜視図である。
【図6】本発明の他の実施形態の防水コネクタの一部を断面で示す部分背面図である。
【図7】先行技術の防水コネクタの組み付け前の状態を示す断面図である。
【図8】上記先行技術の防水コネクタの組み付け前の状態を一部断面で示す斜視図である。
【図9】(a)は上記先行技術の防水コネクタの組み付け前の状態を示す断面図、(b)は同防水コネクタのアウタハウジングにスペーサを嵌合した状態を示す断面図、(c)は同アウタハウジングとスペーサに電線を貫通させた状態を示す断面図、(d)は同電線をインナハウジングの端子収容室に収容された端子に接続した状態を示す断面図、(e)は同防水コネクタの組み付け完了状態を示す断面図である。
【図10】上記先行技術の防水コネクタのインナハウジングをアウタハウジングの内部に嵌合されたスペーサに嵌め込む前の状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10,10′ 防水コネクタ
11 コネクタハウジング
12 インナハウジング
13 端子収容室
14 雌端子(端子)
17 アウタハウジング
17c 底壁部(一壁部)
17d 周壁部
17e,17f,17g,17h ゴム栓露出孔
18 ゴム栓
18a 一端
18b 延出部
19 ゴム栓収容凹部
20 電線
21 電線挿通孔
A コネクタ嵌合方向

Claims (3)

  1. コネクタハウジングに端子収容室を形成し、この端子収容室に電線を接続した端子を収容自在にすると共に、該端子収容室と前記電線とをゴム栓でシール自在にした防水コネクタにおいて、
    前記コネクタハウジングを、上下方向及び左右方向に複数の端子収容室をそれぞれ形成したインナハウジングと、このインナハウジングを内部に嵌め込むアウタハウジングとで構成し、前記端子収容室に対向する前記アウタハウジングの一壁部に電線挿通孔をそれぞれ形成すると共に、該一壁部の内側の該電線挿通孔に対向する位置にゴム栓収容凹部をそれぞれ形成し、このゴム栓収容凹部に前記インナハウジングを前記アウタハウジングの内部に嵌合する方向よりゴム栓をそれぞれ収容自在にすると共に、前記アウタハウジングの前記各ゴム栓収容凹部の周りの周壁部の前記ゴム栓に対するシール部分以外の部分にゴム栓露出孔をそれぞれ形成したことを特徴とする防水コネクタ。
  2. 請求項1記載の防水コネクタであって、
    前記ゴム栓の一端側に前記一壁部の内面まで延びる延出部を形成したことを特徴とする防水コネクタ。
  3. 請求項1記載の防水コネクタであって、
    前記ゴム栓露出孔を前記周壁部の上下方向に貫通するように形成すると共に、該上下方向に貫通した各ゴム栓露出孔を前記一壁部の前記電線挿通孔の近傍の位置までそれぞれ延設したことを特徴とする防水コネクタ。
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