JP2012119085A - 防水コネクタ - Google Patents
防水コネクタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012119085A JP2012119085A JP2010265223A JP2010265223A JP2012119085A JP 2012119085 A JP2012119085 A JP 2012119085A JP 2010265223 A JP2010265223 A JP 2010265223A JP 2010265223 A JP2010265223 A JP 2010265223A JP 2012119085 A JP2012119085 A JP 2012119085A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fitting
- cover
- connector housing
- terminal
- lance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【解決手段】複数の雌型端子金具10が装着される防水コネクタであって、雌型端子金具10を収容可能なコネクタハウジング30と、複数の雌型端子金具10を短絡させる短絡端子20と、コネクタハウジング30に装着可能なカバー50とを備え、コネクタハウジング30には、撓み変形可能なランス37が設けられ、ランス37とコネクタハウジング30との間には、ランス37の撓み空間40が設けられており、カバー50には、撓み空間40に収容される嵌合部54と、コネクタハウジング30に設けられた係止突起33と係止可能な弾性係止片52とが設けられており、雌型端子金具10が半挿入状態では、ランス37が撓み空間40に撓んだ状態となって、嵌合部54とランス37とが干渉し、係止突起33と弾性係止片52とが係止できなくなることを特徴とする。
【選択図】図11
Description
前記一対の係止部は、前記コネクタハウジングにおける同コネクタハウジングの装着方向と直交する横方向両端に位置する両側面から突出する一対の係止突起であって、前記一対の被係止部は、前記カバーにおける前記カバーの装着方向と直交する横方向両端に位置して前記コネクタハウジングを横方向両側から挟み込むように弾性的に撓み変形可能に設けられた一対の弾性係止片であって、前記弾性係止片には、係止孔が設けられており、前記弾性係止片は前記カバーと前記コネクタハウジングとの装着過程において、前記係止突起に乗り上げて弾性変形し、前記カバーと前記コネクタハウジングとが正規の装着位置に至ると、前記係止突起が前記係止孔に収容されて弾性復帰することで、前記カバーと前記コネクタハウジングとを正規の装着位置に保持する構成としてもよい。
このような構成によると、端子金具の半挿入を検知する嵌合部をシール部材を保持する保持部として兼用することができる。これにより、カバーにシール部材を保持する保持部を別途設けることなく、フード部の内周面と嵌合部の外周面との間をシールすることができ、部品点数を低減させると共に、カバーを小型化することができる。
このような構成によると、端子金具の半挿入を検知する嵌合部を端子金具を二重係止するリテーナとして兼用することができ、リテーナを別途設ける必要がない。これにより、防水コネクタ全体を小型化することができる。
このような構成によると、端子金具を正規の挿入位置に挿入した後にカバーを嵌合初期位置から嵌合完了位置に変位させるだけで、カバーとコネクタハウジングとを正規の装着位置に組み付けることができ、カバーとコネクタハウジングとの向きを逐一確認してカバーをコネクタハウジングに組み付ける場合に比べて、カバーとコネクタハウジングとの組み付け作業性を向上させることができる。
このような構成によると、嵌合初期位置にあるカバーが抜け方向に移動することが規制されていることは勿論、嵌合初期位置にあるカバーが意図せずに嵌合完了位置に向かって移動することを規制し、カバーをコネクタハウジングに対して嵌合初期位置に保持することができる。
このような構成によると、嵌合初期位置で正規の装着姿勢に保持されたカバーに対して傾いた姿勢となるように外力が作用した際に、係止溝における装着方向前端部と、保持突起とが当接することで、コネクタハウジングに対してカバーが傾いた姿勢となることを規制することができる。
このような構成によると、覆い壁によって嵌合部を覆うことができるので、嵌合部に他の部材が接触するなどして、嵌合部が破損することを抑制することができる。また、両弾性係止片が覆い壁に連結されているため、両弾性係止片を覆い壁によって補強することができる。また、覆い壁によって嵌合部が覆われているため、嵌合部に埃などの異物が付着することを抑制することができる。
このような構成によると、カバーが嵌合初期位置又は嵌合完了位置の何れの位置に配されている場合においても、検知孔からシール部材が装着されているか否か確認することができる。
本発明の一実施形態ついて図1乃至図11を参照しながら説明する。
本実施形態に係る防水コネクタは、図3及び図10に示すように、電線Wに接続された複数の雌型端子金具(本発明の「端子金具」に相当する)10を収容可能なコネクタハウジング30と、複数の雌型端子金具10が接続される短絡端子20と、コネクタハウジング30に装着されるカバー50と、コネクタハウジング30とカバー50との間をシールするゴムリング(本発明の「シール部材」に相当する)70と、を備えて構成されている。尚、以下の説明において「前」及び「後」とは、コネクタハウジング30とカバー50とを装着させるための操作方向の前側及び後側をいう。
蓋部51の前側には前方に向かって延びる嵌合部54が形成されている。また、蓋部51は、嵌合部54の基端側に連設されて、フード部31の嵌合方向前端部に当接可能とされている。嵌合部54は、大まかには平板状をなし、先端に向かうほど板厚寸法が小さくなるように形成されている。また、嵌合部54における前後方向略中央部よりも前方部分は、コネクタハウジング30の端子収容部32における凹部39に嵌合可能な凹部嵌合部55とされている。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(2)上記実施形態では、嵌合部54にゴムリング70を装着した構成としたが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、例えば、ゴムリング70を別途保持する保持部を設ける構成としてもよい。
(4)上記実施形態では、弾性係止片52をフード部31の係止突起33に当接させることで、カバー50が嵌合初期位置から意図せずに嵌合完了位置に向かって移動することを規制するように構成したが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。例えば、保持突起34の前方に仮係止用の突起を設け、覆い壁53の係止溝61の中央に突起と係止可能な仮係止用突起を設けるなどしてカバー50の移動を規制するようにしてもよい。
20 :短絡端子
30 :コネクタハウジング
31 :フード部
33 :係止突起(係止部)
34 :保持突起
37 :ランス
40 :撓み空間
50 :カバー
51 :蓋部
52 :弾性係止片(被係止部)
52A:係止孔
53 :覆い壁
54 :嵌合部
58 :検知孔
61 :係止溝
70 :ゴムリング(シール部材)
Claims (9)
- 複数の端子金具を短絡させる防水コネクタであって、
前方に開口するフード部を有しこのフード部の後方にて前記複数の端子金具を収容可能な端子収容部が設けられたコネクタハウジングと、
前記フード部の開口部を塞ぐように前記コネクタハウジングに装着されるカバーとを備え、
前記端子収容部には、同端子収容部の内壁から片持ち状に延出され弾性的に撓み変形可能なランスが設けられ、前記ランスと前記端子収容部の内壁との間には、前記ランスの撓み空間が設けられており、
前記ランスは、前記端子収容部に前記端子金具を挿入する過程において、前記端子金具に押圧されて前記撓み空間内に撓み変形し、前記端子金具が正規の挿入位置に挿入された正規挿入状態に至ることで弾性復帰して、前記端子金具と係止するように構成されており、
前記カバーには、前記フード部内に嵌合して前記撓み空間に収容される嵌合部と、前記嵌合部が前記フード部に対して正規の嵌合位置に嵌合された際に、前記コネクタハウジングに設けられた係止部と係止可能な被係止部とが設けられており、
前記端子金具が前記正規挿入状態に至る前の半挿入状態では、前記ランスが前記撓み空間に撓んだ状態となって、前記嵌合部と前記ランスとが干渉することで、前記係止部と前記被係止部とが係止できなくなることを特徴とする防水コネクタ。 - 前記一対の係止部は、前記コネクタハウジングにおける同コネクタハウジングの装着方向と直交する横方向両端に位置する両側面から突出する一対の係止突起であって、
前記一対の被係止部は、前記カバーにおける前記カバーの装着方向と直交する横方向両端に位置して前記コネクタハウジングを横方向両側から挟み込むように弾性的に撓み変形可能に設けられた一対の弾性係止片であって、
前記弾性係止片には、係止孔が設けられており、
前記弾性係止片は前記カバーと前記コネクタハウジングとの装着過程において、前記係止突起に乗り上げて弾性変形し、前記カバーと前記コネクタハウジングとが正規の装着位置に至ると、前記係止突起が前記係止孔に収容されて弾性復帰することで、前記カバーと前記コネクタハウジングとを正規の装着位置に保持することを特徴とする請求項1記載の防水コネクタ。 - 前記嵌合部には、前記フード部の内周面と前記嵌合部の外周面とに密着して、前記フード部と前記嵌合部との間を液密状にシールするシール部材が嵌着されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の防水コネクタ。
- 前記嵌合部は、前記撓み空間に収容されることで、前記ランスが前記撓み空間へ撓み変形できないように規制することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の防水コネクタ。
- 前記カバーは、前記嵌合部が前記フード部内に浅く嵌合した嵌合初期位置と、前記嵌合部が前記フード部に対して正規の嵌合位置に嵌合した嵌合完了位置との間を移動可能に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の防水コネクタ。
- 前記カバーには、前記嵌合初期位置において前記コネクタハウジングの外面に設けられた一対の保持突起が収容されることで、前記カバーを抜け止めする一対の係止溝が設けられており、
前記弾性係止片の装着方向前端部は、前記嵌合初期位置において前記係止突起と当接していることを特徴とする請求項5記載の防水コネクタ。 - 前記一対の保持突起は、前記コネクタハウジングの装着方向と直交する外面に設けられ、前記一対の係止突起の略中央部を境に反対方向にずれてそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項6記載の防水コネクタ。
- 前記カバーには、前記嵌合部を覆う覆い壁が設けられており、この覆い壁に前記両弾性係止片が連結されていることを特徴とする請求項2乃至請求項7の何れか一項に記載の防水コネクタ。
- 前記カバーには、前記フード部の開口部を覆う蓋部が設けられており、前記蓋部には、前記嵌合部に嵌着された前記シール部材に臨む検知孔が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか一項に記載の防水コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010265223A JP2012119085A (ja) | 2010-11-29 | 2010-11-29 | 防水コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010265223A JP2012119085A (ja) | 2010-11-29 | 2010-11-29 | 防水コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012119085A true JP2012119085A (ja) | 2012-06-21 |
Family
ID=46501708
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010265223A Pending JP2012119085A (ja) | 2010-11-29 | 2010-11-29 | 防水コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012119085A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014017549A1 (ja) * | 2012-07-26 | 2014-01-30 | 矢崎総業株式会社 | コネクタ |
CN104852175A (zh) * | 2015-04-28 | 2015-08-19 | 连展科技(深圳)有限公司 | 插头电连接器及其成型方法 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0794234A (ja) * | 1993-09-21 | 1995-04-07 | Ryosei Denso Kk | 防水コネクタ |
JPH08250185A (ja) * | 1995-01-13 | 1996-09-27 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | ジョイントコネクタ及びジョイントコネクタ用キャップ |
JPH11214102A (ja) * | 1998-01-29 | 1999-08-06 | Ryosei Electro Circuit Syst Ltd | ジョイントコネクタ |
JP2000348838A (ja) * | 1999-06-01 | 2000-12-15 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | ジョイントコネクタ及びジョイントコネクタの製造方法 |
JP2000353570A (ja) * | 1999-06-10 | 2000-12-19 | Yazaki Corp | 防水コネクタ |
JP2009070572A (ja) * | 2007-09-10 | 2009-04-02 | Hirose Electric Co Ltd | 防水コネクタ |
JP2010040475A (ja) * | 2008-08-08 | 2010-02-18 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | コネクタ |
JP2010177045A (ja) * | 2009-01-29 | 2010-08-12 | Autonetworks Technologies Ltd | 防水ジョイントコネクタ |
-
2010
- 2010-11-29 JP JP2010265223A patent/JP2012119085A/ja active Pending
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0794234A (ja) * | 1993-09-21 | 1995-04-07 | Ryosei Denso Kk | 防水コネクタ |
JPH08250185A (ja) * | 1995-01-13 | 1996-09-27 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | ジョイントコネクタ及びジョイントコネクタ用キャップ |
JPH11214102A (ja) * | 1998-01-29 | 1999-08-06 | Ryosei Electro Circuit Syst Ltd | ジョイントコネクタ |
JP2000348838A (ja) * | 1999-06-01 | 2000-12-15 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | ジョイントコネクタ及びジョイントコネクタの製造方法 |
JP2000353570A (ja) * | 1999-06-10 | 2000-12-19 | Yazaki Corp | 防水コネクタ |
JP2009070572A (ja) * | 2007-09-10 | 2009-04-02 | Hirose Electric Co Ltd | 防水コネクタ |
JP2010040475A (ja) * | 2008-08-08 | 2010-02-18 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | コネクタ |
JP2010177045A (ja) * | 2009-01-29 | 2010-08-12 | Autonetworks Technologies Ltd | 防水ジョイントコネクタ |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014017549A1 (ja) * | 2012-07-26 | 2014-01-30 | 矢崎総業株式会社 | コネクタ |
CN104508915A (zh) * | 2012-07-26 | 2015-04-08 | 矢崎总业株式会社 | 连接器 |
CN104852175A (zh) * | 2015-04-28 | 2015-08-19 | 连展科技(深圳)有限公司 | 插头电连接器及其成型方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4463665B2 (ja) | 防水コネクタ | |
JP5835434B1 (ja) | 防水コネクタ | |
JP3928460B2 (ja) | 防水コネクタ | |
US9509076B2 (en) | Connector with front backlash preventing portions and rear backlash preventing portion that are offset circumferentially with respect to the front backlash preventing portions | |
US20120322305A1 (en) | Waterproof connector | |
WO2006054574A1 (ja) | 防水コネクタ | |
JP5818100B2 (ja) | 防水コネクタ | |
US11081829B2 (en) | Connector | |
CN110024231B (zh) | 连接器 | |
JP5729350B2 (ja) | 防水コネクタ | |
CN109004430B (zh) | 连接器 | |
JP5608406B2 (ja) | コネクタ | |
JP2013239368A (ja) | 防水コネクタ | |
JP2012014981A (ja) | 防水コネクタのシール構造 | |
US9755352B2 (en) | Waterproofing structure for connector | |
JP6057468B2 (ja) | 防水コネクタ | |
JP2012119085A (ja) | 防水コネクタ | |
JP5557035B2 (ja) | 防水コネクタ | |
JP6174428B2 (ja) | コネクタ | |
JP2006190608A (ja) | 防水コネクタ | |
JP5198107B2 (ja) | コネクタ | |
JP2011233336A (ja) | コネクタ | |
JP3823246B2 (ja) | コネクタ | |
JP2016225075A (ja) | コネクタ | |
JP5696893B2 (ja) | 防水コネクタ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130325 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131219 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140130 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140307 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20140508 |