JP3690217B2 - 貼り合せ光ディスクの製造装置及びその製造方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、DVD(Digital Versatile Disc)、−ROM、および−VIDEOの様な読み取りだけの光ディスク、情報の書き換え可能なDVD−R(Recordable)、±RW(Rewritable)、ならびに−RAM(Random Access Memory)等の製造に有効な貼り合せ光ディスクの製造装置およびその製造方法に関するものであり、簡便な手段で反りや異物の付着を防止して常に安定した貼り合せ光ディスクを製造することができるものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、レーザ光などにより光学式に記録信号を読み取ったり、あるいは書き込む光学式情報ディスクとして、2枚のディスクを重ねて貼り合せたものがあり、DVD(Digital Versatile Disc)−ROM、および−VIDEOの様な読み取りだけの光ディスクの他、情報の書き換えが可能なDVD−R(Recordable)、±RW(Rewritable)、ならびに−RAM(Random Access Memory)等がこれに当たる。
上記のDVDは厚さ0.6mm、直径120mmの2枚のプラスチックディスクを重ねて貼り合せた光ディスクである。貼り合せ材料には、ホットメルト接着剤、紫外線硬化樹脂、遅効性紫外線硬化樹脂(エポキシ樹脂)、両面粘着シート等があるが、コスト、ならびに品質の面から、アクリル系紫外線硬化樹脂が多く使用されている。この貼り合せディスクの製造方法の一例が特開平5−20714号に記載されている。
上記従来の製造方法を模式的に示すと、図1(イ)〜(ホ)のとおりである。このものにおいては、先ず、保持台21上に載置した第1のディスク11上に紫外線硬化樹脂41をシリンジ31から環状に塗布し(図1(イ))、次に第2のディスク(保護ディスク)12を重ね合わせ(図1(ロ))、保持台21を回転させながら紫外線硬化樹脂を遠心力で半径方向に延展させて広げ、接着剤が第1、第2のディスク11、12の外周端面から約5mmの位置まで広がった時点で回転を止める(図1(ハ))。その後、上記ディスクを紫外線照射域へ移動させる間に紫外線硬化樹脂がディスクの最外周端部にまで広がるので(図1、(ニ))、最終的には接着剤がディスク表面全域に薄膜状に広がった状態で紫外線が照射されて硬化し(図1(ホ))、第一、第二のディスクが接着されて、貼り合せた光ディスクが製造される。
【0003】
しかしながら、例えば上記の製造方法でDVDを製造すると、当該DVDはディスク厚さが0.6mmと薄いため、単板での機械強度が弱く、自重でその端部が100μmほど変形する。特に、書き換え可能な記録媒体を製造する場合は、この薄い(厚さ0.6mm)ディスク上に厚さ数百nmの無機系の薄膜層を形成し、更に、該無機系薄膜層の保護層として、数μm〜十数μmの紫外線硬化樹脂膜を塗布・硬化させたり、プラスチックディスクの帯電および傷防止用の厚さ数μmの紫外線硬化樹脂膜を塗布・硬化させたり、あるいは、書き換え可能な記録層を結晶化させるためにレーザを照射すると、ディスクの反りが大きく変化する。このように種々の工程を経て作られたディスク単板の反りは最大で1mmにも及ぶことがある。したがって、上記従来の製造方法(特開平5−20714号公報)だけでは、書き換え可能な光ディスクの反り規格を満足させることは出来ない。
【0004】
上記の問題点を解決するものとして、特開平9−262907号公報、特開平10−11820号公報、特開平10−199053号公報に記載されているものがある。このものは2枚の貼り合せる光ディスクを石英ガラスなどで押圧した後、または押圧しながら、上記紫外線硬化樹脂を硬化させてディスクを矯正するものである。
上記3つの従来例のうちの特開平9−262907号公報に記載されたものは、2枚のディスクを貼り合せるに当たって、前記ディスクの両方を、ディスク保持部材(石英ガラス)で保持し、少なくとも一方のディスクをもう一方のディスクに貼りあわせた後の、ディスクの厚さが全体に亘って一定の所定厚さとなるまで保持部材で押圧し、その後、当該保持部材による保持を解放してから、紫外線を照射し硬化させるものである。この方法では、貼り合せ前ディスクの反りが比較的小さいものには有効であるとしても、反りが数百μmを超えるものを貼り合せる場合は、当該保持部材の解放から紫外線照射までの時間を可及的に短くしても、ディスクの反りが戻ってしまうので、完全に矯正することは出来ない。その対策として紫外線硬化樹脂のタック力を上げると、該紫外線硬化樹脂の粘度が上昇し、所望の厚さ(約50μm)に均一に塗布することが極めて困難であるばかりでなく、該紫外線硬化樹脂のリサイクルが困難になることが容易に予想される。
【0005】
他方、特開平10−11820号公報、特開平10−199053号公報に記載されたものは、2枚のディスクを貼り合せるに当たり、2枚の平坦な石英ガラスで表裏2枚のディスクを挟み込み、押圧しながら紫外線を照射し、該紫外線硬化樹脂を硬化させるものである。これらの方法では、次の1)〜3)のような不具合がある。
1)2枚のディスクの間に紫外線硬化樹脂を挟み込み、スピナーにより該紫外線硬化樹脂を展延させた後、石英ガラスで押圧するため、ディスクの外周端部から該紫外線硬化樹脂がはみ出し、石英ガラスに付着して異物となり、この付着した異物のため貼り合せ光ディスクの品質を低下させる(具体的には、光ディスクの表面に傷を付けたり、その異物の凹凸を与えたまま接着されて、所謂、バンプ等の不良や軸方向加速度の劣化をもたらし、最終的には、光ディスクへの情報の書き込みや読み込みエラーの原因となってしまう)。
2)石英ガラスおよびディスクの平面精度が高いため、石英ガラスとディスクの間で真空吸着を起こしてしまう。これを解決するために、強制脱気等が考えられるが、結局は装置のコストが増大する。
3)特開平10−199053号公報に記載されているように、表裏2枚のディスクを挟んだ上記の石英ガラスが加熱され、経時的に温度が上昇し、この経時的な温度上昇により貼り合せ光ディスクの反りを変化させることになる。これを解決するため、石英ガラスを数枚用意して上記温度上昇による反りの影響を可及的に低減したり、あるいは、強制的にこれを冷却して上記反りを抑制する冷却機構を設けることも考えられないではないが、結局は装置のコストが増大する。
【0006】
【解決しようとする課題】
本発明の課題は、貼り合せられるディスクの反り、変形を貼り合せ光ディスクの貼り合せ工程において可及的に矯正するという問題と、同光ディスクへの異物の付着を防止するという問題とを簡便な手段によって一挙に解決して、常に安定した貼り合せ光ディスクを製造できる製造装置および製造方法を工夫することである。
【0007】
【課題解決のために講じた手段】
【解決手段1】
上記課題を解決するために講じた手段1は、貼り合せる2枚のディスク間に、紫外線硬化樹脂を介在させて、紫外線を含む光により該紫外線硬化樹脂を硬化させ、2枚のディスクを貼り合せる光学式貼り合せ光ディスクの製造装置について、
吸引装置に接続されていてディスクを吸引保持する保持台を設け、
上記保持台の上記ディスクを吸引する面に該ディスクの弾性率よりも低い弾性率の多孔性シートが重ねられており、
上記紫外線硬化樹脂を硬化させる際に、少なくとも一方のディスクの全面を吸引して保持することである。
【0008】
【作用】
吸引装置に接続された保持台に第一のディスクが真空吸着され、これにより第一のディスクの反りが矯正される。その際、第一、第二のディスク間に介在する紫外線硬化樹脂のタック力により第二のディスク(保護ディスク)の反りも矯正される。次に、紫外線ランプにより紫外線硬化樹脂が硬化されると、貼り合せ前の状態において多少の反り(例えば最大1mm程度)があってもこの反りが矯正され、矯正された状態で第一、第二の両ディスクを貼り合せて貼り合せ光ディスクが完成する。
【0009】
ディスクに対する支持面が多孔性シート表面であるので、ディスクに対する吸引力分布、ディスクに対する支持力分布を均一にすることができ、ディスクに対する支持力分布の不均一によるディスクの局部的な歪みを回避することができる。
すなわち、保持台の上に第一のディスクを直接吸着支持させると、保持台上面の吸着穴や溝部分において、ディスクが局部的に微小変形し、このため貼り合せ光ディスクの品質を低下させる(具体的には、第一のディスクの表面が微少変形し、バンプ等の不良や軸方向加速度の劣化をもたらし、最終的には、光ディスクへの情報の書き込みや読み込みエラーの原因となる)。しかし、保持台の上に多孔性シートを設置することによって上記の問題は回避される。
【0010】
また、上記多孔性シートの弾性率が、上記ディスクの弾性率よりも低いので、該ディスクを吸着したとき、多孔性シート表面が弾性変形してディスクの表面の微少な変形を抑制する。すなわち、多孔性シートの弾性率が上記ディスクと同等かあるいはこれよりも高いと、ディスクの表面に微小な変形が生じ、このため貼り合せ光ディスクの品質が低下するが、多孔性シートが緩衝材の役割を果たし、ディスク裏面に対する支持面圧力を一層均一にすることになる。
上記ディスクの厚さが厚い(例えば1mm以上の)場合はともかく、薄い場合に特に効果が大きい。
上記の第二のディスクを押し付ける力は作用しないので、紫外線硬化樹脂がディスク外周縁からはみ出すことはない。
【0011】
【実施態様1】
実施態様1は、上記解決手段1の上記多孔性シートの厚さを50μm以上にしたことである。
【作用】
上記多孔性シートがあまり薄すぎると、取り扱いが困難であり、また保持台に固定する時にシワを生じ易く、その結果、上記ディスクに対する平面支持圧が不均一になるので、貼り合せ光ディスクの品質が低下する。
しかし、多孔性シートの厚さを50μm以上にすることによって上記問題は確実に回避される。
【0012】
【実施態様2】
実施態様2は、上記解決手段1又は実施態様1の多孔性シートの気孔率を10%以上にしたことである。
【作用】
気孔率が低すぎると、第一のディスクを吸着するのに時間がかかるばかりでなく、ディスク全面に対する吸着力分布の均一化が図られず、その結果、数百μm反っているディスクをスムーズに矯正することは困難である。これに対して、気孔率が10%以上であれば上記の問題はなく、比較的迅速にかつディスク全面を均一な吸着力で吸着することができる。
なお、上記気孔率は次の式で表されるものである。
気孔率=(ポリエチレン以外の空気層の占める割合/全体の面積)×100%
【0013】
【実施態様3】
実施態様3は、上記解決手段1、実施態様1又は実施態様2における多孔性シートをその融点が70℃以上のものにしたことである。
【作用】
貼り合せ工程に運び込まれたときの第一のディスクの温度よりも多孔性シートの融点が低いと、第一のディスクの温度で当該シート表面が溶けてしまい、目詰まりを生じ、また表面が粗面化するなどのため、その機能が果たせなくなる。また、貼り合せ時の硬化発熱によりディスクの温度が上昇するが、この温度は紫外線硬化樹脂の材料グレードや塗布量の如何に関わらず、70℃以上に上がることはない。
したがって、多孔性シートをその融点が70℃以上のものとすることによって、当該シート表面が熱的に損傷されてその機能を喪失することはない。
【0014】
【実施態様4】
実施態様4は、上記解決手段1、又は実施態様1乃至実施態様3のいずれかにおける多孔性シート表面上の微細通気孔の径を500μm以下にしたことである。
【作用】
上記多孔性シートの通気孔の径が大きいと、当該通気孔にゴミや異物が詰まって通気性が阻害されるばかりでなく、詰まったゴミや異物によってディスク表面が微小に変形される恐れもある。しかし、上記通気孔の孔径が500μm以下であれば、吸気圧の高低を勘案しても特に問題が無いことが確認された。
【0015】
【解決手段2】
解決手段2は、貼り合せる2枚のディスク間に、紫外線硬化樹脂を介在させて、紫外線を含む光により該紫外線硬化樹脂を硬化させ、2枚のディスクを貼り合せてなる光学式貼り合せ光ディスクの製造装置について、
吸引装置に接続されていてディスクを吸引保持する保持台を設け、
上記保持台を中心部の円筒状のクランプエリア保持部とその他の部分とで分割構成し、クランプエリア保持部のその他の部分に対する高さを調整可能にし、
上記保持台のその他の部分における上記ディスクを吸引する面に、該ディスクの弾性率よりも低い弾性率の多孔性シートが重ねられており、
上記紫外線硬化樹脂を硬化させる際に、上記高さ調整によって一方のディスク全面を保持台上面に吸引吸着させて保持させるようにしたことである。
【0016】
【作用】
一般的な光ディスクには、数枚以上積み重ねて(スタックして)もディスク表面同士がぶつかったり、こすれたり、あるいは張り付いたりするのを避けるため、高さ約0.2〜0.3mmのリング状のスタックリングが設けられている(図5)。また、金型構造上あるいは樹脂流動上から、そのスタックリングのほぼ対向面に同じような溝が形成されている場合がある。このような形状のディスクの場合、射出成形時にセンター穴(φ15mm)打ち抜きの際に、ディスクの内周部分が局所的に変形し(図6における第一のディスク11、第二のディスク12の形状参照)、射出成形のタクトを早くするに従ってその変形が大きくなり、そのため残留応力も大きくなる。
クランプエリア保持部の高さをスペーサで調整すれば、上記のように変形した第一のディスクであっても、該ディスク下面と多孔性シート上面との間の隙間(ディスクの多孔性シートからの浮き上がり隙間)が減少するので、多孔性シート23への第一のディスク11の吸引吸着性が向上し、紫外線硬化樹脂を硬化させるときに、第一のディスクが均等に吸着されて上記変形が矯正され、反りの小さい貼り合せ光ディスクが製造される。
そして、この解決手段2は、上記作用に加え、さらに上記解決手段1と同様の作用を奏するものである。
【0017】
【実施態様1】
実施態様1は上記解決手段2におけるクランプエリア保持部の上面の高さを高さ調整機構で調整するようにしたことである。
【0018】
【実施態様2】
実施態様2は上記実施態様1における高さ調整機構としてスペーサを用い、クランプエリア保持部の下面に介在させた上記スペーサの厚さを調整することにより上記高さを調整するようにしたことである。
【作用】
スペーサの交換によってクランプエリア保持部上面の高さを調整するものであるから、上記高さ調整を簡単容易に行うことができる。
【0019】
【実施態様3】
実施態様3は、上記実施態様1の高さ調整機構として、クランプエリア保持部と保持台中心孔(クランプエリア保持部が上下動可能に嵌合されている中心孔)との間のネジ機構を用い、該ネジ機構により該クランプエリア保持部の高さを無段階で調整するようにしたことである。
【作用】
ネジ機構によりクランプエリア保持部の高さを無段階に調整出来るので、簡単容易に再現性よく調整することができる。
【0020】
【実施態様4】
実施態様4は、上記実施態様1の高さ調整機構として、クランプエリア保持部側面のラックと保持台に設けたピニオンとによるラック・ピニオン機構を用い、上記ピニオンを回動させることによって該クランプエリア保持部の高さを無段階で調整するようにしたことである。
【作用】
クランプエリア保持部の高さ調整をラック・ピニオン機構で調整するものであるから、上記高さ調整を微細にかつ再現性よく行うことができる。
【0021】
【実施例】
次いで、図面を参照しつつ実施例を説明する。
〔実施例1〕
まず、図2及び図3を参照して実施例1を説明する。この実施例は請求項1乃至請求項5(解決手段1、実施態様1乃至実施態様4)に係るものである。
図2は、従来例を示す図1の(ホ)の紫外線照射工程に相当するものである。第一のディスク11全面を吸引する保持台21上面に多孔質のプラスチック製シート23を重ね、紫外線硬化樹脂41を介在させた第一のディスク11と第二のディスク(保護ディスク)12とをセンターピン22で同心的に支持させた状態で上記プラスチック製シート23上に載せている。この装置は吸引装置24を備えていて、この吸引装置によりプラスチック製シート23の上面から保持台21の下方に吸引する。また、この装置は、従来のものと同様に紫外線ランプ32を備えている。
この実施例の場合、吸引装置24によって矢印Vに沿って大気が吸引されるので、第一のディスク11の全面が均等に多孔質のプラスチック製シート(多孔性シート)23に真空吸引されるので、第一のディスク11は多少の変形、反りが矯正されてその全面が上記プラスチック製シート23の上面に均等に密着する。このため紫外線硬化樹脂のタック力により第二のディスク12の反りも第一ディスク11の矯正に連れて矯正される。このように変形、反りが矯正された状態で、紫外線ランプにより紫外線硬化樹脂が硬化されると、変形、反りのない貼り合せ光ディスクが完成される。
保持台21には、第一のディスクを真空吸着させるために、その上面に通気孔、溝が加工されている。この通気孔の径、溝幅、溝高さについては、単に第一のディスク全面を均圧で吸着出来れば特に問題はないが、ディスクが薄いなどのために軟らかい場合は、保持台21の上に直接ディスクを載せて吸着させたとき、通気孔や溝に対応する部分においてディスクが局部的に変形し、貼り合せ光ディスクの品質を低下させる。すなわち、第一のディスクの表面が微小変形し、バンプ等の不良や、いわゆる軸方向加速度の低下をもたらし、その結果、光ディスクへの情報の書き込みや読み込みエラーの原因となるので、この実施例では、保持台の上に多孔質のプラスチックシート23を設置している。
【0022】
保持台21の材質には、ステンレス鋼が使用されているが、通気孔や溝を加工出来るものであれば、どのような金属でもよく、また、プラスチックやセラミックスでも特に問題はない。また、保持台21の材質を多孔質のセラミックスにすれば、通気孔や溝の加工が不要である。
また、第一のディスク11、第二のディスク(保護ディスク)12から外周ににじみ出た紫外線硬化樹脂を硬化させるために、保持台21の周縁にテーパ部33が有り、そのテーパ部33はミラー状に加工されていて、紫外線ランプからの光をディスクの端部に向けて効率良く反射させる機能を有している。
センターピン22は、第一のディスク11と第二のディスク(保護ディスク)12を調心させるためにテーパ状になっていて、これにより、貼り合せる2枚のディスク11,12の心ずれが30μm以下になるようにしている。
紫外線ランプ32には、キセノン(Xe)ガスが封入されたパルス発振式の渦巻管状のフラッシュランプを使用している。ただし、紫外線ランプ32は、単に紫外線硬化樹脂を硬化させるだけのエネルギー強度(あるいは照度)があればよいのであるから、上記フラッシュランプに限られるものではない。また、直線棒状のランプを使用するときは、ランプの照度ムラがあるので、保持台21をゆっくり回転させながら紫外線照射を行って、紫外線照射を均一化して紫外線硬化樹脂の硬化ムラを回避するようにすればよい。
【0023】
次に、図3を参照しつつ、前記多孔質のプラスチック製シートの実施例について説明する。
この実施例では、超高分子量のポリエチレン樹脂を使用している。ただし、多孔質のプラスチック製シートの材質については、多孔質性で、且つ以下の条件(1)〜(5)を満たすものであれば他の合成樹脂でもよい。
(1)多孔質のプラスチック製シートの厚さが50μm以上であること。
あまり薄すぎると、取り扱いが面倒であるばかりか、保持台に固定する時にシワになり易く、このために貼り合せ光ディスクの品質が低下する。
(2)上記多孔質のプラスチック製シートの弾性率が、該ディスク材料の弾性率より低いこと。
これは、該ディスクを吸着する際、ディスク表面の微少な変形を抑制する。すなわち、プラスチック製シートがディスクに対する緩衝材の役割を果たす。弾性率が該ディスク材料より高いと、貼り合せるときのディスクに微小変形が生じ、貼り合せ光ディスクの品質が低下するからである。一般的に、ディスクの材料にはPC(ポリカーボネート)やPMMA樹脂(通称:アクリル樹脂)、非晶性ポリオレフィン系樹脂、非晶性PET(ポリエチレンテレフタレート)が使用される。これらの材料によるディスクが比較的薄く(例えば1mm未満)て軟らかい場合に、これらにこの条件は必要である。
なお、多孔質のプラスチック製シートの弾性率が上記の各種ディスク材料より高くても、表面が前記ディスク材料より軟らかければ、光ディスクの品質低下に繋がらない場合もあり、また、第一のディスク11の厚さが1.0mm以上である場合は、多孔質のプラスチック製シートの弾性率の高低は特に問題にはならない。
(3)上記多孔質のプラスチック製シートの気孔率が10%以上であること。
気孔率が低すぎると、第一のディスクを吸着するのに時間がかかるばかりか、数百μm反っているディスクを十分に矯正することはできない。ここでの気孔率とは、図3中に示された走査型電子線写真像(断面部)の内、ポリエチレン以外の空気層の面積比率で定義されるもので、次式で表されるものである。
気孔率=(ポリエチレン以外の空気層の占める割合/全体の面積)×100%
例えば、多孔質のプラスチック製シート23が日東電工(株)製で、厚さが0.1mmの場合は、気孔率を20%〜40%にするのが最も適当である。
(4)上記多孔質のプラスチック製シートの融点が70℃以上であること。
この実施例の多孔質のプラスチック製シートはその融点が約130〜140℃のものを使用している。
合成樹脂を溶融成形して作られた第一のディスクは、スパッタ成膜、種々紫外線樹脂塗布・硬化などを経て、貼り合せ工程に運び込まれる。生産タクト、多孔質のプラスチック製シートの熱容量・熱伝導率や、保持台の熱容量・熱伝導率にもよるが、運び込まれた第一のディスクの温度よりも多孔質のプラスチック製シートの融点が低いと、当該シートの表面が溶けてしまい、その通気機能が阻害される。また、貼り合せ時の硬化発熱によりディスクの温度が上昇するが、この温度は紫外線硬化樹脂の材料グレードや塗布量を勘案しても、70℃以上になることはない。したがって、プラスチック製シートの融点が約130〜140℃であれば、その表面が加熱軟化することもなく、所期の通気機能を確保することができる。
(5)上記多孔質のプラスチック製シートの通気孔の径が500μm以下であること。
上記、(1)〜(4)の条件を満たすとしても、図3中に示された走査型電子線写真像(表面部)に示す空気層部の孔径が500μmを越えると、ゴミや異物がその空気層部に嵌まり込みやすくなるばかりか、第一のディスクの表面を微小変形させることもある。これは、第一のディスクを吸着する際の、吸引力の設定によってもかなり異なるが、ほぼ500μm以下であれば特に問題は無い。
通気孔の平均孔径については、ゴミ、異物の侵入回避と、ディスクに対する迅速な吸引性との兼ね合いから、10μm〜40μmとするのが望ましい。
【0024】
〔実施例2〕
図4〜図7を参照しつつ実施例2を説明する。実施例2は、請求項6乃至請求項8(解決手段2及びその実施態様1、実施態様2)に係るものである。
第一のディスクは、例えば射出成形、成膜、紫外線硬化樹脂の塗布・硬化等の種々の工程で加えられた応力により、例えば、図4に示す様に変形する。その変形量はディスク端部で最大で±1mmに及ぶこともある。図4に示された様なディスクの変形に対しては上記実施例1で容易に対応することができる。しかし、一般的な光ディスクには、数枚以上積み重ねて(スタックして)もディスク表面同士がぶつかり、こすれ合い、あるいは張り付いたりするのを避けるため、リング状で且つ高さ約0.2〜0.3mmのスタックリング14が設けられており(図5)、また、金型構造上あるいは樹脂流動上、そのスタックリングのほぼ対向面に同じような溝15が形成されている場合がある。このようなディスク形状の場合、射出成形時にセンター穴(φ15mm)を打ち抜く際に、ディスクの内周部分が局所的に変形し(図6における第一、第2のディスク11、12の形状参照)、射出成形のタクトを早くするに従ってその変形が大きくなり、そのため残留応力も大きくなる。
クランプエリア付近が局所的に変形した第一のディスクの場合においては、実施例1では、反りの大きさを所定範囲内に抑えることが困難である。このような第一のディスクを図6に示すように吸着すると、クランプエリアで屈曲してしまうという不具合が生じる。
【0025】
実施例2においては、保持台21が中心部の直径35mmの円筒状のクランプエリア保持部25とその他の部分21aとで分割構成されており、クランプエリア保持部25の高さをスペーサ26によって調整するようになっている。このスペーサによる調整代は最大1mm程度あればよい。また、スペーサ26の材質は特に限定されるものではないが、クランプエリア保持部25と同じ材質が望ましい。
また、クランプエリア保持部25の材質はステンレス鋼が使用されているが、通気孔や溝を加工出来るならば他の金属材でもよく、また金属に限らずプラスチックやセラミックスでも問題はない。さらに、クランプエリア保持部25に多孔性セラミックスを用いれば、通気孔や溝の加工は不要である。クランプエリア保持部25の高さをスペーサ26で調整すれば、第一のディスク11と多孔質のプラスチック製シート23との間の隙間が減少するので、多孔質のプラスチック製シート23への第一のディスク11の吸引吸着性が向上し、紫外線硬化樹脂を硬化させるときに、図6に示すようような第一のディスク11が図7に示すように矯正され、反りの小さい貼り合せ光ディスク(完成品)が製造される。
【0026】
〔実施例3〕
実施例3を図8を参照しつつ説明する。この実施例は請求項9(解決手段2の実施態様3)に係るものである。
この実施例ではクランプエリア保持部25の下端部にネジ27(長さ数mm)を設け、当該ネジを保持台21のその他の部分21aの底部ネジ穴に螺合させている。これでネジ式によりクランプエリア保持部25の高さを無段階に調整出来るので、上記実施例2に比して再現性が高く、また簡易に調整することが可能である。このネジ27によるクランプエリア保持部25の高さ調整代は実施例2における場合と同様に1mm程度ある。
【0027】
〔実施例4〕
また、ネジ式の高さ調整機構に代えて、クランプエリア保持部25の側面にラック歯を設け、保持台21にピニオンを設けて当該ピニオンをラック歯に噛み合わせてラック・ピニオン機構を構成し、このピニオンを保持台の外に設けた操作ノブで可動して、クランプエリア保持部25の高さを調整することもできる。ラック・ピニオン機構によるときは、比較的簡単な機構で上記高さ調整を微細に行うことができ、操作ノブ等に目盛りを付しておくことによって、調整高さを比較的容易に再現することができる。
【0028】
【効果】
本発明の効果を各請求項に対応して整理すると次のようである。
1)請求項1に係る発明の効果
請求項1の貼り合せ光ディスクの製造装置において、第一のディスクを吸着して反りを矯正する保持台と、その上面に多孔質のプラスチック製シート(多孔性シート)が設置されているので、第一のディスク全面が均一に吸着されて、成形時に生じた反りが矯正され、また、多孔質のプラスチック製シートで弾性的に第一のディスク全面が均一な吸着力で吸着されるので、第一のディスクが局部的に微小変形することがなく、上記反りを矯正することが可能である。また、従来技術のように、石英ガラスなどで押し当てて矯正するのと異なり、ディスク表面に傷などを付けることは全くない。更に、石英ガラスとディスク表面の間に異物を挟み込むおそれもないので、貼り合せ光ディスクの品質が向上し、バンプや軸方向加速度が低下することはない。
また、上記多孔質のプラスチック製シートの弾性率が、該ディスクの弾性率より低いので、該第一のディスクを吸着する際、上記プラスチック製シートの表面の微細な凹凸によりディスク表面が微小に変形することが回避される。したがって、上記微小の変形による光ディスクの軸方向加速度の低下はなく、貼り合せ光ディスクの品質の信頼性が向上する。
因みに、高速回転している光ディスクの波打ちに追従しながらピックアップを上下方向に追従させながら情報の書き込み、読取りを行うのであるが、光ディスクの表面に微小な凹凸があると、当該凹凸に追従するために必要なピックアップの上下方向加速度が大きくなる。上記の軸方向加速度の低下はこのことを意味する。上記凹凸が激しく、そのために上記の軸方向加速度が低下すると、ピックアップが追従できなくなり、書き込み、読み出しエラーを生じるようになる。
【0029】
2)請求項2に係る発明の効果
請求項2の貼り合せ光ディスクの製造装置において、該多孔質のプラスチック製シートの厚さが50μm以上であるので取り扱い易く、第一のディスクを上記保持台に装着する際に第一のディスクにしわが生じることが回避される。
【0030】
3)請求項3に係る発明の効果
請求項3の貼り合せ光ディスクの製造装置において、前記多孔質のプラスチック製シートの気孔率が10%以上なので、当該プラスチック製シートの所要の通気性が確保され、第一のディスク全面を迅速、確実に吸着させてディスクの反りを矯正することができる。
【0031】
4)請求項4に係る発明の効果
請求項4の貼り合せ光ディスクの製造装置において、上記多孔質のプラスチック製シートの融点が70℃以上であるので、紫外線硬化発熱で上記多孔質のプラスチック製シート上面が加熱軟化することはなく、第一のディスクに対する支持強度が保持され、また所要の通気性が保持される。したがって、加熱軟化による多孔質のプラスチック製シートの機能が喪失することは回避される。
【0032】
5)請求項5に係る発明の効果
請求項5の貼り合せ光ディスクの製造装置において、前記多孔質のプラスチック製シートの通気孔の径が500μm以下であるので、ゴミや異物の付着が防止され、付着したゴミや異物による光ディスクの微小変形が回避される。したがって、軸方向加速度の劣化が起こらず、貼り合せ光ディスクの品質の信頼性が向上する。
【0033】
6)請求項6乃至請求項8に係る発明の効果
請求項6乃至請求項8の貼り合せ光ディスクの製造装置において、上記請求項1に係る発明の効果に加えて、さらに次のような効果を生じる。
前記保持台がその中心のクランプエリア保持台とその他の部分とに分割構成されていてそれが分離可能であり、クランプエリア保持部のその他の部分に対する高さの調整がし易い。従って、第一のディスクのクランプエリア部が部分的に変形していてもそれをクランプエリア保持部の高さを調整することで容易に吸収することができ、貼り合せ光ディスクの部分的変形を矯正することができる。
【0034】
7)請求項9乃至請求項10に係る発明の効果
貼り合せ光ディスクの製造装置において、ネジ機構あるいはラック・ピニオン機構によって上記クランプエリア保持部の高さ調整を行うものであるから、上記高さ調整を簡単容易、かつ無段階で、再現性よく行うことができる。したがって、第一のディスクのクランプエリア部が部分的に変形していてもそれをクランプエリア保持部の高さを無段階で最適に調整して、貼り合せ光ディスクの部分的変形を容易に矯正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は従来貼り合せ光ディスクの製造方法を示す概略図である。
【図2】は本発明の実施例1の概略構成図である。
【図3】は本発明の実施例1の多孔質のプラスチック製シートの正面図および断面図である。
【図4】は第一のディスクの形状の一例の断面図である。
【図5】は第一のディスクの形状の一例の断面図である。
【図6】は光ディスク矯正の不具合例の概念図である。
【図7】は本発明の実施例2の概略構成図である。
【図8】は本発明の実施例3の概略構成図である。
【符号の説明】
11:第一のディスク
12:第二のディスク(保護ディスク)
13:貼り合せ光ディスク(完成品)
14:スタックリング
15:溝
16:センター穴(φ15mm)
21:保持台
21a:保持台を分割構造にした例のクランプエリア保持台の他の部分
22:センターピン
23:多孔質のプラスチック製シート
24:吸引装置
25:クランプエリア保持部
26:スペーサ
27:ネジ
31:シリンジ
32:紫外線ランプ
33:テーパ部
41:紫外線硬化樹脂
V:吸気経路
Claims (12)
- 貼り合せる2枚のディスク間に、紫外線硬化樹脂を介在させて、紫外線を含む光により該紫外線硬化樹脂を硬化させ、2枚のディスクを貼り合せる光学式貼り合せ光ディスクの製造装置において、
吸引装置に接続されていてディスクを吸引保持する保持台を備え、
上記保持台の上記ディスクを吸引する面に該ディスクの弾性率よりも低い弾性率の多孔性シートが重ねられており、
上記紫外線硬化樹脂を硬化させる際に、少なくとも一方のディスクの全面を吸引して保持させることを特徴とする貼り合せ光ディスクの製造装置。 - 上記多孔性シートの厚さが50μm以上である請求項1の貼り合せ光ディスクの製造装置。
- 上記多孔性シートの気孔率が10%以上である請求項1又は請求項2の貼り合せ光ディスクの製造装置。
- 上記多孔性シートの融点が70℃以上である請求項1乃至請求項3のいずれかの貼り合せ光ディスクの製造装置。
- 上記多孔性シート表面上の微細気孔の孔径が500μm以下である請求項1乃至請求項4のいずれかの貼り合せ光ディスクの製造装置。
- 貼り合せる2枚のディスク間に紫外線硬化樹脂を介在させて、紫外線を含む光により該紫外線硬化樹脂を硬化させ、2枚のディスクを貼り合せる光学式貼り合せ光ディスクの製造装置において、
吸引装置に接続されていて、ディスクを吸引保持する保持台を備え、
上記保持台を中心部の円筒状のクランプエリア保持部とその他の部分とで分割構成し、上記クランプエリア保持部のその他の部分に対する高さを調整可能にし、
上記保持台のその他の部分における上記ディスクを吸引する面に、該ディスクの弾性率よりも低い弾性率の多孔性シートが重ねられており、
上記紫外線硬化樹脂を硬化させる際に、上記高さ調整によって一方のディスクの全面を保持台上面に吸引吸着させて保持させるようにした貼り合せ光ディスクの製造装置。 - 上記クランプエリア保持部の上面の高さを高さ調整機構で調整するようにした請求項6の貼り合せ光ディスクの製造装置。
- 上記高さ調整機構としてスペーサを用い、クランプエリア保持部の下面に介在させた上記スペーサの厚さを調整することにより上記高さを調整するようにした請求項7の貼り合せ光ディスクの製造装置。
- 上記高さ調整機構としてクランプエリア保持部と保持台中心孔との間のネジ機構を用い、該ネジ機能により該クランプエリア保持部の高さを無段階で調整するようにした請求項7の貼り合せ光ディスクの製造装置。
- 上記高さ調整機構としてクランプエリア保持部側面のラック歯と保持台に設けたピニオンとによるラック・ピニオン機構を用い、上記ピニオンを回動させることによって該クランプエリア保持部の高さを無段階で調整するようにした請求項7の貼り合せ光ディスクの製造装置。
- 貼り合せる2枚のディスク間に紫外線硬化樹脂を介在させて、紫外線を含む光により上記紫外線硬化樹脂を硬化させ、これにより2枚のディスクを貼り合せる光学式貼り合せ光ディスクの製造方法において、
上記ディスクを吸引保持する保持台の面であって、該ディスクの弾性率よりも低い弾性率の多孔性シートが重ねられている面に該ディスクを載せた後、該ディスクを保持台上面に吸着させ、その後に紫外線を照射してディスクの変形を矯正しつつ上記紫外線硬化樹脂を硬化させる貼り合せ光ディスクの製造方法。 - 上記保持台のクランプエリア保持部の高さを調整して、上記ディスクの上記保持台上面への吸引吸着を促進させるようにした請求項11の貼り合せ光ディスクの製造方法。
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