JP3687777B2 - 半導体装置およびその検査方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光電変換信号を発生するフォトダイオードと光電変換信号を処理する回路を内蔵した半導体装置およびその検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ディスク装置は、近年動画などの多量のデータを高速で処理するようになってきている。例えば、DVD−ROM装置では、データの読み出し速度の高速化(等速から4倍速へ)が急速に進められており、今後は12倍速、更にはそれ以上の高速化が要求されている。DVD−ROM装置には、信号の読み出しのための受光素子(フォトダイオード)と、その受光素子(フォトダイオード)によって発生した光電変換信号の処理のための信号処理回路素子(NPNトランジスタ)とを同一チップ上に集積した光ピックアップチップが一般に使用されている。したがって、DVD−ROM装置の高速動作を実現するには、光ピックアップチップに内蔵される受光素子(フォトダイオード)の高速化が要求されている。
【0003】
従来より、光ピックアップチップに内蔵される受光素子(フォトダイオード)は、N型エピタキシャル層とP型基板との間のPN接合領域、あるいはN型エピタキシャル層とP型拡散層との間のPN接合領域を有している。前者のN型エピタキシャル層とP型基板との間のPN接合領域を有するフォトダイオードでは、基板内で発生した光キャリアが拡散によって移動するので応答速度が遅くなる。一方、後者のN型エピタキシャル層とP型拡散層との間のPN接合領域で形成されたフォトダイオードでは、N型エピタキシャル層における不純物濃度に応じて接合容量が大きくなり応答速度が遅くなるという問題点が存在する。更に、後者のN型エピタキシャル層とP型拡散層との間にPN接合領域を有するフォトダイオードをDVD−ROM装置に使用すると、DVD−ROM装置で再生光として使用される波長650nmのレーザ光の大部分が基板内に到達するために動作感度の低下が生じるおそれがある。
【0004】
このように、従来の光ピックアップでは、回路を内蔵していない単体のPIN型フォトダイオードに比較して高速動作特性が劣る傾向にある。
【0005】
以上の問題点を解決するために、いくつかの提案がされている。図7は、特開平4−271172号公報に開示されている受光素子(フォトダイオード)の構成を示している。
【0006】
この構成では、P型基板223の上にノンドープのP型第1エピタキシャル層224が形成されており、更に、信号処理回路素子(NPNトランジスタ)290の形成箇所には、P型ウェル領域226が形成されている。P型第1エピタキシャル層224の上には、N型第2エピタキシャル層225が形成されている。フォトダイオード280におけるN型第2エピタキシャル層225の表面近傍には、N+拡散領域230が形成されている。一方、信号処理回路素子290におけるN型第2エピタキシャル層225には、その表面近傍にNPNトランジスタを構成するP型領域(ベース)235、N+拡散領域(エミッタ)236、N+拡散領域(コレクタ)237がそれぞれ形成され、その下方にはN+拡散領域234が形成されている。信号処理回路素子(NPNトランジスタ)290とフォトダイオード280とは、P型第1分離拡散領域228およびP型第2分離拡散領域229からなる表面からのP型分離拡散領域227により、電気的に分離されている。
【0007】
これらの構成の上面には、酸化物層231が形成されている。そして、フォトダイオード280には、酸化物層231に設けられたコンタクトホールを介して電極配線層(カソード)232および電極配線層(アノード)233が接続されており、一方、信号処理回路素子(NPNトランジスタ)290には、同様にコンタクトホールを介して電極配線層(Al電極)238が接続されている。
【0008】
この構成では、比抵抗が約40Ωcm〜約60ΩcmであるP型基板223を使用して、P型基板223からその上のP型第1エピタキシャル層224へのオートドーピングを抑制している。また、P型第1エピタキシャル層224としてノンドープの半導体結晶層を使用することで、フォトダイオード280に形成される空乏層を、基板側に大きく広げることが可能になっている。更に、信号処理回路素子(NPNトランジスタ)290は、P型ウェル領域226と表面からの分離拡散領域227(228および229を含む)とのP型領域によって取り囲まれた構造をしているため、寄生素子からの影響が低減されている。
【0009】
このように、フォトダイオード280を高速動作させるには、P型基板223内で発生した光キャリアが拡散によって移動するのを防止するために空乏層を大きく広げる必要があり、必然的に不純物濃度が低い高比抵抗層をフォトダイオード280に使用しなければならない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
フォトダイオードの応答速度は、PN接合領域に形成される接合容量、およびフォトダイオードを構成する各部分の抵抗成分によって決定される直列抵抗に依存する。接合容量は、基板の不純物濃度が低い高比抵抗基板や高比抵抗エピタキシャル層を使用する事により、空乏層を大きくでき接合容量を小さくすることができる。前述した図7に示す従来の構造では、P型基板223の上に形成されるP型第1エピタキシャル層224の不純物濃度を低く抑える、或いはノンドープにしてその領域の抵抗を高くする事により、空乏層を大きくして接合容量が小さくされている。
【0011】
しかし、図7の構造を得るには製造工程上に問題がある。その問題とは、P型第1エピタキシャル層224上にN型第2エピタキシャル層225を成長させる際にP型ウェル領域226およびP型第1分離拡散領域228の表面からの不純物の外方拡散(アウトディフュージョン)が起ることである。外方拡散(アウトディフュージョン)が起ると、フォトダイオード280のPN接合領域であるP型第1エピタキシャル層224とN型第2エピタキシャル層225との界面に外方拡散(アウトディフュージョン)した不純物が再付着し、P型の異常拡散層が発生する。この時、P型第1エピタキシャル層224は、フォトダイオード280を高速動作させるように不純物濃度を低くしているために、構造敏感の状態であり外方拡散がわずかに起っても、フォトダイオード280のPN接合領域の空乏層の幅が狭くなり接合容量が増大する。
【0012】
すなわち、フォトダイオード280のPN接合領域であるP型第1エピタキシャル層224とN型第2エピタキシャル層225との界面に不純物が再付着しP型の異常拡散層が発生すると、PN接合領域の空乏層の幅が狭くなり接合容量が大きくなることで、フォトダイオード280の応答速度低下がおこる。
【0013】
本発明は、このような課題を解決するものであり、その目的は、P型第1エピタキシャル層とN型第2エピタキシャル層との界面に発生するP型の異常拡散層を検出し、P型の異常拡散層が生じている光ピックアップチップを除去した、高速動作のフォトダイオードを内蔵した半導体装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の半導体装置は、高比抵抗の第1導電型半導体層と、該第1導電型半導体層上に積層されたエピタキシャル層である第2導電型半導体層と、該第2導電型半導体層を、受光素子部とされる第1領域と、該第1領域に隣接し前記受光素子部の信号を処理するための信号処理回路素子部とされる第2領域とに相互に分割するとともに、該第1領域および該第2領域を他の領域から分割するために、それぞれが、前記第2導電型半導体層の表面から前記第1導電型半導体層に達するように、該第2導電型半導体層に設けられた複数の第1導電型分離拡散層と、前記第2導電型半導体層の前記第2領域に隣接する第3領域に、相互に適当な間隔をあけて配置されて、それぞれが該第2導電型半導体層の表面から前記第1導電型半導体層に達するように設けられた一対の検査用第1導電型分離拡散層と、前記各検査用第1導電型分離拡散層の表面にそれぞれ設けられた一対の第1および第2電極と、前記第2導電型半導体層の前記第3領域に定電圧を印加するために、該第3領域の表面に設けられた一対の第3および第4電極と、を備えていることを特徴とする。
【0015】
前記第1導電型半導体層における前記第2領域の下方に、前記第3領域の前記検査用第1導電型分離拡散層の一方と、前記第1および第2領域を規定する前記第1導電型分離拡散層とが接するように、第1導電型埋め込み分離拡散層が設けられていてもよい
【0016】
前記第1導電型半導体層は、該第1導電型半導体層よりも比抵抗が低い第1導電型半導体基板上に積層されたエピタキシャル層であってもよい
【0017】
前記第1導電型半導体層と前記第1導電型半導体基板との間に、前記第1導電型半導体基板よりも比抵抗が低い第1導電型埋め込み拡散層が設けられていてもよい
【0018】
前記第1導電型半導体層は、第1導電型高比抵抗半導体基板である。
【0019】
本発明の半導体装置の検査方法は、請求項1に記載の半導体装置において、前記第3電極および第4電極に定電圧を印加するとともに、前記第1電極および第2電極のそれぞれに電位差をつけて電圧を印加して、前記一対の検査用第1導電型分離拡散層間の抵抗値を測定することによって前記第1導電型半導体層と前記第2導電型半導体層との界面での不純物濃度を確認することを特徴とする。
【0020】
前記前記第3電極および第4電極に印加される電圧の値が異なっていてもよい
【0021】
前記一対の検査用第1導電型分離拡散層の一方と前記第2導電型半導体層との電圧差が、前記第2導電型半導体層とその検査用第1導電型分離拡散層とで形成される順方向のPN接合間に流れる電流値と、前記一対の検査用第1導電型分離拡散層間を流れる電流値との比1/10以下になるように前記第1〜第4の電極に印加される電圧が設定されていてもよい
【0022】
前記一対の検査用第1導電型分離拡散層間の抵抗値が、前記不純物濃度が正常である場合における前記抵抗値のバラツキの下限値よりも低い場合に前記不純物濃度を異常と判定する。
【0023】
前記第3および第4電極に0V、前記第1電極および第2電極のいずれか一方に0V、他方に3Vの電圧が印加されてもよい
【0024】
前記第1および第2電極の一方と前記第3および第4電極とが、回路部で使用する端子にそれぞれ接続されていてもよい
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
図6aは、P型異常拡散層の検出原理を説明するための半導体装置の断面図である。この構成では、P型半導体基板1の上にP型高比抵抗エピタキシャル層30が形成されている。P型高比抵抗エピタキシャル層30は、P型半導体基板1からの不純物のオートドーピングによりP型半導体基板1との界面から遠ざかるほど、厚さ方向に不純物濃度が減少するオートドープ層2と、オートドープ層2の上方にあり厚さ方向に均一な不純物濃度分布である均一濃度層3とを有している。さらに、P型高比抵抗エピタキシャル層30の上には、N型エピタキシャル層8が形成されている。N型エピタキシャル層8内には、N型エピタキシャル層8の表面から所定の深さの一対の検査用P型分離拡散領域70が、それぞれP型第1分離拡散領域7とP型第2分離拡散領域9とによって形成されており、この表面からの一対の検査用P型分離拡散領域70によりN型エピタキシャル層8が複数の領域に分離されている。また、P型第1分離拡散領域7の下部には、P型埋め込み分離拡散層4が形成されている。
【0026】
図6aに示す半導体装置では、P型高比抵抗エピタキシャル層30とN型エピタキシャル層8との界面にP型異常拡散層103が発生していない場合を示しているが、P型高比抵抗エピタキシャル層30とN型エピタキシャル層8との界面にP型異常拡散層103が発生している場合の空乏層5の広がり方を図6bに示す。図6bに示すように、P型高比抵抗エピタキシャル層30とN型エピタキシャル層8との界面にP型異常拡散層103が発生すると、P型高比抵抗エピタキシャル層30の上層部分(均一濃度層3)の比抵抗が低くなり、N型エピタキシャル層8と均一濃度層3との界面で形成されるPN接合領域において、P型異常拡散層103が発生していない場合と比較して空乏層5の幅が狭くなり接合容量が大きくなる。
【0027】
空乏層5の広がり方は、P型異常拡散層103の不純物濃度に依存する。すなわちP型異常拡散層103の不純物濃度が増加すると、空乏層5の幅は狭くなって接合容量が大きくなり、反対にP型異常拡散層103の不純物濃度が低下すると、空乏層5の幅は広くなって接合容量が小さくなる。前述したように、P型異常拡散層103が発生して空乏層5の幅が狭くなると、P型第1分離拡散領域7下部の厚み方向への空乏層5の広がりが減少するため、P型第1分離拡散領域7下部の厚み方向のP型半導体層における電流パスが広くなり、均一濃度層3の抵抗R1が小さくなる。抵抗R2はオートドープ層2の抵抗成分で、抵抗R3はP型半導体基板1の抵抗成分で、抵抗R4はP型埋め込み分離拡散層4の抵抗成分とオートドープ層2がP型埋め込み分離拡散層4に接触する領域の抵抗成分との合成抵抗あり、P型異常拡散層103の発生の有無に関らずそれぞれの抵抗値は一定である。これより、表面からの一対の検査用P型分離拡散領域70の間(電極100と電極102との間)の抵抗をRdとすると、抵抗Rdは抵抗R1、抵抗R2、抵抗R3、抵抗R4の合成抵抗で表わされる。すなわち、抵抗Rdは、抵抗R2、抵抗R3、抵抗R4が常に一定であることから、P型異常拡散層103の発生の有無により抵抗値が変化する抵抗R1に比例し、抵抗Rdを測定することによってP型異常拡散層103の発生の有無が確認できる。
【0028】
したがって、P型異常拡散層103の不純物濃度変化により、表面からの一対の検査用P型分離拡散領域70の間(電極100と電極102との間)の抵抗Rdが変化するため、この抵抗Rdを測定することによってP型異常拡散層103が発生したチップを検出でき、その異常チップを除去することができる。
【0029】
図1は、本発明の実施形態である半導体装置の構成を示す断面図である。図1に示す半導体装置は、フォトダイオード80と、信号処理回路素子(NPNトランジスタ)90と、P型異常拡散層検出部110とを有している。この半導体装置は、P型半導体基板1の表面にP型高比抵抗エピタキシャル層30が形成されている。P型高比抵抗エピタキシャル層30は、P型半導体基板1からの不純物のオートドーピングによりP型半導体基板1との界面から遠ざかるほど、厚さ方向に不純物濃度が減少するオートドープ層2と、オートドープ層2の上方にあり厚さ方向に均一な不純物濃度分布である均一濃度層3とを有している。さらに、P型高比抵抗エピタキシャル層30の上には、N型エピタキシャル層8が形成されている。N型エピタキシャル層8内には、N型エピタキシャル層8の表面から所定の深さのP型分離拡散領域70がP型第1分離拡散領域7とP型第2分離拡散領域9とで形成されており、この表面からのP型分離拡散領域70によりN型エピタキシャル層8が複数の領域に分離されている。
【0030】
表面からのP型分離拡散領域70により複数の領域に分離されているN型エピタキシャル層8の任意の領域には、N型エピタキシャル層8とその下のP型高比抵抗エピタキシャル層30とで形成されるPN接合領域が、フォトダイオード80の電荷発生領域になっている。フォトダイオード80を構成しているN型エピタキシャル層8の表面近傍には、カソード抵抗を下げるためのN+型拡散層22が形成されている。一方、フォトダイオード80に隣接する領域には、信号処理回路素子(NPNトランジスタ)90が設けられている。信号処理回路素子(NPNトランジスタ)90は、コレクタ抵抗を下げるN型埋め込み領域6と、N型補償拡散層10と、ベース拡散領域11と、およびエミッタ拡散領域12とを有している。
【0031】
さらに、信号処理回路素子(NPNトランジスタ)90に隣接し、フォトダイオード80の反対側の領域には、P型異常拡散層検出部110が設けられている。
【0032】
P型異常拡散層検出部110は、信号処理回路素子(NPNトランジスタ)90に設けられた表面からのP型分離拡散領域70に、隣接して設けられた表面からの検査用P型分離拡散領域70と、この表面からの検査用P型分離拡散領域70から適当な間隔をあけて、表面部分に設けられた表面からの検査用P型分離拡散領域70とを有している。信号処理回路素子(NPNトランジスタ)90に隣接して設けられた表面からの検査用P型分離拡散領域70におけるP型第1分離拡散領域7の下部は、信号処理回路素子(NPNトランジスタ)90を構成しているP型埋め込み分離拡散層4内に位置している。
【0033】
フォトダイオード80、信号処理回路素子90、およびP型異常拡散層検出部110は、前述のP型第1分離拡散領域7およびP型第2分離拡散領域9で形成される表面からのP型分離拡散領域70により電気的に分離されている。
【0034】
フォトダイオード80、信号処理回路素子90、およびP型異常拡散層検出部110の上面には、酸化シリコン膜などからなる絶縁膜層14が形成されている。
【0035】
フォトダイオード80のN型拡散層22の上側には、コンタクトホールを介してカソード電極15が形成されている。アノード電極16はP型第1分離拡散領域7およびP型第2分離拡散領域9で形成される表面からのP型分離拡散領域70の上部に接続されている。信号処理回路素子(NPNトランジスタ)90には、前述と同様にコンタクトホールを介してエミッタ拡散領域12の上部にエミッタ電極17a、ベース拡散領域11の上部にベース電極17b、N型補償拡散層10の上部にコレクタ電極17cが電気的に接続されている。さらに、P型異常拡散層検出部110は、表面からの一対の検査用P型分離拡散領域70の上部にそれぞれ電極100および電極102と、電極102の左右にそれぞれ設けられた電極101aおよび電極101bとを有している。そして、電極100、電極101a、電極101bに印加電圧0(V)、電極102には印加電圧0.3(V)とし、電極100と電極102との間の抵抗値Rdを測定することで、抵抗値Rdの大小により抵抗値Rdに対応する不純物濃度が判り、P型異常拡散層103の有無が確認できる。
【0036】
図2は、P型異常拡散層検出部110において電極100と電極102との間の抵抗Rdを測定して、N型エピタキシャル層8とその下のP型高比抵抗エピタキシャル層30との界面に発生するP型異常拡散層103の不純物濃度変化を調べた結果を示すグラフである。このグラフは、横軸にP型異常拡散層103のピーク不純物濃度、縦軸にP型異常拡散層検出部110にて測定する表面からの一対の検査用P型分離拡散領域70間(電極100と電極102との間)の抵抗値Rdを取り、ピーク不純物濃度に対する抵抗値の関係をプロットしたものである。抵抗値Rdの測定条件は、N型エピタキシャル層8上部の電極101a、電極101b、および表面からの検査用P型分離拡散層70上部の電極100には印加電圧を0(V)とし、表面からの検査用P型分離拡散層70の一方の上部の電極102は印加電圧を0.3(V)とした。このグラフより、P型異常拡散層103のピーク不純物濃度が増加するとともに、表面からの一対の検査用P型分離拡散領域70間(電極100と電極102との間)の抵抗値Rdは低下していくことが判る。この理由は、図6bに示すようにP型異常拡散層103により空乏層5の幅が狭くなり、P型第1分離拡散領域7の下部への空乏層5の広がりが減少するため、P型第1分離拡散領域7下部の厚み方向のP型半導体層における電流パスが広くなり、均一濃度層3の抵抗R1が減少しこれにともない電極100と電極102との間の抵抗Rdも減少するためである。
【0037】
図2のグラフは、さらにP型高比抵抗エピタキシャル層30の厚みが薄くなる場合にも、表面からの一対の検査用P型分離拡散領域70間、すなわち電極100と電極102との間の抵抗値Rdが低下していくことを示している。この理由は、P型高比抵抗エピタキシャル層30の厚みが薄くなると、P型第1分離拡散領域7下部の近傍までP型半導体基板1からの不純物拡散領域が接近または接触するため、P型第1分離拡散領域7下部の空乏層5の幅が狭くなることで、電流パスが広がり均一濃度層3の抵抗R1が減少し、これにともない抵抗Rdも減少するためである。P型高比抵抗エピタキシャル層30の厚みをパラメータTepiとし、P型高比抵抗エピタキシャル層30の厚みバラツキ範囲が20±2μmとすると、図2に示すように、Tepi=18μmとTepi=22μmとで挟まれた範囲で、表面からの一対の検査用P型分離拡散領域70間(電極100と電極102との間)の抵抗値Rdは、P型異常拡散層103のピーク不純物濃度に対して依存していることが明らかである。
【0038】
図2の左側には、P型異常拡散層103がない場合の表面からの一対の検査用P型分離拡散領域70間(電極100と電極102との間)の抵抗値(Rd)をP型高比抵抗エピタキシャル層30の厚みをパラメータTepiとしてプロットしている。
【0039】
P型異常拡散層103がない場合の正常な状態における抵抗値Rdのバラツキの下限は、Tepi=18μmのときで、その抵抗値Rdは46KΩである。したがって、管理基準をTepi=18μmの時Rd=46KΩ以上とすると、P型異常拡散層103の不純物濃度が4×1013atom/cm3以上発生した異常チップは、すべて検出され除去することができる。
【0040】
前述のように、管理基準は、P型異常拡散層103が無い正常チップの抵抗値Rd=46KΩ以上としたが、フォトダイオードの動作に影響がなければP型異常拡散層103の不純物濃度が1×1014atom/cm3で抵抗値Rdの管理基準を25KΩ以上としてもよい。
【0041】
図2における抵抗値Rdの測定条件は、前述したようにN型エピタキシャル層8上部の電極101a、電極101b、および表面からの検査用P型分離拡散層70上部の電極100には印加電圧を0(V)とし、表面からの検査用P型分離拡散層70の一方の上部の電極102は印加電圧を0.3(V)とした。構造的にN型エピタキシャル層8上部の電極101a、電極101bに対し表面からの検査用P型分離拡散層70の一方の上部の電極102の電位を高くすると、表面からの一対の検査用P型分離拡散領域70間の電極100と電極102との間に流れる電流に加えて、N型エピタキシャル層8と表面からの検査用P型分離拡散層70の一方とで形成されるPN接合の順方向電流が加わって流れるため、P型異常拡散層103の検出が難しくなる。このことより、表面からの検査用P型分離拡散層70の一方の上部の電極102の電位は、表面からの一対の検査用P型分離拡散領域70間の電極100と電極102との間に流れる電流に対して、N型エピタキシャル層8と表面からの検査用P型分離拡散層70の一方とで形成されるPN接合の順方向電流が1/10以下となるように設定しなければならない。
【0042】
N型エピタキシャル層8上部の電極101a、電極101b、および電極100に対する印加電圧を0(V)とし、表面からの検査用P型分離拡散層70の一方の上部の電極102の印加電圧を0.3(V)とした場合に、表面からの一対の検査用P型分離拡散領域70間の電極100と電極102との間に流れる電流値は約6.5μAであり、N型エピタキシャル層8と表面からの検査用P型分離拡散層70の一方とで形成されるPN接合の順方向電流は数nAであるため、電流比は1/100(1.0%)以下となり測定結果に与える影響はほとんど無いと考えられる。
【0043】
本実施の形態では、P型異常拡散層103を検出する方法として、N型エピタキシャル層8を定電位とし、表面からの一対の検査用P型分離拡散領域70間の電極100と電極102との間の抵抗値Rdを測定する方法を示したが、さらにN型エピタキシャル層8の印加電圧を2水準以上の条件で表面からの一対の検査用P型分離拡散領域70間の電極100と電極102との間の抵抗値Rdを測定し、その抵抗値の比をとることでP型異常拡散層103の有無を識別することも可能である。
【0044】
図3は、本発明の実施形態である半導体装置の断面図を示す。図3に示す半導体装置は、P型半導体基板1とP型高比抵抗エピタキシャル層30の間にP型埋め込み拡散層104を形成している。その他の構成は、図1に示す半導体装置と同様である。P型埋め込み拡散層104を形成することは、フォトダイオード80の厚み方向の深い部分であるP型半導体基板1中で発生した光キャリアが、P型埋め込み拡散層104の不純物プロファイルによるポテンシャルバリア効果によって光電流に寄与しなくなるため、フォトダイオード80の更なる高速化が可能となる。
【0045】
図3に示すように高速フォトダイオード80を内蔵した構造でも、図2に示したP型高比抵抗エピタキシャル層30とN型エピタキシャル層8との界面に発生するP型異常拡散層103の検出は、同様に行うことが可能である。
【0046】
図4は、本発明のさらに他の実施形態である半導体装置の断面図を示す。図4の半導体装置は、図1に示しているP型半導体基板1とP型高比抵抗エピタキシャル層30との2層を、P型高比抵抗基板105に置き換えた構成である。その他の構成は、図1に示す半導体装置と同様である。この半導体装置は、P型高比抵抗基板105を使用しておりフォトダイオード80の接合容量を低減できるとともに、図1に示すP型半導体基板1とP型高比抵抗エピタキシャル層30との2層構造を1層にできるためウエハコストも低減できるメリットを有する。
図4に示す半導体装置は、P型高比抵抗基板105とN型エピタキシャル層8との界面に発生するP型異常拡散層103の検出についても、図1の半導体装置と同等に行うことができる。
【0047】
さらに、図5に示す本発明の実施形態は、図3に示す半導体装置において、P型異常拡散層検出部110の表面からの検査用P型分離拡散領域70の上部に形成された電極100とN型エピタキシャル層8の上部形成された電極101aおよび電極101bとが、回路で使用している端子と共通配線されており、具体的には、電極100が回路のアース(GND)端子と、電極101aおよび電極101bが回路の電源(Vcc)端子と共通配線になっている。ただし、その共通配線が回路動作に支障がなければ前述の端子以外と接続してもよい。その他の構成は、図1に示す半導体装置と同様である。この実施形態は、P型異常拡散層検出部110の3つの電極を、回路で使用している端子と共通配線しているためチップ面積を小さくすることが可能となる。
【0048】
【発明の効果】
以上より、本発明の半導体装置は、P型高比抵抗エピタキシャル層を介して電気的に接続している表面からの一対の検査用P型分離拡散領域を形成して、表面からの一対の検査用P型分離拡散領域の間の抵抗値を測定することにより、N型エピタキシャル層とP型高比抵抗エピタキシャル層との界面に発生するP型異常拡散層の有無を検出できる。この結果、P型異常拡散層が生じている半導体装置を除去でき、半導体装置の歩留りが著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の半導体装置の構成を示す断面図である。
【図2】図1に示す半導体装置のN型エピタキシャル層とP型高比抵抗エピタキシャル層との界面に発生するP型異常拡散層の不純物濃度変化を調べたグラフである。
【図3】本発明の実施形態2の半導体装置の構成を示す断面図である。
【図4】本発明の実施形態3の半導体装置の構成を示す断面図である。
【図5】本発明の実施形態4の半導体装置の構成を示す断面図である。
【図6】 (a)は、本発明のP型異常拡散層の検出原理を説明するための半導体装置の断面図、(b)は、その動作説明のための断面図である。
【図7】従来の半導体装置の構成を示す断面図です。
【符号の説明】
1 P型半導体基板
2 オートドープ層
3 均一濃度層
4 P型埋め込み分離拡散層
5 空乏層
6 N型埋め込み領域
7 P型第1分離拡散領域
8 N型エピタキシャル層
9 P型第2分離拡散領域
10 N型補償拡散層
11 ベース拡散領域
12 エミッタ拡散
14 絶縁膜層
15 カソード電極
16 アノード電極
17a エミッタ電極
17b ベース電極
17c コレクタ電極
22 N型拡散層
30 P型高比抵抗エピタキシャル層
70 表面からのP型分離拡散領域
80 フォトダイオード
90 信号処理回路素子(NPNトランジスタ)
100 電極
101a 電極
101b 電極
102 電極
103 P型異常拡散層
104 P型埋め込み拡散層
105 P型高比抵抗基板
110 P型異常拡散層検出部
223 P型基板
224 P型第1エピタキシャル層
225 N型第2エピタキシャル層
227 表面からのP型分離拡散領域
228 P型第1分離拡散領域
229 P型第2分離拡散領域
230 N+拡散領域
231 酸化物層
232 電極配線層(カソード)
233 電極配線層(アノード)
234 N+拡散領域
235 P型領域(ベース)
236 N+拡散領域(エミッタ)
237 N+拡散領域(コレクタ)
238 電極配線層(Al電極)
280 フォトダイオード
290 信号処理回路素子(NPNトランジスタ)

Claims (11)

  1. 高比抵抗の第1導電型半導体層と、
    該第1導電型半導体層上に積層されたエピタキシャル層である第2導電型半導体層と、
    該第2導電型半導体層を、受光素子部とされる第1領域と、該第1領域に隣接し前記受光素子部の信号を処理するための信号処理回路素子部とされる第2領域とに相互に分割するとともに、該第1領域および該第2領域を他の領域から分割するために、それぞれが、前記第2導電型半導体層の表面から前記第1導電型半導体層に達するように、該第2導電型半導体層に設けられた複数の第1導電型分離拡散層と、
    前記第2導電型半導体層の前記第2領域に隣接する第3領域に、相互に適当な間隔をあけて配置されて、それぞれが該第2導電型半導体層の表面から前記第1導電型半導体層に達するように設けられた一対の検査用第1導電型分離拡散層と、
    前記各検査用第1導電型分離拡散層の表面にそれぞれ設けられた一対の第1および第2電極と、
    前記第2導電型半導体層の前記第3領域に定電圧を印加するために、該第3領域の表面に設けられた一対の第3および第4電極と、
    を備えていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1導電型半導体層における前記第2領域の下方に、前記第3領域の前記検査用第1導電型分離拡散層の一方と、前記第1および第2領域を規定する前記第1導電型分離拡散層とが接するように、第1導電型埋め込み分離拡散層が設けられている請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第1導電型半導体層は、該第1導電型半導体層よりも比抵抗が低い第1導電型半導体基板上に積層されたエピタキシャル層である請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記第1導電型半導体層と前記第1導電型半導体基板との間に、前記第1導電型半導体基板よりも比抵抗が低い第1導電型埋め込み拡散層が設けられている請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記第1導電型半導体層は、第1導電型高比抵抗半導体基板である請求項1に記載の半導体装置。
  6. 請求項1に記載の半導体装置において、前記第3電極および第4電極に定電圧を印加するとともに、前記第1電極および第2電極のそれぞれに電位差をつけて電圧を印加して、前記一対の検査用第1導電型分離拡散層間の抵抗値を測定することによって前記第1導電型半導体層と前記第2導電型半導体層との界面での不純物濃度を確認することを特徴とする半導体装置の検査方法。
  7. 前記前記第3電極および第4電極に印加される電圧の値が異なっている請求項6に記載の半導体装置の検査方法。
  8. 前記一対の検査用第1導電型分離拡散層の一方と前記第2導電型半導体層との電圧差が、前記第2導電型半導体層とその検査用第1導電型分離拡散層とで形成される順方向のPN接合間に流れる電流値と、前記一対の検査用第1導電型分離拡散層間を流れる電流値との比1/10以下になるように前記第1〜第4の電極に印加される電圧が設定されている請求項6に記載の半導体装置の検査方法。
  9. 前記一対の検査用第1導電型分離拡散層間の抵抗値が、前記不純物濃度が正常である場合における前記抵抗値のバラツキの下限値よりも低い場合に前記不純物濃度を異常と判定する請求項6に記載の半導体装置の検査方法。
  10. 前記第3および第4電極に0V、前記第1電極および第2電極のいずれか一方に0V、他方に3Vの電圧が印加される請求項8に記載の半導体装置の検査方法。
  11. 前記第1および第2電極の一方と前記第3および第4電極とが、回路部で使用する端子にそれぞれ接続されている請求項6に記載の半導体装置の検査方法。
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