JP3687131B2 - 複合出力機器 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、パーソナルコンピュータ等の出力のハードコピーを生成する出力機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、パーソナルコンピュータ等の出力のハードコピーを生成する出力機器としては、電子写真方式、インクジェット方式、熱転写方式、熱昇華方式などが用いられている。そして、これらの方式を用いた印字機構を有する出力機器が、それぞれ単体で使用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した電子写真方式を用いた場合、モノクロの印字においては高速の印字が可能で、高い画質を得ることができるが、基本的に構成が複雑であり、この電子写真方式を用いてカラー出力を行うには、さらに、構成が複雑となり、装置が大型化し高価になるという欠点があった。
【0004】
一方、インクジェット方式を用いた場合、装置の基本構成が比較的簡単であり、カラー出力が可能な構成としても比較的小型で低価格な装置を実現することができる。しかし、このインクジェット方式は、専用の特殊紙を用いた場合には比較的高い解像度を実現できるが、一般的に用いられている用紙を用いた場合には、にじみを発生して、特に、テキストを印字した場合には印字品質が低下するという問題があった。また、一般的に、テキスト用の黒印字は濃度が濃く、グラフィック中の黒印字は濃度が薄い方が画質的に好ましいとされており、1種類の黒インクで対応することは困難であった。
【0005】
さらに、熱転写方式及び熱昇華方式では、比較的簡単な構成で高い印字品質の出力が得られるが、印字に伴って多量のインクリボンを消費するため、ランニングコストが高くなるという欠点があった。
【0006】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、カラー出力を可能とし、簡単な構成で、品質の高い出力結果を得ることができる複合出力機器を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明の複合出力機器は、異なる印字機構を複数個備えた複合出力機器において、電子写真印字機構を有し単独で動作可能な第一の出力手段と、インクジェット印字機構を有し単独で動作可能な第二の出力手段と、前記第一の出力手段と前記第二の出力手段とを相互に連結する連結手段と、その連結手段による連結時に、前記双方の出力手段が互いに関連して複合印字動作するように制御する制御手段と、前記第一の出力手段と前記第二の出力手段とが相互に連結されたか否かを検出する検出手段と、外部から印字情報が入力される前記出力手段に設けられ、前記検出手段が両出力手段の連結を検出したときに、前記入力された印字情報を分割するための分割手段とを備え、前記印字情報が入力された出力手段は、前記検出手段が両出力手段の連結を検出したとき、前記分割手段により分割された印字情報の中で自己の印字機構で印字しない印字情報を、別の出力手段に送信し、前記検出手段が両出力手段の連結を検出しないとき、前記入力された印字情報の全てを印字する。
【0008】
また、前記分割手段は、前記第一の出力手段に設けられ、その分割手段によって分割された別々の印字情報を、前記第一の出力手段及び第二の出力手段により各々印字出力することが望ましい。
【0009】
さらに、前記分割手段は、前記印字情報をモノクロ情報とカラー情報とに分割し、そのモノクロ情報を前記第一の出力手段によって印字出力し、カラーの情報を前記第二の出力手段によって印字出力するように構成しても良い。
【0010】
また、前記分割手段は、前記印字情報をモノクロのテキスト情報と、カラー及びグラフィック中のモノクロ情報とに分割し、そのモノクロのテキスト情報を前記第一の出力手段によって印字出力し、カラー及びグラフィック中のモノクロ情報を前記第二の出力手段によって印字出力するように構成しても良い。
【0011】
そして、前記連結手段による連結時には、前記第二の出力手段を前記第一の出力手段に対して下流側に配置し、前記第一の出力手段による印字出力がなされた後に、前記第二の出力手段による印字出力を行うように構成することが望ましい。
【0012】
また、前記第一の出力手段及び前記第二の出力手段は、それぞれ印字された記録媒体が排出される排出口と、記録媒体が挿入される挿入口とを有し、前記第一の出力手段による印字出力がなされた記録媒体は、第一の出力手段の排出口から排出されると共に、第二の出力手段の挿入口に連続して挿入されるように構成しても良い。
【0013】
さらに、前記検出手段により両出力手段が連結されたことが検出された場合、前記第一の出力手段による出力速度を、単独で動作している場合よりも遅くすることが望ましい。
【0014】
そして、前記検出手段は、前記第一の出力手段と第二の出力手段とが連結されたことが検出された場合に、前記電子写真印字機構に対して信号を出力する感知部を備えていることが望ましい。
【0015】
【作用】
上記の構成を有する複合出力機器によれば、異なる印字機構を複数個備えた複合出力機器において、電子写真印字機構を有し単独で動作可能な第一の出力手段と、インクジェット印字機構を有し単独で動作可能な第二の出力手段と、前記第一の出力手段と前記第二の出力手段とを相互に連結する連結手段と、その連結手段による連結時に、前記双方の出力手段が互いに関連して複合印字動作するように制御する制御手段と、前記第一の出力手段と前記第二の出力手段とが相互に連結されたか否かを検出する検出手段と、外部から印字情報が入力される前記出力手段に設けられ、前記検出手段が両出力手段の連結を検出したときに、前記入力された印字情報を分割するための分割手段とを備え、前記印字情報が入力された出力手段は、前記検出手段が両出力手段の連結を検出したとき、前記分割手段により分割された印字情報の中で自己の印字機構で印字しない印字情報を、別の出力手段に送信し、前記検出手段が両出力手段の連結を検出しないとき、前記入力された印字情報の全てを印字することから、その連結手段による連結時には、制御手段が、前記双方の出力手段が互いに関連して複合印字動作するように制御するので、容易に複合出力機器を形成することができ、また、連結手段による連結がされていない時には、出力手段が入力された印字情報の全てを印字するので、出力手段を単独で用いることもできる。
【0016】
また、前記分割手段は前記第一の出力手段に設けられ、その分割手段によって分割された別々の印字情報を、前記第一の出力手段及び第二の出力手段により各々印字出力するので、それぞれの出力手段の特色を生かした高品質の出力結果を得ることができる。
【0017】
さらに、前記分割手段は、前記印字情報をモノクロ情報とカラー情報とに分割し、そのモノクロ情報を前記第一の出力手段によって印字出力し、カラーの情報を前記第二の出力手段によって印字出力するように構成しているので、比較的容易に前記印字情報を分割することができる。
【0018】
また、前記分割手段は、前記印字情報をモノクロのテキスト情報と、カラー及びグラフィック中のモノクロ情報とに分割し、そのモノクロのテキスト情報を前記第一の出力手段によって印字出力し、カラー及びグラフィック中のモノクロ情報を前記第二の出力手段によって印字出力するように構成しているので、グラフィック中のモノクロ部分も第二の出力手段によって出力することができ、自然なグラフィックの出力結果を得ることができる。
【0019】
そして、前記連結手段による連結時には、前記第二の出力手段を前記第一の出力手段に対して下流側に配置し、前記第一の出力手段による印字出力がなされた後に、前記第二の出力手段による印字出力を行うように構成しているので、第二の出力手段の出力が第一の出力手段の定着等による熱的影響を受けにくく、品質の高い印字結果を得ることができる。
【0020】
また、前記第一の出力手段及び前記第二の出力手段は、それぞれ印字された記録媒体が排出される排出口と、記録媒体が挿入される挿入口とを有し、前記第一の出力手段による印字出力がなされた記録媒体は、第一の出力手段の排出口から排出されると共に、第二の出力手段の挿入口に連続して挿入されるように構成しているので、記録媒体は前記第一の出力手段から第二の出力手段に自動的に移動し、オペレータが記録媒体を移動させる必要がない。
【0021】
さらに、前記検出手段により両出力手段が連結されたことが検出された場合、前記第一の出力手段による出力速度を、単独で動作している場合よりも遅くするように構成されているので、記録媒体が前記第一の出力手段と第二の出力手段との間で滞留することなく、スムーズな印字動作が可能になる。
【0022】
そして、前記検出手段は、前記第一の出力手段と第二の出力手段とが連結されたことが検出された場合に、前記電子写真印字機構に対して信号を出力する感知部を備えているので、この信号に基づいて、容易に両出力手段の連結を検出することができ、前記電子写真印字機構の動作を確実に切り替えることができる。
【0023】
【実施例】
以下、本発明の複合出力機器を具体化した実施例について図面を参照して説明する。
【0024】
まず、第一の実施例の複合出力機器の斜視図を図1に、ブロック図を図2にそれぞれ示す。
【0025】
図1及び図2に示すように、第一の実施例の複合出力機器10は、インクジェット印字機構12、及びそのインクジェット印字機構12を制御するインクジェット出力制御機構14を備え、単独での動作を可能とするインクジェット印字部16と、電子写真印字機構18、及びその電子写真印字機構18を制御する電子写真出力制御機構20を備え、単独での動作を可能とする電子写真印字部22とから構成され、インクジェット印字部16側に設けられた出力端子26と、電子写真印字部22側に設けられた入力端子28とをケーブル27を用いて連結することにより、インクジェット印字部16と電子写真印字部22とが電気的に接続され、複合出力が可能な状態になるように構成されている。
【0026】
そして、本実施例のインクジェット印字部16が本発明の第二の出力手段を、電子写真印字部22が本発明の第一の出力手段を、ケーブル27が本発明の連結手段をそれぞれ構成している。
【0027】
また、外部のパーソナルコンピュータ等に接続されたケーブル23が、前記インクジェット印字部16に設けられた入力端子24と接続されており、パーソナルコンピュータ等から送られる印字情報は、インクジェット印字部16の入力端子24からインクジェット出力制御機構14に入力され、さらに、インクジェット印字部16からの出力は、出力端子26から電子写真印字部22の入力端子28に送られ、電子写真出力制御機構20に入力される。
【0028】
さらに、インクジェット印字部16には、記録媒体である用紙を蓄えるペーパフィーダ30が備えられている。
【0029】
本実施例の電子写真印字部22における電子写真出力機構20の構成を図3に基づいて簡単に説明する。本実施例の電子写真印字機構18は、感光体ドラム1111、その感光体ドラム111を一様に帯電する帯電器112、帯電された感光体ドラム111の表面を走査レーザ光等により露光して静電潜像を形成する露光器113この静電潜像を所定の極性に帯電した現像剤により顕像化する現像器114、現像された画像を用紙Pに転写する転写器115、転写画像を熱等のエネルギーを利用して定着する定着器116とから構成されている。
【0030】
このように構成された電子写真印字機構18は、前記電子写真出力制御機構20によって制御されており、帯電器112によって一様に帯電された感光体ドラム111の表面を、電子写真出力制御機構20からの画像信号に応じて、露光器113により露光することにより静電潜像を形成する。この静電潜像に従って、現像剤による画像が感光体ドラム111上に形成され、さらに、転写器115により画像が用紙Pに転写され、その転写画像が定着器116により定着されて用紙P上に画像信号に従った画像が形成される。
【0031】
続いて、本実施例のインクジェット印字部16におけるインクジェット印字機構12の構成を図4及び図5に基づいて簡単に説明する。本実施例のインクジェット印字機構12が具備するインクジェットプリントヘッド200は、図4及び図5に示すように、ノズルプレート201、圧電セラミックプレート202、カバープレート203及びインク室204を備えている。ノズルプレート201には、イエローインクが吐出するノズル201Y、マゼンダインクが吐出するノズル201M、シアンインクが吐出するノズル201C、及びブラックインクが吐出するノズル201Bkが設けられている。
【0032】
このように構成されたインクジェットプリントヘッド200は、前記インクジェット出力制御機構14によって制御され、インクジェット出力制御機構14からの画像信号に応じて、圧電セラミックプレート202のインク室204の体積が変化し、その結果、インクがノズルプレート201から吐出され、画像信号に従ったカラー画像を用紙上に形成する。
【0033】
次に、上記の構成を有する本実施例の複合出力機器10の動作について、図7に示すフローチャートに基づいて説明する。尚、インクジェット出力制御機構14による処理を図7(a)に、は電子写真出力制御機構20による処理を図7(b)にそれぞれ示す。
【0034】
また、パーソナルコンピュータ(図示せず)から送られる、テキスト情報とカラーグラフィック情報とが混在した印字情報の一例として、図6(a)に示すような印字結果を得る場合を想定する。ここで、図6(a)に示す印字情報50には、カラーのテキスト情報52、モノクロのテキスト情報54、カラーグラフィック情報56が含まれている。
【0035】
パーソナルコンピュータからの印字情報50は、入力端子24を介してインクジェット出力制御機構14に入力され(ステップ60、以下S60と略称する。他のステップも同様)、このインクジェット出力制御機構14において、印字情報50がモノクロのテキスト情報54と、カラーのテキスト情報52・グラフィック情報56とに分離される(S62)。カラーのテキスト情報52・グラフィック情報56は、インクジェット出力制御機構14内のバッファ(図示せず)に蓄えられ、モノクロのテキスト情報54は、印字情報として出力端子26、ケーブル27及び入力端子28を介して電子写真印字部22の電子写真出力制御機構20へ送られる(S64)。
【0036】
図7(a)中のS64において送信されたモノクロのテキスト情報54は、電子写真出力制御機構20において受信され(図7(b)中のS70)、その受信したデータに基づいて、電子写真印字機構18によってモノクロのテキスト情報54のみが印字され(S72)、図6(b)に示すような印字結果を得る。
【0037】
次に、電子写真印字部22による印字出力がなされた用紙を、インクジェット印字部16のペーパフィーダ部30にセットすると、図7(a)に示すフローチャート中のS66において、用紙がセットされたことが確認され、インクジェット印字部16のインクジェット印字機構12によってカラーのテキスト情報52・グラフィック情報56(図6(c)の部分)が印字され(S68)、最終的に図6(a)に示す印字結果が得られ、出力が完了する。
【0038】
このように、第一の実施例によれば、単独で動作可能なインクジェット印字部16と電子写真印字部22とをケーブル27によって連結することにより、容易に複合出力機器10を形成することができる。そして、パーソナルコンピュータから送られる印字情報50をモノクロのテキスト情報54と、カラーのテキスト情報52・グラフィック情報56とに分割するように構成し、モノクロのテキスト情報54を電子写真印字部22によって印字出力し、カラーのテキスト情報52・グラフィック情報56をインクジェット印字部16によって印字出力しているので、グラフィック中のモノクロの部分についてもインクジェット印字部16によって出力することができ、自然なグラフィックの印字結果を得ることができる。また、モノクロのテキストの部分は、電子写真印字部22の特性を生かして品質の良いテキスト印字結果を得ることができる。
【0039】
また、電子写真印字部22による印字がなされた後に、インクジェット印字部16による印字を行うように構成しているので、インクジェット印字部16による印字結果が電子写真印字機構における定着等による熱的影響を受けにくく、品質の高い印字結果を得ることができる。
【0040】
続いて、第二の実施例の複合出力機器について図面に基づいて説明する。
【0041】
第二の実施例の複合出力機器の斜視図を図8に、ブロック図を図9にそれぞれ示す。
【0042】
図8及び図9に示すように、第二の実施例の複合出力機器80は、インクジェット印字機構82、及びそのインクジェット印字機構82を制御するインクジェット出力制御機構84を備え、単独での動作を可能とするインクジェット印字部86と、電子写真印字機構88、及びその電子写真印字機構88を制御する電子写真出力制御機構90を備え、単独での動作を可能とする電子写真印字部92とから構成され、インクジェット印字部16側に設けられた出力端子100と、電子写真印字部22側に設けられた入力端子102とをケーブル101を用いて連結することにより、インクジェット印字部86と電子写真印字部92とが電気的に接続され、複合出力が可能な状態になるように構成されている。
【0043】
また、外部のパーソナルコンピュータ等に接続されたケーブル101が、前記インクジェット印字部16に設けられた入力端子98と接続されており、パーソナルコンピュータ等から送られる印字情報は、インクジェット印字部86の入力端子98からインクジェット出力制御機構84に入力され、さらに、インクジェット印字部86からの出力は、出力端子100から電子写真印字部92の入力端子102に送られ、電子写真出力制御機構90に入力される。
【0044】
ここで、インクジェット印字部86と電子写真印字部92は、ケーブル101により一体的に接続された場合には複合出力機器80として機能するが、この接続時には、インクジェット印字部86の背面に設けられた突起96が、電子写真印字部92の前面に設けられた接続検出機構94に作用して、インクジェット印字部86と電子写真印字部92とが連結された状態にあることをインクジェット出力制御機構84及び電子写真出力制御機構90にて検出することができる。具体的には、前記突起96が前記接続検出機構94に挿入されると、インクジェット印字部86のインクジェット出力制御機構84、及び電子写真印字部92の電子写真出力制御機構90に信号が送られ、この信号により、インクジェット印字部86と電子写真印字部92とが連結されたことが検出される。
【0045】
そして、前記突起96及び接続検出機構94が、本発明の検出手段を構成し、特に、接続検出機構94が本発明の感知部を構成している。
【0046】
また、電子写真印字部92には記録媒体である用紙を挿入するための挿入口91、及び印字された用紙が排出される排出口104が設けられており、また、インクジェット印字部86にも電子写真印字部92において印字された用紙が挿入される挿入口81、及び印字された用紙が排出される排出口83が設けられており、前記電子写真印字部92の排出口104と、インクジェット印字部86の挿入口81とは連結されており、電子写真印字部92において印字された用紙が、そのまま自動的にインクジェット印字部86の挿入口81に送られる。
【0047】
以上の構成を有する複合出力機器80の各印字部の構成については、基本的には第一の実施例と同一であるため、詳細な説明は省略するが、接続検出機構94に関連する動作について図10のフローチャートに基づいて説明する。
【0048】
パーソナルコンピュータからの印字情報は、入力端子98を介してインクジェット出力制御機構84に入力され、インクジェット出力制御機構84は印字情報を受信すると、現在インクジェット印字部86と電子写真印字部92とが接続されているか否かを判断する(S132)。ここで、両印字部が接続されている場合は、前記接続検出機構94からインクジェット出力制御機構84に対して信号が送られるので、この信号が送られているか否かを見ることによって両印字部の接続状態を判断することができる。もし、接続されていないと判断された場合(S132:N)、印字情報はインクジェット印字部86によって全て印字される(S136)。
【0049】
また、接続されていると判断された場合は(S132:Y)、インクジェット出力制御機構84において、印字情報がモノクロ情報とカラー情報とに分離される。そして、カラー情報は、インクジェット出力制御機構84内のバッファ(図示せず)に蓄えられ、モノクロ情報は、印字情報として出力端子100、ケーブル101及び入力端子102を介して電子写真印字部92の電子写真出力制御機構88へ送られる。
【0050】
ここで、インクジェット印字部86と電子写真印字部92とが接続されると、前記接続検出機構94から電子写真出力制御機構90に対しても信号が送られ、電子写真出力制御機構90は、この信号を検出した場合、印字のプロセス速度を単独で動作する場合よりも低下させる(S134)。具体的には、インクジェット印字部86のプロセス速度よりも遅くさせる。これは、通常、電子写真印字部92のプロセス速度は、インクジェット印字部86よりも速く、両印字部が接続された状態で、電子写真印字部92を通常の速度で動作させると、インクジェット印字部86側の印字が間に合わず、両印字部の間で用紙が滞留し、複合印字動作がスムーズに行われないため、両印字部の接続時には、電子写真印字部92の印字のプロセス速度を遅くする必要がある。
【0051】
そして、送信されたモノクロ情報は、電子写真出力制御機構90において受信され、その受信したデータに基づいて、電子写真印字機構88によってモノクロ情報のみが印字され、印字された用紙は排出口104からインクジェット印字部86側に送られる。インクジェット印字機構82においては、カラー情報が印字され、モノクロ情報とカラー情報とが印字された用紙が、最終的にインクジェット印字部86の排出口83から排出される(S136)。
【0052】
このように、第二の実施例によれば、単独で動作可能なインクジェット印字部86と電子写真印字部92とをケーブル101によって連結することにより、容易に複合出力機器80を形成することができる。そして、パーソナルコンピュータから送られる印字情報をモノクロ情報とカラー情報52とに分割するように構成しているので、比較的容易な処理によって印字情報を分割することができる。
【0053】
また、電子写真印字部92による印字がなされた後に、インクジェット印字部86による印字を行うように構成しているので、インクジェット印字部86による印字結果が電子写真印字機構における定着等による熱的影響を受けにくく、品質の高い印字結果を得ることができる。
【0054】
さらに、電子写真印字部92からインクジェット印字部86への用紙の移動は、自動的に行われるので、使い勝手が良くなる。
【0055】
また、インクジェット印字部86と電子写真印字部92との連結を、突起96及び接続検出機構94によって検出し、その検出結果に基づき、電子写真印字機構88のプロセス速度を自動的に低下させるので、複合出力機器80としての出力動作をスムーズに行うことができる。
【0056】
尚、本発明の複合出力機器は、上記した実施例に限定されるものではなく、種々の変更を加えることができる。
【0057】
例えば、本実施例においては、パーソナルコンピュータからの印字情報が、インクジェット印字部側の出力制御機構に送られ、そこで分割されるように構成したが、印字情報は、電子写真印字部側の出力制御機構に送られ、そこで分割されるように構成しても良い。
【0058】
また、インクジェット印字機構82としては、通常の水溶性の染料系インクを用いた方式以外に、顔料系インク等を使用した熱溶融型インクを用いたもの等、いかなるインクジェットの方式でも利用することができる。
【0059】
さらに、電子写真の基本構成要素としては、露光系、転写系等、どのような方式を用いても本発明が有効であることはいうまでもなく、一例として現像系には、磁性2成分、磁性1.5成分、非磁性1成分等いかなる方式を用いても良く、感光体の極性はプラスでもマイナスでも良い。
【0060】
【発明の効果】
このように、本発明の複合出力機器によれば、第一の出力手段と第二の出力手段とを相互に連結する連結手段とを備え、その連結手段による連結時には、制御手段が、前記双方の出力手段が互いに関連して複合印字動作するように制御するので、簡単な構成で、カラー出力を可能とする複合出力機器を容易に形成することができ、また、必要に応じてそれぞれの出力手段を単独で用いることもでき、使い勝手が良い。
【0061】
また、外部から入力される印字情報を分割するための分割手段によって分割された別々の印字情報を、前記第一の出力手段及び第二の出力手段により各々印字出力するので、それぞれの出力手段の特色を生かした高品質の出力結果を得ることができる。
【0062】
さらに、前記第一の出力手段と第二の出力手段とが連結されたことを検出する検出手段により両出力手段が連結されたことが検出された場合、前記第一の出力手段による出力速度を、単独で動作している場合よりも遅くするように構成されているので、記録媒体が前記第一の出力手段と第二の出力手段との間で滞留することなく、スムーズな印字動作が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施例の複合出力機器の斜視図である。
【図2】第一の実施例の複合出力機器の構成を示すブロック図である。
【図3】電子写真印字部の電子写真印字機構の構成を示す図である。
【図4】インクジェット印字部のインクジェット印字機構の構成を示す図である。
【図5】インクジェット印字部のインクジェット印字機構の構成を示す図である。
【図6】複合出力機器による印字例を示す図である。
【図7】第一の実施例の複合出力機器の動作を表わすフローチャートである。
【図8】第二の実施例の複合出力機器の斜視図である。
【図9】第二の実施例の複合出力機器の構成を示すブロック図である。
【図10】第二の実施例の複合出力機器の動作を表わすフローチャートである。
【符号の説明】
10,80 複合出力機器
12,82 インクジェット印字機構
14,84 インクジェット出力制御機構
16,86 インクジェット印字部
18,88 電子写真印字機構
20,90 電子写真出力制御機構
22,92 電子写真印字部
27,101 ケーブル
94 接続検出機構
96 接続検出用突起

Claims (8)

  1. 異なる印字機構を複数個備えた複合出力機器において、
    電子写真印字機構を有し単独で動作可能な第一の出力手段と、
    インクジェット印字機構を有し単独で動作可能な第二の出力手段と、
    前記第1の出力手段と前記第二の出力手段とを相互に連結する連結手段と、
    前記連結手段による連結時に、前記双方の出力手段が互いに関連して複合印字動作するように制御する制御手段と、
    前記第一の出力手段と前記第二の出力手段とが相互に連結されたか否かを検出する検出手段と、
    外部から印字情報が入力される前記出力手段に設けられ、前記検出手段が両出力手段の連結を検出したときに、前記入力された印字情報を分割するための分割手段とを備え、
    前記印字情報が入力された出力手段は、前記検出手段が両出力手段の連結を検出したとき、前記分割手段により分割された印字情報の中で自己の印字機構で印字しない印字情報を、別の出力手段に送信し、前記検出手段が両出力手段の連結を検出しないとき、前記入力された印字情報の全てを印字することを特徴とする複合出力機器。
  2. 前記分割手段は、前記第一の出力手段に設けられ、その分割手段によって分割された別々の印字情報を、前記第一の出力手段及び第二の出力手段により各々印字出力することを特徴とする請求項1に記載の複合出力機器。
  3. 前記分割手段は、前記印字情報をモノクロ情報とカラー情報とに分割し、そのモノクロ情報を前記第一の出力手段によって印字出力し、カラーの情報を前記第二の出力手段によって印字出力するように構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の複合出力機器。
  4. 前記分割手段は、前記印字情報をモノクロのテキスト情報と、カラー及びグラフィック中のモノクロ情報とに分割し、そのモノクロのテキスト情報を前記第一の出力手段によって印字出力し、カラー及びグラフィック中のモノクロ情報を前記第二の出力手段によって印字出力するように構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の複合出力機器。
  5. 前記連結手段による連結時には、前記第二の出力手段を前記第一の出力手段に対して下流側に配置し、前記第一の出力手段による印字出力がなされた後に、前記第二の出力手段による印字出力を行うように構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の複合出力機器。
  6. 前記第一の出力手段及び前記第二の出力手段は、それぞれ印字された記録媒体が排出される排出口と、記録媒体が挿入される挿入口とを有し、前記第一の出力手段による印字出力がなされた記録媒体は、第一の出力手段の排出口から排出されると共に、第二の出力手段の挿入口に連続して挿入されることを特徴とする請求項5に記載の複合出力機器。
  7. 前記検出手段により両出力手段が連結されたことが検出された場合、前記第一の出力手段による出力速度を、単独で動作している場合よりも遅くすることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の複合出力機器。
  8. 前記検出手段は、前記第一の出力手段と第二の出力手段とが連結されたことが検出された場合に、前記電子写真印字機構に対して信号を出力する感知部を備えていることを特徴とする請求項7に記載の複合出力機器。
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