JPH11249372A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

Info

Publication number
JPH11249372A
JPH11249372A JP10055237A JP5523798A JPH11249372A JP H11249372 A JPH11249372 A JP H11249372A JP 10055237 A JP10055237 A JP 10055237A JP 5523798 A JP5523798 A JP 5523798A JP H11249372 A JPH11249372 A JP H11249372A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
image forming
image
color image
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10055237A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Takemoto
和広 竹本
Hideaki Kato
秀昭 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP10055237A priority Critical patent/JPH11249372A/ja
Publication of JPH11249372A publication Critical patent/JPH11249372A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電子写真方式のカラー画像による複写物が悪用
された場合などにおいて、特定パターンからどの装置を
使用してその複写物が形成されたかを容易に特定できる
ようにする。 【解決手段】原稿画像を読み取って赤、緑、青の3色の
画像信号を出力する画像取得手段1と、その画像信号を
画像処理して各記録色毎の画像データを出力する画像処
理手段2と、感光体ドラム3と、予め感光体ドラム3を
一様に帯電する帯電手段4と、帯電された感光体ドラム
3に各記録色毎の画像データに基づいて露光し、その感
光体ドラム3上に静電潜像を形成する露光手段5と、そ
の静電潜像を現像する現像手段6と、帯電、露光、現像
を複数回繰り返して転写紙30にカラートナー像を転写
する転写手段7と、カラー画像の形成前の転写紙30の
像形成面側に不可視光領域の波長の光のみを吸収するイ
ンクにより特定パターンを印字記録する印字記録手段1
1とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電子写真方式のカ
ラー画像に特定パターンを形成するデジタルカラー複写
機またはカラープリンタに適用して好適なカラー画像形
成装置に関する。詳しくは、本体装置のコストアップ及
び大型化を抑えつつ、電子写真方式のカラー画像の形成
前もしくは形成後の転写材に、特定のインクにより特定
パターンを印字記録して、そのカラー画像による複写物
が悪用された場合などにおいて、その特定パターンから
どの装置を使用して複写されたかを容易に特定できるよ
うにしたものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真方式のカラー画像形成装
置(以下カラーコピー機という)の画質の向上に伴い、
法律上あるいは機密上の理由等により複製を禁じている
文章(紙幣を含む)、記録物などが複製・偽造される可
能性も常に存在することになる。従って、この種の複製
・悪用に対して事件を未然に防ぐためにも、その悪用に
対して早期解決を図るためにも、カラーコピー機におい
て防止機能を備えることが好ましい。
【0003】カラーコピー機の悪用防止機能の一つとし
ては、特開平4−294682号公報の技術文献に「画
像処理装置」が開示されている。この文献による画像処
理装置によれば、再生画像からどの画像処理装置を使用
して画像を形成したかを特定できるように特定パターン
を付与することが記載されている。この方式の特定パタ
ーンに関してはカラー画像を形成する際のイエロートナ
ーで行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来方式の画
像処理装置によると、イエロートナーの消費速度が速く
なってしまい、イエロートナーのみを頻繁に補充しなけ
ればならないという煩わしさをユーザに強いることにな
る。
【0005】さらに、黒っぽい画像にイエロートナーで
特定パターンを形成すると、特定パターンが目立ち、見
た目にノイズとして認識されてしまう。そこで、イエロ
ートナーに代えて、特定パターンの画像形成のみを目的
とした特色トナーを用意し、その特色トナーに基づいて
特定パターンを別途独立して形成する方法も考えられ
る。しかし、特色トナーによる特定パターン用の現像装
置を別途取付けることになり、カラー画像形成装置(以
下本体装置という)の大幅なコストアップ及び大型化が
免れないという問題がある。
【0006】そこで、この発明は上述した課題を解決し
たものであって、本体装置のコストアップ及び大型化を
抑えつつ、電子写真方式のカラー画像による複写物が悪
用された場合などにおいて、どの装置を使用してその複
写が形成されたかを容易に特定できるようにしたカラー
画像形成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明に係るカラー画像形成装置は、画像信号に
基づいて転写材上にカラー画像を形成する電子写真方式
のカラー画像形成手段と、このカラー画像形成手段によ
るカラー画像の形成前もしくは形成後の転写材のカラー
画像形成面側に特定パターンを印字記録する印字記録手
段とを備えたことを特徴とするものである。
【0008】この発明によれば、印字記録手段によっ
て、例えば、不可視光領域の波長の光のみを吸収するイ
ンクにより特定パターンが転写材に印字記録される。従
って、電子写真方式のカラー画像にノイズを伴うことな
く、装置固有の識別番号または符号などの特定パターン
を転写材上に形成することができる。
【0009】これにより、電子写真方式のカラー画像に
よる複写物が悪用された場合などにおいて、その特定パ
ターンからどの装置を使用してその複写物が複写された
かを容易に特定することができる。また、簡易な構造の
印字記録手段を使用できるので、本体装置のコストアッ
プ及び大型化を抑えることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施形態としてのカラー画像形成装置について説
明をする。
【0011】(1)第1の実施形態 図1は、本発明の各実施形態としてのカラー画像形成装
置100の構成例を示すブロック図である。
【0012】本実施の形態では、簡易な構造の印字記録
手段を設け、電子写真方式のカラー画像の形成前もしく
は形成後の転写材に特定のインクにより特定パターンを
印字記録して、その転写材による複写物が悪用された場
合などにおいて、その特定パターンからどのカラー画像
形成装置を使用して複写されたかを容易に特定できるよ
うにしたものである。
【0013】このカラー画像形成装置100には電子写
真方式のカラー画像形成手段が設けられ、原稿20によ
るカラー画像が読み取られて赤、緑、青の3色の画像信
号に変換され、この3色の画像信号に基づいて転写材
(以下転写紙という)30上にカラー画像が形成され
る。
【0014】カラー画像形成手段は図1に示す画像取得
手段1、画像処理手段2及び感光体ドラム(像形成体)
3と、この感光体ドラム3の周辺に配設された帯電手段
4、露光手段5、現像手段6、転写手段7、定着手段
8、クリーニング手段9及び搬送手段10A、10Bと
を有している。
【0015】このカラー画像形成装置100の上部には
画像取得手段1が設けられ、原稿によるカラー画像が読
み取られ、その画像情報が赤(R)、緑(G)、青
(B)の3色の画像信号に分離されて出力される。画像
取得手段1の出力段には画像処理手段2が接続され、画
像取得手段1から入力したR,G,Bの3色の画像信号
が画像処理されて各記録色毎の画像データDinに変換さ
れる。
【0016】一方、図1に示す感光体ドラム3の左斜め
上方には帯電手段4が配設され、画像処理手段2による
画像データDinに応じたカラートナー像を形成するため
に、予め感光体ドラム3が一様に帯電される。感光体ド
ラム3の上方には画像処理手段2に接続された露光手段
5が設けられ、画像処理手段2から出力された各記録色
毎の画像データDinに基づいて感光体ドラム3が各色毎
に分解されて露光され、その感光体ドラム3上にR,
G,Bの各色再現用の静電潜像が形成される。この例で
は、感光体ドラム3が第1回転するときに、R及びG色
再現用の静電潜像が形成され、その第2回転目でR及び
B色再現用の静電潜像が形成され、その第3回転目でG
及びB色再現用の静電潜像が形成される。
【0017】感光体ドラム3の右側にはイエローY、マ
ゼンタM、シアンC及び黒Kの各トナー(現像材)が収
容された現像手段6が配設され、露光手段5によって露
光されたR,G,Bの各色に関する静電潜像が各々現像
される。この例で、現像手段6はイエロートナーYを収
容した赤、緑色用の現像器(以下イエロー現像器ともい
う)6y、マゼンタトナーM収容した緑、青色用の現像
器(以下マゼンタ現像器ともいう)6m、シアントナー
Cを有した青、赤色用の現像器(以下シアン現像器とも
いう)6c及び黒トナーKを収容した黒色用の現像器6
kを有している。黒色はイエローY、マゼンタM、シア
ンCの各トナーを重ね合わせると再現できるが、解像度
の良い黒色を表現するため、及び、カラー画像の色相を
調整するために、黒色用の現像器6kが設けられる。
【0018】この例では、感光体ドラム3の第1回転目
でイエロートナーがR及びG色再現用の静電潜像に付着
され、その第2回転目でマゼンタトナーがR及びB色再
現用の静電潜像に付着され、その第3回転目でシアント
ナーがG及びB色再現用の静電潜像に付着される。
【0019】この例で現像手段6の下方には搬送手段1
0Aが設けられ、転写紙30が感光体ドラム3下に搬送
される。この搬送手段10Aの上面側であって、現像手
段6の右側(転写紙30の供給側)には印字記録手段1
1が設けられ、搬送手段によって転写紙30が搬送され
るときに、すなわち、カラートナー像が転写紙30に転
写される前に、その転写紙30のカラー画像形成面側に
特定パターンが印字記録される。この例では印字記録手
段11には不可視光領域の波長の光のみを吸収するイン
クが使用され、このインクによって特定パターンが印字
記録される。
【0020】この印字記録手段11には、特定色のイン
クを有したインクジェットユニットを使用する。この特
定色のインクにはイエロー系のもを使用する。イエロー
は人間の目の視感度が一番低いためである。特定パター
ンは当該装置固有の識別番号または符号、当該装置を特
定することができる製造番号または符号、又は、当該装
置の製造日時を特定することができる製造番号または符
号である。
【0021】この例で、特定パターンは転写紙30の表
面またはその裏面、もしくは、その表裏面に一定周期で
繰り返し形成することが好ましく、この際の周期は紙幣
の短手幅よりも短いピッチ(長さ)であることが好まし
い。悪しくも紙幣が偽造されたとき、紙幣の短辺よりも
短い間隔であると、その紙幣に必ず特定パターンが印字
されることになり、偽造に使用したカラー画像形成装置
を素早く特定することができるからである。
【0022】また、感光体ドラム3の下方には転写手段
7が配設され、帯電、露光、現像を複数回繰り返してそ
の感光体ドラム3上に形成されたカラートナー像が、搬
送手段10Aによる転写紙30に転写される。転写手段
7の下流側には搬送手段10Bが設けられ、その終端部
には定着手段8が設けられる。定着手段8では転写紙3
0に転写されたカラートナー像が定着される。定着後の
転写紙30は複写物80となる。
【0023】この搬送手段10Bと上述の帯電手段4と
の間であって、感光体ドラム3に対向してクリーニング
手段9が設けられ、感光体ドラム3に残留したカラート
ナーがクリーニングされる。
【0024】続いて、印字記録手段11にインクジェッ
トユニット21を使用した場合について説明する。図2
は第1の実施形態としてのカラー画像形成装置100の
インクジェットユニット21の構成例を示す斜視図であ
る。図2に示すインクジェットユニット21は6つのイ
ンクジェット22A〜22Fを有しており、不可視光領
域の波長の光のみを吸収するインクを使用して転写紙3
0の表面に特定パターンを印字記録するものである。
【0025】この例では最大幅の転写紙(例えばA3サ
イズ)30の幅方向であって、紙幣の短辺よりも短いピ
ッチ(間隔)pとなるように、6つのインクジェット2
2A〜22Fが黒色用の現像器6kの後面に所定ピッチ
pで取付けられる。しかも、インクジェットユニット2
1が黒色用の現像器6kと一体化して取り扱われる。い
わゆるキャリッジ型のプリンタとは構造が異なり、イン
クジェットユニット21が現像器6kに固定されてい
る。このような構成にすると、カートリッジ化された黒
色用の現像器6kの交換時に、インクジェットユニット
21も同時に交換されるので、インク切れを生ずる前に
新たなインクジェットユニット21と自動的に交換をす
ることができる。
【0026】このインクジェット22A〜22Fには、
各々の印字ヘッド23からインクを吐出して特定パター
ンを記録するインクジェット記録方式が用いられる。各
々の印字ヘッド23には複数の印字吐出口(オリフィ
ス)が開口され、例えば、不可視光領域の波長の光のみ
を吸収するインクがピエゾ素子などの電気機械変換体に
よって吐出される。
【0027】インク吐出方式に関してはピエゾ素子の他
に、レーザ等の電磁波の熱振動を利用して印字吐出口か
らインクを吐出するもの、発熱抵抗体による熱を利用し
て印字吐出口からインクを吐出するもの(バブルジェッ
ト方式)が使用される。この例で、各々の印字ヘッド2
3には幅方向にノズルが6ドット(個)並べられてお
り、それぞれのノズルから吐出されるインクの量が転写
紙30の搬送に合わせて制御される。この制御によっ
て、転写紙30の搬送方向に沿って特定パターンが形成
される。
【0028】この例で各々の印字ヘッド23の上部には
インクタンク24が設けられ、各々のインクタンク24
には不可視光領域の波長の光のみを吸収するインクが収
容されている。次に、インクジェットユニット21で使
用するインクについて説明する。
【0029】この例では、アニオン性のインク中の色材
を不溶化処理または凝集させることができる実質的に無
色の処理液(特開平9−174823号公報)を使用す
る。
【0030】この際の処理方法に関しては、まず、特定
パターンが形成された転写紙30をアニオン性インクに
浸した後に余分のインクを洗い流す。その結果、処理液
で特定パターンが形成された部分のアニオン性インク中
の色材が耐水化され、インクの色材が用紙に付着する。
といった作用で、肉眼で容易に特定パターンが解読でき
る。これにより、特定パターンからどのカラー画像形成
装置で形成されたかを判別することができる。
【0031】図2に示すインクジェットユニット21の
上流側には図示しない給紙カセット、ピックアップロー
ラ及び搬送ローラ25A、25Bが設けられ、給紙カセ
ットからピックアップローラ及び搬送ローラ25A、2
5Bによって転写紙30が印字ヘッド23下に搬送され
るてくる。
【0032】この例では印字ヘッド23下を転写紙30
が図2に示すa方向(用紙搬送方向)に25.4mmだ
け移動する間に、印字ヘッド24の1つの印字吐出口か
ら転写紙30へ300回インクが吐出される。
【0033】また、インクジェットユニット21に対向
した転写紙30の下側にはプラテン26が設けられ、平
坦な状態で特定パターンなどが印字記録される。印字ヘ
ッド23の下流側には排出ローラ27が設けられ、給紙
ローラ25A、25Bと共に排出ローラ27によって転
写紙30が搬送されるときに、転写紙30に特定パター
ンを記録することができる。印字記録後の転写紙30は
排出ローラ27によって用紙搬送方向aに移動されて感
光体ドラム3下に搬送される。
【0034】このように本実施の形態のカラー画像形成
装置100によれば、紙幣の短辺よりも短い間隔となる
ように、6つのインクジェット22A〜22Fが黒色用
の現像器6kの後面に所定ピッチpで取付けられる。
【0035】従って、図3に示す電子写真方式のカラー
画像の形成前の転写紙30に特定のインクによって、装
置固有の識別番号または符号などの特定パターンを印字
記録することができる。図3に示すP11,P12はイ
ンクジェット22Aによる特定パターンであり、P2
1,P22はインクジェット22Bによる特定パターン
である。同様に、P61,P62はインクジェット22
Fによる特定パターンである。いずれも6ドットの印字
パターンからなり、そのカラー画像による複写物が悪用
された場合などにおいて、その特定パターンからどの装
置を使用して複写されたかを容易に特定することができ
る。この特定パターンはいわゆるモールス符号のような
ものでも良く、使用されたカラー画像形成装置が識別で
きればよい。
【0036】また、本実施の形態ではアニオン性のイン
クを用いたので、電子写真方式のカラー画像にノイズを
伴うことなく、特定パターンを転写紙30上に形成する
ことができる。この特定パターンの形成にはトナーを一
切使用しないので、従来方式のように、ある特色トナー
が片減りするという状態を防ぐことができる。
【0037】しかも、特定パターンは単色であって、単
純なパターンを一定間隔で繰り返し印字記録すれば良
い。従って、複雑なプリンタ機構のインクジェットユニ
ットを必要としないので、本体装置の大型化及びコスト
アップを避けることができる。
【0038】(2)第2の実施形態 図4は第2の実施形態としてのカラー画像形成装置10
0のインクジェットユニット31の構成例を示す斜視図
である。図4に示すインクジェットユニット31は印字
ヘッド33が上向き状態の6つのインクジェット32A
〜32Fを有しており、不可視光領域の波長の光のみを
吸収するインクもしくはイエローの特定色インクを使用
して特定パターンを転写紙30の裏面に印字記録するも
のである。
【0039】この例では第1の実施形態と同様に最大幅
の転写紙30の幅方向であって、紙幣の短辺よりも短い
ピッチ(間隔)pとなるように、6つのインクジェット
32A〜32Fが転写手段7’の上流側の側面に所定ピ
ッチpで取付けられる。転写手段7’は感光体ドラム3
の下方であって、転写紙30の搬送路の下側に設けられ
る。
【0040】しかも、インクジェットユニット31は転
写手段7’と一体化して取り扱われる。このインクジェ
ットユニット31も第1の実施形態と同様にキャリッジ
型のプリンタとは構造が異なり、インクジェットユニッ
ト31が転写手段7’に固定されている。このような構
成すると、カートリッジ化された転写手段7’の交換時
に、インクジェットユニット31も同時に交換されるの
で、インク切れを生ずる前に新たなインクジェットユニ
ット31に自動交換することができる。
【0041】このインクジェット32A〜32Fには、
印字ヘッド33が各々設けられ、各々の印字ヘッド33
からインクを吐出して転写紙30の裏面(カラー画像形
成面に対して反対側の面)に特定パターンを記録するイ
ンクジェット記録方式が用いられる。各々の印字ヘッド
33には複数の印字吐出口(オリフィス)が開口され、
不可視光領域の波長の光のみを吸収するインク又は目視
可能なイエローの特定色のインクがピエゾ素子などの電
気機械変換体によって吐出される。
【0042】インク吐出方式に関しては第1の実施形態
と同様にピエゾ素子の他に、レーザ等の電磁波の熱振動
を利用して印字吐出口からインクを吐出するもの、発熱
抵抗体による熱を利用して印字吐出口からインクを吐出
するもの(バブルジェット方式)が使用される。この例
で、各々の印字ヘッド33には幅方向にノズルが6ドッ
ト(個)並べられており、それぞれのノズルから吐出さ
れるインクの量が転写紙30の搬送に合わせて制御され
る。この制御によって、転写紙30の搬送方向に沿って
特定パターンが形成される。
【0043】図4に示すインクジェットユニット31の
上流側には図示しない給紙カセット、ピックアップロー
ラ及び給紙ローラ32A、32Bが設けられ、給紙カセ
ットからピックアップローラ及び搬送ローラ35A、3
5Bによって転写紙30が感光体ドラム3下に搬送され
るてくる。
【0044】この例では印字ヘッド33上を転写紙30
がa方向に25.4mmだけ移動する間に、印字ヘッド
33の1つの印字吐出口から転写紙30へ300回イン
クが吐出される。これにより、給紙ローラ35A、35
Bによって転写紙30が感光体ドラム3に搬送されると
きに、転写紙30の裏面に特定パターンを記録すること
ができる。従って、カラー画像が形成された転写紙30
の表面には特定パターンが形成されないので、電子写真
方式で形成されたカラー画像にノイズを伴うことがな
い。
【0045】(3)実施例 図5は本実施例としてのカラー画像形成装置100を応
用したデジタルカラー複写機200の全体構成例を示す
ブロック図である。
【0046】この例では、上述したインクジェットユニ
ット21を備え、しかも、電子写真方式のカラー画像再
生装置13を備える場合であって、インクジェッユニッ
ト21によって、先に装置固有の識別番号または符号な
どの特定パターンを転写紙30の表面に印字記録し、そ
の後、原稿20のカラー画像を形成する場合を想定す
る。
【0047】このデジタルカラー複写機(以下単に複写
機という)200は図5に示すデータバス8を有してお
り、装置固有の識別番号または符号などの特定パターン
データD1、白黒又はカラー原稿などの原稿画像データ
Din、画像処理後の原稿画像データDoutなどが転送さ
れる。このデータバス8には操作部17が接続され、コ
ピー枚数、拡大、縮小率及びコピー用紙(A3,A4,
A4R,B4,B5,B5R)等の選択や、その指定が
できるようになされている。
【0048】この複写機200には画像取得手段1を構
成する自動原稿給紙装置(Auto Document Feeder:
ADF)40及び画像読み取り部50が設けられる。こ
の自動原稿給紙装置40は電気的にデータバス8に接続
され、操作部17の指示によって原稿の両面の画像が読
み取れるようにその自動原稿給紙が行われる。
【0049】このデータバス8には画像信号処理部(画
像処理手段)15を介在して画像読み取り部50が接続
される。画像読み取り部50では原稿の白黒又はカラー
画像が読み取られ、そのR,G,Bの3色のアナログ画
像取得信号Sinが画像信号処理部15に出力される。画
像信号処理部15ではアナログ画像取得信号Sinがデジ
タルデータに変換されて各記録色毎の原稿画像データD
inが得られる。原稿画像データDinはこの時点でDRA
M12に一時格納される場合もある。その後、画像信号
処理部15は輝度分離処理などのカラー画像特有の画像
処理を行うために、DRAM12から原稿画像データD
inを読み出し、その画像処理後の原稿画像データDout
がデータバス8に出力される。
【0050】このデータバス8にはEEPROM(情報
の電気的消去及びその書き込みが可能な読み出し専用メ
モリ)18が接続され、装置固有の識別番号または製造
番号、ユーザ名(ID番号)などの特定パターンデータ
D1が登録される。特定パターンデータD1はこれらの
識別番号、製造番号及びユーザ名などをモールス符号化
したものでもよい。
【0051】上述のDRAM12及びEEPROM18
はメモリ制御装置10によって制御される。また、図1
に示した印字記録手段11としてインクジェットユニッ
ト21がデータバス8に接続され、EEPROM18か
ら読み出された特定パターンデータD1に基づいて転写
紙30に特定パターンが印字記録される。このインクジ
ェットユニット21については図2で説明した通りであ
る。
【0052】この例では更に、カラー画像はもちろん、
白黒画像の形成が可能な電子写真方式のカラー画像形成
装置13がデータバス8に接続される。このカラー画像
再生装置13には記録画像処理部16、画像書き込み部
60及びカラー画像形成部70が設けられる。記録画像
処理部16は上述のデータバス8に接続され、DRAM
12から読み出された原稿画像データDoutをユーザの
指示に応じた記録色毎に画像再生するために、例えば、
拡大、回転、編集などの画像処理が行われる。
【0053】この記録画像処理部16の出力段には光学
駆動系を有した画像書き込み部(露光手段)60が接続
され、光学駆動系によって感光体ドラム(図6参照)7
1に原稿20の記録色毎の静電潜像が形成される。ま
た、画像書き込み部60の下方にはカラー画像形成部7
0が設けられ、感光体ドラム71の静電潜像を記録色毎
に現像し転写紙30に転写した後のカラートナー像が定
着される。このカラー画像形成部70については図6で
詳述する。
【0054】更に、上述したデータバス8にはマイクロ
コンピユータ(以下マイコンという)19が接続され、
メモリ制御装置10、カラー画像再生装置13、インク
ジェットユニット21及び自動原稿給紙装置40の入出
力が中央制御される。例えば、マイコン19はモード解
析部81、管理データ保持部82、ADF制御部83、
読み取り制御部84、カラー画像再生制御部85、フィ
ニッシャ制御部86及び印字記録制御部87を有してお
り、これらのモード解析部81、管理データ保持部82
及び各々の制御部83〜87がデータバス8に接続され
る。
【0055】モード解析部81では操作部17による指
定操作から解析した操作モードが決定される。管理デー
タ保持部82では操作モードに基づく画像の読み取り制
御やその原稿記録及び地紋印字制御に必要な管理データ
が保持される。ADF制御部86では操作モードに基づ
いて自動原稿給紙装置40の入出力が制御され、読み取
り制御部84ではモード解析部81の解析結果を受けて
画像読み取り部50の入出力が制御される。再生画像制
御部85ではモード解析部81の解析結果を受けて記録
画像処理部16の入出力が制御され、フィニッシャ制御
部86ではモード解析部81の解析結果を受けてフィニ
ッシャ部90の入出力が制御される。印字記録制御部8
7ではモード解析部81の解析結果を受けてインクジェ
ットユニット21の入出力が制御される。
【0056】図6は複写機200の断面構成例を示す図
である。上述した自動原稿給紙装置40は図6に示す原
稿載置部41、ローラ42a、ローラ42b、ローラ4
3、反転ローラ44、反転部45及び排紙皿46を有し
ている。
【0057】また、画像読み取り部50は第1のプラテ
ンガラス51、第2のプラテンガラス52、光源53、
ミラー54、55、56、結像光学系57、CCD撮像
装置58及び図示しない光学駆動系を有している。カラ
ー画像形成部70は感光体ドラム71、帯電部(帯電手
段)72、現像部(現像手段)73、転写部(転写手
段)74、分離部75、クリーニング部(クリーニング
手段)76、搬送機構(搬送手段)77及び定着部(定
着手段)78を有している。この現像部73の黒色用の
現像器6kの後面にインクジェット21が設けられる。
【0058】続いて、図7を参照しならが、デジタルカ
ラー複写機200の動作を説明する。この例では原稿2
0の表裏(両面)の画像及び特定パターンを転写紙30
の表裏にコピー可能な複写機200について説明する。
先に、インクジェットユニット21によって、特定パタ
ーンを形成し、その後、カラー画像再生装置13によっ
てカラー画像を形成する場合を想定する。
【0059】まず、マイコン19は操作部17からの画
像形成指令を入力する。このとき、ユーザは例えば原稿
載置部41に原稿の第1頁目の表面を上にした状態で、
複数枚の原稿20を載せ、操作部17を使用してコピー
枚数などを指示する。
【0060】その後、メモリ制御装置10はマイコン1
9の制御命令に基づいて特定パターンデータD1をEE
PROM18から読み出しDRAM12などに待機させ
る。この特定パターンデータD1は直接、インクジェッ
トユニット21に出力してもよい。
【0061】その後、自動原稿給紙読み取り40によっ
て原稿20の白黒画像又はカラー画像を読み取る。この
とき、ADF制御部83によってローラ42a及びロー
ラ42bが駆動されると、これらのローラ42a及びロ
ーラ42bを介して繰り出された原稿20の1枚目がロ
ーラ43を介して搬送される。
【0062】そして、読み取り制御部84から制御コマ
ンドによって、画像読み取り部50の光源53から原稿
20の画像面に光が照射される。この反射光はミラー5
4,55,56によって案内され、その反射光が結像光
学系57を介してR、G,Bの各記録色毎に準備された
CCD撮像装置58に取り込まれる。これにより、各記
録色毎のCCD撮像装置58の受光面に原稿20のカラ
ー画像が結像される。
【0063】ここで、プラテンガラス51上に原稿20
の読み取り面を下に向けた状態で、その原稿20が原稿
載置部41に載置された場合には光学駆動系はプラテン
ガラス51に沿って、画像読み取り部50を走査するこ
とでR、G,Bの各記録色毎のCCD撮像装置58に取
り込まれる。
【0064】その後、読み取られた原稿20のR、G,
Bの各記録色毎のアナログ画像取得信号SinはCCD撮
像装置58から図6に示した画像信号処理部15に転送
される。画像信号処理部15ではR、G,Bの各記録色
毎の画像取得信号Sinがデジタルデータに変換されて原
稿画像データDinが得られる。その後、画像信号処理部
15では輝度分離処理などのカラー画像特有の画像処理
が行われた後に、その画像処理後の原稿画像データDou
tがデータバス8を通ってDRAM12に一時格納され
る。
【0065】なお、自動原稿給紙装置40により原稿2
0が自動給紙される操作モードの場合には、ローラ43
の周囲を原稿20が回るようになる。この場合には第2
のプラテンガラス52下に光源53とミラー54とが固
定された状態で、原稿画像が画像読み取り部50によっ
て読み取られる。
【0066】そして、原稿20の第1頁目が読み取られ
ると、今度は反転ローラ44を介して再度、ローラ43
を用いた巻き取り操作が行われ、原稿裏面の画像が画像
読み取り部50で読み取られ、そのR,G,Bの各記録
色毎のアナログ画像取得信号Sinが画像信号処理部15
に出力される。
【0067】このようにして、表面と裏面の画像が読み
取られた原稿20は、再度反転ローラ44で反転されて
表面を下に向けた状態で、排紙皿46に積載されて行
く。これと共に画像読み取り部50で、読み取られた
R,G,Bのアナログ画像取得信号Sinは画像信号処理
部15で、デジタルの原稿画像データDinに変換された
後に、輝度分離処理などのカラー画像特有の処理がなさ
れた後に、原稿20の表裏の原稿画像データDoutはデ
ータバス8を通ってDRAM12に一時格納される。こ
のDRAM12及びEEPROM18はメモリ制御装置
10によって制御される。
【0068】上述した原稿画像データDouがDRAM1
2に格納されると、この時刻に前後して、図7Dに示す
帯電期間T11において、R及びG色に関する静電潜像
を形成するために感光体ドラム71が一様に帯電される
(1回目)。この帯電期間T11の立ち上がりの後に到
来した図7Eに示す書き込み期間T21では、メモリ制
御装置10によってDRAM12から読み出されたR及
びG色に関する原稿画像データDinが記録画像処理部1
6で画像処理された後に、画像書き込み部60に出力さ
れる。原稿画像データDinは各々の原稿20の裏面から
先に記録画像処理部16から読み出される。
【0069】この画像書き込み部60内では、R及びG
色に関する原稿画像データDinに応じたレーザ光がレー
ザダイオードから感光体ドラム71上へ照射されるの
で、この感光体ドラム71に原稿20の記録色であるR
及びG色に関する静電潜像が形成される。
【0070】この書き込み期間T21の立ち上がりの後
に到来した図7Fに示すイエロー現像期間T3では、現
像部73のイエロー現像器6yによって感光体ドラム7
1が現像されるので、その感光体ドラム71上にイエロ
ートナー像が形成される。
【0071】このイエロー現像期間T3の立ち上がりの
後に到来した図7Dに示す帯電期間T12では、G及び
B色に関する静電潜像を形成するために感光体ドラム7
1が一様に帯電される(2回目)。この帯電期間T12
の立ち上がりの後に到来した図7Eに示す書き込み期間
T22では、メモリ制御装置10によってDRAM12
から読み出されたG及びB色に関する原稿画像データD
inが記録画像処理部16で画像処理された後に、画像書
き込み部60に出力される。
【0072】この画像書き込み部60内では、G及びB
色に関する原稿画像データDinに応じたレーザ光がレー
ザダイオードから感光体ドラム71上へ照射されるの
で、この感光体ドラム71に原稿20の記録色であるG
及びB色に関する静電潜像が形成される。
【0073】この書き込み期間T22の立ち上がりの後
に到来したマゼンタ現像期間T4では、現像部73のマ
ゼンタ現像器6mによって感光体ドラム71が現像され
るので、その感光体ドラム71上にマゼンタトナー像が
形成される。
【0074】このマゼンタ現像期間T3の立ち上がりの
後に到来した図7Dに示す帯電期間T13では、B及び
R色に関する静電潜像を形成するために感光体ドラム7
1が一様に帯電される(3回目)。この帯電期間T13
の立ち上がりの後に到来した図7Eに示す書き込み期間
T23では、メモリ制御装置10によってDRAM12
から読み出されたB及びR色に関する原稿画像データD
inが記録画像処理部16で画像処理された後に、画像書
き込み部60に出力される。
【0075】この画像書き込み部60内では、B及びR
色に関する原稿画像データDinに応じたレーザ光がレー
ザダイオードから感光体ドラム71上へ照射されるの
で、この感光体ドラム71に原稿20の記録色であるB
及びG色に関する静電潜像が形成される。
【0076】この書き込み期間T23の立ち上がりに前
後して、図7Aに示す駆動期間T5で給紙ローラ25に
よって、給紙カセット30a又は30bから転写紙30
が繰り出されてインクジェットユニット21下に給送さ
れる。インクジェットユニット21では転写紙30が一
旦停止され、図7Bに示す印字期間T6で転写紙30の
表面に特定パターンが印字記録される。このとき、マイ
コン19は特定パターンデータD1をインクジェットユ
ニット21に転送するようにメモリ制御装置10を制御
する。その後、図7Cに示す駆動期間T7で転写紙30
が感光体ドラム71下へ送られる。
【0077】この駆動期間T7の立ち上がりの後に到来
した図7Hに示すシアン現像期間T8では、現像部73
のシアン現像器6cによって感光体ドラム71が現像さ
れるので、その感光体ドラム71上にシアントナー像が
形成される。
【0078】このシアン現像期間T8の立ち上がりの後
に到来した図7Iに示す転写期間T9では、転写部74
によって感光体ドラム71が転写紙30に転写されるの
で、その転写紙30にカラートナー像が付着する。この
とき、感光体ドラム71に吸着された転写紙30は分離
部75によって感光体ドラム71から分離される。
【0079】その後、感光体ドラム71から分離された
転写紙30は搬送機構77を介して定着部78に送出さ
れる。そして、この転写期間T9の立ち上がりの後に到
来した図7Jに示す定着期間T10では、定着部78に
よって熱と圧力とによりカラートナー像が転写紙30に
定着される。
【0080】また、カラートナー像が定着された転写紙
30はガイド91を介して下方に搬送され、反転部93
に送出される。次に反転部93に送出された転写紙30
は反転ローラ92で、再度上方向に繰り出され、給紙カ
セット30a上に設けられた反転搬送路94を通って再
度、カラー画像形成部70に転送される。このような動
作を繰り返すことにより、転写紙30に原稿裏面のカラ
ー画像(第2頁目画像)が形成されると共に、転写紙3
0の表面に所定ステップの特定パターンが印字記録され
る。
【0081】なお、上述した原稿20の裏面の画像形成
が終了したカラー画像形成部70では、定着期間T10
の立ち上がりの後に到来した図7Kに示すクリーニング
期間T11において、クリーニング部76によって感光
体ドラム71上のカラートナー像が除去される。次の画
像形成に対処すべく待機している。この状態で、転写紙
30の表面(未だ画像形成されていない面)上にして、
転写紙30が給紙ローラ25を介してインクジェットユ
ニット21下に給送される。これにより、転写紙30の
裏面に特定パターンを印字記録することができる。
【0082】その後、転写紙30はカラー画像形成部7
0に送出される。カラー画像形成部70では感光体ドラ
ム71に原稿表面のR,G,B色に関する静電潜像が形
成され、この静電潜像が現像部73で現像されるので、
感光体ドラム71上に原稿表面のカラートナー像が形成
される。
【0083】このカラートナー像は転写部74によって
転写紙30に転写されるので、その表面に第1頁目の
R,G,B色に関する静電潜像が形成される。感光体ド
ラム71に吸着された転写紙30は分離部75によって
感光体ドラム71から分離された後に、搬送機構77を
介して定着部78に送出され、カラートナー像が熱と圧
力とにより定着される。これにより、転写紙30に原稿
表面のカラー画像(第1頁目画像)を形成できると共
に、転写紙30の裏面に特定パターンを形成することが
できる。
【0084】その後、転写紙30の裏面と表面とに画像
形成が完了した転写紙30は複写物80となってフィニ
ッシャ部90で出力形態(ソータ機能など操作指示)に
対応して、そのまま機外に排出されるか、もしくは、再
度反転部93で反転されて排出ローラ95により機外に
排出される。これにより、原稿20の表裏(両面)にカ
ラー画像を形成すること、及び、その転写紙30の表裏
に特定パターンを印字記録することができる。
【0085】このようにして、本実施の形態としてのカ
ラー画像形成装置100を応用したデジタルカラー複写
機200によれば、インクジェットユニット21によっ
て、不可視光領域の波長の光のみを吸収するインクによ
り特定パターンが転写紙30に印字記録される。
【0086】この構成によって、電子写真方式のカラー
画像にノイズを伴うことなく、装置固有の識別番号また
は符号などの特定パターンを転写紙30上に形成するこ
とができる。これにより、電子写真方式のカラー画像に
よる複写物が悪用された場合などにおいて、その特定パ
ターンからどの装置を使用してその複写物が複写された
かを容易に特定することができる。
【0087】この例ではインクジェットユニット21を
印字記録手段として適用する場合について説明したが、
図4に示したインクジェットユニット31を適用する場
合にも、同様な効果が得られる。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電子写真方式のカラー画像の形成前もしくは形成後の転
写材に対して、例えば、不可視光領域の波長の光のみを
吸収するインクを使用した印字記録手段により特定パタ
ーンを印字記録するようになされたものである。
【0089】この構成によって、そのカラー画像にノイ
ズを伴うことなく、特定パターンを転写材に記録できる
ので、その転写材による複写物が悪用された場合などに
おいて、どの装置を使用して複写されたかを容易に特定
することができる。これと共に、印字記録手段が簡易な
構造のものであるために、本体装置のコストアップ及び
大型化が抑えられる。
【0090】この発明は電子写真方式のカラー画像に特
定パターンを形成するデジタルカラー複写機やカラープ
リンタなどに適用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】各実施の形態としてのカラー画像形成装置10
0の構成例を示すブロック図である。
【図2】第1の実施形態としてのカラー画像形成装置1
00のインクジェットユニット21の構成例を示す斜視
図である。
【図3】インクジェットユニット21による印字例を示
すパターン図である。
【図4】第2の実施形態としてのカラー画像形成装置1
00のインクジェットユニット31の構成例を示す斜視
図である。
【図5】カラー画像形成装置100を応用したデジタル
カラー複写機200の構成例を示すブロック図である。
【図6】デジタルカラー複写機200の構成例を示す断
面図である。
【図7】デジタルカラー複写機200の特定パターン印
字時の動作タイムチャートである。
【符号の説明】
1 画像取得手段 2 画像処理手段 3,71 感光体ドラム 4 帯電手段 5 露光手段 6 現像手段 7 転写手段 8 定着手段 9 クリーニング手段 10A,10B 搬送手段 11 印字記録手段 13 カラー画像再生装置 15 画像信号処理部 19 マイクロコンピユータ(マイコン) 21,31 インクジェットユニット 50 画像読み取り部 60 画像書き込み部(露光手段) 70 カラー画像形成部 72 帯電部(帯電手段) 73 現像部(現像手段) 74 転写部(転写手段) 75 分離部 76 クリーニング部(クリーニング手段) 77 搬送機構部(搬送手段) 78 定着部(定着手段)

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号に基づいて転写材上にカラー画
    像を形成する電子写真方式のカラー画像形成手段と、 前記カラー画像形成手段によるカラー画像の形成前もし
    くは形成後の転写材に特定パターンを印字記録する印字
    記録手段とを備えたことを特徴とするカラー画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記印字記録手段は、不可視光領域の波
    長の光のみを吸収するインクにより前記特定パターンを
    印字記録するようになされたことを特徴とする請求項1
    記載のカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記カラー画像形成手段は、 画像信号を画像処理して各記録色毎の画像データを出力
    する画像処理手段と、前記画像処理手段による画像デー
    タに応じたカラートナー像が形成される像形成体と、 予め前記像形成体を一様に帯電する帯電手段と、 前記帯電手段によって帯電された像形成体に、前記画像
    処理手段から出力された各記録色毎の画像データに基づ
    いて露光し、該像形成体上に静電潜像を形成する露光手
    段と、 前記露光手段によって露光された静電潜像を現像する現
    像手段と、 前記帯電、露光、現像を複数回繰り返して該像形成体上
    に形成されたカラートナー像を転写材に転写する転写手
    段と、 前記転写材上に転写されたカラートナー像を定着する定
    着手段とを有することを特徴とする請求項1記載のカラ
    ー画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記転写材のカラー画像形成面に特定パ
    ターンを印字記録する印字記録手段が設けられることを
    特徴とする請求項1記載のカラー画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記転写材のカラー画像形成面に対して
    反対面側に特定パターンを印字記録する印字記録手段が
    設けられることを特徴とする請求項1記載のカラー画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】 前記カラー画像形成手段に転写材を搬送
    する搬送手段が設けられ、 前記印字記録手段は前記搬送手段によって前記転写材が
    搬送されるときに、該転写材に特定パターンを記録する
    ようになされたことを特徴とする請求項1記載のカラー
    画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記カラー画像形成手段に現像手段及び
    転写手段が設けられる場合であって、 前記印字記録手段は前記現像手段または転写手段と一体
    化して取り扱われることを特徴とする請求項1記載のカ
    ラー画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記印字記録手段は特定色のインクを有
    したインクジェットユニットであることを特徴とする請
    求項1記載のカラー画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記インクの色はイエローであることを
    特徴とする請求項8記載のカラー画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記特定パターンは当該装置固有の識
    別番号または符号であることを特徴とする請求項1記載
    のカラー画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記特定パターンは当該装置を特定す
    ることができる製造番号または符号であることを特徴と
    する請求項1記載のカラー画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記特定パターンは当該装置の製造日
    時を特定することができる製造番号または符号であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のカラー画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記特定パターンは、転写材に一定周
    期で繰り返し形成されることを特徴とする請求項1記載
    のカラー画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記一定周期は、紙幣の短手幅よりも
    短いピッチであることを特徴とする請求項13記載のカ
    ラー画像形成装置。
JP10055237A 1998-03-06 1998-03-06 カラー画像形成装置 Pending JPH11249372A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10055237A JPH11249372A (ja) 1998-03-06 1998-03-06 カラー画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10055237A JPH11249372A (ja) 1998-03-06 1998-03-06 カラー画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11249372A true JPH11249372A (ja) 1999-09-17

Family

ID=12993008

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10055237A Pending JPH11249372A (ja) 1998-03-06 1998-03-06 カラー画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11249372A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001353863A (ja) * 2000-06-16 2001-12-25 Noritsu Koki Co Ltd 画像出力装置
CN106483787A (zh) * 2015-08-31 2017-03-08 日本冲信息株式会社 图像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001353863A (ja) * 2000-06-16 2001-12-25 Noritsu Koki Co Ltd 画像出力装置
CN106483787A (zh) * 2015-08-31 2017-03-08 日本冲信息株式会社 图像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7310108B2 (en) Printing system
US7922288B2 (en) Printing system
JPH08202199A (ja) 画像形成装置
CN101344738A (zh) 图像形成装置
JPH05265287A (ja) カラー画像形成方法
US6134399A (en) Image forming apparatus having means for judging whether or not a recording sheet ovelaps a belt seam
US6002906A (en) Image forming apparatus which controls the image forming operation on the basis of the recording sheet
US20080192271A1 (en) Image forming apparatus capable of outputting color and monochrome images, control method thereof and computer readable recording medium
JPH11245473A (ja) 複合画像形成装置及び画像形成方法
JPH049963A (ja) 複写機
JP2007316185A (ja) 画像形成装置
JP4404059B2 (ja) 画像形成装置
JP2000175023A (ja) 画像形成装置
JP4318199B2 (ja) 画像形成装置および複写装置
JPH11249372A (ja) カラー画像形成装置
JP2744708B2 (ja) 画像形成装置
JP2003320732A (ja) 画像形成装置
JPH11125987A (ja) 画像形成装置
JP2003283822A (ja) カラー画像形成装置
JPH1184745A (ja) 画像形成装置および方法並びに画像形成制御プログラムを記録した記録媒体
JP3751874B2 (ja) 画像形成装置
US20070201889A1 (en) Image forming apparatus
JP3839909B2 (ja) 画像形成装置
JP4057799B2 (ja) 画像形成装置とその印字制御方法
JP2001096842A (ja) 画像作成装置