JP3683367B2 - 二列印字器における印字選択装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は印字器における印字選択装置にかかるもので、とくに携帯式のラベル印字貼付装置(ハンドラベラー)などに装着される二列印字器における印字選択装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のハンドラベラーなどにおいては、印字文字および見出し文字を形成したたとえば印字用エンドレスバンドを選択ホイールなどに回転可能に支持し、これを回転させて所望の印字文字を印字可能な状態とし、インキローラーなどにより印字文字にインキを塗布し、ラベルなどに押印するようにしている。
この印字選択にあたっては、印字選択用の操作軸を通常その軸方向に移動することにより印字用エンドレスバンドの列を選択し(割り出し)、さらにこの列において操作軸を回転することにより選択ホイールを所定の節度(印字文字の一文字ごとの適正なセット状態、ないしセット状態の区別)をもって回転させて、印字用エンドレスバンドにおける所望の印字文字を選択することにようにしている。
【0003】
こうした印字選択装置には、上記割出しおよび節度確保のために各種の機構がある。たとえば、実公昭55−38681号においては、弾性係合片を一体形成した支持位置決め部材を用いている。また実公昭58−218861号においては、可撓片を一体形成した位置決め部材およびバネ付勢した位置決めコマを用いている。
【0004】
しかしながら、いずれの場合も、操作軸から離れた部位の選択ホイールなどの部位において節度を取るようにしているため、操作者の指にかかる印字選択時の感覚として、いわゆる確かな手ごたえがあるものではなく、操作感覚に問題があった。
また、割出し用の機構および節度確保用の機構が互いに離れた部位に配置されているため、それぞれの操作感覚に隔たりがあって違和感があるとともに、組立て時あるいは保守点検時に一括集中して確認することが困難であるなどのという問題がある。
なお、位置決め部材自体の弾性力を利用するものであるから、その付勢力の設計に困難性があるという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上のような諸問題に鑑みてなされたもので、印字選択にあたって確かな手ごたえがある自然な感覚でこれを行うことができるようにした二列印字器における印字選択装置を提供することを課題とする。
【0006】
また本発明は、列の選択の割出しおよび印字の選択の節度が確実、かつそれぞれの操作感覚をほぼ同等とすることができる二列印字器における印字選択装置を提供することを課題とする。
【0007】
また本発明は、構造が簡単で組み立て作業時などにおいても作業に便利な印字器における印字選択装置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明は、操作軸の近傍に割出し用の機構および節度確保用の機構を設けること、これらを互いに近接して設けること、選択ホイールと印字受け台部との間にストッパ部材を設けること、ストッパ部材は選択ホイールに係合する係合爪部、駆動アーム部および調芯バネ部を有すること、印字用エンドレスバンドの内周面に、ストッパ部材の駆動アーム部に係合可能な駆動用突起部を設けること、印字用エンドレスバンドの移動にともなう駆動用突起部と駆動アーム部との係合により、係合爪部を回動可能とすることに着目したもので、印字選択用の一対の操作軸4と、この一対の操作軸4に一体に回転可能なスリーブ15と、このスリーブ15に回転可能に支持するとともに上記操作軸4を操作することにより印字文字を選択可能な選択ホイール5と、印字受け台部6と、印字文字および見出し文字を形成した印字用エンドレスバンド7とを有する二列印字器における印字選択装置であって、上記一対の操作軸4の外周面に複数列の割出し用溝4Bをその軸方向に等間隔で形成し、上記スリーブ15の外周面に節度用溝15Bをその周方向に等角度間隔で形成するとともに、上記一対の操作軸4の径方向から上記割出し用溝4Aに係合可能な第1の付勢機構(印字割出用の付勢機構)32と、上記スリーブ15の径方向から上記節度用溝4Bに係合可能な第2の付勢機構(印字節度用の付勢機構)33と、を上記一対の操作軸4の近傍に設けると共に、該一対の操作軸4に対設し、さらに、前記選択ホイール5と印字受け台部6との間に設けられ、前記選択ホィール5に係合する係合爪部19A、駆動アーム部19Cおよび調芯バネ部19Bを有するストッパ部材19と、前記印字用エンドレスバンド7の内周面に位置するとともに前記ストッパ部材19の駆動アーム部19Cに係合可能な駆動用突起部7Eとを設け、当該印字用エンドレスバンド7の移動にともなうこの駆動用突起部7Eと前記駆動アーム部19Cとの係合により、前記係合爪部19Aを回動可能としたことを特徴とする二列印字器における印字選択装置である。
【0009】
上記第1の付勢機構14は、上記割出し用溝4Aに係合可能な割出し用スチールボール12と、この割出し用スチールボール12を上記割出し用溝4Aに付勢する割出し用スプリング13と、を有することができる。
【0010】
上記第2の付勢機構18は、上記節度用溝15Bに係合可能な節度用スチールボール16と、この節度用スチールボール16を上記節度用溝15Bに付勢する節度用スプリング17と、を有することができる。
【0011】
上記第1の付勢機構14は、これを上記操作軸4の一方の端部に設けるとともに、上記第2の付勢機構18は、これを上記操作軸4の他方の端部に設けることができる。
【0012】
上記操作軸4および上記スリーブ15は、これをそれぞれ二本並列して設けるとともに(すなわち、印字用エンドレスバンドなどによってラベルなどの被印字媒体上に上下二列に印字可能とするとともに)、上記第1の付勢機構14により、この二本の上記操作軸を付勢可能とし、かつ上記第2の付勢機構18により、この二本のスリーブ15を付勢可能とすることができる。
【0013】
本発明は、上記印字用エンドレスバンド7のほかに、選択ホイール5に相当する見出し輪と係合する活字輪を有する印字器にもこれを応用することができる。
【0014】
本発明による二列印字器における印字選択装置においては、一対の操作軸の外周面に形成した複数列の割出し用溝を第1の付勢機構32により付勢して操作軸の軸方向の移動を規制する(割出し可能とする)とともに、一対の操作軸と一体回転するスリーブの外周面に形成した節度用溝を第2の付勢機構33により付勢してその回転を規制する(節度確保可能とする)ようにし、選択ホイール5と印字受け台部6との間に設けたストッパ部材19が、印字用エンドレスバンド7の移動にともない、駆動用突起部7Eを駆動アーム部19Cと係合して係合爪部19Aを回動させるようにした。
【0015】
したがって、一対の操作軸の軸方向および径方向に沿って第1の付勢機構32および第2の付勢機構33とが操作軸4の近傍に設けられており、第1の付勢機構32および第2の付勢機構33による規制が操作軸の操作にただちに伝達されるため、操作感覚に手ごたえがあり、自然で適切である。しかも、第1の付勢機構32および第2の付勢機構33がともに操作軸ないし操作軸に一体回転するスリーブに関連して設けられているので、それぞれの付勢力による規制が操作軸に均等に作用することになり、印字選択時の操作の違和感がないとともに、組立て時の作業性も良好である。
そして、選択ホイール5と印字受け台部6との間にストッパ部材19を設け、印字用エンドレスバンド7の内周面設けた駆動用突起部7Eが、印字用エンドレスバンド7の移動にともない、駆動アーム部19Cと係合して係合爪部19Aを回動させるようにしたから、印字文字の限界位置において、操作軸を操作しようとしたとき、印字用エンドレスバンドの駆動用突起部7Eがストッパー部材19における駆動アーム部19Cに係合し、駆動アーム部19Cが係合爪部19Aを回動し、選択ホイール5の外周に係合して選択ホイール5のそれ以上の回転が阻止される。
また、上記の場合に選択ホイール5を反対側に回転させれば、調心バネ部19Bの弾性力によってストッパー部材19は元位置に復帰し、選択ホイール5による印字用エンドレスバンド7の回転を許容する。
これにより、印字用エンドレスバンドを過剰に回転操作することが防止される。
【0016】
【発明の実施の形態】
つぎに本発明の第1の実施の形態による印字器における印字選択装置を図1ないし図4にもとづき説明する。
図1は、二列の印字器1、および印字器1に装備した印字選択装置2の断面図、図2は、図1のII−II線断面図であって、印字器1は、印字選択装置2と、印字器フレーム3と、印字選択用の操作軸4と、複数列の選択ホイール5と、印字受け台部6と、複数列の印字用エンドレスバンド7と、を有する。
【0017】
印字器フレーム3は、その上部に見出し窓部8を、その下部にインキローラー対向開口部9をそれぞれ開口形成してある。
インキローラー対向開口部9において、印字用エンドレスバンド7に接触可能にインキローラーRが転動する。(図2参照)
【0018】
操作軸4は、その軸方向にこれを移動させることにより任意の列の印字用エンドレスバンド7を選択し(割り出し)、割り出した列において選択ホイール5を回転させることによりその印字用エンドレスバンド7内の特定の印字文字を選択するもので、インジケーター10と、ロータリーピン11と、を取り付けてある。
操作軸4には、その外周面に複数列の割出し用溝4Aを軸方向に等間隔で形成してあり、割出し用スチールボール12と、割出し用スチールボール12を割出し用溝4A方向に付勢する割出しスプリング13と、を有する第1の付勢機構(印字割出用の付勢機構)14により所定の列に操作軸4およびインジケーター10をセット(割出し)可能としてある。
【0019】
インジケーター10は、操作軸4の軸方向には操作軸4と一体に移動し、回転方向はフリーであって、見出し窓部8内において指針部10Aを突出形成してあり、この指針部10Aが所望の列を指針するようになっている。
【0020】
ロータリーピン11は、操作軸4と一体に回転するもので、印字器フレーム3内に回転可能に設けたスリーブ15の軸方向スリット15Aを通して選択ホイール5の内周面に突出し、任意の列における選択ホイール5の内周係合溝5Aに係合可能となっている。
【0021】
図3は、スリーブ15の側面図であり、第1の付勢機構14に隣接する端部の円周面に等角度間隔で節度用溝15Bを形成してある。図1にも示すように、節度用スチールボール16と、節度用スチールボール16をこの節度用溝15Bに付勢する節度用スプリング17と、を有する第2の付勢機構(印字節度用の付勢機構)18により所定の節度をもって印字用エンドレスバンド7を回転可能としてある。
【0022】
すなわち、図4は、節度用スチールボール16およびスリーブ15の係合状態を側面からみた拡大断面図であって、操作軸4が回転するときには、節度用スチールボール16がそれぞれの節度用溝15B内を移動してゆく。
なお、操作軸4がその軸方向に移動するときには、割出し用スチールボール12がそれぞれの割出し用溝4A内を移動してゆく。
したがって、操作軸4およびスリーブ15という部品により、操作軸4による列の割出し操作と、選択ホイール5の節度を確保した回転操作とを行うことができる。
【0023】
図1に示すように、印字用エンドレスバンド7は、その外周面に所定数の印字文字7Aおよび見出し文字7Bをそれぞれの領域に分けて形成してある。
ただし互いの境界領域には、印字ブランク部7Cをそれぞれ形成してあり、後述するように、選択ホイール5の回転を停止させて印字用エンドレスバンド7の移動を阻止(汚れ防止)するときには、それぞれの印字ブランク部7Cが見出し窓部8およびインキローラー対向開口部9に臨むことになる。
【0024】
印字用エンドレスバンド7の内周面において、印字文字7Aに対応する部分はこれを平坦とし、見出し文字7Bに対応する部分には、選択ホイール5の外周係合溝5Bにそれぞれ係合可能な低い駆動用突起部7D、および高い駆動用突起部7Eを形成してある。
【0025】
低い駆動用突起部7Dおよび高い駆動用突起部7Eが、選択ホイール5の外周係合溝5Bに係合し、選択ホイール5の回転により、任意の印字文字7Aをインキローラー対向開口部9においてインキローラーRと接触可能とする。
【0026】
ただし、ストッパー部材19により見出し文字7BがインキローラーRに接触することはない。
すなわち、ストッパー部材19は、爪部回動軸20のまわりにこれを回動可能とし、ストッパー部材19は、係合爪部19Aと、調心バネ部19Bと、駆動アーム部19Cと、を一体形成したものである。
ただし、係合爪部19Aが選択ホイール5の外周係合溝5Bに係合可能で、駆動アーム部19Cが印字用エンドレスバンド7の高い駆動用突起部7Eに係合可能である。
また、前記駆動アーム部19Cは回動軸21に、嵌装されている。
【0027】
すなわち、所定の列において操作軸4を操作して選択ホイール5を回転させ、印字用エンドレスバンド7を(たとえば反時計方向に)回転させようとしたとき、印字用エンドレスバンド7の高い駆動用突起部7Eがストッパー部材19における駆動アーム部19Cに係合し、駆動アーム部19Cが爪部回動軸20を支点として(反時計方向に)回動し、この回動変位がただちに(たとえば図中右側の)係合爪部19Aに伝達され、選択ホイール5の外周係合溝5Bに係合する。したがって、選択ホイール5のそれ以上の回転が阻止され、印字用エンドレスバンド7の見出し文字7Bが印字受け台部6に位置することはない。
【0028】
選択ホイール5を反対側(時計方向)に回転させれば、調心バネ部19Bの弾性力によってストッパー部材15は図1に示す元位置に復帰する。
【0029】
こうした構成の印字器1および印字選択装置2において、操作軸4をその軸方向に移動させるときに、第1の付勢機構14の割出し用スチールボール12が割出し用スプリング13の付勢力により操作軸4の割出し用溝4A方向に付勢されながら操作軸4を操作することによって、任意の列の選択ホイール5(印字用エンドレスバンド7)を選択することができる。
【0030】
選択した所定の列において操作軸4を回転させることにより、ロータリーピン11を介して選択ホイール5を回転させる。
このときには、第2の付勢機構18の節度用スチールボール16が節度用スプリング17の付勢力によりスリーブ15の節度用溝15Bの方向に付勢されながら任意の印字文字7A(見出し文字7B)を選択することができる。
【0031】
しかして、第1の付勢機構14および第2の付勢機構18が、操作軸4およびスリーブ15に関連してその近傍に設けられているので、操作感覚として手ごたえが確かな操作を実現することができる。
さらに、第1の付勢機構14および第2の付勢機構18は、操作軸4の近傍においてその軸方向に互いに近接しかつ並列して設けられているので、それぞれの付勢力による規制が操作軸4に均等に作用することになり、印字選択時の操作の違和感がないとともに、組立て時の作業性も良好である。
【0032】
つぎに、図5は、本発明の第2の実施の形態による印字選択装置2を装備した印字器30の平面断面図、図6は、図5のVI−VI線断面図、図7は、図5のVII−VII線断面図であって、印字器30は上述の印字器1を上下二列に並列させてラベルなどに上下二列に印字が可能な二列印字タイプとしている。
【0033】
この印字器30における印字選択装置31は、第1の付勢機構14に相当する第1の付勢機構(印字割出用の付勢機構)32と、第2の付勢機構18に相当する第2の付勢機構(印字節度用の付勢機構)33と、を有する。その他の構成は、印字器1における印字選択装置2(図1)と事実上同じである。
【0034】
第1の付勢機構32は、前後一対の割出し用スチールボール12と、割出し用スチールボール12を互いに離間するように付勢する割出し用スプリング13と、を有し、一対の割出し用スチールボール12が印字器1のそれぞれの操作軸4を同時に付勢可能である。
【0035】
第2の付勢機構33は、前後一対の節度用スチールボール16と、節度用スチールボール16を互いに離間するように付勢する節度用スプリング17と、を有し、節度用スチールボール16が印字器1のそれぞれスリーブ15を同時に付勢可能である。
【0036】
こうした構成の印字器30および印字選択装置31においては、印字選択装置2と同様に、各印字器1におけるそれぞれの操作軸4によって印字選択の操作を行うことができる。
さらに、各印字器1におけるそれぞれの操作軸4およびスリーブ15の移動および回転を規制するにあたり、割出し用スプリング13および節度用スプリング17を兼用することができ、部品点数少なく構成を簡略化して、割出しおよび節度を確保することができる。
なお、第1の付勢機構32および第2の付勢機構33を操作軸4の両端部にわけて設けたので、それぞれが機能する際に操作軸4に伝わる抵抗感の差を感触可能として操作の補助とすることができる。
【0037】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、第1の付勢機構(印字割出用の付勢機構)および第2の付勢機構(印字節度用の付勢機構)を互いに近接して一対の操作軸の軸の近傍に設けたので、構成簡単にして、手ごたえのある適切な感覚で操作することができる。
また、選択ホイールと印字受け台部との間にストッパ部材を設け、印字用エンドレスバンドの内周面設けた駆動用突起部が、印字用エンドレスバンドの移動にともない、ストッパ部材の駆動アーム部と係合して係合爪部を回動させるようにしたから、印字文字の限界位置において、操作軸を操作したとき、印字用エンドレスバンドの駆動用突起部が駆動アーム部に係合し、係合爪部を回動して選択ホイールの外周に係合し、選択ホイールのそれ以上の回転が阻止される。
一方、選択ホイールを反対側に回転させれば、調心バネ部の弾性力によってストッパー部材は元位置に復帰し、選択ホイールによる印字用エンドレスバンドの回転を許容する。かくして、印字用エンドレスバンドを過剰に回転操作することが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による二列印字器における印字選択装置2を装備した印字器1の断面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】同、スリーブ15の側面図である。
【図4】同、節度用スチールボール16およびスリーブ15の係合状態を側面からみた拡大断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態による印字選択装置2を装備した印字器30の平面断面図である。
【図6】図5のVI−VI線断面図である。
【図7】図5のVII−VII線断面図である。
【符号の説明】
1 印字器(図1)
2 印字器1における印字選択装置(第1の実施の形態、図2)
3 印字フレーム
4 印字選択用の操作軸
4A 操作軸4の割出し用溝
5 選択ホイール
5A 選択ホイール5の内周係合溝
5B 選択ホイール5の外周係合溝
6 印字受け台部
7 印字用エンドレスバンド
7A 印字用エンドレスバンド7の印字文字
7B 印字用エンドレスバンド7の見出し文字
7C 印字用エンドレスバンド7の印字ブランク部
7D 印字用エンドレスバンド7の低い駆動用突起部
7E 印字用エンドレスバンド7の高い駆動用突起部
8 見出し窓部
9 インキローラー対向開口部
10 インジケーター
10A インジケーター10の指針部
11 ロータリーピン
12 割出し用スチールボール
13 割出し用スプリング
14 第1の付勢機構(印字割出用の付勢機構)
15 スリーブ
15A スリーブ15の軸方向スリット
15B スリーブ15の節度用溝
16 節度用スチールボール
17 節度用スプリング
18 第2の付勢機構(印字節度用の付勢機構)
19 ストッパー部材
19A ストッパー部材19の係合爪部
19B ストッパー部材19の調心バネ部
19C ストッパー部材19の駆動アーム部
20 爪部回動軸
21 回動軸
30 印字器(図5)
31 印字器30における印字選択装置(第2の実施の形態、図5)
32 第1の付勢機構(印字割出用の付勢機構)
33 第2の付勢機構(印字節度用の付勢機構)
R インキローラー

Claims (5)

  1. 印字選択用の一対の操作軸と、この一対の操作軸に一体に回転可能なスリーブと、このスリーブに回転可能に支持するとともに前記一対の操作軸を操作することにより印字文字を選択可能な選択ホイールと、印字受け台部と、印字文字および見出し文字を形成した印字用エンドレスバンドとを有する二列印字器における印字選択装置であって、前記一対の操作軸の外周面に複数列の割出し用溝をその一対の軸方向に等間隔で形成し、前記スリーブの外周面に節度用溝をその周方向に等角度間隔で形成するとともに、前記一対の操作軸の径方向から前記割出し用溝に係合可能な第1の付勢機構と、前記スリーブの径方向から前記節度用溝に係合可能な第2の付勢機構と、を前記一対の操作軸の近傍に設けると共に、該一対の操作軸に対設し、さらに、前記選択ホイールと印字受け台部との間に設けられ、前記選択ホィールに係合する係合爪部、駆動アーム部および調芯バネ部を有するストッパ部材と、前記印字用エンドレスバンドの内周面に位置するとともに前記ストッパ部材の駆動アーム部に係合可能な駆動用突起部とを設け、当該印字用エンドレスバンドの移動にともなうこの駆動用突起部と前記駆動アーム部との係合により、前記係合爪部を回動可能としたことを特徴とする二列印字器における印字選択装置。
  2. 前記第1の付勢機構は、前記割出し用溝に係合可能な割出し用スチールボールと、この割出し用スチールボールを前記割出し用溝に付勢する割出し用スプリングと、を有することを特徴とする請求項1記載の二列印字器における印字選択装置。
  3. 前記第2の付勢機構は、前記節度用溝に係合可能な節度用スチールボールと、この節度用スチールボールを前記節度用溝に付勢する節度用スプリングと、を有することを特徴とする請求項1記載の二列印字器における印字選択装置。
  4. 前記第1の付勢機構は、これを前記一対の操作軸の一方の端部に設けるとともに、前記第2の付勢機構は、これを前記一対の操作軸の他方の端部に設けたことを特徴とする請求項1記載の二列印字器における印字選択装置。
  5. 前記一対の操作軸および前記スリーブは、これをそれぞれ二本並列して設けるとともに、前記第1の付勢機構により、この二本の前記操作軸を付勢可能とし、かつ前記第2の付勢機構により、この二本のスリーブを付勢可能としたことを特徴とする請求項1記載の二列印字器における印字選択装置。
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